JP2007212606A - 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を抑えつつ、横クロストークを低減できる電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学装置1は、走査線Yおよびデータ線Xの交差に対応して設けられた画素150が配列された表示領域Aと、当該表示領域Aに対して光を照射する光源と、を備える。この電気光学装置1は、走査線Yを所定の順番で選択する選択電圧を供給する走査線駆動回路20と、データ線Xに画像信号を供給するデータ線駆動回路30と、をさらに備える。データ線駆動回路30は、光源により選択的に照明が行われる照明表示領域に対応するデータ線Xに画像信号を供給し、光源により選択的に照明が行われない非照明表示領域に対応するデータ線Xに画像信号と異なる信号を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器に関する。
従来より、電気光学装置として、アクティブマトリクス型の液晶表示装置が知られている。このアクティブマトリクス型の液晶表示装置は、複数の走査線およびコモン線、これら走査線およびコモン線に略直交する複数のデータ線、ならびに、走査線およびデータ線の交差に対応して設けられた複数の画素を第1の基板、もしくは第2の基板、もしくは両方の間で構成し、これら第1および第2の基板と、第1のおよび第2の基板に挟まれた電気光学物質である液晶と、を備えている。
以上の電気光学装置では、例えば、パルス幅変調によって各画素の階調表示が行われる。パルス幅変調とは、走査線に選択電圧が印加される期間に、階調に応じたパルス幅の信号を画像信号としてデータ線に供給することによって、画素に印加される電圧実効値を制御して階調表示を行う、というものである。
しかしながら、このパルス幅変調を用いた場合、走査線の延びる方向(横方向)に表示むらが発生する、という課題があった(以降、横クロストークと呼ぶ)。
この横クロストークは、パルス幅の変調によるデータ線の電圧変動に伴い、データ線と容量結合する走査線にスパイク状のノイズ(スパイクノイズ)が生じるために発生する。すなわち、上述のスパイクノイズは、各データ線に印加された画像信号によって生じるため、同一走査線上の画像信号の組み合わせによって、画素の階調を決定付ける画素容量(液晶容量)の電圧実効値が変化する。
そこで、横クロストークを低減するために、選択された行に係る画素に関して階調値の発生度数を計数し、この計数結果に基づいて、選択された行に係る画素の各々に供給する画像信号の電圧を補正する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この提案によれば、1行分の画素の表示パターンに基づく画素容量の実効電圧の変動を見越した上で、データ信号のパルス幅(電圧)を補正したので、画素容量の電圧実効値の変動分(スパイクノイズ)を相殺でき、横クロストークの低減を図ることができる。
また、横クロストークを低減するために、同一走査線内に印加する画像信号でパルス幅選択方法を切り替える手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この提案によれば、スパイクノイズは画像信号の変化方向に生じることを利用し、同一走査線内に印加する画像信号でパルス幅選択方法を切り替えてスパイクノイズを異なる方向に発生させ、画素容量の電圧実効値の変化を減少させ、横クロストークの低減を図ることができる。
特開平8−160392号公報 特開平11−52333号公報
しかしながら、上述の特許文献1に示された電気光学装置において階調数を増加させると、この階調値の発生度数を計数する回路の回路規模が大きくなり、消費電力が増大する、という課題がある。
また、上述の特許文献2に示された電気光学装置においても、画素容量の電圧実効値の変化の減少は表示パターンへの依存があり、完全に横クロストークを解消できないという課題がある。
本発明は、消費電力を抑えつつ、横クロストークを低減できる電気光学装置および電子機器を提供することを目的とする。
複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素が配列された表示部と、当該表示部に対して光を照射する光源と、を備える電気光学装置であって、前記走査線を所定の順番で選択する選択電圧を供給する走査線駆動回路と、前記走査線が選択された際に、前記データ線に画像信号を供給するデータ線駆動回路と、を備え、前記表示部は、前記光源により複数の表示領域に対して選択的に照明が行われる照明表示領域と、前記光源により選択的に照明が行われない非照明表示領域と、を有し、前記データ線駆動回路は、前記照明表示領域に対応するデータ線に対して画像信号を供給するとともに、前記非照明表示領域に対応するデータ線に対して当該画像信号と異なる信号を供給することを特徴とする。
この発明によれば、光源により、表示部のうち非照明表示領域に対して照明をせず、表示部のうち照明表示領域に対して選択的に照明した。そして、データ線駆動回路により、複数のデータ線のうち照明表示領域に係るものには、画像信号を供給し、複数のデータ線のうち非照明表示領域に係るものには、画像信号とは異なる信号を供給した。
すなわち、照明表示領域にのみ照明して、この照明表示領域のみで画像信号に基づく階調表示を行った。したがって、画像信号とは異なる信号として、画像信号による画素容量の電圧実効値の変動分を減少させるような信号を供給することで、横クロストークを低減できる。
また、この発明によれば、従来のように階調値の発生度数を計数する回路が不要となるから、階調数が増加しても、電気光学装置の回路規模が増大するのを抑制して、消費電力が増大するのを防止できる。
本発明の電気光学装置では、前記照明表示領域および前記非照明表示領域は、前記走査線の延在する方向に並んで設けられることが好ましい。
この発明によれば、照明表示領域および前記非照明表示領域を、走査線の延在する方向に並んで設けた。このため、各走査線に係る画素ごとに、画像信号と異なる信号であって、画像信号による画素容量の電圧実効値の変動分を減少させるような信号を供給して、横クロストークを確実に低減できる。
本発明の電気光学装置では、前記画像信号は、階調に応じたパルス幅信号であり、当該画像信号と異なる信号は、前記画像信号の極性を反転して供給することが好ましい。
この発明によれば、画像信号を、階調に応じたパルス幅信号とし、画像信号と異なる信号を、画像信号の極性を反転して生成した。このため、画像信号による画素容量の電圧実効値の変動分とは逆の電圧実効値の変動分が、画像信号と異なる信号によって生じるので、横クロストークをさらに確実に低減できる。
本発明の電気光学装置では、前記データ線駆動回路は、前記画像信号のうち同一の走査線に係る画素に供給されるものについて、階調レベルを計数する階調レベル計数部と、前記階調レベル計数部で計数された階調レベルのうち発生頻度の高いものを抽出する階調レベル抽出部と、前記発生頻度の高い階調レベルの画像信号の極性を反転して、前記画像信号とは異なる信号を生成する反転画像信号生成部と、を備えることが好ましい。
画像信号のうち発生頻度の高い階調レベルのものほど、画素容量の電圧実効値の変動分が大きくなり、横クロストークが増加する。
そこで、この発明によれば、データ線駆動回路に、画像信号のうち同一の走査線に係る画素に供給されるものについて、階調レベルを計数する階調レベル計数部と、階調レベル計数部で計数された階調レベルのうち発生頻度の高いものを抽出する階調レベル抽出部と、この発生頻度の高い階調レベルの画像信号の極性を反転して、画像信号とは異なる信号を生成する反転画像信号生成部と、を設けた。すなわち、発生頻度の高い階調レベルの画像信号による画素容量の電圧実効値の変動分を、画像信号とは異なる信号による画素容量の電圧実効値の変動分により、優先的に相殺させた。したがって、画像信号による画素容量の電圧実効値の変動分の大きいものから優先的に除去して、横クロストークを効率的に低減できる。
本発明の電気光学装置では、前記非照明表示領域のうち前記照明表示領域に隣接する境界近傍を境界領域とすると、前記データ線駆動回路は、前記境界領域に対応するデータ線に対して、所定の均一な階調レベルの信号を供給することが好ましい。
所定の均一な階調レベルの信号とは、例えば、黒の階調を表示する信号である。
この発明によれば、データ線駆動回路により、複数のデータ線のうち境界領域に係るものに、所定の均一な階調レベルの信号を供給した。
このため、非照明表示領域のうち境界領域で、照明表示領域の光源からの光漏れが発生しても、非照明表示領域の階調によらず所定の均一な階調を表示して、光漏れによって非照明表示領域に印加した信号による表示が認識されるのを防止できる。
本発明の電気光学装置では、前記照明表示領域および前記非照明表示領域をフレーム期間ごとに変化させることが好ましい。
ここで、CRTのようにインパルス型の表示を行う電気光学装置に比べ、本発明における電気光学装置では、あるフレーム中に表示された画像は、次のフレームに切り替わる直前まで保持される、所謂ホールド型の表示が行われる。このため、ホールド型の電気光学装置は、人間の目の特性上、インパルス型の電気光学装置と比較して、動画像を表示する際に残像が目立ち、表示される画像が不鮮明になる(以降、動画像ぼやけと呼ぶ)場合がある。
そこで、この発明によれば、照明表示領域および非照明表示領域をフレーム期間ごとに変化させた。このため、画像の表示がなされない非照明表示領域をフレーム期間ごとに移動させたことで、画素が構成された領域全面を用いた表示が可能になった。また、ホールド型の電気光学装置であっても、ある特定の画素について考えると、連続するフレームのうち所定のフレームにおいてのみ画像を表示することになった。これにより、インパルス型の表示方式に近付けて、動画像ぼやけの発生を抑制できる。
本発明の電気光学装置では、フレーム周波数は、120Hz以上であることが好ましい。
この発明によれば、フレーム周波数を120Hz以上とした。よって、ある特定の画素について考えると、画像表示されるフレーム同士の間隔が短くなるから、フリッカを抑制できる。
本発明の電子機器は、上述の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上述した効果と同様の効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態および変形例の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置1の構成を示すブロック図である。
電気光学装置1は、液晶パネルAAと、この液晶パネルAAの動作を制御する制御回路40と、液晶パネルAAに駆動電圧を供給する駆動電圧生成回路50と、図示しないバックライトユニットと、を備える。この液晶パネルAAは、複数の画素150を有する表示領域Aと、この表示領域Aの周辺に設けられて画素150を駆動する走査線駆動回路20と、データ線駆動回路30と、を備える。
液晶パネルAAは、所定間隔おきに設けられた5本の走査線Y1〜Y5と、これら走査線Yに交差し所定間隔おきに設けられた10本のデータ線X1〜X10と、を備え、画素150は、各走査線Yと各データ線Xとの交差部に設けられる。
画素150は、画素容量151と、スイッチング素子としての薄膜ダイオード(以降、TFDと呼ぶ)155と、を備える。画素容量151は、データ線Xに接続された一方の電極と、TFD155を介して走査線Yに接続された他方の電極としての画素電極と、を備え、これら電極の間には、電気光学物質としての液晶が挟持される。
制御回路40は、走査線駆動回路20およびデータ線駆動回路30に制御信号を供給して、液晶パネルAAの動作を制御する。
具体的には、制御回路40は、走査線駆動回路20に、スタートパルスDYと、クロック信号YCKと、極性指示信号POLと、を供給する。また、制御回路40は、データ線駆動回路30に、スタートパルスDXと、クロック信号XCKと、ラッチパルスLPと、階調コードパルスGCPと、リセット信号RESと、極性指示信号POLと、を供給する。
なお、これら信号の詳細については、後述する。
駆動電圧生成回路50は、走査線駆動回路20およびデータ線駆動回路30に駆動電圧を供給する。
具体的には、駆動電圧生成回路50は、走査線駆動回路20に、電圧±Vsおよび電圧±Vdを供給する。また、駆動電圧生成回路50は、データ線駆動回路30に、電圧±Vdを供給する。
なお、これら電圧の詳細については、後述する。
走査線駆動回路20は、走査信号として、選択電圧を走査線Y1〜Y5に線順次で供給する。これにより、選択電圧を供給した走査線Yに係る画素150を全て選択する。
図2は、表示領域Aを示す図である。
表示領域Aには、図2中X方向、すなわち図1中走査線Yの延在する方向に、照明表示領域A1および非照明表示領域A2が並んで設けられる。
バックライトユニットは、光源と、この光源を制御する光源制御回路と、を備える。
光源制御回路は、表示領域Aのうち照明表示領域A1を選択する。光源は、光源制御回路に制御されて、表示領域Aのうち照明表示領域A1を選択的に照明する。
本実施形態では、データ線X1〜X10のうち、データ線X1〜X5を照明表示領域A1に係るものとし、データ線X6〜X10を非照明表示領域A2に係るものとして説明する。
図1に戻って、データ線駆動回路30は、表示する階調に応じて所定の電圧のパルス幅を変調するパルス幅変調を行って、画像信号を生成する。次に、走査線Yに選択電圧が供給される期間において、この画像信号を照明表示領域A1に係るデータ線X1〜X5に供給するとともに、この画像信号の極性を反転したものを非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する。
以上の電気光学装置1は、以下のように動作する。
すなわち、バックライトユニットにより、表示領域Aのうち照明表示領域A1のみを照明する。そして、走査線駆動回路20から走査線Yに選択電圧を線順次で供給することで、順次、各走査線Yに係る画素150を全て選択する。すると、選択した画素150に係るTFD155が導通状態となり、選択電圧に応じた電圧が画素容量151の画素電極に印加される。
次に、これら画素150の選択に同期して、データ線駆動回路30から照明表示領域A1に係るデータ線X1〜X5に画像信号を供給する。すると、選択した画素150のうち照明表示領域A1に係るものの画素容量151に、画像信号に応じた電圧が印加される。
また、上述の画素150の選択に同期して、データ線駆動回路30から非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に画像信号の極性を反転したものを供給する。すると、選択した画素150のうち非照明表示領域A2に係るものの画素容量151に、画像信号の極性を反転したものに応じた電圧が印加される。
すると、照明表示領域A1に係る画素150では、画素容量151の画素電極および一方の電極に電位差が生じ、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化し、液晶を透過するバックライトユニットからの光が変化して、階調表示が行われる。
一方、非照明表示領域A2に係る画素150では、画素容量151の画素電極および一方の電極に電位差が生じ、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化する。ところが、非照明表示領域A2は、バックライトユニットにより照明されないので、光が液晶を透過せず、階調表示が行われない。
図3は、走査線駆動回路20の構成を示すブロック図である。
走査線駆動回路20は、シフトレジスタ回路21と、電圧選択信号生成回路22と、電圧選択回路23と、を備える。
シフトレジスタ回路21は、走査線Yの本数に等しい段数、ここでは5段のシフトレジスタである。このシフトレジスタ回路21には、1垂直走査期間(1F)の開始時にHレベルとなるスタートパルスDYと、走査線駆動回路20における基準信号であるクロック信号YCKと、が入力される。なお、クロック信号YCKの1周期は、1水平走査期間に等しい。
このシフトレジスタ回路21は、クロック信号YCKに同期してスタートパルスDYを順次シフトして、転送信号YS1〜YS5として1水平走査期間に亘りHレベルとなるパルスを順次出力する。
電圧選択信号生成回路22は、走査線Yに供給する走査信号の電圧を選択する信号を出力する。この電圧選択信号生成回路22には、1水平走査期間ごとに極性の反転する極性指示信号POLと、シフトレジスタ回路21から出力された転送信号YSと、が入力される。
ここで、走査信号の電圧は、上述の駆動電圧生成回路50から出力される電圧±Vsおよび電圧±Vdの4種類を遷移する。また、電圧±Vsは、TFD155を導通状態にする選択電圧であり、電圧±Vdは、TFD155を非導通状態にする非選択電圧である。
この電圧選択信号生成回路22は、極性指示信号POLおよび転送信号YSに基づいて、走査信号の電圧を選択する電圧選択信号a、b、c、dのいずれかを出力する。
例えば、転送信号YS1〜YS5のうち転送信号YS3がHレベルであり、極性指示信号POLがHレベルからLレベルに遷移する場合、電圧選択信号生成回路22は以下のように動作する。
すなわち、極性指示信号POLがHレベルの状態では、走査信号の電圧として選択電圧+Vsを選択する電圧選択信号a3を出力し、その後、極性指示信号POLがLレベルになると、走査信号の電圧として非選択電圧+Vdを選択する電圧選択信号b3を出力する。
一方、転送信号YS1〜YS5のうち転送信号YS3がHレベルであり、極性指示信号POLがLレベルからHレベルに遷移する場合、電圧選択信号生成回路22は以下のように動作する。
すなわち、極性指示信号POLがLレベルの状態では、走査信号の電圧として選択電圧−Vsを選択する電圧選択信号c3を出力し、その後、極性指示信号POLがHレベルになると、走査信号の電圧として非選択電圧−Vdを選択する電圧選択信号d3を出力する。
また、転送信号YS1〜YS5のうち転送信号YS3がLレベルであり、この転送信号YS3がLレベルとなる前の1水平走査期間においてHレベルであり、かつ、極性指示信号POLがHレベルであれば、走査信号の電圧として非選択電圧+Vdを選択する電圧選択信号b3を出力し、極性指示信号POLがLレベルであれば、走査信号の電圧として非選択電圧−Vdを選択する電圧選択信号d3を出力する。
一方、転送信号YS3がLレベルとなる前の1水平走査期間においてLレベルであれば、この1水平走査期間に出力した非選択電圧+Vdを選択する電圧選択信号b3、または、非選択電圧−Vdを選択する電圧選択信号d3のいずれかを出力する。
なお、選択電圧±Vsの中間電圧および非選択電圧±Vdの中間電圧をともに中間電圧Vcとし、この中間電圧Vcを基準として高電位側を正極性とし、低電位側を負極性とする。
電圧選択回路23は、複数の電圧の中から1つを選択し、走査信号として出力する。この電圧選択回路23には、電圧±Vs、±Vdと、電圧選択信号生成回路22から出力された電圧選択信号a、b、c、dと、が入力される。
具体的には、電圧選択回路23は、電圧選択信号aを入力されると選択電圧+Vsを出力する第1の単位電圧選択回路231と、電圧選択信号bを入力されると非選択電圧+Vdを出力する第2の単位電圧選択回路232と、電圧選択信号cを入力されると非選択電圧−Vdを出力する第3の単位電圧選択回路233と、電圧選択信号dを入力されると選択電圧−Vsを出力する第4の単位電圧選択回路234と、を備える。
この電圧選択回路23は、入力された電圧選択信号に基づいて、電圧選択信号aが入力された場合、走査信号として選択電圧+Vsを出力する。また、電圧選択信号b、c、dが入力された場合、走査信号として、それぞれ選択電圧+Vd、−Vd、−Vsを出力する。
以上の走査線駆動回路20は、以下のように動作する。すなわち、走査線駆動回路20は、走査線Yに選択電圧を線順次で供給する。
具体的には、まず、シフトレジスタ回路21により、転送信号YS1〜YS5として、1水平走査期間に亘りHレベルとなるパルスを線順次で出力する。
次に、電圧選択信号生成回路22により、転送信号YSに同期して、走査信号として選択電圧+Vsを選択する電圧選択信号aと、走査信号として非選択電圧+Vdを選択する電圧選択信号bと、走査信号として非選択電圧−Vdを選択する電圧選択信号cと、走査信号として選択電圧−Vsを選択する電圧選択信号dとを、電圧選択信号a、b、c、dの順番に出力する。
次に、電圧選択回路23により、電圧選択信号a、b、c、dに基づいて、走査信号として、選択電圧+Vs、非選択電圧+Vd、非選択電圧−Vd、選択電圧−Vsの順番にこれら電圧を出力する。
走査線駆動回路20は、電圧選択回路23から出力された電圧を走査線Yに供給する。
図4は、データ線駆動回路30の構成を示すブロック図である。
データ線駆動回路30は、シフトレジスタ回路311と、データ保持回路321と、計数回路33と、大小比較回路34と、排他的論理和回路35と、スイッチ回路36と、を備える。
シフトレジスタ回路311は、4ビットの階調データDaを、照明表示領域A1に係るデータ線Xの本数に等しい段数、ここでは5段シフトするシフトレジスタである。つまり、4ビット×5段のシフトレジスタである。
このシフトレジスタ回路311には、階調に応じた4ビットの階調データDaが入力されるとともに、スタートパルスDXがHレベル、すなわち階調データDaの入力時に、データ線駆動回路30における基準信号であるクロック信号XCKが入力される。なお、クロック信号XCKの1周期は、1水平ラインの画素150の全てに階調データDaを供給する周期に等しい。
このシフトレジスタ回路311は、クロック信号XCKに同期して、階調データDaを順次シフトして、このシフトした階調データをシフト済階調データとして順次出力する。
データ保持回路321は、シフトレジスタ回路311の備える上述の4ビット×5段のシフトレジスタにそれぞれ接続された5つのラッチ回路を備える。このデータ保持回路321には、シフトレジスタ回路311から出力されたシフト済階調データと、ラッチパルスLPと、が入力される。このラッチパルスLPは、1行分の画素150のうち照明表示領域A1に係るものの階調データDaが全てシフトレジスタ回路311に入力されると、Hレベルとなる。
このデータ保持回路321は、ラッチパルスLPがLレベルからHレベルになると、入力されたシフト済階調データを保持しつつ、この保持したシフト済階調データを保持済階調データとして出力する。
計数回路33は、階調コードパルスGCPに同期して動作する16進カウンタである。この計数回路33には、1水平走査期間に15個のパルスを有する階調コードパルスGCPと、リセット信号RESと、が入力される。なお、階調コードパルスGCPについて、1水平走査期間に有する15個のパルスのパルス幅は、画素容量151の印加電圧−透過率特性(V−T特性)等を考慮して設定される。
この計数回路33は、階調コードパルスGCPに同期して、16進カウンタを1ずつカウントアップさせ、この16進カウンタのカウント値を出力する。また、Lレベルのリセット信号RESにより、計数回路33の16進カウンタを0にリセットする。
大小比較回路34は、正極側大小比較回路341を備える。
正極側大小比較回路341は、データ保持回路321の備える上述の5つのラッチ回路にそれぞれ接続された5つの大小比較器を備える。この正極側大小比較回路341には、データ保持回路321から出力された保持済階調データと、計数回路33から出力された16進カウンタのカウント値と、が入力される。
この正極側大小比較回路341は、保持済階調データおよび16進カウンタのカウント値の大小比較をして、この大小比較結果を出力する。具体的には、保持済階調データが16進カウンタのカウント値以上であれば、Hレベルの比較結果信号を出力する。一方、4ビットの保持済階調データが16進カウンタのカウント値未満であれば、Lレベルの比較結果信号を出力する。
排他的論理和回路35は、正極側排他的論理和回路351と、負極側排他的論理和回路352と、を備える。
正極側排他的論理和回路351は、正極側大小比較回路341の備える上述の5つの大小比較器にそれぞれ接続された5つの排他的論理和演算器を備える。この正極側排他的論理和回路351には、上述の極性指示信号POLと、大小比較回路341から出力された比較結果信号と、が入力される。
この正極側排他的論理和回路351は、極性指示信号POLおよび比較結果信号の排他的論理和を取り、正極側制御信号として出力する。
負極側排他的論理和回路352は、正極側大小比較回路341の備える上述の5つの大小比較器にそれぞれ接続された5つの排他的論理和演算器を備える。この負極側排他的論理和回路352には、上述の極性指示信号POLの極性を反転したものと、正極側大小比較回路341から出力された比較結果信号と、が入力される。
この負極側排他的論理和回路352は、極性指示信号POLの極性を反転したものおよび比較結果信号の排他的論理和を取り、負極側制御信号として出力する。
ここで、正極側排他的論理和回路351および負極側排他的論理和回路352には、正極側大小比較回路341から出力された同一の比較結果信号がそれぞれ入力されるとともに、極性指示信号POLおよびこの極性指示信号POLの極性を反転したものがそれぞれ入力される。したがって、正極側排他的論理和回路351が出力する正極側制御信号と、負極側排他的論理和回路352が出力する負極側制御信号とは、常に極性の反転した関係となる。
スイッチ回路36は、正極側スイッチ回路361と、負極側スイッチ回路362と、を備える。
正極側スイッチ回路361は、正極側排他的論理和回路351の備える上述の5つの排他的論理和演算器にそれぞれ接続された5つの単位スイッチ回路を備える。この正極側スイッチ回路361には、正極側排他的論理和回路351から出力された正極側制御信号と、上述の電圧±Vdと、が入力される。
この正極側スイッチ回路361は、正極側制御信号に基づいて、電圧+Vd、−Vdのいずれかを出力する。具体的には、正極側スイッチ回路361は、正極側制御信号がHレベルであれば、電圧−Vdを出力する。一方、正極側制御信号がLレベルであれば、電圧+Vdを出力する。
負極側スイッチ回路362は、負極側排他的論理和回路352の備える上述の5つの排他的論理和演算器にそれぞれ接続された5つの単位スイッチ回路を備える。この負極側スイッチ回路362には、負極側排他的論理和回路352から出力された負極側制御信号と、上述の電圧±Vdと、が入力される。
この正極側スイッチ回路361は、負極側制御信号に基づいて、電圧+Vd、−Vdのいずれかを出力する。具体的には、負極側スイッチ回路362は、負極側制御信号がHレベルであれば、電圧−Vdを出力する。一方、負極側制御信号がLレベルであれば、電圧+Vdを出力する。
ここで、正極側スイッチ回路361および負極側スイッチ回路362には、互いに極性の異なる正極側制御信号および負極側制御信号がそれぞれ入力される。したがって、正極側スイッチ回路361が出力する電圧と、負極側スイッチ回路362が出力する電圧とは、常に極性の反転した関係となる。
以上のデータ線駆動回路30は、以下のように動作する。すなわち、データ線駆動回路30は、照明表示領域A1に係るデータ線X1〜X5に画像信号を供給し、かつ、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に画像信号の極性を反転したものを供給する。
具体的には、まず、シフトレジスタ回路311により、階調データDaを順次シフトして、このシフトした階調データをシフト済階調データとして順次出力する。
次に、データ保持回路321により、シフト済階調データを保持しつつ、この保持したシフト済階調データを保持済階調データとして出力する。
次に、正極側大小比較回路341により、1水平走査期間のうち保持済階調データに応じた期間に亘りHレベルとなる比較結果信号を出力する。
次に、正極側排他的論理和回路351により、極性指示信号POLに基づいて比較結果信号の極性を変化させ、正極側制御信号として出力する。また、負極側排他的論理和回路352により、極性指示信号POLの極性を反転したものに基づいて比較結果信号の極性を変化させ、負極側制御信号として出力する。このため、正極側制御信号および負極側制御信号は、常に極性の反転した関係となる。
次に、正極側スイッチ回路361により、正極側制御信号に基づいて電圧+Vd、−Vdのいずれかを選択して、この選択した電圧を正極側制御信号に応じた期間に亘り出力する。また、負極側スイッチ回路362により、負極側制御信号に基づいて電圧+Vd、−Vdのいずれかを選択して、この選択した電圧を負極側制御信号に応じた期間に亘り出力する。このため、正極側スイッチ回路361から出力された電圧と、負極側スイッチ回路362から出力された電圧とは、常に極性の反転した関係となる。
データ線駆動回路30は、正極側スイッチ回路361から出力された電圧を照明表示領域A1に係るデータ線X1〜X5に供給し、負極側スイッチ回路362から出力された電圧を非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する。
図5は、電気光学装置1のタイミングチャートである。
まず、時刻t1からt3までの期間、走査線Y1に係る画素150に正極性書込を行う。すなわち、走査線駆動回路20により、選択電圧として電圧+Vsを走査線Y1に供給して、この走査線Y1に係る1水平ラインのTFD155を全て導通状態にする。これにより、電圧+Vsに応じた電圧が、走査線Y1に係る画素容量151の画素電極に印加される。
また、データ線駆動回路30により、照明表示領域A1に係るデータ線X1に、時刻t1からt3までの期間のうち、時刻t1からt2までの期間に亘り電圧−Vdを供給し、時刻t2からt3までの期間に亘り電圧+Vdを供給する。これにより、時刻t1からt3までの期間に対する、電圧+Vdを供給した期間および電圧−Vdを供給した期間の比率、すなわちパルス幅に応じた電圧が、データ線X1に係る画素容量151に印加される。
以上により、走査線Y1およびデータ線X1の交差部に設けられた画素150では、この画素150の備える画素容量151により、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化し、液晶を透過するバックライトユニットからの光が変化して、階調表示が行われる。
一方、データ線駆動回路30により、非照明表示領域A2に係るデータ線X6に、時刻t1からt3までの期間のうち、時刻t1からt2までの期間に亘り電圧+Vdを供給し、時刻t2からt3までの期間に亘り電圧−Vdを供給する。これにより、時刻t1からt3までの期間に対する、電圧+Vdを供給した期間および電圧−Vdを供給した期間の比率、すなわちパルス幅に応じた電圧が、データ線X6に係る画素容量151に印加される。
以上により、走査線Y1およびデータ線X6の交差部に設けられた画素150では、この画素150の備える画素容量151により、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化する。ところが、上述の走査線Y1およびデータ線X6の交差部に設けられた画素150は、非照明表示領域A2に係るものであり、バックライトユニットにより照明されないので、光が液晶を透過せず、階調表示が行われない。
次に、時刻t4からt6までの期間、走査線Y1に係る画素150に負極性書込を行う。すなわち、走査線駆動回路20により、選択電圧として電圧−Vsを走査線Y1に供給して、この走査線Y1に係る1水平ラインのTFD155を全て導通状態にする。これにより、電圧−Vsに応じた電圧が、走査線Y1に係る画素容量151の画素電極に印加される。
また、データ線駆動回路30により、照明表示領域A1に係るデータ線X1に、時刻t4からt6までの期間のうち、時刻t4からt5までの期間に亘り電圧−Vdを供給し、時刻t5からt6までの期間に亘り電圧+Vdを供給する。これにより、時刻t4からt6までの期間に対する、電圧+Vdを供給した期間および電圧−Vdを供給した期間の比率、すなわちパルス幅に応じた電圧が、データ線X1に係る画素容量151に印加される。
以上により、走査線Y1およびデータ線X1の交差部に設けられた画素150では、この画素150の備える画素容量151により、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化し、液晶を透過するバックライトユニットからの光が変化して、階調表示が行われる。
一方、データ線駆動回路30により、非照明表示領域A2に係るデータ線X6に、時刻t4からt6までの期間のうち、時刻t4からt5までの期間に亘り電圧+Vdを供給し、時刻t5からt6までの期間に亘り電圧−Vdを供給する。これにより、時刻t4からt6までの期間に対する、電圧+Vdを供給した期間および電圧−Vdを供給した期間の比率、すなわちパルス幅に応じた電圧が、データ線X6に係る画素容量151に印加される。
以上により、走査線Y1およびデータ線X6の交差部に設けられた画素150では、この画素150の備える画素容量151により、液晶に駆動電圧が印加される。これにより、液晶の配向や秩序が変化する。ところが、上述の走査線Y1およびデータ線X6の交差部に設けられた画素150は、非照明表示領域A2に係るものであり、バックライトユニットにより照明されないので、光が液晶を透過せず、階調表示が行われない。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)光源により、表示領域Aのうち非照明表示領域A2に対して照明をせず、表示領域Aのうち照明表示領域A1に対して選択的に照明した。そして、データ線駆動回路30により、複数のデータ線Xのうち照明表示領域A1に係るものには、画像信号を供給し、複数のデータ線Xのうち非照明表示領域A2に係るものには、画像信号と異なる信号を供給した。
すなわち、照明表示領域A1にのみ照明して、この照明表示領域A1のみで画像信号に基づく階調表示を行った。したがって、画像信号とは異なる信号として、画像信号による画素容量151の電圧実効値の変動分を相殺する信号を供給することで、横クロストークを低減できる。
また、従来のように階調値の発生度数を計数する回路が不要となるから、階調数が増加しても、電気光学装置1の回路規模が増大するのを抑制して、消費電力が増大するのを防止できる。
(2)照明表示領域A1および非照明表示領域A2を、走査線Yの延在する方向に並んで設けた。このため、各走査線Yに係る画素150ごとに、画像信号と異なる信号であって、画像信号による画素容量151の電圧実効値の変動分(スパイクノイズの影響)を減少させるような信号を供給して、横クロストークを確実に低減できる。
(3)画像信号を、階調に応じたパルス幅信号とし、画像信号と異なる信号を、画像信号の極性を反転して生成した。このため、画像信号による画素容量151の電圧実効値の変動分とは逆の電圧実効値の変動分が、画像信号と異なる信号によって生じるので、横クロストークをさらに確実に低減できる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係るデータ線駆動回路30Aの構成を示すブロック図である。データ線駆動回路30Aは、シフトレジスタ回路311およびデータ保持回路321の代わりに優先度決定回路60を備えている点と、大小比較回路34Aの構成とが、図4のデータ線駆動回路30と異なる。
データ線駆動回路30Aは、優先度決定回路60と、計数回路33と、大小比較回路34Aと、排他的論理和回路35と、スイッチ回路36と、を備える。
図7は、優先度決定回路60の構成を示すブロック図である。
優先度決定回路60は、照明表示領域A1に係る照明表示領域用回路601と、非照明表示領域A2に係る非照明表示領域用回路602と、を備える。
照明表示領域用回路601は、シフトレジスタ回路311Aと、データ保持回路321A、321Bと、を備える。
シフトレジスタ回路311Aは、4ビットの階調データDaを、照明表示領域A1に係るデータ線Xの本数に等しい段数、ここでは5段シフトするシフトレジスタである。つまり、4ビット×5段のシフトレジスタである。
このシフトレジスタ回路311Aには、階調に応じた4ビットの階調データDaが入力されるとともに、スタートパルスDXがHレベル、すなわち階調データDaの入力時に、データ線駆動回路30における基準信号であるクロック信号XCKが入力される。
このシフトレジスタ回路311Aは、クロック信号XCKに同期して、階調データDaを順次シフトして、このシフトした階調データを第1のシフト済階調データとして順次出力する。
データ保持回路321Aは、シフトレジスタ回路311Aの備える上述の4ビット×5段のシフトレジスタにそれぞれ接続された5つのラッチ回路を備える。このデータ保持回路321Aには、シフトレジスタ回路311Aから出力された第1のシフト済階調データと、ラッチパルスLP1と、が入力される。このラッチパルスLP1は、1行分の画素150のうち照明表示領域A1に係るものの階調データDaが全てシフトレジスタ回路311Aに入力されると、Hレベルとなる。
このデータ保持回路321Aは、ラッチパルスLP1がLレベルからHレベルになると、入力された第1のシフト済階調データを保持しつつ、この保持した第1のシフト済階調データを第1の保持済階調データとして出力する。
データ保持回路321Bは、データ保持回路321Aの備える上述の5つのラッチ回路にそれぞれ接続された5つのラッチ回路を備える。このデータ保持回路321Bには、データ保持回路321Aから出力された第1の保持済階調データと、ラッチパルスLP2と、が入力される。このラッチパルスLP2は、上述のラッチパルスLP1がHレベルになった後にHレベルとなる。
このデータ保持回路321Bは、ラッチパルスLP2がLレベルからHレベルになると、入力された第1の保持済階調データを保持しつつ、この保持した第1の保持済階調データを第2の保持済階調データとして出力する。
このデータ保持回路321Bから出力された第2の保持済階調データは、図6に示す大小比較回路34Aの正極側大小比較回路341Aに供給される。
図6に示す正極側大小比較回路341Aは、データ保持回路321Bの備える上述の5つのラッチ回路にそれぞれ接続された5つの大小比較器を備える。この正極側大小比較回路341Aには、データ保持回路321Bから出力された第2の保持済階調データと、計数回路33から出力された16進カウンタのカウント値と、が入力される。
この正極側大小比較回路341Aは、第2の保持済階調データおよび16進カウンタのカウント値の大小比較をして、この大小比較結果を出力する。
図7に戻って、非照明表示領域用回路602は、階調レベル計数回路372と、階調レベル補正回路382と、階調レベル抽出回路392と、シフトレジスタ回路312と、データ保持回路322と、を備える。
階調レベル計数回路372は、階調データDaについて階調レベルを計数し、計数した結果を出力する。この階調レベル計数回路372には、階調データDaが入力されるとともに、スタートパルスDXがHレベルの時に、クロック信号XCKが入力される。
この階調レベル計数回路372は、クロック信号XCKに同期して、同一の走査線Yに係る画素150に供給される階調データDaについて階調レベルを計数し、この計数結果を出力する。
階調レベル補正回路382は、階調レベル計数回路372により計数した階調レベルの計数結果を保持するとともに、この保持した計数結果を補正して出力する。この階調レベル補正回路382には、階調レベル計数回路372から出力された計数結果と、後述する階調レベル抽出回路392から出力された出力済階調データと、上述のラッチパルスLP1と、上述のクロック信号XCKと、が入力される。
この階調レベル補正回路382は、ラッチパルスLP1がHレベルになると、計数結果を保持する。また、階調レベル補正回路382は、クロック信号XCKに同期して、出力済階調データに基づいて保持済計数結果を補正するとともに、補正した保持済計数結果を補正済計数結果として出力する。
階調レベル抽出回路392は、階調レベルを比較し、発生頻度の高い階調レベルの階調データを抽出して出力する。この階調レベル抽出回路392には、階調レベル補正回路382から出力された補正済計数結果と、クロック信号XCKと、が入力される。
この階調レベル抽出回路392は、補正済計数結果に基づいて階調レベルのうち発生頻度の高いものの階調データを抽出して、この抽出した階調データを出力済階調データとして出力する。
シフトレジスタ回路312は、4ビットの出力済階調データを、照明表示領域A1に係るデータ線Xの本数に等しい段数、ここでは5段シフトするシフトレジスタである。つまり、4ビット×5段のシフトレジスタである。
このシフトレジスタ回路312には、階調に応じた4ビットの出力済階調データが入力されるとともに、上述のクロック信号XCKと、が入力される。
このシフトレジスタ回路311は、クロック信号XCKに同期して、出力済階調データを順次シフトして、このシフトした出力済階調データを第2のシフト済階調データとして順次出力する。
データ保持回路322は、シフトレジスタ回路312の備える上述の4ビット×5段のシフトレジスタにそれぞれ接続された5つのラッチ回路を備える。このデータ保持回路322には、シフトレジスタ回路312から出力された第2のシフト済階調データと、ラッチパルスLP2と、が入力される。
このデータ保持回路322は、ラッチパルスLP2がLレベルからHレベルになると、入力された第2のシフト済階調データを保持しつつ、この保持した第2のシフト済階調データを第3の保持済階調データとして出力する。
このデータ保持回路322から出力された第3の保持済階調データは、図6に示す大小比較回路34Aの負極側大小比較回路342に供給される。
図6に示す負極側大小比較回路342は、データ保持回路322の備える上述の5つのラッチ回路にそれぞれ接続された5つの大小比較器を備える。この負極側大小比較回路342には、データ保持回路322から出力された第3の保持済階調データと、計数回路33から出力された16進カウンタのカウント値と、が入力される。
この負極側大小比較回路342は、第3の保持済階調データおよび16進カウンタのカウント値の大小比較をして、この大小比較結果を出力する。
以上のデータ線駆動回路30Aは、以下のように動作する。
すなわち、照明表示領域A1に係るデータ線X1〜X5に、照明表示領域用回路601を介して階調データDaに基づく画像信号を供給する。
同時に、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に、非照明表示領域用回路602により、階調データDaについて階調レベルの発生頻度の高いものを抽出して、この発生頻度の高い階調データDaの画像信号の極性を反転したものを供給する。
より具体的には、非照明表示領域用回路602の備える階調レベル計数回路372により、階調データDaについて階調レベルを計数する。
次に、階調レベル抽出回路392により、この計数した結果に基づいて階調レベルを比較して、発生頻度の高い階調レベルの階調データを抽出する。
次に、負極側排他的論理和回路352により、この抽出した階調データに基づく画像信号の極性を反転する。
データ線駆動回路30Aは、負極側排他的論理和回路352から出力された信号を非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する。
なお、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給した画像信号の極性を反転したものに係る階調データ、すなわち階調レベル抽出回路392により抽出した発生頻度の高い階調レベルの階調データは、階調レベル補正回路382に供給される。これにより、階調レベル補正回路382では、データ線X6〜X10に供給した画像信号の極性を反転したものを考慮して、階調データDaのうち階調レベルの発生頻度の高いものから順に出力できる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(4)データ線駆動回路30Aに、画像信号のうち同一の走査線Yに係る画素150に供給されるものについて、階調レベルを計数する階調レベル計数回路372と、階調レベル計数回路372で計数した階調レベルのうち発生頻度の高いものを抽出する階調レベル抽出回路392と、この発生頻度の高い階調レベルの画像信号の極性を反転して、画像信号とは異なる信号を生成する負極側排他的論理和回路352と、を含んで構成した。すなわち、発生頻度の高い階調レベルの画像信号による画素容量151の電圧実効値の変動分を、画像信号とは異なる信号による画素容量151の電圧実効値の変動分により、優先的に相殺させた。したがって、画像信号による画素容量151の電圧実効値の変動分の大きいものから優先的に除去して、横クロストークを効率的に低減できる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るデータ線駆動回路30Bは、黒の階調を表示する信号を生成し、この信号を、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(5)非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する信号を、黒の階調を表示する信号、すなわち照明表示領域A1の表示品質に与える影響の少ない一定レベルの信号とした。このため、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10では、黒の階調を表示する信号により電位が一定となり、これら非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10と容量結合が生じる走査線Yでは、電位の変動を抑制できる。したがって、画素容量151の電圧実効値の変動を抑制して、横クロストークを低減できる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係るデータ線駆動回路30Cは、非照明表示領域A2のうち照明表示領域A1に隣接するものについて、照明表示領域A1との境界近傍を境界領域とすると、複数のデータ線Xのうち境界領域に係るものに、非照明表示領域A2の階調によらず、均一の階調を表示する信号を供給する点が図6のデータ線駆動回路30Aと異なる。
図8は、境界領域A3を示す図である。
データ線駆動回路30Cは、この境界領域A3に係るデータ線Xに、非照明表示領域A2の階調によらず、均一の階調を表示する信号を供給する。例えば、データ線駆動回路30Cは、境界領域A3に係るデータ線Xに黒の階調を表示する信号を供給する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(6)データ線駆動回路30Cにより、複数のデータ線Xのうち境界領域A3に係るものに、所定の均一な階調レベルの信号を供給した。
このため、非照明表示領域A2のうち境界領域A3で、照明表示領域A1の光源からの光漏れが発生しても、非照明表示領域A2の階調によらず均一な階調を表示して、光漏れによって非照明表示領域A2に印加した信号による表示が認識されるのを防止できる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態に係る光源制御回路は、照明表示領域A1および非照明表示領域A2をフレームごとに変化させる点が図1の電気光学装置1の備える光源制御回路と異なる。
図9、図10、図11は、フレームごとの照明表示領域A1および非照明表示領域A2の位置関係を示す図である。
例えば、図9(a)に示すように、表示領域の左側を分割表示領域A11、右側を分割表示領域A12とすると、第1フレームでは、図9(b)に示すように、分割表示領域A11を照明表示領域A1とし、分割表示領域A12を非照明表示領域A2とする。第2フレームでは、図9(c)に示すように、分割表示領域A11を非照明表示領域A2とし、分割表示領域A12を照明表示領域A1とする。そして第3フレームでは、図9(d)に示すように、第1フレームと同様、分割表示領域A12を照明表示領域A1とし、分割表示領域A12を非照明表示領域A2とする。以後これを繰り返す。
図10(a)では、表示領域がA11、A12、A13、A14の4つの分割表示領域に分割され、そのうちの1領域を照明表示領域A1とし、その他の領域を非照明表示領域A2とする。表示領域の状態はフレームごとに変化し、この場合、フレームが変化するたびに照明表示領域A1が隣接した分割表示領域に移動しているかのように変化する。
図11(a)では、表示領域がA11、A12、A13、A14の4つの分割表示領域に分割され、そのうちの3領域を照明表示領域A1とし、残る1領域を非照明表示領域A2とする。表示領域の状態はフレームごとに変化し、この場合、フレームが変化するたびに非照明表示領域A2が隣接する分割表示領域に移動しているかのように変化する。
図12、図13、図14は、それぞれ、図9、図10、図11での、照明表示領域A1、非照明表示領域A2の切り替えタイミングを示すタイミングチャートである。
ここで、分割表示領域A11、A12、A13、A14の波形を、それぞれ、照明表示領域A1であればHレベルとし、非照明表示領域A2であればLレベルとした。
図12は、図9のタイミングチャートである。
まず、スタートパルスDYの立ち上がりに同期して、分割表示領域A11が非照明表示領域A2となり、分割表示領域A12が照明表示領域A1となる。そして、次のスタートパルスDYの立ち上がりに同期して、分割表示領域A11が照明表示領域A1となり、分割表示領域A12が非照明表示領域A2となる。さらに次のスタートパルスDYの立ち上がりに同期して、分割表示領域A11が非照明表示領域A2となり、分割表示領域A12が照明表示領域A1となる。
図13は、図10のタイミングチャートである。
まず、スタートパルスDYの立ち上がりに同期して、分割表示領域A11が照明表示領域A1となり、分割表示領域A12、A13、A14が非照明表示領域A2となる。以降、スタートパルスDYの立ち上がりに同期して、照明表示領域A1となる分割表示領域が変化する。この場合、照明表示領域A1と非照明表示領域A2とは、分割表示領域をシフトするように変化する。
図14は、図11のタイミングチャートである。
まず、スタートパルスDYの立ち上がりに同期して、分割表示領域A11が非照明表示領域A2となり、分割表示領域A12、A13、A14が照明表示領域A1となる。以降、スタートパルスDYの立ち上がりに同期して、非照明表示領域A2となる分割表示領域が変化する。この場合、照明表示領域A1と非照明表示領域A2とは、分割表示領域をシフトするように変化する。
なお、フレームを切り替えるフレーム周波数は、120Hzとする。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(7)光源制御回路により、照明表示領域A1および非照明表示領域A2をフレーム期間ごとに変化させた。このため、画像の表示がなされない非照明表示領域A2をフレーム期間ごとに移動させることで、画素150が構成された領域全面を用いた表示が可能になった。また、ホールド型の電気光学装置1であっても、ある特定の画素について考えると、連続するフレームのうち所定のフレームにおいてのみ画像を表示することになった。これにより、インパルス型の表示方式に近付けて、動画像ぼやけの発生を抑制できる。
(8)フレーム周波数を120Hzとした。よって、ある特定の画素150について考えると、画像表示されるフレーム同士の間隔が短くなるから、フリッカを抑制できる。
<変形例>
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の第3実施形態では、非照明表示領域A2に係るデータ線X6〜X10に供給する信号を黒の階調を表示する信号としたが、これに限らず、例えば白の階調を表示する信号であってもよい。
また、上述の第5実施形態では、フレーム周波数を120Hzとしたが、これに限らず、例えば240Hz等であってもよい。また、表示領域Aの分割数、照明表示領域A1および非照明表示領域A2のそれぞれの位置と、それぞれの数とは、図9〜図11に示す限りでない。
また、例えば、上述した各実施形態では、本発明を液晶を用いた電気光学装置1に適用したが、これに限らず、液晶以外の電気光学物質を用いた電気光学装置にも適用できる。電気光学物質とは、電気信号(電流信号または電圧信号)の供給によって透過率や輝度といった光学的特性が変化する物質である。例えば、有機EL(Electro-Luminescent)や発光ポリマーなどのOLED素子を電気光学物質として用いた表示パネルや、着色された液体とこの液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示パネル、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイパネル、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイパネル、ヘリウムやネオン等の高圧ガスを電気光学物資として用いたプラズマディスプレイパネル、あるいは、プロジェクタに用いられるRGB用のライトバルブなど各種の電気光学装置に対しても、上記実施形態と同様に本発明が適用され得る。
<応用例>
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置1を適用した電子機器について説明する。
図15は、電気光学装置1を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに電気光学装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置1に表示される画面がスクロールされる。
なお、電気光学装置1が適用される電子機器としては、図15に示すものの他、パーソナルコンピュータ、情報携帯端末、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置が適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 前記電気光学装置の表示領域を示す図である。 前記電気光学装置の走査線駆動回路の構成を示すブロック図である。 前記電気光学装置のデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 前記電気光学装置のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係るデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 前記データ線駆動回路の優先度決定回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る境界領域を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るフレームごとの照明表示領域および非照明表示領域の位置関係を示す第1の図である。 前記実施形態に係るフレームごとの照明表示領域および非照明表示領域の位置関係を示す第2の図である。 前記実施形態に係るフレームごとの照明表示領域および非照明表示領域の位置関係を示す第3の図である。 前記実施形態に係る照明表示領域A1、非照明表示領域A2の切り替えタイミングを示す第1のタイミングチャートである。 前記実施形態に係る照明表示領域A1、非照明表示領域A2の切り替えタイミングを示す第2のタイミングチャートである。 前記実施形態に係る照明表示領域A1、非照明表示領域A2の切り替えタイミングを示す第3のタイミングチャートである。 前記電気光学装置を適用した携帯電話の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…電気光学装置、20…走査線駆動回路、30…データ線駆動回路、40…制御回路、50…駆動電圧生成回路、60…優先度決定回路、150…画素、151…画素容量、155…TFD(スイッチング素子)、372…階調レベル計数回路(階調レベル計数部)、392…階調レベル抽出回路、X…データ線、Y…走査線、A…表示領域、A1…照明表示領域、A2…非照明表示領域、A3…境界領域。

Claims (9)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素が配列された表示部と、当該表示部に対して光を照射する光源と、を備える電気光学装置であって、
    前記走査線を所定の順番で選択する選択電圧を供給する走査線駆動回路と、
    前記走査線が選択された際に、前記データ線に画像信号を供給するデータ線駆動回路と、を備え、
    前記表示部は、前記光源により複数の表示領域に対して選択的に照明が行われる照明表示領域と、前記光源により選択的に照明が行われない非照明表示領域と、を有し、
    前記データ線駆動回路は、前記照明表示領域に対応するデータ線に対して画像信号を供給するとともに、前記非照明表示領域に対応するデータ線に対して当該画像信号と異なる信号を供給することを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記照明表示領域および前記非照明表示領域は、前記走査線の延在する方向に並んで設けられることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置において、
    前記画像信号は、階調に応じたパルス幅信号であり、当該画像信号と異なる信号は、前記画像信号の極性を反転して供給することを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項3に記載の電気光学装置において、
    前記データ線駆動回路は、前記画像信号のうち同一の走査線に係る画素に供給されるものについて、階調レベルを計数する階調レベル計数部と、
    前記階調レベル計数部で計数された階調レベルのうち発生頻度の高いものを抽出する階調レベル抽出部と、
    前記発生頻度の高い階調レベルの画像信号の極性を反転して、前記画像信号とは異なる信号を生成する反転画像信号生成部と、を備えることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気光学装置において、
    前記非照明表示領域のうち前記照明表示領域に隣接する境界近傍を境界領域とすると、
    前記データ線駆動回路は、前記境界領域に対応するデータ線に対して、所定の均一な階調レベルの信号を供給することを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気光学装置において、
    前記照明表示領域および前記非照明表示領域をフレーム期間ごとに変化させることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置において、
    フレーム周波数は、120Hz以上であることを特徴とする電気光学装置。
  8. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素が配列された表示部と、当該表示部に対して光を照射する光源と、を備える電気光学装置の駆動方法であって、
    前記走査線に対して所定の順番で選択する選択電圧を供給し、
    前記走査線が選択された際に、前記データ線に対して画像信号を供給し、
    前記表示部は、前記光源により複数の表示領域に対して選択的に照明が行われる照明表示領域と、前記光源により選択的に照明が行われない非照明表示領域と、を設け、
    前記照明表示領域に対応するデータ線に対して画像信号を供給するとともに、前記非照明表示領域に対応するデータ線に対して当該画像信号と異なる信号を供給することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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CN114613338A (zh) * 2020-12-08 2022-06-10 咸阳彩虹光电科技有限公司 一种像素数据的改善方法、像素矩阵驱动装置及显示器

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