JP2007194898A - 通信装置、通信方法及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な操作でIP通話を行なう通信装置を得ること。
【解決手段】無線基地局を含む無線通信システム20Aおよびインターネット網30を介して相手先電話機60とIP通話を行なうIP携帯電話端末10において、無線基地局に、相手先電話機60の電話番号を無線送信して、相手先電話機60とのIP通話を要求する通話要求手段と、IP通話が要求された無線基地局の無線通信システム20Aがインターネット網30を介して相手先電話機60に呼出し処理を行い、かつ相手先電話機60がインターネット網30および無線通信システム20Aを介して呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、無線通信システム20およびインターネット網60を介して相手先電話機60との間でIP通話を行なう通話手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP(インターネットプロトコル)技術を用いて通話を行う通信装置、通信方法及び通信システムに関するものである。
近年、急速に普及してきた携帯電話は無線通信技術を利用しているので、ユーザは移動しながら通話を行うことができる。このような携帯電話において、実際に無線電波が使われているのは、携帯電話と携帯電話通信会社の基地局との間だけであり、携帯電話同士で通話をするときにも、通信回線の途中には通常の固定電話と同じように一般の電話回線が使われている。
これに対し、最近では、電話回線の一部または全部の代わりにインターネットを経由して通信を行うIP携帯電話(IP電話機)の研究開発も進められている。このようなIP携帯電話で通話を行うには、ユーザはまず、携帯電話端末からインターネットに接続し、インターネット電話システムを運用する会社(プロバイダ)のホームページにアクセスする。そして、表示された入力ホームへ、ユーザ自身の個人ID番号ならびに相手先の電話番号を入力してそのデータをプロバイダへ送信する。この後、ユーザのIP携帯電話とプロバイダ間の通信は一旦切断され、プロバイダはユーザの認証を行う。認証が無事に行われると、プロバイダはユーザのIP携帯電話の発呼を行うとともに、相手先に接続する(特許文献1参照)。
特開2002−291046号公報
しかしながら、上記従来のIP携帯電話では、ユーザがIP携帯電話からインターネット網に接続してプロバイダのホームページにアクセスし、更に個人ID番号と相手先電話番号を入力なければならないため、手間がかかるといった問題があった。
また、個人ID番号ならびに相手先の電話番号を送信した後、一旦通信が切断され、ユーザはプロバイダからの発呼を待たなければならない。このため、プロバイダからの発呼を待っている間に、他から電話が入ってきてしまい、折角かけた電話が中断される可能性もあるといった問題があった。このように、従来のIP携帯電話では、通常の固定電話と同様の簡易な操作で電話をかけることができず、ユーザにとって使い勝手が非常に悪いといった問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、簡易な操作でIP通話を行なう通信装置、通信方法及び通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置において、前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号を無線送信して、前記相手先電話機とのIP通話を要求する通話要求手段と、前記IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して前記相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ前記相手先電話機が前記インターネット網および前記無線通信システムを介して前記呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、前記無線通信システムおよび前記インターネット網を介して前記相手先電話機との間でIP通話を行なう通話手段と、を備えたものである。
本発明によれば、無線基地局に相手先電話機とのIP通話を要求して相手先電話機との間でIP通話を行なうので、簡易な操作で容易にIP通話を行なうことができる通信装置を得ることができる。
本発明の第1の発明の通信装置は、無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置において、無線基地局に、相手先電話機の電話番号を無線送信して、相手先電話機とのIP通話を要求する通話要求手段と、IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ相手先電話機がインターネット網および無線通信システムを介して呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、無線通信システムおよびインターネット網を介して相手先電話機との間でIP通話を行なう通話手段と、を備えたものであり、無線基地局に相手先電話機とのIP通話を要求して相手先電話機との間でIP通話を行なうので、相手先電話機との間の接続が容易に行なえるという作用を有する。
第2の発明の通信装置は、無線通信システムは、1〜複数からなり、各無線通信システムの何れかを外部入力情報によって指定するための指定情報入力手段をさらに備え、通話要求手段は、指定情報入力手段で指定された無線通信システムに相手先電話機とのIP通話を要求するものであり、無線通信システムの指定を容易に行なえるという作用を有する。
第3の発明の通信装置は、指定情報入力手段は、各無線通信システムに対応する1〜複数の指定ボタンであり、指定ボタンが押下されることによって所定の無線通信システムが指定されるものであり、無線通信システムの指定を指定ボタンによって容易に行なえるという作用を有する。
第4の発明の通信装置は、指定情報入力手段は、各無線通信システムに対応する識別番号を入力するダイヤルボタンであり、ダイヤルボタンから所定の識別番号が入力されることによって所定の無線通信システムが指定されるものであり、無線通信システムの指定をダイヤルボタンによって容易に行なえるという作用を有する。
第5の発明の通信装置は、通話要求手段は、無線基地局に、相手先電話機の電話番号をパケット化して無線送信するものであり、無線通信システムによる相手先電話機への接続処理を容易行なわせることができるという作用を有する。
第6の発明の通信装置は、通話要求手段は、無線基地局に、相手先電話機の電話番号とともにIP通話の要求元となるユーザの識別情報をパケット化して無線送信し、無線通信システムは、識別情報に基づいてユーザの認証を行なうものであり、無線通信システムによるユーザの認証を容易に行なわせることができるという作用を有する。
第7の発明の通信方法は、無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置の通信方法において、通信装置から無線基地局に、相手先電話機の電話番号を無線送信して、相手先電話機とのIP通話を要求する通話要求ステップと、IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ相手先電話機がインターネット網および無線通信システムを介して呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、無線通信システムおよびインターネット網を介して相手先電話機との間でIP通話を行なう通話ステップと、を含むものであり、無線基地局に相手先電話機とのIP通話を要求して相手先電話機との間でIP通話を行なうので、相手先電話機との間の接続が容易に行なえるという作用を有する。
第8の発明の通信方法は、無線通信システムは、1〜複数からなり、通話要求ステップは、各無線通信システムの何れかを指定するための指定情報入力手段から外部入力された指定情報に基づいて、各無線通信システムの何れかに相手先電話機とのIP通話を要求するものであり、無線通信システムの指定を容易に行なえるという作用を有する。
第9の発明の通信方法は、指定情報入力手段は、各無線通信システムに対応する1〜複数の指定ボタンであり、通話要求ステップは、指定ボタンから外部入力された指定情報に基づいて、各無線通信システムの何れかに相手先電話機とのIP通話を要求するものであり、無線通信システムの指定を指定ボタンによって容易に行なえるという作用を有する。
第10の発明の通信方法は、指定情報入力手段は、各無線通信システムに対応する識別番号を外部入力するダイヤルボタンであり、通話要求ステップは、ダイヤルボタンから外部入力された指定情報に基づいて、各無線通信システムの何れかに相手先電話機とのIP通話を要求するものであり、無線通信システムの指定をダイヤルボタンによって容易に行なえるという作用を有する。
第11の発明の通信方法は、通話要求ステップは、無線基地局に、相手先電話機の電話番号をパケット化して無線送信するものであり、無線通信システムによる相手先電話機への接続処理を容易行なわせることができるという作用を有する。
第12の発明の通信方法は、通話要求ステップは、無線基地局に、相手先電話機の電話番号とともにIP通話の要求元となるユーザの識別情報をパケット化して無線送信し、無線通信システムによって識別情報に基づいたユーザの認証が行なわれるものであり、無線通信システムによるユーザの認証を容易に行なわせることができるという作用を有する。
第13の発明の通信システムは、無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置を有した通信システムにおいて、通信装置は、無線基地局に相手先電話機の電話番号を無線送信して、相手先電話機とのIP通話を要求し、IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ相手先電話機がインターネット網および無線通信システムを介して呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、無線通信システムおよびインターネット網を介して相手先電話機と通信装置との間でIP通話を行なうものであり、通信装置が無線基地局に相手先電話機とのIP通話を要求して通信装置と相手先電話機との間でIP通話を行なうので、通信装置と相手先電話機との間の接続を容易に行なえるという作用を有する。
第14の発明の通信システムは、インターネット網と接続する所定のプロバイダ装置および、当該プロバイダ装置と相手先電話機とを接続する固定電話網をさらに備え、無線通信システムは、インターネット網を介して所定のプロバイダ装置に相手先電話機の電話番号を送信するとともに、所定のプロバイダ装置が固定電話網を介して相手先電話機に呼出し処理を行い、相手先電話機から固定電話網、プロバイダ装置、インターネット網および無線通信システムを介して呼出し処理に対応する応答があった場合に、無線通信システム、インターネット網、プロバイダ装置および固定電話網を介して相手先電話機と通信装置との間でIP通話を行なうものであり、通信装置が無線基地局に相手先電話機とのIP通話を要求し、無線通信システムがインターネット網を介して所定のプロバイダ装置に相手先電話機の電話番号を送信するとともに、所定のプロバイダ装置が固定電話網を介して相手先電話機に呼出し処理を行うので、通信装置と相手先電話機との間の固定電話網を介した接続を容易に行なえるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
まず、図面を参照しながら、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末を備えた通信システムの全体構成図である。ここではIP携帯電話端末10から一般の固定電話機である相手先電話機60へ電話をかける場合について説明する。
図1において、100は通信システム、10はIP携帯電話端末、20Aは第1の携帯電話通信会社が有する携帯電話システム、20Bは第2の携帯電話通信会社が有する携帯電話システム、30はインターネット網、40は通話相手先の最寄りのプロバイダが有する相手先側プロバイダ装置、50は固定電話網、60は相手先電話機、70は相手先側プロバイダ装置40以外のプロバイダ装置である他プロバイダ装置である。
なお、ここでは携帯電話システム20A(第1の携帯電話会社)をP1、携帯電話システム20B(第2の携帯電話会社)をP2で示している。また、相手先側プロバイダ装置40をP3、他プロバイダ装置70をP4で示している。
IP携帯電話端末10は、IPを用いて通話(無線通信)を行なう携帯電話端末装置である。IP携帯電話端末10は、2つの携帯電話通信会社(第1の携帯電話通信会社、第2の携帯電話通信会社)が有する携帯電話システム20Aまたは携帯電話システム20Bとの間で無線通信を行う。ここでのIP携帯電話端末10は、携帯電話システム20A,20B、インターネット網30、相手先側プロバイダ装置40、固定電話網50を介して、相手先電話機60とIPを利用した通話(IP電話)(IP通話モード)を行う。
携帯電話システム20A,20Bは、インターネット網30、固定電話網50と接続された通信ネットワークシステムであり、IP携帯電話端末10などの携帯電話端末と無線通信を行う。携帯電話システム20A,20Bは、インターネット網30、相手先側プロバイダ装置40を介して固定電話網50と接続されるとともに、インターネット網30を介さずに直接固定電話網50と接続されている。これにより、IP携帯電話端末10は、相手先電話機60との間で、IP電話(IP通話モード)を行なえるとともに、IPを利用しない通常の通話(通常通話モード)を行える。
インターネット網30は、携帯電話システム20A,20B、相手先側プロバイダ装置40、他プロバイダ装置70を接続する通信ネットワーク網である。相手先側プロバイダ装置40は、通話相手先である相手先電話機60の最寄りのプロバイダが有するプロバイダ装置であり、インターネット網30、固定電話網50と接続されている。
固定電話網50は、相手先電話機60、携帯電話システム20A,20Bと接続する固定電話用の電話網である。相手先電話機60は、IP携帯電話端末10の通話相手となる固定電話である。
次に、本発明のIP携帯電話端末の外観構成について説明する。図2−1は、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の外観構成の一例(1)を示す図である。図2−1に示すように、IP携帯電話端末10は、アンテナ15、スピーカ16、液晶ディスプレイ11、複数の専用ボタンX1〜Xn(nは自然数)、通話ボタン13、終了ボタン17、ダイヤルボタンB1〜B10を備えている。
アンテナ15は、携帯電話システム20A,20B内の基地局装置と無線通信を行う際に、電波を送受信する。スピーカ16は、相手先電話機60と通話(IP通話モード、通常通話モード)する際に、相手先電話機60から送信される音声、コール音などの音を出力する出力手段である。液晶ディスプレイ11は、相手先電話機60の電話番号や、相手先電話機60の持ち主名、IP携帯電話端末10の通話状況、ダイヤルボタンB1〜B10等から入力された情報などを表示する表示手段である。
終了ボタン17は、相手先電話機60との通話を終了するためのボタンである。ダイヤルボタンB1〜B10は、相手先電話機60の電話番号をダイヤルするためのボタンであり、それぞれのダイヤルボタンB1〜B10がユーザによって押下されると、各ダイヤルボタンB1〜B10に対応した電話番号の数字が入力される。例えば、ダイヤルボタンB1が押下されると、数字の「1」が入力される。
通話ボタン13は、相手先電話機60との通話を開始するためのボタンである。ダイヤルボタンB1〜B10によって相手先電話機60の電話番号が入力された後、この通話ボタン13が押下されると、相手先電話機60との通話が通信システム100(携帯電話システム20A,20Bなど)に要求される。
専用ボタンX1〜Xnは、IP通話モードを行なうためのボタンである。ユーザが、ダイヤルボタンB1〜B10で相手先電話機60の電話番号をダイヤルする前に、複数の専用ボタンX1〜Xnのうちの何れか1つを押すことによって、携帯電話通信会社(携帯電話システム20A,20Bの何れか)を選択することができる。
例えば、専用ボタン(専1)X1が押下されると第1の携帯電話通信会社が選択されて携帯電話システム20A(基地局装置)にIP通話モードでの通話が要求される。また、専用ボタン(専2)X2が押下されると第2の携帯電話通信会社が選択されて携帯電話システム20B(基地局装置)にIP通話モードでの通話が要求される。また、専用ボタン(専n)Xnが押下されると第1の携帯電話通信会社、第2の携帯電話通信会社以外の携帯電話通信会社(図示せず)が選択されて所定の携帯電話システム(基地局装置)にIP通話モードでの通話が要求される。また、ユーザが何れの専用ボタンX1〜Xnも押下しなければ、通常通話モードでの通話が要求される。
ここで、IP携帯電話端末10の他の外観構成の一例について説明する。図2−2は、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の外観構成の一例(2)を示す図である。なお、図2−2の各構成要素のうち図2−1に示すIP携帯電話端末10の外観構成と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図2−2に示すIP携帯電話端末10の外観構成例では、IP携帯電話端末10が、専用ボタン(専1、専2、専n)X1〜Xnを備えていない。このIP携帯電話端末10を用いてIP通話モードでの通話を要求する場合、ユーザが携帯電話通信会社の携帯電話システム20A,20Bの何れかに対応する固有の専用番号を相手先電話機60の電話番号をダイヤルする前に入力する。この携帯電話システム20A,20Bの何れかに対応する固有の専用番号は、ユーザがダイヤルボタンB1〜B10から入力する。
例えば、番号「123」をダイヤルすると第1の携帯電話通信会社が選択されてIP通話モードでの通話が要求され、番号「456」をダイヤルすると第2の携帯電話通信会社が選択されてIP通話モードでの通話が要求される。また、ユーザが何れの番号もダイヤルしなければ、通常通話モードでの通話が要求される。
次に、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末10の内部構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の内部構成を示すブロック図である。IP携帯電話端末10は、無線部21、信号処理部22、メモリ23、ユーザインターフェース24、DSP/MPU(Digital Signal Processor/Micro Processing Unit)25、バッテリ26、IP通話処理部1を備えている。
無線部21は、携帯電話通信会社の携帯電話システム20A,20Bとの間で無線通信を行なうため、携帯電話システム20A,20Bが備える基地局装置との間で電波信号の送受信を行う。
信号処理部22は、無線部21が受信した電波信号を音声信号に変換するとともに、携帯電話システム20A,20B(基地局装置)へ送信する音声信号等を電波信号に変換する。
メモリ23は、OS(Operating System)34、通信プロトコル情報33、プログラム32、データ31などを格納する。OS34はIP携帯電話端末10が正常に動作する環境を提供するソフトウェアであり、通信プロトコル情報33はメールやウェブなどのやり取りをサポートするための通信プロトコルに関する情報である。プログラム32は、メーラーやブラウザなどを提供するプログラムである。データ31は、前述のIP通信用の専用ボタンX1〜Xnや、携帯電話通信会社の携帯電話システム20A,20Bの専用番号に対応する設定情報等の情報を含んで構成されている。また、メモリ23はこれらの記憶用エリアの他にメール、通話等の処理を行なう際の動作用のエリア(図示せず)を有している。
ユーザインターフェース24は、液晶ディスプレイ41、マイク42、スピーカ43、入力ボタン44等を含んで構成されている。ここでの液晶ディスプレイ41は、図2−1や図2−2に示した液晶ディスプレイ11に対応し、スピーカ43は図2−1や図2−2に示したスピーカ16に対応している。また、入力ボタン44は、図2−1などに示した専用ボタンX1〜Xn、ダイヤルボタンB1〜B10、通話ボタン13などに対応している。
DSP/MPU25は、IP携帯電話端末10内の全体(無線部21、信号処理部22、メモリ23、ユーザインターフェース24、IP通話処理部1)を制御し、バッテリ(電源)26はDSP/MPU25を介してIP携帯電話端末10の全体に電力を供給する。IP通話処理部1は、加入者認証情報(例えば自身の携帯電話番号)と相手先電話番号とを含むパケットを作成する。
次に、本発明の実施の形態1に係る携帯電話システム20A,20Bの内部構成について説明する。なお、携帯電話システム20A,20Bは同様の構成を有するので、ここでは携帯電話システム20Aを例にとって説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る携帯電話システムの内部構成を示す図である。携帯電話システム20Aは、複数の基地局51を有しており、各基地局51にはアンテナが収容されている。
各基地局51のカバーするエリアは決まっており、IP携帯電話端末10が所定の基地局51のエリア内にあるときには、その基地局51のアンテナとIP携帯電話端末10が無線通信を行う。IP携帯電話端末10が所定のエリア(所定の基地局51がカバーするエリア)から別のエリア(別の基地局51がカバーするエリア)に移動すると、IP携帯電話端末10と無線通信を行う基地局51が自動的に切り替わるよう通信システム100は構成されている。
携帯電話システム20Aは、複数の基地局51とともに、GW(Gateway)53、サーバ(種々のサーバ)54、回線56、携帯電話システム20Aを制御する制御局52を備えている。
各基地局51は、制御局52に接続されており、基地局51が受信したIP携帯電話端末10からの信号は制御局52に送られる。制御局52は、位置情報管理DB55に接続されており、位置情報管理DB55にはIP携帯電話端末10が属するエリアに関する情報が記憶されている。
また、制御局52はGW53とサーバ54に接続されるとともに、回線56を介して固定電話網50へ接続される。これによって、制御局52は、IP携帯電話端末10から受信した信号を、GW53を介してインターネット網30へ転送することができるとともに、回線56を介して固定電話網50へ転送することができる。
次に、本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末10を含む通信システム100の動作手順を説明する。図5は、実施の形態1に係るIP携帯電話端末10を含んだ通信システムの動作手順を示すフローチャートである。
まず、IP携帯電話端末10のユーザが通話モード、携帯電話会社(携帯電話システム20A,20B)を指定する。ユーザは、例えば専用ボタンX1〜Xnを押下することによって通話モード、携帯電話会社を指定する。ここでの通話モードの指定に関する情報は、ユーザインターフェース24からDSP/MPU25に入力される。
そして、DSP/MPU25は、何れかの専用ボタンX1〜Xnが押下されたか否かに基づいて、通話モードの選択を行なう。具体的には、ユーザが複数の専用ボタンX1〜Xnの何れかを押下するか又はダイヤルボタンB1〜B10で専用番号をダイヤルすると、DSP/MPU25によってIP通話モードが選択され、そうでなければ通常通話モードが選択される。
また、DSP/MPU25は、専用ボタンX1〜Xnが押下された場合には、何れの専用ボタンX1〜Xnが押下されたかに基づいて、IP通話を行なう携帯電話会社を設定する。例えば、専用ボタンX1が押下された場合には、DSP/MPU25は第1の携帯電話会社の携帯電話システム20Aを用いてIP通話を行なうよう通話設定する。次に、ユーザはダイヤルボタンB1〜B10で相手先電話機60の電話番号をダイヤルし、通話ボタン13を押す(ステップS101)。
このとき、IP携帯電話端末10のDSP/MPU25は、ユーザによってIP通話モードが指定されたか通常通話モードが指定されたかを判断する(ステップS102)。通常通話モードが指定されてDSP/MPU25が通常通話モードを選択した場合(ステップS102、No)、DSP/MPU25はインターネット網30を介さず通常の通話を行うよう制御する(ステップS103)。IP携帯電話端末10が通常通話を行なう場合、携帯電話システム20A,20Bの何れか一方と固定電話網50を介して相手先電話機60と通話(通信)を行なう。
一方、IP通話モードが指定されてDSP/MPU25がIP通話モードを選択した場合(ステップS102、Yes)、DSP/MPU25は、IP通話処理部1に加入者認証情報(例えば自身の携帯電話番号)と相手先電話番号とを含むパケットを作成させる。
DSP/MPU25は、IP通話処理部1が作成したパケットを、ユーザが指定した携帯電話通信会社の携帯電話システム(P1又はP2)(携帯電話システム20A,20Bの何れか一方)へ送信しIP通話モードでの通話を要求する(ステップS104)。
IP携帯電話端末10から送信されたパケットは、携帯電話システムの基地局51が受信し、制御局52に送られる。ここでは、ユーザによって携帯電話システム20Aが指定され、携帯電話システム20Aを介してIP通話を行う場合について説明する。
IP携帯電話端末10から、パケットを受信した制御局52は、パケット内の加入者認証情報に基づいて、加入者認証(ユーザの認証)を行うとともに相手先電話番号の確認を行う(ステップS105)。携帯電話システム20Aの制御局52は、ユーザの認証と電話番号の確認を正しく行なえたか否かを判断する(ステップS106)。制御局52は、ユーザの認証または電話番号の確認を出来なかった場合(ステップS106、No)、その結果を認証結果情報として基地局51からIP携帯電話端末10へ通知する(ステップS107)。
IP携帯電話端末10のDSP/MPU25は、携帯電話システム20Aから送信された認証結果情報が、ユーザ認証できなかったことを示す情報であるか、電話番号を確認できなかったことを示す情報であるかの何れであるかを判断する(ステップS108)。
認証結果情報がユーザ認証はできたが電話番号の確認が出来なかったことを示す場合は(ステップS108、Yes)、電話の掛け直しをユーザへ指示し(ステップS109)、ステップS101へ戻る。電話の掛け直しの指示としては、例えば液晶ディスプレイ11に電話番号が確認できなかったことを示すメッセージを表示する。一方、認証結果情報がユーザ認証の出来なかったことを示す場合は(ステップS108、No)、DSP/MPU25はIP通話処理を終了させる。
ステップS106の処理で、制御局52がユーザの認証及び電話番号の確認を出来た場合(ステップS106、Yes)、携帯電話システム20A(GW53)は、インターネット網30を介して相手先側プロバイダ装置40へIP接続を行い、相手先電話番号を通知して相手先電話機60との通話を要求する(ステップS110)。
相手先側プロバイダ装置40は、固定電話網50を介して相手先電話機60を呼出す(ステップS111)。相手先側プロバイダ装置40から呼出された相手先電話機60は、着信音を出力させ(ステップS112)、同時に相手先側プロバイダ装置40へ呼出し音を出力(送信)する(ステップS113)。相手先側プロバイダ装置40は、相手先電話機60が呼出し音を流していることをIPパケットを用いて携帯電話システム20Aへ通知する(ステップS114)。
携帯電話システム20Aの制御局52は、相手先側プロバイダ装置40から受信したIPパケットを無線専用のパケットに変換し、このパケットを基地局51からIP携帯電話端末10へ電波を通じて送信する(ステップS115)。
IP携帯電話端末10(DSP/MPU25)は、携帯電話システム20Aから送信された無線専用のパケットを受信し内容を確認した後、呼出し音を鳴らす(ステップS116)。ここでのDSP/MPU25は、例えばスピーカ16から呼出し音を出力させる。
相手先電話機60において、応答処理(受話器を本体から外す等の処理)が行なわれると、相手先電話機60に入力された相手先の音声等(応答音声)を相手先電話機60から相手先側プロバイダ装置40へ送信する(ステップS117)。
相手先側プロバイダ装置40は、相手先電話機60からの応答音声を、IPパケットを用い、応答音声信号として携帯電話システム20Aに転送する(ステップS118)。携帯電話システム20Aは、相手先側プロバイダ装置40から受信したIPパケットを無線専用のパケットに変換し、このパケットを電波を通じてIP携帯電話端末10へ送信する(ステップS119)。
IP携帯電話端末10の無線部21は、携帯電話システム20Aからのパケットを受信する。信号処理部22は、無線部21が受信した無線専用のパケットを音声信号に復元する。この音声信号は、スピーカ16から出力される。この時点で、IP携帯電話端末10と相手先電話機60の間のIP通話が開始される(ステップS120)。
IP携帯電話端末10と相手先電話機60との間でIP通話を行なう間、IP携帯電話端末10の信号処理部22は、相手先電話機60から受信した電波信号を音声信号に変換するとともに、相手先電話機60へ送信する音声信号等を電波信号に変換する。また、DSP/MPU25は、メモリ23内の情報(OS34、通信プロトコル情報33、プログラム32、データ31など)を用いて、相手先電話機60とのIP通話を制御する。
IP携帯電話端末10と相手先電話機60がIP通話を行なう間、携帯電話システム20Aは、IP携帯電話端末10からの音声信号をパケット化してインターネット網30(相手先側プロバイダ装置40)へ送信し、相手先側プロバイダ装置40がこのIPパケットを解釈し音声信号として相手先電話機60(固定電話網50)に送信する。
また、IP携帯電話端末10と相手先電話機60がIP通話を行なう間、相手先側プロバイダ装置40は相手先電話機60からの音声信号をパケット化してインターネット網30(携帯電話システム20A)へ送信し、携帯電話システム20AがこのIPパケットを解釈し音声信号としてIP携帯電話端末10に送信する。
この後、IP携帯電話端末10のユーザ又は相手先電話機60のユーザが通話を終了するための処理(終了ボタン17の押下など)が行なわれると、IP携帯電話端末10と相手先電話機60の通信回線が切断される(ステップS121)。
なお、本実施の形態1においては、通信システム100内でIP電話を行なう装置がIP携帯電話端末10等の携帯電話である場合について説明したが、IP電話を行なう装置は携帯電話に限られず、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)であってもよい。
このように実施の形態1によれば、IP通話を行なう際に、IP携帯電話端末10からインターネット網30に接続し携帯電話通信会社のホームページにアクセスする必要がない。また、IP通話を要求した後に、一旦通信が切断されることがない。したがって、IP携帯電話端末10は、簡易な操作で容易にIP通話を行なうことが可能となる。
また、IP携帯電話端末10が専用ボタンX1〜Xnを備え、この専用ボタンX1〜Xnによって携帯電話システム20A,20Bを指定するので、容易に携帯電話システム20A,20Bを指定してIP通話を行なうことが可能となる。
また、ダイヤルボタンB1〜B10によって携帯電話システム20A,20Bを指定するので、容易に携帯電話システム20A,20Bを指定してIP通話を行なうことが可能となる。
また、IP通話処理部1が、加入者認証情報や相手先電話番号を含むパケットを作成して携帯電話システム20A,20Bに送信するので、低コストで容易に加入者認証や相手先電話機60への接続処理を行なわせることが可能となる。
実施の形態2.
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、IP携帯電話端末10と携帯電話システム20A,20Bの間のやり取りは無線通信専用のパケット通信で行ったが、実施の形態2では、IP携帯電話端末10と携帯電話システム20A,20Bの間のやり取りは一般的なアナログ通信(従来の携帯電話が行なう発着信形式)で行う。
以下、本発明の実施の形態2に係るIP携帯電話端末10を含む通信システム100の動作手順を説明する。図6は、実施の形態2に係るIP携帯電話端末10を含んだ通信システムの動作手順を示すフローチャートである。なお、IP携帯電話端末10の外観構成や内部構成、携帯電話システム20A,20Bの内部構成、通信システム100の全体構成は、実施の形態1で説明した構成と略同様であるため、その説明を省略する。
まず、IP携帯電話端末10のユーザが通話モード、携帯電話会社を指定する。ここでの通話モードの指定に関する情報は、ユーザインターフェー24からDSP/MPU25に入力される。DSP/MPU25は、何れかの専用ボタンX1〜Xnが押下されたか否かに基づいて、通話モードの選択を行なう。
また、DSP/MPU25は、専用ボタンX1〜Xnが押下された場合には、何れの専用ボタンX1〜Xnが押下されたかに基づいて、IP通話を行なう携帯電話会社を設定する。次に、ユーザはダイヤルボタンB1〜B10で相手先電話機60の電話番号をダイヤルし、通話ボタン13を押す(ステップS201)。
このとき、IP携帯電話端末10のDSP/MPU25は、ユーザによってIP通話モードが指定されたか通常通話モードが指定されたかを判断する(ステップS202)。通常通話モードが指定されてDSP/MPU25が通常通話モードを選択した場合(ステップS202、No)、DSP/MPU25はインターネット網30を介さず通常の通話を行うよう制御する(ステップS203)。IP携帯電話端末10が通常通話を行なう場合、携帯電話システム20A,20Bの何れか一方と固定電話網50を介して相手先電話機60と通話を行なう。
一方、IP通話モードが指定されてDSP/MPU25がIP通話モードを選択した場合(ステップS202、Yes)、DSP/MPU25は、加入者認証情報と相手先電話番号とを、ユーザが指定した携帯電話通信会社(P1又はP2)へ従来の携帯電話発信で送信し、IP通話モードでの通話を要求する(ステップS204)。
IP携帯電話端末10から送信されたIP通話モードでの通話要求は、携帯電話システムの基地局51が受信し、制御局52に送られる。ここでは、ユーザによって携帯電話システム20Aが指定され、携帯電話システム20Aを介してIP通話を行う場合について説明する。
IP携帯電話端末10から、IP通話モードでの通話要求を受信した制御局52は、電波を通じて基地局51に中継されてきた加入者認証情報に基づいて、加入者認証を行うとともに相手先電話番号の確認を行う(ステップS205)。携帯電話システム20Aの制御局52は、ユーザの認証と電話番号の確認を正しく行なえたか否かを判断する(ステップS206)。制御局52は、ユーザの認証または電話番号の確認を出来なかった場合(ステップS206、No)、その結果を認証結果情報として基地局51からIP携帯電話端末10へ通知する(ステップS207)。
IP携帯電話端末10のDSP/MPU25は、携帯電話システム20Aから送信された認証結果情報が、ユーザ認証できなかったことを示す情報であるか、電話番号を確認できなかったことを示す情報であるかの何れであるかを判断する(ステップS208)。
認証結果情報がユーザ認証はできたが電話番号の確認が出来なかったことを示す場合は(ステップS208、Yes)、電話の掛け直しをユーザへ指示し(ステップS209)、ステップS201へ戻る。電話の掛け直しの指示としては、例えば液晶ディスプレイ11に電話番号が確認できなかったことを示すメッセージを表示する。一方、認証結果情報がユーザ認証の出来なかったことを示す場合は(ステップS208、No)、DSP/MPU25はIP通話処理を終了させる。
ステップS206の処理で、制御局52がユーザの認証及び電話番号の確認を出来た場合(ステップS206、Yes)、携帯電話システム20A(GW53)は、インターネット網30を介して相手先側プロバイダ装置40へIP接続を行い、相手先電話番号を通知して相手先電話機60との通話を要求する(ステップS210)。
相手先側プロバイダ装置40は、固定電話網50を介して相手先電話機60を呼出す(ステップS211)。相手先側プロバイダ装置40から呼出された相手先電話機60は、着信音を出力させ(ステップS212)、同時に相手先側プロバイダ装置40へ呼出し音を出力(送信)する(ステップS213)。相手先側プロバイダ装置40は、相手先電話機60が呼出し音を流していることをIPパケットを用いて携帯電話システム20Aへ通知する(ステップS214)。
携帯電話システム20Aの制御局52は、相手先側プロバイダ装置40から受信したIPパケットを解釈し、呼出し音(呼出し音に対応する信号)を基地局51からIP携帯電話端末10へ電波を通じて送信する(ステップS215)。IP携帯電話端末10(DSP/MPU25)は、携帯電話システム20Aから呼出し音に対応する信号を受信すると、呼出し音を鳴らす(ステップS216)。
相手先電話機60において、応答処理(受話器を本体から外す等の処理)が行なわれると、相手先電話機60に入力された相手先の音声等(応答音声)を相手先電話機60から相手先側プロバイダ装置40へ送信する(ステップS217)。
相手先側プロバイダ装置40は、相手先電話機60からの応答音声を、IPパケットを用い、応答音声信号として携帯電話システム20Aに転送する(ステップS218)。携帯電話システム20Aは、相手先側プロバイダ装置40から受信したIPパケットを解釈し音声信号に変換して(ステップS219)、その音声信号を電波信号としてIP携帯電話端末10へ送信する(ステップS220)。
IP携帯電話端末10の無線部21は、携帯電話システム20Aからの電波信号を受信する。信号処理部22は、無線部21が受信した電波信号を音声信号に復元する。この音声信号は、スピーカ16から出力される。この時点で、IP携帯電話端末10と相手先電話機60の間のIP通話が開始される(ステップS221)。
IP携帯電話端末10と相手先電話機60との間でIP通話を行なう間、IP携帯電話端末10の信号処理部22は、相手先電話機60から受信した電波信号を音声信号に変換するとともに、相手先電話機60へ送信する音声信号等を電波信号に変換する。また、DSP/MPU25は、メモリ23内の情報(OS34、通信プロトコル情報33、プログラム32、データ31など)を用いて、相手先電話機60とのIP通話を制御する。
この後、IP携帯電話端末10のユーザ又は相手先電話機60のユーザが通話を終了するための処理(終了ボタン17の押下など)が行なわれると、IP携帯電話端末10と相手先電話機60の通信回線が切断される(ステップS222)。
このように実施の形態2によれば、IP通話を行なう際に、IP携帯電話端末10からインターネット網30に接続し、携帯電話通信会社のホームページにアクセスする必要がない。また、IP通話を要求した後に、一旦通信が切断されることがない。さらに、携帯電話システム20AからIP携帯電話端末10への呼び出しを、IPパケットを使用することなく従来の携帯電話への呼び出しと同様の呼び出しを行なうことができる。したがって、IP携帯電話端末10は、簡易な操作で容易にIP通話を行なうことが可能となる。
なお、実施の形態1,2では、IP携帯電話端末10が一般の固定電話機である相手先電話機60に電話をかける場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、IP携帯電話端末10は、IP電話機や別のIP携帯電話機に電話をかけても良い。この場合、相手先側プロバイダ装置40は固定電話網50を介さず、基地局を有した携帯電話システム等を介して相手先の電話機とIP携帯電話端末10とを接続する。
以上のように、本発明にかかる通信装置、通信方法及び通信システムは、IP技術を用いたIP通話に適している。
本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末を備えた通信システムの全体構成図 本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の外観構成の一例(1)を示す図 本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の外観構成の一例(2)を示す図 本発明の実施の形態1に係るIP携帯電話端末の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る携帯電話システムの内部構成を示す図 実施の形態1に係るIP携帯電話端末を含んだ通信システムの動作手順を示すフローチャート 実施の形態2に係るIP携帯電話端末を含んだ通信システムの動作手順を示すフローチャート
符号の説明
1 IP通話処理部
10 携帯電話端末
11 液晶ディスプレイ
13 通話ボタン
15 アンテナ
16 スピーカ
17 終了ボタン
20A,20B 携帯電話システム
21 無線部
22 信号処理部
23 メモリ
24 ユーザインターフェース
25 DSP/MPU
26 バッテリ
30 インターネット網
31 データ
32 プログラム
33 通信プロトコル情報
34 OS
40 相手先側プロバイダ装置
41 液晶ディスプレイ
42 マイク
43 スピーカ
44 入力ボタン
50 固定電話網
51 基地局
52 制御局
53 GW
54 サーバ
55 位置情報管理DB
56 回線
60 相手先電話機
70 他プロバイダ装置
100 通信システム
B1〜B10 ダイヤルボタン
X1〜Xn 専用ボタン

Claims (14)

  1. 無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置において、
    前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号を無線送信して、前記相手先電話機とのIP通話を要求する通話要求手段と、
    前記IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して前記相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ前記相手先電話機が前記インターネット網および前記無線通信システムを介して前記呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、前記無線通信システムおよび前記インターネット網を介して前記相手先電話機との間でIP通話を行なう通話手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記無線通信システムは、1〜複数からなり、
    前記各無線通信システムの何れかを外部入力情報によって指定するための指定情報入力手段をさらに備え、
    前記通話要求手段は、前記指定情報入力手段で指定された無線通信システムに前記相手先電話機とのIP通話を要求することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記指定情報入力手段は、前記各無線通信システムに対応する1〜複数の指定ボタンであり、前記指定ボタンが押下されることによって所定の無線通信システムが指定されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記指定情報入力手段は、前記各無線通信システムに対応する識別番号を入力するダイヤルボタンであり、前記ダイヤルボタンから所定の識別番号が入力されることによって所定の無線通信システムが指定されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記通話要求手段は、前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号をパケット化して無線送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の通信装置。
  6. 前記通話要求手段は、前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号とともに前記IP通話の要求元となるユーザの識別情報をパケット化して無線送信し、
    前記無線通信システムは、前記識別情報に基づいて前記ユーザの認証を行なうことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置の通信方法において、
    前記通信装置から前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号を無線送信して、前記相手先電話機とのIP通話を要求する通話要求ステップと、
    前記IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して前記相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ前記相手先電話機が前記インターネット網および前記無線通信システムを介して前記呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、前記無線通信システムおよび前記インターネット網を介して前記相手先電話機との間でIP通話を行なう通話ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  8. 前記無線通信システムは、1〜複数からなり、
    前記通話要求ステップは、前記各無線通信システムの何れかを指定するための指定情報入力手段から外部入力された指定情報に基づいて、前記各無線通信システムの何れかに前記相手先電話機とのIP通話を要求することを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記指定情報入力手段は、前記各無線通信システムに対応する1〜複数の指定ボタンであり、
    前記通話要求ステップは、前記指定ボタンから外部入力された指定情報に基づいて、前記各無線通信システムの何れかに前記相手先電話機とのIP通話を要求することを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記指定情報入力手段は、前記各無線通信システムに対応する識別番号を外部入力するダイヤルボタンであり、
    前記通話要求ステップは、前記ダイヤルボタンから外部入力された指定情報に基づいて、前記各無線通信システムの何れかに前記相手先電話機とのIP通話を要求することを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  11. 前記通話要求ステップは、前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号をパケット化して無線送信することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の通信方法。
  12. 前記通話要求ステップは、前記無線基地局に、前記相手先電話機の電話番号とともに前記IP通話の要求元となるユーザの識別情報をパケット化して無線送信し、
    前記無線通信システムによって前記識別情報に基づいた前記ユーザの認証が行なわれることを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 無線基地局を含む無線通信システムおよびインターネット網を介して所定の相手先電話機とIP通話を行なう通信装置を有した通信システムにおいて、
    前記通信装置は、前記無線基地局に前記相手先電話機の電話番号を無線送信して、前記相手先電話機とのIP通話を要求し、
    前記IP通話が要求された無線基地局の無線通信システムがインターネット網を介して前記相手先電話機に呼出し処理を行い、かつ前記相手先電話機が前記インターネット網および前記無線通信システムを介して前記呼出し処理に対応する応答を行なった場合に、前記無線通信システムおよび前記インターネット網を介して前記相手先電話機と前記通信装置との間でIP通話を行なうことを特徴とする通信システム。
  14. 前記インターネット網と接続する所定のプロバイダ装置および、当該プロバイダ装置と前記相手先電話機とを接続する固定電話網をさらに備え、
    前記無線通信システムは、前記インターネット網を介して所定のプロバイダ装置に前記相手先電話機の電話番号を送信するとともに、前記所定のプロバイダ装置が前記固定電話網を介して前記相手先電話機に呼出し処理を行い、前記相手先電話機から前記固定電話網、前記プロバイダ装置、前記インターネット網および前記無線通信システムを介して前記呼出し処理に対応する応答があった場合に、前記無線通信システム、前記インターネット網、前記プロバイダ装置および前記固定電話網を介して前記相手先電話機と前記通信装置との間でIP通話を行なうことを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
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