JP2007203598A - 硝子絵画の製作法 - Google Patents

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Abstract

【課題】硝子粉末に水を加えて練り合わせた材料で硝子板の表面に造形して乾燥後、炉に入れて温度制御して焼成してゆっくり冷却して象形を融着する工程を繰り返して破損することなく硝子絵画を製作する。
【解決手段】硝子粉末に水を加えて練り合わせて熱膨張率が等しい硝子板表面に造形し、天日で3ないし5日乾燥して炉に入れ、硝子粉末の溶融温度で焼成して冷却した絵画の中間品に更に硝子粉末を用いて造形し乾燥して、前記硝子粉末の溶融温度で焼成することを繰り返して製作される硝子絵画の製作法において、焼成する炉の温度は硝子粉末の溶融する約650〜700℃ぐらいまでの温度で焼成することを特徴とし、着色硝子粉末に水を加えて混合練り合わせて硝子板上に色彩を損なわずに造形し乾燥してこれを焼成し冷却して硝子絵画を製作する。

【選択図】図1

Description

本発明は、硝子粉末を材料にして水を用いて硝子板の表面に造形して硝子粉末の溶融温度で焼成し冷却する工程を繰り返して、熱膨張率が等しい硝子で製作される硝子絵画の容易な製作法に関するものである。
硝子粉末を原料として焼成される建築用タイルなどの建材、硝子工芸品の中で、硝子粉末には素材の透明性を出すことができる利点があるので、施釉焼成体(特許文献1〜3)や硝子工芸品(特許文献4)として知られている。焼成温度は1000〜1300℃と高く(特許文献1、3)保たれている。
特許文献4には軟化点が650℃以上の粉末硝子100重量%に、多糖類を2〜16重量%と油脂1〜10重量%を添加すると共に、水を添加して混練成形して焼成する硝子工芸品の製造方法が記載されている。硝子表面に絵付けする方法等の技術は、特許文献5〜6に開示されている。
waterglass painting(非特許文献1)は、水硝子(カリウム又はナトリウム硅酸塩の水溶液)を用いて描く画法(フレスコとは異なるが耐久性に富み広く壁画の製作に応用される)がある。
しかし、本発明の目的とするところは、硝子粉末と水を原料にして硝子板の表面に造形し、乾燥して炉に入れ、コンピュータで温度を制御して管理し焼成し冷却する工程を繰り返して絵画を製作する方法である。
特許文献1〜3は、硝子粉末を原料にした建築用材の例えばタイルの製造に関する。特許文献4は、硝子粉末を原料にした工芸品の製造に関する。特許文献5は絵付けガラスーセラミック物品の製法、特許文献6は硝子絵画の画素となる全ての着色硝子球を耐熱基板上に確実に勝つ均一に融着させると同時に、隣接する着色硝子球の間に形成される隙間をなくした硝子絵画製作方法、特許文献7は高解像度、高濃度及び密着性・耐久性を同時に満足する陶磁器・硝子表面への絵付け方法をそれぞれ開示している。非特許文献1は、waterglass paintingを説明している英和辞典の2062頁である。
特開平07−082056号公報(特許番号第2116026号) 特開平07−138036号公報(特許番号第2679013号) 特開平07−081956号公報(特許番号第2509451号) 特開平11−343127号公報 特開平05−155640号公報 特開平10−315697号公報 特開2003−136898号公報 KENKYUSHA‘S NEW ENGLISH−JAPANESE DICTIONARY 英和辞典2062頁waterglass painting 研究社 昭和35年3月10日 第一版
解決しようとする問題点は、絵画の製作に硝子粉末を原料として水と練り合わせ、練り合わせた硝子粉末を用いて硝子板の表面に造形して、乾燥し、約650〜700℃の温度で焼成し、この工程を繰り返して硝子板上に造形した象形に硝子の色彩を活かして明暗を表現することにある。
本発明は、軟化点が645〜700℃ぐらいまで硝子粉末と水を原料にして硝子板に絵画を製作するため、水で練り合わせてなる硝子粉末を用いて硝子粉末の熱膨張率と同じ膨張率である硝子板の表面に造形し、乾燥して炉に入れ約650〜700℃ぐらいまでの溶融温度で焼成することを繰り返して硝子絵画を製作することを最も主要な特徴とする。
本発明の硝子絵画の製作法は、水で練り合わせた硝子粉末を用いて熱膨張率が等しい硝子板の表面に造形して、それを乾燥し炉に入れて焼成して、熱膨張率が等しい硝子を用いて硝子板の表面に象形を表現する工程を繰り返して絵画を製作する方法である。この方法は、硝子板に造形した象形の表面に更に硝子粉末と水を用いて造形し乾燥して炉に入れて焼成する工程を繰り返して行うことにより硝子板表面に膨張率が等しい硝子同士で熱により溶融して冷却することにより結合し絵画を製作することができる。
硝子粉末と水を原料にして硝子板に絵画を製作するという目的を、硝子板の表面に絵画材料の硝子の色彩を維持し、コンピュータで炉の温度を制御して硝子粉末を原料にして熱膨張率が等しい硝子板に象形を造形して硝子絵画が破損することなく実現した。
図1は、本発明の実施方法で製作された実施例1の絵画作品の図面代用写真であって、図2は本発明の実施方法で製作された実施例2の絵画作品の図面代用写真である。
本発明は、熱膨張率が等しい材料である硝子粉末に水を混合して練りあげたものを絵画の材料として使用し熱膨張率が等しい硝子板の表面に象形を造形した絵画を製作する方法である。
一般に硝子粉末は、建築用材の製作や工芸品の材料として使用される。絵画を描く方法として、水と混合した硝子粉末を、同じ膨張率の硝子板の表面に造形し、天候の良い日が続く場合で3ないし5日間乾燥した後に、電気窯の炉で焼成する。硝子板を焼成して融着させた象形をゆっくり冷却した中間体に同じ工程を繰り返し行い一枚の硝子絵画が完成する。
その際に、水流、水圧、風圧などを利用し、流線型など自然に又は偶発的に形成される形を利用して象形を描くことができる。利用する水の水分量により形態の異なる模様も生まれる。硝子粉末は水を含ませているため、硝子粉末を載せた硝子板は、硝子板を立てても硝子粉末が落ちることなく、その状態で真上から乾いた硝子粉末を振り落とすと光と影が瞬間に表現できるので、硝子板の表面に立体的、写実的な象形を表現することが容易にできる。
焼成する温度は、炉に入れた硝子粉末が熔けはじめる温度が645℃位であり、この温度で硝子粉末の粒子同士が接着する程度から乾燥した硝子粉末が炉の中の温度で熔けて硝子板に融着する最高温度は690℃位までの温度帯である。焼成する炉の温度が約650〜700℃ぐらいまでの温度で焼成する。
着色硝子粉末に水を加えて混合練り合わせて硝子板上に造型したものを乾燥して焼成する工程を繰り返して着色した硝子絵画を製作を行うことを特徴とする。
焼成する時間は、硝子粉末を材料にして造形した硝子板の面積、容量により、焼成時間が異なるが、凡そ一回の工程当たり約26時間の焼成時間である。
このような硝子粉末と水を混合して硝子板の表面に造形し、乾燥させて炉に入れて焼成し、熱により溶融し冷却して結合させ硝子板の表面に象形を融着させる方法を採用したので、硝子の色彩の特性を劣化することなく、硝子絵画芸術として製作することができる。従って、製作者は硝子板の表面に一体的な象形として硝子絵画の製作を容易にできる。さらに硝子絵画は、表面に光を当てることにより効果的に、硝子板の表面に形成された象形の明暗を際立たせ、現実的に表現する効果がある。
図2の実施例2は、本発明の実施方法によって製作された絵画作品である。硝子絵画の製作法は硝子を原料とする用途の拡大におおいに役立つ方法である。
本発明の実施方法は、絵画、立体的なオブジェの作品の製作にも適用できる。実施方法は、硝子粉末と水を用いて硝子板の表面に造形して乾燥し、炉に入れて焼成する工程を複数回繰り返して硝子絵画を完成する方法であるから素人でも硝子絵画の製作を楽しむことができる。
本発明の実施方法により製作した作品例の図面代用写真である。(実施例1) 本発明の実施方法により製作した作品例の図面代用写真である。(実施例2)

Claims (3)

  1. 硝子粉末に水を加えて練り合わせて、硝子粉末の熱膨張率と等しい熱膨張率の硝子板の表面に造形し乾燥して炉に入れ、硝子の溶融温度で焼成して冷却する工程を繰り返して製作される硝子絵画の製作法。
  2. 焼成する炉の温度が約650〜700℃ぐらいまでの硝子粉末の溶融温度で焼成することを特徴とする請求項1に記載の硝子絵画の製作法。
  3. 熱膨張率が等しい着色硝子粉末に水を加えて混合練り合わせて熱膨張率が等しい硝子板の表面に造形し乾燥して焼成することを特徴とする請求項1に記載の硝子絵画の製作法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017014068A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 三喜産業株式会社 サンドアートパフォーマンス作品の保存方法、装飾用ガラスの製造方法及び装飾用ガラス

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JPH0429630A (ja) * 1990-05-23 1992-01-31 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd 軽量ディスクロータ
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