JP2007196470A - テープ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作によって文字や点字等が表示されたテープを作成可能なテープ作成装置を提供する。
【解決手段】制御部40には、音声入力部55から入力されたデジタル信号に基づいて、ユーザの発話内容の認識を行う音声認識部41が備えられている。音声認識部41は、主にCPUと、音声認識用処理プログラムや音声認識用辞書データを記憶するROMと、入力される音声信号を一時記憶するRAMとによって構成されており、音声入力部55からの入力信号に基づいて、音声認識用辞書データに登録されている基本パターンとマッチングさせることにより発話内容を認識し、認識した発話内容を表すテキストデータ(文字コード列)を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像や点字が表示されたテープを作成するテープ作成装置に関する。
テープに文字等の画像を印刷するテープ作成装置に、点字表示を行うための打刻手段を備え、画像とともに、或いは画像の代わりに点字を表示(記録)可能とするテープ作成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなテープ作成装置を用いることにより、晴眼者のみならず、視覚障害者に対してもテープを用いた情報提供を行うことが可能になっている。
特開2005−292616号公報
しかしながら、特許文献1に示したテープ作成装置は、表示内容をキーボードから入力しなければならず、視覚障害者が操作することを考慮したものではなかった。一方、前記テープ作成装置を、点字キーボードを備えたPC(パーソナルコンピュータ)に接続するとともに、入力操作等を音声によってPCに案内させるプログラムを用いることにより、視覚障害者による入力操作を可能とすることができる。しかしながら、PCを用いる方法は、PCの近傍でしか作業ができないうえ、PCに不慣れなユーザにとっては簡便な方法であるとは言えず、さらなる利便性の向上が望まれている。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な操作によって文字や点字等が表示されたテープを作成可能なテープ作成装置を提供することにある。
本発明のテープ作成装置は、音声入力部により入力された音声を認識する音声認識部と、前記音声認識部による認識結果に基づいた表示データを生成する表示データ生成部と、前記表示データに基づいて、テープに画像及び点字の少なくとも一方を記録する記録部とを備えたことを特徴とする。
このテープ作成装置によれば、テープに表示させたい内容を、音声により入力することが可能となるため、キーを用いた入力操作を低減することが可能となり、テープの作成を容易に行うことが可能となる。
このテープ作成装置において、前記音声認識部による認識結果に基づいた音声信号を生成する音声生成部と、前記音声生成部で生成された前記音声信号に基づいて音声を発する音声出力部とを備えることが望ましい。
このテープ作成装置によれば、音声出力部が、音声認識部の認識結果に基づく音声を発することにより、入力された音声を復唱することになるため、ユーザは、認識結果等を表示する表示手段を見なくても、或いは、このような表示手段の有無に拘わらず、入力した音声が正確に認識されているか否かを知ることが可能となる。
このテープ作成装置において、前記音声入力部による音声入力を促すための音声データを記憶するとともに、当該音声データに基づいた音声を前記音声出力部に発声させる音声案内部を備えることが望ましい。
このテープ作成装置によれば、音声入力を促す音声を発するため、ユーザは、メッセージ等を表示する表示手段を見なくても、或いは、このような表示手段の有無に拘わらず、音声入力すべきタイミングを知ることが可能となる。
このテープ作成装置において、輪郭が異なる複数のキーを含む操作部を備えることが望ましい。
このテープ作成装置によれば、操作部を備えるため、音声入力を補助する入力操作が可能となる。また、この操作部が輪郭の異なる複数のキーを備えているため、キーを見なくてもキーを識別することが可能となり、テープの作成を容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るテープ作成装置について、図面を参照して説明する。本実施形態のテープ作成装置は、テープに点字を記録するためのものであり、点字に添えて、文字(墨字)や図形等の画像を印刷することも可能になっている。
まず、図1及び図2を参照して本実施形態のテープ作成装置の構成について説明する。
図1及び図2は、本実施形態のテープ作成装置の概略構成を示す斜視図である。
両図に示すように、テープ作成装置1は、筐体10で覆われた構成になっており、筐体10の上面に、電源スイッチ11と、入力操作を行うための操作部12とを備えている。操作部12は、輪郭が異なる2つのキーからなり、表面に「ハイ」を表す文字及び点字が表示された円形の肯定キー12yと、表面に「イイエ」を表す文字及び点字が表示された略三角形の否定キー12nとを含んでいる。
また、後述するように、筐体10の内部には、音声を取り込むマイクロホン、及び音声を発するスピーカが配設されており、筐体10の上面には、これらの音声を遮らないように、マイクロホンに音声を取り込むための貫通孔10aと、スピーカからの音声を外部に通すための貫通孔10bとが備えられている。
筐体10の上面奥側には、テープカートリッジ2を装着するための凹部13が配設されている。凹部13の開口部上には、開閉蓋14が開閉可能に備えられており、開閉蓋14を開放状態にすることで、テープカートリッジ2を着脱することが可能となっている。また、開閉蓋14には、略透明な確認窓14aが備えられており、凹部13にテープカートリッジ2が装着されているか否かを外部から視認可能になっている。凹部13の底面には、凸状のサーマルヘッド15や、搬送機構16を構成する回転軸16a,16bが設けられており、凹部13にテープカートリッジ2を装着すると、テープカートリッジ2に設けられた孔状のヘッド嵌合部21にサーマルヘッド15が嵌合するとともに、回転軸16a,16bがそれぞれテープカートリッジ2の被駆動部22a,22bと係合するようになっている。
テープカートリッジ2は、カートリッジケース20の内部に、ともに帯状のテープTとインクリボンRとを内蔵している。テープTは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等からなる基材の裏面に接着剤層が形成され、それが剥離紙によって覆われた構成になっている。テープ作成装置1は、テープTの幅が異なる複数種類のテープカートリッジ2に対応可能になっており、ユーザは、用途や好みに応じたテープカートリッジ2を使用することができる。なお、テープカートリッジ2の裏面には、内蔵するテープTの幅を識別するための複数の孔(図示せず)が設けられており、テープ作成装置1は、凹部13の底面に備えられたマイクロスイッチ等の識別センサ19(図5参照)によって、装着されたテープカートリッジ2のテープ幅を識別可能になっている。
テープカートリッジ2を凹部13に装着すると、テープTの表面は、ヘッド嵌合部21において、インクリボンRを介してサーマルヘッド15と対向するようになっており、サーマルヘッド15を発熱駆動することにより、指定された画像をテープTの表面に印刷することができる。また、この状態で回転軸16a,16bを回転駆動させると、テープTとインクリボンRは搬送されて、テープTはカートリッジケース20の外部に排出され、インクリボンRはカートリッジケース20の内部で巻き取られる。
カートリッジケース20から排出されたテープTは、打刻部30に送られる。打刻部30は、テープTに対して仮名文字や数字等を表す6点点字を打刻するためのものであり、テープTが通過するための隙間を隔てて、テープTの裏面側(剥離紙側)に打刻部本体31が、テープTの表面側(基材側)に打刻受け部32が対向して備えられている。
ここで、打刻部30、及び打刻部30によって打刻される6点点字について、図面を参照して説明する。
図3は、6点点字を説明するための説明図である。
図3に示すように、6点点字は、6個(縦3個×横2個)の打刻ポイントAで1マスが構成され、各打刻ポイントAにおける点(打刻凸部P)の有無によって、1マスで1文字(或いは濁音や拗音等を表すための属性)を表現することができる。各打刻ポイントAに形成される打刻凸部Pのピッチ(中心間距離)は、縦が約2.4mm、横が約2.1mmであり、マス間のピッチ(隣接する打刻凸部P同士の中心間距離)は約3.3mmである。なお、6点点字のほかに、漢字等を表現可能な8点点字等、他の方式の点字を打刻可能な構成としてもよい。
図4は、打刻部30を示す図であり、図4(a)は、打刻受け部32側から見た正面図、図4(b)は、テープTの送り方向下流側から見た側面図である。なお、図4(a)において、打刻受け部32の図示は省略している。
図4(a)、(b)に示すように、打刻部本体31には、テープ幅方向(上下方向)に沿って、2.4mmの間隔で配列された3本の打刻ピン33を備えている。各打刻ピン33は、1マス(6個)の打刻ポイントAのうち縦1列(3個)の打刻ポイントに対応しており、ソレノイド34を駆動源とした直線運動をガイドするガイド部材35によって、テープTに対し垂直に保持されている。打刻ピン33の頭部33aは、テープTに形成される打刻凸部Pの形状が略半球状になるように、同様の形状(略半球状)に形成されている。
各打刻ピン33の尾部には、アーム部材36の一端が半固定的に接続している。アーム部材36には、その他端にソレノイド34のプランジャ37の先端部が回動可能に接続されているとともに、その中間部を回動自在に支持する支持部材38が設けられている。また、ソレノイド34のプランジャ37は、打刻ピン33と略平行に配設されており、ソレノイド34によりプランジャ37が直線運動を行うと、アーム部材36が支持部材38を支点として回動し、打刻ピン33がテープTに対し垂直方向に直線運動を行う。なお、3つのアーム部材36のうち、両端の打刻ピン33を駆動するアーム部材36は、それぞれテープ幅方向に向かって互いに離反するように(上下方向に)延在し、中間の打刻ピン33を駆動するアーム部材36は、テープTの送り方向に沿って延在している。
一方、打刻受け部32には、打刻ピン33の頭部33aと対向する面32aに、各打刻ピン33に対応する3個の凹部39が形成されている。なお、凹部39を形成する代わりに、面32aを合成ゴム等の弾性材で構成した平坦な面としてもよい。
打刻部30は、打刻ピン33と打刻受け部32とにより、テープTに打刻凸部Pを形成する。すなわち、後述する制御部40からの点字データに対応して、ソレノイド34が励磁してプランジャ37が吸引されると、打刻ピン33がガイド部材35に案内されて点字テープTに対して垂直方向に進み、点字テープTを挟んで対応する凹部39に突き当たり、テープTに打刻凸部Pを打刻する。搬送機構16によってテープTを2.1mm送った後、再び上記の打刻動作を行うことにより、1マス分の点字が記録され、さらに3.3mm送ることにより、後続するマスの打刻を行うことができる。
図2に戻って、筐体10の側面には、打刻部30と筐体10の外部とを連通するスリット17が設けられており、打刻部30から送られる打刻済みのテープTは、スリット17を通って筐体10の外部に向けて搬送される。筐体10の内部には、スリット17を囲むようにカッタユニット18が配設されており、カッタユニット18が備えるはさみ状のカッタ(図示せず)によって、スリット17の内部を横断するテープTを切断することができる。このカッタユニット18による切断によって、テープTの打刻済みの部位がテープ片(ラベル)として切り離され、スリット17の開口部から排出される。
図5は、テープ作成装置1の回路構成を示すブロック図である。
図5に示すように、テープ作成装置1は、前述した操作部12、サーマルヘッド15、回転軸16a,16bを含む搬送機構16、カッタユニット18、識別センサ19、打刻部30に加えて、テープ作成装置1の動作を統括制御する制御部40と、サーマルヘッド15を発熱駆動するヘッド駆動部51と、搬送機構16を駆動する搬送駆動部52と、カッタユニット18を駆動するカッタ駆動部53と、打刻部30(ソレノイド34)を駆動する打刻駆動部54と、ユーザが発した音声をデジタル信号に変換する音声入力部55と、デジタルの音声信号を音声として出力する音声出力部56とを備えている。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CGROM(キャラクタジェネレータROM)、入力インターフェイス、出力インターフェイス(いずれも図示せず)等からなり、ROMに記憶されている制御プログラムに従って、テープ作成装置1の各種動作を司るコンピュータとして機能する。
ヘッド駆動部51、搬送駆動部52、カッタ駆動部53、及び打刻駆動部54は、制御部40に接続されており、制御部40から出力される制御信号に基づいて前記各部15,16,18,30をそれぞれ駆動する。また、操作部12は、ユーザの入力操作に応じた操作信号を制御部40に出力し、識別センサ19は、装着されたテープカートリッジ2のテープ幅を識別可能な識別信号を制御部40に出力する。
音声入力部55は、マイクロホン、増幅器、ローパスフィルタ、A/D変換器(いずれも図示せず)等で構成され、マイクロホンに入力された音声(ユーザが発した音声)を、増幅器やローパスフィルタを通して適当な音声波形とした後、A/D変換器によりデジタル信号に変換して制御部40に出力する。
制御部40には、音声入力部55から入力されたデジタル信号に基づいて、ユーザの発話内容の認識を行う音声認識部41が備えられている。音声認識部41は、主にCPUと、音声認識用処理プログラムや音声認識用辞書データを記憶するROMと、入力される音声信号を一時記憶するRAMとによって構成されており、音声入力部55からの入力信号に基づいて、音声認識用辞書データに登録されている基本パターンとマッチングさせることにより発話内容を認識し、認識した発話内容を表すテキストデータ(文字コード列)を生成する。
また、制御部40には、テキストデータからデジタルの音声信号を生成する音声生成部42が備えられている。音声生成部42は、主にCPUと、音声生成用処理プログラムや音声生成用辞書データを記憶するROMとによって構成されており、音声生成用辞書データに登録されている音節毎の音声データを組み合わせ、テキストデータに基づく音声信号を生成する。音声生成部42によって生成された音声信号は、制御部40の制御に基づいて音声出力部56に出力される。
さらに、制御部40には、音声入力やキー操作等をユーザに案内するための音声案内部43が備えられている。音声案内部43は、主にCPUと、音声案内を行うための複数パターンの音声データ(音声案内データ)を記憶するROMとによって構成されており、複数の音声案内データの中から所定の1つを音声出力部56に出力する。
音声出力部56は、D/A変換器、増幅器、スピーカ(いずれも図示せず)等で構成され、音声生成部42から入力された音声信号、或いは音声案内部43から入力された音声案内データに基づいて、スピーカから音声を発する。
テープ作成装置1は、上記のような構成を有しており、制御部40は、音声入力部55に入力された音声(ユーザが発した音声)を音声認識部41で認識し、認識結果に基づくテキストデータを生成する。さらに、生成したテキストデータから、音声生成部42によって音声データを生成し、テキストデータに基づく音声を音声出力部56から発することにより、ユーザに認識結果を確認させる。この結果、音声認識が正しく行われていたならば、制御部40は、ROMに記憶されている点字生成用処理プログラムに基づいて、テキストデータから6点点字を表す点字データを生成し、これを打刻駆動部54に出力する。打刻駆動部54がこの点字データに基づいて打刻部30を駆動することにより、テープTに点字を形成する。また、制御部40は、CGROMを参照して、生成したテキストデータに応じた画像データ(ドットデータ)を形成し、これをヘッド駆動部51に出力することにより、サーマルヘッド15を駆動させ、画像データに応じた画像(文字等)をテープTに印刷することもできる。なお、制御部40は、サーマルヘッド15による印刷や、打刻部30による打刻を行う際には、搬送駆動部52に指示をして搬送機構16を駆動させ、テープTを必要な量だけ送りながら、これらの処理を行う。テープTに対する打刻や印刷が終了すると、制御部40は、カッタ駆動部53に指示をしてカッタユニット18を駆動させ、テープTを切断する。
なお、前記点字データ及び画像データは、本発明の表示データに相当し、音声認識部41による認識結果(テキストデータ)に基づいて、これらの表示データを生成する制御部40は、本発明の表示データ生成部として機能することになる。また、画像データに基づいてテープに画像を印刷するヘッド駆動部51及びサーマルヘッド、並びに点字データに基づいてテープに点字を打刻する打刻駆動部54及び打刻部30、さらに、印刷や打刻を行うためにテープを搬送する搬送駆動部52及び搬送機構16が、本発明の記録部に相当する。
ここで、上述したテープ作成装置1の動作について、フローチャートを参照して詳細に説明する。
図6は、テープ作成装置1の動作を説明するフローチャートであり、ラベルに記録させる表示内容の入力と、その記録に関する動作のフローを示している。
ユーザにより電源スイッチ11がオン操作されて、各部に電源電圧が供給されると、制御部40は、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってテープ作成装置1の各部の初期化及び制御を開始し、図6に示すフローに従って動作する。
まず、ステップS101では、制御部40は、音声案内部43によって音声案内データの1つを音声出力部56に出力し、音声出力部56から「ラベルを作成しますか?」という案内を発声させる。
ステップS102では、制御部40は、操作部12からの操作信号に基づいて、ユーザが上記音声案内に応じて肯定キー12yを操作したか否かを判断する。なお、図示は省略しているが、本ステップでは、肯定キー12yの操作の有無の判断に加え、否定キー12nの操作の有無、及び、いずれのキーも操作されないまま所定時間が経過したか否かの判断も行っている(以降のステップS110,S112,S116も同様)。この結果、肯定キー12yが操作された場合には、ステップS103に移行し、否定キー12nが操作されるか、或いはいずれのキー操作もなされないまま所定時間が経過した場合には、ステップS117に移行して、処理を終了する。
肯定キー12yが操作されてステップS103に移行した場合には、制御部40は、音声案内部43によって音声案内データの1つを音声出力部56に出力し、音声出力部56から「ラベルにしたい言葉をゆっくりと発音してください。発音終了後、”ハイ”キーを押してください。」という案内を発声させ、ステップS104に移行する。この音声案内に従ってユーザが言葉を発すると、この音声は、音声入力部55によってデジタルの音声信号に変換されて音声認識部41に入力される。
ステップS104では、音声認識部41により、入力される音声信号の一時記憶(制御部40のRAMへの記憶)を開始し、ステップS105では、ユーザの発音が終了して肯定キー12yが操作されたか否かを判断する。肯定キー12yが操作されるまで当該ステップS105を繰り返し、肯定キー12yが操作されるとステップS106に移行して、音声信号の一時記憶を終了する。なお、図示は省略しているが、ステップS104の後に、否定キー12nが操作された場合には、それまでに一時記憶された音声信号をクリアしてステップS103に戻り、発音を再度やり直せるようにしてもよい。
ステップS107では、音声認識部41が、RAMに一時記憶された音声信号を読み出して音声認識を行い、音声信号に基づいたテキストデータを生成する。
ステップS108では、音声生成部42が、音声認識部41による認識結果、即ち生成されたテキストデータに基づいて、音声生成用辞書データに登録されている音節毎の音声データを組み合わせた音声信号を生成し、音声出力部56から音声として出力する。ユーザは、この音声を聴くことにより、自己が発した言葉が正しく認識されたか否かを確認することができる。
ステップS109では、制御部40は、音声案内部43によって音声案内データの1つを音声出力部56に出力して、音声出力部56から「この内容でラベルを作成してよろしいですか?」という案内を発声させ、ステップS110では、ユーザが上記音声案内に応じて肯定キー12yを操作したか否かを判断する。肯定キー12yが操作された場合には、ステップS111に移行し、否定キー12nが操作されるか、或いはいずれのキー操作もなされないまま所定時間が経過した場合には、ステップS103に戻り、音声入力動作をやり直す。
ステップS111では、制御部40は、音声案内部43によって音声案内データの1つを音声出力部56に出力して、音声出力部56から「墨字を併記しますか?」という案内を発声させ、ステップS112では、ユーザが上記音声案内に応じて肯定キー12yを操作したか否かを判断する。肯定キー12yが操作された場合には、ステップS113に移行し、否定キー12nが操作されるか、或いはいずれのキー操作もなされないまま所定時間が経過した場合には、ステップS114に移行する。
肯定キー12yが操作され、ステップS113に移行した場合には、制御部40は、ヘッド駆動部51、打刻駆動部54、及び搬送駆動部52に指示をして、音声認識部41で生成されたテキストデータに基づく画像(墨字)をテープTに印刷するとともに、当該テキストデータ基づく点字をテープTに記録する。なお、墨字と点字とは、縦又は横に並べて併記するようにしてもよいし、両者が重なるように記録してもよい。また、ユーザにこれらの併記方法を選択させたり、識別センサ19で検出されるテープ幅に応じて併記方法を定めたりすることも可能である。
一方、ステップS114に移行した場合には、制御部40は、打刻駆動部54、及び搬送駆動部52に指示をして、音声認識部41で生成されたテキストデータに基づく点字をテープTに記録し、墨字の印刷は行わない。なお、図示は省略しているが、ステップS113及びステップS114の後に、制御部40がカッタ駆動部53に指示をして、カッタユニット18によるテープの切断を行うことにより、ユーザが発した言葉が点字や墨字として表示されたラベルが切り落とされる。
ステップS115では、制御部40は、音声案内部43によって音声案内データの1つを音声出力部56に出力し、音声出力部56から「引き続きラベルを作成しますか?」という案内を発声させ、ステップS116では、ユーザが上記音声案内に応じて肯定キー12yを操作したか否かを判断する。肯定キー12yが操作された場合には、ステップS103に移行して再度音声入力動作を行い、否定キー12nが操作されるか、或いはいずれのキー操作もなされないまま所定時間が経過した場合には、ステップS117に移行する。
ステップS117では、制御部40が適宜終了処理を行った後、各部への電源電圧の供給を停止して、処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態のテープ作成装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のテープ作成装置1によれば、点字又は墨字としてテープに表示させたい内容を、音声により入力することが可能となるため、キーを用いた文字入力操作を行うことなくテープを作成することが可能となり、テープの作成が容易になる。
(2)本実施形態のテープ作成装置1によれば、音声出力部56が、音声認識部41の認識結果に基づく音声を発することにより、入力された音声を復唱するため、ユーザは、認識結果等を表示する表示手段がなくとも、入力した音声が正確に認識されているか否かを知ることが可能となる。
(3)本実施形態のテープ作成装置1によれば、音声案内部43及び音声出力部56によって、ユーザに音声入力を促したり、入力結果を確認させたりするための音声案内を発声するため、ユーザは、メッセージ等を表示する表示手段がなくとも、適切なタイミングで適切な操作を行うことが可能となる。
(4)本実施形態のテープ作成装置1によれば、操作部12を備えているため、音声入力を補助する入力操作が可能となる。また、操作部12が備えるキーの数を2つに限定しているうえ、各キー上に点字を表示しているため、視覚障害者でも容易にキー操作を行うことが可能となる。
(5)本実施形態のテープ作成装置1によれば、操作部12が備えるキーの輪郭がキー毎に異なっているため、キーを見なくても、或いは、キー上に表示されている文字や点字を認識しなくても、キーを識別することが可能となり、テープの作成を容易に行うことが可能となる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、点字に加えて墨字を併記可能な構成を示しているが、点字のみを記録可能な構成とすることもできる。なお、前記実施形態のテープ作成装置は、視覚障害者のみならず、晴眼者にとっても容易な操作でラベルを作成することが可能となるため、墨字(画像)のみを印刷する構成としてもよい。
前記実施形態では、サーマルヘッドを発熱駆動することにより画像を印刷する構成を示しているが、インクジェット方式等、他の印刷方式を用いてもよい。また、打刻部30は、ソレノイド34を駆動源とする構成に限られず、モータ等、他の駆動源を用いるようにしてもよい。
前記実施形態では、操作部12を用いたキー操作を要する構成を示しているが、ユーザに「はい」や「いいえ」等の音声を発声させ、これを認識することで、キー操作を不要とする構成としてもよい。
前記実施形態において、音声認識部41に学習機能を備え、特定のユーザの音声のみを認識可能とすることにより、雑音等の影響を抑制し、認識率を向上させるようにしてもよい。
実施形態に係るテープ作成装置の概略構成を示す斜視図。 実施形態に係るテープ作成装置の概略構成を示す斜視図。 6点点字を説明するための説明図。 打刻部を示す図であり、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図。 テープ作成装置の回路構成を示すブロック図。 テープ作成装置の動作を説明するフローチャート。
符号の説明
1…テープ作成装置、2…テープカートリッジ、10…筐体、11…電源スイッチ、12…操作部、13…凹部、14…開閉蓋、15…サーマルヘッド、16…搬送機構、17…スリット、18…カッタユニット、19…識別センサ、20…カートリッジケース、21…ヘッド嵌合部、30…打刻部、31…打刻部本体、32…打刻受け部、33…打刻ピン、34…ソレノイド、35…ガイド部材、36…アーム部材、37…プランジャ、38…支持部材、39…凹部、40…制御部、41…音声認識部、42…音声生成部、43…音声案内部、51…ヘッド駆動部、52…搬送駆動部、53…カッタ駆動部、54…打刻駆動部、55…音声入力部、56…音声出力部。

Claims (4)

  1. 音声入力部により入力された音声を認識する音声認識部と、
    前記音声認識部による認識結果に基づいた表示データを生成する表示データ生成部と、
    前記表示データに基づいて、テープに画像及び点字の少なくとも一方を記録する記録部と、
    を備えたことを特徴とするテープ作成装置。
  2. 請求項1に記載のテープ作成装置であって、
    前記音声認識部による認識結果に基づいた音声信号を生成する音声生成部と、
    前記音声生成部で生成された前記音声信号に基づいて音声を発する音声出力部と、
    を備えたことを特徴とするテープ作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のテープ作成装置であって、
    前記音声入力部による音声入力を促すための音声データを記憶するとともに、当該音声データに基づいた音声を前記音声出力部に発声させる音声案内部を備えたことを特徴とするテープ作成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ作成装置であって、輪郭が異なる複数のキーを含む操作部を備えたことを特徴とするテープ作成装置。
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