JP2007194996A - デジタル一眼レフカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】スルー画表示機能を有するデジタル一眼レフカメラにおいて、用途に応じて使い易いスルー画表示可能なデジタル一眼レフカメラを提供する。
【解決手段】撮影レンズ101a、101bを通過した被写体光束を第1および第2の光路に切換えるための第1反射ミラー201と、第1の光路中に配置され、被写体光束を受光するメインCCD221と、第2の光路中に配置されるファインダ光学系を介して被写体光束を受光するファインダ内CCD279と、両CCD221、279の出力を入力し、選択的に信号出力するCCD切換回路285と、この切換回路285の出力に基づいてスルー画表示を行う液晶モニタ26とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スルー画表示機能を有するデジタル一眼レフカメラに関し、詳しくは、撮像素子で取得した画像を表示装置に表示する所謂スルー画表示機能(ライブビュー表示機能、電子ファインダ機能とも言う)を有するデジタル一眼レフカメラに関する。
従来のコンパクトデジタルカメラにおいては、被写体像の観察は、光学式ファインダにより行っていたが、最近は、光学式ファインダをなくし、代わりに被写体画像データの記録用に設けられている撮像素子の出力を表示にも利用している。即ち、撮像素子で取得した画像を、被写体像観察用に液晶モニタ等の表示装置によって表示するスルー画像表示機能を有しているものが多くなってきている。
このようなスルー画表示機能は、例えば、パララックスが生じないためマクロ撮影時等に有効であり、このためデジタル一眼レフカメラに搭載した例も種々提案されている。例えば、光学ファインダ表示モードと電子ファインダ表示モードを選択可能とし、電子ファインダ表示モードが選択されたときには、可動ミラーを撮影光路から退避させるとともにフォーカルプレーンシャッタを全開状態にして被写体像を撮像素子に導き、それによって得られた被写体像を連続的に液晶モニタに表示するようにしたデジタル一眼レフカメラが提案されている(特許文献1)。また、フィルムカメラではあるが、ファインダ光路中にハーフミラーを配置し、観察用光束の一部を撮像素子に導き、この撮像素子で撮像した被写体像をカメラ本体から離れた場所に置かれた表示装置に動画像として表示する一眼レフカメラが提案されている(特許文献2)。
特開2002−369042 特開昭62−61036
特許文献1に開示されているデジタル一眼レフカメラは、撮影画像とほぼ等価の画像を確認でき、またスルー画表示を得るために新たな部品を追加する必要がない点で好都合である。しかしながら、スルー画表示中は可動ミラーを撮影光路外に退避させなければならないことから、従来の一眼レフカメラでは、TTL(Though the Lens)位相差AF(Auto
Focus)を行うことができないという問題がある。つまり、TTL位相差AFは、可動ミラーのハーフミラー部、サブミラーを介して撮影光束を測距センサに導いて測距しているが、可動ミラーが撮影光路外に退避するために、測距センサが撮影光束を受光することができないためである。このため、AFを作動させながら、被写体像を観察するためには、スルー画表示を利用できず、専ら光学式ファインダで観察するしかないという不都合があった。一方、特許文献2に開示されているように、ファインダ光学系にハーフミラーを設けて、観察用光束の一部を用いてスルー画を得るようにすれば、AFを作動させながら被写体像を観察できるので、前述の問題点は解決されるが、ハーフミラーを用いて光束を分割するために撮像素子に到達する光量は少なくなり、低輝度の被写体に対して十分な表示を行うことができないという問題がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、用途に応じて使い易いスルー画表示可能なデジタル一眼レフカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、撮影レンズを通過した被写体光束を第1および第2の光路に切換えるための光路変更手段と、上記第1の光路中に配置され、上記被写体光束を受光し、被写体像に関する第1の画像信号を出力する第1の画像信号生成手段と、上記第2の光路中に配置されるファインダ光学系を介して上記被写体光束を受光し、被写体像に関する第2の画像信号を出力する第2の画像信号生成手段と、上記第1および第2の画像信号を入力し、選択的に第1または第2の画像信号を出力する画像信号切換手段と、この画像信号切換手段からの出力に基づいてスルー画表示を行う表示手段を具備したことを特徴とする。
また、第2の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第1の発明において、上記光路変更手段は、撮影光学系の光軸上に配置された可動ミラーであることを特徴とする。
さらに、第3の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第1の発明において、上記第2の光路から上記被写体光束の分割を行い、この分割光路中に設けられた測光手段を具備することを特徴とする。
さらに、第4の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第1の発明において、上記第2の画像信号生成手段は、上記ファインダ光学系に設けられた被写体像結像面に結像した被写体像に関する上記第2の画像信号を出力することを特徴とする。
さらに、第5の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第1の発明において、上記画像信号切換手段による第1および第2の画像信号の切換時には、表示手段における画像をフリーズするフリーズ手段を設けたことを特徴とする。
さらに、第6の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第5の発明において、上記フリーズ手段は、上記表示手段における新たな表示が開始するまで、上記フリーズを続けることを特徴とする。
上記目的を達成するため第7の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、画像データ記録用の画像信号を出力するための第1撮像素子と、この第1撮像素子の出力に基づいて第1スルー画情報を生成する第1スルー画情報生成手段と、被写体像観察用のファインダ光学系中に設けられ、画像信号を出力するための第2撮像素子と、この第2撮像素子の出力に基づいて第2スルー画情報を生成する第2スルー画情報生成手段と、上記第1および第2スルー画情報生成手段からの第1および第2スルー画情報を切換える切換手段と、この切換手段によって出力された第1または第2スルー画情報を表示する表示手段を具備したことを特徴とする。
また、第8の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第7の発明において、上記第1および第2スルー画情報の切換時には、上記表示手段における画像をフリーズするフリーズ手段を設けたことを特徴とする。
さらに、第9の発明に係わるデジタル一眼レフカメラは、上記第8の発明において、上記フリーズ手段は、上記第1又は第2スルー画情報の切換が終了するまで、上記画像をフリーズすることを特徴とする。
上記目的を達成するため第10の発明に係わるスルー画表示方法は、第1および第2のスルー画情報生成手段を有するカメラにおけるスルー画表示方法において、ファインダ光学系を介して得られた第1のスルー画情報をモニタに表示し、スルー画情報切換操作手段の操作に応答して切換指示を出力し、この切換指示を受けた際に、この切換動作が終了するまで、第1のスルー画情報をモニタに保持し、上記切換動作終了後に第2のスルー画情報をモニタに表示するようにしたことを特徴とする。
本発明のデジタル一眼レフカメラは、少なくとも2種類のスルー画表示モードを用途に応じて切換えて使えるようにしたので、使いやすいスルー画表示可能なデジタル一眼レフカメラを提供できる。
以下、図面を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。
図1は、この発明が適用されたデジタル一眼レフカメラの外観斜視図である。この一眼レフカメラは、カメラ本体20と、交換レンズとしてのレンズ鏡筒10とから構成されている。レンズ鏡筒10はカメラ本体20の前面のマウント部に着脱自在となっている。なお、本実施形態では、レンズ鏡筒10とカメラ本体20は別体で構成され、図示しない通信接点を介して電気的に接続されているが、レンズ鏡筒10とカメラ本体20を一体に構成することも可能である。
カメラ本体20の上面にはレリーズ釦21、モードダイヤル22、パワースイッチレバー23、コントロールダイヤル24等が配置されている。レリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピントあわせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
モードダイヤル22は回転可能に構成された操作部材であり、モードダイヤル上の図示しない撮影モードを表す絵表示を指標に合致させることにより、プログラムモード、絞り優先モード、シャッタ優先モード、ポートレートモード、オートモード等の撮影モードを選択することができる。パワースイッチレバー23はデジタル一眼レフカメラの電源のオン・オフを行うための操作部材であり、オン・オフの2つの位置に回動可能に構成されている。コントロールダイヤル24は、シャッタ速度、絞り値、感度、補正値等の撮影情報の設定を行うための操作部材であり、回転操作により種々の設定値の変更を行うことができる。
カメラ本体20の背面には、液晶モニタ26、再生釦27、メニュー釦28、十字キー30、OK釦31、ファインダ33、スルー画切換釦34、表示切換釦35、プレビュー釦36が配置されている。再生釦27は、撮影後に液晶モニタ26に記録した被写体画像表示を指示するための操作釦である。後述するSDRAM237や記録媒体245にJPEG等の圧縮モードで記憶されている被写体の画像データを伸張して表示する。十字キー30は液晶モニタ26上で、X方向とY方向の2次元方向にカーソルの移動を指示するための操作部材である。OK釦31は、十字キー30等によって選択された各種項目を確定するための操作部材である。メニュー釦28は、メニューモードに切換えるための釦であり、この釦28の操作によってメニューモードを選択すると、液晶モニタ26にメニュー画面が表示される。メニュー画面は複数の階層構造となっており、十字キー30で各種項目を選択し、OK釦31の操作により選択を決定する。
表示切換釦35は、撮像素子の出力に基づいて液晶モニタ26に被写体像を表示するスルー画表示に切換えるための操作部材である。スルー画表示にあたって後述するように本実施形態のデジタル一眼レフカメラでは、Aモード表示とBモード表示の2種類があり、スルー画切換釦34はこれら2つのモード表示を切換えるための操作釦である。プレビュー釦36は、被写体像の観察時に焦点深度を確認するために、撮影レンズの絞りを開放状態から絞り込むための指令を出すための操作釦である。これらの再生釦27、メニュー釦24、スルー画切換釦34、表示切換釦35、プレビュー釦36はいずれもオン・オフスイッチと連動しており、操作釦の操作に応じて発生する信号が後述するASIC(Application Specific Integrated Circuit 特定用途向け集積回路)263に送信される。液晶モニタ26は、被写体像を観察用にスルー画として表示したり、撮影済みの被写体像を再生表示したり、カメラ情報やメニューを表示するための表示装置である。これらの表示を行うことができるものであれば、液晶に限らない。図示されないが、カメラ本体20に対して角度を自在に変更できるよう構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係わるデジタル一眼レフレックスカメラの光学的な概略構成を示すブロック図である。
レンズ鏡筒10の内部に配置された撮影レンズ101の光軸上であって、カメラ本体20内に第1反射ミラー201が配置されている。この第1反射ミラー201は、被写体光束をファインダ光学系に反射するために撮影レンズ101の光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子(後述のメインCCD(Charge Coupled Device)221)に導くために、撮影光路から退避した位置とに回動可能となっている。第1反射ミラー201の回動軸201aはカメラ本体20の高さ方向に沿っており、符号R回りに回動可能となっている。この第1反射ミラー201によって、カメラ本体20の前面からみて右方に被写体光束を全反射する。なお、本実施形態では、右方に全反射しているが、これに限らず、カメラ本体の上方でも左方でも、被写体光束の反射方向は機構部材や光学部材の配置上、最も適切になるように選択してよい。また、光路変更部材として、可動ミラーを使用しているが、これに限らず、透過状態と反射状態を電気的に切換可能な液晶ミラー等、光路を変更できる部材であればよい。
第1反射ミラー201の反射光軸上にスクリーンマット205が配置され、この後方にハーフミラーで構成された第2反射ミラー271が配置されている。スクリーンマット205は撮影レンズ101による被写体光束を結像させるためのマット面であり、第1反射ミラー201からの距離がメインCCD221(図3参照)と等価な位置に配設されている。第2反射ミラー271はカメラ本体20の上方に被写体光束の一部を反射させ、残りの被写体光束は第2反射ミラー271を透過し、後方に配置された測光用センサ281に入射する。測光用センサ281は被写体輝度を測定するための7×7の分割測光センサであり、ASIC263内の入出力回路239に接続されている。
第2反射ミラー271の反射光軸上に第3反射ミラー273が配置されており、この第3反射ミラー273によって、カメラ本体20の上部左方に被写体光束が全反射される。この第3反射ミラー273の反射光軸上にハーフミラーで構成される第4反射ミラー275が配置されている。この第4反射ミラー275の透過光軸上には、結像レンズ277と二次元撮像素子としてファインダ内CCD279が配置されている。ファインダ内CCD279は、スクリーンマット205上に形成された被写体像を光電信号に変換しCCD駆動回路283(図3)に出力する。また、第4反射ミラー275はカメラ本体20の後方に残りの被写体光束を反射し、この反射光軸上に接眼レンズ209が配置されている。第4反射ミラーで反射された被写体光束は、接眼レンズ209、ファインダ33(図1)を通して撮影者Eによって被写体像として観察される。
図3は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの全体構成を示すブロック図である。
レンズ鏡筒10の内部には、ピント調節および焦点距離調節用の撮影レンズ101a、101bと、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101aおよびレンズ101bはレンズ駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動される。これらのレンズ駆動機構107、絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は図示しない通信接点を介してカメラ本体20に接続されている。レンズCPU111はレンズ鏡筒10内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体20内には、前述した第1反射ミラー201が配置されており、第1反射ミラー201の右方(図3では、作図上、第1反射ミラー201の上方となっている)には、被写体像を結像するために前述のスクリーンマット205が配置され、このスクリーンマット205の後方には、第2反射ミラー271、第3反射ミラー273、第4反射ミラー275が配置され、第2反射ミラー271の後方には、測光用センサ281が、また第4反射ミラー275の後方には結像レンズ277およびファインダ内CCD279(図3中では、F内CCDと略記)が配置されている。そして、第4反射ミラー275の反射光軸上には接眼レンズ209が配置されている。
上述の第1反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この第1反射ミラー201の背面には、ハーフミラー部を透過した被写体光束を反射するためのサブミラー203が設けられている。このサブミラー203は、第1反射ミラー201に対して回動可能であり、第1反射ミラー201が撮影光路から退避し、被写体光束がメインCCD221に入射しているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、第1反射ミラー201が図示の如き被写体像観察位置にあるときには、第1反射ミラー201に対して垂直となる位置にある。この第1反射ミラー201はミラー駆動機構219によって駆動されている。また、サブミラー203の反射光路上に測距用センサを含む位相差方式の測距回路217が配置されており、この回路は、レンズ101a、101bによって結像される被写体像の焦点ズレ量を検出するための回路である。
第1反射ミラー201の後方には、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215によって駆動制御される。シャッタ213の後方には二次元撮像素子としてのメインCCD221が配置されており、レンズ101a、101bによって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。メインCCD221はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223は入出力回路239を介して後述するシーケンスコントローラ(以下、「ボディCPU」と称す)229から制御を受け、メインCCD221の電源のオン・オフ制御を行い、メインCCD221の撮像のタイミングを供給し、ファインダ内CCD279の出力とのバラツキの調整を行い、光電変換信号の増幅(ゲイン調整)等を行う。後述するCCD駆動回路283も同様の機能を有する。ファインダ内CCD279はスクリーンマット205に結像された被写体像を光電変換する撮像素子であり、メインCCD221と同様、CMOS等の撮像素子でもよく、また、画素数は、被写体像観察用に用いるだけなので、メインCCD221よりも少なくてもよい。このファインダ内CCD279は、CCD駆動回路283に接続され、このCCD駆動回路283によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。
CCD駆動回路223とCCD駆動回路283はCCD切換回路285に接続されており、このCCD切換回路285は入出力回路239からの切換制御ラインによって、いずれかのCCDを選択出力するように制御される。CCD切換回路285はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227は色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理といった各種の画像処理を行う。画像処理回路227は、ASIC263内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、ボディCPU229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)制御回路236、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
このデータバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタル一眼レフカメラのフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231は後述するSDRAM237に記憶された画像データ等をJPEGで圧縮するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGに限らず、他の圧縮方法も適用できる。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ235に接続され、このフラッシュメモリ235は、電子カメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従って電子カメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像情報または圧縮回路231によって圧縮された画像情報を一時的に記憶するためのメモリである。
上述のシャッタ駆動機構215、測距回路217、ミラー駆動機構219、CCD駆動回路223、測光センサ281、CCD駆動回路283、CCD切換回路285を接続する入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と図示しない通信接点を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)、メモリスティック(登録商標)またはハードディスクドライブ(HD)等の書換え可能な記録媒体で構成され、カメラ本体20に対して着脱自在となっている。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ26に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237または記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ26に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ26はカメラ本体20の背面に図1に図示されるごとく配置されているが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。レリーズ釦21の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチや、モードダイヤル22、パワースイッチ23、コントロールダイヤル24、再生釦27、メニュー釦28、十字キー30、OK釦31、スルー画切換釦34、表示切換釦35、プレビュー釦36、レンズ検出スイッチ39等を含む各種スイッチ255(図3では各種SWと略記)は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
図16は、カメラ本体20とレンズ鏡筒10の着脱状態を検出するレンズ検出スイッチの構成を示すブロック図である。カメラ本体20のレンズ鏡筒10を装着するマウント部に設けられた連動ピン37は、押圧ばね38によってカメラ本体20から押し出す方向に付勢されている。この連動ピン37のカメラ本体側の一端はレンズ検出スイッチ39に接触しており、このレンズ検出スイッチ39は開放方向にばね付勢されている。符号11は、レンズ鏡筒10のレンズ側マウント部である。このようにレンズ鏡筒検出部は構成されているので、カメラ本体20にレンズ鏡筒10が装着されているときは、図16(A)に示すように、連動ピン37はレンズ側マウント部11によって、図面左方に押し込まれ、レンズ検出スイッチ39はオンとなる。一方、レンズ鏡筒10がカメラ本体から外されると、図16(B)に示すように、連動ピン37は押圧ばね38の付勢力によって、図面右方に突出するので、レンズ検出スイッチ39はオフとなる。
次に、図4を用いて、本実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの表示・動作モードの階層構造を説明する。
主要な表示・動作モードは、情報表示M100、Aモード表示M200およびBモード表示M300の3種類である。情報表示M100は、カメラ本体20が電源オンとなった状態で初期設定されている。この情報表示モードは、カメラの撮影にあたって基本的な情報の表示を行うものであって、液晶モニタ26に、図15(A)に図示するような撮影モード、シャッタスピード、絞り、AFモード、フラッシュ、画素数等の情報表示の画面が表示される。プログラムモード、シャッタ速度優先モードといった撮影モードはモードダイヤル22の回動操作によって設定される。また、感度、シャッタ速度、絞り値、補正値、画素数といった項目は、情報表示画面において十字キー30を操作することによって項目を選択し、コントロールダイヤル24の操作で数値を設定する。
Aモード表示M200は、スクリーンマット205に結像した被写体像をファインダ内CCD279によって光電変換し、この光電変換信号に基づいて観察用の被写体像を液晶モニタ26に表示するモードである。このモードでは、第1の反射ミラー201に備えられたサブミラー203を介して被写体光束が測距回路217に導かれるので、被写体像の観察と共に自動焦点検出動作も行うことができる。液晶モニタ26での画面表示は、図14(A)に示すように、画面左下にAモード表示であることを示すために「A」(符号305参照)が表示されている。また、このモードではスクリーンマット205上に刻印されたAFフレーム303も視認できる。
Bモード表示M300は、第1反射ミラー201を撮影光路から退避させ、シャッタ213を開放状態として、直接、被写体光束をメインCCD221上に結像させ、この被写体像を光電変換信号に変換し、この信号に基づいて観察用の被写体像を液晶モニタ26に表示するモードである。このモードでは、ファインダ光学系中のハーフミラーを用いず、被写体光束を直接メインCCD221で受光することから、CCD221に到達する光量の減少を防止でき、低輝度の被写体に対しても被写体像を十分表示することができる。なお、第1の反射ミラー201が退避してしまうことから自動焦点検出は不作動となり、ピント合わせは手動で行う。液晶モニタ26の画面左下にBモード表示であることを示すために、図14(B)に示すように、「B」(符号307参照)が表示されている。また、このモードでは測距回路217による測距は不能であるので、Aモード表示とは異なり、AFフレームは表示されない。なお、Aモード表示やBモード表示を示すための符号は、「A」「B」に限らず、「メインCCD」「ファインダ内CCD」等、記号、文字、絵文字等でも良いことは勿論である。
前述したように、カメラ本体20を電源オンとしたときには、情報表示M100が初期設定される。この情報表示M100からAモード表示M200またはBモード表示M300への切換は表示切換釦35を操作することによって行われる。この場合、表示切換釦35を操作すると、直近に設定されていたAモード表示M200またはBモード表示M300に切換えられる。なお、工場出荷時には、Aモード表示をデフォルト値としておくと(勿論、Bモード表示も可能である)、最初、表示切換釦35を操作した際に、Aモード表示M200に切換わり、再度、表示切換釦35を操作すると情報表示M100に戻る。Aモード表示M200に設定された際に、スルー画表示切換釦34を操作するとBモード表示M300に切換わり、この状態で、再度、スルー画表示切換釦34を操作すると、Aモード表示M200に戻る。Bモード表示M300で表示切換ボタン35を操作すると情報表示M100に戻る。つまり、情報表示M100からAモード表示M200またはBモード表示M300への切換は、表示切換ボタン35を操作することによって、直近に設定されていたモードに移行し、Aモード表示M200とBモード表示M300間の切換はスルー画表示切換釦34によって行うよう構成されている。
ここで、Aモード表示M200とBモード表示M300に設定されていたことは不図示の不揮発性メモリに記憶されているので、カメラ本体20の電源がオフされたとしても、記憶が保持される。ただし、電源のオンに応じて、Aモード表示かBモード表示のいずれかにリセットするようにしても良いことは勿論である。なお、特殊なケースとして、レンズ鏡筒10がカメラ本体20から取り外されたことをレンズ検出スイッチ39によって検出した場合には、Bモード表示M300から情報表示M100に切換わる。
このように本実施形態では、被写体光束の光量は減少するが、自動焦点調節を行うことのできるAモード表示と、自動焦点調節は不作動となるが、被写体光束の光量は減少せずに低輝度でも十分に被写体像を表示できるBモード表示とを簡単な操作で切換えるようにしている。
次に、情報表示M100の下部階層について説明する。情報表示M100の状態で、プレビュー釦36を押しオンとすると、プレビューCが実行され(M110)(図9参照)、プレビュー釦36から手を離しオフとすると、情報表示M100に戻る。情報表示M100で、レリーズ釦21の半押しを行うと(1Rオン)、測光、測距等の撮影準備動作を行い(M120)、さらにレリーズ釦21の全押しを行うと(2Rオン)、メインCCD221の出力を読み出し、記録用画像データを記録媒体245に記録する撮影動作Cを実行する(M121)。撮影動作が終了し、レリーズ釦21の半押しを解除(1Rオフ)すると、情報表示M100に戻る。また、メニュー釦28をオンにすると、図15(B)に図示するようなカードセット、ドライブモード、フラッシュ補正等を設定するメニュー画面が現われる(M130)。この画面で十字キー30を操作することによりカーソルを移動させ、好みの項目を選択し、OK釦31を押すことによって決定することができる(M131)。メニュー表示M130から、メニュー釦28またはOK釦31をオンにすると、情報表示M100に戻ることができる。さらに、情報表示M100の画面(図15(A))において、モードダイヤル22、コントロールダイヤル24や十字キー30を操作して好みのモード・値に設定できる(M140)。
次にAモード表示M200の下部階層に移って、まず、Aモード表示M200でプレビュー釦36を押しオンとすると、プレビューAを実行する(M210)。プレビューAは、メインCCD221からの画像信号に基づいてプレビューを行うが、詳しくは図7を用いて後述する。プレビュー釦36から手を離し、オフとすることにより、プレビューモードを解除し、Aモード表示M200に戻る。
Aモード表示において、レリーズ釦21が半押しされ1Rがオンとなると、撮影準備動作M120と同様に撮影準備が行われ(M220)、さらにレリーズ釦21が全押しされ2Rがオンとなると、撮影動作Aが行われる(M221)。また、メニュー釦28をオンすると、図15(B)に示すメニュー画面が現わる(M230)。この状態で、十字キー30を操作し、カーソルを移動させ項目を選択し、OK釦31で所望の項目を決定し、メニュー表示M230に戻る(M231)。この表示状態でメニュー釦28またはOK釦31のオンで、Aモード表示M200に戻る。
次に、Bモード表示M300の下部階層に移って、まず、Bモード表示M300でメニュー釦28が押されオンになると、図15(B)に示されるようなメニュー表示となる(M310)。ここで、十字キー30を操作し(M311)、好みの項目をOK釦31によって決定すると、メニュー表示M310に戻る。メニュー表示からは、メニュー釦28またはOK釦31をオンとすることにより、Bモード表示M300に戻ることができる。Bモード表示状態で、レリーズ釦21が半押しされていても、第1反射ミラーが退避状態にありシャッタが開放状態であるので、特に何も動作しないが、レリーズ釦21が全押しされ2Rがオンとなると、メインCCDからの画像信号に基づいて記録用画像データを記録媒体245に記録する撮影動作Bを実行する(M320)。また、プレビュー釦36がオンとなると、絞り103の絞込み動作を行い、メインCCD221からの画像信号に基づいて液晶モニタ26にスルー画表示を行うプレビューBを実行する(M330)。
次に、図4に示した表示・動作モードの詳細について、図5乃至図13に示すフローチャートを用いて説明する。図5は図4に示すAモード表示M200のフローチャートである。前述したように表示切換釦35がオンとなるとファインダ内CCD279からの出力に基づいて被写体像を表示するAモード表示の動作を行う。まず、ファインダ内CCD279の駆動条件を決めるために、ステップS1において、測光センサ281の出力に基づいて測光・露光量演算(即ち、被写体輝度値、シャッタスピードと感度を求める)を行う。次に、ファインダ内CCD279を選択し(S3)、これに電源を供給する(S5)。続いて、CCD駆動にあたっての電子シャッタスピードと感度の条件設定を行うために、ステップS1で求めた測光・露光量の演算結果を用いてスルー画条件設定1のサブルーチンを実行する(S7)。このサブルーチンの実行によって液晶モニタ26に適切な明るさ(明度)の像を表示することができるが、このサブルーチンの詳細は図13を用いて後述する。スルー画条件設定1が終了すると、Aモード表示を開始する(S9)。
次に、ステップS1と同様に再び測光・露光量演算を行い(S11)、演算された露光量の表示を行う(S13)。続いて、液晶モニタ26におけるスルー画表示の明度を適切に保つためにスルー画条件設定2のサブルーチンを実行する(S15)。ステップS7でのスルー画条件設定1は液晶モニタ26でのAモード表示前であったので、測光センサ281の出力に基づいて行ったが、スルー画条件設定2では、狙いとする明度と前回撮像結果に基づく画面明度と差分から次回撮像時の電子シャッタスピードと感度を決定する。なお、ここで、明度とは、例えば、CCDの各画素出力の加重平均値に対応した値である。この後、レリーズ釦21が半押しされたかどうか、即ち、1Rがオンとなったかを判定する(S21)。
判定の結果、1Rがオンの場合には、撮影動作時の露光制御に使用するための測光・露光量演算を行い(S23)、測距・焦点調節のサブルーチンを実行する(S25)。測距・焦点調節のサブルーチンは、測距回路217の出力に基づいて撮影レンズ101の焦点ズレ量を演算し、この焦点ズレ量に基づいてレンズ駆動量を演算し、レンズCPU111を介してレンズ駆動機構107を駆動し、ピント合わせを行う。続いて、レリーズ釦21が全押しされたかどうか、即ち、2Rがオンとなったかを判定し、オフの場合には、レリーズ釦21が半押しのままかどうかを判定し(S29)、オンの場合には、ステップS27とS29を繰り返し実行する待機状態となる。この状態でレリーズ釦21から撮影者の手が離れると、ステップS29をNで抜け、再びステップS11に戻る。一方、レリーズ釦21の全押しがなされると、ステップS31に進み、Aモード表示を停止し、即ち、液晶モニタ26でスルー画表示を行っていたことを止め、ファインダ内CCD279の電源をオフし(S33)、撮影動作Aに移る(M221)。撮影動作Aについては、図10を用いて後述する。
ステップS21に戻り、1Rがオフの場合には、ステップS41において、プレビュー釦36がオンかどうかを判定する。オンの場合には、Aモード表示を固定し、即ち、液晶モニタ26に表示されているスルー画としての表示用被写体画像の更新を行うことなく、そのまま保持する(S43)。これは、プレビュー動作では絞り103が絞り込まれ、被写体輝度が低下する際に、スルー画条件の設定が十分追従できず、画像の明るさが不自然に変化する。この不自然な変化を防止するために、画像が安定するまで、スルー画の更新を停止するものである。この後、プレビューA(M210)に移るが、詳細は図7を用いて後述する。
ステップS41に戻り、プレビュー釦36がオフであった場合には、ステップS45に進み、表示切換釦35が押されたかどうか、即ち、オンかどうかを判定する。オンであった場合には、図4で説明した情報表示M100に戻る。オフであった場合には、ステップS47に進み、メニュー釦28が押されたかどうか、即ち、オンかどうかを判定し、オンの場合には、図4で説明したメニュー表示M230に進む。メニュー釦28がオフの場合には、ステップS49に進み、スルー画切換釦34がオンか否かを判定する(S49)。オフだった場合には、いずれの釦も操作されていない状態であるので、ステップS11に戻り、前述したフローを繰り返す。Aモード表示M200の状態で、スルー画表示釦34が操作されると、前述したように、Bモード表示M300に切換えられる。そこで、S49でオンと判定された場合には、まず、ステップS43と同様に、Aモード表示の固定を行ってから、Bモード表示(M300)に進む。
次に図6を用いてBモード表示M300のフローを説明する。Bモード表示に入ると、まず、メインCCD221を選択し(S61)、このメインCCD221に電源の供給を開始する(S63)。次に、ステップS1と同様に、測光・露光量演算を行い(S65)、第1反射ミラー201を軸201a回りに回動させ、撮影光路から退避させる(S67)。続いて、フォーカルプレーンシャッタ213を開放状態とし(S69)、被写体像をメインCCD221上に結像させる。ステップS7と同様に、スルー画表示条件の設定1のサブルーチンを実行し(S71)、Bモード表示でのスルー画表示を開始させる(S73)。Aモード表示M200からBモード表示M300に切換えた場合には、ステップS51のAモード表示固定からステップS73のBモード表示開始までの間、液晶モニタ26の表示は固定されているが、このステップS73においてBモード表示、即ち、メインCCD221から出力される画像信号に基づくスルー画表示に切換わる。次に、タイマーをスタートさせステップS81に進む。
ステップS81では、レリーズ釦21が全押しされているか、即ち、2Rがオンかを判定し、オンの場合には、撮影動作に進む。まず、液晶モニタ26に表示されているスルー画表示を止め、即ちBモード表示を停止し(S83)、フォーカルプレーンシャッタ213と第1反射ミラー201を初期状態に戻す(S85、S87)。この後撮影動作B(M320)に移るが、詳細は後述する。ステップS81に戻り、2Rがオフの場合にはステップS91に進み、プレビュー釦36がオンか否かを判定する。オンだった場合にはプレビュー動作に入り、Bモード表示の固定を行う(S93)。これはステップS43のAモード表示の固定と同様、絞込み時に画像の明るさが不自然に変化することを防止するためである。この後、プレビューB(M330)に進むが詳細は後述する。
ステップS91に戻り、プレビュー釦36がオフだった場合には、ステップS101にて表示切換釦35がオンか否かの判定を行う。オンだった場合には、情報表示M100に戻るが、その前にBモード表示を終了するための処理をS103からS109にて行う。まず、Bモード表示を停止し(S103)、フォーカルプレーンシャッタ213を閉じ、第1反射ミラー201を退避位置からファインダ光学系に光束を反射する位置に復帰させ(S107)、メインCCD221の電源をオフする(S109)。これらの動作が終了すると、情報表示M100に移る。
ステップS101に戻り、表示切換釦35がオフだった場合には、ステップS111に進みメニュー釦28がオンか否かを判定する。判定の結果、オンだった場合には、メニュー表示M310表示を行うが、その前にBモード表示でのスルー画表示を停止するための処理をステップS113からS119にて行う。この処理は、前述のステップS103からS109と同様であるので、説明は省略する。
ステップS111に戻り、判定の結果、オフだった場合には、ステップS121にてスルー画切換釦34がオンか否かを判定する。判定の結果、オンだった場合には、Bモード表示M300からAモード表示M200に切換えるが、その前にステップS123からS129にて切換処理を行う。まず、ステップS123にてBモード表示の固定を行う。これはスルー画表示モードの切換時の画像の乱れを防止するためである。続くステップS125からS129は、前述のステップS105からS109と同様であるので、説明は省略する。
ステップS121に戻り、判定の結果、オフだった場合には、ステップS131に進み、カメラ本体20からレンズ鏡筒10が外されたか否かを、レンズ検出スイッチ39の出力に基づいて判定する。判定の結果Yesだった場合、即ち、レンズ鏡筒10が取り外された場合には、情報表示M100を行う。Bモード表示では、第1反射ミラー201が撮影光路から退避し、フォーカルプレーンシャッタ213が開放状態となっている。このため、メインCCD221が外部に直接、露出した状態となってしまい、塵芥等が付着するおそれがある。したがって、Bモード表示M300を終了することによって、メインCCD221の撮像面に塵芥等が付着することを防止する。Bモード表示を終了するために、ステップS133からS139にて処理を行うが、これらのステップは前述のステップS103からS109と同様であるので、説明は省略する。
ステップS131に戻り、判定の結果、Noだった場合には、レンズ鏡筒10は装着されたままであり、ステップS141に進み、ステップS75でスタートしたタイマーの値が、所定時間、経過したか否かを判定する。判定の結果、所定時間が経過していない場合には、ステップS143にて、スルー画条件の設定2のサブルーチンを実行した後、前述のステップS81に進む。一方、所定時間が経過した場合には、Bモード表示を終了し、情報表示M100を行うために、ステップS133に進む。このように、Bモード表示が所定時間経過すると終了するようにしているのは、Bモード表示を長時間連続すると、メインCCDが発熱し、その出力画像にノイズが発生するおそれがあるためである。
以上説明したように、本実施形態においては、Aモード表示とBモード表示の切換時における被写体像の乱れを防止するために、モニタにおける被写体像をフリーズしている。即ち、Aモード表示からBモード表示への切換時は、ステップS51からステップS73までAモード表示でフリーズし、Bモード表示からAモード表示への切換時は、ステップS123からS9までBモード表示でフリーズしている。なお、フリーズの終了は所定の動作に応じて行う方法の他、例えば、画像が安定するまでの所定時間フリーズする等、種々の方法を適宜選択すればよい。また、本実施形態では、Aモード表示とBモード表示の両方の切換時に表示のフリーズを行っていたが、いずれかの表示モードのみに対しても適用できる。
また、Bモード表示では、レンズ鏡筒10が外されたことを検出した場合には、Bモード表示を停止するようにしているので、撮影者に対して警告表示になる。さらに、撮像素子を覆うようにシャッタおよび可動ミラーを駆動しているので、塵芥の付着を防止できる。本実施形態では、第1反射ミラー201とフォーカルプレーンシャッタ213の両方で、メインCCD221を覆うようにしているが、いずれか一方のみでメインCCD221を覆うようにしても、十分、塵芥等の付着を防止できる。なお、Aモード表示で使用するCCD279はファインダ内にあるために塵芥の付着のおそれは殆どないので、レンズ鏡筒10が外されてもAモード表示を続行するように構成してあるが、外されたことを検出した場合にはAモード表示を停止し、情報表示M100を表示するようにしても良いことは勿論である。
次に、プレビューAについて、図7のフローチャートを用いて説明する。プレビューAは、ファインダ内CCD279の出力に基づくAモード表示の際に行われるが、プレビューAを実行する場合には、メインCCD221の出力に切換えてスルー画表示を行う。これは、Aモード表示の場合、ハーフミラーで構成されている第2反射ミラー271と第4反射ミラー275で光量の損失があり、その上、絞込み動作が行われると、ファインダ内CCD279に到達する光量が極端に少なくなり、ノイズが増加し見苦しい画像となる。そこで、光量損失の少ないメインCCD221の出力に基づいてスルー画表示を行うようにしたものである。
まず、ステップS161において、ステップS1と同様に測光・露光量演算を行う。続いてメインCCD221を選択して(S163)、メインCCD221に電源を供給し(S165)、第1反射ミラー201を回動・退避させ、フォーカルプレーンシャッタ213を開放状態にして(S169)、設定または演算された絞り値となるように絞り103の絞込み動作を行う(S171)。この後ステップS7と同様に、スルー画条件設定1のサブルーチンを実行し(S175)、Bモード表示を開始する(S175)。これで、メインCCD221の出力に基づいて被写体像を液晶モニタ26にスルー画表示でき、絞り103の絞り状態に応じた被写界深度を確認することができる。
次に、プレビュー釦36から手が離されたかどうか、つまりオフになっているか否かを判定する。判定の結果オンであれば、ステップS179に進み、絞り変更操作が行われたかどうかを判定する。これは撮影モードが絞り優先またはマニュアルモードになっている場合には、絞りを手動で変更する場合があるからである。絞り変更操作が行われた場合には、この変更した絞り値に設定されるように絞り駆動機構109の駆動制御を行う(S181)。また、絞り変更があった場合には、絞りを通過する被写体光量が変化することから、メインCCD221に到達する被写体光量も変化する。このため、スルー画条件の設定2のサブルーチンにおいて、液晶モニタ26の明度を一定に保たれるように、電子シャッタスピードと感度の調整を行う(S183)。
ステップS177に戻り、プレビュー釦36がオフであると判定されると、通常のAモード表示に戻るための処理をステップS191からS199にて行う。まず、表示モードの切換わり時に液晶モニタ26に表示されるスルー画表示に乱れを生じさせないために、Bモード表示を固定する(S191)。この後、絞り103を絞り込み状態から開放状態に駆動し(S193)、フォーカルプレーンシャッタ213を開放状態から閉じ状態にする(S195)。次に、被写体光束をファインダ光学系に反射する位置に第1反射ミラー201を回動させ、メインCCD221の電源をオフにして(S199)、Aモード表示のフロー中のステップS1に戻る。
次に、プレビューBについて図8を用いて説明する。このプレビューBはBモード表示M300におけるプレビュー動作を実行するものであって、図4および図6のM330の動作に対応する。プレビューBに入ると、既にBモード表示において、第1反射ミラー201は撮影光路から退避し(S67)、フォーカルプレーンシャッタ213は開放状態(S69)となっているので、絞り103の絞込み動作を行う(S251)。続いてステップS15と同様にスルー画条件の設定2のサブルーチンを実行し(S253)、Bモード表示を再開する(S255)。Bモード表示、即ち、メインCCD221の出力に基づくスルー画表示は、ステップS93において固定されていたが、絞込み動作も終了し、液晶モニタ26の表示条件の設定が終了するステップS255においてBモード表示を再開するようにしている。
続いて、プレビュー釦36がオフか否かの判定を行い(S257)、オンの場合にはプレビューモードでの表示を続行し、絞り変更操作とスルー画条件の設定をステップS259からS263にて行うが、これらのステップは前述のS179からS183と同様であるので詳しい説明は省略する。プレビュー釦36がオフであった場合には、Bモード表示でのプレビューモードを終了するためにステップS271からS277の処理を行う。まず、モード復帰時に液晶モニタ26の画像の明るさの不自然な変化を防止するために、Bモード表示でなされているスルー画表示を固定し(S271)、絞り103を開放状態に復帰させ(S273)、スルー画条件設定2のサブルーチンを実行する(S275)。これで、Bモード表示でのスルー画表示が安定するので、Bモード表示を再開する(S277)。この後、Bモード表示に戻り、ステップS81を再び実行する。Aモード表示におけるプレビューAでは、Bモード表示を利用したプレビューを行ったが、このプレビューBは、被写体光量を確保できることから、特に表示モードを変えるようなことはしていない。
以上のプレビューAとプレビューBにおいては、プレビューモードに入ると、まず各表示モードにおけるスルー画表示をフリーズしているので、モニタの被写体画像の明るさが不自然に変動することを防止することができる。なお、フリーズの終了は所定動作に応じて行う方法の他、例えば、画像の明度が安定するまでの所定時間フリーズする等、種々の方法を適宜選択すればよい。また、本実施形態では、Aモード表示とBモード表示の両方でプレビュー動作時にスルー画表示のフリーズを行っていたが、いずれかのモードのみに対しても適用できる。
次に、プレビューCについて図9を用いて説明する。このプレビューCは情報表示M100におけるプレビュー動作を実行するものであって、図4のプレビューC M110での動作に対応する。このプレビューCでは、液晶モニタ26にスルー画表示はなく、情報表示がなされているだけであるので、被写体像の観察は接眼レンズ209、ファインダ33を通して行う。カメラ本体20の動作としては、プレビュー釦36の操作に応じて絞り103の絞込み動作を行う。まず、情報表示M100の状態でプレビュー釦36がオンされると、絞り103の絞込みを行い(S281)、続いてプレビュー釦36がオフか否かを判定し(S283)、オンの場合には、ステップS284にて絞りの変更操作があったかを判定する。絞り変更操作があった場合には、変更された絞り値となるように絞り駆動機構109の駆動制御を行い(S285)、絞り変更動作が終了したらステップS283に戻る。一方、プレビュー釦36がオフとなった場合には、絞り103を開放状態にしてから(S287),情報表示M100に戻る。
次に、撮影動作Aについて図10を用いて説明する。撮影動作AはAモード表示M200においてレリーズ釦21が全押しされ、即ち、2Rがオンとなった場合に、メインCCD221の出力に基づく被写体画像データを記録媒体245に記録する撮影動作であって、図4および図5のM221の動作に対応する。まず、メインCCD221を選択し(S301)、このメインCCD221の電源をオンし(S303)、撮影動作のサブルーチンを実行する(S305)。
この撮影動作のサブルーチンでは、第1反射ミラー201を撮影光路から退避させると共に、フォーカルプレーンシャッタ213の動作を開始させ、メインCCD221上に結像した被写体像に関する光電変換信号を読み出す。続いて、切換回路285、CCDインターフェース回路225、画像処理回路227、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、フラッシュメモリ235等で各処理を行った後に、記録媒体制御回路243を介して画像情報データを記録媒体245に記録する。この撮影動作のサブルーチンが終了すると、メインCCD221の電源をオフし(S307)、記録媒体245に記録された被写体画像を所定時間の間、再生画像として表示する(S309)。再生画像の表示が終了すると、図5に示すAモード表示に戻り、ステップS1の測光・露光量演算を行う。
次に、撮影動作Bについて図11を用いて説明する。撮影動作BはBモード表示M300においてレリーズ釦21が全押しされ、即ち、2Rがオンとなった場合に、メインCCD221の出力に基づく被写体画像データを記録媒体245に記録する撮影動作であって、図4および図6のM320の動作に対応する。Bモード表示では既に、メインCCD221の出力に基づいてスルー画表示のためにメインCCD221を選択し、電源オンとしているので、撮影動作AのステップS301とS303のステップは不要である。しかし、Bモード表示中は測光センサ281による測光動作を行っていなかったので、ステップS311において、測光・露光量演算を行う。なお、測光を行うためにステップS87にて被写体光束を反射する位置に第1反射ミラー201を回動している。次に、撮影動作AのステップS305およびS307と同様に、撮影動作のサブルーチンと記録された被写体画像の所定時間再生を実行する(S313およびS315)。再生画像の表示が終了すると、図6に示すBモード表示に戻る。
次に、撮影動作Cについて図12を用いて説明する。撮影動作Cは情報表示M100においてレリーズ釦21が全押しされ、即ち、2Rがオンとなった場合に、メインCCD221の出力に基づく被写体画像データを記録媒体245に記録する撮影動作であって、図4のM121の動作に対応する。撮影動作CのステップS321からS329は、撮影動作AのステップS301からS309と同様であるので、詳しい説明は省略する。これら各ステップが終了すると、図4の情報表示M100に戻る。
次に、「スルー画条件の設定1」と「スルー画条件設定2」について図13を用いて説明する。このサブルーチンは前述したように、液晶モニタ26に被写体画像を表示する際の画像明度の調整を行うためのものである。まず、スルー画条件設定1のサブルーチンに入ると、ステップS341において、測光センサ281の出力BVsに基づいて次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1の決定を行う。スルー画表示時における絞り値は開放絞りであるので、この絞り値をAVsとすると、
AVs+TV1=BVs+SV1
の関係があり、
BVs−AVs=TV1−SV1
となる。この式の左辺は既知の値であるので、左辺の値からTV1とSV1を適宜、プログラムラインやテーブルに従って求めればよい。この後、決定された電子シャッタスピードTV1と感度SV1をそれぞれのレジスタに記憶・設定する(S347)。CCD駆動回路223又はCCD駆動回路283は、ここで設定・記憶されたTV1とSV1に基づいてCCD221又は279の駆動制御を行い、光電変換信号の読み出しを行う。
続いてステップS349以下において、撮影レンズ101を通過した被写体光量が減少した場合の対策を行う。メインCCD221またはファインダ内CCD279に受光する光量が減少した場合に、液晶モニタ26の画面を一定明度に保つため、電子シャッタスピードを遅くし、また感度(増幅率)をアップするようにしている。しかし、感度を上げるとノイズが多くなり、ざらざらとした画面となる。そこで、CCDに受光する被写体光量が少ない場合には、情報量が少なくてすむ白黒モードにし、一方、光量が多い場合には、カラーモードで表示するようにしている。この場合、白黒とカラーの切換を一つの閾値とすると、被写体光量がこの閾値前後で変化する場合には、白黒とカラーが小刻みに変化し、見苦しいものとなる。そこで、白黒とカラーの切換を行うための閾値にヒステリシス特性を持たせている。
まず、ステップS349において、現在の表示が白黒モードか否かの判定を行う。カラーモードと白黒モードの設定は、画像処理回路227によってなされるので、ここでの判定は画像処理回路227に設定されているモードに基づいて行う。判定の結果、カラーモードであった場合には、ステップS351に進み、TV1−SV1<αか否か、即ち、電子シャッタスピードと感度の差が所定値(閾値)αより小さいか否かの判定を行う。ここで、所定値αは適宜、設計値として設定すればよいが、例えば、電子シャッタスピードTV1の下限値としては1/16秒(TV=4)、感度SV1の上限値はISO1600(SV=9)とすると、所定値α=4−9=−5となる。所定値αより小さい場合には、即ち、被写体光量が少なく暗い場合には、画像処理回路227を白黒モードに設定し(S353)、元のフローに戻る。ステップS351でTV1−SV1が所定値αより大きかった場合には、被写体光量が十分あり明るいので、そのまま画像処理回路227のカラーモードの設定を変えず、元のフローに戻る。
ステップS349に戻り、現在、白黒モードであった場合には、ステップS355に進み、TV1−SV1<α+Δαか否かの判定を行う。Δαも、適宜、設計値を設定すればよいが、白黒とカラーの切換が頻繁に起こらず、かつ見易い画面となる値として0.5より大きく1.5より小さな値が好ましく、さらに好ましくはΔα=1である。ステップS355での判定の結果TV1−SV1がα+Δαよりも小さかった場合には、被写体光量が少ないことから、白黒モードを維持して、そのまま元のフローに戻る。一方、TV1−SV1がα+Δαよりも大きくなった場合には、白黒モードを解除して(S355),カラーモードを画像処理回路227に設定して元のフローに戻る。
次に、「スルー画条件設定2」を説明する。設定2のサブルーチンに入ると、まず、狙いの画像明度(所定値)と前回撮像時の画像明度との差ΔEVを算出する(S343)。続いて、画像明度が一定となるように、次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1を決定する(S345)。この決定にあたっては、次の要素から求める。
・前回撮像時の絞り値AV0
・現在設定されている絞り値AV1
・前回撮像時の電子シャッタスピードTV0
・前回撮像時の感度SV0
・狙いの画像明度と前回撮像時の画像明度との差ΔEV
まず、露出条件の基本式として
AV0+TV0=BV0+SV0
である。
ここで、BV0は前回の輝度であるが、真の値は分からず、上記基本式では仮の値としている。真の輝度値BV0は、狙いとの差、即ち、ΔEVだけ外れていることから、
BV0=AV0+TV0−SV0+ΔEV
=AV1+TV1−SV1
となり、この関係式からTV1とSV1を求める。ここで、差ΔEVは、例えば、撮像素子の各画素の出力の加重平均と狙いとする値との差から求めればよい。このステップS345を終了すると、前述したステップS347に進み、所定のステップを実行した後、元のフローに戻る。
このスルー画条件設定のサブルーチンにおいて、被写体光量が少ない場合には、白黒モードに設定するようにしたので、暗い場合でもモニタ画像にノイズや、ざらつきを少なくすることができる。また、カラーと白黒の切換時にヒステリシス特性をもたせたので、小刻みに白黒とカラーに切換わることがなく見やすくなる。なお、白黒モードに入るかどうかと白黒モードを解除するかどうかの判定は、本実施形態においては、電子シャッタスピードTV1と感度SV1との差に基づいて行っているが、両方を同じデータに基づかなくてもよい。例えば、白黒モードに入るかどうかはTV−SV値とし、解除はSV値に基づいて判定してもよく、また、白黒モードに入るときには、TV値だけとし、解除はSV値に基づくようにしてもよい。
また、本実施形態では、カラーモードと白黒モードの切換としているが、これに限らず、白黒に代えてセピア調にしてもよく、他の単色での表示にしてもよいことは勿論である。さらに、単色モードの代わりに、カラーモードでの彩度を変更するようにしてもよい。例えば、色彩を表すに8ビット使用している場合に、被写体輝度が暗い場合に、色彩を表すに4ビットに減らす等、彩度を低下させてもスルー画表示のちらつきを減少させることができる。
本実施形態のデジタル一眼レフカメラは、画像記録用の撮像素子とファインダ内に設けられた観察用の撮像素子の各出力に基づいて、少なくとも2種類のスルー画表示モードを用途に応じて切換えて使えるようにしたので、使いやすいスルー画表示可能なデジタル一眼レフカメラを提供できる。また、スルー画表示モード間で切換える場合には、スルー画表示をフリーズするようにしたので、切換時の表示画像の乱れを防止することができる。なお、切換時に表示画像の乱れを防止するためにフリーズすることは、デジタル一眼レフカメラのような撮影レンズを通過した被写体光に基づいて被写体像の表示を行うカメラに限らず、撮影レンズがファインダ光学系を兼用しない所謂コンパクトデジタルカメラにも適用できることは勿論である。
本実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの外観斜視図である。 本実施形態に係わるデジタル一眼レフレックスカメラの光学的な概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの表示モードおよびその動作モード・メニューの階層構造を示すブロック図である。 本実施形態におけるAモード表示のフローチャートである。 本実施形態におけるBモード表示のフローチャートである。 本実施形態におけるプレビューモードAのフローチャートである。 本実施形態におけるプレビューモードBのフローチャートである。 本実施形態におけるプレビューモードCのフローチャートである。 本実施形態における撮影動作Aのフローチャートである。 本実施形態における撮影動作Bのフローチャートである。 本実施形態における撮影動作Cのフローチャートである。 本実施形態におけるスルー画条件の設定1とスルー画条件の設定2のフローチャートである。 本実施形態における液晶モニタにおけるスルー画表示モードの表示画面であり、(A)はAモード表示、(B)はBモード表示を示す。 本実施形態における液晶モニタにおける表示であって、(A)は情報表示画面、(B)はメニュー表示画面を示す。 本実施形態におけるカメラ本体20とレンズ鏡筒10の着脱状態を検出するレンズ検出スイッチの構成を示すブロック図であり、(A)はカメラ本体にレンズ鏡筒が装着されている状態を示し、(B)はカメラ本体からレンズ鏡筒を外した状態を示す。
符号の説明
10 レンズ鏡筒
20 カメラ本体
21 レリーズ釦
22 モードダイヤル
23 パワースイッチ
24 コントロールスイッチ
26 液晶モニタ
27 再生釦
28 メニュー釦
30 十字キー
31 OK釦
33 ファインダ
34 スルー画切換釦
35 表示切換釦
36 プレビュー釦
39 レンズ検出スイッチ
201 第1反射ミラー
213 フォーカルプレーンシャッタ
221 メインCCD
229 ボディCPU
279 ファインダ内CCD
285 CCD切換回路

Claims (10)

  1. 撮影レンズを通過した被写体光束を第1および第2の光路に切換えるための光路変更手段と、
    上記第1の光路中に配置され、上記被写体光束を受光し、被写体像に関する第1の画像信号を出力する第1の画像信号生成手段と、
    上記第2の光路中に配置されるファインダ光学系を介して上記被写体光束を受光し、被写体像に関する第2の画像信号を出力する第2の画像信号生成手段と、
    上記第1および第2の画像信号を入力し、選択的に第1または第2の画像信号を出力する画像信号切換手段と、
    この画像信号切換手段からの出力に基づいてスルー画表示を行う表示手段と
    を具備したことを特徴とするデジタル一眼レフカメラ
  2. 上記光路変更手段は、撮影光学系の光軸上に配置された可動ミラーであることを特徴とする請求項1に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  3. さらに、上記第2の光路から上記被写体光束の分割を行い、この分割光路中に設けられた測光手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  4. 上記第2の画像信号生成手段は、上記ファインダ光学系に設けられた被写体像結像面に結像した被写体像に関する上記第2の画像信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  5. 上記画像信号切換手段による第1および第2の画像信号の切換時には、表示手段における画像をフリーズするフリーズ手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  6. 上記フリーズ手段は、上記表示手段における新たな表示が開始するまで、上記フリーズを続けることを特徴とする請求項5に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  7. 画像データ記録用の画像信号を出力するための第1撮像素子と、
    この第1撮像素子の出力に基づいて第1スルー画情報を生成する第1スルー画情報生成手段と、
    被写体像観察用のファインダ光学系中に設けられ、画像信号を出力するための第2撮像素子と、
    この第2撮像素子の出力に基づいて第2スルー画情報を生成する第2スルー画情報生成手段と、
    上記第1および第2スルー画情報生成手段からの第1および第2スルー画情報を切換える切換手段と、
    この切換手段によって出力された第1または第2スルー画情報を表示する表示手段と、
    を具備したことを特徴とするデジタル一眼レフカメラ。
  8. 上記第1および第2スルー画情報の切換時には、上記表示手段における画像をフリーズするフリーズ手段を設けたことを特徴とする請求項8に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  9. 上記フリーズ手段は、上記第1又は第2スルー画情報の切換が終了するまで、上記画像をフリーズすることを特徴とする請求項8に記載のデジタル一眼レフカメラ。
  10. 第1および第2のスルー画情報生成手段を有するカメラにおけるスルー画表示方法において、
    ファインダ光学系を介して得られた第1のスルー画情報をモニタに表示し、
    スルー画情報切換操作手段の操作に応答して切換指示を出力し、
    この切換指示を受けた際に、この切換動作が終了するまで、第1のスルー画情報をモニタに保持し、
    上記切換動作終了後に第2のスルー画情報をモニタに表示する
    ようにしたことを特徴とするカメラにおけるスルー画表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047956A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Sony Corp 撮像装置

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