JP2007205055A - 覆工コンクリート養生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トンネル壁面11に打設された覆工コンクリート12に対するものであり、中空筒状に形成された複数のエアーセル2,2…が並列に、かつトンネル壁面11のアーチ方向に沿うように連結されてなり、前記複数のエアーセル2,2…内に、空気よりも軽い気体が充填されていることを特徴とする覆工コンクリート養生装置1。
【選択図】図2
Description
例えば、覆工コンクリート面に当接される保水シートの背面を空気チューブで押えておき、保水シートである不織布に取り付けた有孔導水管から水を供給して湿潤養生する技術がある(特許文献1参照)。
また、覆工コンクリートの内周側に、ほぼ同じ曲率に湾曲したシートを配置して、そのシートと覆工コンクリートとの間に形成される半リング状空間に超音波加湿器を設置することで、超音波加湿器の作動で発生する水蒸気により湿潤養生する技術もある(特許文献2参照)。
なお、覆工コンクリートの養生用テレフォームを盛り替えていく技術もある(特許文献3参照)。
また、覆工コンクリートとその内周側に配置したシートとの間に半リング状空間を形成して、超音波加湿器から発生する水蒸気により湿潤養生する技術も、超音波加湿器の電気配線・水の供給に加え、覆工コンクリートの内周側に離間してシートを保持するための移動式架台を必要とすることから、同様に設備・管理・移動のコストが高い問題がある。
なお、覆工コンクリートの養生用テレフォームを盛り替えていく技術の場合、養生用テレフォーム自体が大掛かり・複雑で設備・管理・移動のコストが高い問題があった。
その上、以上の各特許文献に記載のような大掛かりな各種装置を用いることで、その組立作業や設置作業等にも手間や時間がかかっていたことから、施工性の向上を図ることが可能な技術の開発も望まれていた。
また、このように連結された複数のエアーセルを浮力によって上昇させるだけで、トンネル壁面に養生装置を容易に設置することができるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができ、工期の短縮や施工性の向上を図ることができる。
その上、前記複数のエアーセルをトンネル壁面の断面形状に合わせて密着させることができるので、断面形状の異なるトンネルでも使用することができ、汎用性の面で優れる。
これによって、従来と異なり、水分供給や大掛かりな装置を必要とせずに、覆工コンクリートの品質の向上を図るとともにコストの低減を図ることが可能となる。
その上、エアーセルの数を増減させることによって、大きさや断面形状の異なるトンネルにも対応させることができるので、汎用性の面でより優れる。
その上、これら複数のエアーセルを上昇させるだけで、トンネル壁面に養生装置を容易に設置できるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができる、工期の短縮や施工性の向上を図ることが可能となる。
すなわち、長円形状のもの(2a)や楕円形状のもの(2b)は、円形のもの(2c)よりもトンネル壁面11に接する面が大きくなる等の利点がある。また、円形のもの(2c)は、長円形状のもの(2a)や楕円形状のもの(2b)よりも成型しやすく製造しやすい等の利点がある。実施に際しては、いずれを用いても良いが、これらに限られずに、その他の断面形状でも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、前記連通路4aに管状体4bを差し込むだけで、エアーセル2内外を連通させることができるようになっている。そして、このように管状体4bを差し込んでから、この管状体4bを介して気体を吹き込むようにする。気体の充填後は、管状体4bを抜くだけで気体の抜け防止となる。
なお、本実施の形態においては、前記エアーセル2内に気体を充填する際に、このような逆止弁4を用いたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
このような面ファスナ3は、例えば、一方の基布の表面に合成繊維の単糸からなる多数のフック状係合素子を設けた雄面ファスナと、他方の基布表面に多数のループ状係合素子を設けた雌面ファスナとからなる。そして、これら2つの係合素子を係合させることによって、2つの面ファスナを相互に密着一体化させることができ、またこれらの面ファスナは、手で容易に引き剥がすことができるようになっている。
また、その他の態様として、図8に示すように、スライドファスナ3aを採用しても良いものとする。このスライドファスナ3aの場合は、図示しない摘み部をスライドさせるだけで、隣接するエアーセル2,2どうしの連結および解除ができるようになっている。
その上、エアーセル2の数を増減させることによって、大きさや断面形状の異なるトンネルにも対応させることができるので、汎用性の面でより優れる。
なお、これら養生シート20a,20aは、トンネル10の長手方向に張られたワイヤ(図示せず)に張設された状態となっている。また、前記複数のエアーセル2,2…を所定の位置に安定的に定着させるために、前記養生シート20a,20aの上端縁と複数のエアーセル2,2…の端縁とを連結しても良い。
なお、図11に示すように、このような送風管21は、例えば、トンネル10上部から吊り下げるような態様としても良い。
この場合、吊り部21aによって前記送風管21が吊り下げられることになるので、吊り部21aの周囲に設けられる複数のエアーセル2,2…は、例えば、その連結状態を断つようにしたり、サイズの小さいもの(2d)を用いたりする。また、前記養生シート20も、吊り部21aを避けるように設けるものとする。
また、前記複数のエアーセル2,2どうしを連結する際は、養生装置1の設置後においてこれらエアーセル2,2…にヘリウムガスを補充するために、前記逆止弁4が下方に向くようにして連結することが好ましい。
なお、前記養生シート20a,20aは、予め前記側壁部14,14に設けておいても、また前記養生装置1が設置された後に設けるようにしても良い。さらに、予め前記複数のエアーセル2,2…と連結しておいても良い。
すなわち、例えば、トンネル底面15の幅寸法に近い寸法となるように連結された複数のエアーセル2,2…からなるグループ1を用意しておく。その後、このグループ1と、連結された適宜数のエアーセル2,2…からなるグループ2とを連結する。
そして、このようにグループ1とグループ2とを連結したものが、アーチ寸法とほぼ同一の長さとなるように設定されている。
その上、これら複数のエアーセル2,2…を上昇させるだけで、トンネル壁面11に養生装置1を容易に設置できるので、従来に比して、装置の設置に係る手間や時間を大幅に削減することができる、工期の短縮や施工性の向上を図ることが可能となる。
2 エアーセル
10 トンネル
11 トンネル壁面
12 覆工コンクリート
13 アーチ
Claims (2)
- トンネル壁面に打設された覆工コンクリートに対する養生装置において、
中空筒状に形成された複数のエアーセルが並列に、かつトンネル壁面のアーチ方向に沿うように連結されてなり、
前記複数のエアーセル内に、空気よりも軽い気体が充填されていることを特徴とする覆工コンクリート養生装置。 - 隣接するエアーセルどうしが連結解除可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の覆工コンクリート養生装置。
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