JP2007199322A - 投写型画像表示装置および投写型画像表示システム - Google Patents

投写型画像表示装置および投写型画像表示システム Download PDF

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Narumasa Yamagishi
成多 山岸
Kazunori Tanabe
和紀 田辺
Isao Kakubari
勲 角張
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Abstract

【課題】音声出力装置であるスピーカーは本体に備えながら、画像投写時に画像表示部であるスクリーンの方向から音声が聞こえてくることを実現し、視聴者に違和感を与えない投写型画像表示装置を実現することを目的とする。
【解決手段】投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は、光学装置2、光源3、投写レンズ4等の画像投写手段の他、指向性の強い音声出力手段であるスピーカー6を備え、スピーカー6の音声出射方向は、プロジェクタ1の投写レンズ4の投写方向とおよそ合致して、プロジェクタ1の投写像を表示するスクリーン7(壁面)の面により、指向性がある音声は反射せしめられて視聴者8に届く。こうして視聴者8には画像表示方向から音声が聞こえてくるように認識できる。
【選択図】図1

Description

本発明は音声出力手段を備えたプロジェクタ等の投写型画像表示装置および投写型画像表示システムに関するものである。
従来、プロジェクタ等の投写型画像表示装置の大半の製品には音声出力装置であるスピーカーが内蔵されているが、音声モニター用途に用いることを目的とされていることから、通常小型小電力なものである(たとえば特許文献1)。
特開2002−214709号公報
現有の投写型画像表示装置を用いた場合、画像は投写位置にあるスクリーン上に形成されるが、音声は発生源である装置本体から聞こえてくるので、視聴者は違和感を持っているのが現状である。これを改良するには、スクリーンの手前、もしくは左右にスピーカーを設置すればよいが、スピーカーが分離されるため、可搬性に課題が発生する。
本発明は音声出力装置であるスピーカーは本体に備えながら、画像投写時に画像表示部であるスクリーンの方向から音声が聞こえて来ることを実現し、視聴者に違和感を与えない投写型画像表示装置および投写型画像表示システムを実現することを目的とする。
本発明にかかる投写型画像表示装置は、少なくとも画像投写手段と共に、音声出力手段を備えた投写型画像表示装置において、音声出力手段は画像投写方向に指向性のある音声を発するように設定されていることを特徴として構成される。あるいは上記投写型画像表示装置と、その投写方向に配置されたスクリーンとからなることを特徴とする投写型画像表示システムとして構成される。
また、音声出力手段は、その指向性のある音声の出射方向を可変に設けられていることを特徴として構成される。
また、音声出力手段は、複数のスピーカーを備え、各スピーカーへの入力信号の位相と出力を制御可能であり、スピーカーは指向性のある音声が出力可能なアレイ型スピーカーであることを特徴として構成される。
さらに、装置本体の傾きを感知する傾き感知手段と、傾き感知手段の出力に応じて音声出力手段の出射方向を制御可能な出射方向制御手段を備えていることを特徴とする構成、装置から投写位置までの距離を感知する投写距離検出手段と、投写距離検出段の出力に応じて音声出力手段の出力位相を制御可能な音声出力位相制御手段を備えていることを特徴として構成される。
また、音声出力手段は、その音声の指向性を解除する指向性解除手段を備えていることを特徴として構成される。
また、音声出力手段は、凹面形状の反射鏡と、反射鏡の焦点位置にスピーカーユニットを備えてなる反射型スピーカーで構成される。
または、音声出力手段は、音声信号で変調した強力な超音波を利用するパラメトリックスピーカーであることを特徴として構成される。
または、音声出力手段はホーン型スピーカーユニットであることを特徴として構成される。
本発明によれば、装置本体の配置場所と画像表示位置が異なる投写型表示装置に於いて、視聴者が画像表示位置と音声発生位置が一致して認識できるよう音声を制御することで、違和感のないプレゼンテーションや映画鑑賞を簡単に実現する。
具体的には指向性のある音声出力を出射し、スクリーンあるいはその近傍で音声出力を反射することで実現するものである。
以下、本発明にかかる投写型画像表示装置の実施の形態を図1〜図14を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図を図1に示す。投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は説明のため、簡単に内部構成が示されており、2は光学装置で、光源3から出射された光が図にはない画像変調器で変調せしめられ、投写レンズ4によってその光は投写レンズ4の前方に出射される。合わせて投写レンズ4は、その前方方向に画像変調器上に表示される映像を任意の投写距離で結像可能なように設けられている。プロジェクタ1には、その他に光源3や画像変調器を駆動する信号回路や電源回路を含む電気回路装置5に加えて、音声出力手段であるスピーカー6が設けられている。スピーカー6は、発する音声出力が指向性を備えるように設計されており、その音声出射方向は前記投写レンズ4が形成する、画像変調器上に表示される映像の拡大像の結像位置の方向とおよそ合致していることを特徴として構成されている。
指向性の強い音声は壁面などで反射されることが知られており、壁面などを反射面として利用することで、実際の音声出力装置位置と異なる方向から聴取者に音声を伝達可能な装置も実用化されている。
図1においてスピーカー6は、投写レンズ4が形成する映像の結像位置の方向とおよそ合致していることから、この結像面であるスクリーン7の面により、指向性がある音声は反射せしめられて視聴者8に届く。こうして視聴者8には画像表示方向から音声が聞こえてくるように認識できる。こうすることで、従来のようにスクリーン側への音声出力手段であるスピーカーの設置なく、簡単に違和感のない音声を提供することが可能となる。
特に、投写型画像表示装置はその結像性能の維持の面から必ず投写型画像表示装置と対向する位置に壁面であるスクリーンが備えられることが必須であることから、この投写型画像表示装置に指向性のある音声の発生装置の出射方向を、投写レンズの投写方向とおよそ合わせれば、音声もスクリーンあるいは壁面に必ず入射されることになることは明らかである。
図2は本実施の形態の投写型画像表示装置の応用例1の構成図を示している。ここでは、投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は音声出力手段を複数もち、共に音声出力は指向性を有するが、投写レンズ4の投写方向に対して、やや角度を持って出射するように設定されている。図において、図1と同じ構成のものは同一の番号を付す。図1と異なるところは、音声出力手段であるスピーカー6aおよび6bを投写レンズ4の左右に配置した点である。このように構成することで、視聴者8が投写型画像表示装置の横方向に距離を取って配されている時に有用である。ただし、前述の音声出射方向については最適角は投写距離や視聴者の位置で変わることから、状況に合わせて音声出力の指向特性を変更可能に設けられていることが望ましい。その変更は音声出力手段そのものの配置を可変にする、あるいは詳細は後に述べるが、複数の音声出力手段の出力や位相を変えることで制御可能である。
さらに、図3の応用例2の構成図の様に投写型画像表示装置であるプロジェクタ1の配置された場所において、側面に壁面9(音声反射面)があるときには、プロジェクタ1に複数設置したスピーカー6aおよび6bの配置あるいは出射方向や出力や位相の制御を適切に行うことにより、プロジェクタ1の前方に加えて、図にあるように、前面の反射面(スクリーン7)で反射した後、側面の壁面9で反射した後に視聴者8に至るように設けることも可能である。こうすることで、視聴者8にはより臨場感ある音声を提供可能になる。この構成に於いても、側面の壁面9で反射せしめる音声を発する角度が可変であれば、設置環境の変化に対応して最適音声を提供することが可能であることは言うまでもない。
また、投写時にプロジェクタ1を傾けて投写位置を変える場合が多い。たとえば図4の構成図に有るように投写位置を上げた場合、上記の様に投写方向と指向性のある音声を同じ方向に出射すると図の破線のように視聴者8に届かないこととなる。この場合プロジェクタ1本体に内蔵された傾き検出手段である傾きセンサー11の出力を受けて、回動式スピーカーユニット10が回動し、自動的に音声出射方向が視聴者8と正対する方向に向けて音声を出射するよう制御されて構成されている。傾きセンサー11はジャイロを応用したものや、投写画像を取り込みその歪みから取り込むものなども可能であるが、近年導入が進む自動投写歪み補正機能と合わせて持てば、新たにセンサーを持つ必要はなく、傾きデータを共有することで可能となる。しかしながら、傾きセンサーも万能ではないので、手動での音声出力方向の変更を可能にしておくことが望ましい。
更に投写距離を検出する投写距離検出手段(図示せず)により、指向性の最適化を行うことが出来る。具体的には距離が遠ければ指向性を強く、距離が近ければ指向性を弱くすることで、安定した音声を常に得ることが出来る。投写距離検出手段は、投写距離の測定精度は厳密なもので有る必要はないので、従来技術による簡単な光学的な手段でも、投写レンズのフォーカスリングの回転位置を検出するといったものでも問題ない。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図を図5に示す。図に於いて、実施の形態1と同じ構成のものは同一の番号を付す。投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は説明のため、簡単に内部構成が示されており、2は光学装置で、光源3から出射された光が図にはない画像変調器で変調せしめられ、投写レンズ4によってその光は投写レンズ4前方に出射される。合わせて投写レンズ4は、その前方方向に画像変調器上に表示される映像を任意の投写距離で結像可能なように設けられている。プロジェクタ1にはその他に前記光源3や画像変調器を駆動する信号回路や電源回路を含む電気回路装置5に加えて音声出力手段であるスピーカー6aおよび6bが設けられている。2つのスピーカー6a、6bの音声出射方向は、投写レンズ4が形成する、画像変調器上に表示される映像の結像位置の方向とおよそ合致していることを特徴として構成されている。
スピーカー6a、6bに同相、同レベルの信号を入力すると、同位相の場合、足し合わされ、これの場合メインローブと呼ばれる指向性を持つことが知られている(図6参照)。ただし、スピーカーからの音に波長の整数倍の距離差(位相差)を生じる方向には正面方向と同じ強さの放射が現れる。これをグレーティングローブと呼んでいる。
この構成により実施の形態1にあった投写位置に配されたスクリーン7側に指向性を持つ音声を出力可能となり、視聴者8にはスクリーン7側からの反射音が聞こえることになり、画像と同方向からの音声提供を実現することが出来る。
このように、複数のスピーカーで音声出力手段を構成する場合は比較的薄型で構成できるが、構成が複雑になること、適切な制御が必要である。ただし、アレイ型スピーカーであれば、スピーカーの制御によって出力方向、指向性強度を容易に変更可能である。スピーカー数Nが3以上の場合、図7に有るように、メインローブとグレーティングローブ間にN−2の数のサイドローブと言う小さな放射が現れることが知られている。
図8は、本実施の形態の投写型画像表示装置の応用例の斜視図で、音声出力手段は5つのスピーカー12a、12b、12c、12d、12eで構成されている。これらのスピーカー出力を制御することで指向性制御が可能で、具体的には、図9に示す相対強度の分布図のように一様分布で音声出力すると、図10の指向性表示図にあるように、メインロープは最も狭く指向性は強くなるが、サイドローブが大きくなる。図11に示す相対強度の分布図のように、2項分布の出力では図12にあるように、サイドローブは存在しないが、メインローブが広くなり指向性が落ちる。このほかに、スピーカー出力の相対強度を第1種0次Bessel関数分布、Dolph−Chebyshev分布などとしてサイドローブを抑えて指向性を上げることが可能であることが知られている。
このように、音声出力手段をアレイ状に多数持つことで、より指向性の高い音声を出射できることが可能になる。どの制御を選択するかは投写距離や投写型画像表示装置の仕様によることは言うまでもない。
また前記音声出力手段の出力の位相を変えることで、その出射角度の変更可能なことは前述の通りである。
また、実施の形態1で説明したように、本実施の形態においても、投写時にプロジェクタを傾けて投写位置を変える場合が多い。たとえば図4に有るように投写位置を上げた場合、上記の様に投写方向と指向性のある音声を同じ方向に出射すると、図の破線のように視聴者に届かないこととなる。この場合、装置本体に内蔵された傾きセンサーの出力を受けて自動的に音声出射方向が視聴者と正対する方向に向けて出射するよう制御されて構成されている。ここで説明したアレイ型の場合は、音声の出射方向を変えるには実施の形態1と同様にスピーカーの方向を変える構成でも良いが、各スピーカー間の位相を変えて方向を制御する構成としても良い。コスト的には後者の方が望ましいと考えられる。この傾きセンサーはジャイロを応用したものや、投写画像を取り込みその歪みから取り込むものなども可能であるが、近年導入が進む自動投写歪み補正機能と合わせて持てば、新たにセンサーを持つ必要はなく、傾きデータを共有することで可能となる。しかしながら、傾きセンサーも万能ではないので手動での音声出力方向の変更を可能にしておくことが望ましい。
更に実施の形態1と同様に、投写距離を検出する投写距離検出手段により指向性の最適化を行うことが出来る。具体的には距離が遠ければ指向性を強く、距離が近ければ指向性を弱くすることで、安定した音声を常に得ることが出来る。投写距離の測定精度は厳密なもので有る必要はないので簡単な光学的な手段でも、投写レンズのフォーカスリングの回転位置を検出するといったものでも問題ない。
また、投写面が音を吸収するような材料である場合など、設置条件によっては指向性を持ち、反射音を聞くことが出来ない場合も想定できる。このときは指向性を持たないように各スピーカーの位相を調整する、あるいは出射部に音を拡散する部材を設けることも選択できるようにしておくことが望ましい。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図を図13に示す。図に於いて、実施の形態1と同じ構成のものは同一の番号を付す。投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は説明のため、簡単に内部構成が示されており、2は光学装置で、光源3から出射された光が図にはない画像変調器で変調せしめられ、投写レンズ4によってその光は投写レンズ4前方に出射される。合わせて投写レンズ4は、その前方方向に画像変調器上に表示される映像を任意の投写距離で結像可能なように設けられている。プロジェクタ1には、その他に光源3や画像変調器を駆動する信号回路や、電源回路を含む電気回路装置5に加えて音声出力手段であるスピーカーユニット13が設けられている。スピーカーユニット13は楕円形状の反射面を持つ凹面鏡14と、その焦点に備えられたスピーカー15とからなり、スピーカー15は凹面鏡14に向けて音声を出射して、反射音が凹面鏡14の他方の焦点位置に収束することで音声の指向性を実現する。この構成では制御回路が不要なことが長所である。
また、凹面鏡14の形状を放物面にして構成してもよいことは言うまでもない。また、指向性を変更する場合は、スピーカー15の位置を焦点面に対してずらして配置することで対応することも可能である。
また、実施の形態1で説明したように、本実施の形態においても、投写時にプロジェクタを傾けて投写位置を変える場合が多い。たとえば図4に有るように投写位置を上げた場合、上記の様に投写方向と指向性のある音声を同じ方向に出射すると、図の破線のように視聴者に届かないこととなる。この場合、装置本体に内蔵された傾きセンサーの出力を受けて自動的に音声出射方向が視聴者と正対する方向に向けて出射するよう制御されて構成されている。ここで説明した反射型の場合は、音声の出射方向を変えるにはスピーカーの方向を変える構成となる。傾きセンサーはジャイロを応用したものや、投写画像を取り込みその歪みから取り込むものなども可能であるが、近年導入が進む自動投写歪み補正機能と合わせて持てば、新たにセンサーを持つ必要はなく、傾きデータを共有することで可能となる。しかしながら傾きセンサーも万能ではないので手動での音声出力方向の変更を可能にしておくことが望ましい。
また、投写面が音を吸収するような材料である場合など、設置条件によっては指向性を持ち、反射音を聞くことが出来ない場合も想定できる。このときは指向性を持たないように出射部に音を拡散する部材を設けることも選択できるようにしておくことが望ましい。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図を図14に示す。図に於いて、実施の形態1と同じ構成のものは同一の番号を付す。投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は説明のため、簡単に内部構成が示されており、2は光学装置で、光源3から出射された光が図にはない画像変調器で変調せしめられ、投写レンズ4によってその光は投写レンズ4前方に出射される。合わせて投写レンズ4は、その前方方向に画像変調器上に表示される映像を任意の投写距離で結像可能なように設けられている。投写型画像表示装置には、その他に前記光源3や画像変調器を駆動する信号回路や電源回路を含む電気回路装置5に加えて音声出力手段であるスピーカー16が設けられている。スピーカー16は超音波発生器17、ハッブル板18、音響フィルター19からなっている、いわゆるパラメトリックスピーカーである。パラメトリックスピーカーの指向性は音源の大きさと波長の関係で決まり、波長が短いほど鋭い指向性を持つ。超音波は極めて鋭い指向性を得ることが可能であり、超音波を空中に発射し、空気の非線形性によって空中で元の音声信号を再生する方式である。以上の理由から非常に指向性の高い音声を実現できるが一方で、音声の変換効率が低くて強力な超音波が必要となることから、この強力な超音波から視聴者を守るための音響フィルター19の装備が必要となる。
このように構成することで、先に示した実施の形態と同様に、指向性のある音声を投写レンズの投写位置方向に出射し、スクリーン7面(反射面)で反射されて投写型画像表示装置1の周辺に位置する視聴者8には映像表示方向から音声が聞こえてくることとなり、別設定の音響機器を設置することなく、違和感のないプレゼンテーションやシアターを提供できる。
指向性の方向はスピーカー16の配置、数量を考えて対応可能なことは言うまでもない。
また、実施の形態1で説明したように、本実施の形態においても、投写時にプロジェクタを傾けて投写位置を変える場合が多い。たとえば図4に有るように投写位置を上げた場合、上記の様に投写方向と指向性のある音声を同じ方向に出射すると図の破線のように視聴者に届かないこととなる。この場合、装置本体に内蔵された傾きセンサーの出力を受けて自動的に音声出射方向が視聴者と正対する方向に向けて出射するよう制御されて構成されている。ここで説明した超音波型の場合は、音声の出射方向を変えるには実施の形態1と同様にスピーカーの方向を変える構成が望ましい。傾きセンサーはジャイロを応用したものや、投写画像を取り込みその歪みから取り込むものなども可能であるが、近年導入が進む自動投写歪み補正機能と合わせて持てば、新たにセンサーを持つ必要はなく、傾きデータを共有することで可能となる。しかしながら、傾きセンサーも万能ではないので手動での音声出力方向の変更を可能にしておくことが望ましい。
また、投写面が音を吸収するような材料である場合など、設置条件によっては指向性を持ち、反射音を聞くことが出来ない場合も想定できる。このときは指向性を持たないように出射部に音を拡散する部材を設けることも選択できるようにしておくことが望ましい。
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図を図15に示す。図に於いて、実施の形態1と同じ構成のものは同一の番号を付す。投写型画像表示装置であるプロジェクタ1は説明のため、簡単に内部構成が示されており、2は光学装置で、光源3から出射された光が図にはない画像変調器で変調せしめられ、投写レンズ4によって、その光は投写レンズ4前方に出射される。合わせて投写レンズ4は、その前方方向に画像変調器上に表示される映像を任意の投写距離で結像可能なように設けられている。プロジェクタ1には、その他に、光源3や画像変調器を駆動する信号回路や電源回路を含む電気回路装置5に加えて音声出力手段であるスピーカー20が設けられている。スピーカー20はホーン型スピーカーである。このホーン型スピーカーは指向性を変更するのは困難だが、ある波長帯域においての定指向性を得ることが出来、構成が簡単で済むという特徴を有する。
このように構成することで、先に示した実施の形態と同様に指向性のある音声を投写レンズの投写方向に出射することが可能となる。
その他、先に示した他の実施の形態と同様の効果を得ることが出来る。
この構成において指向性を使用条件に合わせて使用者が変更することは困難であるが、指向性の方向については装置全体の中で空間的な許容範囲の中でスピーカー20を振ることで対応可能であることはいうまでもない。
また、実施の形態1で説明したように、本実施の形態においても、投写時にプロジェクタを傾けて投写位置を変える場合が多い。たとえば図4に有るように投写位置を上げた場合、上記の様に投写方向と指向性のある音声を同じ方向に出射すると、図の破線のように視聴者に届かないこととなる。この場合、装置本体に内蔵された傾きセンサーの出力を受けて自動的に音声出射方向が視聴者と正対する方向に向けて出射するよう制御されて構成されている。ここで説明したホーン型スピーカーの場合は、音声の出射方向を変えるには実施の形態1と同様にスピーカーの方向を変える構成が望ましい。傾きセンサーはジャイロを応用したものや、投写画像を取り込みその歪みから取り込むものなども可能であるが、近年導入が進む自動投写歪み補正機能と合わせて持てば新たにセンサーを持つ必要はなく、傾きデータを共有することで可能となる。しかしながら、傾きセンサーも万能ではないので手動での音声出力方向の変更を可能にしておくことが望ましい。
また、投写面が音を吸収するような材料である場合など、設置条件によっては指向性を持ち、反射音を聞くことが出来ない場合も想定できる。このときは指向性を持たないように出射部に音を拡散する部材を設けることも選択できるようにしておくことが望ましい。
本発明の投写型画像表示装置および投写型画像表示システムは、装置本体の配置場所と画像表示位置が異なる投写型表示装置に於いて、視聴者が画像表示位置と音声発生位置が一致して認識できるよう音声を制御することで、違和感のないプレゼンテーションや映画鑑賞を簡単に実現出来、音声出力手段を備えたプロジェクタ等の投写型画像表示装置および投写型画像表示システムとして有用である。
本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図と配置図 本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の応用例1の構成図 本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の応用例2の構成図 本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の投写位置を上げた場合の構成図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図 本発明の第2の実施の形態によるスピーカーの指向性表示図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置のアレイ型スピーカーの指向性表示図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の応用例の構成図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の応用例の一様分布出力の際の相対強度分布図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の一様分布出力の際の指向性表示図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の2項分布出力の際の相対強度分布図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の2項分布出力の際の指向性表示図 本発明の第3の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図 本発明の第4の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図 本発明の第5の実施の形態による投写型画像表示装置の構成図
符号の説明
1 プロジェクタ
2 光学装置
3 光源
4 投写レンズ
5 電気回路装置
6、6a、6b、12a、12b、12c、12d、12e、15、16、20 スピーカー
7 スクリーン
8 視聴者
9 壁面
10 回動式スピーカーユニット
11 傾きセンサー
13 スピーカーユニット
14 凹面鏡
17 超音波発生器
18 ハッブル板
19 音響フィルター

Claims (10)

  1. 少なくとも画像投写手段と共に、音声出力手段を備えた投写型画像表示装置において、前記音声出力手段は画像投写方向に指向性のある音声を発するように設定されていることを特徴とする投写型画像表示装置。
  2. 前記請求項1記載の投写型画像表示装置と、
    前記投写型画像表示装置の投写方向に配置されたスクリーン、または壁面と
    からなることを特徴とする投写型画像表示システム。
  3. 前記音声出力手段は、その指向性のある音声の出射方向を可変に設けられていることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  4. 前記音声出力手段は、複数のスピーカーを備え、各前記スピーカーへの入力信号の位相と出力を制御可能であり、前記スピーカーは指向性のある音声が出力可能なアレイ型スピーカーであることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  5. 装置本体の傾きを感知する傾き感知手段と、
    前記傾き感知手段の出力に応じて音声出力手段の出射方向を制御可能な出射方向制御手段を備えていることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  6. 装置本体から投写位置までの距離を感知する投写距離検出手段と、
    前記投写距離検出段の出力に応じて音声出力手段の出力位相を制御可能な音声出力位相制御手段を備えていることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  7. 前記音声出力手段は、その音声の指向性を解除する指向性解除手段を備えていることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  8. 前記音声出力手段は、凹面反射鏡と、前記凹面反射鏡の焦点位置にスピーカーユニットを備えてなる反射型スピーカーで構成されることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  9. 前記音声出力手段は、音声信号で変調した強力な超音波を利用するパラメトリックスピーカーであることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
  10. 前記音声出力手段は、ホーン型スピーカーユニットであることを特徴とする請求項1、または2記載の投写型画像表示装置、あるいは投写型画像表示システム。
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