JP2007207676A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビティ11に後方から挿入された端子金具30は、キャビティ11の前面壁14に当接して前止まりされるとともに、後方へ引っ張られたときにはランス16の係止により抜止めされる。そして、挿入された端子金具30に対し撓み片46(押圧手段)からの押圧力が付与されることにより、端子金具30はキャビティ11の前面壁14に当接した状態に保持される。これにより、端子金具30の前端縁30Fとキャビティ11の前面壁14との間に隙間が生じることがなく、結露等によって生じた水(液体)が端子金具30と前面壁14との隙間に溜まることが防止される。
【選択図】図2
Description
このように端子金具の前端とキャビティの前面壁との間に隙間が生じると、結露等によって生じた水(液体)が、この端子金具と前面壁との隙間に溜まったままになることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の前端とキャビティの前面壁との間に隙間が生じないようにすることを目的とする。
キャビティに挿入された端子金具は、押圧手段によってキャビティの前面壁に当接した状態に保持されるので、端子金具の前端とキャビティの前面壁との間に隙間が生じることがなく、結露等によって生じた水(液体)が端子金具と前面壁との隙間に溜まることが防止される。
端子金具を抜け止めするためのリテーナに押圧手段を設けたので、押圧手段としてリテーナ以外の専用の部材を設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済む。
押圧手段は弾性撓み可能となっているので、寸法公差や組付け公差に起因するバラツキを吸収して、端子金具を確実にキャビティの前面壁に押圧することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、ハウジング10内に挿入される金属製の端子金具30と、ハウジング10に組み付けられる合成樹脂製のリテーナ40とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、前後方向に関しては、図1〜図6における左側を前側ということにする。
ハウジング10に端子金具30を挿入する際には、まず、リテーナ40をハウジング10に対して仮係止位置に組み付ける。組付けに際しては、下方から収容空間21内にリテーナ40を嵌め込み、仮係止突起44を受け部23に対して上から係止させるとともに、撓み片46を係止部22に対して上から係止させる。この前後2つの係止作用により、図1に示すように、リテーナ40が仮係止位置に保持される。リテーナ40が仮係止位置にある状態では、押圧板43は、ガイド溝19よりも下方(スタビライザ34の移動経路の外)に位置する。
更に、端子金具30は、撓み片46の押圧力によりハウジング10に対して前後方向(キャビティ11に対する挿入・離脱方向)への相対移動を規制されているので、端子金具30の前後移動に起因してタブとの間で微摺動を生じることもない。
また、ハウジング10には、端子金具30に係止することでその端子金具30を抜止めするためのリテーナ40が組み付けられるようになっているが、本実施形態では、このリテーナ40に撓み片46を設けているので、押圧手段としてリテーナ40以外の専用の部材を設ける場合に比べると、部品点数が少なくて済んでいる。
また、押圧手段が、弾性撓み可能な撓み片46とされていて、端子金具30に対して弾性的に前方へ当接する形態となっているので、ハウジング10(キャビティ11)、端子金具30、リテーナ40の寸法公差や、これらの組付け公差に起因する前後方向のバラツキを吸収して、端子金具30を確実にキャビティ11の前面壁14に押圧することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではランスがキャビティの内壁に沿って形成されたが、本発明によれば、ランスが端子金具に形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では押圧手段を二重係止手段であるリテーナに設けたが、本発明によれば、押圧手段をリテーナ以外に設けてもよい。
(3)上記実施形態では押圧手段を弾性撓み可能としたが、本発明によれば、押圧手段を弾性撓みしない形態としてもよい。
(4)上記実施形態では押圧手段が端子金具のスタビライザに当接するようにしたが、本発明によれば、端子金具の角筒部の後端縁等、スタビライザ以外の部位に押圧手段を当接させてもよい。
11…キャビティ
14…前面壁
16…ランス
30…端子金具
40…リテーナ
46…撓み片(押圧手段)
Claims (3)
- ハウジング内のキャビティに後方から端子金具を挿入して前記キャビティの前面壁に当接させ、前記端子金具の挿入方向と略平行に片持ち状に延出する形態のランスの係止により前記端子金具を抜止めするようにしたコネクタにおいて、
前記端子金具を前方へ押圧して前記前面壁に当接する状態に保持可能な押圧手段が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記ハウジングには、前記端子金具に係止することでその端子金具を抜止めするためのリテーナが組み付けられるようになっており、
前記リテーナに前記押圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記押圧手段が、弾性撓み可能であって、前記端子金具に対して弾性的に前方へ当接する形態とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010021046A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | シールドコネクタ |
JP2020024873A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ構造 |
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JP2000299155A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
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2006
- 2006-02-03 JP JP2006027496A patent/JP2007207676A/ja active Pending
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