JP2007204242A - 昇降機のかご扉のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かご扉の移動にともなって与えられる負荷による破損を抑制し、かご扉を確実にロックすることができるエレベータのかご扉のロック装置を提供する。
【解決手段】かご扉が開閉方向に移動したときに、このかご扉の移動にともなって第1チェーン28aを介して第1スプロケットホイール29aとともに回転体41が回転する。係合片61は、挿入位置に設けられたとき、回転軸線L1に関して第1スプロケットホイール29aの外周42よりも半径方向の外方で係合部43に係合するので、係合片61が係合部43から与えられる力を小さくすることができる。したがって、かご扉24の開閉方向Xへの移動にともなって係合片61および係合部43に与えられる負荷が軽減され、これによって係合片61および係合部43の破損を抑制して、かご扉を確実にロックすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータなどの昇降機においてかご扉をロックする昇降機のかご扉のロック装置に関する。
図8は、従来の技術のエレベータのかご扉のロック装置1を示す正面図である。以後、エレベータのかご扉のロック装置1を、単にロック装置1と記載する。ロック装置1は、ドアレール2を走行するローラ3を回転可能に支持するハンガー4を有するかご扉5に設けられる第1の係合部材6と、かご扉5が閉鎖した状態で、第1の係合部材6に対向して第2の係合部材7を設け、この第2の係合部材7を作動軸8を介して第1の係合部材6との係合位置に駆動するようにレール枠17に取付けられる電磁装置11と、第2の係合部材7を第1の係合部材6からの釈放位置に復帰させるように作動軸8を包囲して設けられる復帰ばね12とを有している。前記作動軸8は、鉛直方向に延び、かご扉5が閉鎖した状態で電磁装置11は第1の係合部材6の上方に設けられる。電磁装置11を励磁すると、作動軸8が下方に移動して、第2の係合部材7が前記係合位置に配置されて第1の係合部材6と第2の係合部材7とが係合し、かご扉の開放を阻止することができる。また電磁装置11を消磁すると、作動軸8が上方に移動して、第2の係合部材7が前記釈放位置に配置されて、第2の係合部材7は第1の係合部材6の移動を阻止しない。ロック装置1では、エレベータの走行中に電磁装置11を励磁し続けることによって、エレベータの走行中にかご内からかご扉5を故意にこじ開けることができないようにしている(たとえば特許文献1参照)。
特開3014886号公報
従来の技術では、ハンガー4に第1の係合部材6が設けられ、この第1の係合部材6に第2の係合部材7が当接するので、かご扉5が移動したときに、このかご扉5の移動する力が第2の係合部材7に直接与えられる。かご扉5の開放を防止するためには、第1の係合部材6が第2の係合部材7を押す力と同じ力で第2の係合部材7が第1の係合部材6を押す必要があるので、第2の係合部材7に大きな負荷が与えられてしまい、第2の係合部材7が破損しやすいという問題がある。
したがって本発明の目的は、かご扉の移動にともなって与えられる負荷による破損を抑制し、かご扉を確実にロックすることができるエレベータのかご扉のロック装置を提供することである。
本発明は、かご扉に連結される索条が巻き掛けられる巻掛体を、前記かご扉の開閉方向に対応した回転方向に回転軸線まわりに回転させることによって、索条を介してかご扉を開閉する昇降機のかご扉のロック装置であって、
前記巻掛体に連結され、前記回転軸線に関して巻掛体の外周よりも半径方向の外方に突出する係合部を有する回転体と、
前記係合部の移動経路上に挿入した挿入位置と前記係合部の移動経路上から離脱した離脱位置とにわたって変位する係合片を有する係合手段とを含むことを特徴とする昇降機のかご扉のロック装置である。
本発明に従えば、回転体は、巻掛体に連結されているので、巻掛体の回転にともなって、回転する。回転体の係合部は、巻掛体の回転軸線に関して巻掛体の外周よりも半径方向の外方に突出するので、係合部は、巻掛体の回転軸線まわりで巻掛体の外周よりも半径方向において大きな軌跡を描いて移動する。すなわち係合部の移動経路は、巻掛体の外周の移動経路よりも回転軸線から半径方向に離反している。
係合手段が、係合片を係合部の移動経路上に挿入した挿入位置に変位させると、係合片と係合部とが当接して係合し、係合片が係止されて、回転体の回転変位が阻止される。これによって係合片に連結される巻掛体の回転を阻止してロックすることができる。巻掛体には索条が巻き掛けられ、索条はかご扉に連結されており、かご扉の開閉は、かご扉の開閉方向に対応した回転方向に回転軸線まわりに巻掛体を回転させることによって行われるので、巻掛体の回転がロックされると、この巻掛体に索条を介して連結されるかご扉の開閉方向への変位も阻止され、かご扉をロックすることができる。
昇降機のかご扉が開閉方向に移動したときに、このかご扉の移動にともなって索条を介して巻掛体にトルクが発生する。前記係合片は、挿入位置に設けられたとき、回転軸線に関して巻掛体の外周よりも半径方向の外方で係合部に係合し、トルクは距離と力との積によって表されるので、係合片が係合部から与えられる力を、かご扉に係合片を直接当接させたときに与えられる力よりも小さくすることができる。
また本発明は、回転軸を有し、かご扉を開閉するために前記巻掛体を回転軸線まわりに回転駆動する回転駆動源を含み、
前記巻掛体および前記回転体は、前記回転軸に同軸に設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、かご扉は、索条を介して直接または間接的に必ず回転駆動源の回転軸に連結されるので、回転軸を有する回転駆動源を備える昇降機であれば、本装置を適用することができる。回転駆動源の回転軸に、巻掛体および回転体が同軸に設けられることによって、回転駆動源の回転力を索条に伝達するための巻掛体を利用することができ、巻掛体および回転体を設置するためのスペースを別途に設ける必要がないので、設置スペースを小さくすることができるとともに、設置が容易となる。
また本発明は、前記係合手段は、前記係合片を前記回転軸線の延びる方向に変位させることを特徴とする。
本発明に従えば、係合部の移動経路が回転軸線から離反しても、係合手段が係合片を前記回転軸線の延びる方向に変位させることによって、回転軸線に関して半径方向に装置が大型化してしまうことを防止することができる。
また本発明は、前記回転体は、半径方向の外周部に、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔が形成される円板体によって形成され、
前記係合手段が係合片を挿入位置に変位させたとき、係合片は複数の挿通孔のうちのいずれかに挿通されることを特徴とする。
本発明に従えば、係合手段が係合片を挿入位置に移動させたとき、係合片が円板体の半径方向の外周部に、周方向に間隔をあけて形成される複数の挿通孔のうちのいずれかに挿通されることによって、かご扉が開閉方向に移動すると、回転体の前記挿通孔に臨む内周面と係合片とが当接するので、かご扉の変位を阻止することができる。回転体を形成する板状体は、半径方向の外周部に、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔が形成され、係合手段は、いずれかの挿通孔に係合片を挿通させれば、かご扉をロックすることができ、これによってかご扉をロックする位置の調整が容易となる。
また本発明は、前記係合手段は、電力が供給されているとき、係合片を挿入位置に保持し、電力が供給されていないとき、係合片を離脱位置に保持することを特徴とする。
本発明に従えば、係合手段は、電力が供給されているとき、係合片を挿入位置に保持してかご扉を確実にロックすることができ、また電力が供給されていないとき、係合片を離脱位置に保持して、かご扉を開閉可能な状態とすることができる。これによって、停電時において昇降機装置への電力の供給が停止し、本装置への電力が停止したときには、係合片が離脱位置で保持されるので、かご扉のロック状態が解除され、かごの搭乗者がかごに閉じ込められてしまうことを防止することができる。
本発明によれば、係合手段が、係合片を係合部の移動経路上に挿入した挿入位置に変位させると、係合片と係合部とが当接して係合し、係合片が係止されて、回転体の変位が阻止され、かつ巻掛体の回転が阻止されて、かご扉の開閉方向への変位が阻止される。前記係合片は、挿入位置に設けられたとき、回転軸線に関して巻掛体の外周よりも半径方向の外方で係合部に係合するので、係合片が係合部から与えられる力を、かご扉に係合片を直接当接させたときに与えられる力よりも小さくすることができる。したがって、かご扉の開閉方向への移動にともなって係合片および係合部に与えられる負荷が軽減され、これによって係合片および係合部の破損を抑制して、かご扉を確実にロックすることができる。
また本発明によれば、回転駆動源の回転軸に、巻掛体および回転体が同軸に設けられることによって、回転駆動源の回転力を索条に伝達するための巻掛体を利用することができ、設置スペースを小さくすることができるとともに、設置が容易となる。
また本発明によれば、係合部の移動経路が回転軸線から離反しても、係合手段が係合片を前記回転軸線の延びる方向に変位させることによって、回転軸線に関して半径方向に装置が大型化してしまうことを防止することができる。
また本発明によれば、回転体を形成する板状体は、半径方向の外周部に、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔が形成され、係合手段は、いずれかの挿通孔に係合片を挿通させれば、かご扉をロックすることができ、これによってかご扉をロックする位置の調整が容易となる。
また本発明によれば、停電時において昇降機装置への電力の供給が停止し、本装置への電力が停止したときには、係合片が離脱位置で保持されるので、かご扉のロック状態が解除され、かごの搭乗者がかごに閉じ込められてしまうことを防止することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の昇降機のかご扉のロック装置20を備えるかご21の一部を、昇降路側から見て示す正面図である。図2は、かご21の一部を示す平面図である。本実施の形態において、昇降機はエレベータ装置によって実現される。以後、昇降機のかご扉のロック装置20を、単にロック装置20と記載する場合がある。なお同図において、図解を容易にするために第2および第3動力伝達手段36b,36cは、その一部のみを示している。
かご21は、ロック装置20と、かご本体22と、かご本体22に形成される開口、すなわちかご本体22に利用者が乗降するための出入口に設けられるかご扉24と、かご扉24を開閉する開閉手段25とを含んで構成される。かご21は、本実施の形態では略直方体形状に形成される。かご本体22は、有底筒状に形成され、一側部に開口が形成される。かご扉24は、連動引戸の機構を有し、本実施の形態では3枚のかご扉部分24a,24b,24cを含んで実現される。各かご扉部分24a〜24cは、矩形板状に形成され、それぞれ同様な大きさに形成される。かご扉24は、その開閉方向Xにおいて一方から他方に移動してかご本体22の開口を開放し、他端部から一端部に向かって移動してかご本体22の開口を閉鎖する。かご扉24の開閉方向Xのうち、かご扉24が閉鎖位置から開放位置に向かう方向を開放方向X1とし、かご扉24が開放位置から閉鎖位置に向かう方向を閉鎖方向X2とする。
開閉手段25は、かご本体22の上端部に設けられ、かご扉24を開閉方向Xに移動させて、かご扉24を開閉する。開閉手段25は、かご扉24の第1,第2および第3扉部分24a,24b,24cにそれぞれ設けられる第1,第2および第3ドアハンガー26a,26b,26cと、かご本体22に設けられ、第1〜第3ドアハンガー26a〜26cをそれぞれ案内する第1,第2および第3案内レール部27a,27b,27cと、回転駆動源31と、第1,第2および第3動力伝達手段36a,36b,36cとを含んで構成される。
第1〜第3ドアハンガー26a〜26cは、かご扉24を構成する第1〜第3かご扉部分24a〜24cの上端部にそれぞれ、ボルトおよびナットによって固定して設けられる。第1ドアハンガー26aは、第1かご扉部分24aの上端部に固定して設けられる。第2ドアハンガー26bは、第2かご扉部分24bの上端部に固定して設けられる。第3ドアハンガー26cは、第3かご扉部分24cの上端部に固定して設けられる。かご扉24は、閉鎖状態では、第1〜第3かご扉部分24a〜24cのうち、最も閉鎖方向X2寄りに第1かご扉部分24aが設けられ、最も開閉方向X1寄りに第3かご扉部分24cが設けられる。また第1〜第3かご扉部分24a〜24cのうち、第1かご扉部分24aが最も建物寄り、すなわち、かご21が建物に設けられる乗降部の建物扉に臨む位置に停止しているときに、最も建物扉寄りの位置に設けられる。第1〜第3かご扉部分24a〜24cのうち、第3かご扉部分24cが最も建物から離反した位置、すなわち、かご21が建物扉に臨む位置にあるときに、最も建物扉から離反した位置に設けられる。
第1〜第3ドアハンガー26a〜26cは、かご21の開口の幅方向、すなわち開閉方向Xに沿って移動可能に設けられる。第1〜第3ドアハンガー26a〜26cが開閉方向Xに移動すると、これらのそれぞれに固定される第1〜第3かご扉部分24a〜24cが開放方向Xに移動する。以後、第1〜第3ドアハンガー26a〜26cを総称する場合、単にドアハンガー26と記載する場合がある。
第1〜第3案内レール部27a,27b,27cは、かご本体22に設けられ、ドアハンガー26をそれぞれ案内する。第1〜第3案内レール部27a〜27cは、かご本体22の上端部に設けられ、かご本体22に形成される開口の幅方向に、すなわちかご扉24の開閉方向Xに沿って延びる。第1〜第3案内レール部27a〜27cは、奥行方向Yに相互に間隔をあけて設けられる。第1〜第3案内レール部27a〜27cの開閉方向Xの両端部に取付け部材39が取付けられ、取付け部材39は、かご本体22の上フレーム23から下方に延びるレール取付け部分23aに固定して設けられる。第1〜第3案内レール部27a〜27cを総称して、案内レール部27と記載する場合がある。
回転駆動源31は、かご本体22の上部、すなわち上フレーム23の上部に、駆動源ブラケット32によって固定して設けられる。回転駆動源31は、出力軸33を有する。回転駆動源31は、たとえば電動機である直流モータによって実現される。回転駆動源31は、かご21を備える昇降機の動作制御を行う制御部34からの指令に基づいて駆動される。制御部34は、マイクロコンピュータなどによって実現される。回転駆動源31を駆動すると、この回転駆動源31の出力軸33が回転軸線L1まわりに回転する。回転駆動源31の回転力は、第1〜第3動力伝達手段36a〜36cを介して、かご扉24に伝達される。
第1動力伝達手段36aは、回転駆動源31の出力軸33に同軸に固定される第1スプロケットホイール29aと、かご本体22の上フレーム23の閉鎖方向X2の端部23aで、上フレーム23の下面に固定される第1ブラケット40aに、回転自在に設けられる第2スプロケットホイール29bと、かご本体22の上フレーム23の開放方向X1の端部23bで、上フレーム23の下面に固定される第2ブラケットに、回転自在に設けられる第3スプロケットホイール29cと、第2スプロケットホイール29bに近接して、かご本体22の上フレーム23の閉鎖方向X2の端部23aで前記第1ブラケット40aに、回転自在に設けられる第4スプロケットホイール29dと、第1〜第4スプロケットホイール29a〜29dに巻き掛けられて、張架される第1チェーン28aとを含んで構成される。第4スプロケットホイール29dは、第2スプロケットホイール29bの開放方向X1に設けられる。
これら第1〜第4スプロケットホイール29a〜29bの回転軸線は、相互に平行である。また第1〜第4スプロケットホイール29a〜29bの各回転軸線の延びる方向の中央は、これらの各回転軸線に垂直な仮想一平面に設けられる。前記第1チェーン28aは、その一端部が第1かごハンガー26aの上端部に固定される第1係止片30aに係止され、第1〜第4スプロケットホイール29a〜29dを経て、他端部が第1係止片30aに連結される。このような第1チェーン28aは、第1係止片30aに係止された一端部から第2スプロケットホイール29bを経て、第1スプロケットホイール29aに巻き掛けられて反転し、第4スプロケットホイール29dによって第3スプロケットホイール29cに向かって方向変換された後、第3スプロケットホイールに巻き掛けられて反転し、他端部が第1係止片30aに係止された状態で張架され、回転駆動源31の回転力を第1ドアハンガー26aに固定される第1かご扉部分24aを開閉方向Xに移動させるための水平力として伝達する。
第2動力伝達手段36bは、かご本体22の上フレーム23の下面に固定されるブラケットによって回転自在に支持される第5スプロケットホイールと、前記第3スプロケットホイール29cに同軸に固定される第6スプロケットホイールと、第5および第6スプロケットホイール間に巻き掛けられて、張架される第2チェーン28bとを含んで構成される。第5および第6スプロケットホイールの回転軸線は、相互に平行である。第5および第6スプロケットホイールの各回転軸線の延びる方向の中央は、これらの各回転軸線に垂直な仮想一平面に設けられる。
第6スプロケットホイールは、前記第3スプロケットホイール29cに連動して回転駆動され、その動力は第2チェーン28bによって第5スプロケットホイールに伝達される。第2チェーン28bは、その一端部が、第2ドアハンガー26bの上端部に固定される第2係止片30bに係止され、第5スプロケットホイールに巻き掛けられて反転し、第5および第6スプロケットホイール間にわたって張架される上張架部を経て、第6スプロケットホイールに巻き掛けられて反転し、他端部が前記第2係止片30bに係止される。したがって、前記回転駆動源31からの駆動力は、第1動力伝達手段36aを経て第6スプロケットホイールに伝達され、第2チェーン28bによって第2ドアハンガー26bに固定される第2かご扉部分24bを開閉方向Xに移動させる水平力として伝達される。
第3動力伝達手段36cは、前記第5スプロケットホイールに同軸に固定される第7スプロケットホイールと、第3スプロケットホイール29cに同軸に固定される第8スプロケットホイールと、第7および第8スプロケットホイール間に巻き掛けられて、張架される第3チェーン28cとを含んで構成される。第7および第8スプロケットホイールの回転軸線は、相互に平行である。第7および第8スプロケットホイールの各回転軸線の延びる方向の中央は、これら各回転軸線に垂直な仮想一平面に設けられる。
第7スプロケットホイールは、前記第5スプロケットホイールに連動して回転駆動され、第8スプロケットホイールは、前記第3スプロケットホイール29cに連動して回転駆動され、その動力は第3チェーン28cに与えられる。第3チェーン28cは、その一端部が、第3ドアハンガー26cの上端部に固定される第3係止片30cに係止され、第7スプロケットホイールに巻き掛けられて反転し、第7および第8スプロケットホイール間にわたって張架される上張架部を経て、第8スプロケットホイールに巻き掛けられて反転し、他端部が前記第3係止片30cに係止される。したがって、前記回転駆動源31からの駆動力は、第1および第2動力伝達手段36a,36bを経て第7および第8スプロケットホイールに伝達され、第3チェーン28cによって第3ドアハンガー26cを開閉方向Xに移動させる水平力として伝達される。第7および第8スプロケットホイールの外径は、それぞれ同軸に固定される第3スプロケットホイール29eおよび第5スプロケットホイールの外径よりも小さく形成される。
このように第1動力伝達手段36aによって第1かご扉部分24aに動力を伝達し、第1動力伝達手段36aからの動力は、第2および第3動力伝達手段36b,36cにそれぞれ伝達されて、第2および第3動力伝達手段36b,36cによって第2および第3かご扉部分24b,24cにそれぞれ動力を伝達する。このように第1〜第3動力伝達手段36a,36b,36cによって個別に動力を第1〜第3かご扉部分24a,24cに伝達するので、常に第1〜第3かご扉部分24a,24cを連動させてかご扉24を開閉することができる。
第1〜第3係止片30a〜30cは、第1〜第3チェーン28a〜28cの干渉を避けるために、高さ方向Z、すなわちかご21の移動方向に位置を違えて、第1〜第3ドアハンガー26a〜26cに固定されて、これらに各チェーン28a〜28cの両端部がそれぞれ係止される。また第1係止片30aよりも閉鎖方向X2寄りに第2スプロケットホイール29bが設けられ、第2係止片30bよりも閉鎖方向X2寄りに第5スプロケットホイールが設けられ、第3係止片30cよりも閉鎖方向X2寄りに第7スプロケットホイールが設けられている。これによって、第1〜第3係止片30a〜30cの閉鎖方向X2への変位が許容される。また第3,第6および第8スプロケットホイールは、第1〜第3係止片30a〜30cのすべての変位を許容するために開放方向X1の端部に設けられている。
回転駆動源31の出力軸33は、開閉方向Xおよび高さ方向Zにそれぞれ垂直な方向Yに延び、回転駆動源31の駆動源本体35から昇降路側に突出する。前記開閉方向Xおよび高さ方向Zにそれぞれ垂直な方向Yを、奥行方向Yと記載する場合がある。出力軸33には、第1スプロケットホイール29aが固定して設けられる。したがって、かご扉24の開閉方向Xに対応した回転方向に出力軸33を回転軸線L1まわりに回転させることによって、第1スプロケットホイール29aが回転軸線L1まわりに回転して、第1〜第3チェーン28a〜28cを介して、かご扉24を開閉することができる。
第1ドアハンガー26aには、突出片47が固定される。突出片47は、かご本体23から奥行方向Yの一方に突出する。突出片47は、かご21がかご扉24を建物の建物扉に臨ませて各階で停止したときに、建物扉に連結される連結部に連結される。これによってかご扉24を開閉方向に移動させると、突出片47を介してかご扉24から建物扉に開閉方向に移動する力が伝達され、かご扉24に連動して建物扉を開閉することができる。
またかご本体22には、かご扉24の閉鎖状態を検出する閉鎖状態検出スイッチ37が設けられる。閉鎖状態検出スイッチ37は、かご本体22の上端部に設けられる。閉鎖状態検出スイッチ37はスイッチ片37aを有する。第1ドアハンガー26aには、かご扉24が閉鎖位置にあるときに前記スイッチ片37aに接触する接触片38が設けられる。かご扉24が閉鎖位置にあるとき、第1かご扉部分24aの閉鎖方向X2の端面は、かご本体22の枠体22aに当接する。スイッチ片37aに接触片38が接触することによって、閉鎖状態検出スイッチ37のスイッチング態様が変化し、このスイッチング態様を変化に基づいて制御部34は、かご扉24が閉鎖状態であるのか判断する。制御部34には、かご21が昇降動作中であるのか否かを検出する動作検出手段(図示せず)からの検出結果が与えられる。
制御部34は、かご扉24が閉鎖状態であると判断し、かつ、かご21が昇降動作中であると判断したときに、ロック装置20によってかご扉24を閉鎖位置でロックする。
ロック装置20は、前記回転駆動源31に設けられる。ロック装置20は、第1スプロケットホイール29aに連結される回転体41と、係合手段42とを含んで構成される。回転体41は、第1スプロケットホイール29aと同軸に固定される。回転体41は、前記出力軸33に設けられる。係合手段42は、回転体41を係合可能に設けられる。
図3は、昇降機のかご扉のロック装置20を示す斜視図である。図4は、図1の切断面線IV−IVから見た断面図である。なお図4では、図解を容易にするために、第3,第5〜第8スプロケットホイール29c,29e〜29h、第2および第3チェーン29b、29c、第2および第3ブラケットおよびかご扉24について省略して示している。
ロック装置20は、前述したように回転体41と、係合手段42とを含んで構成される。回転体41は、第1スプロケットホイール29aの回転軸線L1と同軸に設けられ、回転駆動源31の出力軸33に固定される。回転体41は、回転軸線L1に関して第1スプロケットホイール29aの外周42よりも半径方向の外方に突出する係合部43を有する。
回転体41は、半径方向の外周部44に、回転軸線L1まわりの周方向に間隔をあけて複数の挿通孔45が形成される円板体によって形成される。各挿通孔45は、回転体41の厚み方向、すなわち回転軸線L1に沿う方向に、回転体41を貫通する。回転体41は、鋼板を用いて形成され、その厚みは、1.2mm〜1.5mmに選ばれる。
回転体41の直径は、第1スプロケットホイール29aの直径よりも大きく選ばれる。前記挿通孔45は、回転軸線L1に関する半径方向で、第1スプロケットホイール29aの外周42よりも外方に形成される。本実施の形態では挿通孔45は、回転軸線L1に関する半径方向で、第1スプロケットホイール29aの外周42のうち最も回転軸線L1から離反する部分よりも外方に形成される。回転体41のうち、相互に隣接する挿通孔45の間の部分によって、係合部43が形成される。この係合部43の前記周方向の長さ、すなわち周方向において相互に隣接する挿通孔45の間に挟まれる部分の長さW1は、後述する係合片61が当接したときに、係合部43が破損しない強度を有するように選ばれる。前記長さW1は、2.5mm〜8mmに選ばれる。
また挿通孔25に臨む内周面の内径W2は、後述する係合片61の外径W5の1.5倍〜2倍程度に選ばれる。前記内径W2は、たとえば15mm程度に選ばれる。
出力軸33には、回転駆動源31の駆動源本体35側から、第1スプロケットホイール29a、ストッパ51、回転体41、固定部材52がこの順番で設けられる。第1スプロケットホイール29a、ストッパ51、回転体41、固定部材52は、鉄などの金属材料を用いて形成される。出力軸33は略円柱形状を有する。第1スプロケットホイール29a、ストッパ51および回転体41には、出力軸33が嵌合される嵌合孔がそれぞれ形成され、この嵌合孔に出力軸33が嵌合される。出力軸33には、第1スプロケットホイール29aに当接して、第1スプロケットホイール29aの駆動源本体35側への移動を規制する規制部55が設けられる。第1スプロケットホイール29aは、規制部55に当接して設けられ、駆動部本体35から回転軸線L1に沿う方向に所定の間隔をあけて出力軸33に設けられる。
ストッパ51は、円筒形状を有する。ストッパ51の外径は、第1スプロケットホイール29aの外径よりも小さく選ばれる。ストッパ51の回転軸線L1に沿う方向の一端部51aは、回転体41の側面に接触し、他端部51bは、第1スプロケットホイール29aの側面に接触する。ストッパ51は、回転軸線L1に沿う方向に、予め定める長さW3に形成される。予め定める長さW3は、第1スプロケットホイール29aに巻掛られるチェーン26が回転体41に接触しないように選ばれる。
固定部材52は、出力軸33に嵌合される第1スプロケットホイール29a、ストッパ51および回転体41が、出力軸33から外れないように、回転体41の側面に接触し、規制部55との間で第1スプロケットホイール29a、ストッパ51および回転体41を挟み込んで出力軸33に固定される。固定部材52は、円筒形状を有し、出力軸33に固定される。
前記出力軸33には、回転軸線L1に沿って延びる回転軸キー溝53が形成される。また第1スプロケットホイール29a、ストッパ51、回転体41および固定部材52の出力軸33に臨む内周面部には、前記回転軸キー溝53に臨む位置に、キー溝がそれぞれ形成される。回転軸キー溝53と、第1スプロケットホイール29a、ストッパ51、回転体41および固定部材52に形成されるキー溝とにキー54が嵌入されて、出力軸33と、第1スプロケットホイール29a、ストッパ51、回転体41および固定部材52とが回転軸線L1まわりにまわり止めされる。これによって、第1スプロケットホイール29aと回転体41とを連動して回転させることができる。
係合手段42は、係合片61と、アクチュエータである電磁ソレノイド62とを含んで構成される。係合片61は、係合部43の移動経路上に挿入した挿入位置と、係合部43の移動経路上から離脱した離脱位置とにわたって変位可能に設けられる。
前記駆動源ブラケット32には、係合手段ブラケット63が固定される。駆動源ブラケット32は、開放方向Xにおける断面形状がL字形状に形成され、上フレーム23にボルトおよびナットによって固定されるフレーム固定部32aと、奥行方向Yの一方で、フレーム固定部32aの端部から上方に立上る駆動源取付け部32bとを有する。前記駆動源取付け部32bに、駆動源本体35の出力軸33が突出する側面部が接触して、ボルトおよびナットによって駆動源本体35が駆動源取付け部32bに固定される。係合手段ブラケット63は、開放方向Xにおける断面形状がL字形状に形成され、駆動源取付け部32bにボルトおよびナットによって固定される係合手段取付け部63aと、固定部63の上端部から奥行方向Yの他方に延びる載置部取付け部63bとを有する。
載置部取付け部63bには、ボルトおよびナットによって、前記係合片61と電磁ソレノイド62とが搭載される搭載部64が固定される。
搭載部64は、回転軸線L1に沿う方向および開閉方向Xに平行に延びる搭載部分65を有する。搭載部64は、ストッパ51の上方まで延び、第1スプロケットホイール29aと離間する。搭載部64の回転体41に近接する端部には、係合片61を前記回転軸線L1に沿う方向に移動可能に支持する係合片支持部95が設けられる。係合片支持部95は、第1スプロケットホイール29aの上方付近で係合片61を支持する。係合片支持部95は、載置部分65の回転軸線L1に沿う方向の一端部から上方に立上る第1および第2立上り部66,67を有する。第1および第2立上り部66,67は、回転軸線L1に添って所定の間隔をあけて設けられる。第1および第2立上り部66,67は、厚み方向が前記回転軸線L1に沿う方向に平行な板状部材によって実現される。第1および第2立上り部66,67には、開閉方向Zおよび高さ方向Zの中央に、回転軸線L1に沿う方向に貫通する第1および第2支持挿通孔68,69がそれぞれ形成される。係合片61は、前記第1および第2支持挿通孔68,69に挿通して保持される。係合片61は、略円柱形状を有し、前記第1および第2支持挿通孔68,69に臨む第1および第2立上り部66,67の内周面は、それぞれ円筒形状に形成される。第1および第2支持挿通孔68,69に臨む第1および第2立上り部66,67の内径は、係合片61の外径よりもわずかに大きく選ばれる。係合片61の外径は、たとえば6mm程度に選ばれる。係合片61は、鉄などの金属材料を用いて形成される。係合片61の回転軸線L1に沿う方向の長さは、前記回転軸線L1に沿う方向における第1および第2立上り部66,67間の距離よりも大きく形成される。第1立上り部66は、第2立上り部67の前記回転軸線L1に沿う方向の一方に設けられる。
係合片61のうち、第1および第2立上り部66,67の間に挟まれる中間70には、圧縮コイルばね71が嵌挿される。圧縮コイルばね71の外径は、第1および第2支持挿通孔68,69に臨む内周面の内径よりも大きく選ばれる。また前記中間部70には、圧縮コイルばね71の回転軸線L1に沿う方向の他端部に連結される連結部分72が設けられる。連結部分72の外径は、第1および第2支持挿通孔68,69に臨む内周面の内径よりも大きく選ばれるこれによって、係合片61が第1および第2支持挿通孔68,69から抜けてしまうことが防止される。
圧縮コイルばね71によって、係合片61が回転軸線L1に沿う方向の他方に付勢されることによって、係合片61を回転軸線L1に沿う方向の他方に変位させることができる。圧縮コイルばね71によって係合片61が回転軸線L1に沿う方向の他方に付勢し、この連結部分72が第2立上り部67に当接すると、移動させることができる係合片61の回転軸線L1に沿う方向の他方への移動が規制される。この係合片61の回転軸線L1に沿う方向の他方への移動が規制された位置が、離脱位置となる。係合片61が離脱位置に変位すると、係合片61は係合部43の移動経路上から離脱する。すなわち、係合片61が離脱位置に変位すると、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一端部61aが、係合部43の移動経路上から離脱する。
係合片61の第2立上り部67に支持される部分よりも回転軸線L1に沿う方向の他方となる他端部61bには、リブによって形成される係合片ストッパ部74が設けられる。係合片ストッパ部74の外径は、第2立上り部67の第2支持挿通孔69に臨む内周面の内径よりも大きく形成される。係合片ストッパ部74と第2立上り部67との間には、係合片干渉部材75が設けられる。係合片干渉部材75は、円環形状を有し、係合片61に嵌挿して設けられる。合片干渉部材75は、ゴムワッシャによって実現される。係合片干渉部材75の内径は、係合片ストッパ部74の外径よりも小さく選ばれ、外径は、第2立上り部67の第2支持挿通孔69に臨む内周面の内径よりも大きく選ばれる。係合干渉部材75を設けることによって、係合片61を回転軸線L1に沿う方向の一方に変位させて、挿入位置に係合片61を移動させたときに、第2立上り部67と係合片ストッパ部74との接触を防止して、両者に与えられる衝撃を抑制することができる。
係合干渉部材75が第2立上り部68に当接すると、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一方への移動が規制される。この係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一方への移動が規制された位置が、挿入位置となる。係合片61が挿入位置に変位すると、係合片61は係合部43の移動経路上に挿入される。すなわち、係合片61が挿入位置に変位すると、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一端部61aが、係合部43の移動経路上に挿入される。
係合片61が挿入位置および離脱位置を変位するときの回転軸線L1に沿う方向への変位量は、圧縮コイルばね71の最大変位量よりも小さくなるように連結部分72と係合片干渉部材75との回転軸線L1に沿う方向の距離が選ばれる。これによって、圧縮コイルばね71が破損してしまうことが防止される。
電磁ソレノイド62は、前記係合片61の回転軸線L1に沿う方向の他端部61bに近接して設けられる。電磁ソレノイド62は、電磁ソレノイド本体73と、作動片80とを有する。電磁ソレノイド62は、搭載部64の載置面65上に搭載されて、載置部64に固定される。電磁ソレノイド62は、電力の供給に応じて作動片80を変位させる。作動片80の移動方向は、回転軸線L1の延びる方向に平行に設けられる。作動片80は、係合片61と同軸に設けられ、係合片61の前記他端部61bに当接可能に設けられる。電磁ソレノイド62は、電力の供給が停止しているときには、作動片80を回転軸線L1に沿う方向の他方に退避させて保持し、電力が供給されると作動片80を回転軸線L1に沿う方向の一方に移動させて保持する。作動片80は、電磁ソレノイド本体73を貫通して設けられ、電磁ソレノイド本体73の回転軸線L1に沿う方向の一端および他端から外方に突出する。
作動片80の回転軸線L1に沿う方向の他方には、作動片干渉部材81が設けられる。載置部64の奥行方向Yの他端部には、上方に立上る壁部82が設けられ、この壁部82に作動片干渉部材81が固定される。前記作動片干渉部材81は壁部82に取付けボルト83によって取付けられる。取付けボルト83は壁部82を回転軸線L1に沿う方向に貫通し、作動片干渉部材81の前記作動片80が当接する部分を除く残余の部分を貫通し、端部にボルトが螺着されて、作動片干渉部材81を壁部82に固定する。取付けボルト83は、壁部82に螺着され、この取付けボルト83を螺進または螺退させることによって、作動片干渉部材81を電磁ソレノイド本体73に近接または離反する方向に移動させて作動片80と作動片干渉部材81とが干渉する干渉位置を調整することができる。作動片干渉部材81は、たとえばゴムによって形成される。
電力の供給が停止しているときには、作動片80が作動片干渉部材81に当接することによって、作動片80の軸線方向L1に沿う方向の他方への変位が阻止される。作動片干渉部材81を設けることによって、作動片80と、壁部83との接触を防止するとともに、両者に与えられる衝撃を抑制し、かつ作動片62が移動したときに作動片62と電磁ソレノイド本体73とが接触して発生する接触音を防止して、騒音の発生を抑制することができる。
前記係合部43は、回転軸線L1に関して半径方向において、回転軸線L1と予め定める距離R1離間して設けられる。また第1スプロケットホイール29aは、回転軸線L1まわりに予め定める半径R2を有する。予め定める半径R2は、第1スプロケットホイール29aの最大半径である。前記予め定める距離R1は、前記半径R2よりも大きく選ばれ、好ましくは前記予め定める距離R1は、前記半径R2の1.5倍以上3倍未満に選ばれ、さらに好ましくは前記予め定める距離R1は、前記半径R2の2倍程度に選ばれる。かご扉24が開閉方向Xに移動したときに、このかご扉24の移動にともなって少なくとも第1チェーン28aを介して第1スプロケットホイール29aに回転トルクが発生する。係合片61が挿入位置に挿入され、すなわち係合片61が前記挿通孔25に挿通されると、第1スプロケットホイール29aに与えられる回転トルクが、回転体41を介して係合片61に与えられる。回転トルクは距離と力との積によって表されるので、前述したように予め定める距離R1を選ぶことによって、係合片61が係合部43に当接したときに、係合片61が係合部43から与えられる力を、かご扉24に係合片61を直接当接させたときに与えられる力よりも小さくすることができる。したがって、かご扉24の開閉方向Xへの移動にともなって係合片61および係合部43に与えられる負荷が軽減され、これによって係合片61および係合部43の破損を抑制して、かご扉24を確実にロックすることができる。また前述したように予め定める距離R1を選ぶことによって、回転体41が大型化してしまい、これに伴ってロック装置20が大型化してしまうことが抑制される。また回転体41が大型化すると、回転駆動源31が出力軸33を回転させるときに、回転体41の慣性によって回転駆動源31が受ける負荷が大きくなり、また回転体41が厚み方向に撓まないように回転体41の厚みを大きくする必要があるので回転体41の慣性がさらに大きくなってしまうので、かご扉24の開閉の応答性が悪くなってしまうが、前述したように予め定める距離L1を選ぶことによって、回転体41の慣性の影響を低減して、かつ係止片61に与えられる負荷を低減することができる。
図5および図6は、昇降機のかご扉のロック装置20の動作を示すための側面図である。図7は、かご21を昇降路側から見て示す正面図である。電磁ソレノイド62に電力を供給していないとき、図5に示されるように作動片80は、回転軸線L1に沿う方向の他端部80bが作動片干渉部材81に当接した状態で保持され、係合片61は、圧縮コイルばね71に付勢されて離脱位置で保持される。このとき作動片80と係合片61とは回転軸線L1の延びる方向にわずかに離間する。
係合片61が離脱位置にあるとき、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一端部61aと、回転体41とは、回転軸線L1に沿う方向において、予め定める距離W3離間する。予め定める距離W3は、0.5mm〜1mmに選ばれる。係合片61が離脱位置に保持された状態では、回転駆動源53の出力軸33を回転軸線L1まわりに回転させることができるので、第1スプロケットホイール29aを回転させて第1チェーン28aを介して、かご扉24を出力軸33の回転方向に応じた、図7に示される開放方向X1および閉鎖方向X2に移動させることができる。
電磁ソレノイド62に電力の供給しているとき、図6に示されるように作動片80は、回転軸線L1に沿う方向の一端部80aが係合片61に当接し、係合片干渉部材75が第2立上り部67に当接した状態で保持される。電磁ソレノイド62の作動片80の回転軸線L1に沿う方向の一方への押圧力は、圧縮コイルばね71が係合片61を回転軸線L1に沿う方向の他方に付勢するばね力よりも大きく選ばれる。これによって電磁ソレノイド62に電力を供給すると、電磁ソレノイド62は、圧縮コイルばね71のばね力に抗して作動片80を押圧して変位させ、係合片61を離脱位置から挿入位置へと変位させることができる。電磁ソレノイド62に電力の供給しているときには、作動片80は係合片61を押圧し続け、係合片61の移動は、係合片干渉部材75が第2立上り部67に当接する位置で停止し、係合片61が挿入位置に保持される。
図7に示すようにかご扉24が閉鎖位置にあるとき、回転体41に形成される複数の挿通孔25のいずれかが、係合片61に臨んで設けられ、電磁ソレノイド62に電力を供給して係合片61を回転軸線L1に沿う方向の一方に移動させると、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一端部61aは、前記回転体41に接触することなく、挿入位置に変位する。係合片61が挿入位置に変位したとき、図6に示すように、この係合片61は挿通孔25を挿通する。係合片61が挿入位置に設けられたとき、係合片61の回転軸線L1に沿う方向の一端部61aは、回転軸線L1に沿う方向において、回転体41の回転軸線L1に沿う方向の一方に、予め定める距離W4突出する。予め定める距離W4は、0.5mm〜1mmに選ばれる。係合片61が挿入位置に保持された状態で、回転駆動源53の出力軸33を回転軸線L1まわりに回転させると、係止部43が回転軸線L1まわりに変位し、係合片61と係止部43とが当接して、係止されることによって、第1スプロケットホイール29aおよびチェーン28を介して連結されるかご扉24の開閉方向Xへの移動を規制し、すなわちかご扉24をロックすることができる。
制御部37は、かご扉24が閉鎖状態であって、かつ、かご21の昇降動作時、すなわちかご21が昇降路を昇降しているとき、電磁ソレノイド62に電力を供給する。これによって係合片61が挿入位置で保持されるので、回転体41の回転がロックされて、かご21が昇降動作時に不所望にかご扉24が開放してしまうことが防止される。また制御部37は、かご扉24が閉鎖状態ではないとき、およびかご21が停止しているときには、電磁ソレノイド62への電力の供給を停止する。これによって係合片61が離脱位置で保持されるので、回転体41を回転軸線L1まわりに回転させることができる。したがって回転駆動源53がその出力軸33を回転させることができるので、第1スプロケットホイール29aを回転軸線L1まわりに回転させて第1チェーン28aを介して、出力軸33の回転方向に応じて、図7に示される開放方向X1および閉鎖方向X2にかご扉24を移動させることができる。
以上のようにロック装置20では、回転体41は、第1スプロケットホイール29aに連結されているので、第1スプロケットホイール29aが回転軸線L1まわりに回転することによって、回転軸線L1まわりに回転する。回転体41の係合部43は、第1スプロケットホイール29aの回転軸線L1に関して第1スプロケットホイール29aの外周42よりも半径方向の外方に突出するので、係合部43は、第1スプロケットホイール29aの回転軸線L1まわりで第1スプロケットホイール29aの外周42よりも半径方向において大きな軌跡を描いて移動する。すなわち係合部43の移動経路は、第1スプロケットホイール29aの外周42の移動経路よりも回転軸線L1から半径方向に離反している。
係合手段42が、係合片61を係合部43の移動経路上に挿入した挿入位置に変位させると、係合片61と係合部43とが当接して係合し、係合片61が係止されて、第1スプロケットホイール29aの回転変位が阻止される。これによって係合片61に連結される第1スプロケットホイール29aの回転を阻止してロックすることができる。第1スプロケットホイール29aにはチェーン28が巻き掛けられ、チェーン28はかご扉24に連結されており、かご扉24の開閉は、かご扉24の開閉方向Xに対応した回転方向に回転軸線L1まわりに第1スプロケットホイール29aを回転させることによって行われるので、第1スプロケットホイール29aの回転がロックされると、この第1スプロケットホイール29aにチェーン28を介して連結されるかご扉24の開閉方向Xへの変位も阻止され、かご扉24をロックすることができる。
かご扉24が開閉方向Xに移動したときに、このかご扉24の移動にともなってチェーン28を介して第1スプロケットホイール29aにトルクが発生する。係合片61は、挿入位置に設けられたとき、回転軸線L1に関して第1スプロケットホイール29aの外周42よりも半径方向の外方で係合部43に係合し、トルクは距離と力との積によって表されるので、係合片61が係合部43から与えられる力を、かご扉24に係合片61を直接当接させたときに与えられる力よりも小さくすることができる。したがって、かご扉24の開閉方向Xへの移動にともなって係合片61および係合部43に与えられる負荷が軽減され、これによって係合片61および係合部43の破損を抑制して、かご扉24を確実にロックすることができる。
またかご扉24は、チェーンを介して直接または間接的に必ず回転駆動源31の出力軸33に連結されるので、出力軸33を有する回転駆動源31を備える昇降機であれば、本実施の形態のロック装置20を適用することができる。回転駆動源31の出力軸33に、第1スプロケットホイール29aおよび回転体41が同軸に設けられることによって、回転駆動源31の回転力をチェーン28に伝達するための第1スプロケットホイール29aを利用することができ、巻掛体および回転体を設置するためのスペースを別途に設ける必要がないので、設置スペースを小さくすることができるとともに、設置が容易となる。特にホームエレベータなどの小型のエレベータでは、ロック装置の小型化が臨まれており、ロック装置20を好適に適用することができる。
また係合部43の移動経路が回転軸線L1から離反しても、係合手段42が係合片61を回転軸線L1に沿う方向に変位させることによって、回転軸線L1に関して半径方向に装置が大型化してしまうことを防止することができる。
回転体41を形成する板状体は、半径方向の外周部44に、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔25が形成されるので、かご21を組み立てるときに、かご扉24を閉鎖位置に配置させて、係合片61に複数の挿通孔25のいずれか1つを臨ませるように、回転体41の回転角度を調整すればよいので、組立てが容易となる。
本発明の他の実施の形態において、前述した回転体41には1つの挿通孔25が形成される構成であってもよい。この挿通孔25は、かご扉24が閉鎖状態において、係合片61に臨んで設けられる。このような構成であっても、閉鎖位置でかご扉24をロックすることができ、前述した実施の形態と同様の効果を達成することができる。
また本発明のさらに他の実施の形態では、前記ロック装置20は、第2〜第8スプロケットホイール29b〜29hのいずれかに設けられてもよい。このような構成であっても、同様の効果を達成することができる。
また前述した実施の形態では、回転体41を回転駆動源31の出力軸33に設けているが、本発明のさらに他の実施の形態では、係合部を有する回転体を第1スプロケットホイール29aに直接取付ける構成としてもよく、また回転体は、棒形状を有していてもよく、たとえばスプロケットによって形成されてもよい。すなわち回転体は、回転軸線L1に関して第1スプロケットホイール29aの外周よりも半径方向の外方に突出する係合部を有する構成であれば、同様の効果を達成することができる。
本発明のさらに他の実施の形態では、巻掛体としてスプロケットホイールを用い、索条としてチェーンを用いているが、前述した実施の形態においてスプロケットホイール28をプーリに代えてもよい。この場合チェーン28をベルトに代えて構成すればよい。このような構成であっても同様の効果を達成することができる。
本発明の実施の一形態の昇降機のかご扉のロック装置20を備えるかご21の一部を、昇降路側から見て示す正面図である。 かご21の一部を示す平面図である。 昇降機のかご扉のロック装置20を示す斜視図である。 図1の切断面線IV−IVから見た断面図である。 昇降機のかご扉のロック装置20の動作を示すための側面図である。 昇降機のかご扉のロック装置20の動作を示すための側面図である。 かご21を昇降路側から見て示す正面図である。 従来の技術のエレベータのかご扉のロック装置1を示す正面図である。
符号の説明
20 昇降機のかご扉のロック装置20
24 かご扉
28 チェーン
29 スプロケットホイール
41 回転体
42 係合手段
43 係合部
61 係合片

Claims (5)

  1. かご扉に連結される索条が巻き掛けられる巻掛体を、前記かご扉の開閉方向に対応した回転方向に回転軸線まわりに回転させることによって、索条を介してかご扉を開閉する昇降機のかご扉のロック装置であって、
    前記巻掛体に連結され、前記回転軸線に関して巻掛体の外周よりも半径方向の外方に突出する係合部を有する回転体と、
    前記係合部の移動経路上に挿入した挿入位置と前記係合部の移動経路上から離脱した離脱位置とにわたって変位する係合片を有する係合手段とを含むことを特徴とする昇降機のかご扉のロック装置。
  2. 回転軸を有し、かご扉を開閉するために前記巻掛体を回転軸線まわりに回転駆動する回転駆動源を含み、
    前記巻掛体および前記回転体は、前記回転軸に同軸に設けられることを特徴とする請求項1記載の昇降機のかご扉のロック装置。
  3. 前記係合手段は、前記係合片を前記回転軸線の延びる方向に変位させることを特徴とする請求項1または2記載の昇降機のかご扉のロック装置。
  4. 前記回転体は、半径方向の外周部に、周方向に間隔をあけて複数の挿通孔が形成される円板体によって形成され、
    前記係合手段が係合片を挿入位置に変位させたとき、係合片は複数の挿通孔のうちのいずれかに挿通されることを特徴とする請求項3記載の昇降機のかご扉のロック装置。
  5. 前記係合手段は、電力が供給されているとき、係合片を挿入位置に保持し、電力が供給されていないとき、係合片を離脱位置に保持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の昇降機のかご扉のロック装置。
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