JP2007195927A - 厨子の遮蔽装置 - Google Patents

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JP2007195927A
JP2007195927A JP2006047441A JP2006047441A JP2007195927A JP 2007195927 A JP2007195927 A JP 2007195927A JP 2006047441 A JP2006047441 A JP 2006047441A JP 2006047441 A JP2006047441 A JP 2006047441A JP 2007195927 A JP2007195927 A JP 2007195927A
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transparent
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Kanehiro Yoshida
兼紘 吉田
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Yoshida Electric Co Ltd
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Yoshida Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 前扉を開放した状態の侭でも厨子内を気密状態にして埃等の侵入を防止し、且つ、室内の照明を利用して厨子内を照明できるようにした厨子の遮蔽装置を提供すること。
【解決手段】 厨子を構成する天井部分が透明または半透明の水平板で覆われた箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直の遮蔽板を設けたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、必要な以外は厨子内を気密状態にして埃等の侵入を防止し、且つ、室内の照明を利用して厨子内を照明できるようにした厨子の遮蔽装置に関するものである。
従来の厨子にあっては、厨子内の御本尊を保護するために観音開き式の前扉を設けたものであった。
発明が解決しようとする課題
然しながら、前扉を開放した状態の侭では厨子内には埃等が侵入し、御本尊を含めて厨子内部に埃等が付着して御本尊の尊厳を傷つけることになるため、頻繁に掃除をしなければならないだけでなく、照明器具を別途に設けなければ厨子内が暗いという問題点があった。
発明の目的
本発明は、前扉を開放した状態の侭でも厨子内を気密状態にして埃等の侵入を防止し、且つ、室内の照明を利用して厨子内を照明できるようにした厨子の遮蔽装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明の請求項1に係る厨子の遮蔽装置は、厨子を構成する天井部分が透明または半透明の水平板で覆われた箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直の遮蔽板を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る本発明の厨子の遮蔽装置は、厨子を構成する天井部分が開放した箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直板と、前記箱体の天井部分を隠す透明または半透明の水平板とから構成される逆L字型の遮蔽板を設けたことを特徴とするものである。
発明の作用
本発明の請求項1に係る遮蔽装置では、厨子を構成する箱体の前方開放部が透明の垂直板によって、天井部分を覆っている水平板によってそれぞれ閉鎖され、これによって厨子内が気密状態に保持されることになって厨子内への埃等の侵入が防止され、透明または半透明の水平板を透して厨子が設置される室内の照明光が厨子内に入り、厨子内が照明される。
本発明の本発明の請求項2に係る遮蔽装置では、厨子を構成する箱体の前方開放部が透明の垂直板によって、箱体の開放した天井部分が透明または半透明の水平板によってそれぞれ閉鎖され、これによって厨子内が気密状態に保持されることになって厨子内への埃等の侵入が防止され、透明または半透明の水平板を透して厨子が設置される室内の照明光が厨子内に入り、厨子内が照明される。
発明の実施の態様
本発明の実施の態様を図面について具体的に説明する。
図1は、本発明装置の遮蔽板を下ろした状態の厨子の正面図、図2は、本発明装置の遮蔽板を上げた状態の厨子の正面図、図3は、本発明装置の遮蔽板を下ろした状態の厨子の内部透視側面図、図4は、本発明装置の遮蔽板を上げた状態の厨子の内部透視側面図、図5は、厨子の内部透視平面図である。
1は、厨子を構成する天井部分が開放した箱体であって、両側板1−1、1−1、底板1−2及び背板1−3とから構成され、箱体1即ち厨子前方の開放部が観音開きの扉で開閉されるようになっている。
2は、前記両側板1−1、1−1に形成された左右の溝1−1a、1−1aに案内されて上下動する透明の垂直板2−1と、前記箱体の天井部分を隠す透明または半透明水平板2−2とから構成される逆L字型の遮蔽板であって、垂直板2−1の下端が前記底板1−2に形成された溝1−2aに落とし込まれるようになっている。
また、垂直板2−1の下端側には摘み2−1aが取り付けられ、遮蔽板2を持ち上げるときに便利となるようにしてある。
尚、遮蔽板2を透明の合成樹脂で成形する場合は、一体的にL字型に成形すればよいが、垂直板2−1を透明とし、水平板2−2を半濁半透明または着色半透明とする場合には、2種類の板を逆L字型に貼り合わせて成形してもよいものであり、請求項1の発明の場合は水平板2−2を最初から天井部分に取り付けておけばよいものである。
3は、遮蔽板2を持ち上げたときに、垂直板2−1の下端に自動的に係合して手を離してもその位置で止まるようにするフックで、箱体1の両側板1−1、1−1にピンにて揺動自在に枢支されている。
尚、図中、4は、厨子前方の開放部を開閉する観音開き式の扉、5は、同扉を電動で開閉制御する駆動機構である。
次に、本発明装置の具体的用法を図に基づいて説明する。
即ち、図1、図3のように遮蔽板2を下ろした状態のときは、垂直板2−1の下端は前記底板1−2に形成された溝1−2aに落ち込み、水平板2−2の自由端は天井部分の補強材の段部に落ち込んでいるため、厨子の御本尊が安置される空間は完全に密封される。
御本尊の入れ替えや、掃除をしたい場合には、摘み2−1aを握って遮蔽板2を持ち上げてやれば、図4のようにフック3のある位置で自動的に遮蔽板2の下端にフック3が係合してその位置で止まるため、手を離した状態で御本尊の入れ替えや、掃除を行う。
上記作業が終了した後、フック3を外してやれば、遮蔽板2は自重によって下がり、元の密閉状態に戻る。
尚、遮蔽板2を持ち上げた侭作業ができるときにはフック3は不要であり、段階的に遮蔽板2を止めたいときにはフック3を2段、3段に設けてやればよいものである。
発明の効果
以上述べた如く、請求項1に係る厨子の遮蔽装置は、厨子を構成する天井部分が開放した箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直板と、前記箱体の天井部分を隠す透明または半透明の水平板とから構成される逆L字型の遮蔽板を設けたものであるから、厨子を構成する箱体の前方開放部が垂直の透明板によって、箱体の天井部分の透明または半透明の垂直板によってそれぞれ閉鎖され、これによって厨子内が気密状態に保持されることになって厨子内への埃等の侵入が防止され、透明または半透明の水平板を透して厨子が設置される室内の照明光が厨子内に入り、厨子内が照明されることになり、従来の厨子のように頻繁に掃除をしなければならないようなことがなく、また、照明器具を別途に設けなければ厨子内が暗いという問題点も解消できるに至ったものである。
また、請求項2に係る厨子の遮蔽装置は、厨子を構成する天井部分が開放した箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直板と、前記箱体の天井部分を隠す透明または半透明の水平板とから構成される逆L字型の遮蔽板を設けたものであるから、厨子を構成する箱体の前方開放部が垂直の透明板によって、箱体の開放した天井部分が透明または半透明の垂直板によってそれぞれ閉鎖され、これによって厨子内が気密状態に保持されることになって厨子内への埃等の侵入が防止され、透明または半透明の水平板を透して厨子が設置される室内の照明光が厨子内に入り、厨子内が照明されることになり、従来の厨子のように頻繁に掃除をしなければならないようなことがなく、また、照明器具を別途に設けなければ厨子内が暗いという問題点も解消できるに至ったものである。
本発明装置の遮蔽板を下ろした状態の厨子の正面図である。 本発明装置の遮蔽板を上げた状態の厨子の正面図である。 本発明装置の遮蔽板を下ろした状態の厨子の内部透視側面図である。 本発明装置の遮蔽板を上げた状態の厨子の内部透視側面図である。 厨子の内部透視平面図である。
符号の説明
1 箱体
2 遮蔽板
3 フック
4 扉
5 駆動機構

Claims (2)

  1. 厨子を構成する天井部分が透明または半透明の水平板で覆われた箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直の遮蔽板を設けたことを特徴とする厨子の遮蔽装置。
  2. 厨子を構成する天井部分が開放した箱体の両側板に形成された左右の溝に案内されて上下動する透明の垂直板と、前記箱体の天井部分を隠す透明または半透明の水平板とから構成される逆L字型の遮蔽板を設けたことを特徴とする厨子の遮蔽装置。
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