JP2007207920A - キャパシタ - Google Patents

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雅昭 根本
Yasuo Nakahara
康雄 中原
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Abstract

【課題】収納容器の中間位置に配置された集電体があっても、収納容器の空間を効率良く用いた配線を行うことができ、製造工程が簡単で、低ESR化できるとともに引出し電極と集電体との接触部の信頼性を向上させることを目的としたキャパシタを提供する。
【解決手段】収納容器1本体底面と。蓋7や収納容器1の底面から離れた位置に配設された中間集電体である負極集電体5は、収納容器1の内側側面に形成された段差部分で、収納容器1上に形成された負極引出し電極層10の端部と重なるように配置され、蓋突起7による圧縮力により圧着接続される。正極外部電極9aと負極外部電極10aとが外部回路への接続電極となっており、この電極を介して充放電が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャパシタに関し、特に集電体と引出し電極との接続構造に関する。
キャパシタの一つとして良く知られている電気二重層キャパシタは、分極性電極と電解液との界面に形成される電気二重層に蓄積される電気エネルギーを利用するものであり、コンデンサと電池の両方の機能を兼ね備えている。従来のコンデンサと比較して大容量であるとともに、急速充放電が可能であるので、電気二重層キャパシタは、小型で、大容量の充電可能なコンデンサとして、マイコン、メモリ、タイマーのバックアップ用などに広く用いられている。
この電気二重層キャパシタの一般的な例としては、2枚の分極性電極と、この分極性電極間に設けられたセパレータとの積層体の上下面に集電体を配置した構造を一単位セルとして、該セルが複数層積層されて収納容器内に収納され、各セルが直列に接続される構成となっている。
また、等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)を低減する場合には、特許文献1に示されるように収納容器の内部に積層された集電体を同じ極性毎に接続することによってセルを並列に接続することが開示されている。
特許文献1に示される電気二重層キャパシタの並列接続されたセルの例を図11に示す。電気二重層キャパシタは2枚の正及び負極用の分極性電極42a、42b間にセパレータ43が配設された積層体の一方の表面に正極集電体46が設けられ、他方の表面には負極集電体47が設けられている。
正極集電体46、分極性電極42a、セパレータ43、分極性電極42b、負極集電体47を1単位のセルとして、複数のセルが積層された積層構造体が、収納容器41内に収納されている。また、積層構造体の上下面には加圧板48、49が配設され、積層構造体は加圧板48、49によってかしめられている。また、各正極集電体46の間は帯状金属板からなる引出し電極44によって連続的に接続され、同様に各負極集電体47の間は帯状金属板からなる引出し電極45によって連続的に接続され、これによって各セル間は並列に接続されている。
また、加圧板48、49は、外部回路への接続電極としても用いられるのが一般的で、この加圧板48、49を金属板とし、加圧板48、49を介して大電流の充放電が行われる。
特開2001−15388号公報
しかしながら、上記従来技術のようなセル間の配線方法では、加圧板48、49に接触している両端の集電体以外の中間位置に配置された集電体を、極性毎に帯状金属板である引出し電極を折り曲げて接続しているので、引出し電極を収めるスペースを確保しなければならず、スペース効率が悪くなり、小型のキャパシタとしては構成しにくく、また製造工程が複雑になっていた。
また、複数のセルが配置されたキャパシタではなく、1つのセルが配置されたキャパシタであっても、正極集電体又は負極集電体のどちらかが収納容器の加圧板に接しておらず、中間位置に配置されている場合には、この中間位置に配置された中間集電体とリード部として機能する加圧板まで配線する必要があり、図11と同様な配線が発生する。したがって、複数セルの並列接続と同様、引出し電極を収めるスペースを確保しなければならず、スペース効率が悪くなり、また製造工程が複雑になっていた。
さらに、引出し電極と集電体とを溶接や熱溶着により接合すると、ESRが増加し、断線の恐れもあるので、信頼性の点でも問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、収納容器の中間位置に配置された中間集電体があっても、収納容器の空間を効率良く用いた配線を行うことができ、製造工程が簡単で、低ESR化できるとともに引出し電極と集電体との接触部の信頼性を向上させたキャパシタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、蓋部を有する収納容器内に正負1対の分極性電極、正極集電体、負極集電体、セパレータが積層されたセルが収納され、前記集電体の少なくとも1つが前記蓋部及び収納容器底面と離れた位置に配置された中間集電体を構成するキャパシタにおいて、前記中間集電体は、前記収納容器上に形成された引出し電極層と圧着接続されていることを特徴とするキャパシタである。
また、請求項2記載の発明は、前記セルは複数積層されており、各セルは電気的に並列接続されていることを特徴とする請求項1記載のキャパシタである。
また、請求項3記載の発明は、前記蓋部に最も近い中間集電体と蓋部との間には、断熱層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のキャパシタである。
また、請求項4記載の発明は、前記中間集電体と引出し電極層との圧着接続は、前記収納容器本体と蓋部との間の圧縮力により行われることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャパシタである。
また、請求項5記載の発明は、前記中間集電体と引出し電極層との圧着接続は、前記蓋部の内側に形成された突起により行われることを特徴とする請求項4記載のキャパシタである。
本発明によれば、収納容器の蓋部及び底面とは離れて配置され、収納容器の蓋部及び底面と電気的にも接続されていない中間集電体を、収納容器の一部に一体に形成された引出し電極層と圧着接続するようにしているので、収納容器の空間を効率良く利用することができ、デバイスの組み立ても簡単に行うことができる。また、集電体と引出し電極層とを圧着接続することで、電気的接続の信頼性が向上し、低ESR化が図れる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明による第1のキャパシタの構造を示す。
例えば、図6に示すような直方体形状の収納容器1に、正の分極性電極3a、セパレータ4、負の分極性電極3b、負極集電体5、断熱層6が積層されている。正の分極性電極3a、セパレータ4、負の分極性電極3b、負極集電体5、断熱層6は、角形で平板状の形状を有している。収納容器1は蓋7を備えており、収納容器1本体はアルミナやジルコニア等のセラミック等で形成され、蓋7を上部から被せて溶接することにより密閉された容器となるように構成されている。
収納容器1の内側底面部には、Auからなる正極集電体2がめっき、スパッタなどにより形成されている。正極集電体2は、正極引出し電極層9に電気的に接続しており、正極引出し電極層9は収納容器1を貫通し、その一部が正極外部電極9aを構成する。正極集電体2も角形で平板状の形状を有しており、正極集電体2、分極性電極3a、セパレータ4、分極性電極3b、負極集電体5で1つのセル11を構成している。
負極引出し電極層10は、収納容器1を貫通し、その一部が負極外部電極10aを構成している。正極引出し電極層9及び負極引出し電極層10ともに、収納容器1の一部を貫通し、または収納容器1の側面に沿って、Wメタライズ層、Niめっき層、Auめっき層により形成されており、収納容器1に積層された一体構造となっている。
収納容器1の縁にはコバール製(Co:17重量%、Ni:29重量%、Fe:残り)のシールリング8を取り付け、シーム溶接による密封が確実に行えるようにしてある。収納容器1へのシールリング8の取り付けは、ろう付けにより行ったが、グリーンシートを焼成して収納容器1および蓋7を作製する際に、グリーンシートにシールリング8を載せて焼成する方法で行ってもよい。蓋7およびシールリング8はコバール製のものを用いたが、収納容器1と熱膨張率が近い材料であれば他の材料でも良い。
蓋7の収納容器底面に向いている側の面(裏面)および蓋突起7aには、電解液による腐食を防ぐためNiめっき、Auめっきが施されている。また、蓋7と負極集電体5との間には、断熱層6が設けられており、断熱層6はガラス繊維等で構成される。
分極性電極3a、3bは、活性炭粉末からなる電極材料とポリテトラフルオロエチレン等の結着剤とを混練し、これを所定の大きさになるように加工形成したものを用いた。セパレータ4はガラス繊維からなる。負極集電体5は中間集電体に相当し、蓋7や収納容器1の底面から離れた位置(中間部分)に配設されており、蓋7及び収納容器1の底面とは電気的に接続されていない。
この負極集電体5には、Al箔にAuめっきを施したものを用いたが、これに限定されず、Cu箔等にAuめっきを施したもの等、導電性が良く電解液により腐食されないものであれば良い。電解液は、テトラエチレンアンモニウムテトラフルオロボレートとプロピレンカーボネートからなる混合液を用いるが、これに限定されず、他の有機系電解液や水系電解液でも良い。
図1に示すように、負極引出し電極層10は、収納容器1の一部に形成された段差部分に沿って一体に形成され、収納容器1を貫通して収納容器1の外側面に沿って形成されている。この段差部分で、負極引出し電極層10の端部と負極集電体5の一部を突出させて形成した端部とが重なるように配置され、蓋突起7による圧縮力により圧着接続される。図1の構成では、正極外部電極9aと負極外部電極10aとが外部回路への接続電極となっており、この電極を介して充放電が行われる。
図1のキャパシタを組み立てるには、以下のように行う。収納容器1本体に、正の分極性電極3a、セパレータ4、負の分極性電極3b、負極集電体5、断熱層6を順に入れて積層する。これにテトラエチレンアンモニウムテトラフルオロボレートとプロピレンカーボネートからなる電解液を注入し、蓋7をシールリング8を介して被せ、シーム溶接し密封すると完成する。
蓋7をシーム溶接すると、蓋突起7の圧縮力が、負極引出し電極層10の端部と負極集電体5の端部にかかるようになる。また、断熱層6が設けられているので、シーム溶接時の熱による電解液の変質や分極性電極の劣化が抑制され、静電容量やESRが悪化することがなく、特性のバラツキが小さいキャパシタが得られる。
図2に図1の第1のキャパシタの変形例を示す。図1と同じ符号を付しているものは、同じ構成物を示す。図1の構成と異なるのは、蓋突起7aが設けられておらず、蓋突起7aによる負極引出し電極層10の端部と負極集電体5の端部との圧着接続はないが、蓋12の裏面に負極引出し電極層10が形成され、この負極引出し電極層10を覆うようにして断熱層6が形成されていることである。
そして、負極引出し電極層10は、正面方向から見てL字型に形成されており、負極引出し電極層10の端部が負極集電体5の端部を押さえつけるように構成されている。したがって、蓋12をシーム溶接すると、蓋12に一体に形成されている負極引出し電極層10の圧縮力が、負極集電体5の端部にかかるようになり、負極引出し電極層10の端部と負極集電体5の端部とが圧着接続する。負極外部電極10aと負極集電体5は、圧着接続されている部分の負極引出し電極層10から金属で構成された蓋12、シールリング8を経由し、収納容器1の外壁側面に形成されている負極引出し電極層10を介して負極外部電極10aに電気的に接続される。
図3は、図1の第1のキャパシタの他の変形例を示す。図1と同じ符号を付したものは同じ構成物を示す。図1の構成と異なるのは、蓋13に形成された突起が1箇所だけではなく、蓋13の裏面全体に渡って、数箇所形成されていることである。収納容器1の内側側面に形成された段差部分で、負極引出し電極層10の端部と負極集電体5の端部とが重なるように配置され、蓋突起13aによる圧縮力により圧着接続されるのは、図1と同じであるが、蓋突起13bを形成して、蓋13と負極集電体5との熱伝導面積を小さくするとともに、蓋13と断熱層6との間に空気層を設けることで、蓋13をシーム溶接した場合の熱の伝導を極力抑えて、断熱層6を極力薄くできるようにしたものである。
図4は、セルが2個積層された場合の第2のキャパシタの構成を示す。例えば、図6に示すような直方体形状の収納容器21に、下側から、正の分極性電極23a、セパレータ24、負の分極性電極23b、負極集電体25、負の分極性電極23b、セパレータ24、正の分極性電極23aが積層されている。収納容器21は蓋27を有しており、蓋27を上部から被せることにより密閉された容器となるように構成されている。
収納容器21の内側底面部と蓋27の裏面には、Auからなる正極集電体22がめっき、スパッタなどにより形成されている。正極集電体22は、正極引出し電極層29に電気的に接続しており、収納容器21底面に形成された正極引出し電極層29は収納容器21を貫通し、その一部が正極外部電極29aを構成する。
一方、収納容器21の内側側面に形成された正極引出し電極層29は、上部で折れ曲がるように形成されており、この正極引出し電極層29の上側端部と蓋27の裏面の正極集電体22の端部とが、蓋27と収納容器21本体部分との圧縮力により圧着接続するようになっている。このようにして、蓋27裏面の正極集電体22と収納容器21底面の正極集電体22同士が電気的に接続されて、2つのセルが並列接続される。
分極性電極23a、セパレータ24、分極性電極23b、負極集電体25で1つのセルを構成しており、このセルが2つ積層された形状となっている。負極集電体25は中間集電体に相当し、蓋27や収納容器21の底面から離れた位置(中間部分)に配設されており、蓋27及び収納容器21の底面とは電気的に接続されていない。
図1の構成と同様に、負極引出し電極層30は、収納容器21の一部に形成された段差部分に沿って一体に形成され、収納容器21を貫通して収納容器21の外側面に沿って形成されている。この段差部分で、負極引出し電極層30の端部と負極集電体25の端部とが重なるように配置され、蓋突起27aによる圧縮力により圧着接続される。ただし、蓋27の裏面には正極集電体22が形成されているので、正極と負極とが短絡しないように、蓋突起27aの先には絶縁体28が設けられている。
絶縁体28は、アルミナペーストやジルコニア等で形成されており、蓋27と負極集電体25とは電気的に絶縁されている。その他、シールリング26の取り付けや、蓋27のシーム溶接の方法、各部に用いる材料等は、図1で述べたものと同じであるので、説明を省略する。
図4に示す第2のキャパシタの製造方法(組み立て方法)は、例えば、外寸5mm×5mm×1.3mmの収納容器21本体に、正の分極性電極23a、セパレータ24、負の分極性電極23b、負極集電体25、再度負の分極性電極23b、セパレータ24、正の分極性電極23aを順に入れて積層する。これに電解液を注入し、収納容器21本体に蓋27をシールリング26を介して被せ、シーム溶接し密封すると完成する。
蓋27をシーム溶接すると、蓋突起27aの圧縮力が、負極引出し電極層30の端部と負極集電体5の端部に、また、蓋27の圧縮力が、正極引出し電極層29の上側端部と蓋27の裏面の正極集電体22の端部とにかかり、これらの部分が圧着接続して、確実に電気的接続が行われる。
ところで、図4の構成のキャパシタを作製して、交流のESR(1kHz)を4端子抵抗計で測定したところ、縦2mm、横2mm、厚み0.25mmの分極性電極を正負合わせて4枚用いた場合のESRは16Ωであった。
一方、比較用のキャパシタとして、収納容器に1つのセルを配置し、縦2mm、横2mm、厚み0.5mmの活性炭電極を正負合わせて2枚用い、負極集電体は蓋突起により負極引出し電極層と電気的に圧着接続する構造とせずに、蓋、シールリング、負極引出し電極を経由して負極外部電極に電気的に接続する構造とした。
この構造によるキャパシタを4端子抵抗計で交流のESR(1kHz)を測定したところ、ESRは38Ωであった。図4のように分極性電極を薄くし積層し並列に接続することで、同様のパッケージサイズでの上記構造と比較してESRが58%小さいキャパシタが得られた。また図4の構成では、集電体と分極性電極の接触面積が上記比較用キャパシタの構造に比べ大きいため、より大電流での充放電が可能である。
図5は、図4の第2のキャパシタの変形例を示す。図4の構成で、蓋突起27aの先の絶縁体28の代わりに、蓋27と正極集電体22の間にめっき、スパッタ等で形成した絶縁層としてのアルミナ板17を挟み、正極と負極との短絡を防ぐようにしたものである。この絶縁層としてはアルミナの他にジルコニア等のセラミック板を用いても良い。
図7は、第3のキャパシタの構成を示す。図4に示すように第2のキャパシタの構成例では、セルが2層、すなわち、正の分極性電極、負の分極性電極が各2層であるのに対し、第3のキャパシタでは、正の分極性電極33a、負の分極性電極33bを各4層とした構造となっており、4層のセルは電気的に並列接続されている。図4の構成では、蓋突起が1本であるのに対し、図7の構成では蓋突起が複数となっている。図8は、蓋37の上面から見た図であり、蓋突起A、蓋突起B、蓋突起Cの位置を示すものであり、蓋突起は、蓋突起A37a、蓋突起B37b、蓋突起C37cと形成されている。
図7は図8のA−A断面を示し、図9は図8のB−B断面を示す。また、図10は、収納容器31の外側に形成された正極及び負極の引出し電極層と正極及び負極の外部電極の配置状態を示す。なお、各部の形成方法や構成材料、役割等は、図1、図4で述べたものと同じであるので説明を省略する。ここで、蓋37の裏面に形成された正極集電体32と収納容器31本体の底面に形成された正極集電体32以外の集電体はすべて中間集電体に該当し、中間集電体は3つ存在することになるので、蓋突起も3つ必要となる。
正極引出し電極層39は、収納容器31の右側面を貫通して、収納容器31の外側側面に沿って形成されており、その一部が正極外部電極39aを構成する。正極引出し電極層39は、収納容器31底面の正極集電体32、中間部に配置されている正極集電体32、蓋37裏面の正極集電体32を電気的に接続し、他方、負極引出し電極層40と負極引出し電極層50とは、残りの2つの負極集電体35を負極外部電極40aで電気的に接続する。
図7に示すように、まず、収納容器31の左側面に形成された段差部分で上側の負極集電体35の一部が突出して形成された端部と負極引出し電極層40の端部とが重なるように配置され、蓋突起Aによる圧縮力により圧着接続される。一方、図9に示すように、下側に配置された負極集電体35についても、収納容器31の左側面に形成された段差部分(図7よりも低い位置)で、下側の負極集電体35の一部が突出して形成された端部と負極引出し電極層50の端部とが重なるように配置され、蓋突起Cによる圧縮力により圧着接続される。
他方、図7に示すように、中間位置に配置された正極集電体32については、収納容器31の右側面に形成された段差部分で、中間の正極集電体32の一部が突出して形成された端部と正極引出し電極層39の端部とが重なるように配置され、蓋突起Bによる圧縮力により圧着接続される。
蓋37をシーム溶接すると、上記のように各蓋突起A、B、Cの圧縮力により、集電体と引出し電極層とが圧着接続し、また、蓋37の圧縮力が、正極引出し電極層39の上側端部と蓋37の裏面の正極集電体32の端部とにかかり、これらの部分が圧着接続して、確実に電気的接続が行われる。
上記のように、第3のキャパシタでは第2のキャパシタに比べ構造が複雑となるが、同じパッケージサイズでESRの低減が図れる。また、より大電流での充放電が可能となる。
本発明の第1のキャパシタの構造例を示す図である。 第1のキャパシタの変形例を示す図である。 第1のキャパシタの他の変形例を示す図である。 本発明の第2のキャパシタの構造例を示す図である。 第2のキャパシタの変形例を示す図である。 収納容器の概観を示す図である。 本発明の第3のキャパシタの構造例を示す図である。 第3のキャパシタの蓋突起の位置を示す図である。 第3のキャパシタの蓋突起C位置おける構造を示す図である。 第3のキャパシタの収納容器の外部電極を示す図である。 従来の電気二重層キャパシタの構成を示す図である。
符号の説明
1 収納容器
2 正極集電体
3a 分極性電極
3b 分極性電極
4 セパレータ
5 負極集電体
6 断熱層
7 蓋
7a 蓋突起
8 シールリング
9 正極引出し電極層
9a 正極外部電極
10 負極引出し電極層
10a 負極外部電極

Claims (5)

  1. 蓋部を有する収納容器内に正負1対の分極性電極、正極集電体、負極集電体、セパレータが積層されたセルが収納され、前記集電体の少なくとも1つが前記蓋部及び収納容器底面と離れた位置に配置された中間集電体を構成するキャパシタにおいて、
    前記中間集電体は、前記収納容器上に形成された引出し電極層と圧着接続されていることを特徴とするキャパシタ。
  2. 前記セルは複数積層されており、各セルは電気的に並列接続されていることを特徴とする請求項1記載のキャパシタ。
  3. 前記蓋部に最も近い中間集電体と蓋部との間には、断熱層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のキャパシタ。
  4. 前記中間集電体と引出し電極層との圧着接続は、前記収納容器本体と蓋部との間の圧縮力により行われることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャパシタ。
  5. 前記中間集電体と引出し電極層との圧着接続は、前記蓋部の内側に形成された突起により行われることを特徴とする請求項4記載のキャパシタ。
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