JP2007207995A - 半導体測定装置、半導体測定方法 - Google Patents

半導体測定装置、半導体測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】励起光により励起された半導体試料に照射した電磁波(出力波)の反射波に基づいて半導体の特性評価用信号を生成するにあたり、測定装置の大型化や高コスト化を回避しつつ、測定装置と半導体試料との距離(リフトオフ)が変動しても精度の高い特性評価用信号を生成できること。
【解決手段】励起光による半導体試料1の励起部に出力波Op1(電磁波)と励起パルス光とを照射し、コンピュータ11により、ミキサ15による出力波Op2と反射波Rt1との混合によって出力される検波信号Sg2と、励起部反射波信号Sg1のレベルを予め記録された検波信号Sg2及び励起部反射波信号Sg1の対応関係情報とに基づいて、励起部反射波信号Sg1が補正された特性評価用信号を生成して記憶手段に記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、励起光により励起された半導体の励起部に所定の電磁波である出力波を照射し、その反射波に基づいてその半導体の特性評価用信号を生成する半導体測定装置及び半導体測定方法に関するものである。
半導体デバイスの高集積化に伴い、デバイスに使用される半導体の材料特性の管理が重要となっている。半導体の材料評価(特性評価)の指標の1つとして、半導体のキャリア寿命(いわゆるライフタイム)があり、その測定方法として、マイクロ波光伝導減衰法が普及している。これは、半導体にパルス状の励起光を照射することによって半導体内に光励起キャリア(以下、励起キャリアという)を生成させ、その後に励起キャリアが再結合することによって減少する減少速度をもって半導体材料の欠陥や汚染の評価を行う方法である。励起キャリアの減少速度の測定は、具体的には、前記励起光を照射した部分に測定電磁波としてマイクロ波を照射し、その反射波の強度変化を測定することにより、その反射波の強度変化の時定数から励起キャリアの寿命(励起キャリアが再結合により消失するまでの時間)を測定する。
このマイクロ波光伝導減衰法に基づく一般的な半導体キャリアの寿命測定装置の構成は、例えば、特許文献1の図6に示されており、レーザダイオードから照射される励起光で励起された半導体(被測定物)に、ガンダイオードによりマイクロ波を照射し、その反射波の強度を検出器で電気信号として検出し、その検出信号(以下、特性評価用信号という)をアンプで増幅後、CPU(計算機)に取り込んで信号処理を行う。
また、特許文献2には、ライフタイム測定において、マイクロ波強度の検出信号(特性評価用信号)の変化の最大値により半導体の特性を評価する手法について示されている。
特開平7−240450号公報 特開平6−338547号公報
ところで、マイクロ波光伝導減衰法に基づく測定装置により検出される前記特性評価用信号は、当該測定装置と測定対象となる半導体試料(被測定物)表面との距離(以下、リフトオフという)によって大きな影響を受ける。
図6は、半導体試料の励起部に電磁波を照射した際のその反射波の信号(図中、励起部反射波信号Sg1と記す)のレベルの時系列変化を表すグラフである。なお、図6に示す励起部反射波信号Sg1のレベルは、反射波をマイクロ波検出器で検出したときの検出信号(電圧信号)を、アンプにより増幅した電圧レベルである。
より具体的には、後述するように(図1参照)、半導体試料に照射する電磁波をマジックTを用いて2分岐させ、その一方を半導体試料の励起部に、他方をその励起部の近傍に、各々導波管で導いて照射するとともに、その各々の反射波を同じ導波管でマジックTに導くことにより、そのマジックTから2つの反射波の差分信号が出力されるので、その差分信号をマイクロ波検出器で検出したときの検出信号(励起部反射波信号Sg1)の時系列変化を表すグラフである。
図6において、グラフg1、g2、g3は、各々リフトオフ(具体的には、測定装置の電磁波出力用導波管の先端と半導体試料表面との距離)が、1200μm、1500μm、1700μmである場合の励起部反射波信号Sg1を表し、半導体試料の特性等のその他の条件は全て同じである。
図6に示すように、反射波の信号Sg1のレベルは、励起光の照射後に励起キャリアが生成されることによって上昇した後、励起キャリアが消滅(再結合)するにつれて下降する。しかしながら、リフトオフが500μm異なる(離れる)だけで、検出信号レベルのピーク値は4分の1未満にまで低下してしまうことがわかる。
この図6のグラフが示す検出信号レベルの距離特性は、大型の半導体の特性分布を測定する場合に特に大きな問題となる。
例えば、昨今、テレビやパーソナルコンピュータ等の表示装置として液晶パネルが採用され、この液晶パネルには表面に半導体が形成された液晶のガラス基板が用いられる。また、液晶パネルの大型化に伴って液晶のガラス基板も大型化している。
このような液晶のガラス基板を所定の試料台に載置し、表面の半導体の特性分布をマイクロ波光伝導減衰法に基づく測定装置により測定する場合、ガラス基板の反りや厚みの分布に起因して測定位置ごとにリフトオフが異なることになる。その結果、測定装置の検出信号レベル(特性評価用信号のレベル)が半導体の特性に全く関係のないリフトオフの変化により大きく変動し、半導体の特性分布を高精度で測定することができないという問題点があった。この問題点は、液晶のガラス基板等の半導体試料が大型のものになるほど顕著となる。
また、半導体試料の特性分布を測定する場合以外でも、試料台に各々厚みの異なる半導体試料が載置され得る場合や、装置セッティング時の位置決め精度が悪い場合等には、同様に半導体の特性を高精度で測定することができないという問題点があった。
これに対し、リフトオフを一定に維持するために試料台等の駆動機構及びその制御装置を設けた場合、装置の大型化及び高コスト化を招くという問題点があった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、励起光により励起された半導体試料に照射した電磁波の反射波に基づいて半導体の特性評価用信号を生成するにあたり、測定装置の大型化や高コスト化を回避しつつ、測定装置と半導体試料との距離(リフトオフ)が変動しても精度の高い特性評価用信号を生成できる半導体測定装置及び半導体測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、励起光により励起された半導体の励起部に所定の電磁波である出力波を照射し、その反射波に基づいて前記半導体の特性評価用信号を生成する半導体測定装置に適用されるものであり、前記反射波の信号と前記出力波の信号とを混合して検波信号を出力するミキサと、そのミキサにより出力される検波信号に基づいて前記反射波の信号を補正することにより前記特性評価用信号を生成する特性評価用信号生成手段と備えることを特徴とするものである。
ここで、前記反射波の信号は、その元となる前記出力波の信号に対する位相のずれ幅が前記リフトオフの変化に応じて変化する。このため、前記反射波の信号と前記出力波の信号とがミキサにより混合されて得られる検波信号のレベルは、リフトオフに応じたレベルとなり、さらにそのレベルは、わずかなリフトオフの変化に対しても高感度で変化する。従って、ミキサによる検波信号に基づいて(即ち、リフトオフに応じて)前記反射波の信号を補正することにより、リフトオフの変動の影響を除いた前記特性評価用信号を生成することができる。
なお、ミキサに入力される前記反射波の信号レベルは、半導体の特性(物性)や励起状態によって変化するものの、これに起因する前記検波信号の変化幅は、前記反射波の位相変化(リフトオフの変化)に起因する変化に比べてごく微小であり、実質的に前記検波信号への影響は無視できる。
また、予め前記半導体の励起部の特性を一定にした状態でその励起部とその励起部への前記出力波の出力端との間の距離を変化させるごとに、前記ミキサにより出力される前記検波信号のレベルと前記反射波の信号レベルとを検知し、両レベル(検波信号及び反射波信号のレベル)の対応関係情報を記憶手段に記録する対応関係情報記録手段をさらに備え、前記特性評価用信号生成手段が、前記ミキサにより出力される検波信号と前記対応関係情報記録手段により記録された前記対応関係情報とに基づいて前記反射波の信号を補正する構成とすればなお好適である。
これにより、測定条件(リフトオフの範囲や測定対象とする半導体の種類、各測定機器の特性等)が変化した場合でも、現状の測定条件に対応した補正ロジックを規定する情報である前記対応関係情報を得ることができ、常に高い測定精度を確保できる。
また、前記ミキサに入力される前記出力波の信号の位相を調節する位相調節手段を備えたものであればなお好適である。
この位相調節手段を設けることにより、予めリフトオフ(前記励起部とその励起部への前記出力波の出力端との距離)が所定の基準距離(例えば、変化し得る距離範囲のほぼ中央の距離)に設定された状態で前記ミキサにより出力される検波信号のレベルが所定の基準レベル(例えば、ほぼゼロレベル)となるように、前記ミキサに入力される前記出力波の信号の位相を前記位相調節手段により調節し、その上で、前記対応関係情報記録手段による前記対応関係情報の記録を行うようにすることができる。
その結果、現状の測定条件下でのリフトオフの変化範囲において、前記検波信号が高感度で変化するよう調整することが可能となる。
また、より具体的な構成としては、前記出力波を第1の出力波及び第2の出力波に分岐する出力波分岐手段と、その第1の出力波をさらに2分岐するとともに2分岐されたその第1の出力波各々の前記半導体に対する反射波各々の和信号及び差信号を出力するマジックTと、そのマジックTにより2分岐された前記第1の出力波の一方を前記半導体の励起部に導いて照射するとともに、その反射波を前記マジックTまで折り返し導く第1の導波手段と、前記マジックTにより2分岐された前記第1の出力波の他方を前記半導体の励起部の近傍まで前記第1の導波手段と同一経路長で導いて照射するとともに、その反射波を前記マジックTまで折り返し導く第2の導波手段とが設けられ、前記ミキサにより、前記マジックTにより出力される前記反射波の和信号(反射波の信号の一例)と前記第2の出力波の信号(出力波の信号の一例)とを混合して前記検波信号を出力するようにし、さらに、前記特性評価用信号生成手段により、前記ミキサにより出力される検波信号に基づいて前記マジックTにより出力される前記反射波の差信号(反射波の信号の一例)を補正することにより前記特性評価用信号を生成するようにした構成が考えられる。
これにより、前記励起部とその近傍部分とにおいて、リフトオフや励起前の前記出力波の反射特性がほぼ同じであるとすると、前記マジックTから出力される前記反射波の差信号のレベルは、励起光による励起部の特性変化分のみが抽出された信号となり、S/N比が高まって励起光による励起部の特性変化を高感度で検出することができる。なお、前記マジックTから出力される前記反射波の和信号は、そのレベルが励起光による励起によってごくわずかだけ変化するものの、その位相特性については、マジックTを用いずに前記第1の出力波をそのまま励起部に照射したときの反射波の信号とほぼ同等の位相特性となる。
また、本発明は、上述した半導体測定装置を用いた半導体測定方法として捉えることもできる。
即ち、励起光により励起された半導体の励起部に所定の電磁波である出力波を照射し、その反射波に基づいて前記半導体の特性評価用信号を生成する半導体測定方法であって、前記反射波の信号と前記出力波の信号とをミキサにより混合してそのミキサにより出力される検波信号を検知する検波信号検知工程と、その工程により検知された前記検波信号に基づいて前記反射波の信号を補正することにより前記特性評価用信号を生成する特性評価用信号生成工程と、を有する半導体測定方法である。
また、予め前記半導体の励起部の特性を一定にした状態で、リフトオフ(励起部とその励起部への前記出力波の出力端との距離)を変化させるごとに、前記ミキサにより出力される前記検波信号のレベルと前記反射波の信号レベルとを検知し、両レベルの対応関係情報を記憶手段に記録する対応関係情報記録工程を設け、前記特性評価用信号生成工程において、前記ミキサにより出力される検波信号と前記対応関係情報記録工程により記録された前記対応関係情報とに基づいて前記反射波の信号を補正するようにすればなお好適である。
また、測定装置が前記位相調節手段を備えている場合に、前記リフトオフが所定の基準距離に設定された状態で前記ミキサにより出力される検波信号のレベルが所定の基準レベルとなるように、前記ミキサに入力される前記出力波の信号の位相を所定の位相調節手段により調節する位相調整工程を設け、前記対応関係情報記録工程が、前記位相調整工程を経た上で実行されるようにすることも好適である。
なお、これら各工程に基づく半導体測定方法の作用効果も、前述した半導体測定装置について説明した作用効果と同様である。
本発明によれば、半導体からの反射波の信号と半導体への出力波の信号とがミキサにより混合されて得られる検波信号が、測定装置と測定対象となる半導体との距離に応じて高感度で変化する信号となり、その信号レベルに基づいて反射波の信号を補正することにより、リフトオフの変動の影響を除いた特性評価用信号が生成される。その結果、測定装置と半導体との距離(リフトオフ)が変動しても精度の高い特性評価用信号を生成できる。しかも、リフトオフを一定に維持する機構等の複雑な装備を設ける必要がなく、装置の大型化及び高コスト化を回避できる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る半導体測定装置Xの概略構成図、図2は半導体測定装置Xを用いた測定手順を表すフローチャート、図3は半導体測定装置Xにおけるリフトオフと反射波位相検波信号Sg2との関係の一例を表すグラフ、図4は半導体測定装置Xにおけるリフトオフと励起部反射波信号Sg1との関係の一例を表すグラフ、図5は半導体測定装置Xにより記録される検波信号と反射波信号との対応関係情報をグラフ化した図、図6は半導体試料の励起部に電磁波を照射した際のその反射波の強度の時系列変化を表すグラフである。
本発明の実施形態に係る半導体測定装置Xは、シリコンウェハ等の半導体を測定対象(以下、試料という)とし、パルス状の励起光を試料の励起部に照射するとともに、これにより励起された部分(以下、励起部という)に所定の電磁波を照射し(以下、この電磁波を出力波という)、その反射波に基づいて、試料の特性(励起キャリアの寿命等)を高感度かつ高精度で評価可能とする特性評価用信号を生成するものである。
まず、図1を参照しつつ、半導体測定装置Xの構成について説明する。
図1に示すように、半導体測定装置Xは、パルスレーザ10、試料台2、マイクロ波発振器3、カプラ4、サーキュレータ5、マジックT(6)、導波管A(7)及び導波管B(8)、位相器13、ミキサ15、マイクロ波検出器12、アンプ9、14、並びにコンピュータ11等を具備して概略構成されている。
パルスレーザ10は、試料1に励起用のパルス状の励起光を照射する光源であり、その出射パルス光は、導波管A(7)に設けられた微小開口7aから導波管A(7)内に入り、これを通過して試料1に照射される。このパルスレーザ10は、例えば、波長355nm、パルス幅10ns程度のパルス状の励起光(パルス光)を出力するものである。
マイクロ波検出器12としては、例えば、ショットキーバリアダイオードを用いること等が考えられる。
マイクロ波発振器3は、励起光により励起された試料1の励起部に照射する電磁波であるマイクロ波(前記出力波)を出力するものである。例えば、周波数26GHzのガンダイオード等を採用することができる。
カプラ4は、マイクロ波発振器3からの前記出力波(電磁波)を2分岐するものであり(出力波分岐手段の一例)、分岐後の一方の出力波(以下、第1の出力波Op1という)はマジックT(6)側(試料1側)へ伝送され、他方の出力波(以下、第2の出力波Op2という)はミキサ15側へ伝送される。例えば、10dBカプラ等が採用される。
前記第1の出力波Op1は、サーキュレータ5を経由してマジックT(6)に入力され、このマジックT(6)によりさらに2分岐される。
このマジックT(6)により2分岐された第1の出力波Op1の一方は、マジックT(6)に接続された導波管A(7)(第1の導波手段の一例)により、試料1の励起部に導かれてその先端の開口部から照射される。さらに導波管A(7)は、出力波Op1を放射するアンテナ(導波管アンテナ)としての機能に加え、試料1の励起部に照射された一方の第1の出力波Op1の反射波を、マジックT(6)まで折り返し導く(遡って導く)機能も果たす。
一方、マジックT(6)により2分岐された第1の出力波Op1の他方は、マジックT(6)に接続された導波管B(8)(第2の導波手段の一例)により、試料1の励起部の近傍に導かれてその先端の開口部から照射される。さらに導波管B(8)は、出力波Op1を放射するアンテナ(導波管アンテナ)としての機能に加え、試料1の励起部近傍に照射された他方の第1の出力波Op1の反射波を、マジックT(6)まで折り返し導く機能も果たす。
また、導波管A(7)及び導波管B(8)によりマジックT(6)に導かれた2つの反射波各々(2分岐後の第1の出力波Op1各々が試料1に反射したもの)は、そのマジックT(6)により合成され、両反射波の和信号Rt1がサーキュレータ5を経由してミキサ15に伝送(出力)される。同時に、当該マジックT(6)により、両反射波の差信号Rt2がマイクロ波検出器12へ伝送(出力)される。
一方、位相器13は、カプラ4により分岐された第2の出力波Op2の位相を調節するものであり、この位相調節後の第1の出力波Op2及び反射波の和信号Rt1が、各々ミキサ15のLO入力端及びRF入力端に入力され、このミキサ15により、両信号Op2、Rt1が混合されて検波信号Sg2が出力される。この検波信号Sg2は、マイクロ波の強度を表す信号であり、アンプ14によって増幅されてコンピュータ11に取り込まれる。
ここで、反射波の和信号Rt1は、その元となる出力波Op2(Op1も同じ)の信号に対し、位相がリフトオフD(導波管A、Bの出力端と試料1との距離)の変化に応じて変化する。このため、反射波の和信号Rt1と第2の出力波の信号Op2とがミキサ15により混合されて得られる検波信号Sg2のレベルは、リフトオフDに応じたレベルとなり、さらにそのレベルは、わずかなリフトオフDの変化に対しても高感度で変化する。
図3は、試料1の励起部の特性を同一にした条件下でリフトオフDを変化させた場合の、リフトオフDとミキサ15により出力される検波信号Sg2のレベルとの関係の一例を表すグラフである。
図3からわかるように、数百μmのリフトオフDの変化に対して検波信号Sg2のレベルは大きく変化する。
なお、反射波の和信号Rt1のレベルは、試料1の特性(物性)や励起状態によって変化するものの、これに起因する検波信号Sg2の変化幅は、リフトオフに起因する変化に比べてごく微小であり、実質的に検波信号Sg2への影響は無視できる。即ち、反射波の和信号Rt1の位相特性は、マジックT(6)を用いずに第1の出力波Op1をそのまま励起部に照射したときの反射波の信号とほぼ同等の位相特性となる。
一方、マジックT(6)から出力される反射波の差信号Rt2は、マイクロ波検出器12によりその信号レベル(信号強度)が電圧信号に変換されるとともに、アンプ9により増幅されてコンピュータ11に取り込まれる。この反射波の差信号Rt2をマイクロ波検出器12により変換した後の信号を、以下、励起部反射波信号Sg1という。
ここで、導波管A(7)及び導波管B(8)各々の電磁波出力先である試料1の励起部とその近傍部分とにおける、リフトオフDや励起前の試料1の特性がほぼ同じであるとすると、マジックT(6)から出力される反射波の差信号Rt2のレベル(即ち、励起部反射波信号Sg1のレベル)は、励起光照射による特性変化分のみが抽出された信号となるためS/N比が高い。但し、リフトオフDの変化の影響は受ける。
図4は、試料1の励起部の特性を同一にした条件下でリフトオフDを変化させた場合の、リフトオフDと励起部反射波信号Sg1のレベル(アンプ9により増幅後のレベル)との関係の一例を表すグラフである。
図4からわかるように、数百μmのリフトオフDの変化に対して励起部反射波信号Sg1のレベルは大きく変化する。
次に、図2に示すフローチャートを参照しつつ、半導体測定装置Xを用いた試料1の測定手順(特性評価用信号の生成手順)について説明する。
測定手順は、大別して調整測定の手順と本測定の手順とに分けられ、事前に調整測定が行われた上で、1回又は複数回の本測定が行われる。なお、以下に示すS1、S2、…は、処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
<調整測定:ステップS1>
調整測定においては、まず、所定の校正用試料が試料台2に載置され、その校正用試料の測定部に対するリフトオフD(導波管A(7)及び導波管B(8)との距離)が、所定の基準距離に設定される(S1)。
例えば、試料台2に変位機構(移動機構)を設け、その変位機構の調節によりリフトオフDを基準距離に設定することや、試料台2と導波管A(7)及び導波管B(8)との距離が予め定められた距離に固定された状態で、リフトオフDが基準距離となるような厚みを有する校正用試料を試料台2に載置すること等が考えられる。ここで、変位機構により試料台2の位置を変位させてリフトオフDを調節する場合、測定対象となる試料1そのものを校正用試料として用いることも考えられる。
また、ここでいう基準距離は、便宜上そのように称するものであり、本測定時に変動し得るリフトオフDの範囲の中央の距離或いはそれに近い距離とすることが望ましいが、特に予め定められた特定の距離である必要はない。
<調整測定:ステップS2>
次に、リフトオフD(励起部とその励起部への出力波Op1の出力端との距離)が基準距離に設定された状態で、マイクロ波発振器3を作動させて第1の出力波Op1を校正用試料の測定部に照射させつつ、ミキサ15により出力される検波信号Sg2のレベルが所定の基準レベルとなるように、位相器13により、ミキサ15に入力される第2の出力波Op2の信号の位相を調節する(S2、位相調整工程の一例)。
図3は、基準距離を1500μmに設定した場合に、検波信号Sg2が0レベル(基準レベルの一例)となるように位相器13が調節された場合のグラフを表す。
ここで、基準レベルは、前記基準距離として本測定時に変動し得るリフトオフDの範囲の中央の距離若しくはそれに近い距離が設定された場合、0(ゼロ)若しくは0に近いレベルとすることが望ましい。これにより、本測定でのリフトオフDの変化範囲において、検波信号Sg2が高感度で変化するよう調整されることになる。また、位相器13を制御するコントローラを設け、このコントローラにより、マイクロ波検出器14の出力電圧が基準電圧(例えば、0V)となるように位相器13を自動制御する構成とすることも考えられる。
<調整測定:ステップS3〜S5>
次に、前述のステップS2の手順(工程)を経た上で、校正用試料の励起部の特性(励起による変化特性)を同一にした条件下で、校正用試料のリフトオフDを変化させ、その変化ごとに、ミキサ15により出力される検波信号Sg2のレベルと励起部反射波信号Sg1のレベルとが検知され、その検知信号がコンピュータ11に取り込まれるとともに、このコンピュータ11により、両信号Sg2、Sg1のレベルの対応関係情報が、コンピュータ11が備える記憶手段に記録される(S3〜S5、対応関係情報記録手段及び工程の一例)。
より具体的には、まず、励起部の特性が同一の校正用試料についてリフトオフDが所定距離に設定(校正用試料の位置決め)され(S3)、その状態で、コンピュータ11が所定のプログラムを実行することにより、検波信号Sg2のレベルと、励起光照射によって図6に示したように変化する励起部反射波信号Sg1のピーク値のレベルとがコンピュータ11に取り込まれ、それらが対応付けられて前記対応関係情報としてコンピュータ11が備えるハードディスクドライブ等の記憶手段に記録(格納)される(S4)。
そして、励起部の特性が同一の校正用試料について、順次リフトオフDを変更するごとにステップS2及びS4の処理を実行し、予め定められた点数分について検波信号Sg2及び励起部反射波信号Sg1の対応関係情報が得られた場合に、当該調整測定を終了する。
励起部の特性を同一とする方法としては、例えば、試料台2に変位機構が設けられている場合、その変位機構の調節により1つの校正用試料(即ち、特性が同一の校正用試料)の位置を移動させることによってリフトオフDを変更することや、試料台2と導波管A(7)及び導波管B(8)との距離が予め定められた距離に固定された状態で、事前の測定により特性が同一であることが確認されている各々厚みが異なる校正用試料を、順次試料台2に載置すること等が考えられる。ここで、変位機構により試料台2の位置を変位させてリフトオフDを調節する場合、測定対象となる試料1そのものを校正用試料として用いることが考えられる。
図5は、ステップS3〜S5の手順(工程)によりコンピュータ11に記録された検波信号Sg2と励起部反射波信号Sg1のピーク値との6点分の対応関係情報をグラフ化したものである。即ち、図3に示すグラフの縦軸と図4に示すグラフの縦軸との対応関係を表すグラフである。なお、前記対応関係情報は、例えば、両親号の対応関係を表すテーブル情報や、同対応関係が近似計算等により数式化された情報等として記録される。
以上に示した調整測定(S1〜S5)が終了後、以下に示す本測定(S6〜S9)が行われる。
<本測定:ステップS6〜S9>
本測定では、測定対象とする試料1の励起部の位置決めが行われ、その位置(測定位置(励起部))を順次変更しつつ(S6)、各位置ごとに第1の出力波Op1と励起光(パルス光)とを照射し、ミキサ15により出力される検波信号Sg2のレベルと励起部反射波信号Sg1のレベルとが検知され(S7)、その検知信号がコンピュータ11に取り込まれるとともに、このコンピュータ11により、ミキサ15により出力される検波信号Sg2と前述の調整測定の手順で記憶手段に記録された両信号Sg2、Sg1のレベルの対応関係情報とに基づいて励起部反射波信号Sg1(マジックT(6)により出力される反射波の信号の一例)が補正された特性評価用信号が生成され、その信号値がコンピュータ11の記憶手段に記録される(S8)。このステップS6〜S8の手順が、所定の測定範囲における複数の測定位置について終了したと判断(S9)されるまで行われる。
なお、ステップS7の処理(検波信号検知工程の一例)を実行するマイクロ波検出器12及びミキサ15が、検波信号検知手段の一例であり、ステップS8の処理(特性評価用信号生成工程の一例)を実行するコンピュータ11が、特性評価用信号生成手段の一例である。
例えば、試料台2をX−Y方向(略水平方向)に変位させて位置決めするX−Yステージ(不図示)等を設け、これを制御することによって試料1の測定部(励起部)の位置を位置決めすること等が考えられる。
例えば、図5に示す対応関係情報に基づく補正を行う場合、検波信号Sg2のレベルが0[V]である場合には励起部反射波信号Sg1の補正は行われず(1倍の補正を行うともいえる)、検波信号Sg2のレベルが2[V]である場合には励起部反射波信号Sg1が約1.8倍に補正され、検波信号Sg2のレベルが−1.5[V]である場合には励起部反射波信号Sg1が約0.4倍に補正される。なお、対応関係情報として記録されていないレベルについては、直線補間や近似曲線の適用等の補間処理により補正が行われる。即ち、前記対応関係情報における、試料1について検知された検波信号Sg2のレベルに対応する励起部反射波信号Sg1のレベルを、前記基準距離のときの励起部反射波信号Sg1のレベル(図5では1.0[V])で除算した値を、試料1について検知された励起部反射波信号Sg1に乗算する補正係数とする。図5に示す対応関係情報の例では、前記基準距離のときの励起部反射波信号Sg1のレベルが「1」であるので、縦軸の励起部反射波信号Sg1のレベル(値)=上記補正係数とみなすことができる。なお、ステップS4において、励起部反射波信号Sg1のレベルを無次元化することにより上記補正係数に換算して前記対応関係情報を記録した場合でも、これも信号レベルSg2、Sg1の対応関係を表す情報であることに変わりない。
以上に示した測定を行うことにより、リフトオフDの変動の影響を除いた前記特性評価用信号を生成することができる。
以上に示した実施形態では、前記対応関係情報を構成する励起部反射波信号Sg1として、励起光照射後のピーク値を記録する例を示したが、これに限るものではない。例えば、励起光照射後のピーク値を含む前後数点分のレベル値の平均値等、必要に応じて他のレベル値(加工値)を記録することも考えられる。
また、図1に示すマジックT(6)は必ずしも必須の構成要素でなく、例えば、励起部反射波信号Sg1のS/N比を改善する他の構成を設ける等により、マジックT(6)を用いずに前記第1の出力波Op1をそのまま励起部に照射したときの反射波の信号を反射波信号として用いることも考えられる。
本発明は、半導体測定装置に利用可能である。
本発明の実施形態に係る半導体測定装置Xの概略構成図。 半導体測定装置Xを用いた測定手順を表すフローチャート。 半導体測定装置Xにおけるリフトオフと反射波位相検波信号Sg2との関係の一例を表すグラフ。 半導体測定装置Xにおけるリフトオフと励起部反射波信号Sg1との関係の一例を表すグラフ。 半導体測定装置Xにより記録される検波信号と反射波信号との対応関係情報をグラフ化した図。 半導体試料の励起部に電磁波を照射した際のその反射波の強度の時系列変化を表すグラフ。
符号の説明
X…半導体測定装置
1…試料(半導体)
2…試料台
3…マイクロ波発振器
4…カプラ
5…サーキュレータ
6…マジックT
7…導波管A
8…導波管B
9、14…アンプ
10…パルスレーザ
11…コンピュータ
12…マイクロ波検出器
13…位相器
15…ミキサ
S1、S2、、、…ステップ(処理手順)
Sg1…検波信号
Sg2…励起部反射波信号

Claims (7)

  1. 励起光により励起された半導体の励起部に所定の電磁波である出力波を照射し、その反射波に基づいて前記半導体の特性評価用信号を生成する半導体測定装置であって、
    前記反射波の信号と前記出力波の信号とを混合して検波信号を出力するミキサと、
    前記ミキサにより出力される検波信号に基づいて前記反射波の信号を補正することにより前記特性評価用信号を生成する特性評価用信号生成手段と、
    を具備してなることを特徴とする半導体測定装置。
  2. 予め前記半導体の励起部の特性を同一にした条件下で該励起部と該励起部への前記出力波の出力端との間の距離を変化させるごとに前記ミキサにより出力される前記検波信号のレベルと前記反射波の信号レベルとを検知し、両レベルの対応関係情報を記憶手段に記録する対応関係情報記録手段を具備し、
    前記特性評価用信号生成手段が、前記ミキサにより出力される検波信号と前記対応関係情報記録手段により記録された前記対応関係情報とに基づいて前記反射波の信号を補正してなる請求項1に記載の半導体測定装置。
  3. 前記ミキサに入力される前記出力波の信号の位相を調節する位相調節手段を具備してなる請求項1又は2のいずれかに記載の半導体測定装置。
  4. 前記出力波を第1の出力波及び第2の出力波に分岐する出力波分岐手段と、
    前記第1の出力波をさらに2分岐するとともに2分岐された前記第1の出力波各々の前記半導体に対する反射波各々の和信号及び差信号を出力するマジックTと、
    前記マジックTにより2分岐された前記第1の出力波の一方を前記半導体の励起部に導いて照射するとともにその反射波を前記マジックTまで折り返し導く第1の導波手段と、
    前記マジックTにより2分岐された前記第1の出力波の他方を前記半導体の励起部の近傍まで前記第1の導波手段と同一経路長で導いて照射するとともにその反射波を前記マジックTまで折り返し導く第2の導波手段と、を具備し、
    前記ミキサが、前記マジックTにより出力される前記反射波の和信号と前記第2の出力波の信号とを混合して前記検波信号を出力し、
    前記特性評価用信号生成手段が、前記ミキサにより出力される検波信号に基づいて前記マジックTにより出力される前記反射波の差信号を補正することにより前記特性評価用信号を生成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の半導体測定装置。
  5. 励起光により励起された半導体の励起部に所定の電磁波である出力波を照射し、その反射波に基づいて前記半導体の特性評価用信号を生成する半導体測定方法であって、
    前記反射波の信号と前記出力波の信号とをミキサにより混合して該ミキサにより出力される検波信号を検知する検波信号検知工程と、
    前記検波信号検知工程により検知された前記検波信号に基づいて前記反射波の信号を補正することにより前記特性評価用信号を生成する特性評価用信号生成工程と、
    を有してなることを特徴とする半導体測定方法。
  6. 予め前記半導体の励起部の特性を同一にした条件下で該励起部と該励起部への前記出力波の出力端との距離を変化させるごとに前記ミキサにより出力される前記検波信号のレベルと前記反射波の信号レベルとを検知し、両レベルの対応関係情報を記憶手段に記録する対応関係情報記録工程を有し、
    前記特性評価用信号生成工程において、前記ミキサにより出力される検波信号と前記対応関係情報記録工程により記録された前記対応関係情報とに基づいて前記反射波の信号を補正してなる請求項5に記載の半導体測定方法。
  7. 前記励起部と該励起部への前記出力波の出力端との距離が所定の基準距離に設定された状態で前記ミキサにより出力される検波信号のレベルが所定の基準レベルとなるように、前記ミキサに入力される前記出力波の信号の位相を所定の位相調節手段により調節する位相調整工程を有し、
    前記対応関係情報記録工程が、前記位相調整工程を経た上で実行されてなる請求項6に記載の半導体測定方法。
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