JP2007198809A - 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007198809A
JP2007198809A JP2006015698A JP2006015698A JP2007198809A JP 2007198809 A JP2007198809 A JP 2007198809A JP 2006015698 A JP2006015698 A JP 2006015698A JP 2006015698 A JP2006015698 A JP 2006015698A JP 2007198809 A JP2007198809 A JP 2007198809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind direction
data
wind
wind speed
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006015698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hishinuma
弘行 菱沼
Masaharu Kato
正晴 加藤
Hiroaki Kamei
宏映 亀井
Kenichi Arai
健一 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2006015698A priority Critical patent/JP2007198809A/ja
Publication of JP2007198809A publication Critical patent/JP2007198809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Abstract

【目的】 風向風速表示について、視認性および利便性を格段に向上させた技術を提供する。
【構成】 風向風速データを測定可能な風向風速センサーと、測定したアナログ信号としての風向風速データをデジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、その風向風速データを取得して表示手段に表示させる端末装置とを備える。端末装置は、風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する。また、取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定し、取得した風速データが、予め設定された閾値以上か否かを判別し、該当する風向データマークを点灯させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、風向データおよび風速データを表示するための技術に関し、特に、風向風速を監視する監視者にとっての利便性及び安全性に配慮した技術に関する。
図23(a)は、従来の風向計の外観形状を示したものである。この風向計は、風向計の指針が南西(SW)から北東(NE)に向かって矢視されている状態で、北東から南西に向かって風が吹いていることを示している。また、図23(b)に示すランプ型の風向計においては、長方形に形成されたランプ表示部分の一つが点灯することで風向を示すようになっている。なお、「風向」とは一般的に風上のことを示す。
また、特許文献1に該当するような技術もある。この技術は、風速、風量のセンシング部に筒型の導風管を取り付けることによって指向性を持たせ、導風管の回転角度と検知風速の大小関係から、風向を求められるようにした技術である。
特開2000−162229号公報
さて、図23(a)に示した従来の風向計では、矢尻部が指す向きが風上となっている。すなわち、「風向」とは風が吹いてくる方向を示すのである。
したがって、風向計に精通していない人が見た場合には、風上と風下を逆に認識してしまうおそれがある。矢印はいわゆるベクトル表示と同じであるため、風のベクトルと一致させて認識しがちだからである。
さて、火災発生などの緊急時においては正確な風向を把握することが、その後の対応についても重要な判断要素となる。しかし、風向計に精通していない人は、前述のような理由によって風の吹いていく方向を誤認する可能性がある。また、風向計に精通している人でも、緊急時の緊張によって、勘違いも生じる可能性は低くない。
緊急時に誤認や勘違いが生じてしまったら、深刻な問題に発展してしまうおそれがある。例えば、発電所敷地内で火災が発生したとする。この場合は、通常[火点]よりも風上に現地対策本部を設置するが、風上と風下を誤認してしまったら、現地対策本部を[火点]よりも風下に設置してしまう可能性さえある。
このような災害時の風向の誤認は、二次的被害を生じさせてしまうおそれ、被害の拡大を食い止められないというおそれがあった。
また、現地の設備状況やより高い安全性を確保するためには、遠隔地からも風向風速データの確認作業ができることが望ましい。一般に、遠隔監視には専用端末などの設備投資が掛かりコスト高となるが、遠隔監視を実現すれば利便性も高まり、また安全性にも大きく寄与することが予想される。
したがって、風向の見方に精通した人のみならず、万人が風向を容易に把握することができ、さらには視認性、安全性および利便性を向上させた技術が望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、風向と風速を関連させることで視認性および利便性を格段に向上させた技術をあわせて提供することである。
請求項1から請求項4に記載の発明の目的は、視認性および安全性を向上させた風向風速表示システムを提供することにある。
請求項5から請求項9に記載の発明の目的は、視認性および安全性を向上させたコンピュータプログラムを提供することにある。
請求項10および請求項11に記載の発明の目的は、作業効率や利便性の向上を図ることができるジャイロ付き端末装置およびそれに用いるコンピュータプログラムを提供することにある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示部に表示させる風向風速表示システムに係る。
すなわち、前記風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを取得して表示部に表示させる端末装置とを備える。
前記端末装置は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手段と、前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手段と、前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手段と、前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手段と、前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手段と、前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手段と、前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手段と、を備えた風向風速表示システムである。
本請求項は、システムAに対応させた発明である。
(用語説明)
「風向風速センサー」とは、風向および風速をアナログ信号として出力可能な機能を有した測定器のことである。例えば、風向は、0〜360deg:4−20mAで測定され、風速は、0−60m/s:4−20mAで測定される。
「方位決定手段」とは、アナログデジタル変換器から取得した風向データから、例えば、16方位のうちどの方位を表示するかを選択して決定する機能である。
(作用)
風向風速センサーが風向風速データをアナログ信号として測定する。アナログデジタル変換器がアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換する。端末装置はデジタル変換された風向風速データを取得して表示部に表示する。ここで、アナログデジタル変換器から取得した風向データが、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する。表示に際しては、風速データの制限値として第一閾値および第二閾値を予め設定しておき、各閾値以上の場合に風向データマークを変化させて表示させる。風速データが第一閾値以上でなければ、最も小さな第一風向データマークを点灯させ、第一閾値以上であれば、第二閾値以上か否かを判別し、第二閾値以上でなければ、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる。また、風速データが第二閾値以上であれば、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる。
すなわち、取得した風速データによって風向データマークがリアルタイムに変化するため、風速データの大小を把握しやすくなり、端末装置の表示部を監視している監視者にとっての利便性が向上し、安全性を保つことに寄与する。
なお、端末装置に替えて、アナログデジタル変換器を内蔵した計算機としても良い。また、他の請求項でも特定するが、この計算機にサーバ機能を備えることで、風向風速データを複数の端末装置に配信するようにしても良い。この場合には、イントラネットなどのネットワークが必要となる。さらに、計算機にWebサーバ機能を備えることで、遠隔地にある端末装置や携帯端末からアクセス可能とし、風向風速データを受信するようにしても良い。この場合には、インターネット回線を通じてデータの送受信が実施される。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示部に表示させる風向風速表示システムに係る。
すなわち、前記風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換機能を有し、そのアナログデジタル変換機能でデジタル変換された風向風速データを取得する風向風速計算機と、その風向風速計算機にネットワーク接続されるとともに、風向風速データを表示可能な表示部を有する端末装置とを備え、前記風向風速計算機は、前記ネットワーク接続された端末装置に対して風向風速データを配信し、その配信した風向風速データを端末装置の表示部に表示させる表示命令手段を備える。
その表示命令手段は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示させ、前記アナログデジタル変換された風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定し、前記アナログデジタル変換された風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別し、前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示命令と、前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別し、前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示命令と、前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示命令とからなり、前記端末装置がその配信された表示命令手段に応じて前記風向風速データを表示部に表示することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、システムCに対応させた発明である。
(作用)
請求項2記載の発明では、風向風速計算機に風向風速データを端末装置に配信可能なサーバ機能を備えている。このサーバ機能は、ネットワーク構築されたイントラネット等から端末装置に対して風向風速データを配信する機能である。
風向風速計算機が風向データおよび風速データを、イントラネット接続された各端末装置に配信する。端末装置は、イントラネット接続されているので、専用プログラムが風向風速データを受信することができ、この受信した風向風速データをモニタなどの表示部で監視することが可能となる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを取得し、そのデジタル変換された風向風速データを記憶するストレージデバイスとを備えた風向風速計と、そのストレージデバイスに対し、ネットワークを介してアクセス可能に設定された複数の端末装置と、を備えた風向風速表示システムに係る。
前記風向風速計は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手段と、前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手段と、前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手段と、前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手段と、前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手段と、 前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手段と、前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手段と、前記風向風速データ表示部に表示させる風向風速データを、前記ストレージデバイスに記憶する公開用データ記憶手段と備える。
前記端末装置は、前記ストレージデバイスにアクセスして風向風速データを受信する風向風速データ受信手段と、その風向風速データ受信手段が受信した風向風速データを表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、システムDに対応させた発明である。
(用語説明)
「ストレージデバイス」とは、各種データを記憶可能な記憶装置のことであり、代表的にはハードディスクドライブなどがある。このストレージデバイスは、アクセス制限を可能とし、アクセス許可されたユーザのみがネットワークを介してアクセスできる。
(作用)
請求項3記載の発明では、ネットワークがインターネット接続されている場合には、アナログデジタル変換器がデジタル変換した風向風速データが公開用データとしてストレージデバイスにアップロードされる。このアップロードされた公開用データに対して、端末装置や携帯端末のWebブラウザがWebサーバにアクセスすることで、風向風速データを端末装置内に取得して遠隔からの監視が可能となる。
すなわち、各端末装置や携帯端末に対して、公開用データを表示可能な表示機能を持たせれば(表示用のプログラムをインストールすれば)、遠隔地から風向風速データを確認することができる。したがって、低コストで遠隔監視を実現するシステムが構築できる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の風向風速表示システムを限定したものである。
すなわち、前記第一風向データマーク表示手段および第一風向データマーク表示命令は、第一風向データマークをグリーン系カラーに表示し、第二風向データマーク表示手段および第二風向データマーク表示命令は、第二風向データマークをイエロー系カラーに表示し、 第三風向データマーク表示手段および第三風向データマーク表示命令は、第三風向データマークをレッド系カラーによって表示することを特徴とする。
(作用)
最も風速が小さい時に点灯する第一風向データマークをグリーン系カラーに点灯させることで、風速が安全な範囲である視覚的に示すことができる。
第二風向データマークをイエロー系カラーに点灯させることで、風速が注意すべき範囲であることを視覚的に示すことができる。
第三風向データマークをレッド系カラーに点灯させることで、風速が危険な範囲であることを視覚的に示すことができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、アナログデジタル変換器が変換したデジタル変換済みの風向風速データを取得し、そのデジタル変換済みの風向風速データを表示部に表示する端末装置のプログラムに係る。
そのプログラムは、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手順と、前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手順と、前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手順と、前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手順と、前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手順と、前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手順と、前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手順とを端末装置のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラムである。
請求項5記載の発明は、システムAに対応させたコンピュータプログラムに係る。
(作用)
端末装置のコンピュータプログラムには、風速データを表示させる風速データ表示部および風向データを表示させる風向データ表示部からなるインターフェースが記憶され、風向風速データ表示手順が、取得した風向風速データをそれぞれの表示部に表示させる。そして、風速データの制限値として第一閾値および第二閾値を予め設定しておき、各閾値以上の場合に風向データマークを変化させて表示する。
例えば、第一閾値を[5m/s以上の風速]と設定した場合、風速データが5m/s未満であれば第一風向データマークが点灯する。また、第二閾値を、 [10m/s以上の風速]と設定した場合、風速データが5m/s以上10m/s未満であれば第二風向データマークが点灯し、10m/s以上であれば、第三風向データマークが点灯することになる。これらは、リアルタイムに変化するため風速データの大小を把握しやすくなり、端末装置の表示部を監視している監視者にとっての利便性が向上する。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示させる風向風速計算機のプログラムである。
そのプログラムは、風向風速計算機にネットワーク接続された端末装置に対し、風向風速計算機が風向風速データを配信し、その配信した風向風速データを端末装置の表示部に表示させる表示命令手順を風向風速計算機のコンピュータに実行させるものである。
その表示命令手順は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示させ、
前記アナログデジタル変換された風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定し、
前記アナログデジタル変換された風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別し、
前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示命令と、
前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別し、
前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示命令と、
前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示命令とを備える。
以上のような当該表示命令手順を風向風速計算機のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラムに係る。
請求項6記載の発明は、システムCに対応させた風向風速計算機のコンピュータプログラムに係る。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを記憶するストレージデバイスとを備えるとともに、そのストレージデバイスにアクセスした端末装置に対して風向風速データを表示させる風向風速計のプログラムに係る。
そのプログラムは、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手順と、前記アナログデジタル変換器から取得した風向データからどの方位を表示するかを決定する方位決定手順と、前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手順と、前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち最も小さな第一風向データマークを点灯させるための第一風向データマーク表示手順と、前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手順と、前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手順と、前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手順と、当該端末装置の出力手段に風向データ表示として表示させるためのデータを、前記ストレージデバイスに記憶する公開用データ記憶手順と、を風向風速計のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラムである。
請求項7記載の発明は、システムDに対応させたコンピュータプログラムに係る。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項5から請求項7のいずれかにのコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記第一風向データマーク表示手順および第一風向データマーク表示命令は、第一風向データマークをグリーン系カラーに表示し、 第二風向データマーク表示手順および第二風向データマーク表示命令は、第二風向データマークをイエロー系カラーに表示し、 第三風向データマーク表示手順および第三風向データマーク表示命令は、第三風向データマークをレッド系カラーによって表示させることとしたことを特徴とする。
(作用)
各風向データマークの色を風速データの大小に応じて変化させていることで、以下のような作用をなす。
最も風速が弱い時に点灯する第一風向データマークをグリーン系カラーに点灯させることで、風速が安全な範囲であることを視覚的に示すことができる。
第二風向データマークをイエロー系カラーに点灯させることで、風速が注意すべき範囲であることを視覚的に示すことができる。
第三風向データマークをレッド系カラーに点灯させることで、風速が危険な範囲であることを視覚的に示すことができる。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項5から請求項8のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
前記風向データを取得した際に、その風向データを0〜16の整数に換算する方位換算手順を備え、その方位換算手順は、x=INT{X/(360/16)+0.5} (x=方位、X=風向データ、INTは{ }内の演算結果の小数点以下を切り捨てる関数)の演算式としたことを特徴とする。
(作用)
演算式、x=INT{X/(360/16)+0.5}における360とは、360度のことであり、16は16方位のことであり、+0.5は、風向データXが、方位xの示す16方位の±11.25°以内となるように補正するための固定値である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、方位データの取得が可能なジャイロセンサーと、予め方位が定められている地図データが記憶された記憶手段とを備えた端末装置であって、前記ジャイロセンサーによって方位データを取得する方位データ取得手段と、前記記憶手段から記憶済みの地図データを取得する地図データ取得手段と、その地図データを表示する表示部と、その表示部上方向における地図データの方位を表示部に正対するものの向く方位に一致させるための方位識別手段とを備える。
その方位識別手段は、取得した方位データを表示部に表示した地図データと比較演算し、表示部の上方向における地図データの方位と表示部に正対するものの向く方位とが異なっている場合には、これらを一致させるよう地図データを回転させる機能を備える。
更に、前記ジャイロセンサーは、端末装置とは着脱自在の別体に形成されており、端末装置の接続ポートに接続可能な接続コネクタを備えていることを特徴とする。
(用語説明)
「ジャイロセンサー」とは、ジャイロセンサーが搭載されている端末装置がどの方角を向いているのかを検出することができるセンサーであり、電子コンパスなどとも呼ばれている。このジャイロセンサーを使用することで、端末装置を動かした場合でも、画面内の地図データの向きもジャイロセンサーが取得した方位に応じて回転する仕組みである。
「接続ポート」とは、端末装置がパーソナルコンピュータであれば、USBポートが代表的である。ただし、これに限られない。また、端末装置の種類に応じて接続ポートは異なる。
「接続コネクタ」も、前述の接続ポートに応じて異なる。
(作用)
端末装置とは別体に形成され、接続ポートに接続されたジャイロセンサーが、端末装置の設置方向に基づく方位データを取得する。方位識別手段が端末装置の表示部に表示された地図データがどの向きであるべきかを判別し、適切ではなければ適切な向きとなるように地図データを回転させる。端末装置にジャイロセンサーを搭載することで、端末装置に記憶されている地図データを端末装置の設置方向にふさわしい向きに回転させて表示することができる。このため、地図データを確認しながら作業を実施する必要性がある場合など、作業効率に優れる。また、ジャイロセンサーが内蔵されていることで、端末装置をシンプルな構成とすることができる。
このようなジャイロ付き端末装置に、風向データを表示させる機能を備えれば、その端末装置に向かいながら、物理的にも感覚的にも一致した風向を把握することができる。
ジャイロセンサー内蔵型ではなく、外付け型にしたものでもよい。すなわち、ジャイロセンサーに接続コネクタが備えられているので、端末装置の接続ポートに接続するだけで、方位データの取得が可能となる。このようにすれば、方位データを取得する機能の追加が容易となる。また、USBという汎用性の高いインターフェースを使用すれば、利用者の利便性が向上する。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、方位データの取得が可能なジャイロセンサーと、予め方位が定められている地図データが記憶された記憶手段とを備えた端末装置に対するプログラムである。
そのプログラムは、前記ジャイロセンサーが取得した方位データを検出する方位データ検出手順と、前記記憶手段から記憶済みの地図データを取得する地図データ取得手順と、その地図データを端末装置に係る表示部に表示する地図データ表示手順と、前記表示部上方向における地図データの方位を表示部に正対するものの向く方位に一致させるための方位識別手順とを端末装置のコンピュータに実行させるものである。
そして、その方位識別手順は、取得した方位データを表示部に表示した地図データと比較演算し、表示部の上方向における地図データの方位と表示部に正対するものの向く方位とが異なっている場合には、これらを一致させるよう地図データを回転させることを特徴とする。
請求項5から請求項9および請求項11に記載のコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、MO(光磁気ディスク)、DVD−Rなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末装置へ伝送することも可能である。
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、視認性および安全性を向上させた風向風速表示システムを提供することができた。
請求項5から請求項9に記載の発明によれば、視認性および安全性を向上させたコンピュータプログラムを提供することができた。
請求項10および請求項11に記載の発明によれば、作業効率や利便性の向上を図ることができるジャイロ付き端末装置およびそれに用いるコンピュータプログラムを提供することができた。
本発明の実施の形態について、図面を参照させながら説明する。ここで使用する図面は、図1から図23である。図1は、風向計の外観を示した概略図であり(a)は平面図、(b)は断面斜視図である。図2は、図1の風向計に方位識別部を配置した形態を示した図であり、(a)、(b)にてバリエーションを示す。
図3は、他の風向計の外観を示した概略図であり(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は側面断面図である。図4は、風向風速計の外観を示した概略図であり、図5は、風向データ表示部の形態を示した図であり、図6は、風向風速計の外観を示した概略図である。
図7は、風向風速表示システムAの全体構成を示した概略図であり、図8は、端末装置のハードウェア構成を示したブロック図であり、図9は、端末装置の表示部に表示された風向風速データを示した概略図であり、図10は、風向風速表示システムAにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートであり、図11は、端末装置において風向風速データを算出し、表示部に表示するための内部プログラムを示したフローチャートであり、図12は、風向風速およびオブジェクトの表示イメージを示した図である。
図13は、風向風速表示システムBの全体構成を示した概略図であり、図14は、風向風速計算機のハードウェア構成を示したブロック図であり、図15は、監視用ディスプレイに表示された各種データを示した概略図であり、図16は、風向風速表示システムCの全体構成を示した概略図であり、図17は、風向風速表示システムCにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートであり、図18は、風向風速表示システムDの全体構成を示した概略図であり、図19は、風向風速表示システムDにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートである。
図20は、ジャイロ付き端末装置の外観形状を示した図であり、(a)は、端末装置の表示部に正対する者が北を向いている場合を示し、(b)は、端末装置の表示部に正対する者が南を向いている場合を示す。図21は、ジャイロ付き端末装置のハードウェア構成を示したブロック図であり、図22は、ジャイロ付き端末装置の方位取得から地図データの出力までの処理を示したフローチャートである。
(風向計)
図1に示すように、風向計1は、概ね円柱形をなし、風向センサーが測定したアナログ信号としての風向データを受信する風向データ受信部(図示は省略)を備える。また、円柱形の底面部2と、円柱形の上面となる透明蓋部7と、円柱形の周面となる側壁4とによって風向計匿体5をなす。
その風向計匿体5の内部においては、不透明の目盛板3であって、目盛板支持部8によって透明蓋部7に平行に支持され、側壁4との間隙を有した目盛板3と、風向針本体6であって、底面部2の中心軸2aに軸支される風向針支持部6aと、その風向針支持部6aの一端から連続して側壁4の内側に沿って立ち上がり、側壁4と目盛板3との間隙を通過し、目盛板3の表面に沿って折り返される風向指針6bとからなる風向針本体6とを備えている。
目盛板3は、透明蓋部7と同心円上に配置され、目盛板3の概ね中央部3aにおいて目盛板支持部8と、透明蓋部7の概ね中央部7aにおいて目盛板支持部8と固定することにより、透明蓋部7に支持されている。
また、風向針本体6は、底面部2の中心軸2aを回転中心として固定され、中心軸2aから底面部2と側壁4との接合部となる第一接点4a付近にて折り曲げられることにより側壁4の内側に沿って立ち上がり、目盛板3上面まで立ち上がった位置において目盛板3の中心に向かい目盛板3の表面に沿って折り返され、その端部は矢尻部形状をなし、それを矢尻部6cとする。この矢尻部6cが、風の吹いていく方向を示すように、風向針本体6は中心軸2aを回転中心として回動するのである。
すなわち、風向針本体6は、底面部2の中心軸2aに対し、風向データ受信部が受信した風向データを伝達して風向針本体6を回動させる回動機構(図示は省略)を備えている。その回動機構は、例えば、風向データ受信部が受信した風向データが「北東から南西に向かう風」であれば、その風向データに基づいて、風向針本体6の矢尻部6cの先端が南西に向かうように、中心軸2aを中心として回動させる。従来の風向計を見慣れていない人において、目盛板3の周縁から中心方向に向かう矢尻部6cを見れば、「風が吹いていく方向を矢尻部6cの先端が示している」と直感的に捉えやすいからである。
目盛板3は、不透明な素材によって形成され、底面部2に配置される風向針支持部6aを視覚的に隠蔽するように構成している。これにより複雑な風向針本体6のうち必要部位のみを表現し、視認性を損なわないものとしている。
また、風向指針6bが風向を示す位置に存し、風向指針6bの一部は風向指示部6dとして概ね中空円形状をなし、風向目盛または風向を示す文字列を明示するように工夫されている。すなわち、前述したように、風向指針6bは従来の風向計を見慣れていない人が風の吹いていく方向を直感的に捉えやすいよう矢尻部6cを備えているものの、風向指針6bの位置を風向目盛および風向を示す文字列部分に限定する構造とし、更に風向指示部6dを備えることにより、従来の風向計を見慣れている人も風向を誤認しないように工夫している。
(図2)
図2では、風向計1に方位識別部(目盛および文字列)を配置した形態を示している。これは、目盛板3の表面に、各方位を識別するために、正面視で時計回りにN(北)、NE(北東)、E(東)、SE(南東)、S(南)、SW(南西)、W(西)、NW(北西)および目盛を刻印(または印刷)している。このため、風向計1を見た場合に、風向針本体6の矢尻部6cが示す方向により風の吹いていく方向を、また、方位識別部および風向指示部6dにより風向を、それぞれ容易に把握できる。
なお、図2(b)のように、側壁から風向計匿体内側に突き出すように第二目盛板を配置し、風向指示部6dを矢尻部6cと対角の位置に備えるようにしてもよい。
本実施形態の風向計によれば、風上から風下に向かって矢尻部6cの尖端が向くように配慮されているため、従来の風向計を見慣れていない人にとっても風の吹いていく方向を容易かつ直感的に把握することが可能になる。したがって、風の吹いていく方向の誤認を低減し、緊急時対応に無用の混乱を避けることに寄与する。
また、風向指針6bが風向を示す位置に存し、風向指針6bの一部は風向指示部6dとして概ね中空円形状をなし、風向目盛または風向を示す文字列を明示するように工夫されていることにより、従来の風向計を見慣れている人でも、風向を誤認するおそれが極めて小さい。
図3は、風向計1の他の実施形態を示している。
図3(a)から(c)に示す風向計1Aは、概ね円柱形をなし、風向センサーが測定したアナログ信号としての風向データを受信する風向データ受信部(図示は省略)を備え、円柱形の底面部2Aと、円柱形の上面となる透明蓋部7Aと、円柱形の周面となる側壁4Aとによって風向計匿体5Aと、その風向計匿体5Aの中心軸2aに軸支される風向針本体6Aと、その風向計匿体5Aの底面部2Aの内壁に配置された目盛板3Aを備えている。
風向針本体6Aは、底面部2Aの中心軸2aから略半径に亘って覆うように配設され、中心軸2aの反対側に風の吹いていく方向を矢視する矢尻部形状の矢尻部6cおよび目盛板3Aに記された風向目盛または風向を示す文字列を示すための概ね中空円形状の風向指示部6dを有する。この矢尻部6cが風の吹いていく方向を示し、風向指示部6dが風向目盛または風向を示す文字列を明示するように、風向針本体6Aは中心軸2aを回転中心として回動する。
風向針本体6Aは、底面部2Aの中心軸2aに対し、風向データ受信部が受信した風向データを伝達して風向針本体6Aを回動させる回動機構(図示は省略)を備えているので、従来の風向計を見慣れていない人において、矢尻部6cを視認することで「風が吹いていく方向を矢尻部6cの先端が示している」と直感的に捉えやすくなる。また、風向指示部6dが、風向目盛または風向を示す文字列付近に存し、風向目盛または風向を示す文字列を明示することから、従来の風向計を見慣れている人にも違和感がない。
なお、風向針本体6Aのうち矢尻部6cおよび風向指示部6dを除く部分は、アクリル樹脂などの透明素材によって形成されているため、あたかも矢尻部6cおよび風向指示部6dのみが移動するように見えることに特徴を有す。
(風向風速計)
図4に示す風向風速計10は、図示しない風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向データおよび風速データを、図示しないアナログデジタル変換器でデジタル変換し、その変換されたデジタル信号としての風向データおよび風速データを受信してデジタル出力するものである。
風向風速計10は、風向データおよび風速データを受信する風向風速データ受信部を風向風速計本体11に内蔵し、風向風速計本体11の前面には、風向風速データ受信部が受信した風向データおよび風速データをデジタル表示させるためのデータ表示用パネル12を搭載している。
データ表示用パネル12には、方位を示すために配置されたNやNEなどの方位識別部(文字列)と、データ表示用パネル12のほぼ中心付近に風速データをデジタル表示する風速データ表示部13と、方位識別部の内側位置に配置した風向データ表示部14とを備えている。
この風向データ表示部14は、N(北)、NE(北東)、E(東)、SE(南東)、S(南)、SW(南西)、W(西)、NW(北西)を示す八方位と、その八方位間の各方位を示す合計十六方位の風向データ表示部が配置されている。
(図5)
風向データ表示部14は、風速データに応じて表示する面積を段階的に変化させることができるようにしている。すなわち、風向データ表示部14は、風速データが安全な範囲である場合に表示される第一表示部14a、風速データが注意すべき範囲である場合に表示される第二表示部14b、および風速データが警告すべき範囲である場合に表示される第三表示部14cからなる。各表示部に異なった発光ダイオードを埋設することによって、区別されたデジタル表示を可能としている。
各表示部の大きさは、第一表示部14aを一番小さく、第二表示部14bは第一表示部14aよりも大きく、第三表示部14cを最も大きく形成している。また、位置関係は、データ表示用パネル12の基板上に第三表示部14cを載置し、その第三表示部14c上に第二表示部14bを載置し、第二表示部14b上に第一表示部14aを載置している。発光ダイオードの発光カラーとしては、第一表示部14aがグリーン、第二表示部14bがイエロー、第三表示部14cがレッドとしている。交通信号に合わせることによって、大半の人において既にできあがったイメージ(赤は危険、黄色は注意)からずれないように配慮している。
(図6)
例えば、図6(a)は、受信した風向データがNE(北東)、風速データが10m/sであり、レッドの第三表示部14cが発光している場合を示している。やや時間が経過して風速が5m/sに減少したとすると、図6(b)に示すように、風速データ表示部13には、[5m/s]と表示され、風向データ表示部14は、レッドの第三表示部14cが消灯し、イエローの第二表示部14bが発光する。
以上のように、風向風速センサーからデジタル変換された風向データおよび風速データを受信した風向風速計10は、風速の変化に応じて風向データ表示部14の大きさ、カラーを変化させることができる。このため、利用者は視覚的に現況を容易に把握できる。
なお、風速データの段階表示の閾値(しきい値)は予め設定しておくが、用途や環境などの条件に応じて任意に変更可能である。
(風向風速表示システムA)
図7は、風向風速表示システムAの全体構成を示した概略図である。
風向風速表示システムAは、アナログ信号の風向データおよび風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向データおよび風速データを端末装置20における表示部に表示可能としたシステムである。すなわち、風向データおよび風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサー30と、その風向風速センサー30が測定したアナログ信号としての風向データおよび風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器(以下、A/D変換器と表記する)40とを備えている。
風向風速センサー30は、風向および風速を統合して検知可能なものであり、風向および風速を測定可能なセンサーと、そのセンサー出力を例えば、0―360deg:4−20mAの電流に変換するアナログ変換器とを備えて構成されている。A/D変換器40は、アナログ変換器が出力したアナログ信号を、端末装置20に取り込んで表示部に表示するために、デジタル信号へと変換する機能を有する。
(図8)
端末装置20は、図8に示すように、装置全体を制御するとともに、各種演算処理を行うCPU21、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM(ランダムアクセスメモリ)22、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部23、マウスやキーボード等の入力部24、ディスプレイ等の表示部(以下、モニタと表記する)25、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部26、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部27および各種データの入出力部である入出力ポート28を備えて構成されている。
一般的な端末装置20としては、USBメモリなどの外部入力装置を接続可能な入力ポート29を備えた、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)である。記憶部23には所定区域における地図データが記憶されており、本実施形態においては、火力発電所内の各施設や地点ポイント等からなる地図データが記憶されている。
(図9)
図9に、A/D変換器40がデジタル変換した風向データおよび風速データを端末装置20が取得し、それら各データをモニタ25に表示させた形態を示す。なお、モニタ25に表示される風向風速データは、風速データを数値で示す風速データ表示部および風向データを△マークで示す風向データ表示部とからなるが、説明の便宜上、図9はモニタ25の一部を示すのみとする。
図9(a)には、A/D変換器40から出力された風速データ[2m/s]、風向データ[NE:北東]をモニタ25にデジタル表示させた形態を示す。図9(a)の右側に注記されているように、風速データが2m/sの場合には、△マークが小型、△マークのカラーはグリーンとなり、この場合には、監視者に風速が安全な範囲であることを伝えることができる。また、図9(b)は、取得したデータが、風速データ[8m/s]、風向データ[NE:北東]である。この場合には、△マークは中型、△マークのカラーはイエローとなり、監視者に風速が注意すべき範囲であることを伝えることができる。
また、図9(c)は、取得したデータが、風速データ[10m/s]、風向データ[NE:北東]である。この場合には、△マークは大型、△マークのカラーはレッドとなり、監視者に風速が危険な範囲であることを伝えることができる。
受信した風速データの変化に応じて風向データの△マークの大きさやカラーが変化するため、端末装置20のモニタ25を監視するだけで現況を把握することが容易となる。なお、本実施形態では、風速データが[5m/s]、[10m/s]の各風速ポイントに達すると、風向データ表示部の大きさやカラーが変化するように設定している。この風向データ表示部の可変に必要な風速データの設定値は、これらに限定されることはなく、用途に応じて任意に設定可能としている。
(図10)
図10は、風向風速表示システムAにおける各処理およびデータの流れを概略的に示したフローチャートである。
A/D変換器40は、風向風速センサー30から風向風速データを受信し(S101)、その受信した風向風速データをデジタル変換処理する(S102)。端末装置20は、A/D変換器40からケーブルや通信手段を介してデジタル変換済みの風向風速データを取得する(S103)。
ここで、取得した風向データから16方位のうちどの方位を表示するかを選択し(S104)、取得した風速データが予めユーザによって設定されている第一閾値以上か否かを判別する(S105)。風速データが第一閾値以上でなければ、風向データ表示部に表示される△マークを小型、色をグリーンに設定して(S106)、風向データ表示部に反映する(S107)。
また、風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予めユーザによって設定されている第二閾値以上か否かを判別する(S108)。ここで第二閾値以上でなければ、△マークを中型、色をイエローに設定して(S109)、風向データ表示部に反映する(S107)。
風速データが第二閾値以上の場合には、△マークを大型、色をレッドに設定し(S110)、風向データ表示部に反映する(S107)。
また、風速データを風速データ表示部に数値化して表示する(S111)。
例えば、第一閾値を[5m/s]と設定した場合、風速データが5m/s未満であればグリーンの△マークが点灯する。また、第二閾値を、 [10m/s]と設定した場合、風速データが5m/s以上10m/s未満であればイエローの△マークが点灯し、10m/s以上であれば、レッドの△マークが点灯することになる。これらは、リアルタイムに変化するため風速データの大小を把握しやすくなり、監視者にとっての利便性が向上する。
図11および図12を参照し、上記システムにおける風向風速データの算出についてさらに詳細に説明していく。図11は、図7における端末装置上で稼働するプログラムとして設計されたアプリケーションプログラムの一例である。
風速の閾値S1、S2を目的に合わせ任意の数値を入力し、NNを入力する(S201)。NNとは、端末装置20に表示された地図における北の位置を示す(図12の1〜16)。
各方位と方位表示枠番号の関係を演算する(S202)。これは、N=NN、NE=NN+2、E=NN+4・・・NW=NN+14のような関係になる。ただし、解>16の場合、解―16とする。
次に、図12に示す方位表示枠に方位を表示し(S203)、一旦、全オブジェクトを非表示(S204)とする。なお、オブジェクトとは、図9や図12※2に示すように、風向・風速を示すマークのことである。
また、風向風速データを取得する(S205)。ここではX=風向データ(deg)(北を0degとし、以下時計回りに360degまでのデータであり、360degは0deg同様北を示す)、Y=風速データ(m/s)とする。
風速データ(Y)においては、Y=0であるか否かを判別する(S206)。ここで、Y=0であれば無風であるため、オブジェクトは非表示に設定する。
一方、Noであれば、Y≧S1であるか否かを判別する(S207)。YがS1未満であれば、変数yに100を代入する(S208)。
また、YがS1以上と判別された場合、Y≧S2であるか否かを判別する(S209)。YがS2未満であれば、変数yに200を代入する(S210)。
また、YがS2以上と判別された場合、変数yに300を代入する(S211)。
次に、風向データ(X)を方位x(北を0とし、以下時計回りに16方位を0〜16の整数に置き換えたものであり、16は0同様北を示す)に換算する(S212)。この換算においての演算式は、x=INT{X/(360/16)+0.5}となる。なお、INTはxを整数とするために{ }内の演算結果の小数点以下を切り捨てる関数であり、360とは、360度のことであり、16は16方位のことであり、+0.5は、風向データ(X)が、方位xの示す16方位の±11.25°以内となるように補正するための固定値である。
続いて、x、NNから表示すべきオブジェクトの存する方位X’を算出する(S213)。この演算式は、X’=x+NNとなる。ただし、X’>16の場合、X’=X’―16としてX’が常に1〜16の整数となるように補正する。
そして、方位表示枠に表示するオブジェクト名Zを算出する(S214)。この演算式は、Z=y+X’となる。例えば、y=300、X’=9の場合はZ=309となり、図12の方位表示枠番号9の位置にある大型かつレッドの△マークを表示対象として決定する。続いて算出したオブジェクトZを表示するとともに(S215)、風速Yを表示する(S216)。
終了指示があれば、終了処理とする(S217)。
(風向風速表示システムB)
図13は、風向風速表示システムBの全体構成を示した概略図である。
風向風速表示システムBは、風向データおよび風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサー30と、その風向風速センサー30が測定したアナログ信号としての風向データおよび風速データを、デジタル信号へと変換するA/D変換器40を内蔵した風向風速計算機50と、その風向風速計算機50に接続されるとともに、A/D変換器40がデジタル変換した風向データおよび風速データを表示する監視用ディスプレイ59とを備えている。風向風速センサー30およびA/D変換器40は、前述した風向風速表示システムAのものと同様の機能を備えている。また、風向風速計算機50にはA/D変換器40を内蔵しており、風向風速センサー30から取得したアナログ信号をデジタル信号へ変換する機能を内部に有する。
(図14)
図14に示すように、風向風速計算機50は、計算機全体の制御を行うとともに、各種演算処理を行うCPU51、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM(ランダムアクセスメモリ)52、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部53、マウスやキーボード等の入力部54、表示部55、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部56、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部57および各種データの入出力部である入出力ポート58を備えて構成されている。
(地図データ等)
記憶部53には、火力発電所内の各施設や地点ポイント等からなる地図データ、各施設や地点ポイントにおいて測定された気温データや雨量データなどの各種データが記憶されている。この記憶部53に記憶された各種データをもとに、図15に示すような出力データが監視用ディスプレイ59に表示される。監視用ディスプレイ59の表示は、年月日データ、発電プラント名、地図データ、雨量強度データ、積算雨量データ、24時間の気温変化を示したグラフオブジェクト、図9に示した風向風速データなどからなる。
なお、前述した風向風速表示システムAとの相違点は、端末装置20に替えて風向風速計算機50を備え、この風向風速計算機50にA/D変換器40を内蔵し、また、風向風速データを端末装置20のモニタ25に出力するのではなく、表示専用の監視用ディスプレイ59に出力するようにした点である。このような構成を採用したため、表示場所ごとに計算・記憶機能を有した端末装置20を配置する必要がなく、システム全体がシンプルな構成となる。
また、風向風速計算機50は、図15に示すような各施設や地点ポイントでの気温や雨量等などの常時監視している設備データと風向風速データとを一画面上に出力することができる。すなわち、設備監視と風向風速監視とを一体化できるので、監視効率の向上が期待できる。例えば図15では、風向風速のほか、雨量概況や気温トレンドなどまで一画面で表示できるので、状況に応じた素早い情報分析やそれに基づく迅速な対応決定に寄与できる。
(風向風速表示システムC:サーバ機能)
図16は、風向風速表示システムCの全体構成を示した概略図である。
風向風速表示システムCは、風向データおよび風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサー30と、その風向風速センサー30が測定したアナログ信号としての風向データおよび風速データを、デジタル信号へと変換するA/D変換器40を内蔵した風向風速計算機60と、その風向風速計算機60にネットワーク接続された複数の端末装置20とを備えて構成されている。
なお、本実施形態におけるネットワークは、社内LANとしてイントラネットが構築されており、これを例として説明する。
端末装置20は、前述した風向風速表示システムAで示した端末装置と基本的な構成は同様である。すなわち、CPU21、RAM22、記憶部23、入力部24、モニタ25、通信部26、出力部27、入出力ポート28および入力ポート29を備えたPCである。
本システムCでは、端末装置20を所望する各地点ポイントに設置できる点が、風向風速計表示システムAと異なる。また、風向風速計算機60は前述した風向風速計算機50と基本構成は同様であるため説明は省略する。
また、風向風速計表示システムBとの相違点としては、風向風速計算機60に各種データをクライアントPC(端末装置)に配信可能なサーバ機能を備えている点である。このサーバ機能は、構築されたイントラネットから端末装置20に対してデータを送信する機能である。
風向風速計算機60内のA/D変換器40がデジタル変換した風向データおよび風速データを、イントラネットに接続された各端末装置20に配信する。端末装置20は、通信部26がイントラネットに接続されているので、専用プログラムが風向データおよび風速データを受信することができ、この受信した風向データおよび風速データをモニタ25で監視する。
(図17)
図17には、風向風速計算機60と端末装置20の処理を示したフローチャートを示す。
風向風速計算機60は、風向風速センサー30から風向風速データを受信し(S301)、その受信したアナログ信号の風向風速データを内蔵されたA/D変換器40がデジタル信号に変換する(S302)。次に、デジタル信号に変換した風向風速データを、風向風速データ配信手段が予めイントラネットに接続された端末装置20に配信する(S303)。各端末装置20は、配信されたデジタ変換済みの風向風速データを受信し(S304)、その受信データをモニタ25に表示させる(S305)。
本システムCによれば、風向風速計算機60に接続される風向風速データを表示するための監視用ディスプレイ59が不要となる。また、イントラネット上に複数の端末装置が自由に設置可能になるとともに、風向風速センサー30や風向風速計算機60から物理的に離れた遠隔地にも設置可能となる。このため、遠隔から発電所等の地点ポイントなどの監視対象を同時に監視するという監視方法が実現できる。
さらに、予めイントラネット等のネットワークを構築すれば、端末装置の追加や削除などのシステム変更が自由なため、コスト低減を図ることができる。なお、イントラネット以外の通信ネットワークとしては、インターネットにて代用可能である。
(風向風速表示システムD:Webサーバ機能)
図18は、風向風速表示システムDの全体構成を示した概略図である。
風向風速表示システムDは、インターネットおよびイントラネットなどの通信ネットワークに接続され、Webサーバ機能を有するWebサーバ付き風向風速計80と、そのWebサーバ付き風向風速計80に通信ネットワークを介して接続された端末装置20および携帯端末20bとを備えて構成されている。
Webサーバ付き風向風速計80は、風向風速センサーと、その風向風速センサーによって測定された風向データおよび風速データをアナログ信号に変換する機能、変換されたアナログ信号をデジタル信号へと変換するA/D変換機能、デジタル変換された風向風速データを記憶して、Web上に公開するための公開用ストレージ83(ストレージデバイス)を少なくとも備えている。この公開用ストレージ83には、公開用データ(風向データおよび風速データ)と、アクセス制限を実現させるためのプログラムとが記憶されている。アクセス制限プログラムによって、アクセス可能な端末装置20や携帯端末20bを判別してデータ取得の許可を与えるものである。
端末装置20は、風向風速表示システムAで示したものと同様であり、CPU21、RAM22、記憶部23、入力部24、表示部25、通信部26、出力部27、入出力ポート28および入力ポート29を備えたPCである。携帯端末20bは、音声通話機能やデータ通信機能を有する携帯電話である。端末装置20および携帯端末20bには、Webページを閲覧可能なソフトウェアであるWebブラウザを備えている。
例えば、通信ネットワークがインターネット接続されている場合には、A/D変換機能がデジタル変換した風向データおよび風速データが公開用データとして公開用ストレージ83にアップロードされる。このアップロードされた公開用データに端末装置20や携帯端末20bのWebブラウザがWebサーバにアクセスすることで、風向風速データを端末装置20内に取得して表示し、監視可能となる。
(図19)
図19において、Webサーバ付き風向風速計80および端末装置20(携帯端末20b)の各処理を示す。
Webサーバ付き風向風速計80は、デジタル信号に変換した風向風速データをインターネット上に公開された公開用ストレージ83に記憶する(S401)。
端末装置20は、Webブラウザがインターネット接続してWebサーバ付き風向風速計80にアクセスし、公開用ストレージ83に記憶された公開データを取得するための風向風速データ取得信号を送信する(S402)。
Webサーバ付き風向風速計80は、風向風速データ取得信号を受信し、アクセス可能なユーザであるか否かを判別する(S403)。ここで、アクセス可能なユーザであれば、端末装置20のWebブラウザから送信されたHTTPリクエストに応答して風向風速データを送信する(S404)。
一方、アクセス不可のユーザであれば、応答拒否をする(S405)。端末装置20は、Webブラウザを介して風向風速データを受信し(S406)、その風向風速データを端末装置20のモニタ25に表示させる(S407)。
本システムDのように、風向風速計にWebサーバ機能を付加することで、風向風速計算機などの専用装置が不要となり、低コストで遠隔監視を実現するシステムが構築できる。また、各端末装置20や携帯端末20bに、表示用プログラムをインストールすれば、遠隔地から風向風速データを確認することができる。
なお、風向風速表示システムDを用いて、所定のユーザなどが遠隔観察できるようなサービスを提供することもできる。例えば、風力発電に必要なウィンドファームに対して投資する投資家を募り、これらの投資家には特典として自らが投資したウィンドファームの様子(風向風速、発電状況など)を遠隔地から閲覧することができるというサービスである。
(ジャイロセンサー付き端末装置)
図20(a)は、ジャイロ付き端末装置90の表示部に正対する者が北を向いている場合を示し、図20(b)は、ジャイロ付き端末装置の表示部に正対する者が南を向いている場合を示している。
ジャイロ付き端末装置90は、方位データを取得するジャイロセンサー100を備え、取得した方位データを内部の地図データと比較演算する。そして、ジャイロ付き端末装置90のモニタに表示された地図データのモニタ上方向における方位と、モニタに正対する者の向く方位が異なっていれば、これらを一致させるように地図データを回転する機能を備えている。
(図21)
ハードウェア構成としては、前述した端末装置20とほぼ同様となっており、CPU91、RAM92、記憶部93、入力部94、表示部95、通信部96、出力部97、入出力ポート98および入力ポート99を備えたPCである。
また、入力ポート99がUSBポートとして形成されており、このUSBポート99にジャイロセンサー100が接続されることで方位データをジャイロ付き端末装置90内に記憶することになる。ジャイロセンサー100は、記憶媒体としてのフラッシュメモリとして形成されており、ジャイロセンサーを汎用性が高いUSB接続とすることで、ジャイロ付き端末装置90に対して容易に方位データ取得機能を追加することができる。
(図22)
図22には、ジャイロ付き端末装置90の方位取得から地図データの出力までの処理をフローチャートにて示す。
ジャイロ付き端末装置90のUSBポート99に接続されたジャイロセンサー100が端末装置90の設置方向に基づく方位データを取得する(S501)。
ジャイロ付き端末装置90の記憶部93に記憶された地図データを取得する(S502)。
地図データをモニタに出力した場合のモニタの上方向における地図データの方位が、端末装置90のモニタに正対する者の向く方位に対して整合されているか否かを判別する(S503)。
ここで、前述の両方位が整合されていないと判別された場合、地図データの向きを適切な向きに変更する(S504)。
変更された地図データは、モニタ95に出力表示される(S505)。
すなわち、ジャイロ付き端末装置90にジャイロセンサー100が接続されていることで、ジャイロ付き端末装置90のモニタに表示された地図データにおける方位と、その地図データを視認する者の方位に関する感覚との整合性を図ることができる。このため、例えば、地図データを確認しながら作業を実施する必要性がある場合には、端末装置の向きを変えればモニタ上に表示される地図の向きも変更され、感覚と実態とを一致させてくれるので、作業効率に優れる。
また、ジャイロセンサーをジャイロ付き端末装置90内に内蔵するようにしても良い。このようにすれば、前述したジャイロセンサー100をUSBポート99に接続することなく方位データ取得機能を実現することができる。
このようなジャイロ付き端末装置90に、図20に示すような風向データを表示させる風向風速計を備えれば(例えば、風向風速センサーからの風向風速データをデジタル信号で受信する手段を備えれば)、その端末装置90に向かいながら、物理的にも感覚的にも一致した風向を把握することができる。
すなわち、前述した風向風速表示システムAにおける端末装置20に対し、本実施形態のジャイロセンサー100を組み合わせることもできる。このようにすれば、極めて視認性の高いシステムとなる。
また、この端末装置を仮にジャイロ付き端末装置20Aとすれば、このジャイロ付き端末装置20Aを雨量等のデータと組み合わせる形で拡張した風向風速表示システムBに採用したり、イントラネットを利用することで各端末装置の再構築を容易にした風向風速表示システムCに採用したりもできるし、さらにはインターネットを介した不特定多数の顧客向けのビジネスとして構成した風向風速表示システムDに採用することも可能である。
本願発明は、風向風速の測定装置メーカ、風向風速を測定して監視したり他の機器などを保守整備するメンテナンス業界、風向風速の測定に基づいて危機管理を行うシステム管理業などにおいて、利用できる。
風向計の外観を示した概略図であり、(a)は平面図、(b)は断面斜視図である。 風向計に方位識別部を配置した形態を示した図であり、(a)、(b)にてバリエーションを示す。 他の風向計の外観を示した概略図であり、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は側面断面図である。 風向風速計の外観を示した概略図である。 風向データ表示部の形態を示した図である。 風向風速計の外観を示した概略図である。 風向風速表示システムAの全体構成を示した概略図である。 端末装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 端末装置の表示部に表示された風向風速データを示した概略図である。 風向風速表示システムAにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートである。 端末装置において風向風速データを算出し、表示部に表示するための内部プログラムを示したフローチャートである。 風向風速およびオブジェクトの表示イメージを示した図である。 風向風速表示システムBの全体構成を示した概略図である。 風向風速計算機のハードウェア構成を示したブロック図である。 監視用ディスプレイに表示された各種データを示した概略図である。 風向風速表示システムCの全体構成を示した概略図である。 風向風速表示システムCにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートである。 風向風速表示システムDの全体構成を示した概略図である。 風向風速表示システムDにおける各処理およびデータの流れを示したフローチャートである。 ジャイロ付きの端末装置の外観形状を示した図であり、(a)は、表示部に正対する者が北を向いている場合、すなわち表示部が南を向いている場合を示し、(b)は、表示部に正対する者が南を向いている場合、すなわち表示部が北を向いている場合を示している。 ジャイロ付き端末装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 ジャイロ付き端末装置の方位取得から地図データの出力までの処理を示したフローチャートである。 従来の風向計を示した概略図である。
符号の説明
1、1A 風向計
2、2A 底面部 2a 中心軸
3、3A 目盛板 4、4A 側壁
4a 第一接点
5、5A 風向計匿体
6、6A 風向針本体 6a 風向針支持部
6b 風向指針
6c 矢尻部 6d 風向指示部
7、7A 透明蓋部
8 目盛板支持部
10 風向風速計 11 風向風速計本体
12 データ表示用パネル 13 風速データ表示部
14 風向データ表示部 14a 第一表示部
14b 第二表示部 14c 第三表示部
20 端末装置 20b 携帯端末
21 CPU
22 RAM 23 記憶部
24 入力部 25 表示部(モニタ)
26 通信部 27 出力部
28 入出力ポート 29 入力ポート
30 風向風速センサー
40 アナログデジタル変換器
50 風向風速計算機 51 CPU
52 RAM 53 記憶部
54 入力部 55 表示部
56 通信部 57 出力部
58 入出力ポート
59 監視用ディスプレイ
60 風向風速計算機
80 Webサーバ付き風向風速計
83 公開用ストレージ
90 ジャイロ付き端末装置 91 CPU
92 RAM 93 記憶部
94 入力部 95 表示部
96 通信部 97 出力部
98 入出力ポート 99 入力ポート
100 ジャイロセンサー

Claims (11)

  1. アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示部に表示させる風向風速表示システムであって、
    前記風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、
    その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、
    そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを取得して表示部に表示させる端末装置と、を備え、
    前記端末装置は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手段と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手段と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手段と、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手段と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手段と、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手段と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手段と、
    を備えたことを特徴とする風向風速表示システム。
  2. アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示部に表示させる風向風速表示システムであって、
    前記風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、
    その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換機能を有し、そのアナログデジタル変換機能でデジタル変換された風向風速データを取得する風向風速計算機と、
    その風向風速計算機にネットワーク接続されるとともに、風向風速データを表示可能な表示部を有する端末装置とを備え、
    前記風向風速計算機は、前記ネットワーク接続された端末装置に対して風向風速データを配信し、その配信した風向風速データを端末装置の表示部に表示させる表示命令手段を備え、
    その表示命令手段は、
    前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示させ、
    前記アナログデジタル変換された風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定し、
    前記アナログデジタル変換された風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別し、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示命令と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別し、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示命令と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示命令とからなり、
    前記端末装置がその配信された表示命令手段に応じて前記風向風速データを表示部に表示することを特徴とする風向風速表示システム。
  3. 風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを取得し、そのデジタル変換された風向風速データを記憶するストレージデバイスとを備えた風向風速計と、
    そのストレージデバイスに対し、ネットワークを介してアクセス可能に設定された複数の端末装置と、を備えた風向風速表示システムであって、
    前記風向風速計は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手段と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手段と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手段と、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手段と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手段と、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手段と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手段と、
    前記風向風速データ表示部に表示させる風向風速データを、前記ストレージデバイスに記憶する公開用データ記憶手段と備え、
    前記端末装置は、前記ストレージデバイスにアクセスして風向風速データを受信する風向風速データ受信手段と、その風向風速データ受信手段が受信した風向風速データを表示する表示部とを備えたことを特徴とする風向風速表示システム。
  4. 前記第一風向データマーク表示手段および第一風向データマーク表示命令は、第一風向データマークをグリーン系カラーに表示し、
    第二風向データマーク表示手段および第二風向データマーク表示命令は、第二風向データマークをイエロー系カラーに表示し、
    第三風向データマーク表示手段および第三風向データマーク表示命令は、第三風向データマークをレッド系カラーによって表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の風向風速表示システム。
  5. アナログデジタル変換器が変換したデジタル変換済みの風向風速データを取得し、そのデジタル変換済みの風向風速データを表示部に表示する端末装置のプログラムであって、
    そのプログラムは、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手順と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定する方位決定手順と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手順と、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示手順と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手順と、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手順と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手順とを、
    端末装置のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  6. アナログ信号の風向風速データをデジタル信号へと変換し、その変換した風向風速データを表示させる風向風速計算機のプログラムであって、
    そのプログラムは、風向風速計算機にネットワーク接続された端末装置に対し、風向風速計算機が風向風速データを配信し、その配信した風向風速データを端末装置の表示部に表示させる表示命令手順を風向風速計算機のコンピュータに実行させるものであって、
    その表示命令手順は、前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示させ、
    前記アナログデジタル変換された風向データから、風向データ表示部におけるどの方位を表示するかを決定し、
    前記アナログデジタル変換された風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別し、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させる第一風向データマーク表示命令と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別し、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示命令と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示命令とを備え、
    当該表示命令手順を風向風速計算機のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  7. 風向風速データをアナログ信号として測定可能な風向風速センサーと、その風向風速センサーが測定したアナログ信号としての風向風速データを、デジタル信号へと変換するアナログデジタル変換器と、そのアナログデジタル変換器でデジタル変換された風向風速データを記憶するストレージデバイスとを備えるとともに、そのストレージデバイスにアクセスした端末装置に対して風向風速データを表示させる風向風速計のプログラムであって、
    前記風速データを数値化して風速データ表示部に表示し、風速データの大小に応じて風向データマークの大きさを異ならせて風向データ表示部に表示する風向風速データ表示手順と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風向データからどの方位を表示するかを決定する方位決定手順と、
    前記アナログデジタル変換器から取得した風速データが、予め設定された第一閾値以上か否かを判別する第一閾値判別手順と、
    前記風速データが第一閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、最も小さな第一風向データマークを点灯させるための第一風向データマーク表示手順と、
    前記風速データが第一閾値以上と判別された場合には、予め設定された第二閾値以上か否かを判別する第二閾値判別手順と、
    前記風速データが第二閾値未満と判別された場合には、前記風向データマークのうち、第一風向データマークよりも大きい第二風向データマークを点灯させる第二風向データマーク表示手順と、
    前記風速データが第二閾値以上と判別された場合には、前記風向データマークのうち第二風向データマークよりも大きい第三風向データマークを点灯させる第三風向データマーク表示手順と、
    当該端末装置の出力手段に風向データ表示として表示させるためのデータを、前記ストレージデバイスに記憶する公開用データ記憶手順と、を風向風速計算機のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  8. 前記第一風向データマーク表示手順および第一風向データマーク表示命令は、第一風向データマークをグリーン系カラーに表示し、
    第二風向データマーク表示手順および第二風向データマーク表示命令は、第二風向データマークをイエロー系カラーに表示し、
    第三風向データマーク表示手順および第三風向データマーク表示命令は、第三風向データマークをレッド系カラーによって表示させることとした請求項5から請求項7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記風向データを取得した際に、その風向データを0〜16の整数に換算する方位換算手順を備え、
    その方位換算手順は、x=INT{X/(360/16)+0.5} (x=方位、X=風向データ、INTは{ }内の演算結果の小数点以下を切り捨てる関数)
    の演算式としたことを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  10. 方位データの取得が可能なジャイロセンサーと、予め方位が定められている地図データが記憶された記憶手段とを備えた端末装置であって、
    前記ジャイロセンサーによって方位データを取得する方位データ取得手段と、
    前記記憶手段から記憶済みの地図データを取得する地図データ取得手段と、
    その地図データを表示する表示部と、
    その表示部上方向における地図データの方位を表示部に正対するものの向く方位に一致させるための方位識別手段とを備え、
    その方位識別手段は、取得した方位データを表示部に表示した地図データと比較演算し、表示部の上方向における地図データの方位と表示部に正対するものの向く方位とが異なっている場合には、これらを一致させるよう地図データを回転させる機能を備え、
    前記ジャイロセンサーは、端末装置とは着脱自在の別体に形成されるとともに、
    端末装置の接続ポートに接続可能な接続コネクタを備えていることを特徴とするジャイロ付き端末装置。
  11. 方位データの取得が可能なジャイロセンサーと、予め方位が定められている地図データが記憶された記憶手段とを備えた端末装置に対し、前記ジャイロセンサーが取得した方位データを検出する方位データ検出手順と、
    前記記憶手段から記憶済みの地図データを取得する地図データ取得手順と、
    その地図データを端末装置に係る表示部に表示する地図データ表示手順と、
    前記表示部上方向における地図データの方位を表示部に正対するものの向く方位に一致させるための方位識別手順とを端末装置のコンピュータに実行させるものであって、
    その方位識別手順は、取得した方位データを表示部に表示した地図データと比較演算し、表示部の上方向における地図データの方位と表示部に正対するものの向く方位とが異なっている場合には、これらを一致させるよう地図データを回転させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2006015698A 2006-01-24 2006-01-24 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム Pending JP2007198809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015698A JP2007198809A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015698A JP2007198809A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007198809A true JP2007198809A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38453565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015698A Pending JP2007198809A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007198809A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910391B1 (ko) 2008-07-29 2009-08-04 (주)지앤에스기술 바람 감지 센서
CN101876662B (zh) * 2009-04-30 2012-06-13 深圳富泰宏精密工业有限公司 多功能便携式电子装置
CN109791166A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 Koa株式会社 图像显示装置
CN113592360A (zh) * 2021-08-20 2021-11-02 国网福建省电力有限公司 电力高空作业大风预警方法及系统
CN113620178A (zh) * 2021-08-24 2021-11-09 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种用于港口门座式起重机作业风速预警的方法及装置
JP7518724B2 (ja) 2020-10-09 2024-07-18 株式会社長谷工コーポレーション 評価表示方法、評価表示装置、及び評価表示プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754062U (ja) * 1980-09-12 1982-03-29
JPS60161863U (ja) * 1985-03-22 1985-10-28 シャープ株式会社 風向表示装置
JPH07167880A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Casio Comput Co Ltd 方位計
JPH08166438A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Kaijo Corp 風速測定用ドップラーレーダー
JPH11149595A (ja) * 1997-11-19 1999-06-02 Kaze Kogaku Kenkyusho:Kk 対象物設置環境情報遠隔監視システム
JP2001264437A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Furuno Electric Co Ltd 潮流分布測定システム、潮流分布測定装置、潮流分布測定方法、水中探知システム
JP2003215266A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Mitsubishi Electric Corp 気象情報配信サーバ、気象情報配信システム及び気象情報配信方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754062U (ja) * 1980-09-12 1982-03-29
JPS60161863U (ja) * 1985-03-22 1985-10-28 シャープ株式会社 風向表示装置
JPH07167880A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Casio Comput Co Ltd 方位計
JPH08166438A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Kaijo Corp 風速測定用ドップラーレーダー
JPH11149595A (ja) * 1997-11-19 1999-06-02 Kaze Kogaku Kenkyusho:Kk 対象物設置環境情報遠隔監視システム
JP2001264437A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Furuno Electric Co Ltd 潮流分布測定システム、潮流分布測定装置、潮流分布測定方法、水中探知システム
JP2003215266A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Mitsubishi Electric Corp 気象情報配信サーバ、気象情報配信システム及び気象情報配信方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100910391B1 (ko) 2008-07-29 2009-08-04 (주)지앤에스기술 바람 감지 센서
CN101876662B (zh) * 2009-04-30 2012-06-13 深圳富泰宏精密工业有限公司 多功能便携式电子装置
CN109791166A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 Koa株式会社 图像显示装置
CN109791166B (zh) * 2016-09-30 2022-01-04 Koa株式会社 图像显示装置
JP7518724B2 (ja) 2020-10-09 2024-07-18 株式会社長谷工コーポレーション 評価表示方法、評価表示装置、及び評価表示プログラム
CN113592360A (zh) * 2021-08-20 2021-11-02 国网福建省电力有限公司 电力高空作业大风预警方法及系统
CN113592360B (zh) * 2021-08-20 2023-04-07 国网福建省电力有限公司 电力高空作业大风预警方法及系统
CN113620178A (zh) * 2021-08-24 2021-11-09 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种用于港口门座式起重机作业风速预警的方法及装置
CN113620178B (zh) * 2021-08-24 2023-11-28 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种用于港口门座式起重机作业风速预警的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007198809A (ja) 風向風速表示システム、ジャイロ付き端末装置およびコンピュータプログラム
CN101859497B (zh) 用于海底电缆免受过往船舶损坏的监控装置
AU2008243140B2 (en) Display apparatus
EP3241199B1 (en) Image based surveillance system
CN101958057B (zh) 用于海底电缆免受过往船舶损坏的监控方法
KR101940224B1 (ko) 맨홀의 내부 상태에 대한 자동알림기능을 제공하는 원격관리시스템
US20220357230A1 (en) Gas leak quantization system
WO2014010173A1 (ja) 危機情報提供装置、危機情報提供システム、方法およびプログラム
CN214149323U (zh) 一种高耸建筑物的倾斜监测装置
JP4573176B2 (ja) 風向計
Djordjevic et al. A smart weather station based on sensor technology
CN201698597U (zh) 用于海底电缆免受过往船舶损坏的监控装置
KR20120096715A (ko) 선박 모니터링 시스템 및 방법
US20140039837A1 (en) System and method for remote monitoring of the orientation of a message sign
JP5954723B2 (ja) 配管等識別装置
WO2005041104A1 (en) System for monitoring displacement of inclined plane
US10823590B2 (en) Environmental sensor
JP2003067477A (ja) 地域関連情報提供システム及び地域関連情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005354350A (ja) データ収集管理システム、設置無線機、携帯無線機、管理サーバ及び位置検出方法
CN111765872A (zh) 一种多功能数字化的量尺
Lee et al. Development of embedded vessel monitoring system using NMEA2000
CN220171278U (zh) 一种多模复合式生命探测装置
KR102480865B1 (ko) 원격 환경 관리시스템
KR100746701B1 (ko) 클린룸 환경예측 시스템 및 이를 이용한 예측방법
JP4966630B2 (ja) 位置方向情報表示装置,位置方向情報表示方法,位置方向情報表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110125