JP2007206173A - 表示装置 - Google Patents

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Hiroyuki Koga
博之 古賀
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Abstract

【課題】簡単な構成で光学フィルタ400を安定して取り付けできる表示装置100を提供する。
【解決手段】導電ゴムなどの弾性を有する部材にて所定の硬度に断面略U字状に形成した弾性部材240を、光学フィルタ400の周縁に表面側および裏面側に亘って位置する状態に取り付ける。PDP300の周縁部を覆う状態に配設する枠状本体210とにより弾性部材240を介して光学フィルタ400を狭持する状態に、取付部材250を枠状本体210に取り付け、光学フィルタ400をPDP300の表示面301に対向して覆う状態に枠状本体210に取り付ける。取付部材250の取付による応力集中などを防止して良好に光学フィルタ400を取り付けできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置本体の表示面を覆う透光性を有した保護板を備えた表示装置に関する。
従来、このような構成の表示装置として、各種取付機構を用いて表示装置本体が取り付けられる枠体に保護板を取り付ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のものは、プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いた表示装置におけるPDPの背面にたてたボスなどで筐体に取り付け、プラズマディスプレイ装置を構成する。PDPの全面に、表示画質の改善などのためにガラス板にて形成され表面または裏面にITO膜などの可視光を透過し、その他の電磁波の通過を防止する導電膜を形成した光学フィルタを装着する。光学フィルタの周辺における筐体の前面枠への取付部に、硬質ゴムなどの弾性体を装着している。そして、取付金具で前面枠の内側にねじ止めなどで取り付ける。この取付の際、弾性体により、光学フィルタに加わる応力が均一化され、歪みを与えることを防止している。
特開平10−117313号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような取付金具により取り付ける構成では、光学フィルタの周辺と筐体の前面枠の取付部との間に弾性体が介在されるものの、取付金具により取り付ける位置では、弾性体が介在されておらず、十分な応力の均一化が得られない。特に、駆動時に放熱するプラズマディスプレイパネルでは、取付金具による取付により光学フィルタの荷重が部分的に加わって光学フィルタが損傷したり、取付ガタが生じたりするなどのおそれがある。
本発明は、このような点を一つの課題として捉え、簡単な構成で保護板の安定した取付状態が得られる表示装置を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示面を有する表示装置本体と、この表示装置本体の周縁部を覆う状態に前記表示装置本体が取り付けられる導電性を有した枠状本体と、前記枠状本体に前記表示装置本体の表示面に対向して覆う状態に配置される透光性を有した保護板と、前記保護板の周縁に表面側および裏面側に位置して配設され少なくとも前記保護板の表面側に位置される少なくとも表面に導電性を有した弾性部材と、前記枠状本体とにより前記弾性部材を介して前記保護板を狭持する状態に前記枠状本体に取り付けられる導電性を有した取付部材と、を具備したことを特徴とした表示装置である。
以下に、本発明の一実施の形態における表示装置を図面に基づいて説明する。なお、この一実施の形態では、表示装置本体として、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)を例示するが、例えば、液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなど、画面表示するいずれの形態をも対象とすることができる。さらには、表示装置本体としては、画面表示する表示面が平面のものに限らず、例えば湾曲する形状でも適用できる。図1は、表示装置の概略構成を示す一部を切り欠いた断面図である。図2は、光学フィルタと弾性部材との概略構成を示す分解斜視図である。
〔表示装置の構成〕
図1において、100は表示装置で、この表示装置100は、図示しない入力端子に入力された画像データを画面表示する装置である。この表示装置100は、筐体200と、表示装置本体としてのPDP300と、保護板としての光学フィルタ400と、図示しない制御部と、などを備えている。
筐体200は、PDP300、光学フィルタ400および制御部を組み付け固定する。この筐体200は、枠状本体210と、背面カバー220と、化粧枠230と、弾性部材240と、取付部材250と、などを備えている。
枠状本体210は、例えば鋼板にてプレス加工により四角枠状に形成されている。この枠状本体210は、例えば亜鉛メッキなどにて表面処理され表面に導電性が付与されている。なお、表面に導電性が付与される構成に限らず、導電性の材料にて形成された構成としてもよい。
そして、枠状本体210は、略中央に四角形の表示窓211Aを開口する四角枠板状の前面部211と、この前面部211の各辺からそれぞれ同方向に略垂直に折曲されてそれぞれの長手方向の端部が接合されて略四角筒状に形成された筒部212と、この筒部212の先端縁から内周側に向けて略垂直に前面部211と略平行となる状態に折曲された接合部213とを有し、略四角枠状に形成されている。
また、前面部211には、内周側に突出する状態に略円筒状に設けられ、内周面に図示しない雌ねじが設けられた取付ボス211Bが所定の位置に複数設けられている。さらに、接合部213には、内周面に図示しない雌ねじが設けられた取付孔が所定の位置に複数穿設されている。
さらに、枠状本体210には、例えば鋼板にて形成され、PDP300と、このPDP300の縁に設けられた図示しない引出電極にいわゆるフレキシブルケーブルにて接続されPDP300の各セルを適宜放電させる制御をする駆動回路や、電力を供給する図示しない電源装置など、PDP300に画面表示させるための制御部とが取り付けられる図示しない中ケースが取付可能となっている。
背面カバー220は、例えば鋼板にてプレス加工により、一面側を開放し、略中央が一面側に膨出する略皿形状に形成されている。この背面カバー220には、略中央が膨出する側と反対側に周縁部から折曲された取付フランジ部221が折曲形成されている。この取付フランジ部221には、枠状本体210の接合部213の取付孔に対応して、取付ねじ222が挿通される図示しないねじ孔が穿設されている。
そして、背面カバー220は、取付フランジ部221が枠状本体210の接合部213に取付ねじ222によりねじ止めされて枠状本体210の背面側を覆う状態に取り付けられる。
化粧枠230は、例えば合成樹脂などにて四角枠状に形成されている。この化粧枠230は、枠状本体210の筒部212の外面側を略覆う形状の四角筒状の化粧筒部231と、この化粧筒部231の一縁から一連に設けられ枠状本体210の前面部211の前面側を略覆う覆い部232と、を有し、四角枠状に形成されている。
そして、化粧枠230には、枠状本体210に設けられた図示しない係止孔に係脱する図示しない係合爪部が設けられ、化粧枠230は係合爪部が係止孔に係脱可能に係止され、枠状本体210の外周面および前面側を覆う状態に枠状本体210に着脱可能に取り付けられる。
弾性部材240は、図1および図2に示すように、弾性を有する部材、例えば導電ゴムにて光学フィルタ400の各辺の長さに対応した長手状に形成されている。この弾性部材240は、長手方向に沿って凹溝状で光学フィルタ400の縁が挿入される挿入溝241を有し、長手方向の両側が光学フィルタ400の厚さ寸法と略同寸法で対向する状態に断面略U字状に形成されている。なお、特に耐熱性を有した弾性の部材が好ましい。
この弾性部材240は、例えばJIS K 6253(タイプA)に規定された硬度で30以上40以下に形成されている。すなわち、詳細は後述するが、硬度が30より小さくなると、柔らか過ぎて取付部材250にて光学フィルタ400を安定して保持できないおそれがある。一方、硬度が40より大きくなると、硬過ぎて取付部材250にて取り付ける際に取付位置以外で十分に押さえきれず、取付部材250が変形して隙間が生じるおそれがある。このため、弾性部材240を硬度が30以上40以下で形成することが好ましい。
さらに、この弾性部材240の表面には、例えば金属繊維、銅箔テープ、導電塗料の塗布により形成された導電被覆層など、導電層242が被覆形成されている。
取付部材250は、図1に示すように、枠状本体210とにより弾性部材240を介して光学フィルタ400を狭持する状態に枠状本体210に取り付けられる。この取付部材250は、例えば鋼板にて形成され、光学フィルタ400の各辺の長さに対応した長手状で長手方向に沿った略中央で段差状に折曲形成された略板状に形成された取付金具251を備えている。この取付金具251は、長手板状の押さえ板部251Aと、この押さえ板部251Aの長手方向の一縁から段差状に折曲形成された取付板部251Bと、を有している。
また、取付金具251の取付板部251Bには、枠状本体210の前面部211の取付ボス211Bに対応して、取付部材250を構成する取付ねじ252が嵌挿される図示しないねじ孔が設けられている。
そして、取付金具251は、枠状本体210と同様に、例えば亜鉛メッキなどにて表面処理され表面に導電性が付与されている。
光学フィルタ400は、図1および図2に示すように、例えばガラス板400Aにて枠状本体210の表示窓211Aを閉塞する大きさの板状に形成され、表面に色補正や反射防止、電子波の透過阻止などのためのフィルタ処理が施されている。このフィルタ処理としては、ガラス板400Aの一面である裏面側に、例えば積層する状態に取り付けた金属メッシュ、金属蒸着による金属膜など、層状に金属層401を設けることが例示できる。なお、この金属層401は、可視光を十分に透過する十分な透光性を有する状態に設けられている。
また、光学フィルタ400には、裏面側の周縁に位置して帯状で、金属層401に電気的に接続して導通する状態に、周縁導電部402が設けられている。この周縁導電部402は、例えば金属メッシュ、金属繊維、銅箔テープ、導電塗料の塗布にて被膜状に形成される導電被膜など、いずれの方法で形成することができる。
そして、光学フィルタ400は、周縁の各辺にそれぞれ弾性部材240が取り付けられ、取付金具251の押さえ板部251Aと枠状本体210の前面部211との間で、弾性部材240を介して狭持される状態に取付金具251が枠状本体210に取付ねじ252により取り付けられる。この取り付けられた状態では、弾性部材240の内周面が周縁導電部402に接触する状態となり、金属層401が弾性部材240を介して枠状本体210に導通する状態となっている。
〔表示装置の動作〕
次に、上記表示装置100の組立動作として光学フィルタ400を取り付ける動作について説明する。なお、組立動作としては、説明の都合上、単に光学フィルタ400を着脱する動作で説明し、PDP300や制御部、背面カバー220を取り付けるなどの工程については省略する。
まず、光学フィルタ400の周縁の各辺にそれぞれ弾性部材240を取り付ける。この弾性部材240の取付は、弾性部材240の挿入溝241に光学フィルタ400の周縁を差し込むようにして取り付ける。そして、周縁に弾性部材240がそれぞれ取り付けられた光学フィルタ400を、枠状本体210の表示窓211Aを閉塞する状態に、枠状本体210の内側に配置させる。
この後、取付部材250の取付金具251を、押さえ板部251Aが弾性部材240に重なり、取付板部251Bが枠状本体210の取付ボス211Bの先端に載置する状態に配置させる。そして、取付ねじ252を取付板部251Bのねじ孔を介して取付ボス211Bに所定のトルクとなるように螺着し、取付金具251を枠状本体210に取り付け、光学フィルタ400が枠状本体210に取り付けられる。
この取付ねじ252にて取り付ける際、取付金具251により弾性部材240が弾性に抗して多少潰れる状態に取り付けられる。
このことにより、光学フィルタ400と枠状本体210との間に例えば電磁波が漏洩する隙間などが生じずに枠状本体210内が密封される状態に光学フィルタ400が枠状本体210に取り付けられる。
さらに、この光学フィルタ400が取り付けられた状態では、弾性部材240が光学フィルタ400の周縁導電部402に圧着するとともに取付金具251および枠状本体210に圧着する状態となり、光学フィルタ400の金属層401が弾性部材240を介して枠状本体210に導通する状態が得られる。
〔表示装置の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、透光性を有する光学フィルタ400の周縁に、少なくとも光学フィルタ400の表面側に位置する部分における表面に導電性を有した弾性部材240を光学フィルタ400の表面側と裏面側とに位置する状態に配設する。PDP300の周縁部を覆う状態に配設する枠状本体210とにより弾性部材240を介して光学フィルタ400を狭持する状態に、取付部材250を枠状本体210に取り付け、光学フィルタ400をPDP300の表示面301に対向して覆う状態に枠状本体210に取り付ける。
このため、光学フィルタ400と枠状本体210および取付部材250との間に弾性部材240が介在し、取付部材250が光学フィルタ400に直接接触しないので、取付部材250にて光学フィルタ400を押さえ付けるように取り付けても、取付部材250により光学フィルタ400に局部的に応力が作用することなく、光学フィルタ400の保持のための取付部材250による狭持力が弾性部材240により略均一に光学フィルタ400に作用する。特に、PDP300の駆動による熱が取付部材250や光学フィルタ400に作用して、光学フィルタ400の内部応力や取付部材250の熱膨張などによる応力が発生しやすい表示装置100でも、応力を分散して吸収でき、また耐熱のためにガラス板400Aを用いて比較的に重量がある光学フィルタ400の荷重を集中することなく分散して吸収できる。したがって、光学フィルタ400を損傷することなく良好に保持でき、また熱による安定した取り付け状態が得られる。
そして、弾性部材240を、光学フィルタ400の表面側から裏面側に亘って位置する状態に一連に形成されている。
このため、一部材で安定した取付状態が得られ、弾性部材240を容易に形成できる。
また、弾性部材240を光学フィルタ400の周縁が挿入される挿入溝241を有した断面略U字状に形成している。
このため、簡単な形状で安定した取付状態が得られ、弾性部材240をさらに容易に形成できる。
また、例えば弾性部材240の弾性に抗して挿入溝241の幅を広げる状態に光学フィルタ400が挿入される状態とすることで、光学フィルタ400の周縁に弾性部材240が弾性に抗した復元力により支えなくして取り付けられる状態が得られ、より光学フィルタ400の取付作業性を向上できる。
さらに、弾性部材240を導電ゴムにて形成している。
このため、光学フィルタ400の金属層401が弾性部材240を介して枠状本体210に導通する状態が得られ、別体の導通のための部材が不要で、表示装置100の製造性を向上できる。さらに、表面のみに導電層242を設ける場合に比して、例えば組み立ての際に弾性部材240の表面が傷付けられるなどして導電層242が剥離する状態となって良好な導通が得られなくなるなどの不都合が生じるおそれもなく、導電層242を表面に設けるための工程も不要で、単に弾性部材240を成形する工程のみで導電性が得られ、製造性を向上できる。
そして、弾性部材240として耐熱性を有した弾性の部材にて形成することで、PDP300からの熱により劣化して弾性による狭持状態が得られなくなるなどの不都合が生じず、長期間安定して光学フィルタ400を保持できる。
また、弾性部材240の表面に導電層242を設けている。このため、単に導電ゴムのみで形成した場合に比して、光学フィルタ400の金属層401と枠状本体210との電気抵抗をより小さくでき、電磁波の漏洩をより防止できる。
そして、弾性部材240として、JIS K 6253に規定された硬度で30以上40以下に形成している。
このため、柔らか過ぎて安定した保持ができない、あるいは硬過ぎて取付金具251が取付ねじ252によりねじ止めする際のねじ止め位置以外で十分に押さえきれず、取付金具251が変形して隙間が生じて安定した保持ができない、などの不都合が生じるおそれがなく、良好に弾性変形して応力集中を分散しつつ弾性変形による復元力にて適切な保持力が得られ、安定して光学フィルタ400を取り付けできる。
さらに、弾性部材240を長手状に形成している。
このため、例えば押し出し成形などの簡単な成形方法でも成形でき、弾性部材240を容易に形成できる。
特に、PDP300の動作により生じる電磁波の透過を抑制するフィルタ処理を光学フィルタ400に施した構成に適用している。
このため、PDP300の保護のみならず、電磁波の漏洩も良好に防止できる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、上述した実施の形態では、断面略U字状に形成した弾性部材240を用いて説明したが、例えば光学フィルタ400の表面側に接触される部分と裏面側に接触される部分とが導電テープなどの連結部材にて連結された構成とするなど、光学フィルタ400の周縁に枠状本体210側となる表面側と取付金具251側となる裏面側とに位置する形状に形成してもよい。
なお、連結部材などにて連結した一体構造とすることで、光学フィルタ400への取付が容易となり、取付作業性を向上できるとともに、部品管理が容易にできる。特に、導電テープなどの導電性部材にて連結することで、光学フィルタ400の裏面側に設けられる金属層401が導電部材および弾性部材240を介して枠状本体210に導通する状態が得られ、取付向きなどもなく、より取付作業性を向上できる。
そして、弾性部材240として、光学フィルタ400の辺の長さに対応した長手状に形成したが、例えば取付部材250にて取り付けられる位置に対応した長さ寸法で形成するなどしてもよい。
また、光学フィルタ400の各辺にそれぞれ取り付ける構成を例示したが、例えば光学フィルタ400の2辺に亘って取り付ける平面視で略L形状に形成してもよい。この構成によれば、同一形状となり、製造する弾性部材240が一形状となり、弾性部材240の製造性を向上できるとともに、組付作業時に形状の異なる弾性部材240を選択する必要が無く効率よく組み立て形成できる。さらには、弾性部材240の管理も容易となる。
さらに、導電ゴムにて形成して説明したが、導電性を有しないゴムなどの弾性部材の表面に導電層242を設けるなど、少なくとも枠状本体210と導通が得られる状態に表面に導電性を付与した構成としてもよい。この導電層242のみを設ける構成では、高価な導電ゴムを用いる必要が無く、弾性部材240を安価に製造できる。一方、導電層242を設けず、単に導電ゴムにて形成した構成としてもよい。さらには、JIS K 6253に規定された硬度30以上40以下に限られるものではない。
そして、断面略U字状に形成したが、例えば平板状に形成し、光学フィルタ400を取り付ける際に光学フィルタ400の周縁に表面側から裏面側に亘って配設されるように屈曲させて利用するなどしてもよい。
また、光学フィルタ400として、電磁波の透過を抑制するフィルタ処理、例えば十分な透光性が得られる金属層401を設けた構成を例示したが、十分な透過率が確保できるいずれの方式で形成してもよい。そして、電磁波の透過を抑制する構成に限らず、例えば反射を防止するためのフィルタ処理などを施してもよい。
さらに、裏面側にのみ設けて説明したが、表面側に設けたり、表裏の両面に設けたりしてもよい。
そして、金属層401として、ガラス板400Aの周縁に位置して帯状に金属層401に導通する状態に周縁導電部402を設けて説明したが、例えば周縁導電部402を設けず、弾性部材240を金属層401に直接接触させる構成としてもよい。
さらに、取付部材250を取付金具251および取付ねじ252にて構成して説明したが、枠状本体210とにて弾性部材240を介して光学フィルタ400を狭持する状態に取り付けるいずれの構成とすることができる。
本発明は、上述した一実施の形態および実施形態の変形のみに限ることなく、その他、本発明の目的を逸脱しない範囲で様々な応用が可能である。
〔実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、透光性を有する光学フィルタ400の周縁に、少なくとも光学フィルタ400の表面側に位置する部分における表面に導電性を有した弾性部材240を光学フィルタ400の表面側と裏面側とに位置する状態に配設する。PDP300の周縁部を覆う状態に配設する枠状本体210とにより弾性部材240を介して光学フィルタ400を狭持する状態に、取付部材250を枠状本体210に取り付け、光学フィルタ400をPDP300の表示面301に対向して覆う状態に枠状本体210に取り付ける。
このため、光学フィルタ400と枠状本体210および取付部材250との間に弾性部材240が介在し、取付部材250が光学フィルタ400に直接接触しないので、取付部材250にて光学フィルタ400を押さえ付けるように取り付けても、取付部材250により光学フィルタ400に局部的に応力が作用することなく、光学フィルタ400の保持のための取付部材250による狭持力が弾性部材240により略均一に光学フィルタ400に作用する。特に、PDP300の駆動による熱が取付部材250や光学フィルタ400に作用して、光学フィルタ400の内部応力や取付部材250の熱膨張などによる応力が発生しやすい表示装置100でも、応力を分散して吸収でき、また耐熱のためにガラス板400Aを用いて比較的に重量がある光学フィルタ400の荷重を集中することなく分散して吸収できる。したがって、光学フィルタ400を損傷することなく良好に保持でき、また熱による安定した取り付け状態が得られる。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の概略構成を示す一部を切り欠いた断面図である。 前記一実施の形態における表示装置での光学フィルタと弾性部材との概略構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
100 表示装置
210 枠状本体
240 弾性部材
242 導電層
250 取付部材
300 表示装置本体としてのプラズマディスプレイパネル(PDP)
301 表示面
400 保護板としての光学フィルタ
400A ガラス板
401 金属層

Claims (8)

  1. 表示面を有する表示装置本体と、
    この表示装置本体の周縁部を覆う状態に前記表示装置本体が取り付けられる導電性を有した枠状本体と、
    前記枠状本体に前記表示装置本体の表示面に対向して覆う状態に配置される透光性を有した保護板と、
    前記保護板の周縁に表面側および裏面側に位置して配設され少なくとも前記保護板の表面側に位置される少なくとも表面に導電性を有した弾性部材と、
    前記枠状本体とにより前記弾性部材を介して前記保護板を狭持する状態に前記枠状本体に取り付けられる導電性を有した取付部材と、
    を具備したことを特徴とした表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置であって、
    前記弾性部材は、前記保護板の周縁に表面側と裏面側とが一連に設けられ、前記保護板の表面側から裏面側に亘って配設される
    ことを特徴とした表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表示装置であって、
    前記弾性部材は、内周側に前記保護板の周縁が挿入される断面略U字状に形成された
    ことを特徴とした表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記弾性部材は、導電ゴムにて形成された
    ことを特徴とした表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記弾性部材は、表面に導電性を有する導電層が被覆形成された
    ことを特徴とした表示装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記弾性部材は、JIS K 6253に規定された硬度で30以上40以下に形成された
    ことを特徴とした表示装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記表示装置本体は、プラズマディスプレイパネルであり、
    前記保護板は、電磁波の透過を抑制するフィルタ処理が施されたものである
    ことを特徴とした表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置であって、
    前記保護板は、ガラス基板と、このガラス基板の表面および裏面のうちの少なくともいずれか一方に前記弾性部材が接触可能に被覆形成された導電性を有した金属層と、を備えた
    ことを特徴とした表示装置。
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