JP2007199553A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像ローラ上のスペーサにより現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行いつつ、現像ローラの速度むらの発生をできるだけ抑制してバンディングの発生を抑制することのできる非接触現像方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像ローラ17の両端部に、それぞれ、感光体との現像ギャップを調整するギャップ調整部材であるスペーサ37が粘着剤39によって接着固定されている。スペーサ37は、多数の微小孔37aを有する多孔質性の環状フィルム部材からなる基材に潤滑剤が含浸されて構成されている。潤滑剤により感光体とスペーサ37との間の摩擦が低減することで、この摩擦による現像ローラの周方向の振れ(速度むら)の発生が抑制され、色ずれやバンディングの発生が抑制される。
【選択図】図3
【解決手段】現像ローラ17の両端部に、それぞれ、感光体との現像ギャップを調整するギャップ調整部材であるスペーサ37が粘着剤39によって接着固定されている。スペーサ37は、多数の微小孔37aを有する多孔質性の環状フィルム部材からなる基材に潤滑剤が含浸されて構成されている。潤滑剤により感光体とスペーサ37との間の摩擦が低減することで、この摩擦による現像ローラの周方向の振れ(速度むら)の発生が抑制され、色ずれやバンディングの発生が抑制される。
【選択図】図3
Description
本発明は、像担持体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の現像を行う現像装置を備えた、例えば電子写真、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の技術分野に関し、特に、現像ローラの両端部の外周面に、所定の現像ギャップに調整する現像ギャップ調整部材としてフィルム状のスペーサを設けた画像形成装置の技術分野に関する。
従来、画像形成装置として、非接触ジャンピング現像方式を用いた画像形成装置が多々知られている。この非接触ジャンピング現像方式は、像担持体である感光体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを設けるとともに、現像ローラ上のトナーを感光体にジャンピングさせて感光体上の静電潜像を現像する方式である。この非接触ジャンピング現像方式では、感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持することが良好な現像を行う上で求められる。
そこで、従来、現像ギャップ調整部材としてのスペーサにシート状部材を用い、このシート状部材を現像ローラの両端部外周面と感光体の両端部外周面との間に介在させることで、現像ローラと感光体との間に適正な現像ギャップを容易に確保できるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示の現像ギャップ調整部材によれば、感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持することができる。
しかしながら、特許文献1に開示の現像ギャップ調整部材では、感光体および現像ローラとは別の場所に現像ギャップ調整部材を設けているので、感光体、現像ローラおよび現像ギャップ調整部材の組付けが面倒であるばかりでなく、組付け状態によっては高精度に現像ギャップを設定することが難しい。しかも、現像ギャップ調整部材は固定しているのに対して感光体および現像ローラは回転するため、現像ギャップ調整部材と感光体との間および現像ギャップ調整部材と現像ローラとの間が擦られて、感光体および現像ローラに摩耗が発生し、正確な現像ギャップを維持することが難しい。
また、帯電ローラの両端部の外周面にフィルム部材を巻き付けかつ固定し、これらのフィルム部材に像担持体を当接させて、帯電ローラと像担持体との間に所定の帯電ギャップを設定することにより、近接(非接触)帯電を行うことが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示の帯電ギャップ調整では、フィルム部材の周方向の両端部をそれぞれ斜めにカットするとともに、斜めにカットした両端縁をそれらの間に隙間を形成するようにして互いに対向させ、帯電ローラの1周すべての位置で帯電ローラの軸方向にフィルム部材を存在させるようにして、一定の帯電ギャップを確保している。
したがって、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整によれば、フィルム部材が帯電ローラに固定されるので、感光体、帯電ローラおよびフィルム部材の組付けが容易であるとともに、帯電ギャップを簡単にかつ高精度に設定することができる。
特開平5−27571号公報。
特開2001−296723号公報。
したがって、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整によれば、フィルム部材が帯電ローラに固定されるので、感光体、帯電ローラおよびフィルム部材の組付けが容易であるとともに、帯電ギャップを簡単にかつ高精度に設定することができる。
ところで、特許文献2に開示の帯電ギャップ調整を現像ギャップ調整に適用することで、感光体と現像ローラとの間に簡単にかつ高精度に調整された所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の現像を行う画像形成装置を構成することが考えられる。その場合、現像ギャップの距離は帯電ギャップより精度を要求されるもののスペーサの厚みによって調整できるとともに、現像ギャップの振れもスペーサの材質や当接圧力等によって調整できる。
しかしながら、現像ローラに固定されたフィルム部材からなるスペーサによる現像ギャップ調整の場合、現像ローラのフィルム部材が感光体に当接することから、フィルム部材と感光体との間の摩擦により、現像ローラの速度むら(感光体に対する現像ローラの周方向の振れ)が発生する。このような現像ローラの速度むらが発生すると、画質に直接バンディングとして現れるという問題がある。特に、例えばPET樹脂やポリイミド樹脂等の、感光体に対する摩擦係数の大きなプラスチックのフィルム部材からなるスペーサでは、バンディングが発生しやすい。
そこで、現像ローラの速度むらの発生をできるだけ抑制するために、単純には、低摩擦係数のフッ素樹脂を用いることが考えられる。しかし、フッ素樹脂はフィルムのように薄くなると伸張性やクリープ性が顕著になるため、画像形成装置を長時間停止状態に保持すると、感光体に圧接されたフッ素樹脂の部分が凹むという放置バンディングが発生してしまい、正確な現像ギャップを維持することができなくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、現像ローラに固定されたスペーサにより現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行いつつ、現像ローラの速度むらの発生をできるだけ抑制してバンディングの発生を抑制することのできる非接触現像方式の画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられて前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端部にそれぞれ設けられて前記像担持体に当接することで前記現像ギャップを設定するギャップ調整部材とを少なくとも備え、前記トナーで前記静電潜像を非接触現像する画像形成装置において、前記ギャップ調整部材がフィルム状のスペーサで構成されているとともに、このスペーサが粘着剤で前記現像ローラの両端部に固定されており、前記スペーサが多孔質性の基材に潤滑剤を含浸されて形成されていることを特徴としている。
また、請求項2の発明の画像形成装置は、前記潤滑剤が、その融点が前記トナーのガラス転移温度より高い固体潤滑剤であることを特徴としている。
更に、請求項3の画像形成装置は、前記潤滑剤が、脂肪酸であることを特徴としている。
更に、請求項3の画像形成装置は、前記潤滑剤が、脂肪酸であることを特徴としている。
更に、請求項4の画像形成装置は、前記脂肪酸が、常温で固形の脂肪酸であることを特徴としている。
更に、請求項5の画像形成装置は、前記脂肪酸は、飽和脂肪酸であることを特徴としている。
更に、請求項5の画像形成装置は、前記脂肪酸は、飽和脂肪酸であることを特徴としている。
更に、請求項6の画像形成装置は、前記潤滑剤が炭化水素系潤滑剤であることを特徴としている。
更に、請求項7の画像形成装置は、前記粘着剤がシリコーン系粘着剤であることを特徴としている。
更に、請求項7の画像形成装置は、前記粘着剤がシリコーン系粘着剤であることを特徴としている。
更に、請求項8の画像形成装置は、前記潤滑剤がシリコンオイルであることを特徴としている。
更に、請求項9の画像形成装置は、前記粘着剤がアクリル系粘着剤であることを特徴としている。
更に、請求項10の画像形成装置は、前記スペーサの基材がアセテートフィルムであることを特徴としている。
更に、請求項9の画像形成装置は、前記粘着剤がアクリル系粘着剤であることを特徴としている。
更に、請求項10の画像形成装置は、前記スペーサの基材がアセテートフィルムであることを特徴としている。
このように構成された本発明の画像形成装置によれば、現像ローラの両端部に固定されたテープ状のスペーサにより現像ギャップを設定しているので、現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うことができるようになる。
また、各スペーサをともに多孔質性の基材から形成するとともに、これらの多孔質性の基材に潤滑剤を含浸させているので、画像形成動作時に、この潤滑剤により像担持体と各スペーサとの間の摩擦を低減することができる。これにより、像担持体との摩擦による現像ローラの速度むら(周方向の振れ)の発生を抑制できる。したがって、色ずれやバンディングの発生を抑制することができる。しかも、このように摩擦が低減することから、各スペーサの摩耗が減少し、現像ギャップが長期間にわたって安定して維持することできる。
更に、各スペーサの潤滑剤として、融点Tmがトナーのガラス転移温度Tg以上である固体潤滑剤を用いることで、トナーの使用可能な温度範囲で固体潤滑剤の離型効果および潤滑性を十分発現させることができる。
更に、各スペーサに含浸される潤滑剤に、シリコーンオイル、脂肪酸、および炭化水素系潤滑油のいずれかを用いることで、トナーと像担持体および各スペーサとの離型効果を効果的に発現することができる。特に、潤滑剤として常温で固形の脂肪酸を用いることで、より一層優れた離型効果およびより一層優れた潤滑性を発現することができる。しかも、この固形脂肪酸は凝集が起こり難く微粉末状態を維持するため、固体潤滑剤として優れた潤滑特性を長期にわたって維持することができる。更に、固形の脂肪酸として飽和脂肪酸を用いることで、固形の脂肪酸の酸化を抑制でき、長期間にわたって低摩擦を継続することができる。
更に、潤滑剤として脂肪酸および炭化水素系潤滑油を用いた場合には、粘着剤としてシリコーン系粘着剤を用いることで、脂肪酸や炭化水素系潤滑油によるシリコーン系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
更に、潤滑剤としてシリコーンオイルを用いた場合には、粘着剤としてアクリル系粘着剤を用いることで、シリコーンオイルによるアクリル系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
更に、潤滑剤としてシリコーンオイルを用いた場合には、粘着剤としてアクリル系粘着剤を用いることで、シリコーンオイルによるアクリル系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
更に、潤滑剤による像担持体と各スペーサとの摩擦の低減で、各スペーサの基材に、フィルム状に薄くしても伸張性やクリープ性がほとんど現れない材料を用いることができる。したがって、画像形成装置を長時間停止状態に保持しても、像担持体に圧接された各スペーサの部分が凹むことはなく、放置バンディングの発生を抑制できる。その場合、各スペーサに伸張性およびクリープ性がともに優れたアセテートフィルムを用いることで、放置バンディングの発生を効果的に抑制できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的に示す横断面図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1はタンデム型の画像形成装置であり、ハウジング本体2を有している。このハウジング本体2内には、画像形成ユニット3、中間転写ユニット(以下、一次転写ユニットともいう)4、給紙ユニット5、二次転写ユニット6、定着ユニット7、および記録媒体搬送手段8がそれぞれ配設されている。画像形成ユニット3および給紙ユニット5内の消耗品はハウジング本体2に対して着脱可能に構成されており、これらは一次転写ユニット4を含めて取り外して修理あるいは交換可能とされている。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的に示す横断面図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1はタンデム型の画像形成装置であり、ハウジング本体2を有している。このハウジング本体2内には、画像形成ユニット3、中間転写ユニット(以下、一次転写ユニットともいう)4、給紙ユニット5、二次転写ユニット6、定着ユニット7、および記録媒体搬送手段8がそれぞれ配設されている。画像形成ユニット3および給紙ユニット5内の消耗品はハウジング本体2に対して着脱可能に構成されており、これらは一次転写ユニット4を含めて取り外して修理あるいは交換可能とされている。
画像形成ユニット3は、複数個の異なる色(この例では4色であるが、例えば、4色のうち、2色または3色でもよい:以下、4色として説明する)、つまりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の画像をそれぞれ形成するイエロー用画像形成ステーション9Y、マゼンタ用画像形成ステーション9M、シアン用画像形成ステーション9C、ブラック用画像形成ステーション9Kを備えている。その場合、この例では、各色Y、M、C、Kの画像形成ステーション9Y,9M,9C,9Kの配置順序は図1において斜め右下方向に向かってこれらの順に直線状に配列されている。なお、各色の画像形成ステーション9Y,9M,9C,9Kの配置順序はこれに限定されることはなく、任意に設定することができる。
また、これらの画像形成ステーション9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ、像担持体であり感光ドラムからなる感光体10Y,10M,10C,10Kと、これらの感光体10Y,10M,10C,10Kの周囲にそれぞれ配設されて各感光体10Y,10M,10C,10Kを帯電する帯電装置11Y,11M,11C,11K、各感光体10Y,10M,10C,10Kに露光により静電潜像を書き込む露光装置12Y,12M,12C,12K、各感光体10Y,10M,10C,10K上の潜像を現像する現像装置13Y,13M,13C,13Kを備えている。なお、図示しないが、画像形成ステーション9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ、感光体を除電する公知の除電手段および感光体をクリーニングする公知のクリーナも各色毎に備えている。
各色の画像形成ステーション9Y,9M,9C,9Kの感光体10Y,10M,10C,10K、帯電装置11Y,11M,11C,11K、露光装置12Y,12M,12C,12K、および現像装置13Y,13M,13C,13Kの各構成はいずれも各色Y,M,C,Kについて同一に構成されている。
各帯電装置11Y,11M,11C,11Kは、高電圧発生源に接続された導電ブラシで構成され、これらの導電ブラシによりそれぞれ各感光体10Y,10M,10C,10Kの表面を一様に帯電させる。このような帯電装置11Y,11M,11C,11Kを用いることで、きわめて少ない電流によって感光体表面を帯電させることができるので、コロナ帯電方式のように装置内外が多量のオゾンによって汚染されることはない。
各露光装置12Y,12M,12C,12Kには、LEDランプを感光体10Y,10M,10C,10Kの軸方向に列状に配列したLEDラインヘッドが用いられている。LEDラインヘッドは、レーザー走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであるため、感光体10Y,10M,10C,10Kに対して近接配置が可能であり、装置本体を小型化できるという利点を有している。
各現像装置13Y,13M,13C,13Kは、それぞれ、現像器ケース14Y,14M,14C,14Kと、各現像器ケース14Y,14M,14C,14K内にそれぞれ形成されたトナー貯留部15Y,15M,15C,15Kと、現像器ケース14Y,14M,14C,14Kにそれぞれ設けられたトナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kと、現像器ケース14Y,14M,14C,14Kにそれぞれ設けられ、トナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kおよび感光体10Y,10M,10C,10Kにそれぞれ当接するように配設された現像ローラ17Y,17M,17C,17Kと、各トナー貯留部15Y,15M,15C,15Kに設けられたトナー撹拌搬送部材18Y,18M,18C,18Kと、各現像ローラ17Y,17M,17C,17K上のトナー層厚を規制する規制ブレード19Y,19M,19C,19Kとを備えている。
そして、この例の画像形成装置1では、各感光体10Y,10M,10C,10Kと各現像装置13Y,13M,13C,13Kとがそれぞれ一体にされた各色毎の現像カートリッジとして構成されている。これらの現像カートリッジについては、後でより詳細に説明する。
各現像ローラ17Y,17M,17C,17Kおよび各トナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kは、感光体10Y,10M,10C,10Kの回転方向と逆方向の反時計回りに回転駆動される。トナー貯留部15Y,15M,15C,15Kにおいてそれぞれ撹拌部材により撹拌された各色のトナーは、それぞれトナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kに供給され、更に、これらのトナーはトナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kに当接されるブレードと摺擦した摩擦帯電力による付着力とトナー供給ローラ16Y,16M,16C,16Kの表面凹凸部での機械的付着力とによって、現像ローラ17Y,17M,17C,17Kの表面に供給される。現像ローラ17Y,17M,17C,17Kに供給されたトナーは各規制ブレード19Y,19M,19C,19Kにより所定の厚さの層厚に規制され、この規制により薄層化されたトナー層は、各感光体10Y,10M,10C,10Kへ搬送される。そして、各現像ローラ17Y,17M,17C,17Kによって搬送される各色のトナーによってそれぞれ各感光体10Y,10M,10C,10Kの潜像部が各色毎に非接触で現像される。
一次転写ユニット4は、ハウジング本体2の下方に配設された図示しない駆動源により回転駆動される駆動ローラ20と、従動ローラ21と、これらの駆動ローラ20と従動ローラ21との間に張架されて図1に矢印で示す反時計方向に回転駆動される中間転写ベルト22とを備えている。その場合、従動ローラ21および中間転写ベルト22が駆動ローラ20に対して図1で斜め左上方へ傾斜する方向に配設されている。これにより、中間転写ベルト22の画像形成ユニット3側のベルト部分22aがこのベルト部分22aと反対側つまり画像形成ユニット3側と反対側のベルト部分22bに対して下方に位置し、かつベルト部分22aの移動方向が図1において斜め右下方となるようにされている。
そして、画像形成ユニット3における各感光体10Y,10M,10C,10Kがそれぞれベルト部分22aに接触して各感光体10Y,10M,10C,10Kからそれぞれ各色のトナー像が一次転写部で一次転写される。その場合、各色の一次転写部では、各感光体10Y,10M,10C,10Kにそれぞれ対向して配設された転写ローラからなる一次転写ローラ23Y,23M,23C,23Kが中間転写ベルト22のベルト部分22aを感光体10Y,10M,10C,10Kに弾性的に圧接させる。そして、各感光体10Y,10M,10C,10Kは、図1に矢印で示す時計回りに、つまり感光体10Y,10M,10C,10Kのベルト部分22aとの接触部分がこのベルト部分22aの搬送方向と同じ方向に回転駆動されるとともに、一次転写ローラ23Y,23M,23C,23Kにそれぞれ転写バイアスを印加することで、感光体10Y,10M,10C,10K上のトナー像のベルト部分22aへの一次転写が行われるようになっている。
従動ローラ21の近傍に、中間転写ベルト22をクリーニングするクリーニング手段24が設けられており、このクリーニング手段24により、中間転写ベルト22上の二次転写の転写残りトナーが回収されるようになっている。また、駆動ローラ20の近傍に、レジストセンサ25が設置されており、このレジストセンサ25は、中間転写ベルト22上の各色トナー像の位置決めを行うとともに、各色トナー像の濃度を検出し、各色画像の色ずれや画像濃度を補正するためのセンサである。
給紙ユニット5は、図1に示すように紙等のシート状の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット26と、この給紙カセット26から記録媒体Pを1枚ずつ給送するピックアップローラ27とからなる給紙部とを備えている。更に、ハウジング本体2には、二次転写部への記録媒体Pの給紙タイミングを規定するレジストローラ対28が配設されている。
二次転写ユニット6は二次転写部において中間転写ベルト22を駆動ローラ20に圧接させる二次転写ローラ29を備えている。このとき、一次転写ユニット4の駆動ローラ20は二次転写ローラ29のバックアップローラを兼ねている。
更に、定着ユニット7は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵した回転自在な加熱ローラ30と、この加熱ローラ30を押圧付勢する加圧ローラ31とを備えている。そして、二次転写部で記録媒体Pに二次転写されたカラー画像が、この定着ユニット7の加熱ローラ30と加圧ローラ31とで形成するニップ部において所定の温度で記録媒体Pに定着される。
更に、ハウジング本体2には、定着後の記録媒体Pを排紙トレイ32に排出する排紙ローラ対33が配設されている。なお、図示しないが、記録媒体Pの両面に画像を形成するためにこの記録媒体Pを搬送する両面プリント用搬送路を設けることもできる。
図2は、図1に示すタンデム型の画像形成装置に用いられる、現像装置と感光体とが一体に形成された現像カートリッジを模式的に示し、(a)は横断面図、(b)はこの例の現像カートリッジの部分図である。なお、現像カートリッジは各色Y,M,C,K毎に同じ構成であるので、以下の説明では、符号Y,M,C,Kを付さないで説明する。
図2(a)に示すように、この例の画像形成装置1では、感光体10と現像装置13とが一体にされた感光体−現像装置一体カートリッジ34が用いられている。
現像装置13は、感光体10にトナーTを搬送する現像ローラ17、現像ローラ17に圧接されてトナーTを供給する供給ローラ16、現像ローラ17に圧接されて感光体10に搬送するトナーTを規制する規制ブレード19、トナーTを攪拌して搬送するトナー攪拌搬送部材18、トナー攪拌搬送部材18によって搬送されたトナーTを受けて供給ローラ16の方へ案内するトナー受け部材35、および現像ローラ17に現像後残ったトナーTを回収する方向に当接しながらトナー漏れを防止するための上シール36を備えている。そして、感光体10、現像ローラ17、供給ローラ16、規制ブレード19、トナー攪拌搬送部材18およびトナー受け部材9はいずれも感光体−現像装置一体ケース2内に配設されている。
現像装置13は、感光体10にトナーTを搬送する現像ローラ17、現像ローラ17に圧接されてトナーTを供給する供給ローラ16、現像ローラ17に圧接されて感光体10に搬送するトナーTを規制する規制ブレード19、トナーTを攪拌して搬送するトナー攪拌搬送部材18、トナー攪拌搬送部材18によって搬送されたトナーTを受けて供給ローラ16の方へ案内するトナー受け部材35、および現像ローラ17に現像後残ったトナーTを回収する方向に当接しながらトナー漏れを防止するための上シール36を備えている。そして、感光体10、現像ローラ17、供給ローラ16、規制ブレード19、トナー攪拌搬送部材18およびトナー受け部材9はいずれも感光体−現像装置一体ケース2内に配設されている。
図3に示すように、感光体10は、その中央部に像担持面10aが形成されているとともに、その両端部に像非担持面10b,10cが形成されている。また、現像ローラ17は、その中央部にトナー非搬送面17aが形成されているとともに、その両端部にトナー非搬送面17b,17cが形成されている。
現像ローラ17には、応力収縮や熱収縮の極めて小さい例えば鉄等の金属ローラあるいはウレタン等の樹脂が用いられる。現像ローラ17のトナー非搬送面17b,17cには、それぞれ、現像ギャップgを調整するギャップ調整部材であるフィルム状のスペーサ37,38が設けられている。
図4に示すように、これらのスペーサ37,38は、いずれも、多数の微小孔37a,38a(メッシュ状の微小孔も含む)を有する多孔質性の環状フィルム部材からなる基材と多数の微小孔37a,38aに含浸された潤滑剤とから構成されている(なお、図4には一方のスペーサ37のみが図示されていて他方のスペーサ38は図示されていないため、その微小孔の符号38aは図示されていないが、説明の便宜上、他方のスペーサ38の微小孔に38aを付して説明する。また、図3に示す多数の微小孔37aの配置は、説明の便宜上図示のように示しているだけであり、これに限定されることなく任意である。)。そして、これらの環状フィルム部材がそれぞれ現像ローラ17のトナー非搬送面17b,17cに嵌合されかつ各環状フィルム部材の内周面がそれらの全周にわたって粘着剤39により対応するトナー非搬送面17b,17cに接着固定されている。
各スペーサ37,38に用いられる多孔質性の基材としては、フィルム状に薄くしても伸張性およびクリープ性が小さい材料を用いるのがよく、特に電気絶縁体であることがよい。具体的には、このような基材として、アセテート樹脂、ポリイミド樹脂、およびPET樹脂を用いることができ、好ましくは、アセテートフィルムがよく、特にセルロースアセテートは物理的・化学的・電気絶縁特性のいずれにも優れており、しかも伸張性およびクリープ性がともに小さいことから、ギャップ部材として優れている。
また、各スペーサ37,38の多数の微小孔37a,38aに含浸される潤滑剤は、トナーと感光体10Y,10M,10C,10Kおよびスペーサ37,38との離型効果を有することが必要である。この離型効果を有する潤滑剤としては、シリコーンオイル、脂肪酸、および炭化水素系潤滑油を用いるのがよい。
特に、各スペーサ37,38に含浸される潤滑剤として、固体潤滑剤が離型効果に優れるとともに潤滑性に優れる。その場合、トナーはそのガラス転移温度Tg以上の温度では凝集してしまうので使用できないが、ガラス転移温度Tgより低い温度では使用可能である。したがって、各スペーサ37,38の潤滑剤として融点Tmがトナーのガラス転移温度Tg以上である固体潤滑剤を用いると、この固体潤滑剤はトナーのTg温度までは固体であるため、トナーの使用可能な温度範囲でその離型効果を十分発現するようになる。なお、各スペーサ37,38の感光体10との当接部は摩擦により温度上昇が起こるため、固体潤滑剤はその融点Tmが低いと液体になってしまい、固体潤滑剤としての機能を十分に発揮し難くなる。したがって、固体潤滑剤の融点Tmは高い方がよい。
固体潤滑剤として、常温で固形の脂肪酸は離型効果により一層優れるとともに潤滑性により一層優れる。この常温で固形の脂肪酸は高温液体状態にして各スペーサ37,38の多数の微小孔37a,38aに含浸させた後、常温で固形状態で使用することで、常温で固体潤滑剤として働く。この固形脂肪酸は凝集が起こり難く微粉末状態を維持するため、固体潤滑剤として優れた潤滑特性が長期にわたって維持される。特に、融点Tmがトナーのガラス転移温度Tg以上でありかつ常温で固形である脂肪酸を用いることがよい。
更に、固形の脂肪酸は不飽和脂肪酸を多く含むと自然に酸化して劣化しやすいことから、長期使用でその摩擦係数が上昇してしまうため、飽和脂肪酸がよい。この飽和脂肪酸は酸化し難く、長期間にわたって低摩擦が継続する。
常温で固体の脂肪酸としては炭素数が11以上のものがよく、例えば、ラウリン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸(カルナバロウ等)、モンタン酸、メリシン酸(蜜蝋等)等を用いることができる。
常温で固体の脂肪酸としては炭素数が11以上のものがよく、例えば、ラウリン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸(カルナバロウ等)、モンタン酸、メリシン酸(蜜蝋等)等を用いることができる。
各スペーサ37,38の環状フィルム部材を現像ローラ17に接着固定する粘着剤39は、環状フィルム部材を現像ローラ17に接着固定できるものであれば、任意の粘着剤を用いることができる。しかし、粘着剤39は各スペーサ37,38に含浸される潤滑剤によって粘着性の劣化や溶融を生じる場合があるので、使用する潤滑剤に応じて用いるのが好ましい。例えば、潤滑剤が脂肪酸および炭化水素系潤滑油である場合には、粘着剤39としてシリコーン系粘着剤を用いるのがよい。このシリコーン系粘着剤は、脂肪酸や炭化水素系潤滑油による粘着性の劣化および溶融がともに抑制される。また、潤滑剤がシリコーンオイルである場合には、粘着剤39としてアクリル系粘着剤を用いるのがよい。このアクリル系粘着剤は、シリコーンオイルによる粘着性の劣化および溶融がともに抑制される。
図3に示すように、これらのスペーサ37,38がそれぞれ感光体10の像非担持面10b,10cに圧接されることで、現像ローラ17のトナー搬送面17aとこのトナー搬送面17aに対向する感光体10の像担持面10aとの間に、現像ギャップgが形成されている。その場合、この現像ギャップgは、スペーサ37,38の厚みを適宜選択することで所望の大きさに正確に設定される。これにより、この現像装置13は非磁性一成分現像剤であるトナーTを用いた非磁性一成分現像剤非接触ジャンピング現像を行うようになっている。その場合、この例の感光体−現像装置一体カートリッジ34では、図2(b)に示すように感光体10が時計回りに回転するとともに、現像ローラ17および供給ローラ16がともに反時計回りに回転するように設定されている。
このように構成された画像形成装置1の画像形成動作について、簡単に説明する。
感光体10Y,10M,10C,10Kの外周面がそれぞれ帯電装置11Y,11M,11C,11Kによって一様に帯電される。一様に帯電した感光体10Y,10M,10C,10Kの外周面に、それぞれ露光装置12Y,12M,12C,12Kによる露光で像の書込が行われて各色の静電潜像が形成される。各感光体10Y,10M,10C,10Kに形成された各色の静電潜像は、それぞれ現像装置13Y,13M,13C,13Kによる非接触現像でトナー像に現像される。各感光体10Y,10M,10C,10Kに形成された各色のトナー像は、それぞれ一次転写部において一次転写ローラ23Y,23M,23C,23Kにより一次転写されてY、M、C、Kの色の順に中間転写ベルト22上に色重ねさされ、フルカラーのトナー像が形成される。
感光体10Y,10M,10C,10Kの外周面がそれぞれ帯電装置11Y,11M,11C,11Kによって一様に帯電される。一様に帯電した感光体10Y,10M,10C,10Kの外周面に、それぞれ露光装置12Y,12M,12C,12Kによる露光で像の書込が行われて各色の静電潜像が形成される。各感光体10Y,10M,10C,10Kに形成された各色の静電潜像は、それぞれ現像装置13Y,13M,13C,13Kによる非接触現像でトナー像に現像される。各感光体10Y,10M,10C,10Kに形成された各色のトナー像は、それぞれ一次転写部において一次転写ローラ23Y,23M,23C,23Kにより一次転写されてY、M、C、Kの色の順に中間転写ベルト22上に色重ねさされ、フルカラーのトナー像が形成される。
更に、中間転写ベルト22上のフルカラーのトナー像は、二次転写ユニット6において、給紙ユニット5の給紙カセット26からピックアップローラ27によって1枚ずつ抽出されかつレジストローラ対28によって給紙タイミングをとって給送されてきた記録媒体Pに二次転写ローラ29によって二次転写される。記録媒体Pに二次転写されたフルカラーのトナー像は定着装置7の加熱ローラ30と加圧ローラ31とによって加熱加圧されて記録媒体Pに定着される。その後、定着画像が形成された記録媒体Pが記録媒体搬送手段8によって搬送されかつ排紙ローラ対33によって排紙トレイ32に排出される。二次転写後に中間転写媒体22に残った転写残りのトナーは、従動ローラ21の方へ搬送されてクリーニング手段24によって除去され、中間転写ベルト22がクリーニングされる。
ところで、この例の画像形成装置1においては、各スペーサ37,38がともに多数の微小孔37a,38aを有する多孔質性の基材から形成されるとともに、これらの多数の微小孔37a,38aに潤滑剤が含浸されていることから、画像形成動作時に、この潤滑剤により感光体10とスペーサ37,38との間の摩擦が低減する。これにより、感光体2との摩擦による現像ローラ17の速度むらの発生が抑制される。
このように構成されたこの例の画像形成装置1によれば、現像ローラ17の両端部17b,17cに固定された環状フィルム部材のスペーサ37,38により現像ギャップgを設定しているので、現像ギャップ調整を簡単にかつ高精度に行うことができるようになる。
また、各スペーサ37,38を、ともに多数の微小孔37a,38aを有する多孔質性の基材から形成するとともに、これらの多数の微小孔37a,38aに潤滑剤を含浸させているので、画像形成動作時に、感光体10とスペーサ37,38との間の摩擦を低減することができる。これにより、感光体2との摩擦による現像ローラ17の速度むら(周方向の振れ)の発生を抑制できる。したがって、色ずれやバンディングの発生を抑制することができる。しかも、このように摩擦が低減することから、各スペーサ37,38の摩耗が減少し、現像ギャップgが長期間にわたって安定して維持することできる。
更に、潤滑剤による感光体2と各スペーサ37,38との摩擦の低減で、各スペーサ37,38の基材に、フィルム状に薄くしても伸張性やクリープ性がほとんど現れない材料である、アセテート樹脂、ポリイミド樹脂、およびPET樹脂を用いることができる。したがって、画像形成装置1を長時間停止状態に保持しても、感光体2に圧接された各スペーサ37,38の部分が凹むことはなく、放置バンディングの発生を抑制できる。その場合、各スペーサ37,38に伸張性およびクリープ性がともに優れたアセテートフィルムを用いることで、放置バンディングの発生を効果的に抑制できる。特に、各スペーサ37,38の基材にセルロースアセテートを用いると、セルロースアセテートが物理的・化学的・電気絶縁特性のいずれにも優れており、しかも伸張性およびクリープ性がともに小さいことから、現像ギャップgを設定するための優れたギャップ部材を形成することができる。
更に、各スペーサ37,38の多数の微小孔37a,38aに含浸される潤滑剤に、シリコーンオイル、脂肪酸、および炭化水素系潤滑油を用いることで、各トナーと各感光体10Y,10M,10C,10Kおよび各スペーサ37,38との離型効果を効果的に発現することができる。特に、各スペーサ37,38に含浸される潤滑剤に固体潤滑剤を用いることで、優れた離型効果を発現できるとともに優れた潤滑性を発現することができる。
更に、各スペーサ37,38の潤滑剤として、融点Tmがトナーのガラス転移温度Tg以上である固体潤滑剤を用いることで、トナーの使用可能な温度範囲で固体潤滑剤の離型効果および潤滑性を十分発現させることができる。
更に、固体潤滑剤として常温で固形の脂肪酸を用いることで、より一層優れた離型効果およびより一層優れた潤滑性を発現することができる。しかも、この固形脂肪酸は凝集が起こり難く微粉末状態を維持するため、固体潤滑剤として優れた潤滑特性を長期にわたって維持することができる。
更に、固形の脂肪酸として飽和脂肪酸を用いることで、固形の脂肪酸の酸化を抑制でき、長期間にわたって低摩擦を継続することができる。
更に、固形の脂肪酸として飽和脂肪酸を用いることで、固形の脂肪酸の酸化を抑制でき、長期間にわたって低摩擦を継続することができる。
更に、潤滑剤として脂肪酸および炭化水素系潤滑油を用いた場合には、粘着剤39としてシリコーン系粘着剤を用いることで、脂肪酸や炭化水素系潤滑油によるシリコーン系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
更に、潤滑剤としてシリコーンオイルを用いた場合には、粘着剤39としてアクリル系粘着剤を用いることで、シリコーンオイルによるアクリル系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
更に、潤滑剤としてシリコーンオイルを用いた場合には、粘着剤39としてアクリル系粘着剤を用いることで、シリコーンオイルによるアクリル系粘着剤の粘着性の劣化および溶融をともに抑制することができる。
なお、感光体10の周速と現像ローラ17上のスペーサ37,38の周速とを同一または略同一に設定すると、画像形成動作時、感光体10とスペーサ37,38との間の摩擦をほとんどなくすことができる。したがって、各スペーサ37,38の潤滑剤による摩擦低減に相俟って、摩擦による現像ローラ17の速度むらの発生をより一層効果的に抑制できるので、感光体10の周速と現像ローラ17上のスペーサ37,38の周速とを同一または略同一に設定することが望ましい。もちろん、本発明の画像形成装置1では、感光体10の周速と各スペーサ37,38の周速は、これに限定されるものではなく、異なってもよい。
また、前述の例では各スペーサ37,38の基材に環状フィルム部材を用い、これらの環状フィルム部材を現像ローラ17の両端部に嵌合し粘着剤39で接着固定するようにしているが、本発明はこれに限定されることはなく、各スペーサ37,38の基材にテープ状フィルム部材を用い、これらのテープ状フィルム部材を現像ローラ17の両端部に巻き付けて粘着剤39で接着固定することもできる。その場合、テープ状フィルム部材の材料および粘着剤39はいずれも前述の例と同じ材料および粘着剤を用いることができる。
更に、前述の例では本発明をタンデム型の画像形成装置1に適用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、現像ローラの両端部に固定したスペーサを像担持体に当接させて所定の現像ギャップgを設定し、設定された現像ギャップgで非接触現像を行う画像形成装置であれば、どのような画像形成装置にも適用することができる。
次に、本発明の具体的な実施例および比較例について説明する。
実施例1ないし7と比較例1について、画像形成の実験をした。
(実施例1)
図1に示す画像形成装置にける現像器の現像ローラの両端部の外周面に、市販されている、一面側にアクリル系粘着剤を塗布した厚み60μmで多孔質性のアセテートテープ[スコッチテープ(登録商標):スリーエムカンパニー社製]を巻き付け接着固定して、現像ギャップg用のスペーサの基材とした。この基材を100℃に温めて、潤滑剤として融点Tm70℃のステアリン酸(飽和脂肪酸)を塗ることで、このステアリン酸を基材に含浸させて現像ギャップg用スペーサを構成した現像ローラを得た。
実施例1ないし7と比較例1について、画像形成の実験をした。
(実施例1)
図1に示す画像形成装置にける現像器の現像ローラの両端部の外周面に、市販されている、一面側にアクリル系粘着剤を塗布した厚み60μmで多孔質性のアセテートテープ[スコッチテープ(登録商標):スリーエムカンパニー社製]を巻き付け接着固定して、現像ギャップg用のスペーサの基材とした。この基材を100℃に温めて、潤滑剤として融点Tm70℃のステアリン酸(飽和脂肪酸)を塗ることで、このステアリン酸を基材に含浸させて現像ギャップg用スペーサを構成した現像ローラを得た。
この現像ローラを装着した画像形成装置で、50%濃度のベタ画像を普通紙に印字した。このとき、スペーサの周速と感光体の周速との比16:10の速度差を有して印字動作を行った。印字結果を図5(a)に示す。図5(a)から明らかなように、スペーサと感光体との周速比を有することからスペーサと感光体との間に摩擦が発生するような状態であるが、バンディングの少ないきれいな画像が得られた。これにより、実施例1では、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
(比較例1)
実施例1と同様に図1に示す画像形成装置の現像ローラの両端部の外周面に、実施例1と同じアセテートテープを巻き付け接着固定して、現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した画像形成装置で、50%濃度のベタ画像を普通紙に印字した。このとき、スペーサの周速と感光体の周速との比16:10の速度差を有して印字動作を行った。印字結果を図5(b)に示す。スペーサと感光体との周速比を有することからスペーサと感光体との間に摩擦が発生するような状態であり、しかも潤滑剤がスペーサの基材に含浸されていないため、図5(b)から明らかなようにバンディングのあるすじの多い画像が得られた。これにより、比較例1では、スペーサと感光体との間の摩擦が低減されず、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が効果的に抑制されないことが確認された。
実施例1と同様に図1に示す画像形成装置の現像ローラの両端部の外周面に、実施例1と同じアセテートテープを巻き付け接着固定して、現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した画像形成装置で、50%濃度のベタ画像を普通紙に印字した。このとき、スペーサの周速と感光体の周速との比16:10の速度差を有して印字動作を行った。印字結果を図5(b)に示す。スペーサと感光体との周速比を有することからスペーサと感光体との間に摩擦が発生するような状態であり、しかも潤滑剤がスペーサの基材に含浸されていないため、図5(b)から明らかなようにバンディングのあるすじの多い画像が得られた。これにより、比較例1では、スペーサと感光体との間の摩擦が低減されず、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が効果的に抑制されないことが確認された。
(実施例2)
実施例1における潤滑剤としてのステアリン酸の代わりに、ジメチルシリコーンオイル(粘度100cSt(25℃))を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例1と同じようにして現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例2でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
実施例1における潤滑剤としてのステアリン酸の代わりに、ジメチルシリコーンオイル(粘度100cSt(25℃))を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例1と同じようにして現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例2でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
(実施例3)
実施例2における潤滑剤としてのジメチルシリコーンオイルの代わりに、炭化水素系の潤滑剤5−56(呉工業社製)を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例2とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例2と同様にして印字動作を行ったところ、実施例2とほぼ同じバンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例3でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
実施例2における潤滑剤としてのジメチルシリコーンオイルの代わりに、炭化水素系の潤滑剤5−56(呉工業社製)を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例2とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例2と同様にして印字動作を行ったところ、実施例2とほぼ同じバンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例3でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
(実施例4)
実施例1における潤滑剤としてのステアリン酸の代わりに、飽和脂肪酸として融点Tm2℃のカプロン酸を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例1と同じようにして現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例4でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。しかし、6000枚印字後に更に印字すると、若干のバンディングが見られ、結局、実施例1の融点Tm70℃のステアリン酸を含浸させた場合の方がバンディングの少ない画像が得られた。
実施例1における潤滑剤としてのステアリン酸の代わりに、飽和脂肪酸として融点Tm2℃のカプロン酸を実施例1と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例1と同じようにして現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例4でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。しかし、6000枚印字後に更に印字すると、若干のバンディングが見られ、結局、実施例1の融点Tm70℃のステアリン酸を含浸させた場合の方がバンディングの少ない画像が得られた。
(実施例5)
実施例4における潤滑剤としての融点Tm2℃のカプロン酸の代わりに、飽和脂肪酸として融点Tm44℃のラウリン酸を実施例4と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例4とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例4と同様にして印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例5でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。しかし、6000枚印字後に更に印字すると、実施例4と同様に若干のバンディングが見られ、結局、実施例1の融点Tm70℃のステアリン酸を含浸させた場合の方がバンディングの少ない画像が得られた。
実施例4における潤滑剤としての融点Tm2℃のカプロン酸の代わりに、飽和脂肪酸として融点Tm44℃のラウリン酸を実施例4と同様にアセテートテープに含浸させ、他は実施例4とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例4と同様にして印字動作を行ったところ、バンディングの少ない画像が得られた。これにより、実施例5でも、スペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。しかし、6000枚印字後に更に印字すると、実施例4と同様に若干のバンディングが見られ、結局、実施例1の融点Tm70℃のステアリン酸を含浸させた場合の方がバンディングの少ない画像が得られた。
(実施例6)
実施例1におけるスペーサの基材としてのアセテートテープの代わりに、多孔質性のポリイミド樹脂フィルムを用い、実施例1と同様に現像ローラの両端部に接着固定したポリイミド樹脂フィルムにステアリン酸を含浸させて、現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、初期画像ではバンディングの少ない画像が得られたが、1000枚印字するとバンディングが多く見られた。これにより、実施例6でも、初期画像ではあるがスペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
実施例1におけるスペーサの基材としてのアセテートテープの代わりに、多孔質性のポリイミド樹脂フィルムを用い、実施例1と同様に現像ローラの両端部に接着固定したポリイミド樹脂フィルムにステアリン酸を含浸させて、現像ギャップg用のスペーサを構成した現像ローラを得た。この現像ローラを装着した図1に示す画像形成装置で実施例1と同じ印字動作を行ったところ、初期画像ではバンディングの少ない画像が得られたが、1000枚印字するとバンディングが多く見られた。これにより、実施例6でも、初期画像ではあるがスペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
(実施例7)
実施例6におけるスペーサの基材としてのポリイミド樹脂フィルムの代わりに、多孔質性のPETフィルムを用い、他は実施例6とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例6と同様にして印字動作を行ったところ、初期画像ではバンディングの少ない画像が得られたが、1000枚印字するとバンディングが多く見られた。これにより、実施例7でも、初期画像ではあるがスペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
実施例6におけるスペーサの基材としてのポリイミド樹脂フィルムの代わりに、多孔質性のPETフィルムを用い、他は実施例6とまったく同様にして得た現像ローラを用いて実施例6と同様にして印字動作を行ったところ、初期画像ではバンディングの少ない画像が得られたが、1000枚印字するとバンディングが多く見られた。これにより、実施例7でも、初期画像ではあるがスペーサと感光体との間の摩擦が効果的に低減されて、感光体に対するスペーサの速度むら(周方向の振れ)が抑制されることが確認された。
本発明の画像形成装置は、像担持体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の現像を行う現像装置を備えた、例えば電子写真、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に利用することができ、特に、現像ローラの両端部の外周面に、所定の現像ギャップに調整する現像ギャップ調整部材としてフィルム状のスペーサを設けた画像形成装置に好適に利用することができる。
1…画像形成装置、2…ハウジング本体、3…画像形成ユニット、4…中間転写ユニット(一次転写ユニット)、9Y,9M,9C,9K…画像形成ステーション、10,10Y,10M,10C,10K…感光体、11Y,11M,11C,11K…帯電装置、12Y,12M,12C,12K…露光装置、13,13Y,13M,13C,13K…現像装置、16,16Y,16M,16C,16K…トナー供給ローラ、17,17Y,17M,17C,17K…現像ローラ、22…中間転写ベルト、37,38…スペーサ、37a,38a…微小孔、39…粘着剤、g…現像ギャップ
Claims (10)
- 静電潜像が形成される像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられて前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端部にそれぞれ設けられて前記像担持体に当接することで前記現像ギャップを設定するギャップ調整部材とを少なくとも備え、前記トナーで前記静電潜像を非接触現像する画像形成装置において、
前記ギャップ調整部材がフィルム状のスペーサで構成されているとともに、このスペーサが粘着剤で前記現像ローラの両端部に固定されており、
前記スペーサは多孔質性の基材に潤滑剤を含浸されて形成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記潤滑剤は、その融点が前記トナーのガラス転移温度より高い固体潤滑剤であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤は、脂肪酸であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記脂肪酸は、常温で固形の脂肪酸であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記脂肪酸は、飽和脂肪酸であることを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤は、炭化水素系潤滑剤であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記粘着剤は、シリコーン系粘着剤であることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤は、シリコンオイルであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記粘着剤は、アクリル系粘着剤であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記スペーサの基材は、アセテートフィルムであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010054699A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成ユニット |
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2006
- 2006-01-30 JP JP2006020185A patent/JP2007199553A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010054699A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置および画像形成ユニット |
CN101661262B (zh) * | 2008-08-27 | 2012-03-28 | 京瓷美达株式会社 | 图像形成装置及图像形成单元 |
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