JP2007205175A - チューブポンプ及び液体噴射装置 - Google Patents
チューブポンプ及び液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007205175A JP2007205175A JP2006021985A JP2006021985A JP2007205175A JP 2007205175 A JP2007205175 A JP 2007205175A JP 2006021985 A JP2006021985 A JP 2006021985A JP 2006021985 A JP2006021985 A JP 2006021985A JP 2007205175 A JP2007205175 A JP 2007205175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- frame
- pump
- along
- moving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】組み立て時に座屈点が生ぜず、且つチューブ部がよれてフレームに組み込まれることがないチューブポンプ及び液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部110と、チューブ部を配置するフレーム部140と、チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部120と、当接部をチューブ部に沿って移動させる回転部130と、当接部をチューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部150と、を有し、チューブ部は、フレーム部に組み込まれる前に、フレーム部に配置される形状に加工されているチューブポンプ100。
【選択図】図4
【解決手段】液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部110と、チューブ部を配置するフレーム部140と、チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部120と、当接部をチューブ部に沿って移動させる回転部130と、当接部をチューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部150と、を有し、チューブ部は、フレーム部に組み込まれる前に、フレーム部に配置される形状に加工されているチューブポンプ100。
【選択図】図4
Description
本発明は、液体を吸引等するためのチューブポンプ及び液体噴射装置に関するものである。
従来より、インクジェット式記録装置は、記録用紙等にインクを吐出するためのインクジェット式記録ヘッドを有している。このインクジェット式記録ヘッドは、ノズルを介してインクを記録用紙等に吐出するため、ノズル近傍においてインクが増粘したり、ノズル内に気泡が混入したりして、インクの吐出が良好に行えなくなるおそれがあった。
このため、インクジェット式記録装置には、これらの現象を回避するためヘッドクリーニング装置が備えられている。
このため、インクジェット式記録装置には、これらの現象を回避するためヘッドクリーニング装置が備えられている。
ヘッドクリーニング装置は、ノズルを覆うように配置されるキャッピング部と、このキャッピング部内を負圧にするためのポンプを有し、ノズル近傍等のインクをポンプで吸引することで、クリーニングする構成となっている。
ポンプとしては、比較的構造が簡単で、且つ小型化が図り易いチューブポンプが用いられている(例えば、特許文献1)。
チューブポンプ10は、特許文献1の図5等に示すように、チューブ51を有し、ローラ43がチューブ51を押し潰しながら、例えば反時計回り方向に移動することで、インクを吸引する構成となっている。
したがって、チューブポンプ10を組み立てるときは、直線状のチューブ51を湾曲させ、チューブポンプ10のフレーム44(特許文献1の図7等)に組み込む必要があった。
特開2001−342975号公報(図7等)
ポンプとしては、比較的構造が簡単で、且つ小型化が図り易いチューブポンプが用いられている(例えば、特許文献1)。
チューブポンプ10は、特許文献1の図5等に示すように、チューブ51を有し、ローラ43がチューブ51を押し潰しながら、例えば反時計回り方向に移動することで、インクを吸引する構成となっている。
したがって、チューブポンプ10を組み立てるときは、直線状のチューブ51を湾曲させ、チューブポンプ10のフレーム44(特許文献1の図7等)に組み込む必要があった。
しかしながら、直線状のチューブ10を作業者等が湾曲させてフレーム44に組み込むとチューブ10に折れ曲がり易い部分である座屈点が発生し易くなる。そして、チューブ10に座屈点が生じると、チューブ10の耐久性やポンプの吸引能力が低下するという問題があった。
特に、チューブの内径が大きいと座屈点が生じ易く、チューブの耐久性やポンプの吸引能力が低下し易いという問題があった。
また、従来は、直線状のチューブ10をフレーム44に組み込むときに、チューブ10がよれた状態で、フレーム44に組み込まれることを防止するため、チューブ10にマーキングを行い、チューブ10がよれて組み込まれているか否かを判断する必要があり、組み立てコストが上昇するという問題もあった。
特に、チューブの内径が大きいと座屈点が生じ易く、チューブの耐久性やポンプの吸引能力が低下し易いという問題があった。
また、従来は、直線状のチューブ10をフレーム44に組み込むときに、チューブ10がよれた状態で、フレーム44に組み込まれることを防止するため、チューブ10にマーキングを行い、チューブ10がよれて組み込まれているか否かを判断する必要があり、組み立てコストが上昇するという問題もあった。
そこで、本発明は、組み立て時に座屈点が生ぜず、且つチューブ部がよれてフレームに組み込まれることがないチューブポンプ及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部と、前記チューブ部を配置するフレーム部と、前記チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部と、前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させる回転部と、前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部と、を有するチューブポンプであって、前記チューブ部は、前記フレーム部に組み込まれる前に、前記フレーム部に配置される形状に加工されていることを特徴とするチューブポンプにより達成される。
前記構成によれば、チューブ部は、フレーム部に組み込まれる前に、フレーム部に配置される形状に加工されているので、チューブ部をフレーム部に組み込む際に、チューブ部を湾曲等させることなく、そのまま組み込むことができる。
したがって、フレーム部への組み込み時に、チューブ部に座屈点が発生せず、チューブ部の耐久性が低下しないチューブポンプとなる。
また、作業者等は、チューブ部をフレーム部へ組み込む時に、チューブ部を変形等させる必要がないので、チューブ部がよれた状態でフレーム部に配置されることがない。
このため、従来のようによれた状態を確認するためのマーキングをチューブ部に施す必要がないので組み立てコストを低下させることができる。
したがって、フレーム部への組み込み時に、チューブ部に座屈点が発生せず、チューブ部の耐久性が低下しないチューブポンプとなる。
また、作業者等は、チューブ部をフレーム部へ組み込む時に、チューブ部を変形等させる必要がないので、チューブ部がよれた状態でフレーム部に配置されることがない。
このため、従来のようによれた状態を確認するためのマーキングをチューブ部に施す必要がないので組み立てコストを低下させることができる。
好ましくは、前記チューブ部は、加硫工程を含む加工工程によって、前記フレーム部に配置される形状に加工されることを特徴とするチューブポンプである。
前記構成によれば、チューブ部は、加硫工程を含む加工工程によって、フレーム部に配置される形状に癖付け等されるので、癖付け等の加工を容易に行うことができる。
好ましくは、前記チューブ部が、円環状に湾曲させられ、前記チューブ部の両端を同方向に引き出して同一平面内で束ねるような形状を成していることを特徴とするチューブポンプである。
前記課題は、本発明によれば、液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部と、前記チューブ部を配置するフレーム部と、前記チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部と、前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させる回転部と、前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部と、を有するチューブポンプを有する液体噴射装置であって、前記チューブポンプの前記チューブ部は、前記フレーム部に組み込まれる前に、前記フレーム部に配置される形状に加工されていることを特徴とする液体噴射装置により達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかるチューブポンプを有する液体噴射装置の実施の形態にかかるインクジェット式記録装置(以下「記録装置」という)10を示す概略斜視図である。
図1に示すように、記録装置10は、フレーム11を有し、フレーム11にはプラテン12が配置されている。このプラテン12上には、図示しない紙送り機構により用紙Pが給送される構成となっている。
また、記録装置10は、キャリッジ13を有し、キャリッジ13は、ガイド部材14を介してプラテン12の長手方向へ移動可能に支持され、キャリッジモータ15によりタイミングベルト16を介して往復運動される構成となっている。
図1に示すように、記録装置10は、フレーム11を有し、フレーム11にはプラテン12が配置されている。このプラテン12上には、図示しない紙送り機構により用紙Pが給送される構成となっている。
また、記録装置10は、キャリッジ13を有し、キャリッジ13は、ガイド部材14を介してプラテン12の長手方向へ移動可能に支持され、キャリッジモータ15によりタイミングベルト16を介して往復運動される構成となっている。
キャリッジ13には、その下部に、インクジェット式記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)20を搭載している。記録ヘッド20は、用紙Pに対して液体である例えば、インクを吐出する構成となっている。
具体的には、記録ヘッド20は、インクを吐出するノズルを有し、圧電振動子の伸縮等によりノズルからインク滴が吐出される構成となっている。
キャリッジ13上には、インクを収容するインクカートリッジ17が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ17から記録ヘッド20へインクが供給される構成となっている。
すなわち、キャリッジ13がプラテン12に沿って移動しながら、印刷データに基づいて、圧電振動子が伸縮されることで、記録ヘッド20から用紙Pにインクが吐出されて、印刷が行われる構成となっている。
具体的には、記録ヘッド20は、インクを吐出するノズルを有し、圧電振動子の伸縮等によりノズルからインク滴が吐出される構成となっている。
キャリッジ13上には、インクを収容するインクカートリッジ17が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ17から記録ヘッド20へインクが供給される構成となっている。
すなわち、キャリッジ13がプラテン12に沿って移動しながら、印刷データに基づいて、圧電振動子が伸縮されることで、記録ヘッド20から用紙Pにインクが吐出されて、印刷が行われる構成となっている。
図1のフレーム11には、用紙Pが配置され、用紙Pに対して印字が行われる印刷領域Tを有している。また、フレーム11は、その一端側に非印刷領域であるホームポジションHを有している。
キャリッジ13は、プラテン12に沿って移動することで、印刷領域TとホームポジションHとの間を移動可能な構成となっている。
キャリッジ13は、プラテン12に沿って移動することで、印刷領域TとホームポジションHとの間を移動可能な構成となっている。
ホームポジションHには、図1に示すように、ヘッドクリーニング機構30が配置されている。ヘッドクリーニング機構30には、キャップホルダ31とチューブポンプ100を有している。キャップホルダ31は、図示しない公知の昇降手段により上下動可能にフレーム11に設置されている。
また、ヘッドクリーニング機構30は、キャップ32を有している。キャップ32は、その上端縁が記録ヘッド20のノズルプレート等に当接して、記録ヘッド20のノズルを封止することが可能な構成となっている。
ところで、図1に示すように、記録装置10には、ブレード19が備わっている。このブレード19は、記録ヘッド20のノズルプレートに当接し、インクを拭き取ることでワイピング動作を行う構成となっている。
ところで、図1に示すように、記録装置10には、ブレード19が備わっている。このブレード19は、記録ヘッド20のノズルプレートに当接し、インクを拭き取ることでワイピング動作を行う構成となっている。
図2は、図1のヘッドクリーニング機構30等を示す概略図である。
キャップ32には、その底部に図2に示すように、シート状のスポンジ32aが配置されている。このスポンジ32aは、キャップ32が記録ヘッド20に当接した状態で、記録ヘッド20のノズルと所定間隔をおいて対向し、記録ヘッド20のノズルから吐出されるインクを吸収する構成となっている。
キャップ32には、その底部に図2に示すように、シート状のスポンジ32aが配置されている。このスポンジ32aは、キャップ32が記録ヘッド20に当接した状態で、記録ヘッド20のノズルと所定間隔をおいて対向し、記録ヘッド20のノズルから吐出されるインクを吸収する構成となっている。
さらに、図2に示すように、キャップ32には、その底面を貫通するように排出口32bが形成されている。
チューブポンプ100は、キャップ32が記録ヘッド20のノズルを封止した状態で、キャップ32内を減圧し、負圧にし、記録ヘッド20のノズルからインクを吸引し、フレーム11内に設けられている廃インクタンク33にインクを排出する構成となっている。
チューブポンプ100は、キャップ32が記録ヘッド20のノズルを封止した状態で、キャップ32内を減圧し、負圧にし、記録ヘッド20のノズルからインクを吸引し、フレーム11内に設けられている廃インクタンク33にインクを排出する構成となっている。
図3は、チューブポンプ100の主な内部構成等を示す概略図である。
図3に示すように、チューブポンプ100はインクを吸引するためのチューブ部であるチューブ110を有している。
チューブ110は、円環状に湾曲させ、チューブの両端を同方向に引き出して同一平面内で束ねるような形状(以下「オメガ(Ω)形状」という)を成している。また、チューブ110は、弾性体である例えば、シリコーンゴム等から成っている。
図3に示すように、チューブポンプ100はインクを吸引するためのチューブ部であるチューブ110を有している。
チューブ110は、円環状に湾曲させ、チューブの両端を同方向に引き出して同一平面内で束ねるような形状(以下「オメガ(Ω)形状」という)を成している。また、チューブ110は、弾性体である例えば、シリコーンゴム等から成っている。
ところで、チューブポンプ100は、図3に示すように、チューブ110の内周に沿って移動可能に配置されている当接部である例えば、円柱状のプーリ120を有している。
プーリ120は、プーリ中心軸121を中心に回転可能な構成となっている。
また、チューブポンプ100は、プーリ120をチューブ110の内周に沿って移動させる回転部である例えば、円盤状の回転板130を有している。
そして、回転板130には、図3に示すように、プーリ120をチューブ110に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部である例えば、ステッピングモータ150が接続されている。
すなわち、ステッピングモータ150が駆動すると、回転板130が回り、回転板130の回転でプーリ120がチューブ110の内周側をチューブ110を押し潰しながら移動する構成となっている。
そして、プーリ120が図3の矢印方向に移動することで、キャップ21内のインクが廃インクタンク33に排出される構成となっている。
また、上述のようにチューブ110は、オメガ形状で配置されるため、このチューブ110をオメガ形状に配置するためのフレーム140が図3に示すように形成されている。
プーリ120は、プーリ中心軸121を中心に回転可能な構成となっている。
また、チューブポンプ100は、プーリ120をチューブ110の内周に沿って移動させる回転部である例えば、円盤状の回転板130を有している。
そして、回転板130には、図3に示すように、プーリ120をチューブ110に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部である例えば、ステッピングモータ150が接続されている。
すなわち、ステッピングモータ150が駆動すると、回転板130が回り、回転板130の回転でプーリ120がチューブ110の内周側をチューブ110を押し潰しながら移動する構成となっている。
そして、プーリ120が図3の矢印方向に移動することで、キャップ21内のインクが廃インクタンク33に排出される構成となっている。
また、上述のようにチューブ110は、オメガ形状で配置されるため、このチューブ110をオメガ形状に配置するためのフレーム140が図3に示すように形成されている。
以下、このように構成されるチューブ110等の形成工程等について説明する。図4は、チューブ110の主な形成工程を示す概略フローチャートである。
図4に示すように、先ずST1で、原材料であるシリコーンゴム等の練り込みが行われ、その後、ST2で押出成形で直線状のチューブ110を成形する。
その後、ST3でチューブ110の中に針金を入れてチューブ110をオメガ形状にする。このとき、針金ではなく型にはめてオメガ形状としてもよい。
次に、ST4で、針金でオメガ形状にされたチューブ110に対して加熱し、加硫処理を行う。すると、チューブ110には、オメガ形状を維持するように癖付けされることになる。
その後、カット工程(ST5)を経て、図3に示すようなオメガ形状のチューブ110が形成される。
なお、図4に示す、加硫処理とカット処理を逆にし、先にカット処理をした後、加硫処理をしてもよい。
図4に示すように、先ずST1で、原材料であるシリコーンゴム等の練り込みが行われ、その後、ST2で押出成形で直線状のチューブ110を成形する。
その後、ST3でチューブ110の中に針金を入れてチューブ110をオメガ形状にする。このとき、針金ではなく型にはめてオメガ形状としてもよい。
次に、ST4で、針金でオメガ形状にされたチューブ110に対して加熱し、加硫処理を行う。すると、チューブ110には、オメガ形状を維持するように癖付けされることになる。
その後、カット工程(ST5)を経て、図3に示すようなオメガ形状のチューブ110が形成される。
なお、図4に示す、加硫処理とカット処理を逆にし、先にカット処理をした後、加硫処理をしてもよい。
このように、チューブ110は、図3のフレーム140に組み込まれる前に、オメガ形状に癖付けされ、フレーム140に配置される形状に予め加工されている。
したがって、作業者等がチューブポンプ100の組み立て工程で、チューブ110をフレーム140に組み込むときに、従来のようにチューブ110を湾曲等させる必要がなく、チューブ110をそのままの形状で組み込むことができる。
このため、フレーム140へ組み込むときに、チューブ110に折れ曲がり易い点である座屈点が発生せず、チューブ110の耐久性やポンプの吸引能力が低下しないチューブポンプ100となる。
特に、チューブ110の内径が大きいときは、従来は、座屈点が発生し易く、チューブ110の耐久性が低下し易いかった。この点、本実施の形態では、チューブ110の内径が大きくとも耐久性やポンプの吸引能力が向上する。
また、作業者等は、チューブ110をフレーム140へ組み込む時に、従来のようにチューブ110を変形等させる必要がないので、チューブ110がよれた状態でフレーム140に配置されることがない。
このため、従来のようによれた状態を確認するためのマーキングをチューブ110に施す必要がないので組み立てコストを低下させることができる。
また、チューブ110は、加硫工程を含む加工工程によって、フレーム140に配置される形状(オメガ形状)に癖付け等されるように加工されるので、癖付け等を容易に行うことができる。なお、形状はオメガ形状でなくてもよい。
したがって、作業者等がチューブポンプ100の組み立て工程で、チューブ110をフレーム140に組み込むときに、従来のようにチューブ110を湾曲等させる必要がなく、チューブ110をそのままの形状で組み込むことができる。
このため、フレーム140へ組み込むときに、チューブ110に折れ曲がり易い点である座屈点が発生せず、チューブ110の耐久性やポンプの吸引能力が低下しないチューブポンプ100となる。
特に、チューブ110の内径が大きいときは、従来は、座屈点が発生し易く、チューブ110の耐久性が低下し易いかった。この点、本実施の形態では、チューブ110の内径が大きくとも耐久性やポンプの吸引能力が向上する。
また、作業者等は、チューブ110をフレーム140へ組み込む時に、従来のようにチューブ110を変形等させる必要がないので、チューブ110がよれた状態でフレーム140に配置されることがない。
このため、従来のようによれた状態を確認するためのマーキングをチューブ110に施す必要がないので組み立てコストを低下させることができる。
また、チューブ110は、加硫工程を含む加工工程によって、フレーム140に配置される形状(オメガ形状)に癖付け等されるように加工されるので、癖付け等を容易に行うことができる。なお、形状はオメガ形状でなくてもよい。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。また、本発明は、インクジェット式記録装置に限らず、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の液体を吐出する液体噴射ヘッドを用いた液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置等にも適用できる。
10・・・インクジェット式記録装置、20・・・インクジェット式記録ヘッド、100・・・チューブポンプ、110・・・チューブ、120・・・プーリ、121・・・プーリ中心軸、130・・・回転板、140・・・フレーム、150・・・ステッピングモータ
Claims (4)
- 液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部と、
前記チューブ部を配置するフレーム部と、
前記チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部と、
前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させる回転部と、
前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部と、を有するチューブポンプであって、
前記チューブ部は、前記フレーム部に組み込まれる前に、前記フレーム部に配置される形状に加工されていることを特徴とするチューブポンプ。 - 前記チューブ部は、加硫工程を含む加工工程によって、前記フレーム部に配置される形状に加工されることを特徴とする請求項1に記載のチューブポンプ。
- 前記チューブ部が、円環状に湾曲させられ、前記チューブ部の両端を同方向に引き出して同一平面内で束ねるような形状を成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチューブポンプ。
- 液体を吸引する弾性体よりなるチューブ部と、
前記チューブ部を配置するフレーム部と、
前記チューブ部に沿って移動可能に配置される当接部と、
前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させる回転部と、
前記当接部を前記チューブ部に沿って移動させるための移動トルクを発生させるモータ部と、を有するチューブポンプを有する液体噴射装置であって、
前記チューブポンプの前記チューブ部は、前記フレーム部に組み込まれる前に、前記フレーム部に配置される形状に加工されていることを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021985A JP2007205175A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | チューブポンプ及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021985A JP2007205175A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | チューブポンプ及び液体噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007205175A true JP2007205175A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38484861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006021985A Withdrawn JP2007205175A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | チューブポンプ及び液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007205175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024007278A1 (zh) * | 2022-07-08 | 2024-01-11 | 湖南五新隧道智能装备股份有限公司 | 一种纵移泵管机构、布料系统及布料方法 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006021985A patent/JP2007205175A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024007278A1 (zh) * | 2022-07-08 | 2024-01-11 | 湖南五新隧道智能装备股份有限公司 | 一种纵移泵管机构、布料系统及布料方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102317080B (zh) | 打印装置及其维护方法 | |
JP2009298062A (ja) | 流体噴射装置 | |
US20090079786A1 (en) | Cap member and fluid ejecting apparatus | |
JP2006248026A (ja) | 廃インク処理装置、記録装置、廃液処理装置および液体噴射装置 | |
CN1235745C (zh) | 管泵以及使用该管泵的喷墨记录设备 | |
JP2007205175A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2007283545A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP4687444B2 (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2007040215A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP4411578B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2009012370A (ja) | 流体噴射装置及び流体噴射装置のメンテナンス方法 | |
JP4687397B2 (ja) | 液体噴射装置およびそのポンプ制御方法 | |
JP2005246698A (ja) | 液体噴射装置、液体噴射装置のフラッシング方法 | |
JP2007231932A (ja) | チューブ及びそれを用いたチューブポンプ | |
JP2005342991A (ja) | 液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸収装置 | |
JP2005212141A (ja) | 液体噴射装置および液体噴射ヘッドのワイピング方法 | |
JP2011110797A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2007205177A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2006257928A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2007198242A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2006258051A (ja) | チューブポンプ、液体噴射装置及びチューブポンプの制御方法 | |
JP4687371B2 (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2007185902A (ja) | 液体噴射装置の洗浄液排出構造および洗浄液排出用具ならびに液体噴射装置 | |
JP2007205222A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 | |
JP2007205176A (ja) | チューブポンプ及び液体噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090407 |