JP2007200012A - 車販売管理装置、車販売管理方法および車販売管理システム - Google Patents

車販売管理装置、車販売管理方法および車販売管理システム Download PDF

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靖弘 中村
Masahito Saneto
雅人 實藤
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Abstract

【課題】車の購入時、所定年経過時の将来価格を算出する際、購入者側が予測する利用内容も加味して算出し、また、購入後、所定年経過時までの間、実際の車の利用内容や市場における車の価値の変動を管理して、現実に即した所定年経過時の将来価格を算出する車販売管理装置を提供する。
【解決手段】車の販売情報を管理する車販売情報管理部230、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する車基準情報管理部222、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する車オプション情報管理部223、及び車基準情報および車オプション情報の価値を用いて車販売情報管理部230から選択される車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラム211を管理するプログラム管理部210を備える車販売管理装置102を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インターネットを介して車を販売するシステムに関し、特に当該システムの信頼性を高く設定でき、また、車の将来価値を把握できる車販売管理装置、および車販売管理システムに関する。
近年、インターネットを利用した販売システムが普及しており、新車や中古車あるいはオークション車を販売するシステムが知られている。例えば、オークション車を販売するシステムにおいては、落札された車の所定年経過時の将来価格の予測を行い、また、これを基にして購入者の支払負担を軽減するローン計画を提供する技術が示されている(特許文献1参照)。
特開2003‐99519号公報
具体的に、上記特許文献1は、過去にオークション車として販売された車の属性、評価点、および販売価格を対応付けてオークション車販売履歴として管理している。そして、購入者が車を落札した際には、管理しているオークション車販売履歴を用いて、購入者が落札した車と同一属性および同一評価の車を検索し、該当した車の販売価格の経過情報を参照することにより、所定年経過時の将来価格を予測している。
また、上記特許文献1は、所定年経過時の将来価格を予測した後、購入者の落札した価格、つまりオークション車販売価格と当該所定年経過時の予測した将来価格との差額を購入者の所定年間の支払対象価格としたローン計画も提供している。すなわち、予測した所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これをオークション車販売価格から差し引いた価格を所定年間の支払対象価格とすることにより、購入者の支払負担を軽減し、さらに所定年経過時に当該車の売却を選択できるようにしている。
一方、所定年経過時に購入者が売却を選択した場合には販売者側により買取りが行われる。買取り価格が購入時に予測した将来価格を上回った場合には、販売者側から購入者に差額が返還され、下回った場合には購入者から販売者側に差額を支払うことになる。なお、所定年経過時に購入者が乗り続ける選択をした場合には購入時に予測した将来価格、つまり、据置価格を残りの支払対象価格としている。このように、上記特許文献1では、オークション車販売システムにおいて購入者が落札した車の所定年経過時の将来価格を予測し、これを基にして所定年間のローン計画を立てることができるので、購入者にとって利用しやすいシステムといえる。
しかしながら、上記特許文献1は、オークション車販売履歴において、購入者が落札した車と同一属性および同一評価の車が該当せず、販売価格の経過情報が取得できない場合には所定年経過時の将来価格を予測できない。このような場合には人気の度合いにより将来価格を予測することについて示しているが、その判断基準は曖昧なので、予測される将来価格の信頼性が低く、所定年経過時に販売者側の買取り価格と大きく異なり、購入時のローン計画が崩れるおそれがあり、システムとしての信頼性が低いという問題がある。
また、オークション車販売履歴を用いて、購入者が落札した車と同一属性および同一評価の車が該当し、販売価格の経過情報から将来価格を予測したとしても、所定年経過時に販売者側の買取り価格と大きく異なり、購入時のローン計画が崩れるおそれがあり、システムとしての信頼性が低いという問題がある。すなわち、上記特許文献1においては、購入者が落札した車と同一属性および同一評価の車のオークション販売履歴のみを用いて所定年経過時の将来価格を算出しており、利用内容については一切考慮されていないという問題がある。
一方、所定年経過時に販売者側が買い取りを行う際には、本来、所定年間の利用内容が考慮されるべきであるが、利用内容の履歴は不明確で保証されていないため、実際は車の現状態のみを点検することにより買取り価格が決定されている。このため、買取り価格の信頼性が低いばかりか、車の質そのものが保証されず、システムとしての信頼性が低いという問題がある。
その他、市場における車の価値は常に変動するものであり、この影響によっても購入時に予測した所定年経過時の将来価格が買取り価格と大きく異なり、購入時のローン計画が崩れるおそれもあり得る。
本発明は、こうした問題に着目し、購入時、所定年経過時の将来価格を算出する際、購入者側が予測する利用内容も加味して算出し、また、購入後、所定年経過時までの間、実際の車の利用内容や市場における車の価値の変動を管理して、現実に即した所定年経過時の将来価格を算出することにより、所定年経過時、販売者側により決定する買取り価格と大きく異ならず、購入時のローン計画を崩さないようにする車販売管理装置、および当該サーバにより信頼性を高く設定できる車販売管理システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、車の販売情報を管理する車販売情報管理部と、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する車基準情報管理部と、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する車オプション情報管理部と、前記車基準情報管理部で管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報管理部で管理する前記車オプション情報の価値を用いて、前記車販売情報管理部から選択される車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラムを管理するプログラム管理部を備え、購入者側から前記車の販売情報が選択されることに従い、前記将来価格算出プログラムは、選択された車の販売情報に該当する前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する車オプション情報の価値を取得するとともに、購入者側から入力される利用内容を基にして該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出することを特徴とする車販売管理装置である。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車販売管理装置について、前記プログラム管理部は、前記将来価格算出プログラムにより算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出するローン計画算出プログラムを管理し、前記ローン計画算出プログラムは、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にしてローン計画を算出することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車販売管理装置について、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する車履歴情報管理部を備え、前記車履歴情報管理部で管理される車の履歴情報を基にして、前記将来価格算出プログラムは、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の車販売管理装置について、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する車履歴情報管理部を備え、前記車履歴情報管理部で管理される車の履歴情報を基にして、前記将来価格算出プログラムは、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出し、購入者側から入力される利用内容を基にして、該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1、3、4のいずれかに記載の車販売管理装置について、前記所定年経過時の将来価格の算出あるいは前記現実に即した査定価格の算出は、経過年毎に算出し、経緯データを作成することを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の車販売管理装置について、前記車基準情報は、車名、グレード、型式の少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の車販売管理装置について、前記車オプション情報は、色、装備内容、走行距離、定期点検の有無、評価点、モデル/マイナーチェンジの有無、オーナー数、禁煙車、屋根付き車庫の少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の発明は、車の販売情報を管理する工程と、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する工程と、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する工程と、管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報の価値を用いて、選択される前記車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する工程を有し、購入者側から前記車の販売情報が選択されることに従い、前記所定年経過時の将来価格を算出する工程は、選択された車の販売情報に該当する前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する車オプション情報の価値を取得するとともに、購入者側から入力される利用内容を基にして該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出する工程を有することを特徴とする車販売管理方法である。
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の車販売管理方法について、前記算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出する工程を有し、前記ローン計画を算出する工程は、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にしてローン計画を算出する工程を有することを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の車販売管理方法について、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する工程と、前記管理される車の履歴情報を基にして、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出する工程を有することを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の車販売管理方法について、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する工程と、前記管理される車の履歴情報を基にして、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出する工程と、購入者側から入力される利用内容を基にして、該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出する工程を有することを特徴とする。
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項8、10、11のいずれかに記載の車販売管理方法について、前記所定年経過時の将来価格の算出あるいは前記現実に即した査定価格の算出は、経過年毎に算出し、経緯データを作成する工程を有することを特徴とする。
本発明の請求項13に記載の発明は、車の販売情報を管理する車販売管理装置と、前記車販売管理装置とネットワーク通信可能な購入者端末とを備えた車販売管理システムにおいて、前記車販売管理装置は、車の販売情報を管理する車販売情報管理部と、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する車基準情報管理部と、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する車オプション情報管理部と、前記車基準情報管理部で管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報管理部で管理する前記車オプション情報の価値を用いて、前記車販売情報管理部から選択される車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラムを管理するプログラム管理部を備えることを特徴とする車販売管理システムである。
本発明の請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の車販売管理システムについて、前記プログラム管理部は、前記将来価格算出プログラムにより算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出するローン計画算出プログラムを管理し、前記ローン計画算出プログラムは、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にして前記据置価格の金利を販売者側が負担するローン計画を算出することを特徴とする。
上記の通り、本発明は、購入時、所定年経過時の将来価格を算出する際、時系列的に管理されている車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値だけでなく、時系列的に管理されている車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を用いて、所定年経過時の将来価格を予測し、これに基づいたローン計画を提供できる。車固有の特性や利用内容の影響を加味して所定年経過時の将来価格を算出することにより、所定年経過時の買取り価格と大きく異ならず、ローン計画を崩さないようにすることができ、結果として、システムとしての信頼性を高く設定できる。
また、本発明は、購入時から所定年経過時まで、実際の車の利用内容や市場における車の価値の変動を管理し、これらの変動にも対応して現実に即した所定年経過時の将来価格を算出するので、購入時に予測した所定年経過時の将来価格との差について把握でき、以後の利用方針を考慮することができる。これにより、所定年経過時の買取り価格と大きく異ならず、ローン計画を崩さないようにすることができ、結果として、システムとしての信頼性を高く設定できる。
また、本発明は、新車登録時から廃車時までの車履歴情報、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値、および車固有の特性や利用内容に影響する車基準情報の価値を管理することにより、購入者側は、所定年経過時の将来価格の予測、現実に即した所定年経過時の将来価格、および所定年経過時の査定価格について把握できるので、購入者側の自発的な利用が期待できる。そして、このことは車販売管理装置で管理する車履歴情報としての信頼性を高めて車の質を保証できるとともに、所定年経過時の買取り価格を決定する際にも用いることができる、という相乗効果が期待できる。その結果、販売者側は、算出された査定価格や車履歴情報を参照することにより、信頼性が保証されているので、簡単な点検により買い取り価格を決定でき、販売者側の負担を軽減できる。その結果、上記購入者側が確認した査定価格と誤差が少ない買取り価格も期待できる。
また、本発明は、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理することにより、本システムにおいて車が売却され中古車あるいはオークション車として扱う場合も、車の履歴情報の信頼性が保証されていることから、システムとしての信頼性を廃車時まで高く設定できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本発明は以下の実施例の範囲に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更および実施できるものである。
以下、本発明の第1実施例について説明する。図1は、本発明の車販売管理システムの全体構成を示した概略図である。車販売管理システム100は、購入者端末101、車販売管理装置102、販売店舗端末103等を備えており、購入者端末101および車販売管理装置102はネットワーク104を介して通信可能となっている。ネットワーク104はインターネットや公衆回線網等を用いる。なお、図示している車販売管理装置102および販売店舗端末103は専用回線を介して通信可能とする態様を示しているが、ネットワークを介する態様としても良い。また、車販売管理装置102を管理する販売者側において管理者端末(図示していない)を備え、これを用いて車販売管理装置102内の情報を更新あるいは閲覧するようにしても良い。
購入者端末101は、購入者側が管理する端末であり、ネットワーク通信サービスが利用可能なパーソナルコンピュータのような固定型端末、PDA(Personal Digital Assistance)のような携帯型の情報端末、あるいはネットワーク通信サービスが利用可能な携帯電話等を用いる。すなわち、購入者端末101はネットワーク通信サービスが利用できる端末であれば良く、固定型や携帯型は問わない。
車販売管理装置102は、販売者側が管理する装置であり、本システムの販売対象である新車、中古車、あるいはオークション車等の車の販売情報を管理し、当該車の販売情報のうち購入者側により選択された車について、所定年経過時の将来価格を算出し、提供する装置である。なお、本システムの販売対象である中古車あるいはオークション車は、本システムにおいて売却された車を格納したものである。すなわち、本システムでは新車登録時から廃車時までの車の利用内容の履歴情報を一貫して管理することにより、システムとしての信頼性を高く設定することを想定している。
つづいて、車販売管理装置102の内部構成について説明する。図2に示すように、車販売管理装置102は、大きく分けると、本システムで管理する車の販売情報、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値、および将来価格の算出を行う際に起動する将来価格算出プログラム等を管理する各種情報管理部201、モデムやルータ、あるいはブリッジ等によりネットワーク104に接続して通信を行う通信部202、キーボードやポインティングデバイス等により入力を行う入力部203、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により表示を行う表示部204、通信部202や入力部203から入力される各種指示信号や各種データの判定、各種情報管理部201で管理されているプログラムの実行や各種情報の格納、あるいは、通信部202や表示部204への各種指示信号や各種情報の出力など、車販売管理装置102の各ブロックの制御を行うCPU205、およびCPU205を起動させた場合に取得する情報を一時記憶する記憶領域やプログラムの実行領域などを有するRAM206を備えている。
さらに、各種情報管理部102の具体的な構成について説明する。図2に示すように、各種情報管理部201は、大きく分けると、プログラム管理部210、将来価格算出情報管理部220、および販売情報管理部230を備えている。プログラム管理部210は、所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラム211、および将来価格算出プログラムにより算出される将来価格を基にしてローン計画を算出するローン計画算出プログラム212を管理している。また、将来価格算出情報管理部220は、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報(図4参照)を一貫して管理する車履歴情報管理部221、中古車市場やオークション車市場の既存情報を基にして、車の車名、グレード、型式等、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値(図5参照)を時系列的に管理する車基準情報管理部222、車の色、装備内容、走行距離、定期点検の有無、評価点、モデル/マイナーチェンジの有無、オーナー数、禁煙車、屋根付き車庫等、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値(図6乃至図15参照)を時系列的に管理する車オプション情報管理部223を備えている。さらに、販売情報管理部230は、新車の車名、グレード、型式、装備内容、および価格等、新車に関する各種販売情報(図17)を管理する新車販売情報管理部231、中古車の車名、グレード、型式、装備内容、および価格等、中古車に対する各種販売情報(図示しない)を管理する中古車販売情報管理部232、オークション車の車名、グレード、型式、装備内容、および価格等、オークション車に関する各種販売情報(図示しない)を管理するオークション車販売情報管理部233を備えている。なお、中古車販売情報管理部232やオークション車販売情報管理部233で管理される中古車あるいはオークション車販売情報は、本システムにおいて売却された車を格納したものであり、本システムにおいて車が売却され中古車あるいはオークション車として扱う場合の販売情報を管理している。上記各構成の関係を図3に示す。
販売店舗端末103は、販売者側が管理する店舗に設置した端末であり、ある店舗において車の販売や、車の点検、あるいは車の修理などの作業を行った場合に、販売店舗端末103を用いて、作業種類や内容のデータを当該端末に記憶するとともに専用回線やネットワーク104を介して車販売管理装置102へ送信する。販売店舗端末103から車販売管理装置102に対して、逐一、作業種類や内容のデータを送信することにより、車販売管理装置102の車履歴情報管理部221では、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理することができ、これにより、システムとしての信頼性を高く設定することができる。
次に、以上のように構成された車販売管理システムを運用する前の準備段階について説明する。車販売管理装置102の車履歴情報管理部221では新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理することを想定している。本システムを運用する前には、販売対象となる各車に対し、車を一意に識別する車識別子を付与し、これにより、本システムで扱う車の履歴情報の取得や管理を行う。また、車履歴情報管理部221には、車の車名、グレード、型式等、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報に該当する項目を管理し、さらに、車の色、新車登録時の価格、装備内容等、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報に該当する項目を管理する。また、本システムで扱う新車、中古車、あるいはオークション車等の販売情報を車販売情報管理部230に格納する。これらの情報は、車履歴情報管理部221で管理される情報を基にして作成される。この際、車販売情報管理部230は、車履歴情報管理部221で管理する車識別子に対応付けられるよう管理する。これにより、当該車識別子を基に車基準情報や車オプション情報を取得できる。
その他、中古車市場やオークション車市場の既存情報を基にして、車の車名、グレード、型式等、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値(図5参照)を時系列的に作成し、車基準情報管理部222に格納する。さらに、中古車市場やオークション車市場の既存情報や販売者側による設定を基にして、車の色、装備内容、走行距離、定期点検の有無、評価点、モデル/マイナーチェンジの有無、オーナー数、禁煙車、屋根付き車庫等、車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値((図6乃至図15参照))を時系列的に作成し、車オプション情報管理部223に格納する。
以下、図18を用いて、新車を扱う場合の車販売管理システムの処理の流れについて説明する。この場合の処理は、大きく分けると、新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理、新車販売後から最初の所定年経過時までの処理、所定年経過時の処理に分けられる。
はじめに、ステップ1801およびステップ1802により処理が行われる。図19を用いて新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理について説明する。ステップ1901では、購入者端末101は、購入者側の操作によりネットワークを介して車販売管理装置102と接続し、車販売管理装置102に対して当該装置102内の新車販売情報について閲覧を要求する。例えば閲覧の要求は、ブラウザに表示される要求ボタンにカーソルを合わせてクリック操作をすることにより要求する。ステップ1902では、車販売管理装置102は、購入者端末101からの新車販売情報の閲覧要求に従い、購入者端末101へ新車情報の検索条件の入力を要求する。この時、検索条件を示した検索フォームを提供しても良い。ステップ1903では、購入者端末101は、購入者側の操作により入力される検索条件を車販売管理装置102へ送信する。検索項目を用いる場合には検索項目に従って入力する。例えば検索項目への入力は、ブラウザに表示されるチェック項目にカーソルを合わせてクリック操作することにより入力し、検索条件の送信はブラウザに表示される送信ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。ステップ1904では、車販売管理装置102は、受信した検索条件を基にしてこれに該当する新車販売情報を検索し、購入者端末101へ該当した新車販売情報を提供する。ステップ1905では、購入者端末101は、購入者側により選択された新車販売情報について最初の所定年経過時の将来価格の算出を要求する。本実施例において、最初の所定年経過時は3年を想定している。例えば新車販売情報の選択は、ブラウザに表示される選択ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより選択し、将来価格の算出要求は、ブラウザに表示される将来価格算出要求ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより算出要求を行う。本実施例において、購入者側は車名A、グレードA1、型式AA1、車の色がシルバーメタリックの新車1701を選択したものとする(図17参照)。
ステップ1906では、車販売管理装置102は、選択された新車販売情報の将来価格算出要求に従い、将来価格算出プログラムを起動する。つづいてステップ1907では、将来価格算出プログラムの起動に従い、購入者端末101に対して予測項目の選択を要求する。予測項目の選択要求は、予測項目を示した予測フォームを提供することにより行っても良い。予測項目には、属性(D)、車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検(D4)、評価点(D5)、モデル/マイナーチェンジ(D6)、オーナー数(D7)、禁煙車(D8)、屋根付き車庫(D9)等の項目があり、これらに従って各項目の予測を行う(図16参照)。なお、ステップ1905で選択された新車販売情報に従って既に入力されている項目もある。
ここで、予測項目1601の態様について以下説明する。例えば、属性(D)は、車の車名、グレード、型式等、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報に該当する項目であり、この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には、「車名A、グレードA1、型式AA1」が入力されている。また、車の色(D1)は、車本体の色を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目も、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には「シルバーメタリック」が入力されている。なお、車の色(D1)は購入後の色の変更はないものとし、もしも購入者が色変えを行う場合には、事故車扱いとなり、評価点は0(ゼロ)となる。装備内容(D2)は、装備品の名前や機能等を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目も、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」が入力されている。また、走行距離(D3)は、年間の走行距離あるいは最初の所定年経過時(3年)の走行距離の何れかを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者が予測する。走行距離の予測は、「ほぼ毎日利用する」「週に3〜4回利用する」「週末にのみ利用する」「あまり利用しない」等の走行距離の予測項目を用いて行い、各項目には該当する年間の走行距離あるいは最初の所定年経過時(3年)の走行距離と対応付けられている。本実施例において、購入者側は「週に3〜4回利用する」を選択したものとする。一般的に週に3〜4回利用する場合、月の走行距離が1、000km程度であるので、この項目を選択した場合には、年間の走行距離が15、000km、最初の所定年経過時(3年)の走行距離が45、000kmと予測される。定期点検(D4)は、定期点検を受けるか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が予測する。定期点検の予測は、「全ての定期点検を受ける」、「1年毎に点検を受ける」、「2年毎に点検を受ける」等の定期点検の予測項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は、「1年毎に点検を受ける」を選択したものとする。また、評価点(D5)は、年間の減点あるいは最初の所定年経過時の評価点の何れかを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が評価項目(図11)を参照して予測する。本実施例において、購入者側は、年間1点ずつ減点し、最初の所定年経過時の評価点は7点に該当する項目を選択したものとする。モデル/マイナーチェンジ(D6)は、モデル/マイナーチェンジの予測時期を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、販売者側により予測されており、車オプション情報管理部223で管理されているモデル/マイナーチェンジの予測時期を参照する。また、この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。本実施例において、販売者側は、1年目にマイナーチェンジを行うことについて予測している。また、オーナー数(D7)は、購入者の人数を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。ここでは1人であることが示されている。禁煙車(D8)は、禁煙車とするか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、購入者側が予測する項目である。この項目は、車の利用内容の影響は少ないものと考えられるため、任意項目とする。禁煙車とするか否かの予測は、「禁煙車とする」、「禁煙車としない」等の項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は「禁煙車としない」を選択したものとする。屋根付き車庫(D9)は、屋根付きの車庫で管理するか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が予測する項目である。この項目は、車の利用内容の影響は少ないものと考えられるため、任意項目とする。屋根付きの車庫で管理するか否かの予測は、「屋根付き車庫で管理する」、「屋根付き車庫で管理しない」等の項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は「屋根付き車庫で管理しない」を選択したものとする。
ステップ1908では、選択された当該予測項目は、購入者端末101から車販売管理装置102へ送信される。例えば予測項目の選択は、ブラウザに表示されるチェック項目にカーソルを合わせてクリック操作することにより選択し、予測項目の送信はブラウザに表示される送信ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。
ステップ1909では、車販売管理装置102で起動する将来価格算出プログラムは、購入者側が選択した新車販売情報および予測項目を基にして、車履歴情報管理部221、車基準情報管理部222、および車オプション情報管理部223から最初の所定年経過時の将来価格の算出に用いる各種情報を取得する。すなわち、車販売管理装置102は、購入者側により選択された新車販売情報1701を受信すると、新車販売情報1701に示されている車識別子111aaaを基にして車履歴情報管理部221で管理されている車履歴情報400の新車価格401を取得し、また、取得した車履歴情報400や予測項目1601に示されている属性(D)を基にして車基準情報管理部222において該当する車基準情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501を取得し、さらに、車履歴情報400や予測項目1601に示されている車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検(D4)、評価点(D5)、モデル/マイナーチェンジ(D6)、オーナー数(D7)、禁煙車(D8)、屋根付き車庫(D9)を基にして車オプション情報管理部223において該当する各種の車オプション情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を取得する。ステップ1910では、購入者側が選択した新車販売情報について、車履歴情報管理部221から取得した新車価格401、車基準情報管理部222から取得した、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501、および新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を用いて最初の所定年経過時の将来価格を算出する。
以下、最初の所定年経過時の将来価格を算出する手順について説明する。本実施例において、最初の所定年経過時の将来価格は以下の式により算出される。
n=Znー1−Z0×(Dn+D1n+D2n+D3n+・・・+D9n
n:年数
n:車基準情報(属性)について新車登録後、n年目の基準価格低減率
D1n:車オプション情報(色)について新車登録後、n年目の低減率
D2n:車オプション情報(装備内容)について新車登録後、n年目の低減率
D3n:車オプション情報(走行距離)について新車登録後、n年目の低減率
D4n:車オプション情報(定期点検)について新車登録後、n年目の低減率
D5n:車オプション情報(評価点)について新車登録後、n年目の低減率
D6n:車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)について新車登録後、n年目の低減率
D7n:車オプション情報(オーナー数)について新車登録後、n年目の低減率
D8n:車オプション情報(禁煙車)について新車登録後、n年目の低減率
D9n:車オプション情報(屋根付き車庫)について新車登録後、n年目の低減率
0:0年目の将来価格(新車価格)
n:n年目の将来価格
車オプション情報(色)について新車登録後、n年目の低減率D1nは以下の計算式により計算される。
D1n=Dn×V1n
V1n:車オプション情報(色)についてn年目の変動率
車オプション情報(装備内容)について新車登録後、n年目の低減率D2nは以下の計算式により計算される。
D2n=Dn×V2n
V2n:車オプション情報(装備内容)についてn年目の各変動率の総和
車オプション情報(走行距離)について新車登録後、n年目の低減率D3nは以下の計算式により計算される。
D3n=Dn×V3n−D3n-1
V3n:車オプション情報(走行距離)についてn年目の変動率
D30=0
車オプション情報(定期点検)について新車登録後、n年目の低減率D4nは以下の計算式により計算される。
D4n=Dn×V4n
V4n:車オプション情報(定期点検)についてn年目の変動率の総和
車オプション情報(評価点)について新車登録後、n年目の低減率D5nは以下の計算式により計算される。
D5n=Dn×V5n−D5n-1
V5n:車オプション情報(評価点)についてn年目の変動率
D50=0
車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)について新車登録後、n年目の低減率D6nは以下の計算式により計算される。
D6n=Dn×V6n
V6n:車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)についてn年目の変動率
車オプション情報(オーナー数)について新車登録後、n年目の低減率D7nは以下の計算式により計算される。
D7n=Dn×V7n
V7n:車オプション情報(オーナー数)についてn年目の変動率
車オプション情報(禁煙車)について新車登録後、n年目の低減率D8nは以下の計算式により計算される。
D8n=Dn×V8n
V8n:車オプション情報(禁煙車)についてn年目の変動率
車オプション情報(屋根付き車庫)について新車登録後、n年目の低減率D9nは以下の計算式により計算される。
D9n=Dn×V9n
V9n:車オプション情報(屋根付き車庫)についてn年目の変動率
上記取得したデータを用いて1年目の将来価格を算出する。車履歴情報400で管理されている新車価格401は300万円であることを示しており、Z0は300万円である。
n=1
1=0.1
D11=0.1×0=0
D21=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D31=0.1×1−0=0.1
D41=0.1×−0.2=−0.02
D51=0.1×0−0=0
D61=0.1×0.2=0.02
D71=0.1×0=0
D81=0.1×0.05=0.005
D91=0.1×0.05=0.005
1+D11+D21+D31+D41+D51+D61+D71+D81+D91=0.197
0=300万円
1=1年目の将来価格
1=Z1ー1−Z0×(D1+D11+D21+D31+・・・+D9n
=300−300×0.197
=240.9
∴1年目の将来価格は240.9万円
上記算出式により1年目の将来価格は240.9万円となる。
つづいて2年目の将来価格を算出する。
n=2
2=0.1
D12=0.1×0=0
D22=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D32=0.1×1−0.1=0
D42=0.1×−0.2=−0.02
D52=0.1×0−0=0
D62=0.1×0=0
D72=0.1×−0.5=−0.005
D82=0.1×0.05=0.005
D92=0.1×0.05=0.005
∴D2+D12+D22+D32+D42+D52+D62+D72+D82+D92=0.072
0=300万円
1=240.9万円
2=Z2ー1−Z0×(D2+D12+D22+D32+・・・+D92
=240.9−300×0.072
=219.3
∴2年目の将来価格は219.3万円
上記算出式により2年目の将来価格は219.3万円となる。
つづいて3年目の将来価格を算出する。
n=3
3=0.1
D13=0.1×0=0
D23=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D33=0.1×2−0=0.2
D43=0.1×−0.1=−0.01
D53=0.1×0.1−0=0.01
D63=0.1×0=0
D73=0.1×−0.1=−0.01
D83=0.1×0.05=0.005
D93=0.1×0.05=0.005
∴D3+D13+D23+D33+D43+D53+D63+D73+D83+D93=0.287
0=300万円
2=219.3万円
3=Z3ー1−Z0×(D3+D13+D23+D33+・・・+D93
=219.3−300×0.287
=133.2
∴3年目の将来価格は133.2万円
上記算出式により3年目の将来価格は133.2万円となる。
上記の通り、経過年毎の将来価格は算出され、最初の所定年経過時(3年)の将来価格は133.2万円となる。この時算出された経過年毎の将来価格を用いて図22に示すような経緯データを作成し、これを経過年毎の将来価格とともに車履歴情報管理部221に格納する。また、つづいて、ステップ1911では、車販売管理装置102は、最初の所定年経過時の将来価格が算出されたことに従い、ローン計画を算出するローン計画算出プログラムを起動する。ステップ1912では、車販売管理装置102で起動するローン計画算出プログラムは、上記新車価格401と最初の所定年経過時の将来価格との差額を算出したものを支払対象価格とし、その支払対象価格に金利をかけた価格を購入者の最初の所定年間(3年)の支払総額としたローン計画を提供する。
すなわち、
最初の所定年経過時の支払対象価格=新車価格−最初の所定年経過時の将来価格
最初の所定年経過時の支払総額=(最初の所定年経過時の支払対象価格)×{1+最初の所定年間(3年間)の金利}
となる。本実施例においては、車履歴情報400の新車価格401は300万円であり、最初の所定年経過時の将来価格は133.2万円であるので、差額の166.8万円が支払対象価格となる。そして、この支払対象価格とそれに所定年間(3年)の金利をかけた価格の合計を、購入者の所定年間(3年)の支払総額としたローン計画を提供する。すなわち、算出される最初の所定年経過時(3年)の将来価格を据置価格とし、この価格については所定年間、支払対象価格とせず、新車価格と将来価格の差額にのみを最初の所定年経過時の支払対象価格とするローン計画を提供する。これにより、購入者側の支払負担を軽減することができ、さらに最初の所定年経過時に当該車の売却を選択できるようにしている。なお、本実施例において、所定年間の据置価格に相当する価格の金利は販売者側が負担するものとする。車販売管理装置102は、経過年毎の将来価格の経緯データ(図22参照)を、算出された支払対象価格や支払総額等のローン計画とともに購入者端末101へ提供する。
ステップ1913では、購入者端末101において、購入者側は所定年経過時の将来価格、経過年毎の将来価格の経緯データ、および支払対象価格や支払総額等のローン計画を確認し、ステップ1914では、購入者側が当該新車の試乗を希望する場合には、その旨を車販売管理装置102へ送信する。例えば、試乗希望の送信は、ブラウザに表示される試乗希望ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。ステップ1915では、車販売管理装置102は、購入者端末101からの試乗希望の通知に従い、購入者端末101へ購入者情報の入力を要求する。この時、購入者情報入力フォームを提供しても良い。ステップ1916では、購入者端末101は、購入者の操作により入力される購入者情報を車販売管理装置102へ送信する。購入者情報入力フォームを用いる場合には当該入力フォームに従って入力し、入力フォームの送信は、ブラウザに表示される送信ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。ステップ1917では、車販売管理装置102は、購入者端末101からの購入者情報を受信し、購入者情報を基にして購入者の住所に最も近い販売店舗を検索し、該当する販売店舗端末103に対して当該新車の試乗の手配を指示する。その後、車販売管理装置102は、販売店舗端末103からの応答を受けるに従い、試乗の手続処理が完了した旨を、販売店舗の名称や住所とともに送信する。ステップ1918では、購入者端末101において、購入者側はブラウザに表示される試乗の手続処理が完了した旨、および試乗できる販売店舗の名称や住所について確認する。以上により、購入者端末101および車販売管理装置102の間でネットワーク104を介して行われる新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理は終了する。その後、購入者側は販売店舗で新車を試乗した後、購入するか否かを決定する。新車を購入した場合、車履歴情報管理部221には、上記購入者情報を格納するとともに、購入者側が車履歴情報管理部221を閲覧可能にする車識別子、およびパスワードを発行し、これを購入者端末101へ送信する。
購入者側が上記算出したローン計画を行って新車を購入する場合、図18のステップ1803からステップ1804に進み、新車販売後から最初の所定年経過時までの間、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理し、これらの変動にも対応して現実に即した最初の所定年経過時の将来価格を算出する。一方、上記算出したローン計画を行わず、一括により新車を購入する場合も同様にして、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理することにより、車の質の保証およびシステムとしての信頼性を高く設定できる(END)。
次に、図20を用いて購入者側が上記算出したローン計画により新車を購入した後、所定年(3年)経過時までの処理について説明する。車販売管理装置102は、販売した車の実際の利用内容の管理を、車履歴情報管理部221を用いて行っている。これにより、購入者に対して車の利用態様について的確にアドバイスすることができる。例えば、オイル交換やタイヤ交換時期、あるいは定期点検時期の通知等を購入者端末101へ送信する。販売店舗でそれらの交換や定期点検が行われた場合、販売店舗端末103は車販売管理装置102へそれらの情報を送信し、車販売管理装置102は、車履歴情報管理部221へ実際の車の利用内容を格納していく。一方、市場における車の価値の変動があった場合、車販売管理装置102は、車基準情報管理部222や車オプション情報管理部223へ各変動情報を格納していく。このように、車販売管理装置102は、販売した車の実際の利用内容、および実際の市場の車の価値を管理しており、ステップ2001では、これらの変化に従い、車履歴情報管理部221、車基準情報管理部222、車オプション情報管理部223を常時、更新している。一方、ステップ2002では、購入者端末101は、購入者側の操作によりネットワークを介して車販売管理装置102と接続し、車販売管理装置102へ当該サーバ内の車履歴情報管理部221で管理されている将来価格の閲覧と、現実に即した将来価格の算出を要求することができる。例えば将来価格の閲覧の要求は、購入時に取得した車識別子、パスワードを入力し、ブラウザに表示される要求ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより要求する。同じように現実に即した将来価格の算出要求も車識別子およびパスワードを入力し、ブラウザに表示される将来価格算出要求ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより算出要求を行う。本実施例においては、1年以上が経過した場合に現実に即した将来価格の算出を要求したものとする。ステップ2003では、車販売管理装置102は、車履歴情報管理部221で管理する車履歴情報400を用いて受信した車識別子およびパスワードを基にして車および購入者の特定を行う。また、ステップ2004では、車販売管理装置102は、車および購入者の特定後、将来価格算出プログラムを起動し、特定した車履歴情報400を基に現実に即した最初の所定年経過時(3年)の将来価格を算出する。
車履歴情報400から取得する各種データの種類は、新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理において将来価格の算出に用いた項目と同じであり、属性(D)、車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検(D4)、評価点(D5)、モデル/マイナーチェンジ(D6)、オーナー数(D7)等に該当する項目を取得し、車販売管理装置102は、取得した項目の内容に従って現実に即した将来価格を算出する。本実施例の車履歴情報400において、属性(D)は、「車名A、グレードA1、型式AA1」が示されており、これは車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報に該当する。また、車の色(D1)は、「シルバーメタリック」が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。装備内容(D2)は、「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。また、走行距離(D3)は、定期点検毎の実際の走行距離が示されており、本実施例においては、1年目に行った定期点検時の走行距離は12、000kmだったものとする。この場合、最初の所定年経過時(3年)の走行距離は36、000kmと予測する。定期点検(D4)は、半年、1年、2年等の定期点検を受けたか否かが示されており、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、1年経過した時点で、半年、1年の点検を行ったものとする。この場合、最初の所定年経過時(3年)まで全ての定期点検を行うものと予測する。予測は所定の定数や係数を乗ずることにより、求められる。また、評価点(D5)は、定期点検時の評価点が示されており、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、1年目の評価点が9点だったものとする。この場合、1年で1点減点されているので、最初の所定年経過時(3年)の評価点は7点と予測する。予測は所定の定数や係数を乗ずることにより、求められる。モデル/マイナーチェンジ(D6)は、モデル/マイナーチェンジの実施時期が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、型式AA1は1年目にマイナーチェンジを行っている。なお、それ以降の最初の所定年経過時(3年)までは、車オプション情報管理部223で管理されているモデル/マイナーチェンジの予測時期を参照する。本実施例においては、それ以降の最初の所定年経過時(3年)までは、モデル/マイナーチェンジは行わないと予測されている。オーナー数(D7)は、購入者の人数が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、1人であるとし、最初の所定年経過時も1人とする。以上、車履歴情報管理部221から車履歴情報400を取得する。なお、禁煙車(D8)や屋根付き車庫(D9)の項目については、車履歴情報管理部221においては管理されていないので、この項目については、購入者側からの入力により取得しても良い。新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理で行ったときと同様、本実施例において、購入者側は「禁煙車としない」「屋根付き車庫で管理しない」を選択したものとする。
ステップ2005では、車販売管理装置102で起動する将来価格算出プログラムは、車履歴情報管理部222あるいは購入者端末101から取得した上記項目を基にして、車基準情報管理部222、および車オプション情報管理部223から現実に即した将来価格の算出に用いる各種データを取得する。すなわち、車販売管理装置102は、車履歴情報管理部221から車履歴情報400の新車価格401を取得し、また、取得した車履歴情報400に示されている属性(D)「A、A1、AA1」を基にして車基準情報管理部222において該当する車基準情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501を取得し、さらに、車履歴情報400や購入者端末101から取得した車の色(D1)「シルバーメタリック」、装備内容(D2)「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」、走行距離(D3)「年間の走行距離が12、000km」、「最初の所定年経過時(3年)の走行距離が36、000km」、定期点検(D4)「半年、1年点検を受ける」、「最初の所定年経過時(3年)まで全ての定期点検を行う」、評価点(D5)「年間1点ずつ減点し、最初の所定年経過時の評価点は7点」、モデル/マイナーチェンジ(D6)「1年目にマイナーチェンジを行う」、「最初の所定年経過時(3年)までモデル/マイナーチェンジは行わない」、オーナー数(D7)「1人」、禁煙車(D8)「禁煙車としない」、屋根付き車庫(D9)「屋根付き車庫で管理しない」を基にして車オプション情報管理部223において該当する各種の車オプション情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を取得する。ステップ2006では、購入者側が利用中の車について、車履歴情報管理部221から取得した新車価格401、車基準情報管理部222から取得した、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501、および新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を用いて現実に即した最初の所定年経過時(3年)の将来価格を算出する。
以下、現実に即した最初の所定年経過時の将来価格を算出する手順について説明する。本実施例において、最初の所定年経過時の将来価格は、新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理と同様、以下の式により算出される。なお、市場における車の価値の変動があった場合、車販売管理装置102は、車基準情報管理部222や車オプション情報管理部223へ各変動情報を格納していくので、実際のデータは変動しているものであるが、本実施例では、説明の便宜上、同じものを用いる。
n=Znー1−Z0×(Dn+D1n+D2n+D3n+・・・+D9n
n:年数
n:車基準情報(属性)について新車登録後、n年目の基準価格低減率
D1n:車オプション情報(色)について新車登録後、n年目の変動率
D2n:車オプション情報(装備内容)について新車登録後、n年目の変動率
D3n:車オプション情報(走行距離)について新車登録後、n年目の変動率
D4n:車オプション情報(定期点検)について新車登録後、n年目の変動率
D5n:車オプション情報(評価点)について新車登録後、n年目の変動率
D6n:車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)について新車登録後、n年目の変動率
D7n:車オプション情報(オーナー数)について新車登録後、n年目の変動率
D8n:車オプション情報(禁煙車)について新車登録後、n年目の変動率
D9n:車オプション情報(屋根付き車庫)について新車登録後、n年目の変動率
0:0年目の将来価格(新車価格)
n:n年目の将来価格
上記取得したデータを用いて1年目の将来価格を算出する。車履歴情報400の新車価格401は300万円であることを示しており、Z0は300万円である。
n=1
1=0.1
D11=0.1×0=0
D21=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D31=0.1×1−0=0.1
D41=0.1×−0.3=−0.03
D51=0.1×0−0=0
D61=0.1×0.2=0.02
D71=0.1×0=0
D81=0.1×0.05=0.005
D91=0.1×0.05=0.005
1+D11+D21+D31+D41+D51+D61+D71+D81+D91=0.187
0=300万円
1=1年目の将来価格
1=Z1ー1−Z0×(D1+D11+D21+D31+・・・+D91
=300−300×0.187
=243.9
∴1年目の将来価格は243.9万円
上記算出式により1年目の将来価格は243.9万円となる。
つづいて2年目の将来価格を算出する。
n=2
2=0.1
D12=0.1×0=0
D22=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D32=0.1×1−0.1=0
D42=0.1×−0.2=−0.02
D52=0.1×0−0=0
D62=0.1×0=0
D72=0.1×−0.05=−0.005
D82=0.1×0.05=0.005
D92=0.1×0.05=0.005
∴D2+D12+D22+D32+D42+D52+D62+D72+D82+D92=0.072
0=300万円
1=243.9万円
2=Z2ー1−Z0×(D2+D12+D22+D32+・・・+D92
=243.9−300×0.072
=222.3
∴2年目の将来価格は222.3万円
上記算出式により2年目の将来価格は222.3万円となる。
つづいて3年目の将来価格を算出する。
n=3
3=0.1
D13=0.1×0=0
D23=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D33=0.1×1−0=0.1
D43=0.1×−0.1=−0.01
D53=0.1×0.1−0=0.01
D63=0.1×0=0
D73=0.1×−0.1=−0.01
D83=0.1×0.05=0.005
D93=0.1×0.05=0.005
∴D3+D13+D23+D33+D43+D53+D63+D73+D83+D93=0.187
0=300万円
2=222.3万円
3=Z3ー1−Z0×(D3+D13+D23+D33+・・・+D93
=222.3−300×0.187
=166.2
∴3年目の将来価格は166.2万円
上記算出式により3年目の将来価格は166.2万円となる。
上記の通り、経過年毎の将来価格は算出され、現実に即した最初の所定年経過時(3年)の将来価格は166.2万円となる。この時算出された経過年毎の将来価格を用いて図23に示すような経緯データを作成し、これを経過年毎の将来価格とともに車履歴情報管理部221に格納する。さらに、車販売管理装置102は、経過年毎の現実に即した将来価格および経緯データを購入者端末101へ提供する。
ステップ2007では、購入者端末101において、購入者側は現実に即した所定年経過時(3年)の将来価格、経過年毎の将来価格の経緯データを確認し、新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理において予測した最初の所定年経過時の将来価格との違いについて把握できるとともに以後の利用方針を考慮することができる。その後、購入者側は最初の所定年経過時までの間、必要に応じて現実に即した将来価格を確認し、車を使用していく。以上により、購入者端末101および車販売管理装置102の間でネットワーク104を介して行われる新車販売後から所定年経過時までの処理は終了する。これにより、所定年経過時、販売者側により決定する買取り価格との差が大きく異ならず、購入時のローン計画は崩れない。上記において、現実に即して算出された1年目の将来価格が、購入時に算出した将来価格よりも高い価格となっているのは、半年点検をしたためと推察される。このように、本実施例の車販売管理装置102は、実際の車の利用内容や市場における車の価値の変動を管理し、これらの変動にも対応して現実に即した所定年経過時の将来価格を算出することができる。
車販売管理装置102の車履歴情報管理部221は最初の所定年経過時期について管理している。最初の所定年経過時期が近づくと、車販売管理装置102は車履歴情報管理部221で管理されている購入者に対して最初の所定年経過時である旨を通知する。なお、販売者側からの通知は、これ以外の手段で行っても良い。所定年経過時、購入者側は利用している車を乗り続けるか否かを選択する。ステップ1805において、乗り続ける選択をする場合にはステップ1806に進んで査定価格の算出を行う。
ステップ1806において購入者端末101は、購入者側の操作によりネットワークを介して車販売管理装置102と接続し、車販売管理装置102に対して査定価格の算出を要求する。例えば査定価格の算出要求は、購入時に取得した車識別子、パスワードを入力し、ブラウザに表示される査定価格算出要求ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより要求する。車販売管理装置102は、車履歴情報管理部221で管理する車履歴情報400を用いて受信した車識別子およびパスワードを基にして車および購入者の特定を行う。車販売管理装置102は、車および購入者の特定後、将来価格算出プログラムを起動し、特定した車履歴情報400を基に最初の所定年経過時(3年)の査定価格を算出する。
車履歴情報400から取得する各種データの種類は、新車販売後から最初の所定年経過時までの処理において将来価格の算出に用いた項目と同じであり、属性(D)、車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検履歴(D4)、評価点履歴(D5)、モデル/マイナーチェンジ履歴(D6)、オーナー数(D7)等に該当する項目を取得し、車販売管理装置102は、取得した項目の内容に従って最初の所定年経過時(3年)の査定価格を算出する。属性(D)は、「車名A、グレードA1、型式AA1」が示されており、これは車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報に該当する。また、車の色(D1)は、「シルバーメタリック」が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。装備内容(D2)は、「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。また、走行距離(D3)は、定期点検毎の実際の走行距離が示されており、本実施例においては、「1年目が12、000km、2年目が28、000km、3年目が34、000km」と示されていたものとする。定期点検(D4)は、半年、1年、2年等の定期点検を受けたか否かが示されており、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、「全ての定期点検を行った」と示されていたものとする。また、評価点(D5)は、定期点検時の評価点が示されており、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、「1年目が9点、2年目が7点、3年目が6点」と示されていたものとする。モデル/マイナーチェンジ(D6)は、モデル/マイナーチェンジの実施時期が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、「1年目にマイナーチェンジを行った」と示されていたものとする。オーナー数(D7)は、購入者の人数が示されており、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。本実施例においては、1人であるとし、最初の所定年経過時も1人とする。以上、車履歴情報管理部221から車履歴情報400を取得する。なお、禁煙車(D8)や屋根付き車庫(D9)の項目については、車履歴情報管理部221においては管理されていないので、この項目については、購入者側からの入力により取得しても良い。新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理で行ったときと同様、本実施例において、購入者側は「禁煙車としない」「屋根付き車庫で管理しない」を選択したものとする。
車販売管理装置102で起動する将来価格算出プログラムは、特定した車および取得した上記項目を基にして、車履歴情報管理部221、車基準情報管理部222、および車オプション情報管理部223から最初の所定年経過時の査定価格の算出に用いる各種データを取得する。すなわち、車販売管理装置102は、車履歴情報管理部221から車履歴情報400の新車価格401を取得し、また、取得した車履歴情報400に示されている属性(D)「A、A1、AA1」を基にして車基準情報管理部222において該当する車基準情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501を取得し、さらに、車履歴情報400や購入者端末101から取得した車の色(D1)「シルバーメタリック」、装備内容(D2)「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」、走行距離(D3)「1年目が12、000km、2年目が28、000km、3年目が34、000km」、定期点検(D4)「全ての定期点検を行った」、評価点(D5)「1年目が9点、2年目が7点、3年目が6点」、モデル/マイナーチェンジ(D6)「1年目にマイナーチェンジを行った」、オーナー数(D7)「1人」、禁煙車(D8)「禁煙車としない」、屋根付き車庫(D9)「屋根付き車庫で管理しない」を基にして車オプション情報管理部223において該当する各種の車オプション情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を取得する。車履歴情報管理部221から取得した新車価格401、車基準情報管理部222から取得した、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501、および新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を用いて最初の所定年経過時(3年)の査定価格を算出する。
以下、最初の所定年経過時の査定価格を算出する手順について説明する。本実施例において、最初の所定年経過時の将来価格は、新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理と同様、以下の式により算出される。なお、市場における車の価値の変動があった場合、車販売管理装置102は、車基準情報管理部222や車オプション情報管理部223へ各変動情報を格納していくので、実際のデータは変動しているものであるが、本実施例では、説明の便宜上、同じものを用いる。
n=Znー1−Z0×(Dn+D1n+D2n+D3n+・・・+D9n
n:年数
n:車基準情報(属性)について新車登録後、n年目の基準価格低減率
D1n:車オプション情報(色)について新車登録後、n年目の変動率
D2n:車オプション情報(装備内容)について新車登録後、n年目の変動率
D3n:車オプション情報(走行距離)について新車登録後、n年目の変動率
D4n:車オプション情報(定期点検)について新車登録後、n年目の変動率
D5n:車オプション情報(評価点)について新車登録後、n年目の変動率
D6n:車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)について新車登録後、n年目の変動率
D7n:車オプション情報(オーナー数)について新車登録後、n年目の変動率
D8n:車オプション情報(禁煙車)について新車登録後、n年目の変動率
D9n:車オプション情報(屋根付き車庫)について新車登録後、n年目の変動率
0:0年目の将来価格(新車価格)
n:n年目の将来価格
上記取得したデータを用いて1年目の査定価格を算出する。車履歴情報400の新車価格401は300万円であることを示しており、Z0は300万円である。
n=1
1=0.1
D11=0.1×0=0
D21=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D31=0.1×1−0=0.1
D41=0.1×−0.3=−0.03
D51=0.1×0−0=0
D61=0.1×0.2=0.02
D71=0.1×0=0
D81=0.1×0.05=0.005
D91=0.1×0.05=0.005
1+D11+D21+D31+D41+D51+D61+D71+D81+D91=0.187
0=300万円
1=1年目の査定価格
1=Z1ー1−Z0×(D1+D11+D21+D31+・・・+D9n
=300−300×0.187
=243.9
∴1年目の査定価格は243.9万円
上記算出式により1年目の査定価格は243.9万円となる。
つづいて2年目の査定価格を算出する。
n=2
2=0.1
D12=0.1×0=0
D22=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D32=0.1×1−0.1=0
D42=0.1×−0.2=−0.02
D52=0.1×0.1−0=0.01
D62=0.1×0=0
D72=0.1×−0.05=−0.005
D82=0.1×0.05=0.005
D92=0.1×0.05=0.005
∴D2+D12+D22+D32+D42+D52+D62+D72+D82+D92=0.082
0=300万円
1=243.9万円
2=Z2ー1−Z0×(D2+D12+D22+D32+・・・+D92
=243.9−300×0.082
=219.3
∴2年目の査定価格は219.3万円
上記算出式により2年目の査定価格は219.3万円となる。
つづいて3年目の査定価格を算出する。
n=3
3=0.1
D13=0.1×0=0
D23=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D33=0.1×1−0=0.1
D43=0.1×−0.1=−0.01
D53=0.1×0.3−0.01=0.02
D63=0.1×0=0
D73=0.1×−0.1=−0.01
D83=0.1×0.05=0.005
D93=0.1×0.05=0.005
∴D3+D13+D23+D33+D43+D53+D63+D73+D83+D93=0.197
0=300万円
2=219.3万円
3=Z3ー1−Z0×(D3+D13+D23+D33+・・・+D93
=219.3−300×0.197
=160.2
∴3年目の査定価格は160.2万円
上記算出式により3年目の将来価格は160.2万円となる。
上記の通り、経過年毎の査定価格は算出され、最初の所定年経過時(3年)の査定価格は160.2万円となる。この時算出された経過年毎の査定価格を用いて図24に示すような経緯データ(実線)を作成し、これを経過年毎の査定価格とともに車履歴情報管理部221に格納する。さらに、車販売管理装置102は、経過年毎の査定価格および経緯データを購入者端末101へ提供する。
また、ステップ1806においては、最初の所定年経過時の査定価格を算出した後、最初の所定年経過時から次の所定年経過時までについて予測が必要となる。本実施例において、次の所定年経過時は2年を想定している。将来価格算出プログラムを起動している車販売管理装置102は、購入者端末101に対して予測項目の選択を要求する。予測項目の選択要求は、予測項目を示した予測フォームを提供することにより行っても良い。新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理で用いた予測項目と同様、予測項目には、属性(D)、車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検(D4)、評価点(D5)、モデル/マイナーチェンジ(D6)、オーナー数(D7)、禁煙車(D8)、屋根付き車庫(D9)等の項目があり、これらに従って各項目の予測を行う(図16参照)。なお、特定した車履歴情報400に従って既に入力されている項目もある。
ここで、予測項目1601の態様について以下説明する。例えば、属性(D)は、車の車名、グレード、型式等、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報に該当する項目であり、この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には、「車名A、グレードA1、型式AA1」が入力されている。また、車の色(D1)は、車本体の色を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目も、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には「シルバーメタリック」が入力されている。なお、車の色(D1)は購入後の色の変更はないものとし、もしも購入者が色変えを行う場合には、事故車扱いとなり、評価点は0(ゼロ)となる。装備内容(D2)は、装備品の名前や機能等を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目も、入力済みで、かつ変更不可となっている。すなわち、この項目には「ギアシフト(AT)、ナビゲーション、サンルーフ、クルーズコントロール」が入力されている。また、走行距離(D3)は、年間の走行距離あるいは次の所定年経過時(2年)の走行距離の何れかを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者が予測する。走行距離の予測は、「ほぼ毎日利用する」「週に3〜4回利用する」「週末にのみ利用する」「あまり利用しない」等の走行距離の予測項目を用いて行い、各項目には該当する年間の走行距離あるいは次の所定年経過時(2年)の走行距離と対応付けられている。本実施例において、購入者側は「週末にのみ利用する」を選択したものとする。一般的に週末にのみ利用する場合、月の走行距離が600km程度であるので、この項目を選択した場合には、年間の走行距離が7、000km、次の所定年経過時の走行距離は履歴情報400を参照することにより48、000kmと予測される。定期点検(D4)は、定期点検を受けるか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が予測する。定期点検の予測は、「全ての定期点検を受ける」、「1年毎に点検を受ける」、「2年毎に点検を受ける」等の定期点検の予測項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は、「1年毎に点検を受ける」を選択したものとする。また、評価点(D5)は、年間の減点あるいは最初の所定年経過時の評価点の何れかを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が評価項目(図11)を参照して予測する。本実施例において、購入者側は年間0.5点ずつ減点し、次の所定年経過時の評価点は履歴情報400を参照することにより5点に該当する項目を選択したものとする。モデル/マイナーチェンジ(D6)は、モデル/マイナーチェンジの予測時期を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、販売者側により予測されており、車オプション情報管理部223で管理されているモデル/マイナーチェンジの予測時期を参照する。また、この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。本実施例において、販売者側は、モデル/マイナーチェンジは行わないと予測している。また、オーナー数(D7)は、購入者の人数を示す項目であり、これは車固有の特性に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力済みで、かつ変更不可となっている。ここでは1人であることが示されている。禁煙車(D8)は、禁煙車とするか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、車の利用内容の影響は少ないものと考えられるため、任意項目とする。禁煙車とするか否かの予測は、「禁煙車とする」、「禁煙車としない」等の項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は「禁煙車としない」を選択したものとする。屋根付き車庫(D9)は、屋根付きの車庫で管理するか否かを予測する項目であり、これは車の利用内容に影響する車オプション情報に該当する。この項目は、入力されておらず、購入者側が予測する項目である。この項目は、車の利用内容の影響は少ないものと考えられるため、任意項目とする。屋根付きの車庫で管理するか否かの予測は、「屋根付き車庫で管理する」、「屋根付き車庫で管理しない」等の項目を用いて行う。本実施例において、購入者側は「屋根付き車庫で管理しない」を選択したものとする。
選択された当該予測項目は、購入者端末101から車販売管理装置102へ送信される。例えば予測項目の選択は、ブラウザに表示されるチェック項目にカーソルを合わせてクリック操作することにより選択し、予測項目の送信はブラウザに表示される送信ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。
車販売管理装置102で起動する将来価格算出プログラムは、特定した車履歴情報400および予測項目を基にして、車履歴情報管理部221、車基準情報管理部222、および車オプション情報管理部223から次の所定年経過時の将来価格の算出に用いる各種情報を取得する。すなわち、車販売管理装置102は、特定した車履歴情報400の新車価格401を取得し、また、取得した車履歴情報400や予測項目1601に示されている属性(D)を基にして車基準情報管理部222において該当する車基準情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501を取得し、さらに、車履歴情報400や予測項目1601に示されている車の色(D1)、装備内容(D2)、走行距離(D3)、定期点検(D4)、評価点(D5)、モデル/マイナーチェンジ(D6)、オーナー数(D7)、禁煙車(D8)、屋根付き車庫(D9)を基にして車オプション情報管理部223において該当する各種の車オプション情報の価値について時系列的に管理されている、新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を取得する。車履歴情報管理部221から取得した新車価格401、車基準情報管理部222から取得した、新車登録後、経過年毎の基準価格低減率を示したデータ501、および新車登録後、経過年毎の変動率を示したデータ601、701、801、901、1001、1201、1301、1400、1501を用いて次の所定年経過時の将来価格を算出する。
以下、次の所定年経過時(2年)の将来価格を算出する手順について説明する。車履歴情報400の新車価格401は300万円であることを示しており、Z0は300万円である。また、最初の所定年経過時(3年)までの価格は、上記経過年毎の査定価格を用いる。
4年目の将来価格を算出する。
n=4
4=0.1
D14=0.1×0=0
D24=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D34=0.1×1−0.1=0
D44=0.1×−0.2=−0.02
D54=0.1×0.6−0.02=0.04
D64=0.1×0=0
D74=0.1×−0.15=−0.015
D84=0.1×0.05=0.005
D94=0.1×0.05=0.005
4+D14+D24+D34+D44+D54+D64+D74+D84+D94=0.102
0=300万円
3=160.2万円
4=Z4ー1−Z0×(D1+D11+D21+D31+・・・+D9n
=160.2−300×0.102
=129.6
∴4年目の将来価格は129.6万円
つづいて5年目の将来価格を算出する。
n=5
5=0.1
D15=0.1×0=0
D25=0.1×(0−0.1−0.02−0.01)=−0.013
D35=0.1×0−0=0
D45=0.1×−0.1=−0.01
D55=0.1×0.3−0.04=−0.01
D65=0.1×0=0
D75=0.1×−0.2=−0.02
D85=0.1×0.05=0.005
D95=0.1×0.05=0.005
∴D2+D12+D22+D32+D42+D52+D62+D72+D82+D92=0.057
0=300万円
4=129.6万円
2=Z5ー1−Z0×(D2+D12+D22+D32+・・・+D92
=129.6−300×0.057
=112.5
∴5年目の将来価格は112.5万円
上記算出式により5年目の将来価格は112.5万円となる。
上記の通り、経過年毎の将来価格は算出され、次の所定年経過時(2年後)の将来価格は112.5万円となる。この時算出された経過年毎の将来価格を用いて図24に示すような経緯データ(点線)を作成し、これを経過年毎の将来価格とともに車履歴情報管理部221に格納する。また、つづいて、車販売管理装置102は、次の所定年経過時の将来価格が算出されたことに従い、ローン計画を算出するローン計画算出プログラムを起動する。車販売管理装置102で起動するローン計画算出プログラムは、上記最初の所定年経過時の将来価格と最初の所定年経過時の査定価格との差額を算出し、一方、上記最初の所定年経過時の査定価格と次の所定年経過時の将来価格との差額を算出し、これらを加算したものを支払対象価格とし、その支払対象価格とそれに金利をかけた価格の合計を購入者の次の所定年間(2年)の支払総額としたローン計画を提供する。
すなわち、
次の所定年経過時の支払対象価格=(最初の所定年経過時の将来価格−最初の所定年経過時の査定価格)+(最初の所定年経過時の査定価格−次の所定年経過時の将来価格)
最初の所定年経過時の支払総額=(次の所定年経過時の支払対象価格)×{1+次の所定年間(2年間)の金利}
となる。本実施例においては、車履歴情報400の最初の所定年経過時の将来価格は133.2万円であり、次の所定年経過時の将来価格は112.5万円であり、また、最初の所定年経過時(3年目)の査定価格160.2万円であるので、
(133.2−160.2)+(160.2−112.5)=20.7万円
となり、これに所定年間(2年)の金利をかけた価格を、購入者の所定年間(2年)の支払総額としたローン計画を提供する。すなわち、最初の所定年経過時の将来価格と最初の所定年経過時の査定価格との差額を算出することにより、最初の所定年経過時の決済価格を取得し、また、予測した次の所定年経過時(2年後)の将来価格を据置価格とし、この価格については所定年間、支払対象価格とせず、最初の所定年経過時の査定価格との差額を算出し、この差額に取得した決済価格を足した価格に金利をかけた価格を次の所定年経過時の支払対象価格とするローン計画を提供する。これにより、購入者の支払負担を軽減することができ、さらに次の所定年経過時に当該車の売却を選択できるようにしている。車販売管理装置102は、経過年毎の将来価格の経緯データ(図24参照)を、算出された支払対象価格や支払総額のローン計画とともに購入者端末101へ提供する。
購入者側が上記算出したローン計画を行って車を乗り続ける場合にはステップ1804に進み、最初の所定年経過時から次の所定年経過時までの間、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理し、これらの変動にも対応して現実に即した次の所定年経過時の将来価格を算出する。一方、上記算出したローン計画を行わず、一括により当該車を購入する場合も同様にして、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理することにより、車の質の保証およびシステムとしての信頼性を高く設定できる(END)。なお、最初の所定年経過時から次の所定年経過時までの現実に即した将来価格の算出(ステップ1804)の手順は、上記新車販売後から最初の所定年経過時までの処理で行った現実に即した将来価格の算出の手順と同様なので説明は省略する。
一方、所定年経過時、乗り続けない選択をする場合には、ステップ1807に進んで車販売管理総理102に対して売却処理を要求する。購入者端末101は、購入者の操作により売却処理の要求を車販売管理装置102へ送信する。売却処理要求の送信は、ブラウザに表示される送信ボタンにカーソルを合わせてクリック操作することにより送信する。なお、上記所定年経過時の査定価格を確認した後で売却処理を行うか否かを決定するようにしても良い。
車販売管理装置102は、購入者端末101からの売却処理要求を受信すると、購入者情報を基にして購入者の住所に最も近い販売店舗を検索し、該当する販売店舗端末103に対して当該車の買い取りの手配を指示する。その後、車販売管理装置102は、販売店舗端末103からの応答を受けるに従い、買い取りの手配が完了した旨を、販売店舗の名称や住所とともに送信する。購入者端末101において、購入者側はブラウザに表示される買い取りの手配が完了した旨、および販売店舗の名称や住所について確認する。その後、購入者側は実際に車を販売店舗へ持ち運ぶ。
販売店舗においては、販売店舗端末103が設置されている。販売店舗端末103は、販売者側の操作によりネットワークを介して車販売管理装置102と接続し、車販売管理装置102に対して当該車の車識別子を送信することにより、上記所定年経過時の査定価格の算出に用いた、車履歴情報400から取得した新車価格401、車基準情報から取得した基準価格低減率を示したデータ、および各種の車オプション情報から取得した各変動率を示したデータを用いて最初の所定年経過時の査定価格を算出する。査定価格の算出手順については上記で説明した手順と同様なので省略する。
車販売管理装置102においては、新車登録時から廃車時までの車履歴情報、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値、および車固有の特性や利用内容に影響する車基準情報の価値を管理することにより、購入者側は、所定年経過時の将来価格の予測、現実に即した所定年経過時の将来価格、および所定年経過時の査定価格について把握できるので、購入者側の自発的な利用が期待できる。そして、このことは車販売管理装置102で管理する車履歴情報としての信頼性を高めて車の質を保証できるとともに、所定年経過時の買取り価格を決定する際にも用いることができる、という相乗効果が期待できる。その結果、販売者側は、算出された査定価格や車履歴情報400を参照することにより、信頼性が保証されているので、簡単な点検により買い取り価格を決定でき、販売者側の負担を軽減できる。その結果、上記購入者側が確認した査定価格と誤差が少ない買取り価格も期待できる。
買取り価格が、購入時に予測した最初の所定年経過時の将来価格を上回った場合には、販売者側から購入者に差額が返還され、下回った場合には購入者から販売者側に差額を支払うことになる。その後、販売者側は買い取った車を中古車あるいはオークション車として扱い、車履歴情報400に中古車価格やオークション車価格を設定し、当該車の履歴情報400に示される情報を基にして中古車販売情報管理部232やオークション車販売情報管理部233を作成する。これにより、中古車販売情報管理部232やオークション車販売情報管理部233で管理する中古車やオークション車等の各販売情報を購入者側に提供することができる。なお、中古車を扱う場合の車販売管理システムの処理は、図18で示した新車を扱う場合の処理の流れと同様の処理を行う(図21参照)。なお、中古車を扱う場合の所定年経過時の将来価格の予測、現実に即した所定年経過時の将来価格、および所定年経過時の査定価格の算出には、車履歴情報管理部221で管理されている過去の購入者の車履歴情報400も用いる。なお、中古車を扱う場合の最初の所定年経過時、および次の所定年経過時は2年を想定している。また、中古車を扱う場合は、所定年経過時の将来価格を基にして算出されるローン計画を行わず、一括により中古車を購入する場合も同様にして、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理することにより、車の質の保証およびシステムとしての信頼性を高く設定できる。
一方、本実施例において、オークション車を扱う場合は、所定年経過時の将来価格やローン計画の算出は行わないものとしている。ただし、オークション車を扱う場合も、新車や中古車を扱う場合と同様、実際の車の利用内容や市場における車の価値を、車履歴情報管理部221を用いて管理することにより、車の質の保証およびシステムとしての信頼性を高く設定できる。
以上、本実施例の説明から明らかなように、本発明は、購入時、所定年経過時の将来価格を算出する際、時系列的に管理されている車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値だけでなく、時系列的に管理されている車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を用いて、所定年経過時の将来価格を予測し、これに基づいたローン計画を提供できる。車固有の特性や利用内容の影響を加味して所定年経過時の将来価格を算出することにより、所定年経過時の買取り価格と大きく異ならず、ローン計画を崩さないようにすることができ、結果として、システムとしての信頼性を高く設定できる。
また、本発明は、購入時から所定年経過時まで、実際の車の利用内容や市場における車の価値の変動を管理し、これらの変動にも対応して現実に即した所定年経過時の将来価格を算出するので、購入時に予測した所定年経過時の将来価格との差について把握でき、以後の利用方針を考慮することができる。これにより、所定年経過時の買取り価格と大きく異ならず、ローン計画を崩さないようにすることができ、結果として、システムとしての信頼性を高く設定できる。
また、本発明は、新車登録時から廃車時までの車履歴情報、車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値、および車固有の特性や利用内容に影響する車基準情報の価値を管理することにより、購入者側は、所定年経過時の将来価格の予測、現実に即した所定年経過時の将来価格、および所定年経過時の査定価格について把握できるので、購入者側の自発的な利用が期待できる。そして、このことは車販売管理装置で管理する車履歴情報としての信頼性を高めて車の質を保証できるとともに、所定年経過時の買取り価格を決定する際にも用いることができる、という相乗効果が期待できる。その結果、販売者側は、算出された査定価格や車履歴情報を参照することにより、信頼性が保証されているので、簡単な点検により買い取り価格を決定でき、販売者側の負担を軽減できる。その結果、上記購入者側が確認した査定価格と誤差が少ない買取り価格も期待できる。
また、本発明は、新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理することにより、本システムにおいて車が売却され中古車あるいはオークション車として扱う場合も、車の履歴情報の信頼性が保証されていることから、システムとしての信頼性を廃車時まで高く設定できる。
なお、本実施例では、上記車基準情報および車オプション情報を基にして、上記計算式を用いて将来価格や査定価格を算出しているが、上記車基準情報および車オプション情報は本実施例で説明した態様に限定されず、上記計算式についても限定されない。例えば、中古車市場やオークション車市場の既存情報等を基にして示される新車登録後、経過年毎の基準価格低減率や各変動率を重み付けや減点方式により表現しても良い。これにより、購入者側及び販売者側の双方にとって判別しやすい情報となる。また、計算式については平均値や標準偏差を考慮して立てられる計算式を用いてもよい。これにより、正確かつ迅速に将来価格や査定価格を算出できる。さらに、本実施例では、購入者側の便宜を考慮し、簡単な態様で利用内容を設定できるようにしているが、詳細に利用内容を設定できるようにしても良い。
また、本実施例では、現実に即した将来価格を算出する際に用いる基準価格低減率および各変動率は更新されていないが、これは説明の便宜上更新させていないものであり、実際は市場における車の価値の変動に従いて更新されているものである。
また、本実施例では、経過年毎の将来価格あるいは査定価格を算出し、これを用いて経緯データを示しているが、所定年経過時のみの将来価格あるいは査定価格を算出し、これを提供するだけでもよい。
また、本実施例では、売却処理において、将来価格と査定価格の差額に従い決済を行っているが、オークションを行うことにより落札された落札価格を用いて、将来価格と落札価格との差額に従い決済を行っても良い。これにより、落札価格が査定価格を上回った価格分が購入者の負担を軽減することになる。
また、本実施例において、購入者端末は車販売管理装置と接続して通信を行っているが、始めにショッピングモールサーバ105と接続しても良い(図25参照)。さらに、本実施例では、車基準情報は、車名、グレード、型式の少なくとも何れかを含むよう管理すればよいものとしているので、車名を基に管理する態様、グレードを基に管理する態様、型式を基に管理する態様、あるいは車名及びグレードの対を基に管理する態様等が考えられる。本システムでは、原則として型式、あるいは車名及びグレードの対を基に管理する態様で実施することを想定しているが、上記他の態様により行っても良いものとする。
本発明の一実施例で用いる車販売管理システムの全体構成を示した概略図 本発明の一実施例で用いる車販売管理装置の内部構成を示したブロック図 図2で示した車販売管理装置の内部構成において各構成の関係を示した図 本発明の一実施例で用いる車履歴情報のデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車履歴情報の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(車の色)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(装備内容)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(走行距離)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(定期点検の有無)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(評価点)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 評価点と条件を対応付けて管理する評価項目のデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(モデル/マイナーチェンジ)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(オーナー数)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(禁煙)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる車オプション情報(屋根付き車庫)の価値を時系列的に管理するデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる予測項目のデータ構造を示す図 本発明の一実施例で用いる新車販売情報のデータ構造を示す図 本発明の一実施例で行う新車を扱う場合の車販売管理システムの処理の流れを示すフロー図 本発明の一実施例で行う新車販売情報の選択から試乗手続きまでの処理の流れを示すフロー図 本発明の一実施例で行う新車の購入後、所定年経過時までの処理の流れを示すフロー図 本発明の一実施例で行う中古車を扱う場合の車販売管理システムの処理の流れを示すフロー図 本発明の一実施例で行う将来価格算出プログラムにより算出された経過年毎の将来価格を用いて作成する経緯データを示す図 本発明の一実施例で行う将来価格算出プログラムにより算出された経過年毎の将来価格を用いて作成する経緯データを示す図 本発明の一実施例で行う将来価格算出プログラムにより算出された経過年毎の将来価格を用いて作成する経緯データを示す図 本発明の車販売管理システムをショッピングモールサーバと接続して実施する場合の全体構成を示した概略図
符号の説明
100 車販売管理システム
101 購入者端末
102 車販売管理装置
103 販売店舗端末
210 プログラム管理部
211 将来価格算出プログラム
212 ローン計画算出プログラム
221 車履歴情報管理部
222 車基準情報管理部
223 車オプション情報管理部
230 車販売情報管理部

Claims (14)

  1. 車の販売情報を管理する車販売情報管理部と、
    車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する車基準情報管理部と、
    車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する車オプション情報管理部と、
    前記車基準情報管理部で管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報管理部で管理する前記車オプション情報の価値を用いて、前記車販売情報管理部から選択される車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラムを管理するプログラム管理部を備え、
    購入者側から前記車の販売情報が選択されることに従い、前記将来価格算出プログラムは、選択された車の販売情報に該当する前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する車オプション情報の価値を取得するとともに、購入者側から入力される利用内容を基にして該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出することを特徴とする車販売管理装置。
  2. 前記プログラム管理部は、前記将来価格算出プログラムにより算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出するローン計画算出プログラムを管理し、
    前記ローン計画算出プログラムは、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にしてローン計画を算出することを特徴とする請求項1に記載の車販売管理装置。
  3. 新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する車履歴情報管理部を備え、前記車履歴情報管理部で管理される車の履歴情報を基にして、前記将来価格算出プログラムは、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出することを特徴とする請求項1に記載の車販売管理装置。
  4. 新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する車履歴情報管理部を備え、前記車履歴情報管理部で管理される車の履歴情報を基にして、前記将来価格算出プログラムは、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出し、
    購入者側から入力される利用内容を基にして、該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出することを特徴とする請求項1に記載の車販売管理装置。
  5. 前記所定年経過時の将来価格の算出あるいは前記現実に即した査定価格の算出は、経過年毎に算出し、経緯データを作成することを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の車販売管理装置。
  6. 前記車基準情報は、車名、グレード、型式の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の車販売管理装置。
  7. 前記車オプション情報は、色、装備内容、走行距離、定期点検の有無、評価点、モデル/マイナーチェンジの有無、オーナー数、禁煙車、屋根付き車庫の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の車販売管理装置。
  8. 車の販売情報を管理する工程と、
    車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する工程と、
    車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する工程と、
    管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報の価値を用いて、選択される前記車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する工程を有し、
    購入者側から前記車の販売情報が選択されることに従い、前記所定年経過時の将来価格を算出する工程は、選択された車の販売情報に該当する前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する車オプション情報の価値を取得するとともに、購入者側から入力される利用内容を基にして該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出する工程を有することを特徴とする車販売管理方法。
  9. 前記算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出する工程を有し、
    前記ローン計画を算出する工程は、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にしてローン計画を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の車販売管理方法。
  10. 新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する工程と、
    前記管理される車の履歴情報を基にして、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の車販売管理方法。
  11. 新車登録時から廃車時までの車の履歴情報を一貫して管理する工程と、
    前記管理される車の履歴情報を基にして、更新された前記車基準情報の価値および前記車固有の特性に影響する更新された車オプション情報の価値を取得するとともに、前記利用内容に影響する更新された車オプション情報の価値を取得して現実に即した査定価格を算出する工程と、
    購入者側から入力される利用内容を基にして、該当する前記利用内容に影響する車オプション情報の価値を取得して所定年経過時の将来価格を算出する工程を有することを特徴とする請求項8に記載の車販売管理方法。
  12. 前記所定年経過時の将来価格の算出あるいは前記現実に即した査定価格の算出は、経過年毎に算出し、経緯データを作成する工程を有することを特徴とする請求項8、10、11のいずれかに記載の車販売管理方法。
  13. 車の販売情報を管理する車販売管理装置と、前記車販売管理装置とネットワーク通信可能な購入者端末とを備えた車販売管理システムにおいて、
    前記車販売管理装置は、
    車の販売情報を管理する車販売情報管理部と、
    車固有の特性や利用内容に影響しない車基準情報の価値を時系列的に管理する車基準情報管理部と、
    車固有の特性や利用内容に影響する車オプション情報の価値を時系列的に管理する車オプション情報管理部と、
    前記車基準情報管理部で管理する前記車基準情報の価値および前記車オプション情報管理部で管理する前記車オプション情報の価値を用いて、前記車販売情報管理部から選択される車の販売情報について所定年経過時の将来価格を算出する将来価格算出プログラムを管理するプログラム管理部を備えることを特徴とする車販売管理システム。
  14. 前記プログラム管理部は、前記将来価格算出プログラムにより算出される所定年経過時の将来価格を基にしてローン計画を算出するローン計画算出プログラムを管理し、
    前記ローン計画算出プログラムは、前記算出される所定年経過時の将来価格を据置価格とし、これを基にして前記据置価格の金利を販売者側が負担するローン計画を算出することを特徴とする請求項13に記載の車販売管理システム。

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