JP2007204927A - 網戸付き引違い窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】網戸4を内障子2と対向した閉じ位置とした時に、左右一方の網戸縦框42の内側部42aが内障子2の戸当り框23の内側部23aよりも外側位置で、左右他方の網戸縦框43の内側部43aが外障子3の召合せ框32の外側部32aよりも内側位置となるようにし、内障子2のガラス24を透して左右の網戸縦框42,43が見えないようにすると共に、外障子3が開放位置で網戸4が左右他方の閉じ位置の時に、左右一方の縦気密材45が外障子3の戸当り框33の室外側面33aに接した時に、外障子3の戸当り框33の外側部と閉鎖位置の内障子2の召合せ框22の外側部との間の段差を大きくできるようにした網戸付き引違い窓。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献1に開示された網戸付き引違い窓が知られている。
この網戸付き引違い窓は、窓枠に内障子と外障子を左右方向に摺動自在に装着すると共に、その外障子よりも室外側に網戸を左右方向に摺動自在に装着し、内障子を左右一方に摺動して開放位置とした時に網戸を左右他方に摺動して閉じ位置とすることで窓枠の開放部分を閉塞して防虫し、外障子を左右他方に摺動して開放位置とした時に網戸を左右一方に摺動して閉じ位置とすることで窓枠の開放部分を閉塞して防虫することができるようにしてある。
特に、内障子の框の内観を木調などの見栄えの良いものとし、網戸縦框をアルミ製とした場合には、内障子のガラスを透してアルミ製の網戸縦框が目視されるので、内障子の框の内観を見栄え良くしたにもかかわらず網戸縦框のために網戸付き引違い窓全体の内観が見栄え悪くなってしまう。
前記窓枠の外障子よりも室外側に網戸を、左右一方の閉じ位置と左右他方の閉じ位置とに亘って左右方向に摺動自在に装着し、
前記内障子と外障子がそれぞれ閉鎖位置で、かつ前記網戸が内障子と対向した左右一方の閉じ位置の状態において、前記網戸の左右一方の網戸縦框の内側部が内障子の戸当り框の内側部よりも外側位置で、前記網戸の左右他方の網戸縦框の内側部が外障子の召し合せ框の外側部よりも内側位置となるようにし、
前記網戸の左右一方の網戸縦框、左右他方の網戸縦框に左右一方の縦気密材、左右他方の縦気密材を室内側に向けてそれぞれ取付け、
外障子が閉塞位置で網戸が左右一方の閉じ位置の時に、前記左右他方の縦気密材が外障子の召し合せ框の室外側面に接するようにし、
外障子が開放位置で網戸が左右他方の閉じ位置の時に、前記左右一方の縦気密材が外障子の戸当り框の室外側面に接するようにし、
前記左右一方の縦気密材を、左右一方の網戸縦框の内側部寄りに取付けたことを特徴とする網戸付き引違い窓である。
したがって、内観の見栄えの良い網戸付き引違い窓である。
また、左右一方の縦気密材を、左右一方の網戸縦框の内側部寄りに取付けてあるので、外障子が開放位置で左右一方の縦気密材が外障子の戸当り框の室外側面に接した時に、外障子の戸当り框の外側部と閉鎖位置の内障子の召合せ框の外側部との間の段差を大きくできる。
したがって、外障子の戸当り框の室内側面にハンドルを取付け、そのハンドルを持って外障子を開閉するようにした時に、そのハンドルが内障子の召合せ框の外側部に干渉しないようにできる。
前記窓枠1の外障子3よりも室外側部分に網戸4が摺動自在に装着してある。例えば、左右の閉じ位置に亘って摺動自在に装着してある。
前記上枠10は、内障子上ガイド部10a、外障子上ガイド部10b、網戸上ガイド部10cを備えている。
前記下枠11は、内障子下ガイド部11a、外障子下ガイド部11b、網戸下ガイド部11cを備えている。
前記内障子2、外障子3は、上框20,30と下框21,31と召合せ框22,32と戸当り框23,33を方形状に連結し、その内部にガラス24,34を取付けたガラス障子である。
前記網戸4は、網戸上框40、網戸下框41、左右一方の網戸縦框42、左右他方の網戸縦框43を方形状に連結し、その内部に防虫網44が張設してある。
前記外障子3は図2に示すように、その戸当り框33が左右他方の縦枠13に接することで閉鎖位置となると共に、左右一方の縦枠12に向けて摺動することで開放位置となり、戸当り框33と左右他方の縦枠13との間の部分が開放する。
前記網戸4は図2に示すように、左右一方の網戸縦框42が左右一方の縦枠12に接した左右一方の閉じ位置と、左右他方の網戸縦框43が左右他方の縦枠13に接した左右他方の閉じ位置とに亘って左右方向に摺動自在である。
前記網戸下框41の上部41aは図1に示すように各下框21,31の上部21a,31aよりも下に位置し、室内から網戸下框41は目視されない。
前記内障子2と外障子3を閉鎖位置とすると共に、網戸4を内障子2と対向した閉じ位置(つまり、前述の左右一方の閉じ位置)とした時に、左右一方の網戸縦框42の内側部42a(つまり、左右他方の網戸縦框43と対向する部分)は内障子2の戸当り框23の内側部23a(つまり、召合せ框22と対向した部分)よりも外側(つまり、一方の縦枠12側)に位置し、室内から内障子2のガラス24を透して左右一方の網戸縦框42が見えないようにしてある。
好ましくは、左右他方の網戸縦框43の左右寸法(見付け寸法)は外障子3の召合せ框32の左右寸法(見付け寸法)よりも小さく、その網戸縦框43の外側部43b(左右他方の縦枠13と対向した部分)は召合せ框32の内側部32b(戸当り框33と対向した部分)よりも外側(一方の縦枠12側)に位置し、外障子3のガラス34を透して左右他方の網戸縦框43が目視されないようにしてある。つまり、外障子3を閉じ位置とし、網戸4を左右一方の閉じ位置とした時に左右他方の網戸縦框43が外障子3の召合せ框32の見付け幅内に納まるようにしてある。
前記左右一方の網戸縦框42における内側部42a寄りに左右一方の縦気密材45が室内側に向けて装着してある。
前記左右他方の網戸縦框43における内側部43a寄りに左右他方の縦気密材46が室内側に向けて装着してある。これらの縦気密材45,46としてはモヘヤが用いられるが、他の気密材を用いても良い。
この左右他方の縦気密材46が閉鎖位置の外障子3の召合せ框32の室外側面32cに接する。
このように、内障子2と外障子3を閉鎖位置とし、網戸4を外障子4と対向した閉じ位置(前述の左右の他方の閉じ位置)とした状態で、左右一方の網戸縦框42の内側部42aは外障子3の召合せ框32の内側部32bよりも外側(つまり、左右一方の縦枠12側)に位置し、左右他方の網戸縦框43の内側部43aは外障子3の戸当り框33の内側部33d(召合せ框32と対向した部分)よりも外側(つまり、左右他方の縦枠13側)に位置している。
したがって、外障子3のガラス34を透して室内から左右の網戸縦框42,43が見えない。
好ましくは、左右一方の網戸縦框42の左右寸法(見付け寸法)は外障子3の召合せ框32の左右寸法(見付け寸法)よりも小さく、その網戸縦框42の外側部42a(左右一方の縦枠12と対向した部分)は召合せ框32の外側部32aよりも内側(他方の縦枠13側)に位置し、内障子2のガラス24を透して左右一方の網戸縦框42が目視されないようにしてある。つまり、外障子3を閉じ位置とし、網戸4を左右他方の閉じ位置とした時に左右一方の網戸縦框42が外障子3の召合せ框32の見付け幅内に納まるようにしてある。
したがって、外障子3の戸当り框33の室内側面33cにハンドル5を取付け、このハンドル5を持って外障子3を開閉操作するようにした場合に、そのハンドル5が内障子2の召合せ框22の外側部22aと干渉することがないようにできる。
そして、図5に示すように内障子2を閉鎖位置で、外障子3を開放位置とした時に、前述の召合せ気密材35が内障子2の戸当り框23の室外側面23bに接して両者の間を気密し、その召合せ框32と戸当り框23との間から虫が入り込まないようにしている。
この実施の形態では内障子2を閉鎖位置で、外障子3を開放位置とした時に、内障子2の戸当り框23と外障子3の召合せ框32との間を、召合せ気密材35で気密できるようにしたが、召合せ気密材35とは別に気密材を設けて気密するようにしても良い。例えば、内障子2の戸当り框23に気密材を室外側に向けて装着し、その気密材を外障子3の召合せ框32の室内側面に接して気密する。
なお、図示は省略するが、内障子2を閉鎖位置で、外障子3を開放位置とした時に、内障子2の召合せ框22と外障子3の戸当り框33との間を気密材で気密し、その召合せ框22と戸当り框33との間から虫が入り込まないようにしても良い。
本体50と、この本体50の見付け方向(左右方向)一端面50aに見付け方向に向けて一体的に突出して設けた内向片51と、この内向片51の突出方向中間に、見込み方向一方に向けて一体的に設けた鉤片52を有し、この鉤片52と本体50の一端面50aとで見込み方向一方に開口した防虫網取付用溝53を長手方向に連続して形成している。この防虫網取付用溝53に防虫網44の端縁を、ゴム材質の紐状体54によって押しつけ保持している。
前記内向片51の突出方向中間には見込み方向他方に向いた段部51aを有し、この段部51aが網戸開閉時の手掛け部を形成している。
前記内向片51の突出端寄りに見込み方向他方に開口した気密材取付用溝55が長手方向に連続して形成してある。
この気密材取付用溝55に前記左右一方の縦気密材45が取付けてある。
前記本体50の見付け方向他端部には、見付け方向他端面50bに開口した縦溝56を有する。
この縦溝56が前述の縦溝42bで、ブロック42cが取付けてある。
前記本体50の見込み方向とは防虫網44の張設方向と直角方向で、図2に示すように窓枠1に取付けた時に室内外側方向に向かう方向で、見込み方向一方とは室外に向かう方向で、見込み方向他方とは室内に向かう方向である。
前記左右他方の網戸縦框43は図2に示すように、前述の左右一方の網戸縦框42と同一である。なお、左右他方の網戸縦框43に取付ける左右他方の縦気密材46は内側部寄りに取付けなくとも良いので、左右他方の網戸縦框43は図6に示すものと異なるものでも良い。
このようであるから、樹脂製室内側部材61を木目調などの見栄えの良いものとすることと、前述のように網戸縦框42,43が見えないことと相俟って、内観の見栄えに良い網戸付き引違い窓とすることができる。
Claims (3)
- 窓枠に内障子と外障子を、閉鎖位置と開放位置とに亘って左右方向に摺動自在にそれぞれ装着し、
前記窓枠の外障子よりも室外側に網戸を、左右一方の閉じ位置と左右他方の閉じ位置とに亘って左右方向に摺動自在に装着し、
前記内障子と外障子がそれぞれ閉鎖位置で、かつ前記網戸が内障子と対向した左右一方の閉じ位置の状態において、前記網戸の左右一方の網戸縦框の内側部が内障子の戸当り框の内側部よりも外側位置で、前記網戸の左右他方の網戸縦框の内側部が外障子の召し合せ框の外側部よりも内側位置となるようにし、
前記網戸の左右一方の網戸縦框、左右他方の網戸縦框に左右一方の縦気密材、左右他方の縦気密材を室内側に向けてそれぞれ取付け、
外障子が閉塞位置で網戸が左右一方の閉じ位置の時に、前記左右他方の縦気密材が外障子の召し合せ框の室外側面に接するようにし、
外障子が開放位置で網戸が左右他方の閉じ位置の時に、前記左右一方の縦気密材が外障子の戸当り框の室外側面に接するようにし、
前記左右一方の縦気密材を、左右一方の網戸縦框の内側部寄りに取付けたことを特徴とする網戸付き引違い窓。 - 内障子が閉鎖位置で、外障子が開放位置の時に、内障子の戸当り框と外障子の召合せ框との間を気密する気密材を設けた請求項1記載の網戸付き引違い窓。
- 左右一方の網戸縦框を、本体の見付け方向一端面に、見付け方向に突出した内向片を有すると共に、この内向片の突出方向中間部に鉤片を見込み方向一方に向けて有し、この鉤片と本体の見付け方向一端面とで見込み方向一方に開口した防虫網取付用溝を形成し、前記内向片の突出端部寄りに見込み方向他方に開口した気密材取付用溝を有するものとした請求項1又は2記載の網戸付き引違い窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006021915A JP2007204927A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 網戸付き引違い窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006021915A JP2007204927A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 網戸付き引違い窓 |
Publications (1)
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JP2007204927A true JP2007204927A (ja) | 2007-08-16 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007204927A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105625885A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-06-01 | 蒋卫振 | 一种带双向隐藏式纱网推拉窗框 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006021915A patent/JP2007204927A/ja active Pending
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CN105625885A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-06-01 | 蒋卫振 | 一种带双向隐藏式纱网推拉窗框 |
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