JP2007207722A - キャップ部品及びソケット及び照明装置及びキャップ部品の取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のキャップ部品は、第1のチューブの内径以下の外径を有し、ランプを挿通する第1のチューブ挿通部23と、第1のチューブの端部を第1のチューブ挿通部23の外周にて突き当てて第1のチューブ挿通部23が第1のチューブに挿通されることを停止させる第1の突き当て部29とを備え、第1のチューブにランプを通した後、第1のチューブの端部が第1の突き当て部29に突き当たるまで挿通させてからランプの口金ピンをソケットに接続させ、キャップ部品をソケット本体1に固定する。固定することによってキャップ部パッキン3は、ランプに密着する。
【選択図】図2
Description
また、ランプとチューブの空気層にはソケット前面にパッキンがあり侵水を防ぐことが可能であるが、ソケット内部への防水構造は取られておらず、結露した場合にソケット内部に侵水し絶縁低下や短絡するおそれがあった(問題点3)。
さらに、ランプとチューブの間には空気層を設ける必要があるため、前記ランプとチューブの両端部にはランプ外径とチューブ内径の間に、ランプがチューブ内で位置ズレが発生しないように位置決めとなる部材を取りつける手間があった(特開2001−102000号公報(特許第3575353号)ではヒータ部材で位置決めを行っている)(問題点4)。
上記ランプをスライド可能に挿通するとともに、上記第1のチューブにスライド可能に挿通される第1の環状挿通部と、
上記第1の環状挿通部が上記第1のチューブに挿通される場合に、挿通される第1のチューブを停止させる第1の停止部とを備え、
上記第1の環状挿通部は、上記第1のチューブの内径以下の外径を有し、
上記第1の停止部は、上記第1のチューブの端部を上記第1の環状挿通部の外周にて突き当てる第1の突き当て部を有する
ことを特徴とする。
この実施の形態では、第1の環状挿通部と、第1の停止部とを備えるキャップ部品について一例を説明する。
図1は、この実施の形態のキャップ部が固定されたソケット部品を備えるソケット本体を、ランプの口金ピンと接触する接触片付近で、ランプ装着方向に対して垂直な断面を示した図である。
図2は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定するソケット部品とを備えるソケット本体を、ランプ装着方向の断面を示した図である。図2のキャップ部2には、ランプ5と第1のチューブ6とはまだ挿通されていない。
図3は、第1のチューブの内径を示す図である。
また、ソケット本体1は、キャップ部2がソケット本体1に固定される際に、キャップ部パッキン3の先端部が挿入されるパッキン挿入穴310をソケット部品として有する。
図4のように、キャップ部2にランプ5と第1のチューブ6とが装着されるには、まずはじめに、第1のチューブ6にランプ5を通す。次に、第1のチューブ6の端部からキャップ部2の第1のチューブ挿通部23をスライドさせて挿通するが、このとき、ランプ5は、キャップ部2のランプ挿入面28(図2に図示あり)からランプ挿通方向に向けてランプの端部を挿入する。キャップ部パッキン3は、ランプをキャップ部2に挿入する際には、キャップ部2にセットされているが、ランプ端部がキャップ部パッキン3を移動する時は、まだキャップ部パッキン3はランプ5の側面に密着していないので、ランプ5はスムーズにキャップ部内を移動できる。
キャップ部2をソケット本体1に固定するには、図4に示す状態からまずソケット本体1の接触片4にランプ5の口金ピンを取り付け(図5の状態)、その後、キャップ部ねじ込み部21をソケット本体の本体ねじ込み部11に取り付ければ、キャップ部2をソケット本体1に容易に取り付けることが可能である(図6:正規使用状態)。
図6は、キャップ部2がソケット本体1に取り付けられた状態(正規使用状態)を示す図である。
また、前記キャップ部品と、直管形蛍光ランプを取り付けるとともに、本体ねじ込み部11を備えるソケット部品と、キャップ部とソケット部品との間にあって、ランプの端部を覆う弾性変形可能なキャップ部パッキン3とを備えたことを特徴とするソケットについて説明した。
また、前記ソケットを使用する照明装置について説明した。
第1のチューブの内側に挿通される第1のチューブ挿通部の外径D1を、第1のチューブの内径E以下としたため、ドカン状の第1のチューブ挿通部を第1のチューブに容易に挿通できる。さらに、内径Eと外径D1とが等しい場合には、第1のチューブ6と第1のチューブ挿通部23とが密着する。
また、第1のチューブ挿通部の外周上に第1のチューブ停止部を設け、第1のチューブ停止部が第1の突き当て部を有することにより、第1のチューブに挿通される動作を、第1のチューブの端部が第1の突き当て部に突き当たることにより止めることが出来る。このため、第1のチューブの端部が第1の突き当て部に突き当たるまで挿通すればよく、挿通動作を止める位置を気にすることなく、第1のチューブにキャップ部品を容易に装着できる。
また、キャップ部パッキンを備えたことにより、キャップ部に挿入したランプ端部を抜けにくくするとともに、キャップ部の内側とランプとの間の侵水を防止する。
また、ランプが第1のチューブ内で位置ずれすることを防ぐことができる。また、位置ずれを防ぐことより、ランプと第1のチューブとの間に空気層ができ、ランプの表面温度が発光効率のよい温度に維持できる。
この実施の形態では、第1のチューブ挿通部の長さについて説明する。
第1のチューブ6とランプ5とを取り付けたキャップ部2をソケット本体1に取り付ける場合、キャップ部ねじ込み部21が取り付け方向に距離Xだけ移動する(図5)。そして、第1のチューブ挿通部23も距離Xだけ取り付け方向に移動する(図5)。この移動にともない、第1の突き当て部29に突き当たって停止している第1のチューブ6の端部は、第1の突き当て部29より離れて、第1のチューブ挿通部23から外れる状態に移行する。しかし、第1のチューブ挿通部23の長さは、キャップ部2がランプ装着前位置の状態から、ランプをソケットに取りつけた後にグランドを締めつけた状態(キャップ部ねじ込み部21と本体ねじ込み部11とを締めつけた状態)、すなわち図6の正規使用状態まで移動した距離(X)の2倍を超える長さ(2X超)にした(図4、図5参照)ので、図6に示した正規使用状態で、第1のチューブ挿通部23は移動距離(X)以上、第1のチューブに挿通されている。このため、ランプと第1のチューブの間に空気層を確実に保持でき信頼性の高いソケットを提供することができる。
第1のチューブ挿通部の長さは、キャップ部が取り付け方向に移動する距離Xの2倍の長さを超える。このため、第1のチューブ挿通部が取り付け方向に距離X移動しても、第1のチューブ挿通部が取り付け方向に距離X移動しても、第1のチューブと第1のチューブ挿通部とが外れることがなく、第1のチューブ挿通部は移動距離(X)以上、第1のチューブに挿通されているので、ランプと第1のチューブとの間に空気層を確実に保持でき、信頼性の高いソケットを提供することができる。
この実施の形態では、第1のリング状パッキンを備えるキャップ部品について説明する。
図7は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定するソケット部品とを備えるソケット本体を、ランプの口金ピンと接触する接触片付近で、ランプ装着方向に対して垂直な断面を示した図である。
図1との違いは、キャップ部2が第1のリング状パッキン7を備えことであり、第1のリング状パッキン7は、第1のチューブ6の内径E以上の外径を有する防水性のあるリング状パッキンである。また、第1のリング状パッキン7は、パッキン押さえ部品71とキャップ部パッキン押さえ72とにより固定されている点である。この他は、実施の形態1及び2のキャップ部2と同じである。
図8は、この実施の形態のランプの両端をそれぞれキャップ部のランプ挿通部に通し、第1のチューブの両端はそれぞれキャップ部の第1のチューブ挿通部を挿通する状態を示す図である。特に、第1のチューブ6の内径と第1のリング状パッキン7とが密着して、第1のチューブ6に第1のチューブ挿通部23が挿通されていることを示す。
図9は、実施の形態3のランプと第1のチューブとを挿通したキャップ部をソケットに固定する前の状態を示す図である。
図10は、実施の形態3のキャップ部2がソケット本体に取り付けられた状態(正規使用状態)を示す図である。
図9、図10は、キャップ部2が第1のリング状パッキン7を備えている以外は、上記実施の形態1,2の図5、図6と同じである。
キャップ部パッキン押さえ72は、第1のチューブ挿通部23の一部を形成する部品と一体形成された部品である。上記したようにキャップ部2はドカン状の形状をしているため、図7に示す第1のチューブ挿通部23の一部とキャップ部パッキン押さえ72との段差部分は、ドカン状(筒状)の形状を有している。この段差部分に、第1のリング状パッキン7をはめ込む。そして、はめ込んだ第1のリング状パッキン7を挟み込むようにパッキン押さえ部品71をキャップ部パッキン押さえ72に取り付ける。例えば、パッキン押さえ部品71とキャップ部パッキン押さえ72とはそれぞれ、雄型と雌型のねじの形状をしており、これらのねじを締めつけることにより、第1のリング状パッキン7を固定する。第1のリング状パッキン7を固定した後は、パッキン押さえ部品71と、第1のリング状パッキン7と、キャップ部パッキン押さえ72と一体形成された第1のチューブ挿通部23の一部とにより、第1のチューブ挿通部23を形成する。上記したように第1のリング状パッキン7の外径は、第1のチューブ6の内径E以上であるため、第1のリング状パッキン7を固定したキャップ部2の第1のチューブ挿通部23を第1のチューブ6に挿通させると、第1のチューブ6の内壁と第1のリング状パッキン7とが、図8のように密着する。
図11は、この実施の形態の1部品で第1のリング状パッキンを配置するキャップ部の一例を示す図である。(a)は、第1のリング状パッキンを配置した後を示し、(b)は、第1のリング状パッキンを配置する前を示す。
図12は、図11に示したキャップ部を使用するソケットにおいて、ランプの両端をそれぞれキャップ部のランプ挿通部に通し、第1のチューブの両端にはそれぞれキャップ部の第1のチューブ挿通部を挿通した状態を示す図である。
このように一部品によって第1のチューブ挿通部23を構成した場合でも、第1のリング状パッキン7の外径は、第1のチューブの内径E以上であるため、第1のリング状パッキン7を取り付けたキャップ部2の第1のチューブ挿通部23を第1のチューブ6に挿通させると、第1のチューブ6の内壁と第1のリング状パッキン7とが、図12のように密着する。このため、第1のリング状パッキン7をはめ込む溝73を第1のチューブ挿通部23に設ける構造にしても、図7に示したような2つの部品の連結構造とした第1のチューブ挿通部23と同様の効果を得ることができる。
キャップ部の第1のチューブ挿通部に第1のチューブの内径以上の大きい径で、前記キャップ部外径(第1のチューブ挿通部)上に配置した防水性のある第1のリング状パッキンを備えたので、ランプと第1のチューブ内との保温効果を高める効果が得られる。
また、第1のチューブが片側のソケット側へ片寄りにくくなる効果がある。
この実施の形態では、円筒部を備えるキャップ部について説明する。
図13は、第1のリング状パッキンを備えたキャップ部を使用する照明装置を示す図である。図13に示すように、第1のチューブ6とランプ5とを取り付けたキャップ部2を備えるソケットであって、さらに、第1のリング状パッキン7をキャップ部2に設けたソケットを照明装置本体8に使用する。しかし、第1のチューブ6の端部や第1のリング状パッキン7が見えてしまうため、照明装置としての見栄えが悪くなり、デザイン性に欠ける。このため、キャップ部に円筒部を設けて、第1のチューブ6の端部や第1のリング状パッキン7が見えない構造にする。
図15は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定したソケット部品とを備えるソケット本体1の、ランプ装着方向の断面を示した図である。
図15において、第1のチューブ挿通部23は、パッキン押さえ部品71とキャップ部パッキン押さえ72とにより構成した上記した実施の形態3の図7に示した構造と同様である。さらに、この実施の形態のキャップ部は、第1のチューブ挿通部の外周に、第1のチューブ6の外径以上の内径を有する円筒部25をキャップ部に図15のように立設させたことを特徴とする点で、図7のキャップ部2とは異なる。図15に示すキャップ部には、第1のチューブ6とランプ5とが既に装着済みであって、キャップ部はソケット本体1に固定されている。円筒部25を設けた目的は、第1のチューブ6の端部を見えなくするとともに、第1のリング状パッキン7を見えなくすることである。このため、円筒部25のランプ挿入面28側(ランプ挿入面28側は図2に図示あり)の円筒部端部25aは、キャップ部がソケット本体1に固定されているときの第1のリング状パッキン7の位置よりも、ランプ挿入面28(ランプ挿入面28側は図2に図示あり)側寄りにあるように形成する。
また、前記第1の円筒部の長さは距離(X)の2倍を超える長さ(2X超)で立設させたキャップ部を固定したソケットと、このソケットを少なくとも1対使用した照明装置について説明した。
キャップ部品は、第1のチューブ挿通部の外周に、内径が第1のチューブの外径以上の第1の円筒部をキャップ部に立設させたことを特徴としているので、第1のチューブの端部が隠れるので、意匠性の良いソケットを提供することが可能である。
また、前記第1の円筒部の長さが距離(X)の2倍を超える長さ(2X超)で立設させたキャップ部を固定したソケットと、このソケットを少なくとも1対使用した照明装置は、第1のチューブの端部が隠れるので、意匠性の良いソケット及び照明装置を提供することが可能である。さらに、第1のリング状パッキンが1対のソケットの片側に片寄っても、第1のパッキンの端部が見えないので、より意匠性をよくすることができる。
この実施の形態5では、キャップ部が第2のチューブに挿通される第2のチューブ挿通部を備えることについて説明する。
図16は、この実施の形態のキャップ部が固定されたソケット部品を備えるソケット本体を、ランプの口金ピンと接触する接触片付近で、ランプ装着方向に対して垂直な断面を示した図である。
図17は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定するソケット部品とを備えるソケット本体の、ランプ装着方向の断面を示した図である。
図18は、第2のチューブの内径を示す図である。
図19は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定したソケット部品とを備えるソケット本体の、ランプ装着方向の断面を示した図である。
図17において、第2のチューブ挿通部26は、図15に示した円筒部25と同様に、第1のチューブ挿通部23の外周に設けられている。このため、第1のリング状パッキンを見えなくすることが可能である。また、第2のチューブ挿通部26は、図18に示す第2のチューブ9の内径F以下の外径D3を有し、第2のチューブ9の内側に挿通される。第2のチューブ挿通部26を内側に挿通した第2のチューブ端面92は、第2のチューブ停止部27の備える第2の突き当て部291に突き当たり、第2のチューブ挿通部26を挿通する動作を停止する。第2のチューブ停止部27は、第2のチューブ9の内径Fよりも大きな外径D4を有する。また、第2のチューブ9の内径Fは、第1のチューブ6の外径よりも大きい。第2の突き当て部291の高さは(D4−D3)/2である。第1のチューブ6に第1のチューブ挿通部23を挿通し、第2のチューブ9に第2のチューブ挿通部26を挿通すると、図19のように第1のチューブ6と第2のチューブ9との間に、空気層91が出来る。
また、第2のチューブ停止部27は、内側が図2のキャップ部ねじ込み部21のように雌型のねじ状をしており、ソケット本体1は、雄型のねじ状をした本体ねじ込み部11を備え、キャップ部2をソケット本体1に固定する際に、第2のチューブ停止部27の内側のねじ状部分を本体ねじ込み部11に締めつけて取り付ける。このように、第2のチューブ停止部27の内側の形状を雌型のねじ状とすることにより、第2のチューブ停止部27は図2に示した第1のチューブ停止部24を兼ねる。キャップ部2のキャップ部パッキン3、ひっかけ部31、抜け止め部32、第1のリング状パッキン7、パッキン押さえ部品71、キャップ部パッキン押さえ72はそれぞれ、図2及び図7の同じ符号を付した要素と同様の構造しており、同様の動作を行うものである。
また、このキャップ部を固定するソケット部品を備えるソケットと、このソケットを少なくとも1対使用するとともに、ランプの外周を覆った円筒状の第1のチューブと、第1のチューブの外径よりも大きく、第1のチューブを覆い囲み第1のチューブとの間に空気層を持つことが可能な第2のチューブを使用したことを特徴とする照明装置とを説明した。
第1のチューブの外径より大きく、第1のチューブを覆い囲み第1のチューブとの間に空気層を持つことが可能な第2のチューブに対応して、ランプ挿入面側の外径が前記第2のチューブの内径以下であり、第2のチューブに挿通できるとともに移動可能である第2のチューブ挿通部をもち、ランプ挿入面側の逆面側の外径は前記第2のチュ−ブ内径よりも大きく、第2のチューブが挿通不可能な第2のチューブ停止部を持つキャップ部にしたので、低温環境が更に低い場合でも、キャップ部を変更することなく第1のチューブを使用した場合と、第1と第2のチューブを使用した場合の2通りについて使用でき、部品を共通化でき、金型費を削減することが可能である。
この実施の形態では、図19に示したキャップ部がさらに、第2のリング状パッキンを備えることを説明する。
図20は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定したソケット部品とを備えるソケット本体の、ランプ装着方向の断面を示した図である。
図20において、第2のチューブ挿通部26は、第2のリング状パッキン74を配置する溝75を備え、溝75に、第2のリング状パッキン74をはめる。溝75と第2のリング状パッキン74を備えることの他は、図17及び図19に示したキャップ部と同様であるものとする。
キャップ部は、第2のチューブ挿通部に第2のチューブの内径よりも大きい外径を有して、第2のチューブ挿通部上に配置した防水性のある第2のリング状パッキンを備えたので、第2のチューブ内の保温効果を高められるので、より低温の環境で使用することが可能である。
この実施の形態では、キャップ部をソケットに固定させるキャップ部の部分について説明する。
図21は、この実施の形態のキャップ部と、キャップ部を固定するソケット部品とを備えるソケット本体の、ランプ装着方向断面を示した図である。
図21において、キャップ部つめ部211は、キャップ部をソケットに固定するための部品であって、図2のキャップ部ねじ込み部21に対応する。また、ソケットつめ受け部212は、ソケットにキャップ部を固定させるためにソケット部品が備えるものであり、図2の本体ねじ込み部11に対応する。
図21に示したように、キャップ部をソケットに固定する部品は、ねじ込み式ではなく、突起部を有するキャップ部つめ部211と、突起部がはめ込まれるくぼみを有するソケットつめ受け部212とによるはめ込み式の構造でもかまわない。キャップ部をソケットに固定する部品は、固定させる際に利用者が容易に操作することができ、確実に固定されて、容易には外れることがない構造がよい。
この実施の形態では、キャップ部品の取り付け方法について説明する。
図23は、キャップ部品取り付け工程のフローチャート図である。
図23に示した工程により取り付けを行うキャップ部品とソケット部品は、図2に示したキャップ部2とソケット本体1である。
図23において、はじめに第1のチューブ6にランプ5を通す(S1)。次に、第1のチューブ6にランプ5が通った状態のまま、第1のチューブ6の内側に第1のチューブ挿通部23を挿通する。この時、キャップ部2は、第1の突き当て部29を有する第1のチューブ停止部24を備えているので、第1のチューブ6の端部が第1の突き当て部29に突き当たることにより、突き当たった後は第1のチューブ挿通部23を挿通することができなくなる。この状態になるまで、第1のチューブ6の内側に第1のチューブ挿通部23を挿通する(S2)。S2の工程が終了した時点では、また、ランプ5はソケットに接続されていない。このため、次に、ランプ5の口金ピンをソケットの接触片4に取り付ける(S3)。S3の工程が終了した時点では、ランプ5とソケットとは接続されているが、キャップ部はまだソケットに取り付けられていない。このため、次に、キャップ部品をソケットに取り付ける。キャップ部のキャップ部ねじ込み部21と、ソケットの本体ねじ込み部11とは雌型雄型のねじ状をしているため、これらのキャップ部ねじ込み部21と本体ねじ込み部11とを位置合わせして、キャップ部ねじ込み部21を回転させると、キャップ部をソケットに固定できる(S4)。
このように、キャップ部は上記したS1〜S4の工程によりソケットに取り付けることが出来る。
Claims (9)
- 筒状のランプと、上記筒状のランプを覆う第1のチューブとをソケットに取り付けるキャップ部品において、
上記ランプをスライド可能に挿通するとともに、上記第1のチューブにスライド可能に挿通される第1の環状挿通部と、
上記第1の環状挿通部が上記第1のチューブに挿通される場合に、挿通される第1のチューブを停止させる第1の停止部とを備え、
上記第1の環状挿通部は、上記第1のチューブの内径以下の外径を有し、
上記第1の停止部は、上記第1のチューブの端部を上記第1の環状挿通部の外周にて突き当てる第1の突き当て部を有する
ことを特徴とするキャップ部品。 - 上記キャップ部品は、さらに、上記ランプと第1のチューブとに対して上記第1の環状挿通部を上記ランプの端部の方向に距離Xだけスライドさせて、ランプの端部にあるソケットに上記第1の環状挿通部を固定する固定部を備え、
上記第1の環状挿通部は、上記第1のチューブに挿通する方向に上記距離Xの2倍の長さを超える長さを有することを特徴とする請求項1記載のキャップ部品。 - 上記キャップ部品は、さらに、上記第1の環状挿通部の外周の一部に配置され、上記第1のチューブの内径以上の外径を有する第1のリング状パッキンを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のキャップ部品。
- 上記キャップ部品は、さらに、上記第1の環状挿通部の外周に、上記第1のチューブの外径以上の内径を有する円筒部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャップ部品。
- 上記キャップ部品は、さらに、上記第1のチューブの外径よりも大きな内径を有する第2のチューブに挿通される第2の環状挿通部と、
上記第2の環状挿通部が上記第2のチューブに挿通される場合に、挿通される第2のチューブを停止させる第2の停止部とを備え、
上記第2の環状挿通部は、上記第2のチューブの内径以下の外径を有し、
上記第2の停止部は、上記第2のチューブの端部を突き当てる第2の突き当て部を有する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のキャップ部品。 - 上記キャップ部品は、さらに、上記第2の環状挿通部の外周の一部に配置され、上記第2のチューブの内径よりも大きい外径を有する第2のリング状パッキンを備えたことを特徴とする請求項5記載のキャップ部品。
- 上記請求項1から6いずれかに記載のキャップ部品と、
上記ランプを取り付けるとともに、上記環状挿通部が固定される被固定部を有するソケット部品と、
上記キャップ部品とソケット部品との間にあって、上記ランプの端部を覆う弾性変形可能なパッキンと
を備えたことを特徴とするソケット。 - 上記請求項7記載のソケットを用いたことを特徴とする照明装置。
- 筒状のランプをスライド可能に挿通するとともに、上記チューブにスライド可能に挿通される環状挿通部と、
上記環状挿通部が上記チューブに挿通される場合に、挿通されるチューブを停止させる停止部と
上記ランプの端部にあるソケットに上記環状挿通部を固定する固定部とを備えたキャップ部品を、ソケットに取り付けるキャップ部品の取り付け方法において、
上記チューブにランプを通す工程と、
上記チューブに通したランプの端部から上記チューブの端部が上記環状挿通部の外周にて上記停止部に突き当たるまで、上記チューブに上記環状挿通部を挿通する工程と、
上記環状挿通部に挿通したランプの端部を上記ソケットに取り付ける工程と、
上記環状挿通部に上記チューブを挿通したキャップ部品の上記固定部を上記ソケットに固定する工程と
を有することを特徴とするキャップ部品の取り付け方法。
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