JP2007214763A - 緊急情報伝達サービスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は緊急情報伝達サービスシステムに関し、無線基地局を中心に移動体通信サービス全体から見て回線が繋がりにくくなり、サービスが全く利用できなくなるという事態を回避することができる緊急情報伝達サービスシステムを提供することを目的としている。
【解決手段】移動機1、無線基地局2、無線ネットワーク制御装置3、交換機4及び情報伝達装置6よりなる移動通信システムにおいて、前記移動機1に、被害状態を示す被災情報ビットを含む初期信号を送信する信号送受信部1aを、前記無線ネットワーク制御装置3に、移動機1から送信された初期信号に含まれた被災情報ビットを解析する接続要求信号制御部12と、該接続要求信号制御部12からの制御信号を前記情報伝達装置に送信する緊急メッセージ送受信部11を、具備して構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は緊急情報伝達サービスシステムに関し、更に詳しくは移動無線ネットワークにおける災害時の緊急情報伝達サービスシステムに関する。
移動無線ネットワークは、移動機、無線基地局(NodeB)、無線ネットワーク制御装置(RNC)、交換機(MSC)及び運用管理サーバ(OPS)からなり、網を構成している。RNCはRadio Network Controllerの略であり、MSCはMobil Switching Centerの略である。図21は各制御装置とネットワーク構成例を示す図である。図において、1は移動機、2は該移動機1と無線で信号のやりとりをする無線基地局(ノードB)、3は該無線基地局2と接続される無線ネットワーク制御装置(RNC)、4は該無線ネットワーク制御装置3と接続される交換機(MSC)、5は無線ネットワーク制御装置3及び交換機4と接続される運用管理サーバ(OPS)である。
無線基地局2は、移動機1からの発信、着信応答信号契機の無線回線接続と、MSC4からの着信信号受信により移動機1への着信通知を行なう。RNC3は、無線アクセス網を構成し、MSC4からの着信信号の受信と、移動機1からの発信要求受信と、移動機1−MSC4間の回線呼接続制御と、移動機1へのセル割り当て制御を行なう。
運用管理サーバ(OPS)7は、オペレータによるRNC状態の監視を行なう。また、オペレータによる制御も可能である。MSC4は回線交換網を構成し、移動機1からの位置登録、検索、蓄積機能と、無線アクセス網への着信要求と、無線アクセス網からの接続要求及び回線交換レベルの呼接続制御を行なう。以下、各構成要素の動作を更に詳しく説明する。
移動機1は、無線基地局2を経由してRNC3に対して接続要求信号を契機に交換網との接続を行ない、位置登録や通常の呼接続等を行なう。
無線基地局(ノードB)2は、複数の小無線ゾーン(セル化)制御を行ない、複数セルを介して複数移動機との多重通信を可能とし、移動機1からの呼制御信号(発信,位置登録)をRNC3へ中継する能力と、RNC3からの無線回線制御信号を移動機1へ中継する能力を具備する。以降、無線基地局をノードBと呼ぶことにする。
RNC3は、対RNC、対ノードB間の無線回線制御、呼接続(終話)制御、移動(ハンドオーバ)制御、及び移動機1の通信速度制御等を行なう。発信(位置登録)時は、ノードB経由の信号をMSC4に送信後、該当ノードBとの無線回線制御を行ない、着信時はMSC4からの信号を移動機1の近隣に存在する複数のノードBに同報し、移動機1が在圏するノードBを経由して応答を受信すると、発信時と同様な接続制御(回線制御)を行なう。以降、無線ネットワーク制御装置をRNCと呼ぶことにする。
MSC4は、無線アクセス網と一般回線交換網の接続ノードであり、無線アクセス網からの呼接続(位置登録)要求が該交換網外の場合、対MSC間との接続制御を行ない、該交換網外からの着信要求の場合には、着信先移動機の位置情報が該交換網内の場合に、該当エリアのRNCに着信信号を同報する。また、パケット通信の交換を行なう接続モードは×GSNとも呼ばれるが、ここではその交換網も同じものとして記述する。以下、交換機をMSCと呼ぶことにする。OPS7は、オペレータによるRNC状態の監視や制御を行なう。
図22は従来の情報伝達シーケンスを示す図である。先ず移動機よりRNCに対してRACH(RRC CONN REQ)が送信される(S1)。RNCでは、この送信を受けてノードBに対してRL SETUP REQを送信する(S2)。この送信を受けたノードBはRNCに対してRL SETUP RESPを返信する(S3)。この送信を受けたRNCはノードBに対してERQを返信する(S4)。この返信を受けたノードBはRNCに対してECFを送信する(S5)。
次に、RNCは移動機に対してRRC CONN SETUPを送信する(S6)。これを受けた移動機はRNCに対してRRC CONN SETUP RESPを返す(S7)。次に、移動機はMSCに対してRNCを経由してInitial Direct Transfer(CM Service Request)を送信する(S8)。この送信を受けたMSCは、RNCを経由して移動機にDown Link Direct Transfer(Authentiocation)を返す(S9)。
この返信を受けて、移動機はDown Link Direct Transfer(Authentication Response)をRNCを経由してMSCに送信する(S10)。この送信を受けて、MSCはRNCを経由して移動機にSecurity Mode Commandを送信する(S11)。この送信を受けて、移動機はRNCを経由してMSCにSecurity Mode Completeを返送する(S12)。
次に、移動機は発信者の状況をパケットデータとしてMSCを経由して情報伝達装置に送信する(S13)。次に、移動機はRNCを経由してMSCに対してUplink Direct Transfer(DISCONN)を送信する(S14)。次に、MSCからRNCに対してIu REL COMMANDを送信する(S15)。この送信を受けたRNCは移動機に対してRRC CONN RELを送信する(S16)。
次に、この送信を受けて移動機1からRNCに対してRRC CONN REL COMPLETEを送信する(S17)。RNCはこの送信を受けてノードBに対して、RL DEL REQを送信する(S18)。ノードBは、この送信を受けるとRNCに対してRL DEL RESPを返す(S19)。この送信を受けたRNCはノードBに対してRELを送信し(S20)、この送信を受けたノードBはRNCに対してRLCを返す(S21)。
以上、説明したように従来の処理では複雑なシーケンスをとっている。図23は既存のRACH信号を示す図である。RACH信号は、移動機1からの初期信号でのことである。
従来のこの種技術としては、災害やテロ発生等の緊急時において、発信や連続通話可能時間が適切に規制され、通信サービスが全く利用できなくなるといった事態を回避するようにした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、携帯電話から安否情報を所定のフォーマット形式で入力し、電話局では、携帯電話から送信されたフォーマット形式の安否情報を受信して電話番号と対応付けて登録管理し、電話機或いはパソコンからの安否情報の問い合わせに対して、音声情報に変換或いは表示形式に変換指定出力するものが知られている(例えば特許文献2参照)。また、災害発生直後に通信回線の輻輳状態に影響されることなく、即時に被災者の安否情報を収集し、その安否情報を公開するようにした技術が知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2003−289584号公報(段落0015〜0022、図1、図2) 特開2004−254197号公報(段落0009〜0014、図1、図3) 特開2005−80211号公報(段落0036〜0050、図1)
近年、地震災害等が各地で発生しており、特にM6等の重度の地震被害が発生した場合、携帯電話による被災地への家族,知人,友人等の安否確認及び被災地からの安否連絡が多発し、移動通信システムの輻輳が発生しやすくなる。また、移動通信システムでは、地震発生時においては規制処理を行なうため、更につながりにくい状態となり、安否確認ができない携帯電話利用者は何度もかけ直しを行なうため、更に輻輳状態が悪化し、最悪の場合には、移動通信システムのダウンによる長時間通信不可という状況になり、いつまでも安否確認ができない状況となるという問題がある。
災害伝言サービスのようなサービスが提供されているが、これは伝言板に接続することが前提であり、重度の輻輳状態では、被災地からの接続を行なうこと自体が難しく安否確認情報の登録を行なうことが困難である。また、伝言板への接続における制御そのものがシステムの輻輳につながるため、即時に情報伝達が行えないという問題がある。また、再接続を繰り返すことによるシステムの2次輻輳の危険性もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、無線基地局を中心に移動体通信サービス全体から見て回線が繋がりにくくなり、サービスが全く利用できなくなるという事態を回避することができる緊急情報伝達サービスシステムを提供することを目的としている。
(1)請求項1記載の発明は、移動機、無線基地局、無線ネットワーク制御装置、交換機及び情報伝達装置よりなる移動通信システムにおいて、前記移動機に、被害状態を示す被災情報ビットを含む初期信号を送信する信号送受信部を、前記無線ネットワーク制御装置に、移動機から送信された初期信号に含まれた被災情報ビットを解析する接続要求信号制御部と、該接続要求信号制御部からの制御信号を前記情報伝達装置に送信する緊急メッセージ送受信部を、具備して構成される。
(2)請求項2記載の発明は、前記情報伝達装置に、前記無線ネットワーク制御装置から送信される緊急メッセージを受信する緊急メッセージ送受信部と、受信した緊急メッセージから被災者の被災情報を特定する伝言メッセージ解析/登録部とを設けたことを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、前記運用管理サーバからの各無線ネットワーク制御装置に対する災害状態の設定/解除により、各無線ネットワーク制御装置の災害状態を管理する災害状態管理部を前記無線ネットワーク制御装置に設けたことを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、前記無線ネットワーク制御装置内にルーティング判定部を設け、災害発生時に該無線ネットワーク制御装置と前記情報伝達制御装置間の緊急メッセージ送受信のルーティングを交換機経由或いはネットワーク経由から選択可能にすることを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、局データ又はオペレーション端末の設定により、ルーティングを可能とすることを特徴とする。
また、この発明において、前記無線ネットワーク制御装置に宛先サーバ判定部を設け、前記移動機から送信される初期信号の被災情報ビットに接続先情報伝達装置に関する情報を設定することを特徴とする。
また、この発明において、局データ又はオペレーション端末又は移動機の宛先指定を行なうことを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、規制時においても従来の移動体通信網を用いて被害者の被災状況を情報伝達装置に登録することが可能となる。また、被災者はRACH信号を規制するような重度なシステム異常状態でないかぎり、輻輳時においても現在の被災状況を登録することが可能となるため、従来のかけ直し等によるネットワーク輻輳を防ぐことが可能となる。また、本発明では信号処理を簡略化しているため、従来のネットワーク手段による信号のやりとりに比べシーケンス数がほぼ1/10になるため、概算で10倍程度の処理能力を向上させることができ、輻輳を緩和することが可能となる。
(2)請求項2記載の発明の効果は、請求項1と同じである。
(3)請求項3記載の発明によれば、RNCで災害状態の管理を行ない、災害状態が解除されている場合は緊急メッセージ信号をRNCで破棄することにより、不要なRACH信号の受信を抑止することができ、不要なトラヒック増大を抑止することが可能となる。
(4)請求項4記載の発明によれば、災害状態でCN(網側)が輻輳している場合に、手動或いは自動でインターネット等のネットワーク経由で緊急メッセージを送ることができるため、CN側の輻輳を分散させることができる。
(5)請求項5記載の発明の効果は、請求項4と同じである。
また、本発明において、登録する情報伝達装置を選択可能となるため、情報伝達装置の負荷を分散することが可能となる。また、利用者が自分の登録したいサーバを選択可能となるため、知人等に事前にどのサーバに登録するかを周知しておけば、被災者の状況をより早く知ることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の動作概要を示す図、図2は本発明の情報伝達シーケンスを示す図である。図2に示すシーケンス図から説明する。本発明によれば、移動機からRNCへRACH(RRC CONN REQ)を送信する(S1)。本発明発明によれば、この時に災害情報ビットを付加して送信する。
また、移動機加入者識別番号(移動機特有の番号)も付加して送信する。この送信を受けたRNCでは、災害情報を含むRACHと判断し、MSCに緊急伝言メッセージを送信する(S2)。この送信を受けたMSCでは、情報伝達装置に対して緊急伝言メッセージを送信する(S3)。該情報伝達装置では、移動機加入者識別番号に対応する加入者の状態に通知状態を設定する(S4)。図22に示す従来のシーケンスと比較してシーケンスの数が大幅に減少したことが分かる。
次に、図1について説明する。現在の移動無線ネットワーク(IMTシステム等)においては、呼接続やパケット通信には、無線区間の設定手順及びCN(Core Network:コアネットワーク)への接続手順が必要であり、接続までのメッセージ数やデータ量が大きいことが災害時の輻輳状態を加速させる要因となっている(図22参照)。そのため、災害時における呼接続やパケット接続の手順を簡略化することにより、通常呼の規制と分離し、災害時の緊急情報伝達を即時に行なうことが可能となる(図2参照)。以下、本発明の概要について説明する。
図1において、1は移動機、2は該移動機1と無線で接続される無線基地局(ノードB)、3はノードBと接続される無線ネットワーク制御装置(RNC)、5は該RNC3と接続されるコアネットワーク(CN)、6は該CN4と接続される情報伝達装置である。
1)移動機1に災害伝言メニューを予め作成する。本発明の動作は、以下の通りである。
2)災害時、ユーザがメニューから予め決められた伝言を選択する。
メニューの例としては、以下のようなものがある。
(a)災害被害無し
(b)災害多少あり、生活問題無し
(c)被害大、怪我有り
(d)被害大、生活ライン不通
3)ユーザが伝言送信を行なうと、移動機1から初期信号(RACH信号)を送信する。
RACH信号は、従来の位置登録や発信時に送信されるが、この信号に上記2)に対応した被災情報ビットを設定する。
4)RNC3は、RACH信号の被災情報ビットを判断することで、従来の無線区間の設定を省略し、CN(網側)に緊急伝言メッセージを転送する。
5)CNは、情報伝達装置6に緊急伝言メッセージを転送する。
6)情報伝達装置6は、緊急伝言メッセージに含まれる移動機加入者識別番号から加入者を特定し、RACH信号に登録されている被災情報ビットから加入者の被災状況を判断し、この被災情報を内部情報として保持する。
このような一連のシーケンスにより、必要最小限の情報のやりとりで被災者情報の登録が可能となる。
図3は本発明の一実施の形態例を示すブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図中、破線で示した部分が本発明で新規に設けた部分、或いは改造した部分を示している。図において、1は移動機、2はノードB、3はRNC、4はMSC、6は情報伝達装置である。
移動機1において、1aは信号送受信部である。RNC3において、10は呼処理部である。呼処理部10において、11は緊急メッセージ送受信部、12は接続要求信号制御部である。RNC3において、3aは局データ部、3bはトラヒック観測部、3cは宛先サーバ判定部、3dはルーティング判定部、3eは災害状態管理部である。
情報伝達装置6において、6aは伝言メッセージ機能部、6bは緊急メッセージ送受信部、6cは伝言メッセージ解析/登録部である。以下、各構成要素についてその機能を詳細に説明する。
(a)信号送受信部1a
移動機1からの初期信号(RACH)送受信時制御を行なう。本発明では、被災時等の輻輳状態と判定された場合、移動機1のメニューから被災情報ビットの登録を行なうことが可能となる。被災者がこのメニューから情報送信を行なった場合、RACH信号に被災情報ビットを設定し、送信を行なう。
(b)呼処理部10
RNC3内で、移動機1からの接続要求による呼の確立処理や切断要求による呼の開放等の処理を行なう。移動機1からの発信/位置登録時等に、RACH信号をRNC3に対して送信するが、RNC3内でこの信号の制御を行なう接続要求信号制御部12により、RACH信号の解析を行なっている。
(c)災害状態管理部3e
RNC3において、情報伝達装置6からの災害状態の設定/解除指示により、各RNC3における災害状態の管理を行なう。災害状態は、オンの時災害状態とし、オフの時通常状態とする。RNC3では、本機能部での災害状態を判定し、設定されている場合は、被災情報ビットが設定されたRACH信号の解析を行ない、解除の場合には、被災情報ビットが設定されたRACH信号は廃棄する。
(d)接続要求信号制御部12
RNC3にて、移動機1から送信されるRACH信号の制御処理を行なう。本発明では、従来のRACH信号のフォーマットに被災情報ビットを新たに追加するため、本制御部にてRACH信号の被災情報ビットを解析する機能を追加する。
(e)ルーティング判定部3d
RNC3において、CN(網側)経由でのメッセージ送信を行なうか、ネットワーク経由でのメッセージ送信を行なうかのルーティング判定を行なう。ルーティング情報の判定としては、情報伝達装置6からの手動設定/トラヒック状況による自動設定/局データによる設定がある。ルーティング経路がCN(網側)経由と設定された場合は、従来の通信方式と同様に、交換機経由で緊急メッセージ信号を送出するが、ネットワーク経由が設定されていた場合は、RNC3からインターネット等の通信路を介して、情報伝達装置6へ緊急メッセージ信号を送信する。
(f)宛先サーバ判定部3c
RNC3において、移動機1からの緊急メッセージをどの情報伝達装置6へ送信するかを決定する。宛先の決定方法としては、情報伝達装置6からの手動設定/トラヒック状況による自動設定/局データによる設定等がある。また、移動機1から送信されるRACH信号の被災情報ビットを拡張し、宛先情報を本ビットに設定することにより、実現することも可能である。
(g)緊急メッセージ送受信部11
RNC3にて、CN(網側)/情報伝達装置との緊急メッセージの送受信を行なうインタフェース機能を提供する。接続要求信号制御部12にて、RACH信号の被災情報ビットを検出した際に、本インタフェース経由で情報伝達装置6へ緊急メッセージの送信及び受信を行なう。
(h)情報伝達装置6
情報伝達装置は、各移動機1から収集した加入者の被災状況を登録し、被災者の知人、家族、友人等がその登録された被災状況を確認可能となる出力機能を持つ。
(i)緊急メッセージ送受信部6b
情報伝達装置6にて、CN(網側)/RNC3との緊急メッセージの送受信を行なうインタフェース機能を提供する。RNC3より、CN(網側)経由で送信された制御信号の送受信又は、RNC3からネットワーク経由で送信された緊急メッセージ信号の送受信を行ない、伝言メッセージ解析/登録部6cへ本信号情報を転送する。
(j)伝言メッセージ解析/登録部6c
RNC3で緊急メッセージが送信されたと判定した場合、本処理部にてデータの解析及び伝言メッセージ機能部6aへの送信を行なう。この場合、送信されたデータに含まれる被災情報ビット及び移動機加入者識別番号から該当する加入者の被害状況を判定し、その被害状況を伝言メッセージ機能部6aに送る。
(k)伝言メッセージ機能部6a
本機能部では、被災者の被害状況の登録を行なう機能を提供する。従来の伝言サービス等で使用されている機能であり、本発明においては、伝言メッセージ解析/登録部6cにて登録可能な形式に変換後、被災者の情報登録処理を行なうため、本機能による変更は不要となる。
(実施の形態例1)
実施の形態例1は、請求項1,2を実現するための実施例である。
1)災害発生時、信号送受信部1aを持つ移動機1の利用者は、災害メニューから自分の災害状態を設定することができる。本実施例では、2ビットの情報量により、以下に示す4段階の災害状況を設定できるものとする。
(a)災害被害無し
(b)災害多少あり、生活問題無し
(c)被害大、怪我有り
(d)被害大、生活ライン不通
本実施例では、2ビットという少ない情報量で、被災者の最低限の状態を確認可能であるという例を挙げているが、それ以上の情報量を設定し、より詳しい被災者の状況を登録することも可能である。
2)ユーザが選択したメニューにより、移動機1の信号送受信部1aはRACH信号に災害情報ビットを設定する。図23に既存のRACH信号フォーマット、図4及び図5に本発明を実現するためのRACH信号フォーマットを示す。図6は図5において予め作成したメニューを示す図であり、図7は本発明のエスタブリッシュメントコーズ(Establishment Cause)の設定例を示す図である。
図4の案では、既存のRACH信号フォーマットを拡張し、新たに被災情報ビットを設定するためのエリアを設け、そこに前述した被災者の状態を設定することができる。図5の案では、既存のRACHフォーマットを利用し、エスタブリッシュメント コーズのエリアに被災情報ビットを設定することにより、被災者の状態を設定することができる。図4,図5どちらの案でも実現可能であるが、本実施例では、図5の方式で説明を行なう。つまり、以下の対応をとる。
・エスタブリッシュメント コーズ=エマージェンシーレベル1:メニューの“災害被害無し”の状態
・エスタブリッシュメント コーズ=エマージェンシーレベル2:メニューの“災害多少あり、生活問題無し”の状態
・エスタブリッシュメント コーズ=エマージェンシーレベル3:メニューの“被害大、怪我有り”の状態
・エスタブリッシュメント コーズ=エマージェンシーレベル4:メニューの“被害大、生活ライン不通”の状態
ユーザが(c)“被害大、怪我有り”を設定した場合、エスタブリッシュメント コーズにエマージェンシーレベル3を設定する。
図8は本発明の第1の動作説明図、図9はRACH信号の初期UEアイデンティティフォーマットを示す図、図10はIMSI(GSM−MAP)を示す図、図11はTMSI(GSM−MAP)を示す図、図12はP−TMSI(GSM−MAP)を示す図、図13は情報伝達装置の動作を示す図である。以上のように構成されたシステムの動作を以下に説明する。
3)移動機1から被災情報ビットを設定したRACH信号が、RNC3の呼処理部10に送信される。該呼処理部10の接続要求信号制御部12にてRACH信号の災害情報ビットの判定を行なう。
(i)RNC3の呼処理部10で移動機1からの信号を受信する。
(ii)呼処理部10でRACH信号かどうかの判定を行なう。RACH信号以外の場合は
、既存の呼処理動作を行なう。RACH信号の場合には、接続要求信号制御部12の処理を開始する。
(iii)接続要求信号制御部12で、RACH信号の被災情報ビットの解析を行なう。被災情報ビットつまりエスタブリッシュメント コーズがエマージェンシーレベル1又は2又は3又は4の場合、緊急メッセージ送信処理を行なうため、通常の呼動作と分離し、緊急メッセージ送受信部11に信号を送る。被災情報ビットが設定されていない場合は、既存のRACH信号処理動作を行なう。
4)緊急メッセージ送受信部11で、被災情報ビットが設定されたRACH信号にヘッダ情報を付加し、CN(網側)5経由で情報伝達装置6へ本緊急メッセージ信号を送信する。
5)図13に情報伝達装置6の動作を示す。該情報伝達装置6は、4)でRNC3から送信された緊急メッセージ信号を緊急メッセージ送受信部6bで受信し、伝言メッセージ解析/登録部6cへ本メッセージを送る。
6)情報伝達装置6の伝言メッセージ解析/登録部6cで、緊急メッセージ信号の解析を行なう。本処理では、緊急メッセージに含まれる被災情報ビット及び移動機加入者識別番号から該当する加入者の被害状況を判定し、その被害状況を伝言メッセージ機能部6aに送る。移動機加入者識別番号には、加入者の個人情報が含まれているため、被害者名等が特定可能であり、被災情報ビットよりその人がどのような被災状態にあるのか判定可能である。移動機加入者識別番号のフォーマットを図9〜図12に示す。本緊急メッセージの移動機加入者識別番号からAさんが送ってきたと特定できた場合、Aさんはエマージェンシーレベル3、つまり被害大、怪我有りの状態であることが分かる。
7)6)の情報を元に、伝言メッセージ機能部6aにて伝言メッセージの登録を行なう。これにより、被害者の知人、家族、友人は、伝言メッセージを参照することにより、Aさんの被災状況を確認することが可能となる。
(実施の形態例2)
実施の形態例2は、請求項3を実現する実施例である。図14及び図18を用いて本実施例を説明する。基本動作は実施の形態例1と同様のため、以下請求項3の差分のみ記載する。
1)通常状態では、災害状態管理部3eの災害状態をオフとする。
2)災害発生時には、OPS端末7からRNC3に対して災害状態の送信を行なう。この時、災害状態管理部3eの災害状態の設定をオンとする。
3)実施の形態例1の1),2)と同様。
4)移動機1から被災情報ビットを設定したRACH信号が、RNCの呼処理部10に送信される。呼処理部10で災害状態管理部3eの災害状態を参照する。災害状態がオンの場合には、実施の形態例1の3)〜7)の処理を行なう。オフの場合には、接続要求信号制御部12にてRACH信号の被災情報ビットの解析を行なう。被災情報ビットが設定されていた場合、このRACH信号は破棄する。被災情報ビットが設定されていない場合には、通常のRACH信号と判定し、従来の信号処理を行なう。
5)災害終了後、OPS端末7からRNC3に対して、災害状況の送信を行なう。この時、災害状態管理部の災害状態の設定をオフにする。
この実施の形態例2によれば、RNC3で災害状況の管理を行ない、災害状態が解除されている場合は、緊急メッセージ信号をRNCで破棄することにより、不要なRACH信号の受信を抑止することができ、不要なトラヒック増大を抑止可能となる。
(実施の形態例3)
実施の形態例3は、請求項4,5を実現する実施例である。図15,図19を用いて本実施例を説明する。基本動作は実施の形態例1と同じであるため、以下、請求項4,5の差分のみ記載する。
1)実施の形態例1)から3)と同様である。
2)RNC3のルーティング判定部3dにより、CN(網側)経由でのメッセージ送信を行なうか、ネットワーク経由でのメッセージ送信を行なうかのルーティング処理を行なう。どちらのルーティングを行なうかの決定方法として、以下の3つの決定方法がある。
(a)トラヒック状況による決定
(b)オペレーション端末からの設定による決定
(c)局データ情報による決定
(a)の場合、RNC3のトラヒック観測部3b(図3参照)からCN(網側)のトラヒック状況を参照し、その結果を元にCN経由でのメッセージ送信を行なうか、ネットワーク経由でのメッセージ送信を行なうかのルーティング判定を行ない、その結果を元に緊急メッセージ送受信部11にて緊急メッセージの送信を行なう。トラヒックの判定基準としては、RNC3で閾値を設け、その値を上回ればCN経由での送信を行わず、ネットワーク経由での通信を行なうようする。その後の処理は、実施の形態例の5)〜7)と同様である。
(b)の場合、オペレーション端末7からの設定により、CN経由でのメッセージ送信を行なうか、ネットワーク経由でのメッセージ送信を行なうかのルーティング設定を行ない、その結果を元に緊急メッセージ送受信部11にて緊急メッセージの送信を行なう。その後の処理は、実施の形態例の5)〜7)と同様である。
(c)の場合、局データに含まれるルーティング情報の読み込みにより、CN経由でのメッセージ送信を行なうか、ネットワーク経由でのメッセージ送信を行なうかのルーティング判定を行ない、その結果を元に緊急メッセージ送受信部11にて緊急メッセージの送信を行なう。その後の処理は、実施の形態例の5)〜7)と同様である。
この実施の形態例によれば、RNCで災害状態の管理を行ない、災害状態が解除されている場合は緊急メッセージ信号をRNC3で破棄することにより、不要なRACH信号の受信を抑止することができ、不要なトラヒック増加を抑止することが可能となる。
(実施の形態例4)
図16、図20を用いて本実施例を説明する。基本動作は実施の形態例1と同様であるため、差分のみ記載する。
1)実施の形態例1の1)〜3)と同様である。但し、下記(iii)の場合には一部処理変更を行なう。
2)RNC3の宛先サーバ判定部3cにて、どの情報伝達装置へ緊急メッセージを送信するかを決定する。決定方法として、下記の3つの判定方式がある。
(i)オペレーション端末5からの設定による判定
(ii)局データによる判定
(iii)移動機のRACH信号による判定
(i)の場合、オペレーション端末7からの設定により、どの情報伝達装置6へ緊急メ
ッセージを送信するかの決定を行なう。その結果を元に、緊急メッセージ送受信部11にて、該当する宛先をヘッダに設定し緊急メッセージの送信を行なう。その後の処理は実施の形態例1の5)〜7)と同様である。
(ii)の場合、局データに含まれる宛先情報の読み込みにより、情報伝達装置6へ緊急
メッセージを送信するかの決定を行なう。その結果を元に、緊急メッセージ送受信部11にて、該当する宛先をヘッダに設定し、緊急メッセージの送信を行なう。その後の処理は実施の形態例1の5)〜7)と同様である。
(iii)の場合、移動機1からのRACH信号送信時に被災情報ビットへ宛先サーバ情報を設定し、RNC3の接続要求信号制御部12にて本情報を読み取り、宛先情報を宛先サーバ判定部3cに設定する。その結果を元に緊急メッセージ送受信部11にて、該当する宛先をヘッダに設定し、緊急メッセージの送信を行なう。その後の処理は、実施の形態例1の5)〜7)と同様である。
この実施の形態例によれば、登録する情報伝達装置を選択可能となるため、情報伝達装置の負荷を分散することが可能となる。また、ユーザが自分の登録したいサーバを選択可能となるため、知人等に事前にどのサーバに登録するかを周知しておけば、被災者の状況をより早く知ることが可能となる。
図17は本発明の第1の動作シーケンスを示す図である。先ず、移動機1のメニュー1bから災害状態を選択する(S1)。信号送受信部1aは、RACH信号に被災情報ビットを設定し、緊急メッセージを接続要求信号制御部12に送信する(S2)。該接続要求信号制御部12は、この送信を受けると、RACH信号の解析を行ない、被災情報ビットの判定を行なう(S3)。判定結果は緊急メッセージ送受信部11に送信される。該緊急メッセージ送受信部11は、被災情報ビットが設定されていた場合、ヘッダを付加し、CN経由で情報伝達装置6へ緊急メッセージを送信する(S4)。情報伝達装置6では、被災情報ビットと移動機加入者識別番号より加入者の被災状況を判断し、この被災情報を内部情報として保持する(S6)。
図18は本発明の第2の動作シーケンスを示す図である。先ず、移動機1のメニュー1bから災害状態を選択する(S1)。信号送受信部1aは、RACH信号に被災情報ビットを設定し、緊急メッセージを接続要求信号制御部12に送信する(S2)。該接続要求信号制御部12は、災害状態管理部3eに緊急メッセージを送信し、該災害状態管理部3eは災害状態を問い合わせる(S3,S4)。接続要求信号制御部12は、S3,S4の災害状態がオンの場合、RACH信号の解析を行ない、被災情報ビットの判定を行なう。オフの場合には、本信号は破棄される(S5)。
この判定結果は、緊急メッセージ送受信部11に送信される。該緊急メッセージ送受信部11は、被災情報ビットが設定されていた場合、ヘッダを付加し、CN経由で情報伝達装置6へ緊急メッセージを送信する(S7)。該情報伝達装置6は、被災情報ビットと移動機加入者識別番号より加入者の被災状況を判断し、この被災情報を内部情報として保持する(S8)。
図19は本発明の第3の動作シーケンスを示す図である。先ず、移動機1のメニュー1bから災害状態を選択する(S1)。信号送受信部1aは、RACH信号に被災情報ビットを設定し、緊急メッセージを接続要求信号制御部12に送信する(S2)。該接続要求信号制御部12は、被災情報ビットの判定を行ない、緊急メッセージ送受信部11へ送信する(S3)。一方、ルーティング判定部3dは、ルーティング情報設定(OPSまたは局データ又はトラヒックより設定する)を行なう(S4)。
緊急メッセージ送受信部11は、ルーティング判定部3dにアクセスし、ルーティング情報を読み出す(S5,S6)。該緊急メッセージ送受信部11は、被災情報ビットが設定されていた場合、ヘッダを付加し、S5,S6のルーティング情報に従い、CN経由又はインターネット経由で緊急メッセージを情報伝達装置6へ送信する(S7)。該情報伝達装置6は、被災情報ビットと移動機加入者識別番号より加入者の被災状況を判断し、この被災情報を内部情報として保持する(S8)。
図20は本発明の第4の動作シーケンスを示す図である。先ず、移動機1のメニュー1bから災害状態を選択する(S1)。信号送受信部1aは、RACH信号に被災情報ビットを設定し、緊急メッセージを接続要求信号制御部12に送信する(S2)。該接続要求信号制御部12は、被災情報ビットの判定を行ない、その結果を緊急メッセージ送受信部11に送信する(S3)。一方、宛先サーバ判定部3cは、宛先サーバを設定(OPS又は局データ又はRACH信号より設定)する(S4)。
緊急メッセージ送受信部11は、宛先サーバ判定部3cにアクセスし、宛先サーバ情報を読み出す(S5,S6)。次に、緊急メッセージ送受信部11は、被災情報ビットが設定されていた場合、ヘッダを付加し、S5,S6の宛先サーバ情報に従い、CN経由で緊急メッセージを情報伝達装置6に送信する(S7)。情報伝達装置6では、被災情報ビットと移動機加入者識別番号より加入者の被災状況を判断し、この被災情報を内部情報として保持する(S8)。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、無線基地局を中心に移動体通信サービス全体から見て回線が繋がりにくくなり、サービスが全く利用できなくなるという事態を回避することができる緊急情報伝達サービスシステムを提供することができる。
(付記1)
移動機、無線基地局、無線ネットワーク制御装置、交換機及び情報伝達装置よりなる移動通信システムにおいて、前記移動機に、被害状態を示す被災情報ビットを含む初期信号を送信する信号送受信部を、前記無線ネットワーク制御装置に、移動機から送信された初期信号に含まれた被災情報ビットを解析する接続要求信号制御部と、該接続要求信号制御部からの制御信号を前記情報伝達装置に送信する緊急メッセージ送受信部を、具備して構成される緊急情報伝達サービスシステム。
(付記2)
前記情報伝達装置に、前記無線ネットワーク制御装置から送信される緊急メッセージを受信する緊急メッセージ送受信部と、受信した緊急メッセージから被災者の被災情報を特定する伝言メッセージ解析/登録部とを設けたことを特徴とする付記1記載の緊急情報伝達サービスシステム。
(付記3)
前記運用管理サーバからの各無線ネットワーク制御装置に対する災害状態の設定/解除により、各無線ネットワーク制御装置の災害状態を管理する災害状態管理部を前記無線ネットワーク制御装置に設けたことを特徴とする付記1又は2記載の緊急情報伝達サービスシステム。
(付記4)
前記無線ネットワーク制御装置内にルーティング判定部を設け、災害発生時に該無線ネットワーク制御装置と前記情報伝達制御装置間の緊急メッセージ送受信のルーティングを交換機経由或いはネットワーク経由から選択可能にすることを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載の緊急情報伝達サービスシステム。
(付記5)
局データ又はオペレーション端末の設定により、ルーティングを可能とすることを特徴とする付記4記載の緊急情報伝達サービスシステム。
(付記6)
前記無線ネットワーク制御装置に宛先サーバ判定部を設け、前記移動機から送信される初期信号の被災情報ビットに接続先情報伝達装置に関する情報を設定することを特徴とする付記1乃至5の何れかに記載の緊急情報伝達サービスシステム。
(付記7)
局データ又はオペレーション端末又は移動機の宛先指定を行なうことを特徴とする付記6記載の緊急情報伝達サービスシステム。
本発明の動作概要を示す図である。 本発明の情報伝達シーケンスを示す図である。 本発明の一実施の形態例を示すブロック図である。 本発明のRACH信号の第1の例を示す図である。 本発明のRACH信号の第2の例を示す図である。 予め作成したメニューを示す図である。 本発明のエスタブリッシュメント コーズの設定例を示す図である。 本発明の第1の動作説明図である。 RACH信号の初期UEアイデンティティフォーマットを示す図である。 IMSI(GSM−MAP)を示す図である。 TMSI(GSM−MAP)を示す図である。 P−TMSI(GSM−MAP)を示す図である。 情報伝達装置の動作を示す図である。 本発明の第2の動作説明図である。 本発明の第3の動作説明図である。 本発明の第4の動作説明図である。 本発明の第1の動作シーケンスを示す図である。 本発明の第2の動作シーケンスを示す図である。 本発明の第3の動作シーケンスを示す図である。 本発明の第4の動作シーケンスを示す図である。 各制御装置とネットワーク構成例を示すブロック図である。 従来の情報伝送シーケンスを示す図である。 既存のRACH信号を示す図である。
符号の説明
1 移動機
1a 信号送受信部
2 無線基地局(ノードB)
3 無線ネットワーク制御装置(RNC)
3a 局データ部
3b トラヒック観測部
3c 宛先サーバ判定部
3d ルーティング判定部3d
3e 災害状態管理部
4 交換機(MSC)
6 情報伝達装置
6a 伝言メッセージ機能部
6b 緊急メッセージ送受信部
6c 伝言メッセージ解析/登録部
10 呼処理部
11 緊急メッセージ送受信部
12 接続要求信号制御部

Claims (5)

  1. 移動機、無線基地局、無線ネットワーク制御装置、交換機及び情報伝達装置よりなる移動通信システムにおいて、
    前記移動機に、被害状態を示す被災情報ビットを含む初期信号を送信する信号送受信部を、
    前記無線ネットワーク制御装置に、移動機から送信された初期信号に含まれた被災情報ビットを解析する接続要求信号制御部と、該接続要求信号制御部からの制御信号を前記情報伝達装置に送信する緊急メッセージ送受信部を、
    具備して構成される緊急情報伝達サービスシステム。
  2. 前記情報伝達装置に、
    前記無線ネットワーク制御装置から送信される緊急メッセージを受信する緊急メッセージ送受信部と、
    受信した緊急メッセージから被災者の被災情報を特定する伝言メッセージ解析/登録部とを設けたことを特徴とする請求項1記載の緊急情報伝達サービスシステム。
  3. 前記運用管理サーバからの各無線ネットワーク制御装置に対する災害状態の設定/解除により、各無線ネットワーク制御装置の災害状態を管理する災害状態管理部を前記無線ネットワーク制御装置に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の緊急情報伝達サービスシステム。
  4. 前記無線ネットワーク制御装置内にルーティング判定部を設け、災害発生時に該無線ネットワーク制御装置と前記情報伝達制御装置間の緊急メッセージ送受信のルーティングを交換機経由或いはネットワーク経由から選択可能にすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の緊急情報伝達サービスシステム。
  5. 局データ又はオペレーション端末の設定により、ルーティングを可能とすることを特徴とする請求項4記載の緊急情報伝達サービスシステム。
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