JP2007194154A - キーシート及びキーシート形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、基板上で行うESD対策の一部又は全部をキーシート上で行うことが可能なキーシート及びキーシート形成方法を提供することにある。
【解決手段】 本発明に係るキーシート100は、キーベース1と、該キーベース1に配置されたキートップ3とを有するキーシート100であって、前記キーベース1には前記キートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する導電パターン10が設けられていることを特徴とする。
【選択図面】図1

Description

本発明は、携帯電話機、PHS、携帯情報端末(PDA等)、携帯オーディオ、家電製品用リモートコントローラ、キーボードなどの電子機器に使用されるキーシート及びキーシートの形成方法に関する。
携帯電話機、PHS、携帯情報端末(PDA等)、携帯オーディオ、家電製品用リモートコントローラ、キーボードなどの電子機器が使用される際、ユーザに誘起した静電気が操作キーに誘導され、電子機器内部の電子部品(特にICなどの半導体からなる電子部品)を破壊する、いわゆるESD(静電破壊)を生じ得る。
このESDの対策は通常キーシートの下に設けられている電子部品等を有する基板上でなされる。ここで、キーシートとは、シリコーンゴムや熱可塑性エラストマー等の弾性材料、若しくは、該弾性材料と金属又は硬質樹脂との複合体から成るキーベースと、該キーベースに配置された硬質樹脂又は金属から成るキートップとを有する。
そこで、例えば特許文献1のように、静電気が落ち易い箇所の近傍に、ソルダーレジスト膜が剥離された静電気誘導パターンを設け、この静電気誘導パターンをグランドパターンや電源パターンなどのインピーダンスの低い基準電位パターンに接続すれば、その他のキーに印加された静電気が信号線に転移するのを回避でき、電子部品を静電破壊から防止することもできる(特許文献1の明細書[0026]参照)。
特開2002−232537号公報
しかし、静電気がどこに進むのかの予測は難しく、静電気が基板上のどこに落ちるかの予測は難しい。
ユーザの操作に誘起してキートップに印加された静電気は、このキートップ上を移動し、このキートップの端からキーベース上に落ち、このキーベース上を移動して、このキーベースの端から基板上に落ちる場合がある。また、ユーザの操作に誘起してキートップに印加された静電気は、このキートップ上を移動し、このキートップの端からキーベース上に落ち、その後所定位置において、このキーベースを通り抜け基板上に落ちる場合もある。
特に近年、携帯電話機などのキーシートを使用する機器の小型化・薄型化やデザイン上の要求によってキーシートはキートップとキーベースとが共に薄型化されており、このような薄型キーシートにおいてはキートップからキーベースに落ちた静電気がそのままキーベースを通り抜けて基板上に落ちる確率がかなり高い。基板上に落ちた静電気は電子素子等に飛び、ESDを引き起こす。
このため、基板上にESD対策のための静電気誘導パターンを設けるとしても、様々なところにこの静電気誘導パターンを設ける必要がある。この場合、基板が複雑化してしまう等の不都合が生じる。
さらに、静電気の移動は上記のように予測が難しいため、静電気誘導パターンを多数基板上に設けても静電気が高い確実性を持って静電気誘導パターンに辿り着くとはいい難い。このため、静電気誘導パターンを多数基板上に設けても、設けた数の割にESDの防止効果が十分得られないという不都合も生じる。
基板上でESD対策を行う場合、上記のような不都合があるのであれば、基板上で行うESD対策の一部又は全部を、静電気が基板よりも先に辿り着くキーシート上で行えばよい。
これにより、基板が複雑化してしまう不都合を防ぐことが出来、静電気誘導パターンを多数基板上に設けても、設けた数の割にESDの防止効果が十分得られないという不都合も解消できる。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基板上で行うESD対策の一部又は全部をキーシート上で行うことが可能なキーシート及びキーシート形成方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るキーシートは、キーベースと、該キーベースに配置されたキートップとを有するキーシートであって、前記キーベースには前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンが設けられていることを特徴とする。
キーベースに、キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンが設けられることにより、ユーザ等が本発明に係るキーシートを組み込んだ電子機器を使用した際のキートップに印加された静電気を、基板に落とすことなくこの導電パターンを通り基準電位電極に誘導できる。これにより、基板上で行うESD対策の一部又は全部を、キーシート上で行うことが可能となる。
また、本発明に係るキーシートは、前記導電パターンは、前記キーベースの縁部に沿って設けられていること及び又は前記キーベースの一又は複数の前記キートップが位置する領域を囲むようにして設けられていることを特徴とする。
導電パターンを、キーベースの縁部に沿って設けること及び又はキーベースの一又は複数のキートップが位置する領域を囲むようにして設けることにより、ユーザ等がこのキーシートを組み込んだ電子機器を使用した際のキートップに印加された静電気が、基板に落ちることなく、この導電パターンを通り基準電位電極に誘導される。
また、本発明に係るキーシートは、前記導電パターンは、遮光性を有することを特徴とする。
導電パターンが遮光性を有することにより、この導電パターンをESD対策のためのみならず、遮光の役割を持たせることが出来る。
また、本発明に係るキーシートは、前記導電パターンは、遮光性を有し、光源からの光を所定の位置において遮光するように設けられ、かつ前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導するように設けられていることを特徴とする。
遮光性を有する導電パターンを、光源からの光を遮光するように設け、かつキートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導することにより、この導電パターンをESD防止のためのみならず、遮光の役割を持たせることが出来る。
また、本発明に係るキーシート形成方法は、キーベースを形成後、このキーベースにキートップを配置するキーシート形成方法において、前記キーベースを形成後、前記キーベース上の所定位置から、前記キーベースの表面方向の耐電圧が厚さ方向の耐電圧に比べ低い位置を通るように前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンを前記キーベース上に設けることを特徴とする。
これにより、キーベース上の所定位置から、キーベースの表面方向の耐電圧が厚さ方向の耐電圧に比べ低い位置を通るようにキートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンをキーベース上に設けることにより、キートップに印加された静電気を高い確率を持って導電パターンに通すことが出来、基板上で行うESD対策の一部又は全部をキーシート上で行うことができる。
本発明によれば、キーベースに、キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンを設けることにより、基板上で行うESD対策の一部又は全部をキーシート上で行うことができる。
本発明の実施形態を携帯電話機に用いられるキーシートの一例とした場合について図面を参照しながら説明する。なお、同じものや対応するもの、総称できるものについては同じ符号を付して説明する。また、図面において同じものや対応するもの、総称できるものが複数ある場合、その一部について符号を付した。
図1は、本発明に係る一例のキーシート100及びこのキーシート100が配置される基板2を示す分解斜視図である。図2はキーシート100の表面側を示す斜視図である。図3はキーシート100の裏面側を示す斜視図である。
キーシート100は、キーベース1と、このキーベース1上にそれぞれ配置された多方向(カーソル)キー、テンキー及び機能キー等の複数のキートップ3とを有する。また、このキーシート100は基板2上に配置される。
キーベース1は、キートップ3が配置される位置に所定形状の台座1aを備える。そして、この台座1a上にキートップ3がそれぞれ固着されることにより、複数のキートップ3がキーベース1上にそれぞれ配置される。
キーベース1の台座1aの裏面には、押し子1bが設けられている。この押し子1bは、キートップ3の押下に伴って下方に移動するものである。
基板2は図示しない実装された、電子素子や、回路や、メタルドーム2a等によって短絡される接点等を有する。
基板2はフィルム2b(図1の点線で示したもの)によりメタルドーム2aが固定されている。フィルム2bはポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)やポリカーボネイト等により形成される。
また、基板2には、基準電位電極2cが設けられる。基準電位電極2cは金属ピン等により実現される。基準電位電極2cは、たとえば接地線をなす配線パターンであるグランドパターンや、電源線をなす配線パターンである電源パターンなどの基準電位パターン2dに接続されている。基準電位パターン2dは、静電気の誘導を考慮すると特にインピーダンスの低いグランドパターンであるのが好ましい。基準電位パターン2dを設ける場所はどこでも良く、基板2以外に設けても良い。また、例えば基板2の裏面に設けてもよい。
基準電位電極2cは、例えば基板2にキーシート100を配置した際に、キーシート100のキーベース1の後述する導電パターン10に接触又は近傍に位置するように設けられる。基準電位電極2cに誘導された静電気は、基準電位パターン2dに流れる。これによりESDを防止できる。
キートップ3と、押し子1bと、メタルドーム2aとはそれぞれ対応して位置する。キートップ3の押下に伴い押し子1bが下方に移動し、この押し子1bがメタルドーム2aを押圧変形させる。そして、押圧変形されたメタルドーム2aにより、メタルドーム2aの直下の接点を短絡する。この短絡により電気的なスイッチング動作が可能になる。また、メタルドーム2aによりキートップ3押下時のクリック感を得ることが出来る。
キーベース1は、例えば、図3に示すようにキートップ3の操作に伴って動く作動部5がシリコーンゴム等のゴム材又は熱可塑性エラストマー等の弾性材料を用いて形成され、さらに、この作動部とポリカーボネイト樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂などの各種硬質合成樹脂から成る所謂補強板9とが一体に成形されることにより形成される。
この場合、キートップ3を配置する位置に貫通孔(図3では、作動部5が設けられる部分)を設けた補強板9を形成後、この貫通孔に、シリコーンゴム等のゴム材又は熱可塑性エラストマー等の弾性材料を用いて作動部5を射出成形する。射出成形後、シリコーンゴム等のゴム材又は熱可塑性エラストマー等の弾性材料が冷えて固まると、作動部5は補強板9と熱融着して一体化する。作動部5の詳細については図5で説明する。
なお、貫通孔は複数のキートップ3に対して一つ設け、ここに作動部5を設けても良い。貫通孔の大きさや形状は適宜変更し得る。また、キーベース1は、シリコーンゴム等のゴム材又は熱可塑性エラストマー等の弾性材料から1枚のシート状に一体成形したものを用いても良い。キーベース1を薄型のPET等のシート材により形成してもよい。
なお、前記の補強板に金属を用いることも可能である。金属を補強板9に用いる場合、ここにキートップ3等に印加された静電気が飛ばないように、作動部5だけではなく補強板9の表面(表裏両面を覆っても良い。)もシリコーンゴム等のゴム材又は熱可塑性エラストマー等の弾性絶縁材料で覆うように形成する。
メタルドーム2aは、ポリドーム、マイクロスイッチ等のクリック感を発生させる他のスイッチ部に適宜変更可能である。
キートップ3は、ポリカーボネイト樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂などの硬質樹脂などの各種合成樹脂や各種ガラス等の透光性を有する材料等により形成される。キートップ3は、それぞれキーベース1上の所定の位置に粘着剤、粘着テープや接着剤などによって固着されることにより配置される。また、キートップ3の表面又は裏面には、印刷又は塗装等により数字、文字、記号又は絵柄等が表現される。
押し子1bは、キーベース1と同じ材料で一体的に形成しても良いし、キーベース1とは別にシリコーンゴム、各種熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、UV硬化樹脂等を材料として形成してから後でキーシート1に粘着剤、粘着テープや接着剤などを用いて固着させても良い。また、押し子が例えばメタルドーム2a側に設けられている等の場合には、押し子1bを設けなくても良い。
なお、キーシート100が、照光式キーシート(所定の光源によりキートップ等が照明されるもの)である場合、上記のキーベース1、上記のキートップ3、上記キーベース1の台座1a及び押し子1bを含む作動部5、上記の粘着剤、粘着テープや接着剤は適宜透光性を有するものとする。
キーベース1には、キートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する導電パターン10が設けられている。静電気は導電パターン10を通り、基準電位電極2cに誘導される。導電パターン10の材料、形成方法等については後述する。
導電パターン10はキートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導するものであり、キーベース1上に設けられるため、キートップ3に印加された静電気を、基板2に落とすことなくこの導電パターン10を通し基準電位電極2cに誘導できる。つまり、基板2上に静電気が落ちることを防止できる。そして、基板2上で行うESD対策の一部又は全部を、キーシート1上で行うことが可能となる。
さらに、基板2上に多くの静電気誘導パターンを設ける必要も無くなる。これにより、基板2が複雑化してしまう不都合を防ぐことが出来、静電気誘導パターンを多数基板2上に設けても、設けた数の割にESDの防止効果が十分得られないという不都合も解消できる。
さらに、キーシート1上でESD対策を行うことにより、より高い確率でESDを防止できる。キーシート1上でESD対策を行えば、基板2上でのESD対策よりも静電気のキーシート1上での移動距離も少なくなるため、静電気の移動予想がし易くなるからである。
導電パターン10は例えば、キーベース1の縁部に沿って設けられる。さらにこれに加えて又はこれに代えて、導電パターン10は例えば、キーベース1の一又は複数のキートップ3が位置する領域を囲むようにして設けられる。
この導電パターン10の形状の一例について図4を参照して説明する。図4はキーベース1の平面図である。
導電パターン10は、図4に示すように、キーベース1の縁部に沿った形状(符号10a)を有し、かつキーベース1の一つのキートップ3が位置する領域それぞれを囲む形状に設ける(符号10b)。なお、この場合、操作キーのキートップすなわち確定キートップとリングキートップとは全体として一つのキートップとする。
キーベース1の縁部に沿って設けた導電パターン10aにより、キートップ3(特に、図面4の上部にあるキートップや下部にあるキートップ)に印加された静電気が、キートップ3上を移動し、キートップ3の端からキーシート1上に落ち、このキーシート1上を移動して、このキーシート1の端から基板2上に落ちるのを防ぐことが出来る。
すなわち、キートップ3に印加された静電気がキーシート1の端に移動しても、導電パターン10aにより、静電気を基準電位電極2cに誘導することが出来、基板2上に静電気が落ちるのを防ぐことが出来る。
キーベース1の一つのキートップ3が位置する領域それぞれを囲むようにして設けた導電パターン10aにより、キートップ3に印加された静電気は、キートップ3上を移動し、キーシート1上に落ち、このキーシート1上を移動して、このキーシート1の端から基板2上に落ちる又はこのキーシート1中を通り抜け基板2上に落ちるのを防ぐことが出来る。
すなわち、キートップ3に印加された静電気がキートップ3上を移動し、キートップ3の端からキーベース1上に落ちても、導電パターン10bにより静電気を基準電位電極2cに誘導することが出来、静電気がこのキーベース1上を移動して、このキーベース1の端から基板2上に落ちる又はこのキーベース1中を通り抜け基板2上に落ちるのを防ぐことが出来る。なお、後述のように、導電パターン10をキーベース1の複数のキートップ3が位置する領域を囲むようにして設けても同様の効果が得られ得る。これらの効果は、近年の薄型化されたキーシート、すなわち、キートップとキーベースが薄型化したことによってそれぞれが有する耐電圧が低くなってしまったキーシートにおいて、特に有効に機能する。
ここで、キートップ3、キーベース1、基板2及び導電パターン10b等について図5を用いて説明する。図5はキーシート100を基板2に配置したキーユニットの拡大断面図である。
キーベース1は、例えば、ゴム状弾性を有する柔軟な材料からなる作動部5と補強板9とが一体に成形されている。そして、作動部5は台座1aと押し子1bと薄肉部7とを備える。
キーベース1は、基板2と当接するように配置されている。キーベース1及び基板2を電子機器に組み込むときに、キーベース1や基板2がずれないようにそれぞれを組み込む電子機器の筐体と固定すると良い。粘着剤、粘着テープ、接着剤等によりキーベース1を基板2と固着させることにより配置してもよい。
押し子1bは、メタルドーム2aと当接している。また、キートップ3の裏面には、数字、文字、記号又は絵柄等が表現(抜き文字を含む)されている印刷層12が設けられている。台座1a上には、キートップ3が配置される。すなわち、キートップ3は印刷層12を介して粘着剤、粘着テープや接着剤(符号11)により固着されている。
なお、キートップ3は台座1a上に当接させることにより配置しても良い。この場合及び前述したように補強板を用いないでキーベース全体を弾性材料によって形成した場合には、キーシート100を組み込む携帯電話機等に仕切り桟を設け、キートップ3の下部にはこの仕切り桟に当接させるフランジを設ける必要がある。
キートップ3を押下げると、薄肉部17が変形してキートップ3及び台座1aが下方に移動する。これに伴い、押し子1bが下方に移動し、メタルドーム2aを押圧変形させる。
ユーザ等によりキートップ3に静電気が印加されると、静電気はキートップ3上を移動し、キートップ3の端からキーベース1上に落ちる(図5の矢印A参照)。しかし、静電気が落ちるキーベース1上の場所には、キートップ3が位置する領域を囲むようにして設けた導電パターン10bが設けられている。この導電パターン10bにより、静電気を基準電位電極2cに誘導することが出来るため、静電気がこのキーベース1上を移動して、このキーベース1の端から基板2上に落ちる又はこのキーベース1中を通り抜け基板2上に落ちるのを防ぐことが出来る。
導電パターン10をキーベース1の一つのキートップ3が位置する領域それぞれを囲むようにして設ける場合(符号10b)、図5のようにキートップ3の端がこの導電パターン10bと重なるように設けることが望ましい。すなわち、少なくともキートップ3の端部に導電パターン10bが潜り込むように導電パターン10bを設けると良い。
これにより、キートップ3の端から落ちた静電気を導電パターン10b上に落とすことが出来る。また、導電パターン10bが遮光性を有する場合、遮光の効果も十分得られる。なお、後述のようなキーベース1の複数のキートップ3が位置する領域を囲むようにして導電パターン10が設けられる場合も同様である。
この導電パターン10は、導電インク等の導電材料を用いてスクリーン印刷等の印刷によって形成する。導電パターン10は、予めアルミ箔、銅箔等により所定の形状に形成された導電体等を粘着剤、粘着テープや接着剤を用いてキーシート1に貼り付けたものとしても良く、また、蒸着、スパッタリング等の成膜方法を用いて適宜な金属の膜で所定のパターンに形成しても良い。この導電パターン10の材料、形成方法は上記に限らず適したものを採用できる。
印刷、蒸着、スパッタリング等の成膜方法または貼り付けにより導電パターン10を設ける場合、容易に導電パターン10を設けることが出来るため、基板2上で行うESD対策よりも容易にESD対策が可能となる。
また、導電パターン10が下記の遮光性を有する場合、装飾目的で光を透光させたい領域について導電パターン10内に所定形状の貫通孔を設けても良い。これにより、導電パターン10が設けられたキーベース1は装飾目的の光を透光させることが出来る。また、導電パターン10が下記の遮光性を有する場合、キートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する形状の導電パターン10以外の導電パターンを余計な光が漏れないように適宜設けても良い。
導電インクには例えばカーボンや銀等を含有するものがある。また、導電インクは、これらを適宜シリコーンオイル等の溶剤で薄めたものも該当する。キーシート100が柔軟性を有する場合、導電パターン10にも柔軟性を持たせるために導電インクを導電パターンに用いることが望ましい。
導電パターン10の膜圧は適宜決定し得る。また、導電パターン10の形状は適宜変更し得る。例えば、導電パターン10をキーベース1の複数のキートップ3が位置する領域それぞれを囲むようにして設けてもよい。
導電パターン10bの形状については、長方形のもの(テンキー等のキートップ3の位置する領域を囲むようにして設けた導電パターン10b)を円環形状としてもよいし、円環形状のもの(操作キーのキートップ3の位置する領域を囲むようにして設けた導電パターン10b)を長方形としてもよい。
導電パターン10bの形状は基本的にキートップ3の周囲を囲みかつこのキートップ3の端とある程度の幅を持って重なるような形状にするとよい。これにより、キートップ3に印加された静電気がキートップ3の端からキーベース1上に落ちたとき、この静電気を導電パターン10bに確実に通すことが出来る。
なお、導電パターン10に遮光性を持たせることにより(例えば図4の導電パターンに遮光性を持たせる。)、キーシート100を照光式キーシートとした場合に、キートップ3とキートップ3の間から漏れる余計な光の漏れを防止できる。すなわち、導電パターン10にESD防止のためのみならず、遮光の役割を持たせることが出来る。導電パターン10に遮光性を持たせるには、例えばカーボンブラックを含んだ導電インク等の遮光性を有する材料により導電パターン10を形成すればよい。
導電パターン10が遮光性を有する場合、導電パターン10をキートップに印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する形状及び光源からの光を遮光したい所望の形状に設ける。すなわち、導電パターン10を、光源からの光を所定の位置において遮光するように設け(キートップ3とキートップ3の間に設け)、かつキートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導するように設ける。
これにより、導電パターン10にESD防止のためのみならず、遮光の役割を持たせることが出来る。例えば、キーベース1上の、光を透光させたい領域であるキートップ3直下の領域や装飾目的で光を透光させたい領域以外の部分全体に導電パターン10を設ける。
また、従来からある所定形状の遮光層(所定の光源からの光が余計な部分から漏れないように光を遮光するもので、キーベースに直接印刷等して形成するものやキーベースとは別体で設けられるものを含む。以下同じ)を導電パターン10とすることも出来る。すなわち、従来から存在する遮光層の形状が、キートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する形状及び光源からの光を遮光したい所望の形状になっている場合がある。
従来から存在する遮光層の形状が、キートップ3に印加された静電気を基準電位電極2cに誘導する形状及び光源からの光を遮光したい所望の形状になっている場合、遮光層の材料を遮光性及び導電性のある材料に変えるだけで遮光が可能となり、ESD対策もできる。
この所望の形状になっている場合とは、例えば、キーベース1上の、光を透光させたい領域であるキートップ3直下の領域や装飾目的で光を透光させたい領域以外の部分全面に遮光層を設けた場合や、図4に示すようなキートップ3とキートップ3の間やキーベース1の縁部などに遮光層を設けた場合である。
なお、(1)静電気は、抵抗値の低い方に流れる性質があるため、例えば導電パターン10の抵抗値等がキーベース1の厚さ方向の抵抗値よりも低くする必要がある。これは、導電パターン10の材料や幅や膜圧等により調整できる。キーベース1の厚さ方向の抵抗値は、キーベース1の厚さ方向のキーベース1自身の抵抗値や、キーベース1表面から基板2に設けられたメタルドーム2a等のスイッチ部、回路や電子素子等までの抵抗値(例えばキーベース1、フィルム2aや空気の抵抗値が関係する)等が該当する。
なお、キーベース1は絶縁材料により形成されるため、通常は導電パターン10のほうが低くなる。
さらに、導電パターン10から基準電位電極2cが離れている場合があるが、この場合、空気の電気抵抗も考慮する必要がある。このため、基準電位電極2cを導電パターン10になるべく近付けておく必要がある。また、アルミ箔等により、導電パターン10と基準電位電極2cを接続しても良い。
基準電位電極2cが導電パターン10から離れすぎると、導電パターン10から基準電位電極2cまでの抵抗がキーベース1の抵抗よりも大きくなり、静電気がキーベース1を通過してしまう場合がある。
(2)静電気がキーベース1中を通り抜けるか、キーベース1上を移動するかは、キーベース1上の所定位置から導電パターン10までのキーベース1の表面方向の耐電圧やキーベース1上の所定位置からキーベース1の厚さ方向の所定位置までの耐電圧により分かれる。
キーベース1の厚さ方向の耐電圧とは、キーベース1の所定位置におけるキーベース1自身の表面から裏面にかけて(厚さ方向)の耐電圧、キーベース1の表面の所定位置から基板2までの耐電圧、又はキーベース1の表面の所定位置から基板2に設けられたメタルドーム2a等のスイッチ部や回路や電子素子等までの耐電圧等が該当する。キーベース1の所定位置におけるキーベース1自身の表面から裏面にかけて(厚さ方向)の耐電圧を採用する場合は、キーベース1が基板2の回路等に当接している場合に考慮するか、又は設計上の都合で考慮する。
この耐電圧は例えば、キーベース1(補強板も含む)自身の表面から裏面にかけて(厚さ方向)の耐電圧はもちろんのこと、キーベース1の裏面から基板2までの空気の耐電圧、キーベース1の裏面から基板2に設けられた回路や電子素子等までの空気の耐電圧、基板上のフィルム2bの厚さ方向の耐電圧等が関係する。
上記のキーベース1上の所定位置から導電パターン10までのキーベース1の表面方向の耐電圧は、キーベース1の所定の位置から導電パターン10までの空気の耐電圧等が該当する。
静電気がキーベース1中を通り抜けることを防止するには、すなわち、キートップ3に印加された静電気が基板2上に落ちることを防止するには、キーベース1上の所定位置から、キーベース1の表面方向の耐電圧が厚さ方向の耐電圧に比べ低い位置を通るようにキートップ3に印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターン10をキーベース1上に設けるとよい。
キーベース1上の所定位置とは、例えば、キートップ3の所定位置に対応するキーベース1の表面の所定位置をいう。キーベース1の表面の所定位置は、例えばキートップ3の中心、または、静電気が落ちるキーベース1上のキートップ3の端部直下の位置が該当する。また、キーベース1の所定位置におけるキーベース1自身の表面から裏面にかけて(厚さ方向)の耐電圧を考慮する場合の所定位置については、図5における薄肉部7等の耐電圧が最も低い位置としても良いし、補強板9の耐電圧が低ければ補強板9の設けられた位置としても良い。
なお、キーベース1の厚さ方向の耐電圧には、表面方向の耐電圧も適宜含めるものとする。
例えば、キーベース1の表面の所定位置(静電気が落ちるキートップ3の端直下の位置)から基板2に設けられたメタルドーム2a等のスイッチ部までの耐電圧の場合、前記所定位置に落ちた静電気はキーベース1の表面を移動し、薄肉部7を通り抜け、その下の空気を伝って基板2のメタルドーム2aに落ちる場合がある(図5参照、但し導電パターン10は設けられていないものとする)。
この場合、キーベース1の厚さ方向の耐電圧は、キーベース1の表面の所定位置(静電気が落ちるキートップ3の端直下の位置)から基板2に設けられたメタルドーム2a等のスイッチ部までの耐電圧であり、キーベース1の表面(空気)や薄肉部7の下の空気についても耐電圧を考慮するに当たって対象となる。
キートップ3の所定位置に対応するキーベース1上の位置から、キーベース1の厚さ方向の耐電圧(単位:kv)にキーベース1(つまり絶縁物)の表面を1kvの静電気が走る距離を乗じた距離以内のキーベース1上の位置を通るように導電パターン10を設けるとよい。
例えば図5では導電パターン10bがキートップ3の端部直下にあるため、静電気が落ちるキーベース1上のキートップ3の端直下の位置から上記距離以内のキーベース1上の位置を通るように導電パターン10bが設けられていることになる。
例えばキーベース1にシリコーンゴムを採用し、キーベース1の厚さ方向の耐電圧を、キーベース1の所定位置におけるキーベース1自身の表面から裏面にかけて(厚さ方向)の耐電圧とした場合、シリコーンゴムの耐電圧は厚さが0.1mmで約3.5kVである。また、絶縁物の表面を静電気が走る際の耐電圧(空気の耐電圧に略該当する。)は、1mmで約1kVである。
シリコーンゴムの厚さが0.1mmで印加される静電気の電圧を3.5kv以上とした場合は、キートップ3の所定位置に対応する前記キーベース1上の位置から3.5mm以内に導電パターン10を設けないと、静電気がキーベース1中を通り抜けてしまう場合がある。
また、シリコーンゴムの厚さが0.2mmで印加される静電気の電圧を7kv以上とした場合は、キートップ3の所定位置に対応する前記キーベース1上の位置から7mm以内に導電パターン10を設けないと、静電気がキーベース1中を通り抜けてしまう場合がある。
例えば、上記キーベース1上の位置をキートップ3の中心とした場合、キーベース1にシリコーンゴムを用い、厚さが0.1mmの場合、図4において、導電パターン10bは、キートップ3の中心に対応するキーベース1上の位置から3.5mm以内を通るように導電パターン10bを設ける。
3.5mm以内を通るようにとは、例えば、キートップ3の中心の位置を中心としてこの位置から3.5mm以内の領域をこの3.5mm以内の距離で図4の導電パターン10bのような形状で囲むようにする。
このように導電パターン10を設けることにより静電気がキーベース1中を通り抜けてしまう事を防ぐことが出来る。
本発明を実施する場合(導電パターン10の材料や形状や膜圧等、キーベース1の材料、厚さ等の諸条件決定する場合)、上記(1)及び(2)を考慮するとより確実にESDを防止できる。
特に、キーベース形成後、キートップの配置前に、キーベース1上の所定位置から、キーベース1の表面方向の耐電圧が厚さ方向の耐電圧に比べ低い位置を通るようにキートップ3に印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターン10を前記キーベース1上に設けることにより、キートップ3に印加された静電気を高い確率を持って導電パターン10に通すことが出来、基板上で行うESD対策の一部又は全部をキーシート上で行うことができる。
本発明に係る一例のキーシート及びこのキーシートが配置される基板を示す分解斜視図である。 キーシートの表面側を示す斜視図である。 キーシートの裏面側を示す斜視図である。 キーベースの平面図である。 キーシーットを基板に配置したキーユニットの拡大断面図である。
符号の説明
1 キーベース
2 基板
2c 基準電位電極
3 キートップ
10 導電パターン
100 キーシート

Claims (5)

  1. キーベースと、該キーベースに配置されたキートップとを有するキーシートであって、
    前記キーベースには前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンが設けられていることを特徴とするキーシート。
  2. 前記導電パターンは、前記キーベースの縁部に沿って設けられていること及び又は前記キーベースの一又は複数の前記キートップが位置する領域を囲むようにして設けられていることを特徴とする請求項1記載のキーシート。
  3. 前記導電パターンは、遮光性を有することを特徴とする請求項1又は2記載のキーシート。
  4. 前記導電パターンは、遮光性を有し、光源からの光を所定の位置において遮光するように設けられ、かつ前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のキーシート。
  5. キーベースを形成後、このキーベースにキートップを配置するキーシート形成方法において、前記キーベースを形成後、前記キーベース上の所定位置から、前記キーベースの表面方向の耐電圧が厚さ方向の耐電圧に比べ低い位置を通るように前記キートップに印加された静電気を基準電位電極に誘導する導電パターンを前記キーベース上に設けることを特徴とするキーシート形成方法。
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