JP2007196887A - リアエアコンユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、凝縮水のみを排出し、冷気を排出させずに再利用することで冷房効率を向上させるリアエアコンユニットを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、車両後部に配設されるリアエアコンユニットであり、吸気ファンと、吸気ファンで吸気した空気を冷却するエバポレータと、エバポレータで発生する凝縮水を車外に排出するドレインパイプ1dと、ドレインパイプ1dに接続され、このドレインパイプ1d内の冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる還流パイプ1fとを備えたことを特徴としている。本発明によれば、還流パイプ1fによって、ドレインパイプ1d内に導入された冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる。このため、吸気温度が下がり、冷房効率が向上する。また、室温を早期に低下させることができ、ファンの回転速度の早期低下によって低騒音化を行える。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、車両後部に配設されるリアエアコンユニットであり、吸気ファンと、吸気ファンで吸気した空気を冷却するエバポレータと、エバポレータで発生する凝縮水を車外に排出するドレインパイプ1dと、ドレインパイプ1dに接続され、このドレインパイプ1d内の冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる還流パイプ1fとを備えたことを特徴としている。本発明によれば、還流パイプ1fによって、ドレインパイプ1d内に導入された冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる。このため、吸気温度が下がり、冷房効率が向上する。また、室温を早期に低下させることができ、ファンの回転速度の早期低下によって低騒音化を行える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両後部に配設されるたリアエアコンユニットに関する。
座席数が多く、車室内容積が大きくなる比較的大型のワンボックスカーなどでは、後席の空調環境を良好にするため、車両後部にもエアコンユニットを配設する場合がある。このようなリアエアコンユニットでは、コンプレッサやコンデンサはフロントエアコンユニットと共用し、エバポレータ(蒸発器:熱交換器)のみを内蔵している場合が多い。エバポレータでは凝縮水が発生するため、これを車外に排出するドレインパイプが取り付けられ、リヤバンパ裏などで凝縮水が車外に排出される。車体後部での車外への排水に関しては、下記[特許文献1]などに開示がある。
実開昭1−114347号公報
しかし、リアエアコンユニットのドレインパイプからは、せっかく冷却した冷気も排出されてしまっておりその分無駄が生じている。従って、本発明の目的は、凝縮水のみを排出し、冷気を排出させずに再利用することで冷房効率を向上させることのできるリアエアコンユニットを提供することにある。
本発明は、車両後部に配設されるリアエアコンユニットにおいて、吸気ファンと、吸気ファンで吸気した空気を冷却するエバポレータと、エバポレータで発生する凝縮水を車外に排出するドレインパイプと、ドレインパイプに接続され、このドレインパイプ内の冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる還流パイプとを備えたことを特徴としている。
本発明のリアエアコンユニットによれば、還流パイプによって、ドレインパイプ内に導入された冷気を吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる。このため、吸気温度が下がり、冷房効率が向上する。また、吹き出し温度が低くなるので、室温を早期に低下させることができ、ファンの回転速度などを早期に低下させて早期に低騒音化を行える。
以下、本発明のリアエアコンユニット1の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるリアエアコンユニット1は、車両左後輪のホイールハウス上部近傍に配設されるものである。図1に、車体外板の一部を切断した状態の車両外側から見た斜視図を示す。なお、本実施形態のリアエアコンユニット1は、コンプレッサやコンデンサをフロントエアコンユニットと共用しており、内部にはエバポレータのみを内蔵している。
図1に示されるように、リアエアコンユニット1は、後述するが区画されたエリアに収納されている。このエリアへの空気の導入は、車室側に設けられた空気導入部2から行われる。リアエアコンユニット1の内部への空気の導入は、ファン収納部1aの車室内側(図1では奥側となるため図示されていない)から行われる。ここからリアエアコンユニット1内に導入された空気は、エバポレータ収納部1b内のエバポレータによって冷却された後、上部の排出口1cから排出される。
排出口1cには、図示されていないがダクトが接続されており、冷却された空気はダクトによって最後尾のピラー内を通ってピラーやルーフの室内側から室内に送風される。エバポレータの表面には凝縮水が結露し、下方に滴下する。この下方に滴下した凝縮水は、ドレインパイプ1dの先端の凝縮水排出口1eから車外に排出される。
ドレインパイプ1dは、リヤバンパ裏に配設されている。また、本実施形態では、図2にも示されるように、ドレインパイプ1dの先端に還流パイプ1fが連続的に接続されており、この還流パイプ1fの先端は、リアエアコンユニット1が配設されている上述した区画されたエリアに接続されている。
リアエアコンユニット1が配設されている、上述した区画されたエリアについて図3及び図4を参照して簡単に説明する。図3は、この区画されたエリアの範囲を車室内側から示す側面図である(車室側に設けられた空気導入部2の図示は省略されている)。図4は、図3におけるIV−IV線断面図である(なお、リアエアコンユニット1内の断面の図示は省略してある)。図3に示されるように、この区画エリアの前方はリアドアの開口にまで達し、後方はリアゲートの開口にまで達している。また、上方はリヤサイドガラス3の下端に達し、下方はリヤフロア面にまで達している。なお、下方は、上述したドレインパイプ1dや還流パイプ1f部分はフロア面よりも下方にまで及んでいる。また、ホイールハウス4の内部は当然後輪の収納スペースであり、ホイールハウス4と車室内トリム5との間が上述した区画エリアである。さらに、図4に示されるように、区画エリアの車室側は、上述したトリム5であり、車室側は、車体のアウターパネル6である。なお、ドレインパイプ1dは、その外側にバンパ7が取り付けられるため、外側から直接目視されることはない。
本実施形態では、図2に示されるように、ドレインパイプ1dと還流パイプ1fとは、一本の連続する一本のパイプとして形成されている。ただし、その結合部分には凝縮水排出口1eが設けられている。また、凝縮水と還流させる冷気とを効果的に分離できるように、ドレインパイプ1d及び還流パイプ1fは屈曲された形態とされている。この部分の断面図を図5に示す。図5に示されるように、ドレインパイプ1dは水平部分から下方に屈曲され、この部分に凝縮水排出口1eが形成されている。そして、この部分に対して水平に還流パイプ1fが接続されている。還流パイプ1fは、その後、凝縮水が上ってこないように上方に屈曲されている。
即ち、ドレインパイプ1dの先端に還流パイプ1fが鈍角な角度をもって連続的に接続されており、この接続部の外側を下方に向け、この接続部の下方に凝縮水排出口1eが設けられている。このように構成すると、ドレインパイプ1dの上流側からの凝縮水は、図5中に示されるように凝縮水排出口1eから外部に排出される。一方、ドレインパイプ1dを通って来た冷気は、なるべく直線的な軌道を描くことから、凝縮水排出口1eからはほとんど排出されずに、図5中矢印で示されるように還流パイプ1f側に移動し、上述した区画エリアに還流される。このようにして、凝縮水と冷気とが効果的に分離される。
本実施形態によれば、ドレインパイプ1dに還流パイプ1fを接続し、ドレインパイプ1dを流れてきた冷気を還流パイプ1fによって上述した区画エリア(リアエアコンユニット1の吸気ファンによって吸気可能なエリア)に還流させることで、吸気温度を下げることができる。吸気される空気の温度が下がることから、吹き出し温度も下がり、冷房効率が向上する。特に、エアコンを入れた直後などでは、早期に車室内を冷却できるため、吸気ファンや送風ファンの回転速度が早期に低回転化でき、低騒音化の恩恵もある。
また、本実施形態では、ドレインパイプ1dの先端に還流パイプ1fが鈍角な角度をもって連続的に接続されており、この接続部の外側を下方に向け、この接続部の下方に凝縮水排出口1eが設けられている。このため、凝縮水と冷気とを効果的に分離でき、凝縮水の排出と冷気還流による冷房効率の向上とを効果的に実現することができる。
本発明のリアエアコンユニットは、上述した実施形態に限定されるものではない。たとえば、凝縮水と冷気とを効果的に分離するためには、上述したように、ドレインパイプの先端に還流パイプを鈍角な角度をもって連続的に接続することが好ましいが、両者の接続形態はこれに限られるものではない。たとえば、両者の接続部分をY字状とし、Y字の上端にそれぞれドレインパイプと還流パイプとを接続し、Y字の下端部分に凝縮水排出口を設けるなどしてもよい。
1 リアエアコンユニット
1a ファン収納部
1b エバポレータ収納部
1c 排出口
1d ドレインパイプ
1e 凝縮水排出口
1f 還流パイプ
1a ファン収納部
1b エバポレータ収納部
1c 排出口
1d ドレインパイプ
1e 凝縮水排出口
1f 還流パイプ
Claims (2)
- 車両後部に配設されるリアエアコンユニットにおいて、
吸気ファンと、前記吸気ファンで吸気した空気を冷却するエバポレータと、前記エバポレータで発生する凝縮水を車外に排出するドレインパイプと、前記ドレインパイプに接続され、該ドレインパイプ内の冷気を前記吸気ファンが吸気可能なエリアに還流させる還流パイプとを備えたことを特徴とするリアエアコンユニット。 - 前記ドレインパイプの先端に前記還流パイプを鈍角な角度をもって連続的に接続し、該接続部を下方に向けると共に、該接続部の下方に凝縮水排出口を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリアエアコンユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018968A JP2007196887A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | リアエアコンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018968A JP2007196887A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | リアエアコンユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007196887A true JP2007196887A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38451911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006018968A Pending JP2007196887A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | リアエアコンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007196887A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190390A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | エンジンの吸気冷却構造 |
KR101679674B1 (ko) * | 2010-12-01 | 2016-11-25 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006018968A patent/JP2007196887A/ja active Pending
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KR101679674B1 (ko) * | 2010-12-01 | 2016-11-25 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
JP2015190390A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | エンジンの吸気冷却構造 |
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