JP2007200486A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007200486A
JP2007200486A JP2006019415A JP2006019415A JP2007200486A JP 2007200486 A JP2007200486 A JP 2007200486A JP 2006019415 A JP2006019415 A JP 2006019415A JP 2006019415 A JP2006019415 A JP 2006019415A JP 2007200486 A JP2007200486 A JP 2007200486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
holder
optical element
movable
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006019415A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Fujiwara
勝巳 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2006019415A priority Critical patent/JP2007200486A/ja
Publication of JP2007200486A publication Critical patent/JP2007200486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】厚さを薄くしても適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】第1のホルダHD1の周囲面HD1dと、第2のホルダHD2の周囲面HD2dとは光軸方向に対向している。従って、レンズL1の光学面L1aとレンズL2の光学面L2aとの間には、第1のホルダHD1又は第2のホルダHD2が存在しておらず、駆動装置DRにより、光学面同士が接触する直前まで、レンズL1に対しレンズL2を移動させることができる。これにより、通過する光束における発散角の、可動レンズL2の移動量に対する変化度合いを高めることができて、可動レンズL2の移動量を小さく抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に薄形であって光情報記録媒体に対して適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、情報の記録/再生を行える高密度光ディスクシステムの研究・開発が急速に進んでいる。一例として、NA0.85、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるBlu−ray Disc(BD)では、DVD(NA0.6、光源波長650nm、記憶容量4、7GB)と同じ大きさである直径12cmの光ディスクに対して、1面あたり20〜30GBの情報の記録が可能であり、又、NA0.65、光源波長405nmの仕様で情報記録/再生を行う光ディスク、いわゆるHD DVDでは、直径12cmの光ディスクに対して、1面あたり15〜20GBの情報の記録が可能である。以下、本明細書では、このような光ディスクを「高密度DVD」と呼ぶ。
ところで、このような高密度DVDに対して適切に情報を記録/再生できるというだけでは、光ピックアップ装置の製品としての価値は十分なものとはいえない。現在において、多種多様な情報を記録したDVDやCDが販売されている現実をふまえると、高密度DVDに対して適切に情報を記録/再生できるだけでは足らず、例えばユーザーが所有している従来のDVD或いはCDに対しても同様に適切に情報を記録/再生できるようにすることが、互換タイプの光ピックアップ装置として製品の価値を高めることに通じるのである。このような背景から、互換タイプの光ピックアップ装置に用いる光学系は、低コストで簡素な構成を有することは勿論であり、それに加えて高密度DVD、従来のDVD、CDいずれに対しても、適切に情報を記録/再生するために良好なスポットを得ることが望まれている。又、DVDとCDとに対して互換可能に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置も実用化されているが、現在の構成に対して更なる小型化、薄形化、低コスト化等が望まれている。特に、ノート型パソコンなどにおいては、製品の競争力を高めるべく、それに搭載する光ピックアップ装置の薄形化が切望されているという実情がある。
ここで、特許文献1には、使用する光ディスクに応じて、コリメータ光学系のレンズを光軸方向に移動させ、通過する光束の発散角を変えることで、かかる球面収差を補正した状態で、情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置が開示されている。かかるコリメータ光学系のレンズは、比較的低コストで、小型の構造の駆動手段を用いて駆動されている。
特開2005−302118号公報
ところで、光ピックアップ装置を極めて薄く構成しようとすると、コリメータ光学系の可動レンズをどのように保持するかが問題となる。又、光ピックアップ装置のコンパクト化を図るため、可動レンズの移動量を小さく抑えるには、通過する光束における発散角の、可動レンズの移動量に対する変化度合いを高める必要がある。それには、可動レンズと固定レンズの最近接距離をなるべく小さく抑えた方が好ましいが、かかる場合、可動レンズ等のホルダをどのような形状にするかが問題となっている。
本発明は、かかる問題点に鑑みて成されたものであり、厚さを薄くしても適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光ピックアップ装置は、光源からの光束を第1の光学素子及び第2の光学素子を介して対物レンズに入射させ、前記対物レンズから異なる種類の光情報記録媒体の情報記録面に集光することによって情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において、
前記第1の光学素子を保持する第1のホルダと、
前記第2の光学素子を保持する第2のホルダと、
前記第1のホルダと前記第2のホルダとを相対移動させる駆動手段と、を有し、
前記第1のホルダにおける前記第1の光学素子周囲の周囲面に対して、前記第1の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、且つ前記第2のホルダにおける前記第2の光学素子周囲の周囲面に対して、前記第2の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、
前記第1のホルダの前記周囲面と、前記第2ホルダの前記周囲面とは対向していることを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置によれば、前記第1のホルダにおける前記第1の光学素子の周囲面に対して、前記第1の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、且つ前記第2のホルダにおける前記第2の光学素子の周囲面に対して、前記第2の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、前記第1のホルダの前記周囲面と、前記第2ホルダの前記周囲面とは対向しているので、前記第1の光学素子の光学面と前記第2の光学素子の光学面との間には、前記第1のホルダ又は前記第2のホルダが存在しておらず、従って光学面同士が接触する直前まで両者を相対移動させることができる。これにより、通過する光束における発散角の、可動レンズの移動量に対する変化度合いを高めることができて、可動レンズの移動量を小さく抑えることができる。
請求項2に記載のに記載の光ピックアップ装置は、請求項1に記載の発明において、前記駆動手段により、前記第1のホルダと前記第2のホルダを、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子が相対的に近づく方向に移動させたとき、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とが当接する前に、前記第1のホルダと前記第2のホルダが当接することを特徴とするので、前記光学素子同士の接触による光学面の損傷を防止することができ、また、前記ホルダに対して前記光学素子の固定状態が変化してしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の光ピックアップ装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記駆動手段は、伸び方向と縮み方向とで速度を変えて繰り返し伸縮する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の伸縮のパターンに応じて所定方向に移動する、前記第1の光学素子又は前記第2の光学素子に連結された可動部とを有することを特徴とするので、簡素な構成で前記第1のホルダと前記第2のホルダとを相対移動させることができる。
請求項4に記載の光ピックアップ装置は、光源からの光束を可動光学素子を介して対物レンズに入射させ、前記対物レンズから異なる種類の光情報記録媒体の情報記録面に集光することによって情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において、
前記可動光学素子を保持する可動ホルダと、
前記可動ホルダを移動させるように駆動する駆動手段と、を有し、
前記可動光学素子は、光学面と、それより光軸直交方向外方に形成されたフランジ部とを有し、前記フランジ部は、前記可動光学素子の光軸を挟んで設けられ且つ該光軸と平行な一対の平面と、それに続く外周面とから形成され、
前記可動ホルダは、前記外周面を保持することを特徴とする。
本発明の光ピックアップ装置によれば、前記可動光学素子は、光学面と、それより光軸直交方向外方に形成されたフランジ部とを有し、前記フランジ部は、前記可動光学素子の光軸を挟んで設けられ且つ該光軸と平行な一対の平面と、それに続く外周面とから形成され、前記可動ホルダは、前記外周面を保持するので、情報記録及び/又は再生用の光束が通過することのない支持用のフランジ部のサイズを極力小さくすることで、前記可動光学素子の光学特性を損なうことなくコンパクトな光ピックアップ装置を提供することができる。
請求項5に記載の光ピックアップ装置は、請求項4に記載の発明において、前記可動ホルダは、前記可動光学素子の前記フランジ部の平面の少なくとも一部を露出させていることを特徴とするので、周囲部品を前記平面に近い位置まで近づけることで、光ピックアップ装置のコンパクト化を図ることができる。
請求項6に記載の光ピックアップ装置は、請求項4又は5に記載の発明において、前記可動ホルダにおいて、前記可動光学素子の前記フランジ部の外周面を保持する部位は、前記可動光学素子の前記フランジ部の平面が光軸方向に重合する位置又は前記フランジ部の平面よりも光軸に近い位置に設けられた架橋部により連結されていることを特徴とするので、かかる架橋部を前記平面の光軸直交方向外側に設ける場合に比べて、光ピックアップ装置のコンパクト化を図ることができる。
請求項7に記載の光ピックアップ装置は、請求項4〜6のいずれかに記載の発明において、前記駆動手段は、伸び方向と縮み方向とで速度を変えて繰り返し伸縮する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の伸縮のパターンに応じて所定方向に移動する、前記可動ホルダに連結された可動部とを有することを特徴とするので、簡素な構成で前記可動ホルダを移動させることができる。
本発明によれば、厚さを薄くしても適切に情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる光ピックアップ装置の斜視図である。保護層の厚さが異なる光情報記録媒体であるBD又はHD DVD、DVD及びCDに対して適切に情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置PUにおいて、平行するメインレールMRとサブレールSRとに係合し、不図示のアクチュエータにより移動可能に支持されたキャリヤCYを有する。光ピックアップ装置PUは、キャリヤCY上に搭載された、波長λ1の光束を出射できる第1半導体レーザLD1と、波長λ2の光束を出射できる第2半導体レーザ及び波長λ3の光束を出射できる第3半導体レーザとを搭載した2レーザ1パッケージ2L1Pと、カップリングレンズCLと、ダイクロイックプリズムDPと、偏光ビームスプリッタPBSと、λ/4波長板QWPと、モニタレンズMLと、モニタディテクタMDと、レンズ(第1の光学素子)L1及びレンズ(第2の光学素子又は可動光学素子)L2からなるエキスパンダレンズEXPと、反射光学素子である立ち上げミラーMと、アクチュエータACTにより駆動可能に保持された対物レンズOBJと、円筒状の調整部材AMに支持されたサーボレンズSLと、プリズムPSと、光検出器PDとを含む。
可動光学素子であるレンズL2は、駆動装置(駆動手段ともいう)DRにより、キャリヤCYに固定されたレンズL1に対して光軸方向に移動される。
図2は、図1の光ピックアップ装置PUから駆動装置DRを取り出して示す斜視図である。図3、4は、レンズL1,L2の周辺を示す拡大斜視図である。図2において、円筒状の圧電素子PZは、図2で手前側の端部に固定部FXをばね板SPを介して、第1のホルダHD1に取り付けており、図2で奥側の端部を駆動軸DSに連結している。駆動軸DSは、第2のホルダ(可動ホルダ)HD2の一端に所定の摩擦力で係合している。第2のホルダHD2の他端は、駆動軸DSと平行となるようにして、第1のホルダHD1に固定されたガイド軸GSに係合している。略L字形状の第1のホルダHD1は、キャリヤCY(図1)に取り付けられ、レンズL1を保持する保持部HD1aを有している。同様に略L字形状の第2のホルダHD2は、レンズL2を保持する保持部HD2aを有している。
図3において、第1の光学素子であるレンズL1は、光学面L1aと、それより光軸直交方向外方に配置されたフランジ部L1bとを有している。フランジ部L1bは、光学面L1aの光軸を挟んで図3で上下に設けられ且つ該光軸と平行な一対の平面L1cと、それらの両端を接続する一対の外周面L1dとから形成されている。レンズL1を保持する保持部HD1aは、光学面L1aに対向する位置で開口する孔HD1bと、孔HD1bの両側において、外周面L1dを接着剤を介して固定保持する一対の内周面HD1cと、内周面HD1cと交差し光軸直交方向に延在する一対の周囲面HD1dと、を有している。周囲面HD1dに対して、レンズL1の光学面L1aは、図3で手前側(レンズL2側)に突き出している。なお、孔HD1bと、保持部HD1aの上下面間の厚さは薄くなっており、これを架橋部HD1e(図4参照)と呼ぶ。架橋部HD1eは、レンズL1の外周面L1dを保持する内周面HD1cが設けられた2つの部位を連結する機能を有するが、レンズL1のフランジ部L1bの平面L1cと光軸方向に重合する位置又は平面L1cよりも光軸に近い位置に設けられていると、光学面L1aを通過する光束を妨げることなく、よりコンパクトな構成を実現できるので好ましい。架橋部HD1eは、フランジ部L1bの平面L1cに対向する位置に切欠HD1fを形成しており、平面L1cの一部を露出させている。
図4において、第2の光学素子及び可動光学素子であるレンズL2は、光学面L2aと、それより光軸直交方向外方に配置されたフランジ部L2bとを有している。フランジ部L2bは、光学面L2aの光軸を挟んで図3で上下に設けられ且つ該光軸と平行な一対の平面L2cと、それらの両端を接続する一対の外周面L2dとから形成されている。レンズL2を保持する保持部HD2aは、光学面L2aに対向する位置で開口する孔HD2bと、孔HD2bの両側において、外周面L2dを接着剤を介して固定保持する一対の内周面HD2cと、内周面HD2cと交差し光軸直交方向に延在する一対の周囲面HD2dと、を有している。周囲面HD2dに対して、レンズL2の光学面L2aは、図4で手前側(レンズL1側)に突き出している。なお、孔HD2bと、保持部HD2aの上下面間の厚さは薄くなっており、これを架橋部HD2e(図3参照)と呼ぶ。架橋部HD2eは、レンズL2の外周面L2dを保持する内周面HD2cが設けられた2つの部位を連結する機能を有するが、レンズL2のフランジ部L2bの平面L2cと光軸方向に重合する位置又は平面L2cよりも光軸に近い位置に設けられていると、光学面L2aを通過する光束を妨げることなく、よりコンパクトな構成を実現できるので好ましい。架橋部HD2eは、フランジ部L2bの平面L2cに対向する位置に切欠HD2fを形成しており、平面L2cの一部を露出させている。
第1のホルダHD1の周囲面HD1dと、第2のホルダHD2の周囲面HD2dとは光軸方向に対向している。従って、レンズL1の光学面L1aとレンズL2の光学面L2aとの間には、第1のホルダHD1又は第2のホルダHD2が存在しておらず、駆動装置DRにより、光学面同士が接触する直前まで、レンズL1に対しレンズL2を移動させることができる。これにより、通過する光束における発散角の、可動レンズL2の移動量に対する変化度合いを高めることができて、可動レンズL2の移動量を小さく抑えることができる。
なお、光学面同士が接触する直前まで、レンズL1に対しレンズL2を移動させたとき、光学面同士が当接せず(当接する前に)に、第1のホルダHD1の当接面HD1gと第2のホルダHD2の当接面HD2gとが当接する構成とすると、光学面同士が当接しないので、光学面の損傷を防止することができ、また、ホルダに対する光学素子の固定状態が変化してしまうことを防止することができて好ましい。また、当接面同士が当接する位置を、光学面同士の最近接時の位置決めとして利用することもできる。
更に、第1のホルダHD1は、レンズL1の一対の外周面L1dのみを保持し、且つ平面L1cに対向する位置に切欠HD1fを有しているので、レンズL1の保持を確保しつつ上下方向に極力寸法を抑えた構成となっている。又、第2のホルダHD2は、レンズL2の一対の外周面L2dのみを保持し、且つ平面L2cに対向する位置に切欠HD2fを有しているので、レンズL2の保持を確保しつつ上下方向に極力寸法を抑えた構成となっている。これによりコンパクトな光ピックアップ装置を提供することができる。
次に、駆動装置DRの駆動原理を図面を参照して説明する。図5は、駆動装置DRの概略構成図であるが、圧電素子の歪み量は実際より誇張して示している。図2において、電気機械変換素子である圧電素子PZは、固定部FXを介して一端(左端)側をキャリヤCY(図1)に固定しており、他端(右端)には駆動軸(駆動部材ともいう)DSを取り付けている。駆動軸DSは、レンズL2を保持するホルダ(可動部材ともいう)HD2に設けられた開口EHa内に挿通されており、ある程度の摩擦力で接している。
圧電素子PZは、PZT(ジルコン・チタン酸鉛)などで形成された圧電セラミックスを積層してなる。圧電セラミックスは、その結晶格子内の正電荷の重心と負電荷の重心とが一致しておらず、それ自体分極していて、その分極方向に電圧を印加すると伸びる性質を有している。しかし、圧電セラミックスのこの方向への歪みは微小であり、この歪み量により被駆動部材を駆動することは困難であるため、図6に示すように、複数の圧電セラミックスPEを積み重ねてその間に電極Cを並列接続した構造の積層型圧電素子PZが実用可能なものとして提供されている。本実施の形態では、この積層型圧電素子PZを駆動源として用いている。
次に、この駆動装置DRによるレンズL2の駆動方法について説明する。一般に、積層型圧電素子PZは、電圧印加時の変位量は小さいが、発生力は大でその応答性も鋭い。したがって、図6(a)に示すように立ち上がりがゆっくりで立ち下がりが鋭い略鋸歯状波形のパルス電圧を印加すると、圧電素子PZは、パルスの立ち上がり時にゆっくり伸び、立ち下がり時にそれよりも急激に縮む。したがって、図5(a)に示す状態から、圧電素子PZがゆっくり伸長すると、駆動軸DSの移動と共に、摩擦力で結合されたホルダHD2も移動するため、ホルダHD2に保持されたレンズL2も光軸方向に移動する(図5(b)参照)。しかし、圧電素子PZが急激に縮むと、ホルダHD2の慣性により、駆動軸DSとホルダHD2との間の摩擦力を超えて両者の相対移動が生じるので、駆動軸DSは移動してもホルダHD2はその場に留まることとなる(図5(c)参照)。これにより、圧電素子PZに1パルス与えて1ストローク駆動させることにより、ホルダHD2を距離Δだけ移動させることができる。従って、圧電素子PZをnストローク駆動させると、距離n×ΔだけレンズL1を光軸方向に移動させることができる。尚、以上より明らかであるが、図7(b)に示すように電圧の立ち上がりが急激で、立ち下がりがゆっくりしたパルスを印加すれば、ホルダHD2とレンズL2を逆の方向へ移動させることができる。このように駆動装置DRは、圧電素子PZを伸び方向と縮み方向とで速度を変えて繰り返し伸縮させることで、レンズL2を任意の位置へと駆動できる。
図8は、本実施の形態にかかるアクチュエータACTの斜視図である。ヨークを兼ねた板状のベース1は、光ピックアップ装置PUのキャリヤCY(図1)に固定される。ベース1上には、筐体2が固定されている。筐体2の図8で手前側には、ベース基板3が取り付けられている。ベース基板3には、片側で3本ずつ、合計6本のワイヤ4の一端が固定されており、各側のワイヤ4は、上下方向に等間隔で平行に並べられ且つベース1に沿って延在している。ワイヤ4の他端は、ホルダ5の側面に、ホルダ基板14を介して半田固定されている。ワイヤ4は、ベース1に対してホルダ5を移動可能に支持する機能と、不図示の配線が接続されるベース基板3から、後述するコイルに対して給電するための機能とを有する。なお、筐体2内には、ワイヤ4のダンピング効果のあるジェル(不図示)が充填されている。
樹脂製のホルダ5は、略五角形の板状を有しており、図8で奥側の円形開口(不図示)内に対物レンズ6を装着している。この対物レンズ6は、光ピックアップ装置において、光ディスクの情報記録面にレーザ光束を集光するために用いられる。又、ホルダ5は、図8で手前側に2つの矩形開口5a、5bを形成しており、更に矩形開口5a、5bに隣接してバランサ5cを有している。なお、ホルダ5は、対物レンズ6側と、それと反対側との間を、矩形開口5aの両側に配置された柱部5d、5eとで連結し、且つ矩形開口5bの両側に配置された柱部5e、5fとで連結しているともいえる。かかる構成を有しているので、矩形開口5a、5bの断面積を比較的大きく確保しても、ホルダ5の剛性を高く確保できる。又、中央の共通する柱部5eの中央軸線は、対物レンズ6の光軸(その延長線を含む)と交差していると、ホルダ5の良好なバランスを得ることができる。
矩形開口5a内には、ヨーク7A、8Aにそれぞれ裏打ちされた一対の磁石9A,10Aが、磁石間の磁界の向きが矢印D1に沿うように対向配置されている。磁石9Aとヨーク7Aの周囲を巻回するようにして第1コイル群G1(内側コイル12Aと外側コイル13A)が配置されている。第1コイル群G1と磁石10Aとの間には、第1コイル群G1と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル11Aが配置されている。
一方、矩形開口5b内には、ヨーク7B、8Bにそれぞれ裏打ちされた一対の磁石9B,10Bが、磁石間の磁界の向きが矢印D1に沿うように対向配置されている。磁石9Bとヨーク7Bの周囲を巻回するようにして第2コイル群G2(内側コイル12Bと外側コイル13B)が配置されている。第2コイル群G2と磁石10Bとの間には、第2コイル群G2と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル11Bが配置されている。第1コイル群G1は、その両側を保持する保持体15Aを介して矩形開口5aに取り付けられており、第2コイル群G2は、その両側を保持する保持体15Bを介して矩形開口5bに取り付けられている。
図1において、駆動装置DRの圧電素子PZは、対物レンズOBJの光軸を含み、且つ立ち上げミラーMへの入射光束の軸線に直交する面で光ピックアップ装置PUを分断したときに、アクチュエータACT側に配置されている。又、圧電素子PZは、対物レンズOBJの光軸と、立ち上げミラーMへの入射光束の軸線とを含む面で光ピックアップ装置PUを分断したときに、光ディスクの回転軸線Xとは反対側に配置されている。光ピックアップ装置PUの厚さ(回転軸線Xに沿った方向の厚さを言う)は10mm以下である。
図示していない第1の光ディスク(例えばBD又はHD DVD)に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、図1の光ピックアップ装置PUにおいて、光源波長350〜450nmの半導体レーザLD1(第1の光源)から出射された光束は、ダイクロイックプリズムDPで反射され、偏光ビームスプリッタPBSを通過して、λ/4波長板QWPを通過し、エキスパンダーレンズEXPのレンズL1を通過し、駆動装置DRにより第1の位置に移動させられたレンズL2を通過して略平行光束に変換された後、立ち上げミラーMに入射する。なお、偏光ビームスプリッタPBSで反射した光束の一部は、モニタレンズMLを通過して、モニタディテクタMDに入射し、レーザパワーの監視に用いられる。
立ち上げミラーMに入射した光束は、そこで反射され、対物レンズOBJに入射して、ここから第1の光ディスクの情報記録面(保護層の厚さ0.1mm又は0.6mm)に集光される。
情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJを通過し、立ち上げミラーMで反射された後、エキスパンダーレンズEXPのレンズL2、L1を通過し、λ/4波長板QWPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、サーボレンズSLと、調整部材AMの内部を通過して、プリズムPS内を反射されて、光検出器PDの受光面に集光される。この光検出器PDの出力信号を用いて、第1の光ディスクに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいてアクチュエータACTによる対物レンズのフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、チルト調整動作が行われる。
アクチュエータACTの具体的な動作について説明する。図8において、ワイヤ4を介して給電されたとき、外側コイル13A、13Bには、同じ電流値で同じ方向(ここでは時計回り)に電流が流れ、磁界の向きは矢印D1の向きであるため、フレミングの左手の法則により、外側コイル13Aには、図で上方に向かう磁力が生じ、外側コイル13Bには、図で上方に向かう磁力が生じる。従って、第1コイル群G1と第2コイル群G2が固定されたホルダ5は、図で上方に移動することなり、それにより対物レンズ6を光軸方向に移動させることでフォーカシング動作を実現することができる。なお、電流の向きを逆にすれば、ホルダ5は下方に移動する。
一方、内側コイル12Aには、時計回りの方向に電流を流し、内側コイル12Bには、反時計回りの方向に電流を流すと、フレミングの左手の法則により、内側コイル12Aには、図で上方に向かう磁力が生じ、内側コイル12Bには、図で下方に向かう磁力が生じる。従ってホルダ5には、その中心軸線回りにモーメントが作用することとなる。かかるモーメントを用いて、ホルダ5を傾けることで、対物レンズ6のチルト調整を行うことができる。なお、磁石間の磁界の向きを矢印D2の向きとして、内側コイル12A、12Bの電流の流れる方向を同じ時計回りにし、外側コイル13A、13Bの電流の流れる方向を異ならせる磁気回路の構成としてもよい。
更に、トラッキングコイル11A、11Bに電流を流すことで、ホルダ5を対物レンズ6と共に、光軸に直交する方向に移動可能となっており、それによりトラッキング動作を行うことができる。
また、第1の光ディスクの保護層の厚さのばらつきに応じて、あるいは多層ディスクへの情報記録及び/又は再生時の層間移動時に、駆動装置DRによりレンズL2の位置を微調整することで、情報記録面の集光スポットの球面収差を補正することができ、より良好な情報の記録及び/又は再生を行うことが可能である。
図示していない第2の光ディスク(例えばDVD)に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、図1の光ピックアップ装置PUにおいて、光源波長600〜700nmの半導体レーザ(第2の光源)から出射された光束は、2レーザ1パッケージ2L1Pから出射され、カップリングレンズCLを通過することで発散角を変更され、ダイクロイックプリズムDPと、偏光ビームスプリッタPBSを通過して、λ/4波長板QWPを通過し、エキスパンダーレンズEXPのレンズL1を通過し、駆動装置DRにより第2の位置に移動させられたレンズL2を通過して略平行光束に変換された後、立ち上げミラーMに入射する。なお、偏光ビームスプリッタPBSで反射した光束の一部は、モニタレンズMLを通過して、モニタディテクタMDに入射し、レーザパワーの監視に用いられる。
立ち上げミラーMに入射した光束は、そこで反射され、対物レンズOBJに入射して、ここから第2の光ディスクの情報記録面(保護層の厚さ0.6mm)に集光される。
情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJを通過し、立ち上げミラーMで反射された後、エキスパンダーレンズEXPのレンズL2、L1を通過し、λ/4波長板QWPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、サーボレンズSLと、調整部材AMの内部を通過して、プリズムPS内を反射されて、光検出器PDの受光面に集光される。この光検出器PDの出力信号を用いて、第2の光ディスクに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいてアクチュエータACTによる対物レンズのフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、チルト調整動作が行われる。
また、第2の光ディスクの保護層の厚さのばらつきに応じて、あるいは多層ディスクへの情報記録及び/又は再生時の層間移動時に、駆動装置DRによりレンズL2の位置を微調整することで、情報記録面の集光スポットの球面収差を補正することができ、より良好な情報の記録及び/又は再生を行うことが可能である。
図示していない第3の光ディスク(例えばCD)に対して情報の記録及び/又は再生を行う場合、図1の光ピックアップ装置PUにおいて、光源波長700〜800nmの半導体レーザ(第3の光源)から出射された光束は、2レーザ1パッケージ2L1Pから出射され、カップリングレンズCLを通過することで発散角を変更され、ダイクロイックプリズムDPと、偏光ビームスプリッタPBSを通過して、λ/4波長板QWPを通過し、エキスパンダーレンズEXPのレンズL1を通過し、駆動装置DRにより第3の位置に移動させられたレンズL2を通過して有限発散光束に変換された後、立ち上げミラーMに入射する。なお、偏光ビームスプリッタPBSで反射した光束の一部は、モニタレンズMLを通過して、モニタディテクタMDに入射し、レーザパワーの監視に用いられる。
立ち上げミラーMに入射した光束は、そこで反射され、対物レンズOBJに入射して、ここから第3の光ディスクの情報記録面(保護層の厚さ1.2mm)に集光される。
情報記録面で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物レンズOBJを通過し、立ち上げミラーMで反射された後、エキスパンダーレンズEXPのレンズL2、L1を通過し、λ/4波長板QWPを通過し、偏光ビームスプリッタPBSで反射され、サーボレンズSLと、調整部材AMの内部を通過して、プリズムPS内を反射されて、光検出器PDの受光面に集光される。この光検出器PDの出力信号を用いて、第3の光ディスクに情報記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器PD上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行う。この検出に基づいてアクチュエータACTによる対物レンズのフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、チルト調整動作が行われる。
本実施の形態によれば、駆動装置DRの圧電素子PZは、対物レンズOBJの光軸を含み、且つ立ち上げミラーMへの入射光束の軸線に直交する面で光ピックアップ装置PUを分断したときに、アクチュエータACT側に配置されているので、対物レンズOBJとレーザ光源LD1又は2L1Pとの間にある光学素子を、圧電素子PZから離すことができ、部材間の隙間を減少させた場合でも、熱の影響が及ばないようにできる。又、圧電素子PZは、対物レンズOBJの光軸と、立ち上げミラーMへの入射光束の軸線とを含む面で光ピックアップ装置PUを分断したときに、光ディスクの回転軸線Xとは反対側に配置されているので、光ディスクを回転させるスピンドルモータSMとの干渉を回避でき、光ピックアップ装置における光ディスクの回転軸中心方向へのアクセス可能な範囲を広げることができる。
図9は、駆動装置DRの変形例を示す図である。図9の駆動装置DRにおいては、駆動軸DSの一端にホルダHD1を介してレンズL1が固定されている。一方、駆動軸DSの他端には、電気機械変換素子である圧電素子PZが固定されている。圧電素子PZは、駆動部である駆動軸DSのみに取り付けられている。レンズL2が取り付けられたL字状のホルダHD2には、板ばねSPGが取り付けられ、駆動軸DSの外周をホルダHD2に向かって付勢している。本実施の形態においても、圧電素子PZに、図7に示すようなパルス状の電圧を印加することで、ホルダHD2を軸線方向に任意の量だけ移動させることができる。なお、このような駆動装置については、特開2002−95274号公報、特開2002−300789号公報、特開2002−300790号公報、特開2003−33053号公報等に詳細に開示されている。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
本実施の形態にかかる光ピックアップ装置の斜視図である。 図1の光ピックアップ装置PUから駆動装置DRを取り出して示す斜視図である。 対物レンズ側から見たレンズL1,L2の周辺を示す拡大斜視図である。 光源側から見たレンズL1,L2の周辺を示す拡大斜視図である。 本実施の形態の駆動装置DRの概略構成図である。 複数の圧電セラミックスPEを積み重ねてその間に電極Cを並列接続した構造の積層型圧電アクチュエータPZを示す斜視図である。 圧電アクチュエータPZに印加される電圧パルスの波形を示す図である。 本実施の形態にかかるアクチュエータACTの斜視図である。 変形例にかかる駆動装置DRの概略構成図である。
符号の説明
1 ベース
2 筐体
2L1P 2レーザ1パッケージ
3 ベース基板
4 ワイヤ
5 ホルダ
5a 矩形開口
5b 矩形開口
5c バランサ
5d 柱部
5e 柱部
5f 柱部
6 対物レンズ
7A ヨーク
7B ヨーク
8A ヨーク
8B ヨーク
9A 磁石
9B 磁石
10A 磁石
10B 磁石
11A トラッキングコイル
11B トラッキングコイル
12A 内側コイル
12B 内側コイル
13A 外側コイル
13B 外側コイル
14 ホルダ基板
15A 保持体
15B 保持体
ACT アクチュエータ
AM 調整部材
C 電極
CL カップリングレンズ
CY キャリヤ
D1,D2 磁界の向き
DP ダイクロイックプリズム
DR 駆動装置
DS 駆動軸
EHa 開口
EXP エキスパンダーレンズ
FX 固定部
G1 第1コイル群
G2 第2コイル群
HD1 第1のホルダ
HD1a 保持部
HD1b 孔
HD1c 内周面
HD1d 周囲面
HD1e 架橋部
HD1f 切欠
HD1g 当接面
HD2 第2のホルダ
HD2a 保持部
HD2b 孔
HD2c 内周面
HD2d 周囲面
HD2e 架橋部
HD2f 切欠
HD2g 当接面
L1 レンズ
L1a 光学面
L1b フランジ部
L1c 平面
L1d 外周面
L2 レンズ
L2 可動レンズ
L2a 光学面
L2b フランジ部
L2c 平面
L2d 外周面
LD1 半導体レーザ
SM スピンドルモータ
SR サブレール
M ミラー
MD モニタディテクタ
ML モニタレンズ
MR メインレール
OBJ 対物レンズ
PBS 偏光ビームスプリッタ
PD 光検出器
PE 圧電セラミックス
PS プリズム
PU 光ピックアップ装置
PZ 圧電素子
QWP λ/4波長板
SL サーボレンズ
SPG 板ばね
X 回転軸線

Claims (7)

  1. 光源からの光束を第1の光学素子及び第2の光学素子を介して対物レンズに入射させ、前記対物レンズから異なる種類の光情報記録媒体の情報記録面に集光することによって情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において、
    前記第1の光学素子を保持する第1のホルダと、
    前記第2の光学素子を保持する第2のホルダと、
    前記第1のホルダと前記第2のホルダとを相対移動させる駆動手段と、を有し、
    前記第1のホルダにおける前記第1の光学素子周囲の周囲面に対して、前記第1の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、且つ前記第2のホルダにおける前記第2の光学素子周囲の周囲面に対して、前記第2の光学素子の光学面の少なくとも一部が光軸方向に突出しており、
    前記第1のホルダの前記周囲面と、前記第2ホルダの前記周囲面とは対向していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記駆動手段により、前記第1のホルダと前記第2のホルダを、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子が相対的に近づく方向に移動させたとき、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とが当接する前に、前記第1のホルダと前記第2のホルダが当接することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記駆動手段は、伸び方向と縮み方向とで速度を変えて繰り返し伸縮する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の伸縮のパターンに応じて所定方向に移動する、前記第1の光学素子又は前記第2の光学素子に連結された可動部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 光源からの光束を可動光学素子を介して対物レンズに入射させ、前記対物レンズから異なる種類の光情報記録媒体の情報記録面に集光することによって情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置において、
    前記可動光学素子を保持する可動ホルダと、
    前記可動ホルダを移動させるように駆動する駆動手段と、を有し、
    前記可動光学素子は、光学面と、それより光軸直交方向外方に形成されたフランジ部とを有し、前記フランジ部は、前記可動光学素子の光軸を挟んで設けられ且つ該光軸と平行な一対の平面と、それに続く外周面とから形成され、
    前記可動ホルダは、前記外周面を保持することを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 前記可動ホルダは、前記可動光学素子の前記フランジ部の平面の少なくとも一部を露出させていることを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記可動ホルダにおいて、前記可動光学素子の前記フランジ部の外周面を保持する部位は、前記可動光学素子の前記フランジ部の平面が光軸方向に重合する位置又は前記フランジ部の平面よりも光軸に近い位置に設けられた架橋部により連結されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記駆動手段は、伸び方向と縮み方向とで速度を変えて繰り返し伸縮する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の伸縮のパターンに応じて所定方向に移動する、前記可動ホルダに連結された可動部とを有することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の光ピックアップ装置。

JP2006019415A 2006-01-27 2006-01-27 光ピックアップ装置 Pending JP2007200486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019415A JP2007200486A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006019415A JP2007200486A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007200486A true JP2007200486A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38454928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006019415A Pending JP2007200486A (ja) 2006-01-27 2006-01-27 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007200486A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282243A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243915A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Konica Corp 成形レンズ、成形レンズ金型、成形レンズの製造方法及び光ピックアップ装置
JP2003030890A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sony Corp 光学ヘッド
WO2006006381A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243915A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Konica Corp 成形レンズ、成形レンズ金型、成形レンズの製造方法及び光ピックアップ装置
JP2003030890A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sony Corp 光学ヘッド
WO2006006381A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282243A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3992072B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2006202416A (ja) 光ピックアップ装置
JP2008122594A (ja) レンズ駆動装置
JP4612085B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP4609332B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2007200486A (ja) 光ピックアップ装置
JP2004110971A (ja) 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置、及び光ディスク装置
JP2007200490A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007200487A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005302118A (ja) 光ピックアップ装置
JP4285588B2 (ja) 光ピックアップ装置の製造方法及び光ピックアップ装置
JP2007200488A (ja) 光ピックアップ装置
WO2011064988A1 (ja) 光ピックアップ装置
JP2008140437A (ja) レンズ駆動装置
JP4974850B2 (ja) 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置
JP2005302243A (ja) 光ピックアップ装置及び光源ユニット
JP2009015934A (ja) 光ピックアップ用レンズホルダ及びそれを備えた光ピックアップ
JP2005251245A (ja) 対物レンズ駆動装置、およびこれを用いた光ピックアップ装置
JP3919171B2 (ja) 対物レンズ駆動装置およびそれを備える光ピックアップ装置
JP2009170091A (ja) 光ピックアップ装置及び光源ユニット
JP4753900B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2009146531A (ja) 光ピックアップ用レンズホルダ及びそれを備えた光ピックアップ
JP2010040067A (ja) 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置
JP2008269733A (ja) 光ピックアップ装置及び対物レンズユニット
JP2006252628A (ja) 光ピックアップ装置及び光ピックアップ装置の調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405