JP2007213106A - 備品利用管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】入室管理された部屋の備品の不正使用を防止できる備品利用管理システムを提供する。
【解決手段】バイオメトリクスリーダ装置と、バイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段と、バイオメトリクスデータを照合する手段を有する携帯記憶媒体と、バイオメトリクスデータを携帯記憶媒体に送信する手段と、携帯記憶媒体から利用者ID情報を読み取る手段と、携帯記憶媒体から受信した照合結果情報に基づき認証した場合に、情報処理装置に対しバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とを送信する手段とを有する媒体用リーダライタ装置と、媒体用リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータを備品に送信する手段を有する情報処理装置と、備品と通信可能に接続されたバイオメトリクスリーダ装置と、バイオメトリクスデータを照合する手段と、照合一致で備品利用を行えるように制御する手段を有する備品とからなる。
【選択図】図2
【解決手段】バイオメトリクスリーダ装置と、バイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段と、バイオメトリクスデータを照合する手段を有する携帯記憶媒体と、バイオメトリクスデータを携帯記憶媒体に送信する手段と、携帯記憶媒体から利用者ID情報を読み取る手段と、携帯記憶媒体から受信した照合結果情報に基づき認証した場合に、情報処理装置に対しバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とを送信する手段とを有する媒体用リーダライタ装置と、媒体用リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータを備品に送信する手段を有する情報処理装置と、備品と通信可能に接続されたバイオメトリクスリーダ装置と、バイオメトリクスデータを照合する手段と、照合一致で備品利用を行えるように制御する手段を有する備品とからなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、入室が管理された部屋に備えられたパソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器やキャビネットなどの備品が、不正に使用されることを防止した備品利用管理システムに関する。
従来、契約書、仕様書、設計図、社内資料など外部に知られては困る秘密性の高い内容が記載された重要書類は、社内のキャビネット等の書類棚に保管するなどの方法により、厳重に管理されている。
一般的に重要書類は、盗まれたり、不正に内容を見られないように鍵のかかる施錠装置を有するキャビネット内に保管するなどして、第三者が簡単に見ることができないように管理するなどしている。
一般的に重要書類は、盗まれたり、不正に内容を見られないように鍵のかかる施錠装置を有するキャビネット内に保管するなどして、第三者が簡単に見ることができないように管理するなどしている。
しかしながら、社員の中に悪意を抱く者がいた場合には、それらの重要書類を第三者に頼まれて金銭目的などで盗み出したり、また、それらの重要書類を直接持ち出さなくても、キャビネット内から一旦取り出してその部屋に備えられているコピー機を使用して書類の複写を取り、その書類を元のキャビネット内に戻してから、複写した書類を外部に持ち出して情報を盗み出すなどといった社内犯行が行われることも考えられる。
例えば、社員であれば、重要書類が保管されているキャビネットや、そのキャビネットの施錠を解錠する鍵の保管場所などを知ることは簡単にできので、休日などの他の社員がいない時に出社して、1人でキャビネットに保管されている重要書類を盗み出したりすることも簡単に行うことができ、信用していた社員による社内犯行を未然に防ぐシステムを開発する必要があるという問題がある。
例えば、社員であれば、重要書類が保管されているキャビネットや、そのキャビネットの施錠を解錠する鍵の保管場所などを知ることは簡単にできので、休日などの他の社員がいない時に出社して、1人でキャビネットに保管されている重要書類を盗み出したりすることも簡単に行うことができ、信用していた社員による社内犯行を未然に防ぐシステムを開発する必要があるという問題がある。
従来技術として、解錠者の指紋、声紋、網膜、顔面等の情報を登録させておき、書類が保管されたボックスの解錠を行う際に、それらの登録情報に基づく認証をすることで、セキュリティの確保を行う技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、仕事で複数の社員が、キャビネットなどの保管されたボックスから書類を取り出して頻繁に見たい場合には、登録情報に基づく認証処理をその都度行うことで、時間もかかり仕事の効率が落ちてしまうという問題もある。
しかしながら、仕事で複数の社員が、キャビネットなどの保管されたボックスから書類を取り出して頻繁に見たい場合には、登録情報に基づく認証処理をその都度行うことで、時間もかかり仕事の効率が落ちてしまうという問題もある。
また、キャビネット内の書類に限らず、オフィス内に備えられているパソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器であっても、社員が、これらの電子機器を使用して犯罪行為を行うことも考えられるため、社員による内部犯罪を防止する対策を図る必要があるが、有効な方法がないという問題がある。
本発明は、入室が管理された部屋に備えられているキャビネットや、また、パソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器などの備品が、不正に使用されるなどの不正行為を防止することができる備品利用管理システムを提供する。
本発明の備品利用管理システムは、入室が管理された部屋に備えられた備品が、不正に使用されることを防止した備品利用管理システムであって、人体からバイオメトリクスデータの読み取りを行うバイオメトリクスリーダ装置と、予め前記利用者のバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているバイオメトリクスデータと、前記バイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段を有する携帯記憶媒体と、前記バイオメトリクスリーダ装置と通信可能に接続され、前記バイオメトリクスリーダ装置で読み取ったバイオメトリクスデータを利用者の携帯記憶媒体に送信する手段と、前記携帯記憶媒体に記憶されている利用者ID情報を読み取る手段と、前記利用者の携帯記憶媒体から受信した照合結果情報に基づいて、その利用者を認証した場合に、情報処理装置に対して前記バイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とを送信する手段とを有する媒体用リーダライタ装置と、 前記媒体用リーダライタ装置及び前記備品と通信可能に接続され、前記媒体用リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータを前記備品に送信する手段を有する情報処理装置と、前記備品と通信可能に接続された備品用のバイオメトリクスリーダ装置と、備品用のバイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータと、前記情報処理装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段と、該照合の結果、照合一致した場合に備品の利用を行えるように制御する手段を有する備品と、からなることを特徴とする。
また、本発明の備品利用管理システムは、入室が管理された部屋に備えられた備品が、不正に使用されることを防止した備品利用管理システムであって、人体からバイオメトリクスデータの読み取りを行うバイオメトリクスリーダ装置と、予め前記利用者のバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段を有する携帯記憶媒体と、前記バイオメトリクスリーダ装置と通信可能に接続され、前記携帯記憶媒体に記憶されているバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報を読み取る手段と、前記バイオメトリクスリーダ装置で読み取ったバイオメトリクスデータと前記携帯記憶媒体から読み取ったバイオメトリクスデータとを情報処理装置に送信する手段とを有する媒体リーダライタ装置と、前記媒体リーダライタ装置及び前記備品と通信可能に接続され、前記媒体リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータ同士を照合する手段と、前記照合の結果、一致した場合に、前記バイオメトリクスデータを前記備品に送信する手段を有する情報処理装置と、前記備品と通信可能に接続された備品用のバイオメトリクスリーダ装置と、 備品用のバイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータと、前記情報処理装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段と、該照合の結果、照合一致した場合に備品の利用を行えるように制御する手段を有する備品と、からなることを特徴とする。
更に、本発明の備品利用管理システムは、前記備品が、パソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器であることを特徴とする。
本発明の備品利用管理システムは、入室が管理された部屋に備えられた備品が、入室の際にバイオメトリクスデータによる照合で一致した場合にだけ使用可能とすることができるので、その部屋に不正に侵入した者が、キャビネットなどに保管された重要書類を不正に持ち出そうとしたり、また、パソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器を不正に使用しようとしても、それらの備品を使用できないようにしてあるので犯罪防止を図ることができるという効果がある。
また、本発明の備品利用管理システムは、パソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器の使用者をバイオメトリクスデータで本人確認することが簡単にできるので、重要情報が盗まれるなどの犯罪を防止することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムについて、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムの構成の概要を説明する図、図2は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムのブロック図、図3及び図4は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムの処理手順を示すフローチャート、図5及び図6は、本発明の他の実施形態に係る備品利用管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムの構成の概要を説明する図、図2は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムのブロック図、図3及び図4は、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムの処理手順を示すフローチャート、図5及び図6は、本発明の他の実施形態に係る備品利用管理システムの処理手順を示すフローチャートである。
図1に示すように、会社などの部屋の内部には、複数の備品が備えられている。
これらの備品とは、例えば、重要書類などを保管するキャビネット1や、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの電子機器などである。
キャビネット1には、鍵のかかる扉と、その扉に鍵をかけて通常ではロック状態にしておく施解錠装置が備えられている。
また、これらの備品を使用することが認められている利用者である社員6には、予め携帯記憶媒体である非接触ICカード5が発行されていて、社員6は、この非接触ICカード5を用いた認証処理を行うことで、備品が備えられている部屋に入室できるようにしてある。
この非接触ICカード5は、社員証などとして利用されるカードと併用することが好ましい。
これらの備品とは、例えば、重要書類などを保管するキャビネット1や、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの電子機器などである。
キャビネット1には、鍵のかかる扉と、その扉に鍵をかけて通常ではロック状態にしておく施解錠装置が備えられている。
また、これらの備品を使用することが認められている利用者である社員6には、予め携帯記憶媒体である非接触ICカード5が発行されていて、社員6は、この非接触ICカード5を用いた認証処理を行うことで、備品が備えられている部屋に入室できるようにしてある。
この非接触ICカード5は、社員証などとして利用されるカードと併用することが好ましい。
部屋に入室するためのドア7の入口側には、人体からバイオメトリクスデータである指紋データの読み取りを行うバイオメトリクスリーダ装置である指紋リーダ8と、非接触ICカード5に対するデータの読み取り処理及びデータの書き込み処理を行う媒体用リーダライタ装置であるICカードリーダライタ9が備えられ、更に、ドア7の施錠状態を制御するドア施解錠装置10がICカードリーダライタ9に通信可能に接続されている。
ドア施解錠装置10は、ICカードリーダライタ9からの信号に応じて、ドア7の施錠を解錠状態にして入室権限を有する社員だけが入室できるようにして、第三者が不正に入室することができないようにしてある。
また、部屋の内部から外部へ出る場合のドアの出口側にも、ICカードリーダライタ11が備えられているが、室内から外部へ出る場合には自由に出られるようにしておいてもよく、ICカードリーダライタ11で非接触ICカード5に記憶されている社員ID情報を読み取ることで、少なくとも入室者が室内から出たことを示すデータの消し込み処理を行えればすむようにしてある。
ドア施解錠装置10は、ICカードリーダライタ9からの信号に応じて、ドア7の施錠を解錠状態にして入室権限を有する社員だけが入室できるようにして、第三者が不正に入室することができないようにしてある。
また、部屋の内部から外部へ出る場合のドアの出口側にも、ICカードリーダライタ11が備えられているが、室内から外部へ出る場合には自由に出られるようにしておいてもよく、ICカードリーダライタ11で非接触ICカード5に記憶されている社員ID情報を読み取ることで、少なくとも入室者が室内から出たことを示すデータの消し込み処理を行えればすむようにしてある。
また、部屋の内部に備えられている複数の備品である施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4には、それぞれ利用者の人体からバイオメトリクスデータである指紋データの読み取りを行うためのバイオメトリクスリーダ装置である指紋リーダ12がそれぞれ備えられている。
これらの指紋リーダ12は、部屋に入室した社員6が、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などを使用する際に、自分の指紋20を読み取らせることで指紋による照合処理を行うことで、認証を受けるために用いるものであり、指紋リーダ12で読み取らせた指紋データによる照合で一致した場合にだけそれらの設備の利用が行えるようにしてある。
これらの指紋リーダ12は、部屋に入室した社員6が、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などを使用する際に、自分の指紋20を読み取らせることで指紋による照合処理を行うことで、認証を受けるために用いるものであり、指紋リーダ12で読み取らせた指紋データによる照合で一致した場合にだけそれらの設備の利用が行えるようにしてある。
また、図2に示すように、各々のICカードリーダライタ9,11、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4は、それぞれ情報処理装置13と通信可能に接続されている。
情報処理装置13には、指紋データ登録手段14、記憶手段15、指紋データ消去手段16、指紋データ送信手段17、制御手段18、社員情報データベース19、指紋データ照合手段21などが備えられている。
指紋データ登録手段14は、ドア入口側に備えられているICカードリーダライタ9から送られてきた社員ID情報と指紋データとを一時的に記憶手段15に登録することで、部屋に入室した社員6と特定可能とし、更にその社員の指紋データに基づき、備品の使用時における指紋照合が行えるようにしてある。
情報処理装置13には、指紋データ登録手段14、記憶手段15、指紋データ消去手段16、指紋データ送信手段17、制御手段18、社員情報データベース19、指紋データ照合手段21などが備えられている。
指紋データ登録手段14は、ドア入口側に備えられているICカードリーダライタ9から送られてきた社員ID情報と指紋データとを一時的に記憶手段15に登録することで、部屋に入室した社員6と特定可能とし、更にその社員の指紋データに基づき、備品の使用時における指紋照合が行えるようにしてある。
また、指紋データ消去手段16は、ドア出口側に備えられているICカードリーダライタ11から送られてきた社員ID情報により、入室時に記憶手段15に登録されている入室者の社員ID情報の消し込み処理を行うことで、常に部屋内に誰が入室しているのかを記憶手段15の登録情報からわかるようにしてある。
指紋データ送信手段17は、ドア入口側に備えられているICカードリーダライタ9から送られてきた指紋データを、更に、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品に送信する機能を有している。
これらの指紋データの送信は、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品から情報処理装置13に対して、指紋データの送信指示情報が送られ、この指紋データの送信指示情報に基づいて入室者の指紋データが、送信指示をした備品に対して送信される。
指紋データ送信手段17は、ドア入口側に備えられているICカードリーダライタ9から送られてきた指紋データを、更に、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品に送信する機能を有している。
これらの指紋データの送信は、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品から情報処理装置13に対して、指紋データの送信指示情報が送られ、この指紋データの送信指示情報に基づいて入室者の指紋データが、送信指示をした備品に対して送信される。
施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4は、それらに備えられている指紋リーダ12により指紋データが読み取られた場合に、情報処理装置13に対して、記憶手段15に登録されている現在に入室者の指紋データの送信指示を行う手段と、その指示に基づいて情報処理装置13から受信した指紋データと、指紋リーダ12により指紋データとを照合する手段と、その照合で一致した場合を条件にそれらの備品に使用を行えるように制御する手段と備えている。
つまり、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品を使用する際には、その利用者が自分の指紋を指紋リーダ12で読み取らせて、既に入室の際に指紋リーダ8で読み取らせて情報処理装置13の記憶手段15に登録させておいた指紋データとの照合を行い、その結果、照合一致しないとそれらの備品の使用ができないようにして、不正に入室した第三者による備品に使用ができないように管理されている。
つまり、施解錠装置を有するキャビネット1、パソコン2、ファクシミリ3、コピー機4などの備品を使用する際には、その利用者が自分の指紋を指紋リーダ12で読み取らせて、既に入室の際に指紋リーダ8で読み取らせて情報処理装置13の記憶手段15に登録させておいた指紋データとの照合を行い、その結果、照合一致しないとそれらの備品の使用ができないようにして、不正に入室した第三者による備品に使用ができないように管理されている。
次に、本発明の実施形態に係る備品利用管理システムにおいて、指紋データによる照合処理を非接触ICカード5内において行う場合の処理手順を、の処理手順を、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、部屋に入室しようとする社員6は、ドア入口側に設けられている指紋リーダ8に自分の指紋を押し付けて指紋データを読み取らせる。(ステップ1)
そして、指紋リーダ8で読み取られた指紋データは、指紋リーダ8からICカードリーダライタ9に送信される。(ステップ2)
次に、社員6は、所持している非接触ICカード5をICカードリーダライタ9に近づけることで、ICカードリーダライタ9から非接触ICカード5に対して指紋データが送信される。(ステップ3)
まず、部屋に入室しようとする社員6は、ドア入口側に設けられている指紋リーダ8に自分の指紋を押し付けて指紋データを読み取らせる。(ステップ1)
そして、指紋リーダ8で読み取られた指紋データは、指紋リーダ8からICカードリーダライタ9に送信される。(ステップ2)
次に、社員6は、所持している非接触ICカード5をICカードリーダライタ9に近づけることで、ICカードリーダライタ9から非接触ICカード5に対して指紋データが送信される。(ステップ3)
非接触ICカード5では、ICカードリーダライタ9から受信した指紋データと、予め非接触ICカード5に登録されている指紋データとの照合を行う。(ステップ4)
そして、非接触ICカード5からICカードリーダライタ9に、その照合結果情報と、予め非接触ICカード5に記憶されている社員ID情報とが送信される。(ステップ5)
この照合結果情報は、照合で一致した場合には認証されたことになり、照合で不一致の場合には認証されないこととなり、認証か非認証かのいずれかを示す信号が送信される。
次に、ICカードリーダライタ9は、非接触ICカード5から受信した信号が認証されたことを示す信号である場合に、ドア施解錠装置10に対してドアの解錠を指示する信号を送信する。(ステップ6)
ドア施解錠装置10は、このドア解錠指示信号を受信することを受けてドアを開けて入室できるようにする。(ステップ7)
そして、非接触ICカード5からICカードリーダライタ9に、その照合結果情報と、予め非接触ICカード5に記憶されている社員ID情報とが送信される。(ステップ5)
この照合結果情報は、照合で一致した場合には認証されたことになり、照合で不一致の場合には認証されないこととなり、認証か非認証かのいずれかを示す信号が送信される。
次に、ICカードリーダライタ9は、非接触ICカード5から受信した信号が認証されたことを示す信号である場合に、ドア施解錠装置10に対してドアの解錠を指示する信号を送信する。(ステップ6)
ドア施解錠装置10は、このドア解錠指示信号を受信することを受けてドアを開けて入室できるようにする。(ステップ7)
ICカードリーダライタ9は、ドア施解錠装置10にドア解錠指示信号を送信した場合には、更に、情報処理装置13に対して、非接触ICカード5から読み取った社員ID情報と、また照合一致した指紋データとを送信する。(ステップ8)
そして、情報処理装置13は、ICカードリーダライタ9から受信した社員ID情報と指紋データとを関係付けて記憶手段15に一時的に記憶する。(ステップ9)
その後、入室した社員6が備品である例えばパソコン2を使用する際に、パソコン2に備えられている指紋リーダ12に自身の指を押し当てて、指紋データを読み取らせる。(ステップ10)
そして、情報処理装置13は、ICカードリーダライタ9から受信した社員ID情報と指紋データとを関係付けて記憶手段15に一時的に記憶する。(ステップ9)
その後、入室した社員6が備品である例えばパソコン2を使用する際に、パソコン2に備えられている指紋リーダ12に自身の指を押し当てて、指紋データを読み取らせる。(ステップ10)
指紋リーダ12で指紋データが読み取られると、パソコン2が情報処理装置13に対して、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データの送信指示情報を送信する。(ステップ11)
情報処理装置13は、この送信指示情報に基づいて、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データをパソコン2側に送信する。(ステップ12)
更に、パソコン2は、情報処理装置13から受信した入室者の指紋データと、指紋リーダ12で読み取った指紋データとの照合を行う。(ステップ13)
そして、パソコン2は、この指紋データによる照合で一致した場合にだけ、パソコン2の起動が行える状態に制御する。(ステップ14)
また、パソコン2は、この指紋データによる照合で不一致の場合には、パソコン2の起動が行えないままの状態として使用が行えないまま終了する。
情報処理装置13は、この送信指示情報に基づいて、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データをパソコン2側に送信する。(ステップ12)
更に、パソコン2は、情報処理装置13から受信した入室者の指紋データと、指紋リーダ12で読み取った指紋データとの照合を行う。(ステップ13)
そして、パソコン2は、この指紋データによる照合で一致した場合にだけ、パソコン2の起動が行える状態に制御する。(ステップ14)
また、パソコン2は、この指紋データによる照合で不一致の場合には、パソコン2の起動が行えないままの状態として使用が行えないまま終了する。
次に、本発明の他の実施形態に係る備品利用管理システムにおいて、指紋データによる照合処理を情報処理装置13内において行う場合の処理手順を、図5及び図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、部屋に入室しようとする社員6は、ドア入口側に設けられている指紋リーダ8に自分の指紋を押し付けて指紋データを読み取らせる。(ステップ15)
読み取った指紋データを情報処理装置13へ送る。(ステップ16)
非接触ICカード5からICカードリーダライタ9へカード内の指紋データを送る。(ステップ17)
ICカードリーダライタ9から情報処理装置13へ指紋データを送る。(ステップ18)
まず、部屋に入室しようとする社員6は、ドア入口側に設けられている指紋リーダ8に自分の指紋を押し付けて指紋データを読み取らせる。(ステップ15)
読み取った指紋データを情報処理装置13へ送る。(ステップ16)
非接触ICカード5からICカードリーダライタ9へカード内の指紋データを送る。(ステップ17)
ICカードリーダライタ9から情報処理装置13へ指紋データを送る。(ステップ18)
情報処理装置13の指紋データ照合手段21で指紋データの照合が行われる。(ステップ19)
照合の結果、一致した場合には、情報処理装置13からドア施解錠装置10に対してドアの解錠を指示する信号を送信する。(ステップ20)
ドア施解錠装置10は、このドア解錠指示信号を受信することを受けてドアを開けて入室できるようにする。(ステップ21)
照合の結果、一致した場合には、情報処理装置13からドア施解錠装置10に対してドアの解錠を指示する信号を送信する。(ステップ20)
ドア施解錠装置10は、このドア解錠指示信号を受信することを受けてドアを開けて入室できるようにする。(ステップ21)
ICカードリーダライタ9は、ドア施解錠装置10にドア解錠指示信号を送信した場合には、更に、情報処理装置13に対して、非接触ICカード5から読み取った社員ID情報と、また照合一致した指紋データとを送信する。(ステップ22)
そして、情報処理装置13は、ICカードリーダライタ9から受信した社員ID情報と指紋データとを関係付けて記憶手段15に一時的に記憶する。(ステップ23)
その後、入室した社員6が備品である例えばパソコン2を使用する際に、パソコン2に備えられている指紋リーダ12に自身の指を押し当てて、指紋データを読み取らせる。(ステップ24)
そして、情報処理装置13は、ICカードリーダライタ9から受信した社員ID情報と指紋データとを関係付けて記憶手段15に一時的に記憶する。(ステップ23)
その後、入室した社員6が備品である例えばパソコン2を使用する際に、パソコン2に備えられている指紋リーダ12に自身の指を押し当てて、指紋データを読み取らせる。(ステップ24)
指紋リーダ12で指紋データが読み取られると、パソコン2が情報処理装置13に対して、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データの送信指示情報を送信する。(ステップ25)
情報処理装置13は、この送信指示情報に基づいて、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データをパソコン2側に送信する。(ステップ26)
更に、パソコン2は、情報処理装置13から受信した入室者の指紋データと、指紋リーダ12で読み取った指紋データとの照合を行う。
そして、パソコン2は、この指紋データによる照合で一致した場合にだけ、パソコン2の起動が行える状態に制御する。(ステップ27)
また、パソコン2は、この指紋データによる照合で不一致の場合には、パソコン2の起動が行えないままの状態として使用が行えないまま終了する。
情報処理装置13は、この送信指示情報に基づいて、記憶手段15に登録されている入室者の指紋データをパソコン2側に送信する。(ステップ26)
更に、パソコン2は、情報処理装置13から受信した入室者の指紋データと、指紋リーダ12で読み取った指紋データとの照合を行う。
そして、パソコン2は、この指紋データによる照合で一致した場合にだけ、パソコン2の起動が行える状態に制御する。(ステップ27)
また、パソコン2は、この指紋データによる照合で不一致の場合には、パソコン2の起動が行えないままの状態として使用が行えないまま終了する。
以上のように、本発明の備品利用管理システムでは、入室時に読み取り認証されたバイオメトリクスデータである指紋データを使用して、備品の使用時の認証を行っているので、第三者が勝手に備品を使用しようとしても使用することが出来ないように管理されている。
また、上記の実施形態では、バイオメトリクスデータとして指紋データを用いた場合について説明したが、これに限定されずに、例えば、静脈データ、虹彩データ、手形データ、顔データなど人体が保有する固有のデータを照合用のデータとして用いることができるものである。
1 施解錠装置を有するキャビネット
2 パソコン
3 ファクシミリ
4 コピー機
5 非接触ICカード
7 ドア
8,12 指紋リーダ
9,11 ICカードリーダライタ
10 ドア施解錠装置
14 指紋データ登録手段
15 記憶手段
16 指紋データ消去手段
17 指紋データ送信手段
18 制御手段
19 社員情報データベース
20 指紋
21 指紋データ照合手段
2 パソコン
3 ファクシミリ
4 コピー機
5 非接触ICカード
7 ドア
8,12 指紋リーダ
9,11 ICカードリーダライタ
10 ドア施解錠装置
14 指紋データ登録手段
15 記憶手段
16 指紋データ消去手段
17 指紋データ送信手段
18 制御手段
19 社員情報データベース
20 指紋
21 指紋データ照合手段
Claims (3)
- 入室が管理された部屋に備えられた備品が、不正に使用されることを防止した備品利用管理システムであって、
人体からバイオメトリクスデータの読み取りを行うバイオメトリクスリーダ装置と、
予め前記利用者のバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているバイオメトリクスデータと、前記バイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段を有する携帯記憶媒体と、
前記バイオメトリクスリーダ装置と通信可能に接続され、前記バイオメトリクスリーダ装置で読み取ったバイオメトリクスデータを利用者の携帯記憶媒体に送信する手段と、前記携帯記憶媒体に記憶されている利用者ID情報を読み取る手段と、前記利用者の携帯記憶媒体から受信した前記照合の結果情報に基づいて、その利用者を認証した場合に、情報処理装置に対して前記バイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とを送信する手段とを有する媒体リーダライタ装置と、
前記媒体リーダライタ装置及び前記備品と通信可能に接続され、前記媒体リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータを前記備品に送信する手段を有する情報処理装置と、
前記備品と通信可能に接続された備品用のバイオメトリクスリーダ装置と、
備品用のバイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータと、前記情報処理装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段と、該照合の結果、照合一致した場合に備品の利用を行えるように制御する手段を有する備品と、
からなることを特徴とする備品利用管理システム。 - 入室が管理された部屋に備えられた備品が、不正に使用されることを防止した備品利用管理システムであって、
人体からバイオメトリクスデータの読み取りを行うバイオメトリクスリーダ装置と、
予め前記利用者のバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報とが記憶されている記憶手段を有する携帯記憶媒体と、
前記バイオメトリクスリーダ装置と通信可能に接続され、前記携帯記憶媒体に記憶されているバイオメトリクスデータ及び利用者ID情報を読み取る手段と、前記バイオメトリクスリーダ装置で読み取ったバイオメトリクスデータと前記携帯記憶媒体から読み取ったバイオメトリクスデータとを情報処理装置に送信する手段とを有する媒体リーダライタ装置と、
前記媒体リーダライタ装置及び前記備品と通信可能に接続され、前記媒体リーダライタ装置から受信したバイオメトリクスデータ同士を照合する手段と、前記照合の結果、一致した場合に、前記バイオメトリクスデータを前記備品に送信する手段を有する情報処理装置と、
前記備品と通信可能に接続された備品用のバイオメトリクスリーダ装置と、
備品用のバイオメトリクスリーダ装置から受信したバイオメトリクスデータと、前記情報処理装置から受信したバイオメトリクスデータとを照合する手段と、該照合の結果、照合一致した場合に備品の利用を行えるように制御する手段を有する備品と、
からなることを特徴とする備品利用管理システム。 - 前記備品が、パソコン、コピー機、ファクシミリなどの電子機器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の備品利用管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006029105A JP2007213106A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 備品利用管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006029105A JP2007213106A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 備品利用管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=38491515
Family Applications (1)
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JP2006029105A Pending JP2007213106A (ja) | 2006-02-07 | 2006-02-07 | 備品利用管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007213106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009146151A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Taisei Corp | 重要物品の持出し管理システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001076270A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-03-23 | Hitachi Ltd | セキュリティシステム |
JP2001344213A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-14 | Hitachi Ltd | 生体認証システム |
-
2006
- 2006-02-07 JP JP2006029105A patent/JP2007213106A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001076270A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-03-23 | Hitachi Ltd | セキュリティシステム |
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