JP2007201179A - ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 - Google Patents
ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007201179A JP2007201179A JP2006018027A JP2006018027A JP2007201179A JP 2007201179 A JP2007201179 A JP 2007201179A JP 2006018027 A JP2006018027 A JP 2006018027A JP 2006018027 A JP2006018027 A JP 2006018027A JP 2007201179 A JP2007201179 A JP 2007201179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- tape
- frame
- mounting
- dicing tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Dicing (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
【課題】
ダイシングされたウェーハを、ダメージを与えることなくチップに分割するウェーハマウンタ装置を提供すること。
【解決手段】
プラズマにより洗浄を行なうプラズマ洗浄装置19と、UV光を照射するUV照射装置と、フレームFをマウントするテープマウンタ11と、保護用テープ21を剥離するテープテープリムーバー12と、ウェーハWの各チップT間の間隔を拡張するエキスパンダ13とを備えたことにより、表面に保護用シート21が貼着されて裏面を研削、または研磨された後に、レーザーダイサにより加工されたウェーハWへ、装置内の少ない移動距離でプラズマによる洗浄、UV光の照射、フレームへのマウント、剥離、及びエキスパンドまでの各工程を行うことが可能であり、チップへダメージを与える可能性を最小限に抑え、高品質なチップの製造が可能となる。
【選択図】図1
ダイシングされたウェーハを、ダメージを与えることなくチップに分割するウェーハマウンタ装置を提供すること。
【解決手段】
プラズマにより洗浄を行なうプラズマ洗浄装置19と、UV光を照射するUV照射装置と、フレームFをマウントするテープマウンタ11と、保護用テープ21を剥離するテープテープリムーバー12と、ウェーハWの各チップT間の間隔を拡張するエキスパンダ13とを備えたことにより、表面に保護用シート21が貼着されて裏面を研削、または研磨された後に、レーザーダイサにより加工されたウェーハWへ、装置内の少ない移動距離でプラズマによる洗浄、UV光の照射、フレームへのマウント、剥離、及びエキスパンドまでの各工程を行うことが可能であり、チップへダメージを与える可能性を最小限に抑え、高品質なチップの製造が可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、チップサイズに切断されたウェーハのマウントを行うウェーハマウント装置に関するものである。
半導体装置や電子部品等の製造工程では、まず表面に半導体装置や電子部品等が形成されたウェーハに対して、プロービング、ダイシング、ダイボンディング、及びワイヤボンディング等の各工程を経た後、樹脂モールドされて半導体装置や電子部品等の完成品となる。
近年、メモリーカードや薄型ICカード等に組込まれる極薄の半導体装置や電子部品の需要が高まり、100μm以下の極薄ウェーハの加工要求が増大している。このため、従来プロービング工程の後にダイシング工程によってウェーハを個々のチップに分割していたが、ダイシング工程前にウェーハの裏面を研削(バックグラインド)し、100μm以下の極薄ウェーハとしてからダイシングを行うようになってきた。
このような背景の下に、従来の半導体装置や電子部品等のチップ製造方法では、図5に示すように、以下のような手順でチップの製造が行われる。
先ず、表面に半導体装置や電子部品等が多数形成されたウェーハの表面を保護するため、片面に粘着剤を有する保護シート(保護テープとも称される)をウェーハ表面に貼る(ステップS101)。次にウェーハを裏面から研削して所定の厚さに加工する裏面研削工程が行われる(ステップS103)。
裏面研削工程の後、片面に粘着剤を有するダイシングシート(ダイシングテープとも称される)を用いてウェーハをダイシング用フレームに取付けるフレームマウント工程が行われ、ウェーハとダイシング用のフレームとが一体化される(ステップS105)。この状態でウェーハをダイシングシート側で吸着し、表面に貼付されている保護シートが剥離される(ステップS107)。
保護シートが剥離されたウェーハは、フレームごとダイシングソーに搬送され、高速回転するダイヤモンドブレードで個々のチップに切断される(ステップS109)。切断された個々のチップは、図6に示すように、ダイシングシートSに貼付されたままバラバラにならず、ウェーハ状態を保っているので、ここでは、便宜上このウェーハ状態を保ったチップTの集合体をもウェーハWと呼ぶことにする。
切断されたウェーハWは、エキスパンド工程でダイシングシートSが放射状に引き伸ばされて、個々のチップTの間隔が広げられ(ステップS111)、チップマウント工程でリードフレーム等のパッケージ基材にマウントされる(ステップS113)。以上のような工程によりチップの製造が行われる。
ところが、従来のチップ製造方法では、厚さ100μm以下の極薄ウェーハWをダイシングソーにより切断した際、切断時にウェーハWにチッピングや割れが生じ、多くの不良チップが発生する問題があった。
この問題を解決する手段として、従来のダイシングソーによる切断に替えて、ウェーハWの内部に集光点を合わせたレーザー光を入射し、ウェーハ内部に多光子吸収による改質領域を形成して個々のチップTに分割するレーザー加工方法に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
特開2002−192367号公報
特開2002−192368号公報
特開2002−192369号公報
特開2002−192370号公報
特開2002−192371号公報
特開2002−205180号公報
上記の特許文献1〜6で提案されている技術は、従来のダイシングソーによるダイシング装置に替えて、図7に示すように、レーザー光源LSから出射されたレーザー光LをウェーハW内部に集光し、ウェーハW内部に連続して改質領域Kを形成することによりウェーハWを割断するダイシング装置(以下、レーザーダイシング装置と称する)を提案したものである。
レーザーダイシング装置では、高速回転するダイヤモンドブレードに替わり、レーザー光によりウェーハがチップに分割されるため、ウェーハに大きな力がかからず、チッピングや割れが発生しない。また、ウェーハに直接接触する部分がなく熱や切削屑が発生しない為、切削水を必要としない。更に、内部に改質領域を形成してウェーハの割段を行いチップに分割するため、チップの間隔がダイヤモンドブレードによる切断よりも非常に狭く、一枚のウェーハからより多くのチップを得られる。
しかし、レーザーダイシング装置では、ダイシング後に各工程に使用される装置間を搬送される際、チップ間隔が狭い為、隣り合うチップが接触してチップにダメージが発生する問題があった。
本発明はこのような問題に対して成されたものであり、レーザーダイシング装置によりダイシングされたウェーハを、ダメージを与えることなくチップに分割するウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法を提供することを目的としている。
本発明のウェーハマウント装置は、前記目的を達成するために、パターンを保護する保護用テープを表面に貼着して裏面が研削、または研磨されたウェーハを、レーザーにより前記ウェーハ内部へ改質領域を形成して切断加工を行った後、前記ウェーハをプラズマにより洗浄する洗浄手段と、洗浄後の前記ウェーハの表面に対して紫外線光を照射する照射手段と、紫外線光照射後の前記ウェーハの裏面に対し、ダイシングテープを貼着して前記ウェーハをフレームへマウントするテープマウント手段と、前記ダイシングテープが貼着された前記ウェーハの表面に貼着されている前記保護用テープの剥離を行うテープ剥離手段と、前記保護用テープが剥離された前記切断後のウェーハの前記ダイシングテープが貼着された側より、前記ダイシングテープのエキスパンドとエキスパンドされた状態の保持を行なう保持リングを押圧して該ダイシングテープのエキスパンドを行い、前記切断後のウェーハの各チップ間の間隔を拡張するエキスパンド手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明は、前記発明において、前記ウェーハマウント装置には、前記ウェーハWをマウントするフレームを供給するフレーム供給手段と、前記保持リングの貯蔵と前記エキスパンド手段への前記保持リングの供給とを行なう保持リング供給手段と、前記エキスパンド手段によりエキスパンドされ、該保持リングによりエキスパンドされた状態が保持された前記ウェーハをカセットへ収納するウェーハ収納手段とが備えられていることを特徴としている。
本発明によれば、表面に保護シートが貼着され、裏面を研磨した後にレーザーダイシングされたウェーハがウェーハマウント装置の洗浄手段へ全面吸着の面搬送装置により搬送されてくる。洗浄手段では、酸素、水素等のプラズマをウェーハへ当てて洗浄処理が行われる。洗浄処理後のウェーハは照射手段へ送られる。
照射手段では、保護シート貼着面へ紫外線光(以下、UV光と称する)の照射工程が行われ、保護シートの粘着力を低下させる。紫外線照射処理をされたウェーハは、ウェーハマウント装置内のテープマウント手段により、裏面へダイシングテープが貼着されてフレーム供給手段より供給されたフレームへマウントされる。
フレームにマウントされたウェーハは、ウェーハマウント装置内のテープ剥離手段により保護シートが剥離される。保護シートが剥離されたウェーハは、保持リング供給手段より供給された保持リングが、ダイシングテープ側より、ウェーハマウント装置内のエキスパンド手段によって押圧されてエキスパンドされる。エキスパンドされて各チップ間の間隔が広がり、保持リングによりエキスパンド状態が保持されたウェーハは、ウェーハ収納手段によりカセットへ収納されてウェーハマウント装置から搬出される。
これにより、ウェーハは、装置内の少ない移動距離で、洗浄工程、UV光照射工程、フレームへのマウント、保護シート剥離、及びエキスパンドまでの各工程を終了することが可能となる。よって、搬送中や各工程の作業中にチップへダメージを与える可能性が最小限に抑えられる。また、エキスパンドされた状態でカセットへ格納されるため、チップマウント工程を直ちに進められるのでスループットの向上が可能となる。
また、本発明では、前記発明において、前記テープマウント手段は、前記ウェーハへ前記ダイシングテープを貼着する際、前記ウェーハと前記ダイシングテープの間へダイアタッチフィルムを貼着することも特徴としている。
これにより、ダイボンディングを行う工程が簡略化され、スループットの向上が可能となる。
以上説明したように、本発明のウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法によれば、装置内の少ない移動距離で洗浄工程、UV光照射工程、フレームへのマウント、保護シート剥離、及びエキスパンドまでの各工程を終了することが可能となり、レーザーダイシング装置によりダイシングされたウェーハを、ダメージを与えることなくチップに分割することができる。
以下添付図面に従って本発明に係るウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法の好ましい実施の形態について詳説する。
まず初めに、本発明に係わるウェーハマウント装置の構成について説明する。図1はウェーハマウント装置の構成を模式的に表した平面図である。
ウェーハマウント装置10は、テープマウント(テープマウント手段)11、テープリムーバ(テープ剥離手段)12、及びテープエキスパンダ(エキスパンド手段)13、UV照射装置(照射手段)18、プラズマ洗浄装置(洗浄手段)19を備えている。
更に、テープマウント11近傍にはフレームストッカー(フレーム供給手段)15、エキスパンダ13近傍にはリングストッカー(保持リング供給手段)17、及びカセットストッカー(ウェーハ収納手段)14がそれぞれ設けられている。
ウェーハマウント装置10へは、全面吸着式の搬送装置41の吸着パッド42により、ウェーハWが搬送されてくる。ウェーハWは、表面に形成されたパターンを保護する保護用シート21が貼着され、裏面を平坦に研削、または研磨された後にレーザーダイシングされたものであり、保護用シート21が貼着された表面側を下に向けて吸着パッド42に吸着される。
搬送装置41によりウェーハマウント装置10へ搬送されてきたウェーハWは、まず背プラズマ洗浄装置19へ搬送される。プラズマ洗浄装置19は、酸素、水素等のプラズマを発生させてウェーハWへ当て、ウェーハW上に残る有機汚染物を除去し、レーザーダイシングにより形成された改質領域の質を改善する。これにより、エキスパンド時の欠けの発生を抑える。プラズマ洗浄装置19としては、例えば松下電工株式会社製大気圧プラズマクリーニング装置(製品名:Aiplasma)等が好適に利用可能である。
プラズマ洗浄装置19により洗浄されたウェーハWは、UV照射装置18へ搬送される。UV照射装置18は、図2に示すように、複数のUV発光管26がケース27内に平行に並べられ、上方に向けて紫外線光を照射する。
ウェーハWは、UV照射装置18上を搬送装置41により搬送されて通過する際に、保護用シート21が貼着された表面に対してUV光が照射され、貼着された保護用シート21の粘着力が低下する。これにより、保護用シート21の剥離が容易になる。
なお、UV照射装置18は、ケース27内に平行にUV発光管26を並べた構造で説明したが、この構造に限らず、図8に示すように、断面凹面形状の反射板28を有し、中央部に設けられたUV発光管26から照射されたUV光を上方へ平行に反射する構造等、様々な構造が適用可能である。
UV照射装置18を通過したウェーハWは、テーブル16まで搬送され、図3(a)に示すように、保護用シート21が貼着された表面側を下にしてテーブル16に載置される。
テーブル16は、不図示の真空吸着機構が設けられており、フレームストッカー15から搬送装置31のアーム32により供給されるフレームFとウェーハWとを吸着する。テーブル16は、不図示の駆動装置によりガイド36に沿って移動し、テープマウント11の下方を通過する。
テープマウント11は、ガイド36の上方に位置し、テーブル16上に吸着載置されたウェーハWの裏面側へ、図3(b)に示すように、ダイシングテープ22によりフレームFをマウントする。
テープマウント11は、ダイシングテープ22が供給リール37に巻きつけられており、ダイシングテープ22が不図示のガイドリールを経て、ウェーハWに対して平行に広がるように巻取りリール38へ巻き取られる。
ウェーハWをダイシングテープ22によりフレームFへマウントする際には、テープマウント11の下方に位置したフレームFとウェーハWとへ、テープマウント11に設けられた不図示のローラによりダイシングテープ22を押圧して貼着することによりマウントする。
このとき、ウェーハWとダイシングテープ22との間には、ダイシングされたチップと基板とを接合する際に使用されるダイアタッチフィルム(以下、DAFと称する)が貼着される。これにより、ダイボンディングを行う工程が簡略化され、スループットの向上が可能となる。
ダイシングテープ22を貼着した後は、テープマウント11に設けられた不図示のカッターにより不要な部分が切断除去される。
テープリムーバ12は、図3(c)に示すように、ダイシングテープ22によりフレームFがマウントされたウェーハWの表面より保護シート21を剥離する。
フレームFがマウントされたウェーハWは、テーブル16から搬送装置39によりテープリムーバ12上へ保護シート21が貼着された表面側が上となるように反転させながら搬送され、不図示のアームにより保護シート21が剥離される。保護シート21は、UV照射装置18により照射されたUV光により粘着力が低下されているため、ウェーハW上から容易に剥離することが可能である。
エキスパンダ13は、リングストッカー17から搬送装置33のアーム34により供給される保持リングRを、フレームFにマウントされたウェーハWのダイシングテープ22側より押圧し、ダイシングされたウェーハWのエキスパンドを行う。
エキスパンダ13へは、搬送装置39により保護シート21が剥離された後のウェーハWが搬送される。エキスパンダ13は、図3(d)に示すように、フレームFをフレーム固定機構25により固定し、保持リングRを押し上げ機構24によりダイシングテープ22へ押圧してダイシングテープ22を放射状にエキスパンドする。これにより、ウェーハWは個々のチップTに分割される。
保持リングRはフレームFと勘合してエキスパンド状態を保持する。エキスパンド後のウェーハWは、保持リングRごと搬送装置39によりテープリムーバ12側へ戻される。テープリムーバ12上のエキスパンド後のウェーハWは、不図示の移動手段によってガイド35上を移動し、図3(e)に示されるように、カセットストッカー14に載置されたカセットC内へ順次収納される。
カセットストッカー14は、カセットCを載置して上下するエレベータを備え、ウェーハWを収納する位置を順次変更していく。カセットCの全ての収納位置へウェーハWが収納された時点で、不図示の搬送装置によりカセットCをウェーハマウント装置10から搬出し、新しいカセットCがカセットストッカー14へセットされる。
次に、本発明に係わるウェーハマウント方法について説明する。図4はウェーハマウント方法の動作順序を示したフロー図である。
まず、ウェーハマウント装置10へ、パターンが形成された表面側へ保護シート21が貼着され、裏面を研削、または研磨された後にレーザーダイシングされたウェーハWが、全面吸着型の搬送装置41により吸着されて搬送されてくる。搬送されてきたウェーハWは、プラズマ洗浄装置19へ載置され、プラズマ洗浄が行われる(ステップS1)。
ウェーハWは、プラズマ洗浄によりウェーハW上に残る有機汚染物が除去され、レーザーダイシングにより形成された改質領域の質が改善される。
プラズマ洗浄後、図2に示されるように、搬送装置41により保護用シート21側を下方に向けて搬送されてきたウェーハWは、UV照射装置18上を通過する(ステップS2)。
このとき、UV照射装置18から保護用シート21へ向けてUV光が照射され、保護用シート21の粘着力が低下する。
UV照射装置18を通過したウェーハWは、図3(a)に示すように、保護用シート21が貼着された表面側を下にしてテーブル16へ載置される。
テーブル16へ載置されたウェーハWは、不図示の真空吸着機構によりテーブル16へ吸着される。ウェーハWが吸着された後、フレームFが搬送装置31のアーム32によりフレームストッカー15から供給される。
ウェーハWは、フレームFの中心に位置し、テーブル16がガイド36に沿って移動することによりフレームFとともにテープマウント11下方へ移動する。
テープマウント11の下方へウェーハWが移動した後、図3(b)に示すように、不図示のローラによりダイシングテープ22がウェーハWの裏面とフレームFへ貼着され、不図示のカッターにより不要部分が切断されてウェーハWがフレームFへマウントされる(ステップS3)。
ダイシングテープ22がウェーハWの裏面へ貼着される際には、ウェーハWとダイシングテープ22の間には、チップと基板を接合する際に使用されるDAFが貼着される。これにより、エキスパンド後のダイボンディング工程が簡略化され、スループットの向上が可能となる。
テープマウント11によりフレームFへマウントされたウェーハWは、搬送装置39により、反転して保護シート21を上に向けながらテープリムーバ12へ搬送される。テープリムーバ12へ送られたウェーハWは、表面に貼着された保護シート21を剥離される(ステップS4)。
保護シート21が剥離されたウェーハWは、エキスパンダ13へ搬送装置39により搬送される。エキスパンダ13は、図3(e)に示されるように、フレームFをフレーム固定機構25により固定し、リングストッカー17から搬送装置33のアーム34により供給された保持リングRをダイシングテープ22側から押圧してウェーハWのエキスパンドを行う(ステップS5)。
ウェーハWは、エキスパンドされて個々のチップTへ分割され、保持リングRは、フレームFと勘合してエキスパンド状態を保持する。これにより、ウェーハWはエキスパンドされた状態のまま搬送することが可能となる。
エキスパンドされたウェーハWは、カセットストッカー14に載置されたカセットCへ保持リングRごと順次収納されていく(ステップS6)。
カセットストッカー14は、カセットCを上下させてウェーハWの収納位置を調整する。カセットCの全てのウェーハW収納部へウェーハWが収納されると、カセットCはウェーハマウント装置10より搬送され、新しいカセットCがカセットストッカー14へ載置される。
以上説明したように、本発明に係わるウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法によれば、レーザーダイシング装置によりダイシングされたウェーハを、装置内の少ない移動距離で、UV光照射工程、フレームへのマウント、保護シート剥離、及びエキスパンドまでの各工程を終了し、エキスパンド状態を保ったままカセットに収納することが可能となる。
これにより、搬送中や各工程の作業中にチップへダメージを与える可能性が最小限に抑えられ、極薄のウェーハであっても高品質にチップ形状へ加工可能である。
また、エキスパンドされた状態でカセットへ格納されるため、チップマウント工程を直ちに進められるのでスループットの向上が可能となる。
10…ウェーハマウント装置,11…テープマウント(テープマウント手段),12…テープリムーバ(テープ剥離手段),13…テープエキスパンダ(エキスパンド手段),14…カセットストッカー,15…フレームストッカー(ダイシングフレーム供給手段),16…テーブル,17…リングストッカー(保持リング供給手段),18、18A…UV照射装置(照射手段),19…プラズマ洗浄装置(洗浄手段),21…保護シート,22…ダイシングテープ,23…ダイアタッチフィルム(DAF),24…押し上げ機構,25…フレーム固定機構,26…UV発光管,31、33、39、41…搬送装置,32、34…アーム,35、36…ガイド,37…供給リール,38…巻取りリール,42…吸着パッド,C…カセット,F…フレーム,R…保持リング,W…ウェーハ
Claims (4)
- パターンを保護する保護用テープを表面に貼着して裏面が研削、または研磨されたウェーハを、レーザーにより前記ウェーハ内部へ改質領域を形成して切断加工を行った後、前記ウェーハをプラズマにより洗浄する洗浄手段と、
洗浄後の前記ウェーハの表面に対して紫外線光を照射する照射手段と、
紫外線光照射後の前記ウェーハの裏面に対し、ダイシングテープを貼着して前記ウェーハをフレームへマウントするテープマウント手段と、
前記ダイシングテープが貼着された前記ウェーハの表面に貼着されている前記保護用テープの剥離を行うテープ剥離手段と、
前記保護用テープが剥離された前記切断後のウェーハの前記ダイシングテープが貼着された側より、前記ダイシングテープのエキスパンドとエキスパンドされた状態の保持を行なう保持リングを押圧して該ダイシングテープのエキスパンドを行い、前記切断後のウェーハの各チップ間の間隔を拡張するエキスパンド手段とを備えたことを特徴とするウェーハマウント装置。 - 前記ウェーハマウント装置には、前記ウェーハをマウントするフレームを供給するフレーム供給手段と、
前記保持リングの貯蔵と前記エキスパンド手段への前記保持リングの供給とを行なう保持リング供給手段と、
前記エキスパンド手段によりエキスパンドされ、該保持リングによりエキスパンドされた状態が保持された前記ウェーハをカセットへ収納するウェーハ収納手段とが備えられていることを特徴とする請求項1に記載のウェーハマウント装置。 - 前記テープマウント手段は、前記ウェーハへ前記ダイシングテープを貼着する際、前記ウェーハと前記ダイシングテープの間へダイアタッチフィルムを貼着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウェーハマウント装置。
- 表面に形成されたパターンを保護する保護用テープが貼着され、裏面を研削、または研磨し、レーザー光により内部に改質領域が形成されたウェーハに対して、プラズマにより洗浄を行ない、前記ウェーハ表面に紫外線光を照射し、ダイシングテープを介して前記ウェーハをフレームへマウントし、前記保護用テープを前記ウェーハから剥離し、前記ダイシングテープのエキスパンドを行い各チップ間の間隔を拡張し、同一のウェーハマウント装置上で、洗浄工程、紫外線光照射工程、フレームへのマウント工程、保護シート剥離工程、及びエキスパンド工程を行うことを特徴とするウェーハマウント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018027A JP2007201179A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018027A JP2007201179A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007201179A true JP2007201179A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38455456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006018027A Pending JP2007201179A (ja) | 2006-01-26 | 2006-01-26 | ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007201179A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009063825A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Tokyo Seimitsu Co., Ltd. | ウェーハ処理装置 |
EP2680322A1 (en) * | 2012-06-28 | 2014-01-01 | Nitto Denko Corporation | Method of manufacturing an led |
JP2015233066A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 株式会社ディスコ | 板状物の分割方法 |
CN106169444A (zh) * | 2015-05-20 | 2016-11-30 | 英飞凌科技股份有限公司 | 分段式边缘保护屏蔽件 |
JP2019520712A (ja) * | 2016-07-13 | 2019-07-18 | ユニバーサル インスツルメンツ コーポレーションUniversal Instruments Corporation | モジュール式ダイ取扱いシステム |
CN112645051A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-13 | 歌尔光学科技有限公司 | 一种照射解胶设备 |
CN114267607A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-04-01 | 江苏京创先进电子科技有限公司 | 一种搬运装置、晶圆加工设备及晶圆共心调整方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076096A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-15 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体素子のピックアップ方法 |
JP2002093751A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイヤモンドウエハのチップ化方法 |
JP2005109157A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ付ワークの離脱方法及び離脱装置 |
JP2005216948A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Renesas Technology Corp | 半導体装置の製造方法および製造装置 |
JP2005228794A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | チップ製造方法 |
-
2006
- 2006-01-26 JP JP2006018027A patent/JP2007201179A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076096A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-15 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体素子のピックアップ方法 |
JP2002093751A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイヤモンドウエハのチップ化方法 |
JP2005109157A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ付ワークの離脱方法及び離脱装置 |
JP2005216948A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Renesas Technology Corp | 半導体装置の製造方法および製造装置 |
JP2005228794A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | チップ製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009063825A1 (ja) * | 2007-11-16 | 2009-05-22 | Tokyo Seimitsu Co., Ltd. | ウェーハ処理装置 |
EP2680322A1 (en) * | 2012-06-28 | 2014-01-01 | Nitto Denko Corporation | Method of manufacturing an led |
JP2015233066A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 株式会社ディスコ | 板状物の分割方法 |
CN106169444A (zh) * | 2015-05-20 | 2016-11-30 | 英飞凌科技股份有限公司 | 分段式边缘保护屏蔽件 |
US10622218B2 (en) | 2015-05-20 | 2020-04-14 | Infineon Technologies Ag | Segmented edge protection shield |
CN106169444B (zh) * | 2015-05-20 | 2020-10-27 | 英飞凌科技股份有限公司 | 分段式边缘保护屏蔽件 |
JP2019520712A (ja) * | 2016-07-13 | 2019-07-18 | ユニバーサル インスツルメンツ コーポレーションUniversal Instruments Corporation | モジュール式ダイ取扱いシステム |
JP7090066B2 (ja) | 2016-07-13 | 2022-06-23 | ユニバーサル インスツルメンツ コーポレーション | モジュール式ダイ取扱いシステム |
CN112645051A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-13 | 歌尔光学科技有限公司 | 一种照射解胶设备 |
CN114267607A (zh) * | 2022-03-01 | 2022-04-01 | 江苏京创先进电子科技有限公司 | 一种搬运装置、晶圆加工设备及晶圆共心调整方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4599631B2 (ja) | 板状部材の分割方法及び分割装置 | |
JP2007235069A (ja) | ウェーハ加工方法 | |
US8016973B2 (en) | Film bonding method, film bonding apparatus, and semiconductor device manufacturing method | |
JP2007235068A (ja) | ウェーハ加工方法 | |
JP2007214457A (ja) | ウェーハ加工装置及び方法 | |
JP2007201179A (ja) | ウェーハマウント装置及びウェーハマウント方法 | |
JP2008294191A (ja) | ウエーハの分割方法 | |
JP5604186B2 (ja) | 加工装置 | |
JP2004079746A (ja) | チップ製造方法 | |
JP2007242787A (ja) | ウエーハの分割方法 | |
JP2005064230A (ja) | 板状物の分割方法 | |
CN110783185B (zh) | 芯片制造方法 | |
CN112400217A (zh) | 基板处理系统和基板处理方法 | |
JP2011091293A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
KR102198116B1 (ko) | 웨이퍼의 가공 방법 | |
JP2022075786A (ja) | 搬送装置、および基板処理システム | |
JP2007134510A (ja) | ウェーハマウンタ装置 | |
JP4505789B2 (ja) | チップ製造方法 | |
KR20180048376A (ko) | 웨이퍼의 가공 방법 | |
JP2005332931A (ja) | ウェーハマウンタ | |
JP5192999B2 (ja) | イオン化エア供給プログラム | |
JP2008147505A (ja) | チャックテーブルの清掃装置を備えた加工機 | |
JP2014011381A (ja) | ウエーハの加工方法 | |
JP4362755B2 (ja) | 板状部材の分割方法及び分割装置 | |
JP2005276987A (ja) | 極薄チップの製造プロセス及び製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20081212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20101021 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110401 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120706 |