JP2007213870A - 電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できるようにする。
【解決手段】電池カバー50は、操作部側筐体30の電池収納部51に設けられた嵌合穴7に嵌め込んで固定するための嵌合爪1を含む。嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して斜め方向に突起するように形成される。また、嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して先端部分を斜めに削り取った面取り形状部4を含む。また、嵌合爪1は、突起部1aと電池カバー50の面との間に、嵌合爪1を支持して強度を補強するための補強リブ3を含む。この場合、嵌合爪1が浮いている状態でユーザが電池カバー50を指等で押さえつけてしまったとしても、面取り形状部4が掛止部7aに対して摺動することによって、嵌合穴7に嵌め込まれやすくなり、嵌合爪1の破損を防止することができる。また、補強リブ3が設けられていることによって、嵌合爪1の破損を防止することができる。
【選択図】図7
【解決手段】電池カバー50は、操作部側筐体30の電池収納部51に設けられた嵌合穴7に嵌め込んで固定するための嵌合爪1を含む。嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して斜め方向に突起するように形成される。また、嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して先端部分を斜めに削り取った面取り形状部4を含む。また、嵌合爪1は、突起部1aと電池カバー50の面との間に、嵌合爪1を支持して強度を補強するための補強リブ3を含む。この場合、嵌合爪1が浮いている状態でユーザが電池カバー50を指等で押さえつけてしまったとしても、面取り形状部4が掛止部7aに対して摺動することによって、嵌合穴7に嵌め込まれやすくなり、嵌合爪1の破損を防止することができる。また、補強リブ3が設けられていることによって、嵌合爪1の破損を防止することができる。
【選択図】図7
Description
本発明は、嵌合部の強度を向上するとともに、ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できる携帯電子機器の電池カバー取付構造に関する。また、本発明は、電池カバー取付構造を備えた携帯電子機器及び電池カバーに関する。
携帯電話機等の携帯電子機器に対する電池の収納構造として、例えば、特許文献1には、携帯電子機器のケースに形成した電池収納部に電池を収納し、電池の外側を電池カバーにより覆う構造が記載されている。
特許文献1に記載されている従来の携帯電話機等の電池収納構造では、充電式電池の固定に用いる電池カバーについて、物理的な強度が要求されるとともに、ユーザによって装着又は取り外し操作が行われる際の設計上の配慮(ユーザビリティや使い勝手の良さ)が要求される。
例えば、従来の電池収納構造では、電池カバー側に複数の嵌合爪を設けるとともに、携帯電子機器の電池収納部側に複数の嵌合穴を設け、それぞれ電池カバー側の嵌合爪を電池収納部側の嵌合穴に嵌め込むことによって、電池カバーを固定することが行われている。しかし、ユーザが電池カバーを嵌め込む際に、嵌合爪が正しく嵌め込まれず、電池収納部から浮いた状態のまま電池カバーが固定されてしまうことがある。そのため、、例えば、ユーザが電池カバーを指等で押さえつけてしまうと、電池収納部から浮いたままの状態で組み込まれている嵌合爪が破損してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できる電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバーを提供することを目的とする。また、本発明は、嵌合部の強度を物理的に向上できる電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバーを提供することを目的とする。
本発明による電池カバー取付構造は、携帯電子機器(例えば、携帯電話機100)の筐体部(例えば、操作部側筐体30)に設けられた電池収納部(例えば、電池収納部51)に電池カバー(例えば、電池カバー50)を取り付ける電池カバー取付構造であって、電池カバーは、当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部(例えば、嵌合爪1)が形成され、電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、突起部を嵌め込むための穴である嵌合穴(例えば、嵌合穴7)が形成され、嵌合穴は、電池カバーを電池収納部に取り付けた状態で、突起部と略平行となる向きに形成され、突起部は、電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部(例えば、面取り形状部4)が形成されていることを特徴とする。
また、電池カバー取付構造において、電池カバーは、突起部と当該電池カバーの面との間に、突起部を支持する支持部(例えば、補強リブ3)が形成されていてもよい。
また、電池カバー取付構造において、電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、支持部を嵌め込むための溝部(例えば、ガイド溝8)が形成されていてもよい。
本発明による携帯電子機器は、筐体部に電池を収納する電池収納部が設けられ、電池収納部に取り付けられる電池カバーを備えた携帯電子機器であって、電池カバーは、当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、突起部を嵌め込むための穴である嵌合穴が形成され、嵌合穴は、電池カバーを電池収納部に取り付けた状態で、突起部と略平行となる向きに形成され、突起部は、電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されていることを特徴とする。
また、携帯電子機器において、電池カバーは、突起部と当該電池カバーの面との間に、突起部を支持する支持部が形成されていてもよい。
また、携帯電子機器において、電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、支持部を嵌め込むための溝部が形成されていてもよい。
また、携帯電子機器は、携帯電話機であってもよい。
本発明による携帯電子機器の電池カバーは、携帯電子機器の筐体部に設けられた電池収納部に取り付けられる電池カバーであって、当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、突起部は、電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電池カバーは、電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、突起部は、電池カバーの面に対して先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されている。そのため、突起部が電池収納部の嵌合穴に正しく嵌め込まれやすくすることができるとともに、例えば、突起部が嵌合穴に正しく嵌め込まれなかった場合であっても、突起部の破損を防止することができる。従って、ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できるようにすることができる。
また、本発明において、突起部と電池カバーの面との間に、突起部を支持する支持部が形成されるように構成すれば、電池カバーを電池取付部に嵌め込んで固定するための嵌合部の強度を物理的に向上させることができる。
また、本発明において、電池収納部に支持部を嵌め込むための溝部が形成されるように構成すれば、電池収納部に電池カバーを取り付けた状態で、支持部と電池収納部とが干渉することを防止することができる。また、支持部と電池収納部とが干渉することを防止できるので、支持部を大型化することができ、嵌合部の強度をさらに向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明による電池カバー取付構造を備えた携帯電子機器の一例を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態では、携帯電子機器が折畳式携帯電話機100である場合を例に説明する。また、図1は、折畳式携帯電話機100を開いた状態に相当する。なお、携帯電子機器は、携帯電話機に限らず、例えば、PDAやPHS等の携帯端末であってもよい。
図1に示すように、折畳式携帯電話機100は、表示部20を含む表示部側筐体10と、複数のキーボタンを有する操作部40を含む操作部側筐体30とを含む。表示部側筐体10及び操作部側筐体30は、例えば、合成樹脂等を用いた剛性体によって作製される。また、表示部側筐体10と操作部側筐体30とは、開閉軸を有するヒンジ部11で回動可能に接続されている。なお、「回動」とは、ある軸に対して正逆方向に円運動できることをいう。本実施の形態では、折畳式携帯電話機100において、ヒンジ部11を軸として、例えば、表示部側筐体1を操作部側筐体3の側に閉じたり、開いたりすることができる。
また、操作部側筐体30は、操作部40が含まれる側の面と対向する側の面に電池収納部を備え、電池(図示せず)を収納した状態で電池カバー50が取り付けられる。
図2は、携帯電話機100の構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、携帯電話機100は、電波の送受信を行うアンテナ110と、制御部121と、記憶部122と、無線通信部123と、操作部40と、表示部20と、カメラユニット(以下、「カメラ」という)126と、リンガ発生器127と、リンガ駆動部128と、音声出力用のスピーカ129と、音声入力用のマイクロフォン130とを備えている。
制御部121は、例えばCPU(中央処理装置)と、図示しない各種の周辺回路とで構成され、携帯電話機100が備える各部の制御を行う機能を有する。
記憶部122は、例えばRAM等の記憶媒体によって構成され、制御部121が実行する制御プログラム等の各種のデータが格納される。なお、記憶部122の一部がROMによって構成されていてもよく、ROM部分に制御プログラムが格納されていてもよい。
無線通信部123は、所定の通信プロトコルに従って信号の変復調を行う機能を有する。具体的には、無線通信部123は、無線信号を、アンテナ110を介して受信して復調する処理を行う。また、無線通信部123は、制御部121から出力された信号を変調し、アンテナ110を介して無線信号を送信する処理を行う。
操作部40は、例えば、電話番号の入力等を行うためのキーボタンによって構成される。操作部40は、ユーザの操作に応じた入力信号を制御部121に出力する機能を有する。
表示部20は、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)によって構成され、携帯電話機100の折畳時に筐体の内側となる位置に配設される。表示部20には、例えば待ち受け画面や機能設定画面等が表示される。
カメラ126は、例えばディジタルカメラが備える各種の機能を有し、被写体を撮像するCCD等の撮像素子や、撮像によって得た画像データを制御部121に出力する回路等を備えている。
リンガ駆動部128は、制御部121の制御に従ってリンガ発生器127に駆動信号を出力する機能を有する。
リンガ発生器127は、リンガ駆動部128からの駆動信号に従って、着信音を出力する機能を有する。
次に、電池カバー50の構造について説明する。図3及び図4は、電池カバー50の構造を示す斜視図である。本実施の形態では、電池カバー50の各面のうち、電池カバー50を操作部側筐体30の電池収納部に取り付けた状態で、外部から視認できる側の面を表面といい、外部から視認できない側の面(収納された電池と面する側の面)を裏面という。
図3(a)は、電池カバー50を表面側から見た斜視図に相当し、図3(b)は、電池カバー50を裏面側から見た斜視図に相当する。また、図4は、図3(b)とは異なる角度で電池カバー50を裏面側から見た斜視図に相当する。
図3及び図4に示すように、本実施の形態において、電池カバー50は、略板状に形成されている。また、電池カバー50は、4辺のうちの長手方向に対して直交する1つの辺の側に、操作部側筐体30の電池収納部に設けられた嵌合穴に嵌め込んで固定するためのメイン嵌合爪9を含む。また、電池カバー50は、メイン嵌合爪9を含む側の辺と対抗する辺の側に、操作部側筐体30の電池収納部に設けられた嵌合穴に嵌め込んで固定するための4つの嵌合爪1を含む。なお、「嵌合」とは、形状が合った物を嵌め合わせることである。
また、電池カバー50は、4辺のうちの長手方向に対して平行するそれぞれの辺の側に、操作部側筐体30の電池収納部に設けられた嵌合穴(後述するキャッチ6)に嵌め込んで固定するためのフック2を含む。
なお、本実施の形態では、電池カバー50が4つの嵌合爪1を含む場合を説明するが、電池カバー50は、2つ又は3つの嵌合爪1を含んでもよく、5以上の嵌合爪1を含んでもよい。また、電池カバー50は、嵌合爪1を1つだけ含むものであってもよい。
また、電池カバー50は、フック2を含まず、嵌合爪1及びメイン嵌合爪9だけによって、操作部側筐体30の電池収納部に固定されるものであってもよい。なお、嵌合爪1及びメイン嵌合爪9に加えて、フック2をキャッチ6に嵌め込んで固定するようにすれば、電池カバー50と電池収納部との嵌合の信頼性をより高めることができる。
次に、嵌合爪1の構造について説明する。図5は、電池カバー50のうち、各嵌合爪1を含む部分を拡大して示した説明図である。さらに、図6は、嵌合爪1のうちの1つを拡大して示した説明図である。また、図7は、電池カバー50の嵌合爪1を含む部分を、電池カバー50の長手方向に平行な面で切断した断面図である。図7は、図5に示すA−A面で電池カバー50を切断した断面図に相当する。また、図8は、従来の携帯電子機器が備える電池カバー950の嵌合爪91を含む部分を、電池カバー950の長手方向に平行な面で切断した断面図である。
まず、説明を分かりやすくするために、従来の携帯電子機器が備える電池カバー950の嵌合爪91の構造を説明する。図8に示すように、従来の携帯電子機器において、電池カバー950の面に対して斜め方向(図8に示すY方向)に突起するように突起形状91aが形成されることによって、嵌合爪91が形成されている。そして、嵌合爪91が携帯電子機器の電池収納部の嵌合穴に嵌め込まれることによって、電池カバー950が電池収納部に固定される。
本実施の形態では、従来の携帯電子機器と同様に、電池カバー50の面に対して斜め方向(図7に示すX方向)に突起するように突起形状1aが形成されることによって、嵌合爪1が形成されている。本実施の形態では、図6及び図7に示すように、嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して先端部分を斜めに削り取った面取り形状部4を含む点で、従来の携帯電子機器の嵌合爪91と異なる。なお、本実施の形態では、嵌合爪1に平面状に面取り形状部4を形成する場合を説明するが、例えば、面取り形状部4を丸みを帯びた形状に形成してもよい。
また、本実施の形態では、図6及び図7に示すように、嵌合爪1は、突起部1aと電池カバー50の面との間に、嵌合爪1を支持して強度を補強するための補強リブ3を含む点で、従来の携帯電子機器の嵌合爪91と異なる。
次に、操作部側筐体30の電池収納部の構造について説明する。図9は、操作部側筐体30の電池収納部51の構造を示す斜視図である。図9は、操作部側筐体30の電池収納部51を表面側(電池及び電池カバー50を取り付けた状態で電池カバー50と面する側)から見た斜視図に相当する。
図9に示すように、操作部側筐体30の電池収納部51は、各嵌合爪1を嵌め込むための4つの嵌合穴7を含む。また、電池収納部51は、各フック2を嵌め込むための2つのキャッチ6を含む。また、電池収納部51は、メイン嵌合爪9を嵌め込むためのメイン嵌合穴5を含む。
次に、嵌合穴7の構造について説明する。図10は、操作部側筐体30の電池収納部511の嵌合穴7を含む部分を、操作部側筐体30の長手方向に平行な面で切断した断面図である。図10は、図9に示すB−B面で電池収納部51を切断した断面図に相当する。
図10に示すように、本実施の形態では、操作部側筐体30の電池収納部51の面に対して斜め方向(図10に示すS方向)に嵌合穴7が形成されている。すなわち、本実施の形態では、嵌合穴7は、電池カバー50を電池収納部51に取り付けた状態で、嵌合爪1と略平行となるように斜め方向に形成されている。
また、嵌合穴7が電池収納部51の面に対して斜め方向に形成されていることによって、電池収納部51の面と嵌合穴7との間に掛止部7aが形成されている。なお、「掛止」とは、引っ掛けて止めることをいう。すなわち、本実施の形態では、嵌合爪1が嵌合穴7に嵌め込まれることによって、嵌合爪1が掛止部7aで引っ掛かった状態で固定される。
次に、操作部側筐体30の電池収納部51に電池カバー50を取り付ける取付手順について説明する。図11は、電池収納部51に電池カバー50を取り付ける取付手順を示す説明図である。なお、電池収納部51に電池カバー50を取り付ける場合、電池収納部51に電池を収納した上で電池カバー50の取り付けを行うが、図11では電池を記載省略している。
図11に示すように、電池収納部51に電池カバー50を取り付ける場合、電池カバー50を操作部側筐体30の電池収納部51に面するように接触させ、操作部側筐体30の長手方向(図10に示すZ方向)に対してスライドさせるように動かす。すると、メイン嵌合爪9がメイン嵌合穴5に嵌め込まれ、各フック2がそれぞれキャッチ6に嵌め込まれ、各嵌合爪1がそれぞれ嵌合穴7に嵌め込まれて、電池カバー50が電池収納部51に固定される。
一般に、電池収納部に電池カバーを取り付ける場合、電池カバーに設けられている嵌合爪のうち、電池カバーをスライドする方向の側に設けられている嵌合爪は、電池収納部の嵌合穴に正しく嵌め込まれることが多い。例えば、図11に示す例では、スライドする方向の側に設けられているメイン嵌合爪9は、電池収納部51のメイン嵌合穴5に正しく嵌め込まれることが多い。一方、スライドする方向とは反対側に設けられている嵌合爪は、電池収納部の嵌合穴に正しく嵌め込まれず、電池収納部から浮いた状態となってしまうことがある。例えば、図11に示す例では、スライドする方向とは反対側に設けられている各嵌合爪1は、電池収納部51の嵌合穴7に正しく嵌め込まれない可能性がある。
図12は、従来の携帯電子機器において、電池カバーを電池収納部に取り付けた場合の取付状況の例を示す断面図である。従来の携帯電子機器では、図12(a)に示すように、電池カバーをスライドさせて電池収納部に取り付ける場合に、嵌合爪91の先端部分が引っ掛かる等の原因によって、嵌合爪91が嵌合穴97に正しく嵌め込まれないことがある。そのため、図12(a)に示すように、嵌合爪91が電池収納部から浮いている状態で電池カバーが取り付けられてしまうことがある。
嵌合爪91が浮いている状態でユーザが電池カバーを指等で押さえつけてしまうと、図12(b)に示すように、電池カバー面と電池収納部との間に挟まれた状態で嵌合爪91に圧力がかかり、嵌合爪91が破損するおそれがある。例えば、図12(b)に示すように、嵌合爪91が圧力によって電池カバー950の面側に倒れ込み、嵌合爪91が折れてしまうおそれがある。
本実施の形態では、図6及び図7に示すように、嵌合爪1が先端部分に面取り形状部4を含むので、電池カバー50をスライドさせて電池収納部51に取り付ける場合に、嵌合爪1の先端部分が引っ掛かりにくく、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれやすい。すなわち、嵌合爪1に面取り形状部4を設けることによって、嵌合爪1を嵌合穴7に誘導するような形状に形成でき、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれやすくしている。
また、本実施の形態では、例え嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれなかったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。図13は、電池カバー50が電池収納部51に正しく嵌め込まれなかった場合の取付状況の例を示す断面図である。本例では、図13(a)に示すように、電池カバー50をスライドさせて電池収納部51に取り付ける場合に、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれず、嵌合爪1が電池収納部51から浮いた状態で電池カバー50が取り付けられているものとする。
本実施の形態では、嵌合爪1が浮いている状態でユーザが電池カバー50を指等で押さえつけてしまったとしても、図13(b)に示すように、嵌合爪1に設けられた面取り形状部4が掛止部7aに対して摺動することによって、嵌合穴7に嵌め込まれやすくなる。従って、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれなかったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。なお、「摺動」とは、接触して摺り動くことをいう。
また、本実施の形態では、嵌合爪1に強度を補強するための補強リブ3が設けられているので、嵌合爪1が浮いている状態でユーザが電池カバー50を指等で押さえつけてしまったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、電池カバー50は、電池カバー50の面に対して斜め方向に突起させた嵌合爪1が形成されている。また、嵌合爪1は、電池カバー50の面に対して先端部分を斜めに削り取った面取り形状部4が形成されている。そのため、電池カバー50をスライドさせて電池収納部51に取り付ける場合に、嵌合爪1の先端部分が引っ掛かりにくく、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれやすくすることができ、嵌合爪1の倒れ込み等による破損を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、例え嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれなかったとしても、電池カバー50が指等で押された場合に、嵌合爪1に設けられた面取り形状部4が掛止部7aに対して摺動することによって、嵌合穴7に嵌め込まれやすくなる。そのため、嵌合爪1が嵌合穴7に正しく嵌め込まれなかったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。従って、ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できるようにすることができる。
また、本実施の形態によれば、嵌合爪1に強度を補強するための補強リブ3が設けられているので、嵌合爪1が浮いている状態でユーザが電池カバー50を指等で押さえつけてしまったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。従って、嵌合部の強度を物理的に向上できるとともに、ユーザによる電池カバー取り付け不備を許容できるようにすることができる。
なお、本実施の形態では、嵌合爪1の破損を防止するだけでなく、操作部側筐体30側の破損も防止している。例えば、図13に示すように、操作部側筐体30の嵌合穴7に嵌合爪1が完全に嵌合していない状態でユーザが電池カバー50を押下したとしても、面取り形状4が掛止部7aに対して摺動することによって、操作部側筐体30へのストレスを軽減している。従って、操作部側筐体30の破損(例えば、掛止部7aの破損)を防止することができる。
また、本実施の形態では、電池カバー50の嵌合爪1が電池収納部51の嵌合穴7に正しく嵌め込まれた状態で、電池カバー50を電池収納部51から引き剥がす方向に力が加わったとしても、嵌合爪1の破損を防止できる。図14は、電池カバー50を電池収納部51から引き剥がす方向に力が加わった状態の例を示す説明図である。例えば、ユーザが過って携帯電話機100を落としてしまった場合に、電池カバー50を電池収納部51から引き剥がす方向に力が加わることがある。本実施の形態では、嵌合爪1に強度を補強するための補強リブ3が設けられているので、携帯電話機100の落下等によって電池カバー50を引き剥がす力が加わったとしても、嵌合爪1の破損を防止することができる。
また、嵌合爪1の強度をさらに補強するために、嵌合爪1に設ける補強リブ3をさらに大型化することが考えられる。この場合、補強リブ3を大型化することによって、嵌合爪1を嵌合穴7に嵌め込もうとすると、補強リブ3が操作部側筐体30と干渉(例えば、掛止部7aと干渉)していしまい、嵌合爪1を嵌合穴7に完全に嵌め込めない可能性がある。そこで、補強リブ3を大型化する場合、操作部側筐体30の掛止部7aに、補強リブ3と操作部側筐体30との干渉を避けるための溝であるガイド溝8を設けるようにしてもよい。
図15は、操作部側筐体30にガイド溝8を設けた場合の例を示す説明図である。図15に示す例では、掛止部7aのうち、嵌合爪1を嵌合穴7に嵌め込んだ状態で補強リブ3と干渉する部分にガイド溝8が形成されている。そのように構成することによって、嵌合爪1を嵌合穴7に嵌め込んだ状態で、補強リブ3をガイド溝8に嵌め込むようにすることができ、補強リブ3と操作部側筐体30とが干渉することを防止することができる。また、補強リブ3と操作部側筐体30とが干渉することを防止できるので、補強リブ3を大型化することができ、嵌合部の強度をさらに向上させることができる。
本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器の電池収納部に電池カバーを取り付ける用途に適用できる。
1 嵌合爪
1a 突起部
2 フック
3 補強リブ
4 面取り形状部
5 メイン嵌合穴
6 キャッチ
7 嵌合穴
7a 掛止部
8 ガイド溝
9 メイン嵌合爪
10 表示部側筐体
11 ヒンジ部
20 表示部
30 操作部側筐体
40 操作部
50 電池カバー
51 電池収納部
100 携帯電話機
1a 突起部
2 フック
3 補強リブ
4 面取り形状部
5 メイン嵌合穴
6 キャッチ
7 嵌合穴
7a 掛止部
8 ガイド溝
9 メイン嵌合爪
10 表示部側筐体
11 ヒンジ部
20 表示部
30 操作部側筐体
40 操作部
50 電池カバー
51 電池収納部
100 携帯電話機
Claims (8)
- 携帯電子機器の筐体部に設けられた電池収納部に電池カバーを取り付ける電池カバー取付構造であって、
前記電池カバーは、当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、
前記電池収納部は、前記電池カバーを取り付けた状態で、前記突起部を嵌め込むための穴である嵌合穴が形成され、
前記嵌合穴は、前記電池カバーを前記電池収納部に取り付けた状態で、前記突起部と略平行となる向きに形成され、
前記突起部は、前記電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されている
ことを特徴とする電池カバー取付構造。 - 電池カバーは、突起部と当該電池カバーの面との間に、前記突起部を支持する支持部が形成されている請求項1記載の電池カバー取付構造。
- 電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、支持部を嵌め込むための溝部が形成されている請求項2記載の電池カバー取付構造。
- 筐体部に電池を収納する電池収納部が設けられ、前記電池収納部に取り付けられる電池カバーを備えた携帯電子機器であって、
前記電池カバーは、当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、
前記電池収納部は、前記電池カバーを取り付けた状態で、前記突起部を嵌め込むための穴である嵌合穴が形成され、
前記嵌合穴は、前記電池カバーを前記電池収納部に取り付けた状態で、前記突起部と略平行となる向きに形成され、
前記突起部は、前記電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されている
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 電池カバーは、突起部と当該電池カバーの面との間に、前記突起部を支持する支持部が形成されている請求項4記載の携帯電子機器。
- 電池収納部は、電池カバーを取り付けた状態で、支持部を嵌め込むための溝部が形成されている請求項5記載の携帯電子機器。
- 携帯電話機である請求項4から請求項6のうちのいずれか1項に記載の携帯電子機器。
- 携帯電子機器の筐体部に設けられた電池収納部に取り付けられる電池カバーであって、
当該電池カバーの面に対して斜め方向に突起させた突起部が形成され、
前記突起部は、前記電池カバーの面に対して当該突起部の先端部を斜めに削り取った面取り形状部が形成されている
ことを特徴とする携帯電子機器の電池カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006030216A JP2007213870A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバー |
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JP2006030216A JP2007213870A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007213870A true JP2007213870A (ja) | 2007-08-23 |
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ID=38492123
Family Applications (1)
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JP2006030216A Withdrawn JP2007213870A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 電池カバー取付構造、携帯電子機器及び電池カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007213870A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009110810A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Fujitsu Ltd | 携帯機器 |
KR100917750B1 (ko) | 2007-09-17 | 2009-09-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 배터리 팩 |
JP2010098535A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Panasonic Electric Works Co Ltd | セキュリティシステムの送信機 |
-
2006
- 2006-02-07 JP JP2006030216A patent/JP2007213870A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100917750B1 (ko) | 2007-09-17 | 2009-09-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 배터리 팩 |
US8183831B2 (en) | 2007-09-17 | 2012-05-22 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
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