JP2007196349A - 低騒音の塗膜はがし用回転工具 - Google Patents

低騒音の塗膜はがし用回転工具 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンクリート躯体に塗布された弾性塗膜を除去する場合に使用される塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールの使用中に発生する騒音、特に耳障りな周波数の高い金属音を低減する。
【解決手段】 塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイール台金5の研削面と反対の面6に弾性体7を貼り合わせ、さらにその上からこの弾性体7を完全に覆い隠す金属製の押さえ板8を被せリベット13で固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明はディスクグラインダ等の回転工具にて使用する塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールの使用中に発生する周波数の高い耳障りな騒音を低下させることに関する。
コンクリート表面の劣化した弾性塗膜をはがす場合、コンクリート研削用のメタルボンド式ダイヤモンドカップホイールを用いると弾性塗膜が研削面に溶着してしまうため作業性が著しく低下する。そこで図1に示す如く切削具として多結晶ダイヤモンドチップ1をカップ状の台金2の底端面3に複数個配置した多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイール4を用いれば効率よく作業が行える。しかし、この多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールは、数個の切削刃が断続的にコンクリート表面と接触するため、無数のダイヤ砥粒がコンクリート表面を細かく削り取るメタルボンド式ダイヤモンドカップホイールと比較すると使用時の騒音、特に周波数の高い騒音が大きい。メタルボンド式ダイヤモンドカップホイールの騒音を低減させる方法としては材質の異なる複数枚の基板を張り合わせて多層構造の台金にする技術(例えば、特許文献1参照)、あるいは複数枚の基板を間隙を設けた状態で重ね合わせスポット溶接により接合し空気層を持つ台金を形成する方法が開示されている。(例えば、特許文献2参照)
特開2002−239913 特開平8−57769
塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールは、コンクリート研削用のメタルボンド式ダイヤモンドカップホイールと比較して使用時に発生する騒音が大きく、特にこのホイール特有の周波数の高い金属音は作業者や周囲の人間にとって耳障りで不愉快のものである。ところがメタルボンド式ダイヤモンドカップホイールの騒音対策として用いられる従来の方法すなわち材質の異なる複数の基板をスポット溶接や一体成形などにより多層構造の台金にする方法や複数枚の基板を間隙を設けた状態で重ね合わせスポット溶接により接合し空気層を持つ台金を形成する方法をこの塗膜はがし用ホイールに適用しても騒音を低減する効果はあまりみられない。これは、これらの方法では多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイール特有の高い周波数の騒音を低減することが不十分なためである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールの使用中に発生する騒音、特に耳障りな周波数の高い金属音を低減することを目的とする。
図2及び図3のごとく従来の塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイール台金5の研削面と反対の面6に台金と略同芯円のドーナツ状の弾性体7を接着剤あるいは両面テープで貼り合わせさらにその上から基板と同じ傾斜をもつ傘型のドーナツ状でこの弾性体7を覆い隠す金属製の押さえ板8を被せる。
この時ドーナツ状の弾性体7が回転中に遠心力により外側方向に広がるのを防ぐためと騒音を拡散させないため、押さえ板の外周および中心孔を内側に折り曲げる(9bおよび9a)。さらに押さえ板8と弾性体7は接着剤や両面テープで貼り合わせるだけでは接合が不十分であるので台金5、弾性体7、押さえ板8に等ピッチで数箇所穴を設けてリベット13あるいはボルトとナットにより強固に固定する。
本発明の第2の形態として図4および図5のごとく台金10にドーナツ状の弾性体7が収まる溝加工11を施して台金10、弾性体7、押さえ板12に等ピッチで数箇所穴を設けてリベット13あるいはボルトとナットにより強固に固定しても同様の効果が得られる。
また弾性体は幅広のドーナツ状のシートに限らず細い紐状のものを渦巻き状や多重円状にして基板に貼っても同様の効果が得られる。
多結晶ダイヤモンドチップがコンクリート表面と接触する際に発生する音が台金に固定された金属押さえ板により反射され、反射された音は台金と金属押さえ板の間に介在している弾性体により減衰され吸収される。この結果不愉快な金属音を低減することができる。
従来型の塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールを日立工機(株)製の電動ディスクグラインダPDH−100Hに取付けコンクリート床表面に塗布した水谷ペイント(株)製のアクリル弾性塗料MZボージンテックス#100の塗膜はがし作業を行ったところ耳障りな大きな金属音が発生した。同じ条件で本発明の塗膜はがし用の多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイールを取り付けて塗膜はがし作業を行った場合は耳障りな大きな金属音が発生しなかった。これらの騒音レベル(A特性)をLION社製の騒音計LN−14、小野測器社製の振動インテンシティ計測装置DS−9110を使用して測定した。図6がその結果を表すグラフである。横軸が周波数[kHz]、縦軸が騒音レベル[dB]を表す。
図6のグラフから、従来型の場合は1.1kHz、2.8kHz、6.6kHzで大きな騒音レベルが発生しており、特に6.6kHzという周波数の高い帯域で最も大きい騒音が発生していることが分かる。これらは耳障りな大きな金属音に他ならない。これに比較して本発明の型の場合はそれらが完全に取り除かれていることが分かる。
従来の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具の斜視図である。 本発明の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具の側断面図である。 本発明の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具の構造を説明するために構成部品を別々に表した斜視図である。 本発明の第2の形態の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具の側断面図である。 本発明の第2の形態の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具の構造を説明するために構成部品を別々に表した斜視図である。 従来型および本発明の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具を用いて塗膜はがし作業を行った時の騒音レベルを測定したグラフである
符号の説明
1 多結晶ダイヤモンドチップ
2 台金
3 台金底端面
4 従来の塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ回転工具
5 台金
6 弾性体貼り付け面
7 弾性体
8 金属製押さえ板
9a 折り曲げ部分
9b 折り曲げ部分
10 台金
11 台金に施した弾性体組み込み用溝
12 金属製押さえ板
13 リベット

Claims (1)

  1. 多結晶ダイヤモンドチップと、該多結晶ダイヤモンドチップを円周方向等間隔に接合するカップ状の台金と、該台金のチップ接合面と反対の面に貼り付ける弾性体と、該弾性体を上から完全に覆う金属製押さえ板を備え、前記台金と前記金属製押さえ板を前記弾性体を介してリベット止めしたことを特徴とする塗膜はがし用多結晶ダイヤモンドチップ式カップホイール
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101562513B1 (ko) * 2014-04-07 2015-10-23 김창희 충격흡수와 소음방지기능이 구비된 연마휠

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