JP2007196743A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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広範 大和
Yoshikazu Kuroumaru
善和 九郎丸
Yojiro Kaneki
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Abstract

【課題】小歯車を両持ちする軸受間のスパンを短くすることができ、しかも、歯車対の周りに塗布された潤滑油脂が軸受の外部に流出するのを防ぐことができるようにする。
【解決手段】その軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車3及び大歯車4と、小歯車3を両持ちで支持する第1及び第2の軸受20,22とを有し、小歯車3は該小歯車の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝3cと、該溝3cの途中に設けられた環状溝31とを有しており、該環状溝31に封止環10を外嵌し、溝3c周りに第1の軸受20を外嵌し、該第1の軸受20と溝3cとの間を封止環10により封止した。
【選択図】図2

Description

本発明は操舵補助力の発生源として電動モータを用いてなる電動パワーステアリング装置に関する。
車両用の電動パワーステアリング装置としては、例えば操舵輪に繋がる入力軸及び該入力軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる出力軸の相対角変位量によって前記入力軸に加わる操舵トルクを検出し、検出したトルク等に基づいて操舵補助用の電動モータを駆動し、該電動モータの回転力を減速歯車機構を介して舵取手段に伝達することにより操舵輪の回転に応じた舵取手段の動作を前記電動モータの回転により補助し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
減速歯車機構は、電動パワーステアリング装置を小形化するために、ウォーム歯車に比べて動力伝達効率が高く、且つその軸が平行に配置され互いに噛合う平歯車対、又は、はすば歯車対が用いられている。この歯車対は回転中心部にあけられた軸孔を有し、夫々の軸孔に軸が嵌入されており、また、夫々が軸受により両持ちされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−314766号公報
ところが、特許文献1のように構成された電動パワーステアリング装置にあっては、小歯車の軸孔に軸が嵌入されるため、小歯車の小径化が制限され、歯車対の所定の軸間距離で減速比を大きくすることが困難であった。
歯車対の所定の軸間距離で減速比を大きくするには、例えば棒部材に直接歯切りされた小歯車を用いることが考えられる。しかし、棒部材に直接歯切りされた小歯車は、該小歯車の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝が設けられており、また、歯車対の周りには潤滑油脂が塗布されるため、前記溝と離隔した位置に両持ち用の軸受を配置し、歯車対周りの潤滑油脂が前記溝を伝って外部に流出するのを防ぐ必要がある。
しかし、このように構成した電動パワーステアリング装置にあっては、小歯車を両持ちする軸受間のスパンが長くなり、小歯車が撓み易くなる。このため、歯車対に加わる負荷が増加したときに小歯車の撓み量が多くなり、噛合部のバックラッシュ量が多くなり、噛合部での音鳴りが大きくなるという不具合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は小歯車を両持ちする軸受間のスパンを短くすることができ、しかも、小歯車の周りに塗布された潤滑油脂が軸受の外部に流出するのを防ぐことができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
第1発明に係る電動パワーステアリング装置は、その軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車及び大歯車と、前記小歯車を両持ちで支持する第1及び第2の軸受とを有し、前記小歯車が電動モータの出力軸に繋がり、前記大歯車が舵取手段に繋がり、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、前記小歯車は、該小歯車の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝を有しており、該溝周りに第1の軸受を外嵌してあり、該第1の軸受と前記溝との間を封止する封止部材を備えることを特徴とする。
第2発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記溝の周りは、該溝の溝底径より小径の環状溝を有し、該環状溝に環状の前記封止部材を外嵌してあることを特徴とする。
第3発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記第1及び第2の軸受は、小歯車の歯幅方向中央からの距離が等しい位置に配してあることを特徴とする。
第1発明にあっては、小歯車は該小歯車の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝を有するため、所定の軸間距離内で小歯車及び大歯車の減速比を大きくすることができ、しかも、前記溝周りに軸受を外嵌してあり、該軸受と前記溝との間を封止部材が封止しているため、小歯車を両持ちする軸受間のスパンを短くすることができ、噛合部での音鳴りを低減できるとともに、小歯車の周りに塗布された潤滑油脂が軸受の外部に流出するのを防ぐことができる。
第2発明にあっては、全周長で等厚の環状の封止部材を用いることができるため、該封止部材を簡易に組込むことができ、しかも、より一層封止性を高めることができる。
第3発明にあっては、歯幅方向中央からの距離が等しい位置に両持ちの軸受を配してあるため、小歯車としてはすば歯車が用いられる場合、舵取手段の操作方向が左右のいずれであっても、小歯車の撓み量を均等にでき、操舵フィーリングを向上できる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す断面図、図2は要部の構成を示す拡大断面図、図3は小歯車の構成を示す拡大断面図、図4は図3のIV−IV線の断面図である。
電動パワーステアリング装置は、操作部材としてのステアリングホイールに連なり、舵取手段としての操舵軸1と、操舵補助用の電動モータ2と、該電動モータ2の回転力を操舵軸1に増加して加える小歯車3及び大歯車4と、小歯車3及び大歯車4を回転自在に支持するハウジング5と、ステアリングホイールの操作に応じて操舵軸1に加わるトルクを検出するトルクセンサ6とを備え、該トルクセンサ6の検出結果に基づいて電動モータ2が駆動され、該電動モータ2の回転力が小歯車3及び大歯車4を介して操舵軸1に伝動されるように構成されている。
操舵軸1は、その上部がステアリングホイールに繋がる上側軸体11と、該上側軸体11の下部に連結されたトーションバー12と、該トーションバー12の下部に連結され、自在軸継手を介して例えばラックピニオン式の転舵機構に繋がる下側軸体13とを有しており、ステアリングホイールの操作に応じてトーションバー12が捩じれ、上側軸体11及び下側軸体13に操舵トルクが加わるように構成されている。
上側軸体11の下部にはトーションバー12の上部が挿入された筒部11aが結合されている。下側軸体13はトーションバー12の下部及び筒部11aの先端部が挿入されるように筒形に形成されており、この下側軸体13及び筒部11aの周りにトルクセンサ6が配置されている。また、下側軸体13の中途に、大歯車4及び転がり軸受7が外嵌された第1の嵌合部13aと、第1の嵌合部13aに鍔部を介して連なり、転がり軸受8が外嵌された第2の嵌合部13bと、第1及び第2の嵌合部13a,13bに連なり、螺子環9,9が螺着された螺子部13c,13cとを有しており、螺子環9,9の締込みにより転がり軸受7,8の内輪を下側軸体13に固定している。また、大歯車4の両側に転がり軸受7,8が配され、大歯車4を両持ちしている。
小歯車3は棒部材の一方側を歯切り装置ではすばに歯切りすることにより形成されており、棒部材の他方側にスプライン3aが設けられており、該スプライン3a部分が電動モータ2の出力軸2aにスプライン嵌合により連動連結されている。小歯車3の一側には嵌合軸部3bが設けられており、他側には小歯車3の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝3cが設けられている。
この溝3c部分は、歯切り工具を棒部材の一端から軸長方向へ移動させつつ小歯車3を歯切りするとき、小歯車3の歯溝を延長した位置に設けられるものであり、図3に示すように外周部を切削し、小歯車3のピッチ円以下の直径に形成されている。
溝3cの途中には、図3に示すように溝3cの溝径より小径の環状溝31が設けられており、該環状溝31にOリングからなる封止部材としての封止環10が外嵌されており、該封止環10及び溝3cの周りに第1の転がり軸受20が外嵌され、該転がり軸受20の内輪が封止環10の外周面に接触し、溝3c及び第1の転がり軸受20の間を封止している。また、スプライン3a部分と溝3cとの境界部には環状溝32を設け、該環状溝32に封止環21を外嵌してスプライン嵌合部分を封止してある。
嵌合軸部3bは小歯車3のピッチ円以下の直径に形成されており、該嵌合軸部3bに第2の転がり軸受22が外嵌されており、第1及び第2の転がり軸受20,22により小歯車3を両持ちしている。また、嵌合軸部3bは歯切り工具を棒部材の一端から軸長方向へ移動させつつ歯切りするとき、小歯車3の歯底と同径の溝が形成されている。
第1及び第2の転がり軸受20,22は小歯車3の歯幅方向中央からの距離が等しい位置に配してあり、第2の転がり軸受22の内輪の一端が小歯車3の一端に当接し、第1の転がり軸受20の内輪の一端が小歯車3の他端に当接し、小歯車3の軸長方向への移動を規制している。
大歯車4は軸心部に嵌合孔4aを有するはすば歯車を用いてなり、嵌合孔4aに下側軸体13の第1の嵌合部13aが嵌入されている。
ハウジング5は、小歯車3を収容する第1収容部51と、該第1収容部51に連通し、大歯車4及び下側軸体13を収容する第2収容部52と、該第2収容部52に連通し、トルクセンサ6を収容する第3収容部53とを有する。
第1収容部51は有底の円筒形をなし、第1及び第2の転がり軸受20,22の外輪を内嵌支持する第1及び第2の支持部51a,51bと、第2の支持部51bに連なる雌螺子部51cとが設けられており、また、第1収容部51の一側を小歯車3の径方向へ貫通して第2収容部52に開口する連通孔54が設けられており、該連通孔54に大歯車4の周方向の一部が挿入され、該大歯車4が小歯車3に噛合している。雌螺子部51cには第1の転がり軸受20の外輪に当接する螺子環23が螺着されており、該螺子環23の締込みにより、第1及び第2の転がり軸受20,22と小歯車3とのガタつきをなくするようにしてある。第2の支持部51bには環状溝51eが設けられており、該環状溝51eに、転がり軸受20の外周部を封止する封止環24が内嵌されている。また、第1収容部51の開放口には電動モータ2が取外しを可能に取着されている。
第2収容部52は、転がり軸受7,8の外輪を内嵌支持する第3及び第4の支持部52a,52bを有しており、第3及び第4の支持部52a,52bの間に大歯車4が配置されている。
以上のように構成された電動パワーステアリング装置は、棒部材に直接歯切りされた小歯車3を備えるため、大歯車4及び小歯車3の所定の軸間距離で減速比を大きくすることができる。従って、大歯車4を大径化することなく適宜の減速比を得ることができ、電動パワーステアリング装置を小形化できる。
また、大歯車4の歯部及び小歯車3にはグリース等の潤滑油脂を塗布し、大歯車4及び小歯車3の摩耗及び噛合音を低減する。塗布された潤滑油脂の一部は溝3cに侵入するが、該溝3cの途中には環状溝31及び該環状溝31に外嵌された封止環10があり、溝3cを封止してあるため、潤滑油脂が溝3cから外部へ流出するのを防ぐことができる。また、塗布された潤滑油脂の一部は嵌合軸部3bの溝に侵入するが、嵌合軸部3bは第1収容部51の底部51dに臨み閉鎖空間に配置されているため、潤滑油脂の流出量を制限できる。
また、はすばの小歯車3を両持ちする転がり軸受20,22は歯幅方向中央からの距離が等しい位置に配してあるため、操作部材としてのステアリングホイールが左方向、右方向へ操作されるときの小歯車3の撓み量を均等にできる。
尚、以上説明した実施の形態では、小歯車3の溝3cに環状溝31を設け、該環状溝31に封止環10を外嵌して潤滑油脂の流出を防ぐように構成したが、その他、環状溝31をなくし、溝3cの途中をゴム、合成樹脂等の可撓性部材、又は塗料により埋めるように構成してもよい。
また、小歯車3の嵌合軸部3bは、歯切り加工するときの溝が形成された構成としたが、その他、溝をなくした構成としてもよい。
また、以上説明した実施の形態では大歯車4、小歯車3をはすばとしたが、その他、平歯としてもよい。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の要部の構成を示す拡大断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の小歯車の構成を示す拡大断面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。
符号の説明
1 操舵軸(舵取手段)
2 電動モータ
2a 出力軸
3 小歯車
3c 溝
4 大歯車
10 封止環(封止部材)
20 第1の転がり軸受(第1の軸受)
22 第2の転がり軸受(第2の軸受)
31 環状溝

Claims (3)

  1. その軸が平行に配置され互いに噛合する小歯車及び大歯車と、前記小歯車を両持ちで支持する第1及び第2の軸受とを有し、前記小歯車が電動モータの出力軸に繋がり、前記大歯車が舵取手段に繋がり、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、前記小歯車は、該小歯車の歯溝に連なり、且つ歯たけより浅い深さの溝を有しており、該溝周りに第1の軸受を外嵌してあり、該第1の軸受と前記溝との間を封止する封止部材を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記溝の周りは、該溝の溝底径より小径の環状溝を有し、該環状溝に環状の前記封止部材を外嵌してある請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記第1及び第2の軸受は、小歯車の歯幅方向中央からの距離が等しい位置に配してある請求項1又は2記載の電動パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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