JP2004217164A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキ液タンク内のブレーキ液や洗浄液タンク内の洗浄液をキャブの外側から容易に確認できるようにし、点検作業等の作業性を向上する。
【解決手段】キャブ4内の入口12側には、ブレーキ装置19のブレーキ液タンク25とウィンドウォッシャ装置27の洗浄液タンク31とを配置する構成としている。従って、ブレーキ液タンク25のブレーキ液、洗浄液タンク31の洗浄液の残量を点検する場合には、キャブ4のドア11を開くだけで、キャブ4の外部から目視によって容易に点検することができる。また、入口12側に配置されたブレーキ液タンク25、洗浄液タンク31には容易に手か届くから、ブレーキ液の交換、洗浄液の補充等の作業を簡単に行なうことができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリフトトラック、油圧ショベル等のキャブを備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械としては、例えば地上から高所への荷物の運搬作業等を行なうリフトトラック、土砂の掘削作業等を行なう油圧ショベル等が知られている。
【0003】
これらの建設機械は、自走可能な車体と、該車体に設けられたキャブと、該キャブ内に設けられ、オペレータが着座する運転席とを備えている。また、運転席の前方には、車体を走行させるためのステアリング(またはレバー)、ペダル等が配設されている。さらに、キャブの前面部には、雨天の作業でも前方の視界を確保できるように、前面ガラスに付着した水滴を除去するウィンドウォッシャ装置が設けられている。
【0004】
ここで、ウィンドウォッシャ装置は、前面ガラスに付着した水滴等を拭取るワイパと、前面ガラスに洗浄液を噴射するノズル部と、洗浄液を貯える洗浄液タンクと、該洗浄液タンクに貯えた洗浄液をノズル部に向けて圧送するポンプ部とにより大略構成されている。また、洗浄液タンクは、洗浄液を補充し易いように、例えばキャブの入口に近い床板の下面部(床下)に取付ける構成としている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開平6−32234号公報
【0006】
また、例えばリフトトラックのように車輪により走行するホイール式の建設機械は、減速、停止するためのブレーキ装置を備えている。このブレーキ装置は、運転席の前方の床板上に設けられたブレーキペダルと、該ブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液を吐出するブレーキマスタシリンダと、例えば車輪を駆動する車軸等に設けられ、ブレーキマスタシリンダから吐出されたブレーキ液により制動力を与える油圧ブレーキ部とによって大略構成されている。
【0007】
さらに、ブレーキマスタシリンダには、ブレーキ液を貯えるブレーキ液タンクが接続され、該ブレーキ液タンクは、例えばキャブの床下、キャブ後部の機械室内等に配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術のように、洗浄液タンク、ブレーキ液タンクをキャブの床下に配設した場合、洗浄液、ブレーキ液の残量を点検するためには、床板上のフロアマットをめくり、床板を取外して外部から液面の高さを視認したり、タンクのキャップを取外して直接液面を視認しなくてはならない。
【0009】
また、洗浄液タンク、ブレーキ液タンクを機械室に配設した場合には、車体上に乗り、機械室を覆う外装カバーを開いて洗浄液タンク、ブレーキ液タンクの液面を目視で確認しなくてはならない。
【0010】
従って、いずれの場合でも、洗浄液タンク、ブレーキ液タンクの液面(残量)の視認作業に多大な労力や時間を要してしまい、点検作業等の作業性が悪いという問題がある。
【0011】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ブレーキ液タンク内のブレーキ液や洗浄液タンク内の洗浄液をキャブの外側から容易に視認することができ、点検作業等の作業性を向上することができるようにした建設機械を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による建設機械は、自走可能な車体と、該車体に設けられ側面に開閉可能なドアを有するキャブと、該キャブ内に設けられオペレータが着座する運転席とを備えている。
【0013】
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、キャブ内でドアにより開閉される入口側には、ブレーキ装置を作動するブレーキ液および/またはキャブの前面ガラスに噴射する洗浄液を貯えるタンクを配置する構成としたことにある。
【0014】
このように構成したことにより、キャブ内の入口側に配置されたタンクは、ドアを開くだけで、ブレーキ液および/または洗浄液の残量をキャブの外部から目視によって容易に確認することができる。また、タンクには容易に手が届くから、ブレーキ液の交換、洗浄液の補充等を簡単に行なうことができる。
【0015】
請求項2の発明によると、タンクは運転席の側面とキャブのドアとの間に配置する構成としている。これにより、運転席とドアとの間の空間を利用してタンクを効率よく配置することができる。
【0016】
請求項3の発明によると、キャブ内の入口側にはタンクを収容するタンクカバーを設け、該タンクカバーの入口側の側面にはタンクの液面位置を視認するための覗き窓を設ける構成としたことにある。
【0017】
このように構成したことにより、タンクはタンクカバーによって覆い隠すことができ、ドアを開けたときの見栄えを良好にすることができる。また、タンクをタンクカバーで覆い隠した状態でも、覗き窓からタンクの液面(残量)を容易に視認することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に適用される建設機械として、地上から高所への荷物の運搬作業等を行なうリフトトラックを例に挙げ、図1ないし図6に従って詳細に説明する。
【0019】
1は本実施の形態に適用される建設機械としてのリフトトラックで、該リフトトラック1は、自走可能なホイール式の車体2と、後述のフロント3、キャブ4、運転席13等により大略構成されている。
【0020】
ここで、車体2は、厚肉な鋼板を組合せて前,後方向に延びるように形成されたフレーム2Aと、該フレーム2Aの前,後に車軸2Bを介して取付けられた4個の車輪2C(左側のみ図示)と、前記フレーム2Aに搭載されたエンジン、油圧ポンプ、油圧モータ(いずれも図示せず)とによって大略構成されている。
【0021】
また、フレーム2Aには、前,後方向に延びて油圧モータによって回転駆動される駆動軸2Dが設けられ、該駆動軸2Dの端部は、デファレンシャル装置2Eを介して前,後の車軸2Bに接続されている。
【0022】
3は車体2のフレーム2Aに起伏可能に設けられたフロントで、該フロント3は、基端側がフレーム2Aの後部上端側にピン結合され、前,後方向に延びた伸縮式(テレスコピック式)のブーム3Aと、該ブーム3Aの先端側に回動可能に取付けられたフォーク式の荷役具3Bと、フレーム2Aとブーム3Aとの間に設けられ、車体2に対してブーム3Aを起伏させるブーム起伏シリンダ3Cと、ブーム3Aと荷役具3Bとの間に設けられ、ブーム3Aに対して荷役具3Bを回動させるフォークシリンダ3Dと、前記ブーム3Aを伸長、縮小するブーム伸縮シリンダ3Eとにより大略構成されている。
【0023】
そして、フロント3は、例えば図1中に実線で示すブーム3Aの伏せ位置において荷役具3Bに荷物を積載した後、ブーム起伏シリンダ3Cによってブーム3Aを二点鎖線で示す起立位置へと移動させつつ、ブーム伸縮シリンダ3Eによって該ブーム3Aを伸長させることにより、荷物を地上から高所へと運搬するものである。
【0024】
4は車体2に設けられ、内部に運転室を画成するキャブで、該キャブ4は、前,後の車輪2C,2C間に位置してフレーム2Aから左側に張出した支持ブラケット(図示せず)に支持されている。また、キャブ4は、図2、図3に示す如く、後述する左側面部5、右側面部6、前面部7、後面部8、上面部9、下面部10によって略箱形状に形成されている。
【0025】
5はキャブ4の左側面部で、該左側面部5は、長さ方向の複数箇所に所望の曲げ加工を施すことにより角枠状に形成されたパイプフレーム5Aと、該パイプフレーム5Aの前,後方向中間部に位置して上,下方向に延び、端部がパイプフレーム5Aに固着されたセンタピラー5Bと、該センタピラー5Bの後側に位置して該センタピラー5Bとパイプフレーム5Aとの間に取付けられた左側面ガラス5Cとによって大略構成されている。また、センタピラー5Bの前側には後述のドア11が開閉可能に取付けられている。
【0026】
6はキャブ4の右側面部で、該右側面部6は、図3に示す如く、下向きに開口する略コ字状に折曲げて形成されたパイプフレーム6Aと、該パイプフレーム6Aの下側に取付けられたステップ状の右側面パネル6B(図4参照)と、該右側面パネル6Bとパイプフレーム6Aとの間に取付けられた右側面ガラス6Cとによって大略構成されている。
【0027】
7はキャブ4の前面部で、該前面部7は、左側面部5のパイプフレーム5Aと右側面部6のパイプフレーム6Aとの間を左,右方向に延びて設けられ、両者を連結する前側連結フレーム7Aと、該前側連結フレーム7Aの下側に位置してオペレータの足元の前側を覆う前面パネル7Bと、前記前側連結フレーム7Aの上側に取付けられた前面ガラス7Cとによって大略構成されている。
【0028】
8はキャブ4の後面部で、該後面部8は、側面部5,6のパイプフレーム5A,6A間を左,右方向に延びて設けられた後側連結フレーム、後面パネル(いずれも図示せず)と、前記後側連結フレームの上側に取付けられた後面ガラス8Aとによって大略構成されている。
【0029】
9はキャブ4の上面部で、該上面部9は、側面部5,6のパイプフレーム5A,6A間を前,後方向に延びて設けられた天面パネル9Aと、該天面パネル9Aの前,後方向の途中に上側に突出して設けられた突出部9Bとによって大略構成されている。
【0030】
また、10はキャブ4の下面部で、該下面部10は、側面部5,6のパイプフレーム5A,6A間に位置して前側寄りに配置された床板10Aと、該床板10Aの後側に位置して1段高く形成された運転席支持台10Bとによって大略構成されている。
【0031】
ここで、運転席支持台10Bは、センタピラー5Bよりも前側に大きく張出して形成され、その上面側には左側面部5と間隔をもって後述の運転席13が配設されている。また、運転席支持台10Bの左側には、後述のゲートロックレバー15がタンクカバー33に覆われた状態で取付けられている。
【0032】
11はキャブ4の左側面部5に設けられたドアで、該ドア11は、センタピラー5Bの前側に形成されたキャブ4内に乗込むための入口12を開閉するものである。また、ドア11は、前記入口12のほぼ下側半分を開閉する下部ドア11Aと、入口12の残りの上側半分を下部ドア11Aと独立して開閉する上部ドア11Bとにより構成されている。そして、下部ドア11A、上部ドア11Bはそれぞれセンタピラー5Bに回動可能に取付けられている。
【0033】
次に、13はキャブ4内に設けられた運転席で、該運転席13は、左側面部5(ドア11)と間隔をもって下面部10の運転席支持台10B上に配設されている。そして、運転席13は、運転席支持台10B上に取付けられた台座13Aと、該台座13A上に取付けられたシート位置調整機構13Bと、該調整機構13B上に搭載され、オペレータが着座するシート13Cとによって大略構成されている。
【0034】
また、14は運転席13の右側に設けられた作業操作部14で、該作業操作部14は、右側面部6の右側面パネル6B上面に傾転操作可能に設けられたメイン操作レバー14A、サブ操作レバー14B、各種表示器(図示せず)等によって構成されている。
【0035】
15は運転席13の左側(入口12側)に設けられたゲートロックレバーで、該ゲートロックレバー15は、オペレータの乗降を妨げる押し下げ位置と乗降を許す跳ね上げ位置との間で回動可能なレバー部15Aと、下面部10の運転席支持台10Bの左側寄りに取付けられ、該レバー部15Aの回動位置を検出する検出部15Bとにより大略構成されている。
【0036】
そして、ゲートロックレバー15は、レバー部15Aを押し下げ位置に配置したときには、作業操作部14等の操作を許し、レバー部15Aを跳ね上げ位置に配置したときには、乗降するオペレータが誤って作業操作部14に触れてフロント3等が作動しないように、作業操作部14等の操作を無効にするものである。
【0037】
16は運転席13の前方に位置して前面部7の内側に設けられたインストルメントパネルで、該パネル16には、速度計、燃料計等の計器類(図示せず)が配置されている。また、インストルメントパネル16のほぼ中央部には、走行操作部をなすステアリング17が設けられ、該ステアリング17は各車輪2Cを操作するものである。
【0038】
18は運転席13の前方の足元に設けられたアクセルペダルで、該アクセルペダル18は、走行時の速度等を操作するもので、下面部10の床板10右側寄りに足踏み操作可能に取付けられている。
【0039】
19はキャブ4に設けられたブレーキ装置で(図4参照)、該ブレーキ装置19は、リフトトラック1の走行時に減速、停止させたり、リフトトラック1を停止位置に留めるものである。そして、ブレーキ装置19は、後述するブレーキペダル20、ブレーキマスタシリンダ22、ブレーキ液タンク25および車体2の各車軸2Bに設けられた例えば湿式多板ブレーキ等の油圧ブレーキ部(図示せず)等から大略構成されている。
【0040】
20はアクセルペダル18の左側に位置して床板10Aに足踏み操作可能に取付けられたブレーキペダルで、該ブレーキペダル20は、床板10Aの下側に設けられたリンク部21に接続されている。
【0041】
22はリンク部21の近傍に位置して床板10Aの下側に設けられたブレーキマスタシリンダで、該マスタシリンダ22は、ブレーキブースタ23を介してリンク部21に接続されている。また、マスタシリンダ22は、油圧ホース24を介して車体2の各車軸2Bに設けられた油圧ブレーキ部に接続されている。
【0042】
そして、ブレーキマスタシリンダ22は、リンク部21を介して伝達されるブレーキペダル20の足踏み操作をブレーキブースタ23で増幅し、内蔵したピストンでブレーキ液を油圧ホース24を介して油圧ブレーキ部に供給するものである。
【0043】
また、25はキャブ4内の入口12側に設けられたブレーキ液タンクで、該ブレーキ液タンク25は、キャブ4のドア11を開いたときに容易に目視できる位置、例えば運転席13の側面とキャブ4のドア11との間に配設されている。また、ブレーキ液タンク25は、内部にブレーキ装置19用のブレーキ液を貯え、接続ホース26を介してブレーキマスタシリンダ22に接続されたタンク部25Aと、該タンク部25Aの開口に取付けられたキャップ25Bと、前記タンク部25Aを例えばゲートロックレバー15の検出部15Bに取付けるブラケット25Cとによって構成されている。
【0044】
さらに、ブレーキ液タンク25のタンク部25Aは、内部に貯えているブレーキ液の残量、即ちブレーキ液の液面位置を外部から目視で確認できるように、透明または半透明な容器として形成されている。
【0045】
このように構成されたブレーキ装置19は、ブレーキペダル20を踏込んで回動させると、このブレーキペダル20の回動力は、リンク部21を介してブレーキブースタ23に伝わり、該ブレーキブースタ23で増幅されてブレーキマスタシリンダ22を駆動する。これにより、ブレーキマスタシリンダ22は、油圧ホース24を介して各車軸2Bに設けられた油圧ブレーキ部(例えば湿式多板ブレーキ)にブレーキ液を供給し、該油圧ブレーキ部により各車軸2Bに制動力を与えることができる。
【0046】
ここで、油圧ブレーキ部を構成するブレーキ板は、徐々に摩耗を生じる。また、ブレーキマスタシリンダ22と油圧ブレーキ部との間ではブレーキ液の漏れが生じる虞がある。これらの場合には、ブレーキ液の使用量が増えるから、ブレーキ液タンク25から接続ホース26を介してブレーキマスタシリンダ22にブレーキ液が補給される。
【0047】
従って、オペレータは、キャブ4のドア11を開いたときにブレーキ液タンク25内のブレーキ液の残量を視認し、規定量よりも少なくなっている場合には、油圧ブレーキ部のブレーキ板の摩耗、ブレーキ液の漏洩等の不具合が生じていることを知ることができる。
【0048】
27はキャブ4に設けられたウィンドウォッシャ装置で、該ウィンドウォッシャ装置27は、前面ガラス7Cに付着した雨水、塵埃(泥)等を除去するものである。そして、ウィンドウォッシャ装置27は、キャブ4の前面部7に設けられ、前面ガラス7Cに付着した水滴等を拭取るワイパ28と、前側連結フレーム7Aの前面に取付けられ、前面ガラス7Cに洗浄液を噴出するノズル部29と、該ノズル部29に供給する洗浄液を貯える後述の洗浄液タンク31と、該洗浄液タンク31に貯えられた洗浄液を供給ホース30を介してノズル部29に供給するポンプ部(図示せず)とによって大略構成されている。
【0049】
また、ワイパ28は、前面部7の前側連結フレーム7A前面に取付けられ、前面ガラス7Cに沿って揺動可能な拭取り部28Aと、該拭取り部28Aを揺動動作させる駆動モータ(図示せず)とにより大略構成されている。
【0050】
31はキャブ4内の入口12側に設けられた2個の洗浄液タンクで(図4、図6参照)、該各洗浄液タンク31は、キャブ4のドア11を開いたときに容易に目視できる位置、例えば運転席13の側面とキャブ4のドア11との間でブレーキ液タンク25の後側に並べて配設されている。また、各洗浄液タンク31は、内部に洗浄液を貯えるタンク部31Aと、該タンク部31Aの開口に取付けられたキャップ31Bとによって大略構成されている。
【0051】
ここで、洗浄液タンク31の各タンク部31Aは、内部に貯えている洗浄液の残量、即ち洗浄液の液面位置を外部から目視で確認できるように、透明または半透明な容器として形成されている。また、各タンク部31Aの底部にはノズル部29に延びる供給ホース30が接続されている。
【0052】
さらに、前,後方向に並べられた2個の洗浄液タンク31は、取付ブラケット32により例えば左側面部5のセンタピラー5B内面に取付けられている。また、取付ブラケット32には、後側の洗浄液タンク31内の洗浄液の液面が見えるように、開口部32Aが形成されている。
【0053】
これにより、オペレータは、キャブ4のドア11を開いたときに洗浄液タンク31内の洗浄液の残量を容易に視認することができる。また、洗浄液タンク31に容易に手か届くから、キャップ31Bを外して洗浄液を簡単に補充することができる。
【0054】
33はキャブ4の入口12側に位置して下面部10の運転席支持台10B上に取付けられたタンクカバーで、該タンクカバー33は、ゲートロックレバー15の検出部15B、ブレーキ装置19のブレーキ液タンク25、ウィンドウォッシャ装置27の各洗浄液タンク31を覆う箱状体として形成されている。
【0055】
即ち、タンクカバー33は、図5、図6に示すように、検出部15Bの前側と該検出部15B、ブレーキ液タンク25、2個の洗浄液タンク31の左側とを覆う周壁部34と、該周壁部34の上側に取付けられた蓋部35とによって構成され、蓋部35には、ゲートロックレバー15のレバー部15Aが挿通する挿通穴35Aが前,後方向に延びて形成されている。
【0056】
ここで、周壁部34の入口12側の側面には、ブレーキ液タンク25、2個の洗浄液タンク31に対応する位置に上,下方向に延びるスリット状の覗き窓34A,34B,34Bが形成されている。これにより、ブレーキ液タンク25内のブレーキ液の液面位置は覗き窓34Aを介して確認でき、各洗浄液タンク31内の洗浄液の液面位置は覗き窓34Bを介して確認することができる。
【0057】
本実施の形態によるリフトトラック1は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
【0058】
まず、オペレータはドア11を開いて入口12からキャブ4内に乗込み、運転席13のシート13Cに着座する。この状態でアクセルペダル18、ブレーキペダル20等を操作しながらステアリング17を操作することにより車体2を走行させることができる。
【0059】
また、作業操作部14の各操作レバー14A,14B等を操作し、フロント3を起伏させることにより、地上から高所への荷物の運搬作業等を行なうことができる。
【0060】
次に、ブレーキ装置19のブレーキ液、ウィンドウォッシャ装置27の洗浄液の点検作業を行なう場合の手順について説明する。
【0061】
まず、オペレータは、キャブ4の左側に立ち、該キャブ4のドア11を開き、目の前に位置するタンクカバー33の周壁部34に形成された覗き窓34Aから中を覗くことにより、ブレーキ液タンク25内のブレーキ液の液面位置、即ち残量を目視で点検することができる。
【0062】
また、オペレータは、覗き窓34Bから中を覗きこむことにより、洗浄液タンク31内の洗浄液の液面位置(残量)を点検することができる。このときに、洗浄液の残量が少ない場合には、タンクカバー33の蓋部35を取外し、洗浄液タンク31のキャップ31Bを取外すことにより、簡単に洗浄液を補充することができる。
【0063】
かくして、本実施の形態によれば、キャブ4内の入口12側には、ブレーキ装置19のブレーキ液タンク25とウィンドウォッシャ装置27の洗浄液タンク31とを配置する構成としている。従って、ブレーキ液タンク25のブレーキ液、洗浄液タンク31の洗浄液の残量を点検する場合には、キャブ4のドア11を開くだけで、キャブ4の外部から目視によって容易に点検することができる。この結果、始業点検等の作業を容易に行なうことができ、作業性を向上することができる。また、ブレーキ液タンク25、洗浄液タンク31には容易に手か届くから、ブレーキ液の交換、洗浄液の補充等を簡単に行なうことができ、メンテナンス性も向上することができる。
【0064】
また、ブレーキ液タンク25と洗浄液タンク31とは運転席13の側面とキャブ4のドア11との間に配置しているから、リフトトラック1のキャブ4のように室内空間が狭い場合でも、運転席13とドア11との間の空間を利用してタンク25,31を効率よく配置することができる。
【0065】
さらに、ブレーキ液タンク25、洗浄液タンク31等はタンクカバー33内に収容しているから、該各タンク25,31等を覆い隠してドア11を開けたときの見栄えを良好にすることができ、また、各タンク25,31等を防護することができる。
【0066】
しかも、タンクカバー33の周壁部34には覗き窓34A,34Bを設けているから、ブレーキ液タンク25内のブレーキ液、洗浄液タンク31内の洗浄液の液面位置を容易に視認することができる。
【0067】
なお、実施の形態では、キャブ4内の入口12側にブレーキ装置19のブレーキ液タンク25とウィンドウォッシャ装置27の洗浄液タンク31との両方を配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、キャブ4内の入口12側にブレーキ装置19のブレーキ液タンク25だけを配置する構成としてもよい。また、キャブ4内の入口12側にウィンドウォッシャ装置27の洗浄液タンク31だけを配置する構成としてもよい。
【0068】
また、実施の形態では、ブレーキ装置19の油圧ブレーキ部として湿式多板ブレーキを車体2の各車軸2Bに設ける構成としている。しかし、本発明はこれに限らず、例えばドラム式油圧ブレーキ、ディスク式油圧ブレーキ等の他の油圧ブレーキ部を各車軸2B等に設ける構成としてもよい。
【0069】
さらに、実施の形態では、建設機械としてキャブ4を備えたリフトトラック1を例示したが、本発明はこれに限らず、キャブを備えた油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、キャブ内でドアにより開閉される入口側には、ブレーキ装置を作動するブレーキ液および/またはキャブの前面ガラスに噴射する洗浄液を貯えるタンクを配置する構成としている。従って、キャブ内の入口側に配置されたタンクは、ドアを開くだけで、ブレーキ液、洗浄液等の残量をキャブの外部から目視によって容易に確認することができるから、始業点検等の作業を容易に行なうことができ、作業性を向上することができる。また、タンクに容易に手か届くから、ブレーキ液の交換、洗浄液の補充等の作業を簡単に行なうことができ、メンテナンス性も向上することができる。
【0071】
請求項2の発明によれば、タンクは運転席の側面とキャブのドアとの間に配置する構成としているので、狭いキャブでも運転席とドアとの間の空間を利用してタンクを効率よく配置することができる。
【0072】
請求項3の発明によれば、キャブ内の入口側にはタンクを収容するタンクカバーを設け、該タンクカバーの入口側の側面にはタンクの液面位置を視認するための覗き窓を設ける構成としている。従って、タンクをタンクカバーによって覆い隠し、ドアを開けたときの見栄えを良好にすることができ、またタンクを防護することができる。しかも、タンクをタンクカバーで覆い隠した状態でも、覗き窓からタンクの液面(残量)を容易に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用されるリフトトラックを示す正面図である。
【図2】図1中のキャブを拡大して示す正面図である。
【図3】ドアを開いてキャブの内部を示す外観斜視図である。
【図4】ゲートロックレバー、ブレーキ装置、洗浄液タンク等をタンクカバーを取外した状態で示す要部拡大の正面図である。
【図5】タンクカバーを拡大して示す拡大斜視図である。
【図6】タンクカバーの蓋部を取外してブレーキ液タンク、洗浄液タンク等を露出させた状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 リフトトラック(建設機械)
2 車体
4 キャブ
7 前面部
7C 前面ガラス
11 ドア
12 入口
13 運転席
19 ブレーキ装置
25 ブレーキ液タンク
27 ウィンドウォッシャ装置
31 洗浄液タンク
33 タンクカバー
34 周壁部
34A,34B 覗き窓

Claims (3)

  1. 自走可能な車体と、該車体に設けられ側面に開閉可能なドアを有するキャブと、該キャブ内に設けられオペレータが着座する運転席とを備えてなる建設機械において、
    前記キャブ内で前記ドアにより開閉される入口側には、ブレーキ装置を作動するブレーキ液および/または前記キャブの前面ガラスに噴射する洗浄液を貯えるタンクを配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記タンクは前記運転席の側面と前記キャブのドアとの間に配置する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記キャブ内の入口側には前記タンクを収容するタンクカバーを設け、該タンクカバーの入口側の側面には前記タンクの液面位置を視認するための覗き窓を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
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