JP2007212382A - タンクのレベルゲージ - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクのレベルゲージに関し、構成が簡素で、取り付け位置を選ばず、かつ視認性を高めることができるようにする。
【解決手段】タンク9の内部に貯留された液体量を確認するためのレベルゲージ6において、該液体の液面よりも上方におけるタンク9の本体に穿孔された連通孔1と、流通孔8を該液面よりも下方の液中へ開口し、一端2aから他端2b側を上方へ延出し連通孔1を介して他端2bをタンク9の内部側に向けて開口するようにタンク9に固設された管状のパイプ部材2と、パイプ部材2の内部にパイプ部材2の延出方向へ浮動自在に配設されて該液体に浮遊するフロート部材3と、パイプ部材2の内部において下端部4aをフロート部材3に連結されて該延出方向に沿って延在し、フロート部材3とともに浮動するゲージ部材4と、ゲージ部材4の少なくとも上端部4bを、パイプ部材2の外部から目視可能な確認窓5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設機械,作業機械,車両,船舶等に搭載される燃料タンク,作動油タンク,潤滑油タンク等の各種タンクにおける液体内容量の確認に用いて好適な、タンクのレベルゲージに関する。
従来より、油圧ショベル等の作業機械に搭載される燃料タンクや作動油タンクには、内部に貯えられている液量を確認するためのレベルゲージが取り付けられている。
例えば燃料タンクには、エンジンを駆動するためのガソリンや軽油といった燃料が貯留されており、レベルゲージを確認することで燃料タンクの内部を点検しなくとも燃料量を把握できるようになっている。
また、作動油タンクには各種油圧装置を駆動するための作動油が貯留されている。作動油は燃料とは異なり機体の稼働によって消費されることが少ないため、油圧回路内の作動油の総量はあまり変化しないが、各種油圧装置の作動状態や作動油温に応じて作動油タンク内の作動油の液面の高さは変化する。したがって、各種油圧装置の作動状態や作動油温とともにレベルゲージを確認することで、作動油量が適正であるか否かを確認することができる。
このようなタンクのレベルゲージには、例えば特許文献1に記載のものがある。すなわち、タンク内部の液体の浮力により上下に揺動するフロートをアームの先端に固設するとともに、そのアームをタンクに対して枢設し、センサを用いてアームの揺動角を検出するものである。このような構成により、アームの揺動角と液面の高さとの対応関係を予め把握しておけば、タンク内部を確認することなく、センサの検出情報に基づいて液面の高さを把握することができ、液量を正確に計測することができる。
だが、特許文献1に記載されたようなレベルゲージでは、アームの揺動角を検出するセンサや、液面の高さに基づいて液体の量を算出する演算装置が必要となるため、コストが高くなる。
そこで、構造がより簡易なレベルゲージとして、例えば特許文献2に記載されたものがある。すなわち、タンク内の液面に浮遊するフロート部材と、フロート部材の浮遊を上下方向のみに規制する筒体を設けるとともに、筒体内部のフロート部材をタンクの外側から視認可能となるようにタンク又は筒体に透明度を持たせて形成する。このような構成により、タンクの外側からタンク内部の液面の高さを目視で把握することができる。
特開2004−117121号公報 特開平9−2578号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたようなレベルゲージでは、筒体をタンクの側面に設けなければならないため、取り付け用のスペースが必要となる。つまり、レベルゲージがタンクのレイアウト上の制約となることがあり、有用性に乏しい。特に、近年の建設機械,作業機械,車両等では車体の小型化,高性能化が求められており、特許文献2のようなレベルゲージの適用が、配置上困難な場合がある。
また、上記のレベルゲージでは、液面の高さに位置するフロート部材を視認するようになっているため、レベルゲージの取り付け高さはタンクの取り付けられた高さ、より正確に言えば、確認したい液体のタンク内における液面高さに依存することになる。したがって、例えば油圧ショベルの場合、タンクが車体のうちの高所に取り付けられた場合には、レベルゲージも車体の高所に取り付けられることになり、必ずしも見やすいとはいえない場合がある。
このように、従来のレベルゲージでは、構造を簡素化すると取付位置の自由度や視認性を向上させることが難しくなるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み案出されたもので、構成が簡素で、取り付け位置を選ばず、且つ視認性を高めることができるタンクのレベルゲージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のタンクのレベルゲージ(請求項1)は、タンクの内部に貯留された液体(例えば、燃料や作動油)の量を確認するためのレベルゲージにおいて、該液体の液面よりも上方における該タンク本体に穿孔された連通孔と、一端を該液面よりも下方の液中へ開口し、該一端から他端側を上方へ延出し、該連通孔を介して該他端を該タンクの内部側に向けて開口するように該タンクに固設された管状のパイプ部材と、該パイプ部材の内部を該パイプ部材の延出方向へ浮動自在に配設されて該液体に浮遊するフロート部材と、該パイプ部材の内部において下端部又は上端部を該フロート部材に連結されるとともに該パイプ部材の延出方向に沿って延在し、該フロート部材とともに浮動するゲージ部材と、該パイプ部材の内部に延在する該ゲージ部材の少なくとも上端部又は下端部を、該パイプ部材の外部より目視可能な確認窓とを備えたことを特徴としている。
また、該確認窓が、透明又は半透明の材料(例えば、透明ガラスや半透明の樹脂,プラスチック、半透明セラミックスなど、光を透過する材質のもの)で該パイプ部材の管壁をなすように形成されていることが好ましい(請求項2)。
また、該パイプ部材が、該パイプ部材の内部に延在する該ゲージ部材の少なくとも上下端部の一方(該フロート部材に連結された端部側)及び該フロート部材を隠蔽する不透明な材料(例えば、ほとんど光を透過しない不透明ガラスや不透明プラスチック,金属など、それを管壁とした場合には内部を見ることができないもの)でその管壁を形成されていることが好ましい(請求項3)。
なお、該タンクが、キャブを備えた作業機械の車体(上部旋回体)の上に搭載されたタンクであって、該確認窓が、該車体の外側面(例えば、車体の左右側面)又は該車体の外周面に設けられたカバー(例えば、メンテナンス用点検扉)の内部又は該タンクの該キャブ側に面する側面に設けられていることが好ましい(請求項7)。
本発明のタンクのレベルゲージ(請求項1)によれば、液体の高さに浮いているフロート部材よりも上方(又は下方)で、ゲージ部材の上端部(又は下端部)を目視することができる。つまり、実際の液体の高さよりも高い位置(又は低い位置)でタンク内の液体貯留量を把握することができ、視認性を高めることができる。またこれにより、レベルゲージの配置上の制約を緩和でき、設計自由度の高いタンク及びレベルゲージのレイアウトが可能となる。
また、構造が簡素であり、故障のおそれが小さく、コストを削減することができる。
本発明のタンクのレベルゲージ(請求項2)によれば、簡素な構成で、ゲージ部材の上端部(又は下端部)を外部へ露呈させることができる。また、確認窓からパイプ部材内部への空気,湿気,異物などの進入を防止することができる。
本発明のタンクのレベルゲージ(請求項3)によれば、液体の高さに浮いているフロート部材やゲージ部材が不透明な材質の管壁によって目隠しされるため、液体を変質させうる光(例えば、直射日光等)から液体を保護することができ、液体の劣化を抑制することができる。また、これによりパイプ部材内の実際の液面の高さを、検出(確認)すべき液面の高さと誤認してしまうことを防ぐことができる。
本発明のタンクのレベルゲージ(請求項4)によれば、作業機械の上部旋回体上に搭載されたタンクにおいて、容易にタンクの液面の確認を行うことができる。例えば、車体の外側面や外周面に設けられたメンテナンス用点検扉等のカバーの内部に確認窓を設ければ、機体周囲からの目視が容易である。また、タンクのキャブ側に面する側面に確認窓を設ければ、キャブ内からの目視が容易となる。
なお、従来の作業機械に搭載されるタンクの場合、タンク周辺には様々な機器,装置が配設されるため、レイアウトによっては機体周囲から見やすい位置にレベルゲージを取り付けることが困難な場合があったが、本レベルゲージによれば、液面よりも上方又は下方へずらした位置にレベルゲージを取り付けることができるため、キャブ内部から確認しうる高さにレベルゲージを設けることができ、その結果、運転者にとって見やすくすることができる。
以下、図面により、本発明の実施形態について説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態としてのタンクのレベルゲージを示すもので、図1は本装置の全体構成を示す断面図、図2は本装置のタンクへの取り付け状態を示す部分断面図、図3は本装置が適用された作業機械の上部旋回体を透視した上面図、図4は本装置が適用された作業機械の上部旋回体の縦断面図(図3のA−A断面図)、図5は本装置が適用された作業機械の構成を示す斜視図である。
[1.構成]
[1−1 全体構成]
本発明の一実施形態にかかるタンクのレベルゲージは、図5に示す作業機械10に搭載された作動油タンクに適用されている。まず、この作業機械10は、クローラ式の走行装置を装備した下部走行体11と、スイングフレーム12aを介して下部走行体11の上部に旋回自在に搭載された上部旋回体12とを備えて構成される。
スイングフレーム12aは、上部旋回体12の骨組みをなす構造体である。スイングフレーム12a上には、キャブ13をはじめとして、作業機械10の駆動源であるエンジンや各種機器を内装されたエンジンルーム,ブーム装置や旋回装置等の各種油圧作業装置,エンジンの燃料を貯留する燃料タンク14,各種油圧作業装置へ供給される作動油を貯留する作動油タンク9等が取り付けられる。なお、図5では、作業装置10から各種油圧作業装置及び外装カバーを部分的に取り外した状態が図示されている。
図3に示すように、スイングフレーム12aの中央には、ブーム装置を上下方向へ揺動自在に軸支するメインフレーム15が、車両の前後方向へ伸びるように設けられている。また、メインフレーム15の左側にはキャブ13が取り付けられ、一方メインフレーム15の右側には作動油タンク9が配設されている。
作動油タンク9は、内部に作動油を貯留するタンクである。作動油タンク9の内部の作動油は、エンジンによって駆動される油圧ポンプにより、各種油圧作業装置へ供給され、その後、作動油タンク9へ環流する。つまり、油圧駆動装置の作動油は、所定の油圧回路内を繰り返し循環するようになっている。
所定の油圧回路内の作動油の総量は略一定であるが、各種油圧装置の作動状態や作動油温に応じて作動油タンク9内の作動油の液面の高さは変化する。作業機械10の通常の作動条件下における作動油タンク9内の液面の最高高さ(最高油位)を、図2中に第1高さHaとして示し、液面の最低高さ(最低油位)を、第2高さHbとして示す。通常の作業条件とは、エンジンが駆動しうる温度条件や各種油圧作業装置の作業能力によって規定される動作範囲条件,負荷条件等のことを意味する。また、第1高さHa及び第2高さHbとは、予め設定された所定の水平基準面(例えば、作動油タンク9の底面)からの高さを意味する。またここでは、作動油の高温時における最高液面が第1高さHaに設定されるとともに、作動油の低温時における最低液面が第2高さHbに設定されている。
なお、作動油タンク9内部の作動油は、油圧ポンプにより図示しない流出口から吸い出されて各種油圧作業装置へ供給されるとともに、戻り油が図示しない流入口から作動油タンク9内部へ貯留されるようになっている。
作動油タンク9の側面には、第1高さHaよりも高い位置に穿孔形成された連通孔1と、第2高さHbよりも低い位置で穿孔形成された流通孔8とが設けられている。また、この側面には、内部に貯留された作動油の液量を確認するためのレベルゲージ6が併設されている。
なお、このレベルゲージ6は、図4によれば、キャブ側に面する作動油タンク9の側面に固設されている。
[1−2 レベルゲージ構成]
図1に示すように、レベルゲージ6は、パイプ部材2と、フロート部材(浮き)3と、ゲージ部材4と、確認窓5とを備えて構成されている。
パイプ部材2は、作動油タンク9の連通孔1と流通孔8とを連結する通路を形成する管状部材である。つまり、パイプ部材2の下方の一端2aは、流通孔8を介して作動油タンク9の外側から内部へ向けて接続され、作動油の液中へ開口している。また、パイプ部材2の上方の他端2bは、連通孔1を介して作動油タンク9の外側から内側へ向けて接続され、作動油タンク9の内部へ向けて開口している。これにより、作動油タンク9の内部空間は、外気に対して密閉されるようになっており、作動油タンク9内部の作動油の液面の高さ及びパイプ部材2の内部の作動油の液面の高さは、作動油タンク9の内圧の大きさに関わらず、常に等しい。
なお、このパイプ部材2の形状は、その一端2a側から上方へ向けて略鉛直に延出した形状となっている。
フロート部材3は、作動油よりも密度が小さく(あるいは、内包する空洞を含めた単位体積あたりの重さが小さく)、浮きとして機能する部材である。このフロート部材3は、パイプ部材2の内部を上下方向へ浮動自在に内装されており、パイプ部材2内における液体に浮遊している。つまり、フロート部材2が浮遊する高さは、作動油タンク9内の液面高さに等しい。
ゲージ部材4は、パイプ部材2の内部に遊挿された棒状の部材であり、その下端部4aはフロート部材3に連結されている。ゲージ部材4の上端部4bには、視認性を向上させるべく他の部分とは異なる色に着色された液面表示部4cが形成されている。液面表示部4cのおおよその高さは、図1に示すように、液面の高さよりも長さLだけ上方に設定されている。なお、ゲージ部材4は、フロート部材3とともにパイプ部材2内の液面上に浮動する程度に軽量となっている。
また、図1に示すように、パイプ部材2にはその管壁の一部分が透明な材質、例えば透明なガラスやプラスチック等で形成されて、パイプ部材2の内部を視認することのできる確認窓5が形成されている。
この確認窓5は、ゲージ部材4の液面表示部4cの高さに対応した位置に、パイプ部材2の全周にわたって設けられる。ここでは、作動油の液面が第1高さHaにあるときの液面表示部4cの位置(すなわち、高さHa+L)が、確認窓5の上端となり、作動油の液面が第2高さHbにあるときの液面表示部4cの位置(すなわち、高さHb+L)が、確認窓5の下端となる円筒状に形成される。
一方、パイプ部材2の確認窓5以外の部分は、不透明な材質、例えば不透明なガラスやプラスチック,金属等で形成されて、パイプ部材2の内部へ光が入らないようになっている。これにより、液面表示部4cや確認窓5の部分を見やすく、且つ、わかりやすくしている。なお、この確認窓5をパイプ部材2の全周にわたって形成する代わりに、パイプ部材2の内部を部分的に視認しうる矩形状の窓を設けてもよい。
[作用,効果]
以上のような構成により、本実施形態におけるタンクのレベルゲージによれば以下のような作用・効果を奏する。
まず、目視により確認窓5の内部にゲージ部材4の液面表示部4cが確認された場合、確認窓5が設けられている位置は、作動油の液面が第1高さHaにあるときの液面表示部4cの位置と、作動油の液面が第2高さHbにあるときの液面表示部4cの位置との間に設定されているため、作動油タンク9内の液面の高さが通常の作動条件下の変動範囲内に収まっていることになる。したがって、液面の高さが適正であると確認することができる。一方、確認窓5の内部にゲージ部材4の液面表示部4cが確認されない場合には、液面の高さが適正範囲外であることを確認することができる。
また、液面表示部4cの高さが、作動油タンク9内の液面高さよりも高さLだけ上方に設定されているため、液面表示部4cは実際の液面高さよりも高い位置で目視される。したがって、実際の液体の高さよりも高い位置でタンク内の液体貯留量を把握することができる。つまり、液面表示部4c自体の視認性を高めることができる。
さらに、レベルゲージ6の配設位置の制約を緩和することができる。すなわち、従来のレベルゲージ(例えば、特許文献2に記載されたもの)では、第1高さHaから第2高さHbまでの高さといった、実際に液面が変動する高さに確認窓5を設ける必要があり有用性に乏しいが、本レベルゲージ6では、実際に液面が変動する高さよりも高い位置に確認窓5が形成されるため、レベルゲージ6の取り付け高さを自由に設定することができ、設計の自由度の高いタンク及びレベルゲージのレイアウトが可能となる。
また、本例のレベルゲージ6は、キャブ側に面する作動油タンク9の側面に取り付けられているため、キャブ13内の運転席からの視認性が良好であり、また、作動油タンク9内の作動油量の確認の手間がかからず、使い勝手を向上させることができる。特に、図3に示すように、作動油タンク9が機体の外周に面していない配置の場合、従来は機体外部から見やすい位置にレベルゲージを取り付けることが困難であったが、本レベルゲージはキャブ13内部から確認しうる高さで機体の内部側に取り付けることができる。なお、例えば実際に目視確認しやすい高さが作動油タンク9の上面よりもさらに上方であるような場合には、ゲージ部材4の長さLを、確認したい作動油タンク9内の液面の高さと、その目視確認しやすい高さとの差の距離に設定すればよい。
また、確認窓5がパイプ部材2の管壁をなしているため、確認窓5からパイプ部材2内部への空気,湿気,異物などの進入を防止することができる。
また、液面の高さに浮いているフロート部材3やゲージ部材4の下端部4aが不透明な材質の管壁によって目隠しされており、パイプ部材2の内部へ光が入らないため、作動油を変質や劣化から保護することができ、液面表示部4c及び確認窓5を見やすく、且つわかりやすくすることができる。
なお、構成が極めて簡素であって、コストを削減できるほか、故障のおそれも少なく、特別なメンテナンスの必要もない。
[その他]
[上記実施形態のバリエーション]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、パイプ部材2がその一端2a側から上方へ向けて略鉛直に延出した形状となっているが、パイプ部材2の形状はこれに限定されず、レベルゲージ6が取り付けられる作動油タンク9の側面の形状や周囲に設けられる各種装置等の配置に応じて適宜変更することができる。
例えば、パイプ部材2を曲線状にくねらせながら上方へ延びた形状とした場合、ゲージ部材4の材質を可撓性を備えたものにすれば、上述の実施形態ものと同様の作用,効果を期待できる。つまり、確認窓5の配設位置は、フロート部材3の配設位置や作動油の液面高さに左右されることなく自由に設定することが可能であり、取り付け位置を選ばない。
また、上述の実施形態では、パイプ部材2の確認窓5以外の部分が不透明な材質のもので形成されているが、このような構成の代わりに、パイプ部材2全体を透明又は半透明な材質のもので形成するとともにパイプ部材2の外周を不透明な材質のもので覆う構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、作業機械の作動油タンク9に適用されたレベルゲージ6を例示したが、本レベルゲージ6を燃料タンク14やその他の液体貯留用のタンクのレベルゲージ(例えば、液体の残量や燃料の満タン確認のための装置)として用いることも可能である。さらに、作業機械だけでなく、建設機械や車両,船舶等あらゆる機械に搭載される各種タンクに適用が可能である。つまり、内部に液体を貯留するタンクであれば、本レベルゲージ6を用いてタンク内部の液体内容物の液量確認を行うことができる。
なお、視認性を向上させることを目的として、ゲージ部材4の液面表示部4cを、例えばゲージ部材4の周囲にドーナツ状や円筒形状に形成してもよい。
[第1変形例]
また、上述の実施形態では、レベルゲージ6が作動油タンク9の側面の外側に固設されているが、例えば図6に示すように、レベルゲージ26を作動油タンク29の内部側に取り付けることも考えられる。
このレベルゲージ26は、上述の実施形態と同様に、パイプ部材22,フロート部材23,ゲージ部材24及び確認窓25を備えて構成される。
まず、作動油タンク29の上面に、連通孔21及び貫通孔27を穿孔する。次に、パイプ部材22の下方の一端22aを、作動油タンク29の内部において作動油中へ浸漬させて液中へ開口させる。また、パイプ部材22を一端22a側から他端22b側へ鉛直上方へ向けて延設するとともに、貫通孔27の中を挿通させて一旦作動油タンク29の外部まで延ばし、作動油タンク29の上方で屈曲させて他端22bを連通孔21へと接続する。なおこの連通孔21は、上述の実施形態(図2)における連通孔1と同様に機能する。
そして、パイプ部材22の内部に、上述の実施形態と同様の構成を備えたフロート部材23及びゲージ部材24を設けるとともに、作動油タンク29の上面よりも上方で、パイプ部材22に確認窓25を形成する。
つまり、このような構成によれば、確認窓25を作動油タンク29の直上方に設けることが可能となる。したがって、例えば作動油タンク29の側面の四方全てにスペースの余裕がないような場合に有用である。なお、逆に作動油タンク29の上面にスペースの余裕がないような場合には、前述の通り、作動油タンク9の側面に取り付けられるレベルゲージ6が有用である。
[第2変形例]
また、上述の実施形態では、ゲージ部材4の下端部4aがフロート部材3に連結されており、実際の液面の高さより上方に確認窓5が設けられているが、例えば逆に、図7に示すように、ゲージ部材4の上端部をフロート部材に連結して、実際の液面の高さよりも下方に確認窓を設けた構成とすることも可能である。
このレベルゲージ36は、上述の実施形態と同様に、パイプ部材32,フロート部材33,ゲージ部材34及び確認窓35を備えて構成される。
パイプ部材32の下方の一端32aは、流通孔38を介して作動油タンク39の外側から内部へ向けて接続され、作動油の液中へ開口している。また、パイプ部材32の上方の他端32bは、連通孔31を介して作動油タンク39の外側から内側へ向けて接続され、作動油タンク39の内部へ向けて開口している。また、フロート部材33は、上述の実施形態と同様にパイプ部材32の内部を上下方向へ浮動自在に内装されて、パイプ部材32内に浮遊している。
一方、ゲージ部材34は、図7に示すように、その上端部34bがフロート部材33に連結されたままパイプ部材32の内部を遊動するようになっている。なお、上述の実施形態におけるゲージ部材4と比較すると、ゲージ部材はやや重い材質でできている。
また、確認窓35は、ゲージ部材34の下端部34aに形成された液面表示部34cの高さに対応した位置に設けられる。ここでは、作動油の液面が第1高さHaにあるときの液面表示部34cの位置(すなわち、高さHa−L)が、確認窓35の上辺となり、作動油の液面が第2高さHbにあるときの液面表示部34cの位置(すなわち、高さHb−L)が、確認窓35の下辺となる矩形状に形成される。
このような構成によれば、実際の液体の高さよりも低い位置でタンク内の液体貯留量を把握することができる。本第2変形例は特に、作動油タンク39が比較的高所に配置されたような作業機械において有利である。
本発明の一実施形態としてのタンクのレベルゲージの断面図である。 本装置のタンクへの取り付け状態を示す部分断面図である。 本装置が適用された作業機械の上部旋回体を透視した上面図である。 図3のA−A断面図である。 図3の作業機械の構成を示す斜視図である。 本発明の第1変形例を示す部分断面図である。 本発明の第2変形例を示す部分断面図である。
符号の説明
1 連通孔
2 パイプ部材
2a 一端
2b 他端
3 フロート部材
4 ゲージ部材
4a 下端部
4b 上端部
4c 液面表示部
5 確認窓(開口部)
6 レベルゲージ
8 流通孔
9 作動油タンク(タンク)
10 作業機械
11 下部走行体
12 上部旋回体
12a 旋回フレーム
13 キャブ
14 燃料タンク(タンク)
15 メインフレーム

Claims (4)

  1. タンクの内部に貯留された液体の量を確認するためのレベルゲージにおいて、
    該液体の液面よりも上方における該タンク本体に穿孔された連通孔と、
    一端を該液面よりも下方の液中へ開口し、該一端から他端側を上方へ延出し、該連通孔を介して該他端を該タンクの内部側に向けて開口するように該タンクに固設された管状のパイプ部材と、
    該パイプ部材の内部に該パイプ部材の延出方向へ浮動自在に配設されて該液体に浮遊するフロート部材と、
    該パイプ部材の内部において下端部又は上端部を該フロート部材に連結されるとともに該パイプ部材の延出方向に沿って延在し、該フロート部材とともに浮動するゲージ部材と、
    該パイプ部材の内部に延在する該ゲージ部材の少なくとも上端部又は下端部を、該パイプ部材の外部より目視可能な確認窓と
    を備えたことを特徴とする、タンクのレベルゲージ。
  2. 該確認窓が、透明又は半透明の材料で該パイプ部材の管壁をなすように形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のタンクのレベルゲージ。
  3. 該パイプ部材が、該パイプ部材の内部に延在する該ゲージ部材の少なくとも上下端部の一方及び該フロート部材を隠蔽する不透明な材料でその管壁を覆われている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のタンクのレベルゲージ。
  4. 該タンクが、キャブを備えた作業機械の車体上に搭載されたタンクであって、
    該確認窓が、該車体の外側面又は該車体の外周面に設けられたカバーの内部又は該タンクの該キャブ側に面する側面に設けられている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のタンクのレベルゲージ。
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