JP2007202964A - 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム - Google Patents

自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007202964A
JP2007202964A JP2006028492A JP2006028492A JP2007202964A JP 2007202964 A JP2007202964 A JP 2007202964A JP 2006028492 A JP2006028492 A JP 2006028492A JP 2006028492 A JP2006028492 A JP 2006028492A JP 2007202964 A JP2007202964 A JP 2007202964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
waveform data
pulse wave
self
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006028492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4945745B2 (ja
Inventor
Yutaka Soei
裕 副井
Shinya Urase
新也 浦瀬
Nobuaki Yoshimune
伸明 能宗
Masatoshi Hotta
雅俊 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tottori University NUC
Original Assignee
Tottori University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tottori University NUC filed Critical Tottori University NUC
Priority to JP2006028492A priority Critical patent/JP4945745B2/ja
Publication of JP2007202964A publication Critical patent/JP2007202964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4945745B2 publication Critical patent/JP4945745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2218/00Aspects of pattern recognition specially adapted for signal processing
    • G06F2218/02Preprocessing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】自己組織化マップ(SOM)を用いた波形解析において、人間の判断により近い波形形状の分類を可能とする。
【解決手段】波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップを用いた波形解析システムであって、波形データを入力して、所定の規格化処理を行う波形処理部(15)と、規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するSOM処理部(13)とを有する。波形処理部(15)は、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、波形データの規格化を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、自己組織化マップ(Self-Organizing Map)を用いた波形の形状の解析装置及び波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラムに関する。
自己組織化マップ(以下「SOM」という。)はヘルシンキ工科大学のコホネンが考案した教師なしニューラルネットワークであり、高次元データを低次元(例えば2次元)に圧縮して表示する仕組みを、神経回路網をヒントにして実現したものである。このSOMの手法によれば、多次元データを例えば2次元のマップ上に投影することが可能となり、データの分類が視覚的に容易に可能となるため、種々の分野でSOMの応用が研究されている(非特許文献1)。
例えば、健康状態の解析におけるSOMの応用に関して特許文献1に開示の発明がある。特許文献1では、被験者の種々の健康状態に関するデータを入力ベクトルとして用いてSOMを生成している。このようにして得られるSOMに対し、患者の健康状態に関するデータを入力して、SOM上の対応するユニット(グリッド)を強調表示させることで、患者の健康状態を容易に視覚的に認識することが可能となる。
一般に、患者の健康状態の解析に使用する情報として、血圧、コレステロール、中性脂肪、脈波等がある。特に、脈波は採取が容易であること、中枢から末梢にいたる血管動態に関して多くの情報をふくんでいることから、従来より、脈波を用いた、動脈硬化の程度の解析等が研究されている(非特許文献2)。脈波に関するデータを用いた健康状態の解析用のSOMの生成に関して、特許文献2に開示がある。特許文献2によれば、脈波データから脈波以外の人体の情報を推測できるSOMを得ることができ、健康状態に関するデータを短時間で取得することが可能となる。
徳高平蔵、藤村喜久郎、山川烈監修、「自己組織化マップ応用事例集−SOMによる可視化情報処理」、海文堂、2002年10月 「加速度脈波による血液循環の評価とその応用」、佐野祐司他、労働科学,61(3)、第129−143頁、1985年、「加速度脈波による血液循環の評価とその応用(第2報)−波形定量化の試み−」、佐野祐司他、体力研究,68、第17−25頁、1988年、等参照 特開2003−263502号公報 特開2003−310558号公報
特許文献2では、加速度脈波の1周期分における最大点から最小点までの波形を12点でサンプリングして得られたデータを脈波に関するデータとして用いて、SOMを作成する。加速度脈波の波形は実際には複雑な形状をしており、この手法では、加速度脈波の種々の形状に対応できず、脈波データのみを用いてSOMを生成して健康状態の解析に用いる場合には、精度の点で多少問題がある。
特に、SOMの学習時には、SOMを構成する各ユニット(グリッド)に対して入力ベクトルとの間でベクトル間の距離が計算される。その際、ユークリッド距離が演算されることから、同じ次元の成分どうしが比較される。測定した波形において極大点、極小点の時間軸上の位置にバラツキがある場合、同じ意味(極大点、極小点等)を持った波形の各点どうしが比較されていることにならず、結果として得られるSOMにおいて精度について問題が生じる場合がある。また、そのようなSOMを用いて波形形状を解析した場合、極大点、極小点の位置関係に基づく人間による視覚的に認識される波形形状と、SOMで分類される分類結果とに大きな隔たりが生じる場合がある。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、SOMを用いた波形解析において、人間の判断に近く精度のよい波形形状の分類を可能とする波形解析システム及びそれを用いた脈波解析システムを提供することにある。
本発明に係る波形解析システムは、波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップを用いた波形解析システムである。波形解析システムは、波形データを入力して、所定の規格化処理を行う波形処理手段と、規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するSOM処理手段とを有する。波形処理手段は、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、波形データの規格化を行う。
本発明に係る脈波解析システムは、上記の波形解析システムを備える。波形処理手段は容積脈波を2回微分して得られる加速度脈波データを波形データとして入力する。
本発明に係る自己組織化マップの作成方法は、波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップを作成する方法である。その作成方法は、波形データを入力し、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、波形データの規格化を行う規格化ステップと、規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するマップ作成ステップとを有する。
本発明に係る自己組織化マップの作成プログラムは、波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップの作成を制御する、コンピュータ読み取り可能なプログラムである。そのプログラムは、波形データを入力し、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、波形データの規格化を行うステップと、規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するステップとをコンピュータに実行させる。
上記の自己組織化マップの作成方法及び作成プログラムにおいて、波形データとして、容積脈波を2回微分して得られる加速度脈波データを入力してもよい。
本発明により得られる波形に関するSOM(自己組織化マップ)を用いることで、視覚的に容易に波形の特徴を認識でき、人間の判断により近い波形形状の分類が可能となり、精度のよい波形解析が実現できる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(実施の形態1)
以下に説明する波形解析システムは、波形データに関するSOM(Self-Organizing Map:自己組織化マップ)を用いて波形形状の分析を可能とするシステムである。
1.システム構成
図1は、本発明の波形解析システム(以下単に「システム」という。)の構成の一例を示した図である。図1において、システムは、波形データに関するSOM(以下「波形マップ」という)を用いた解析処理を実行する情報処理装置1を含む。
情報処理装置1は、その全体動作を制御する制御部11と、画面表示を行う表示部17と、ユーザが操作を行う操作部19と、データやプログラムを記憶するデータ格納部とを備える。例えば、表示部17は液晶ディスプレイで構成され、操作部19はキーボードやマウス等である。さらに、情報処理装置1は、アナログ信号を設定されたサンプリング周波数(サンプリングレート)でデジタル信号に変換するAD変換器23、及び外部機器やネットワークに接続するためのインタフェース25を含む。情報処理装置1は例えばパーソナルコンピュータ等で実現できる。
制御部11は、波形マップの作成等の処理を行うSOM処理部13と、デジタル変換された波形データに対して所定の処理を行う波形処理部15とを有する。制御部11はCPUやMPUからなり、プログラムを実行することでSOM処理部13や波形処理部15の後述する機能を実現する。制御部11で実行されるプログラムは通信回線を通じて、またはCD−ROM等の記録媒体で提供可能である。
データ格納部21はデータやプログラムを記憶する手段であり、例えばハードディスク、半導体メモリ等で構成できる。データ格納部21は、制御部11で実行されるプログラム、測定された脈波データ、SOMに関する情報等を格納する。
2.システム動作
以上の構成を有する本システムの動作を詳細に説明する。
図2は、本システムに入力する信号波形の例を示した図である。本システムは、一周期において複数の極大点a、c、e、極小点b、dを有し、それら極大点、極小点における振幅の大きさが波形の特性として重要な意味を持つ波形の形状解析に対して有効である。
所定のサンプリング周波数でサンプリングしたときの一周期におけるサンプリング点数をiとすると、サンプリング波形データは(x1, x2, x3, …, xi)で表される。本システムでは、サンプリングした波形データをそのまま利用せず、波形処理部15において前処理として規格化を行った後の所定点数j(j≦i)のデータを、SOM処理部13に入力ベクトルとして入力する。本実施形態ではj=50とする。この規格化は、SOM上での波形形状の解析を精度よく行うために行う。以下、波形データの規格化について説明する。
2.1 波形データの規格化
本システムにおいて波形データの規格化は、以下の3つのステップよりなる。
ステップ1:波形データの振幅方向の規格化、
ステップ2:第1番目の極小点bについての時間軸方向の規格化、
ステップ3:第2番目の極小点dについて時間軸方向の規格化
以下、図3〜図5を用いて各ステップをより詳細に説明する。
<ステップ1>
図3を参照し、ステップ1を説明する。図3において、破線の波形Rは説明の便宜上示した基準波形であり、実線による波形Sはサンプリングされて入力した波形データである。入力した波形データの振幅の最大値にはバラツキがあるため、ステップ1において、サンプリングした波形Sの振幅の最大値、最小値が基準波形と一致するように、入力波形Sの振幅値を正規化する。具体的には、波形Sの振幅の最大値が1,最小値が0となるように入力した波形Sの各サンプリング点の振幅値を正規化する。図3(b)は、振幅値を正規化した後の波形Sを示す。
<ステップ2>
図4を参照し、ステップ2を説明する。振幅方向の規格化後(図4(a)参照)、ステップ2により、サンプリング波形Sの第1の極小点bが、基準波形Rの第1の極小点b0と時間軸上の位置において一致するように、サンプリング波形Sの開始点から第1の極小点bまでの波形を圧縮または伸張する。圧縮/伸張処理の詳細は後述する。図4(b)に、第1の極小点bの時間軸上の位置を、基準波形Rの第1の極小点b0の位置と一致するように波形を圧縮/伸張した後の波形を示す。
<ステップ3>
図5を参照し、ステップ3を説明する。第1の極小点の規格化後(図5(a)参照)、ステップ3では、サンプリング波形Sの第2の極小点dが、基準波形Rの第2の極小点d0と時間軸上の位置において一致するように、サンプリング波形Sの第1の極小点bから第2の極小点dまでの波形を圧縮/伸張する。図5(b)は、第2の極小点dの位置を、基準波形Rの第2の極小点d0の位置と一致するように圧縮/伸張した後の波形を示す。最終的に、図5(b)に示すように、サンプリング波形Sにおいて、第1の極小点b及び第2の極小点dの位置が、時間軸方向において、それぞれ基準波形の極小点b0、d0と一致するようになる。
以上のように、本システムでは、サンプリング波形Sの極小点の時間軸上の位置が基準波形の極小点の位置と一致するように波形Sの形状を圧縮/伸張する。これにより、SOMへ入力すべき波形を示す入力ベクトルにおいて、極小点の時間軸上の位置が常に同じ位置(次元)に現れるようになる。よって、SOMの学習処理等におけるベクトルの比較処理において、第1の極小点どうし、第2の極小点どうしが確実に比較されるため、結果として精度のよいSOMが得られる。
2.1.1 波形データの演算処理
ステップ2、3における波形データの時間軸方向の規格化処理(すなわち、圧縮/伸張)についてさらに具体的に説明する。
前述のように、波形データの時間軸方向の規格化において、サンプリング波形Sの極小点が、基準波形Rの対応する極小点と、時間軸上の位置において一致するように、サンプリング波形Sの波形を圧縮/伸張する。これを実現するため、入力ベクトルにおける、サンプリング波形Sの極小点の次元が、所定の次元の成分に現れるように、サンプリング波形Sの各点を求め直す。本実施形態では、図6に示すように、入力ベクトルにおいて、第1の極小点の値を示す成分は、常に15次元の成分に、第2の極小点の値を示す成分は40次元の成分に現れるように、サンプリング波形Sの各サンプリング点を求め直す。つまり、入力ベクトル(x1, x2, x3, …, x50)において、15次元の成分x15は第1の極小点bの振幅値を、40次元の成分x40は第2の極小点dの振幅値をそれぞれ示す。
例えば、図7に示すようにサンプリング波形Sにおいて第1の極小点bが20次元成分に現れ、第2の極小点dが65次元成分に現れた場合、それらの極小点が15次元成分と40次元成分となるように、波形Sの各点の振幅値を求め直す。つまり、最初、サンプリング波形Sにおいて最初から第1の極小点までのサンプリング点数が20個から15個に、第1の極小点の後、第2の極小点までのサンプリング点数が45個から25個になるようにサンプリング点数を変換する。
より具体的には、サンプリング波形Sの開始点から第1の極小点までを14(=15−1)等分し、元のサンプリング波形Sのデータに基づき、各分割点について振幅値(x1, x2, x3, …, x15)を求める。これにより、第1の極小点が規格化される。すなわち、x15のデータに第1の極小点の振幅値が含まれるようになる。さらに、サンプリング波形Sの第1の極小点から第2の極小点までを24(=40−15−1)等分し、各分割点について元のサンプリング波形Sのデータに基づき、各分割点について振幅値(x16, x17, …, x40)を求める。これにより、第2の極小点が規格化される。その後、第2の極小点から10個のデータを入力ベクトルの残りの次元のデータ(x41、x42、…, x50)とする。
以下、サンプリング点数の変換について具体的に説明する。例として、図8に示すような10個のサンプリング点(A0〜A9)からなる波形を考える。各サンプリング点の振幅値は以下のとおりである。
Figure 2007202964
図8に示す、16個のサンプリング点からなるサンプリング波形から16個のサンプリング点の値を求めるためには、図9に示すように波形を時間軸方向に15等分し、その等分した時間間隔毎にサンプリング点(B0〜B15)を定め、そのサンプリング点(B0〜B15)毎に振幅値を元の波形データの値に基づいて演算すればよい。
まず、変換後のデータ間隔ΔGを求める。
ΔG=(元データの個数−1)/(変換後のデータの個数−1) (1)
本例では、ΔG=(10−1)/(16−1)=0.6である。
変換後のサンプリング点Bmの時間軸方向の位置Pmは次式で求められる。
Pm=ΔG×m (2)
求めたサンプリング点Bmの位置Pmに基づいて以下の式を満たす整数nを求める。
n≦Pm≦n+1 (3)
求めたnから2つのサンプリング点(An、An+1)を特定し、それらの振幅値から、次式でサンプリング点Bmの振幅値が求められる(図10参照)。
Bmの振幅値=An+ΔA
ΔA=(An+1−An)ΔW=(An+1−An)×(Pm−n) (4)
例えば、B3の場合、P3=1.8であるため、条件2を満たすA1、A2が求まる。よって、B3の振幅値は次のようになる。
B3の振幅値=A1+ΔA
=A1+(A2−A1)×(P3−1)
=15+(34−15)×(1.8−1)
=15+19×0.8
=30.2
なお、式(3)においてPm=nが成り立つときは、Anの振幅値をサンプリング点Bmの値とする。
以上のようにしてサンプリング点数の変換ができる。以上の方法で求めたサンプリング点Bmの値を以下に示す。
Figure 2007202964
2.2 波形マップの生成
SOM処理部13は、以上のような規格化後の波形データをSOMに入力して学習させることで波形マップを作成する。作成された波形マップはデータ格納部21に保存される。波形マップへの入力データは、上記の方法で得られた50点の波形を示す50次元のベクトルデータである。
図11(a)に、本システムによって作成された波形マップの例を示す。同図において、A+、A、B+、B、…と、複数の領域が表示されている。各領域は、波形の極小点の特徴に基づいて分類して得られる領域である。すなわち、同じ領域に含まれる波形は同じ特徴を有すると考えられる。具体的には、入力ベクトルの極小点の値に基づき所定の演算式で算出した値に基づいて分類している。
図11(a)に見られるように、A+、A、B+、B、…と波形形状の変化に伴い、領域が滑らかに連続して配置されている。図11(b)は、図11(a)に示すマップ上の対応する領域を代表する波形の形状を示した図である。すなわち、図11(b)は、図11(a)のマップの領域を横方向に12分割、縦方向に6分割して得られる小領域について、各小領域の代表的な波形を示している。例えば、図11(b)において、右から1列目、上から1行目の領域の波形は、図11(a)の領域A+での波形を示し、第1の極小点bが第2の極小点dよりも小さく、且つ、第2の極大点cが第2の極小点dよりも大きな波形を示している。また、図11(b)において、左から1列目、上から2行目の領域の波形は、図11(a)における領域F+中の対応する領域の波形を示し、第2の極小点dが第1の極小点bよりも小さい波形を示している。図11(b)を参照すると、SOMの縦方向、横方向において波形形状が連続的に変化していることが分かる。このようにして生成される波形マップを用いることで、人間の感覚による波形形状の認識に近い分類が可能となる。
これに対して、図12(a)は、時間軸方向への規格化(ステップ2、3)を行わない従来の方法で入力ベクトルを用いて学習させて得られたSOMを示した図である。図12の例では、交差して配置された領域があり、連続的な配置となっていない。例えば、領域B+、B、C+は領域Cを挟んで不連続に配置されている。また、領域Aについても不連続となっている。また、図11(b)においても、波形の形状が連続的に変化していない様子が見られる。このような波形マップでは、波形形状に応じた領域が不連続となるため、人間の感覚による波形形状の認識とは離れた分類となり、波形形状の正確な解析が困難である。
3. 変形例
上記のように極小点について時間軸方向に規格化を行ったが、これにより時間軸方向の情報が失われる問題がある。つまり、図13(a)に示すように、サンプリングされた波形データについて、時間軸方向の規格化により、頂点(極小点、極大点)間の距離は、W1,W2,W3,W4からW1',W2',W3',W4'となり、時間軸方向の最初の情報(W1,W2,W3,W4)が失われてしまう。波形解析において波形の振幅方向の大きさに意味があり、時間軸方向の情報にあまり意味がないときは、時間軸方向の情報が失われても、解析において何ら影響はない。しかし、波形解析において時間軸方向(波形の幅方向)の大きさにも意味があるときは、時間軸方向の情報が失われることは好ましくない。そこで、SOMへの入力ベクトルにおいて、波形の振幅値を示すデータに加えて、さらに、幅に関する最初の情報(W1,W2,W3,W4)を加えても良い(式(5)参照)。これにより、時間軸方向の情報が失われることはなく、時間軸方向(波形の幅方向)の大きさにも意味があるときにも対応できる。
入力ベクトル=(x1, x2, x3, …, x50,W1,W2,W3,W4) (5)
また、上記説明では、第1の極小点b及び第2の極小点dの双方について時間軸方向の規格化を行ったが、いずれかの極小点のみに対して時間軸方向の規格化を行ってもよい。また、第1の極小点b及び第2の極小点d以外の極小点、極大点について、時間軸方向の規格化を行ってもよい。また、時間軸方向の規格化を行うのは、極大点、極小点に限る必要はなく、波形の所定の部分に注目し、その部分について時間軸方向の規格化を行ってもよい。
また、以上の説明に用いたサンプリング点数の値は例示であり、本発明の範囲はその値に限定されることはない。
また、上記の例では、時間軸方向の規格化において、サンプリングデータを演算処理することで極小点b、dまでのサンプリング点数が所定数となるようにサンプリング点数を調整したが、AD変換器23のサンプリング周波数を再設定することで、サンプリング点数を調整することもできる。
4. まとめ
以上のように、本実施形態では、波形マップに入力するサンプリングデータを時間軸方向に規格化し、その規格化後のデータを用いてSOMを作成する。これにより、SOM上において、波形の形状に応じて分類した波形の領域を、波形の形状の変化に応じて連続的に配置することが可能となる。このような波形マップを用いることで、より人間の感覚に近い波形形状の分類が精度よくできる。すなわち、SOMへの入力ベクトルにおいて、注目する波形部分(例えば、極大点、極小点)の位置を常に同じ次元の成分に設定できるため、測定バラツキにより、注目する波形部分の時間的位置が変動した場合であっても、SOMの学習処理等において、ベクトル間で精度よく、注目する波形部分の比較ができ、精度のよく波形分類が可能なSOMが得られる。
(実施の形態2)
本実施形態では、実施の形態1で示した波形解析システムを用いて脈波(加速度脈波)の波形形状の解析を可能とする脈波解析システムについて説明する。
図14に脈波解析システムの構成を示す。脈波解析システム100は、上記波形解析システム1の構成に加えて、さらにセンサ31と増幅器33を備える。センサ31は動脈の内圧の変化により生ずる指先の毛細血管の容積変化を計測した容積脈波を検出する。具体的には、センサ31は透過型フォトセンサで指先のヘモグロビン濃度変化を吸光度変化として捉えて、容積脈波を測定する。このようなセンサには、例えば、日本光電社製の「TL−201T」がある。増幅器33は、センサ31からの脈波信号を検出し、アナログ信号として波形解析システム1に出力する。
脈波解析システム100は、波形信号として、センサ31により測定された脈波信号を受信して、脈波に関するSOM(以下「脈波マップ」という。)の作成、保存を行う。脈波マップの作成処理については実施の形態1で説明したとおりである。
脈波解析システム100での脈波マップによる解析処理について説明する。
本処理は主としてSOM処理部13により実行される。脈波マップによる解析処理に関して表示部15上に図15に示すようなボタン51、53が表示される。脈波測定開始ボタン51が押下されると、解析を受ける被験者の脈波データの採取が開始される。
脈波測定開始ボタン51が押下されると、脈波データがセンサ31を介して波形処理部15により取得され、取得されたデータはマップ作成時と同様の上記の規格化処理がなされた後、データ格納部21に保持される。
脈波の測定に続いて解析開始ボタン53が押下されると、直前に取得したデータに基づいて解析が開始される。SOM処理部13はデータ格納部21から、解析を受ける被験者のデータと、作成された脈波マップのデータとを読み出す。読み出した脈波マップを参照し、被験者のデータに最も近いユニットを検索し、マップ上において、解析結果として検索したノードを視認可能に表示させる。これにより被験者または医師は脈波マップを見ることで、視覚的に脈波の状態を認識でき、マップ上において良い波形から悪い波形へと連続的に並んでいることから、波形に基づいた相対的な解析が可能となる。
図16(a)に、脈波マップ上での解析結果の表示例を示す。同図においてマークXが被験者の脈波の脈波マップ上での対応するユニットを示す。被験者の脈波は、領域B+に属していることが分かる。図16(b)において、円で囲まれた領域の波形が、図16(a)のマークX周辺の領域における代表的な脈波の波形形状を示す。
本脈波解析システム100を用いることで、より容易に、迅速に、かつより人間の感覚に近く脈波の波形形状の解析が可能となる。
本発明の波形解析システムの構成の一例を示した図 一周期分の波形を示した図 規格化処理のステップ1(振幅方向の規格化)を説明した図 規格化処理のステップ2(第1の極小点に関する時間軸方向の規格化)を説明した図 規格化処理のステップ3(第2の極小点に関する時間軸方向の規格化)を説明した図 時間軸方向の規格化処理を具体的に説明するための図 時間軸方向の規格化処理を具体的に説明するための図 サンプリング点数の変換方法を説明するための図(元のサンプリング波形を示す図) サンプリング点数の変換方法を説明するための図(変換後のサンプリング点を示す図) サンプリング点数の変換方法を説明するための図(変換後のサンプリング点の値の求め方を説明した図) (a)本発明の波形解析システムにより作成される波形マップの一例を示す図、及び(b)波形マップの分割領域に対応する波形形状を示す図 (a)従来の方法により作成される波形マップの一例を示す図、及び(b)波形マップの分割領域に対応する波形形状を示す図 時間軸方向の規格化により時間軸方向の情報が喪失されることを説明するための図 本発明の波形解析システムを用いた脈波解析システムの構成の一例を示した図 脈波解析システムにおいて、脈波マップによる解析処理に関して表示部上に表示されるボタンを示す図 (a)本発明の脈波解析システムにより作成される脈波マップの一例を示す図、及び(b)脈波マップの分割領域に対応する波形形状を示す図
符号の説明
1 情報処理装置(波形解析システム)
11 制御部
13 SOM処理部
15 波形処理部
17 表示部
19 操作部
21 データ格納部
23 AD変換器
25 インタフェース
31 センサ
33 増幅器
100 脈波解析システム

Claims (8)

  1. 波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップを用いた波形解析システムであって、
    波形データを入力して、所定の規格化処理を行う波形処理手段と、
    前記規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するSOM処理手段とを有し、
    前記波形処理手段は、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する前記入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、前記波形データの規格化を行う、
    ことを特徴とする波形解析システム。
  2. 前記波形処理手段は、一周期の波形データにおいて第1番目に現れる極小点及び第2番目に現れる極小点の位置が、それぞれの所定位置となるよう波形データの規格化を行う、ことを特徴とする請求項1記載の波形解析システム。
  3. 前記入力ベクトルは、規格化処理された波形データに加えて、極大点と極大点、極大点と極小点及び/または極小点と極小点間の時間差に関する情報をさらに含む、ことを特徴とする請求項1記載の波形解析システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の波形解析システムを備え、
    前記波形処理手段は前記波形データとして容積脈波を2回微分して得られる加速度脈波データを入力する、ことを特徴とする脈波解析システム。
  5. 波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップの作成方法であって、
    波形データを入力し、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する前記入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、前記波形データの規格化を行うステップと、
    前記規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するステップと
    を有する、ことを特徴とする自己組織化マップの作成方法。
  6. 前記波形データとして、容積脈波を2回微分して得られる加速度脈波データを入力することを特徴とする請求項5記載の自己組織化マップの作成方法。
  7. 波形データを入力ベクトルとして用いて学習させる自己組織化マップの作成を制御する、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    波形データを入力し、一周期の波形データに含まれる少なくとも2つの極大点または極小点に関する前記入力ベクトル中の時間軸上の位置が所定位置となるように、前記波形データの規格化を行うステップと、
    前記規格化処理された波形データを入力ベクトルとして用いて自己組織化マップを作成するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする自己組織化マップの作成プログラム。
  8. 前記波形データとして、容積脈波を2回微分して得られる加速度脈波データを入力することを特徴とする請求項7記載の自己組織化マップの作成プログラム。
JP2006028492A 2006-02-06 2006-02-06 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム Active JP4945745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028492A JP4945745B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028492A JP4945745B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202964A true JP2007202964A (ja) 2007-08-16
JP4945745B2 JP4945745B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=38482957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006028492A Active JP4945745B2 (ja) 2006-02-06 2006-02-06 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4945745B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183608A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Tottori Univ 自己組織化マップを用いた健康状態判定支援システム及び自己組織化マップ生成システム
JP2017199184A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社メガチップス 状態判定装置、プログラムおよび集積回路
US10586154B2 (en) 2016-03-25 2020-03-10 Megachips Corporation State estimation apparatus, state estimation method, and integrated circuit

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108424A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Sony Corp 脈波解析装置
JPH10283336A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Nkk Corp 波形学習装置および波形認識装置
JPH11342119A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 末梢血管性状判定装置
JP2000266570A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Omron Corp 定常状態と非定常状態を弁別する信号処理装置
JP2002320594A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Omron Corp 脈波検出装置
JP2003310558A (ja) * 2002-04-26 2003-11-05 Heizo Tokutaka 健康診断システム、及びプログラム
JP3599819B2 (ja) * 1995-03-27 2004-12-08 コーリンメディカルテクノロジー株式会社 生体情報監視装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108424A (ja) * 1990-08-29 1992-04-09 Sony Corp 脈波解析装置
JP3599819B2 (ja) * 1995-03-27 2004-12-08 コーリンメディカルテクノロジー株式会社 生体情報監視装置
JPH10283336A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Nkk Corp 波形学習装置および波形認識装置
JPH11342119A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 末梢血管性状判定装置
JP2000266570A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Omron Corp 定常状態と非定常状態を弁別する信号処理装置
JP2002320594A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Omron Corp 脈波検出装置
JP2003310558A (ja) * 2002-04-26 2003-11-05 Heizo Tokutaka 健康診断システム、及びプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183608A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Tottori Univ 自己組織化マップを用いた健康状態判定支援システム及び自己組織化マップ生成システム
US10586154B2 (en) 2016-03-25 2020-03-10 Megachips Corporation State estimation apparatus, state estimation method, and integrated circuit
JP2017199184A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社メガチップス 状態判定装置、プログラムおよび集積回路
US11574221B2 (en) 2016-04-27 2023-02-07 Megachips Corporation State determination apparatus, state determination method, and integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP4945745B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109106359B (zh) 心率路径优化器
Wang et al. A robust signal preprocessing framework for wrist pulse analysis
US8781991B2 (en) Emotion recognition apparatus and method
Cheng et al. Prediction of arterial blood pressure waveforms from photoplethysmogram signals via fully convolutional neural networks
CN107536599A (zh) 提供实时信号分割和基准点对准架构的系统与方法
JP6515670B2 (ja) 睡眠深度推定装置、睡眠深度推定方法、およびプログラム
JP6477199B2 (ja) 振動状態推定装置、振動状態推定方法、およびプログラム
US20180192905A1 (en) Wearable Biometric Measurement Device
Guo et al. A supervised machine learning semantic segmentation approach for detecting artifacts in plethysmography signals from wearables
KR20170084643A (ko) 듀얼 스마트 밴드를 이용한 모션 분석 장치 및 방법
Wang et al. A low-cost implementation of sample entropy in wearable embedded systems: An example of online analysis for sleep EEG
Hamil et al. Design of a secured telehealth system based on multiple biosignals diagnosis and classification for IoT application
JP2008073077A (ja) データ処理装置,データ処理方法及びデータ処理プログラム
JP4945745B2 (ja) 自己組織化マップを用いた波形解析システム、波形解析のための自己組織化マップの作成方法及び作成プログラム並びに脈波解析システム
Lee et al. Respiration rate estimation based on independent component analysis of accelerometer data: Pilot single-arm intervention study
CN113693611A (zh) 基于机器学习的心电数据分类方法及装置
Fenu et al. IMU based post-traumatic rehabilitation assessment
JP6842306B2 (ja) 生体信号処理方法及びその装置並びにコンピュータ読出可能記録媒体
Mancilla-Palestina et al. Embedded system for bimodal biometrics with fiducial feature extraction on ecg and ppg signals
JP5911840B2 (ja) 診断データ生成装置および診断装置
JP2014176427A (ja) データ解析装置、及びデータ解析プログラム
Eun et al. Development of intelligent healthcare system based on ambulatory blood pressure measuring device
JP6491920B2 (ja) 生体信号処理装置及び生体信号処理方法
Jeon et al. Multi-slice Nested Recurrence Plot (MsNRP): A robust approach for person identification using daily ECG or PPG signals
Schmith et al. Photoplethysmography signal quality assessment using attractor reconstruction analysis

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150