JP2007203418A - 横穴加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手摺の中空支柱を補修する際の支柱根本に横方向から簡単且つ正確に穴空け作業を可能とする。
【解決手段】横穴加工装置10は、手摺と床面との間の隙間に配置可能なフレーム部材12と、フレーム部材12の手前側に突出された入力軸16の回転をフレーム内側の横方向に配置された出力軸18に伝達するベベルギア装置14と、ベベルギア装置14の出力軸18に固定されてドリル22を着脱自在に装着するチャック20と、ドリル22と同軸に貫通された通し穴26にドリル先端を位置させた案内部材25をドリル22と平行に伸縮移動自在に保持して加工対象物の側面に押し当てるドリル案内機構24と、ドリル先端に相対した加工対象物の反対側面に当押し当てられる押し当て部材28と、レバー36の操作により押し当て部材28をドリル先端に相対した加工対象物に反対側面に押し当てた状態でフレーム部材12を加工対象物側に移動させ、回転するドリル22を加工対象物の横面に押し当てて穴を空けさせるリンクレバー機構27とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属製管体からなる手摺支柱の補修工事の穴あけに使用するハンディ型の横穴加工装置に関する。
従来、公共住宅、マンション等の集合住宅のバルコニーに設けられた手摺は、長期間にわたって風雨に晒されているため、管体で形成されている支柱内に雨水等が浸入して溜まり、金属製の管体が内部からも腐食され、支柱が脆く折れ易くなり、手摺の機能を果たさなくなり、大きな事故につながる恐れがある。
このような手摺支柱を補修する方法として、中空支柱の根元部に所定径の穴を穿設し、この穴から中空支柱内に溜まっている水を抜き取り、その後に、穴からエポキシ等の硬化性樹脂を注入し中空支柱内に充填する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2005−213740号公報 特開平11−320224号公報 特開2000−240079号公報 特開2001−138114号公報
このような手摺の中空支柱の補修法にあっては、ベランダに設置されている既設の手摺の根本部分にドリルを使用して補修作業使用する穴を空ける作業が必要になるが、穴の加工位置としては、穴加工による支柱の強度低下を必要最小限に抑えるため、支柱の横方向から穴を空ける必要があり、手摺の下部と床面との間の空いている部分からハンドドリルを入れて穴空けすることになるが、作業スペースが狭いために作業が煩雑で手間と時間かかり、集合住宅の全戸を対象とした補修工事に相当の期間を必要とし、補修費用も高くなる問題がある。
またベランダによっては、手摺と床面の間がせまいために横からハンドドリルを入れることができず、手前から斜めにハンドドリルで穴を空けることとなり、穴を支柱の横に正確に空けられないため、強度上の問題を引き起こす恐れもある。
本発明は、手摺の中空支柱を補修する際の支柱根本に横方向から簡単且つ正確に穴空け作業ができる横穴加工装置を提供することを目的とする。
本発明は、横穴加工装置を提供する。本発明の横穴加工装置は、
手摺下部の隙間に配置可能なフレーム部材と、
フレーム部材の手前側に突出された入力軸の回転をフレーム内側の横方向に配置された出力軸に伝達するベベルギア装置と、
ベベルギア装置の出力軸に固定されてドリルを着脱自在に装着するチャックと、
ドリルと同軸に貫通された通し穴にドリル先端を位置させた案内部材をドリルと平行に伸縮移動自在に保持して加工対象物の横面に押し当てるドリル案内機構と、
ドリル先端に相対した加工対象物の反対側面に当押し当てられる押し当て部材と、
レバー操作により押し当て部材をドリル先端に相対した加工対象物の反対側に押し当てた状態でフレーム部材を加工対象物側に移動させ、回転するドリルを加工対象物の横面に押し当てて穴を空けさせるリンクレバー機構と、
を備えたことを特徴とする。
ここでベベルギア装置の入力軸に、ハンドドリル装置を連結して回転駆動する。ベベルギア装置の入力軸を回転駆動する駆動装置をフレーム部材に搭載しても良い。
ベベルギア装置、チャック装置及びドリル案内機構を一体化ユニットとし、一体化ユニットを加工対象物のサイズに応じてフレーム部材に対し位置調整自在に固定する。
ドリル案内機構は、案内部材の通し穴の穴径を、ドリル外径に対しドリルを回転可能な公差をもつ穴径(最小値と最大値の差)とすることが望ましい。
ドリル案内機構は、
案内部材の通し穴の両側に平行移動方向に向けて固定された一対の筒部材と、
ベベルギア装置側に固定されて先端を一対の筒部材に挿入した一対のロッド部材と、
一対の筒部材の各々に収納され、ロッド部材を押し出す方向に付勢する一対のスプリングと、
を備える。
本発明によれば、ベランダに設置されている既設の手摺の下部と床面との間の空間に本発明の横穴加工装置をセットして手摺の中空支柱の付け根部分に対する補修作業に使用する横方向からの穴空け作業を簡単且つ容易に行うことができ、集合住宅の全戸を対象とするような補修工事の期間を短縮し、補修費用を低減することができる。
また手摺の強度を確保するために、支柱の根元部分に正確に横方向の穴を空けることができ、補修工事の穴加工に伴う手摺強度の低下を必要最小限に抑えることができる。
また支柱に対し案内部材を押し当てた状態で、その通し穴を貫通してドリル先端を支柱外面に押し当てて穴空けすることで、支柱の穴が案内部材の通し穴に連続した穴として加工され、これによって加工した横穴のエッジ部分にバリが発生せず、穴空け後のバリ取りを必要としない、きれいな仕上がりの横穴を空けることできる。
図1は集合住宅のバルコニーに設けられた手摺の中空支柱の補修工事に使用する横穴をあける横穴加工装置の説明であり、平面的に見た状態で示している。
図1において、本実施形態の横穴加工装置10は、ほぼL字型に形成されたフレーム部材12を有し、フレーム部材12は前フレーム12aと横フレーム12bで構成されている。フレーム部材12の前フレーム12aの裏側にはユニットフレーム15によりベベルギア装置14が配置されている。
ベベルギア装置14は前フレーム12a側から手前に入力軸16を突出し、ここにハンドドリル装置48をチャックで接続して駆動回転を入力する。ベベルギア装置14は入力軸16からの回転を直交する横方向に変換し、出力軸18に回転を出力する。出力軸18にはチャック20が装着され、チャック20にドリル22が着脱自在に取り付けられている。
ドリル22に対してはドリル案内機構24が設けられている。ドリル案内機構24はドリル22の先端部分を貫通する通し穴26を備えた案内部材25をドリル22の軸方向に伸縮移動自在に設けている。
ドリル22の先端に相対した左側にはリンクレバー機構27が設けられている。リンクレバー機構27はドリル22に相対する位置に押し当て部材28を配置し、押し当て部材28は駆動軸32の先端に固定され、またドリル22側に加工対象となる手摺の中空支柱を位置決めするためのV字溝30を形成している。
押し当て部材28を固定した駆動軸32は横フレーム12bを貫通して左側に取り出され、また横フレーム12bの外側端部には固定軸34が固定されている。固定軸34にはレバー36の先端が作用点軸38により連結され、レバー36は更に駆動軸32に支点軸40により連結されている。
尚、前フレーム12aには位置決めボルト31が取り付けられており、押し当て部材28と案内部材24の間に加工対象物として矩形の中空支柱を配置する際に、位置決めボルト31を前方に突出させて矩形の中空支柱に対する位置決めを行えるようにしている。この位置決めボルト31は円形の中空支柱に穴空けする場合には必要ない。
前フレーム12aの背後に設けているユニットフレーム15は、前フレーム12aの開口42を貫通したボルト44に対するナット46の締め付けで位置決め固定されており、ユニットフレーム15の位置は押し当て部材28と案内部材25の間に穴あけ作業の際に位置する取っ手の中空支柱のサイズに応じて位置を調整して固定される。
尚、ユニットフレーム15のフレーム部材12の位置を調整するナット46は位置決め調整の際に工具を必要とすることから、工具を必要とせずにナット46にレバーを取り付けた構造のものを使用してもよい。
図2は本実施形態におけるベベルギア装置14、ドリル案内機構24及びリンクレバー機構27の内部構造を一部断面にて示した説明図である。
ベベルギア装置14にあっては、ユニットフレーム15に固定しており、ユニットフレーム15はフレーム部材12の開口42に対するボルト44の貫通に対するナット46の装着で開口42の任意の位置に位置決め固定されている。
ベベルギア装置14は入力軸16の先端にベベルギア50を設けており、ベベルギア50に直交する出力軸18側にベベルギア52を設けてかみ合わせ、入力軸16の回転を直交する出力軸18に連結している。入力軸16は一対のベアリング54により回転自在に指示され、また出力軸18も一対のベアリング54により回転自在に指示されている。
ドリル案内機構24はドリル22の先端側に配置した案内部材25をドリル22の両側の平行となる位置に筒部材56を溶接などにより固定しており、一方、ベベルギア装置14側にユニットフレーム15に一端を固定したロッド部材58の先端を筒部材56に抜け止めリンクをつけて挿入し、筒部材56の中にスプリング60を組み込み、ロッド部材58に対し、筒部材56によるガイドをもって案内部材25を加工対象物側に付勢し、固定側となるフレームユニット15に対し案内部材25をドリル22の軸方向に伸縮自在に保持している。
リンクレバー機構27は先端に押し当て部材28を固定した駆動軸32を横フレーム12bの軸穴33に隙間を持って挿通し、レバー36の支点軸40を中心とした作用点軸38の回動に伴うフレーム部材12の横方向の動きを妨げないようにしている。
図3は本実施形態の横穴加工装置で補修作業の為の穴あけを行う集合住宅のベランダなどに設置された手摺の説明図である。
図3において、ベランダコンクリート68の先端部にはアンカープレート70が配置され、アンカープレート70に補強材72を溶接などにより固定し、補強材72に上部から手摺62の中空支柱64を嵌め入れた状態でコンクリートを打ち込んで手摺62を固定しており、更にベランダコンクリート68の外側に塗装を行って塗装膜73を形成している。
手摺62は上部に横方向に笠木材65を配置し、下部には下弦材66を配置し、笠木材65と下弦材66の間には横方向に柵部材(図示せず)が一定間隔で配置されている。
このような手摺62にあっては、長期間にわたる風雨による隙間からの雨水の浸入や、低温化における結露などにより中空支柱64の底部に水76が溜り、補強部材72が腐食劣化を起こし、更にはベランダコンクリート68の亀裂から水が滲みだして塗装膜が膨らむような現象を起こす。
このような手摺62の腐食による問題を解消するため、中空支柱64の補修作業が必要となり、この補修作業は中空支柱64の根元部分に横方向から横穴76を加工し、横穴76から中空支柱64側に溜っている水75を抜き取り、その後に横穴76からエポキシなどの硬化性樹脂を注入して中空支柱64の根元部分に充填する。
中空支柱64は通常断面円形の部材であるが、物によっては断面矩形の物もある。断面矩形の中空支柱64は通常内径が40mmであり、この場合、補修作業のために下弦部材66の下側の根元部分に空ける横穴76としては、例えば9mmの横穴を空けることになる。
ここで補修の作業のために空ける穴は手摺62における中空支柱64の前方に空ければ十分な作業スペースがあることから、容易に穴あけ加工が容易であるが、中空支柱64の前方に補修作業の為の穴を開けた場合には手摺62に加わる前後方向の力による中空支柱64の崩落低下が顕著となって強度が脆弱になる恐れがある。
これに対し中空支柱64の横方向から作業用の穴を開けた場合には、横方向には笠木材65や下弦材66による支持が行われているため、横方向の穴を開けたとしても中空支柱64に強度低下はほとんど起きない。このため手摺62の中空支柱64の補修作業の際には図3のように必ず横穴76を空けなければならない。
また横穴76の穴空け作業の際には横方向からドリルを入れなければならないが、この場合の作業空間Sは下弦材66とベランダコンクリート68の先端の上部74との間のわずかな隙間しかなく、このような隙間に通常のハンドドリルを入れて横から穴を開けることは困難であることから、本実施形態の横穴加工装置10が必要となる。
図4は本実施形態の横穴加工装置10を用いた手摺の中空支柱64に対する補修作業のための横穴の穴空け作業の説明図である。
図4において、中空支柱64における下弦材66の下側の部分に中空支柱64が案内部材25と押し当て部材28の間となるように手前から差し込んで位置決めする。この中空支柱64に対する横穴加工装置10の取り付け時にあっては、レバー36を外側に回動し、押し当て部材28をフレーム部材12に対し左側に移動し、案内部材25との間を十分に広げて行い、中空支柱64にセットした後、レバー36を戻して押し当て部材28のV字溝30に嵌合することで、ドリル22に対する中空支柱64のセンタリングを行う。
続いて図示のように右手でハンドドリル装置48を持ち、左手でレバー36を握り、レバー36を内側に回動(反時計回り)させる。このレバー36の回動で、押し当て部材28の駆動軸32に設けた支点軸40を中心にレバー36の先端に設けた図2の作用点軸38が外側に回動し、フレーム部材12が中空支柱64側にドリル22を押し付ける。
このレバー36の操作でフレーム部材12を中空支柱64側に押し付ける状態で、右手で持っているハンドドリル装置48のスイッチをオンして回転力をベベルギア装置14に入力すると、ベベルギア装置14を介してドリル22が回転し、ドリル22は案内部材25の通し穴を通って先端が中空支柱64の側面に押し当てられることから、ドリル22の回転により穴あけ加工が行われる。
中空支柱64のドリル22による穴空けが済んだならば、レバー36に加えている力を離すと、図2に示したドリル案内機構24の筒部材56に内蔵しているスプリング60の力でフレーム12は元の位置に押し戻され、ドリル22が中空支柱64の横穴から抜け出し、穴空けを終了する。
図5及び図6は本実施形態の横穴加工装置10に設けた案内機構24による加工の様子を示した説明図である。図5(A)は穴空け開始前の状態であり、押し当て部材28のV字溝30の押し当てで中空支柱64がドリル22に対しセンタリングされ、案内部材25は図2に示したスプリング60による力で加工対象となる中空支柱64の側面に押しあてられている。
この状態で図4のようにレバー36を内側に回動して押し当て部材28に対しフレーム部材12を中空支柱64側に移動させると、図5(B)のようにフレーム部材12の移動に伴って、ドリル22の矢印のように固定側となる中空支柱64に押し当てられ、ハンドドリル装置48の回転力を受けてドリル22が回転することで、中空支柱64の穴空けが開始され、穴空けにより切削された切粉78は案内部材25の通し穴26を通って外部に排出される。
このとき案内部材25の通し穴26は、図4に示したレバー36の回動によるフレーム部材12の中空支柱64側の移動に伴う押し付けを受けて中空支柱64の側面に押し付けた状態であり、したがってドリル22による中空支柱64の穴加工は通し穴26に連続する穴の加工となる。
図6(C)はドリル22が更に前進し中空支柱64を貫通した状態である。このように中空支柱64の穴空けが済んだならば、図4でレバー36に加えた力を弱めることで、図6(D)のようにドリル22が後退し、中空支柱64に対する横穴76に対する加工作業が完了する。
この加工の済んだ横穴76は、横穴76の外側開口エッジにバリは全く発生しておらず、このため横穴76の加工後に開口エッジのバリを除去するバリ取り作業は必要ない。
横穴76の加工終了で開口エッジにバリを生じない理由は、図5(B)に示したように、案内部材25の通し穴26を中空支柱64の外側に押し付け、加工面と通し穴26との隙間を最小限にし、通し穴26に連続する穴として横穴76の加工を行っていることに起因している。
もし案内部材25の通し穴26を介さずに直接ドリル22を中空支柱64に押し付けて横穴76を加工すると、横穴76の外側開口エッジには必ずバリが発生し、穴あけ作業終了時にバリ取り作業を必要とするが、本実施形態にあってはドリル22を通し穴26を備えた案内部材25を介して穴あけ加工することで、加工の済んだ横穴76のバリ取り作業がまったく必要なくなっている。
ここで中空支柱64の外形は通常40mmであり、ドリル22の外形は9mmであることから案内部材25を図5(A)のように通し穴26の部分で押しつけた場合、通し穴26の外側は中空支柱64の変形外形が位置することで、若干の隙間を生じている。
しかしながら図5(B)のようにドリル22で穴あけ加工を行う際には、図4のレバー36の操作で案内部材25を押圧するスプリングのスプリング荷重が増加し、通し穴26の開口部が中空支柱64の外形面に強く押し付ており、このため隙間がほとんどなくなることで、通し穴26に連続した穴加工となり、加工の済んだ横穴76の外側開口エッジにバリが発生しないものと想定される。もちろん、中空支柱が矩形の場合には、案内部材25をに通し穴26の部分で押しつけも隙間は発生せず、バリが発生することはない。
本願発明者による加工実験にあっては、中空支柱64で外形が32mmの更に曲率の大きな加工面に対する横穴加工を行ってもバリの発生が認められないことが確認されている。
尚、上記の実施形態にあっては、リンクレバー機構27をフレーム部材12の横フレーム12b側に配置しているが、横方向の先方を小さくしても小型化するため前フレーム12a側に配置しても良い。この場合には、レバー36の先端を支点軸として押し当て部材28に連結し、作用点軸を前フレーム12aに連結し、レバーは本実施形態の場合とは逆に反時計方向(外側)に回動することで穴あけ作業を行うようになる。
また本実施形態にあっては十分な長さのドリル22を使用しているが、例えばドリル22として半分の長さのものを使用する場合には、ドリル案内機構24の横方向の長さがドリルの長さに応じて小さくでき、これによってフレーム部材12の横方向が短くなり、更に横穴加工装置10の小型化軽量化を図ることができる。
また上記の実施形態にあってはハンドドリルとして通常の電源コードをコンセントに差し込んで使用するタイプのものを使用しているが、これ以外に充電型のハンドドリルを使用してもよい。またハンドドリルに替えて、モータなどによる入力軸16の駆動装置を装置に一体に組み付けるようにしてもよい。
更に本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、また上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による横穴加工装置の実施形態を示した説明図 図1の実施形態の内部構造を一部断面にして示した説明図 本実施形態を使用して補修作業用の横穴を囲するベランダ設置の手摺の説明図 本実施形態による横穴加工の作業の様子を示した説明図 本実施形態におけるドリル案内機構の通し穴による加工の様子を示した説明図 図5に続く加工の様子を示した説明図
符号の説明
10:横穴加工装置
12:フレーム部材
12a:前フレーム
12b:横フレーム
14:ベベルギア装置
15:ユニットフレーム
16:入力軸
18:出力軸
20:チャック
22:ドリル
24:ドリル案内機構
25:案内部材
26:通し穴
27:リンクレバー機構
28:押し当て部材
30:V字溝
31:位置決めボルト
32:駆動軸
33:軸穴
34:固定軸
36:レバー
38:作用点軸
40:支点軸
42:開口
44:ボルト
46:ナット
48:ハンドドリル装置
50,52:べべルギア
54:ベアリング
56:筒部材
58:ロッド部材
60:スプリング
62:手摺
64:中空支柱
65:笠木材
66:下弦材
68:ベランダコンクリート
70:アンカープレート
72:補強材
73:塗装膜
74:上縁
75:水
76:横穴
78:切粉

Claims (6)

  1. 手摺下部の隙間に配置可能なフレーム部材と、
    前記フレーム部材の手前側に突出された入力軸の回転をフレーム内側の横方向に配置された出力軸に伝達するベベルギア装置と、
    前記ベベルギア装置の出力軸に固定されてドリルを着脱自在に装着するチャックと、
    前記ドリルと同軸に貫通された通し穴にドリル先端を位置させた案内部材を前記ドリルと平行に伸縮移動自在に保持して加工対象物の横面に押し当てるドリル案内機構と、
    前記ドリル先端に相対した前記加工対象物の反対側面に押し当てられる押し当て部材と、
    レバー操作により押し当て部材を前記ドリル先端に相対した前記加工対象物に反対側に押し当てた状態で前記フレーム部材を前記加工対象物側に移動させ、回転する前記ドリルを加工対象物の横面に押し当てて穴を空けさせるリンクレバー機構と、
    を備えたことを特徴とする横穴加工装置。
  2. 請求項1記載の横穴加工装置に於いて、前記ベベルギア装置の入力軸に、ハンドドリル装置を連結して回転駆動することを特徴とする横穴加工装置。
  3. 請求項1記載の横穴加工装置に於いて、前記ベベルギア装置の入力軸を回転駆動する駆動装置を前記フレーム部材に搭載したことを特徴とする横穴加工装置。
  4. 請求項1記載の横穴加工装置に於いて、前記ベベルギア装置、前記チャック装置及び前記ドリル案内機構を一体化ユニットとし、前記一体化ユニットを前記加工対象物のサイズに応じて前記フレーム部材に対し位置調整自在に固定することを特徴とする横穴加工装置。
  5. 請求項1記載の横穴加工装置に於いて、前記ドリル案内機構は、前記案内部材の通し穴の穴径を、ドリル外径に対しドリルを回転可能な公差をもつ穴径としたことを特徴とする横穴加工装置。
  6. 請求項1記載の横穴加工装置に於いて、前記ドリル案内機構は、
    前記案内部材の通し穴の両側に平行移動方向に向けて固定された一対の筒部材と、
    前記ベベルギア装置側に固定されて先端を前記一対の筒部材に挿入した一対のロッド部材と、
    前記一対の筒部材の各々に収納され、前記ロッド部材を押し出す方向に付勢する一対のスプリングと、
    を備えたことを特徴する横穴加工装置。
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