JP2007194005A - 固体酸化物形燃料電池発電システムとその運転制御方法 - Google Patents

固体酸化物形燃料電池発電システムとその運転制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力変動時のセル温度を安定化することで、出力応答性とセル発電性能を向上させ、システムの信頼性と安全性を改善する。
【解決手段】燃料改質器と、セル集合体である燃料電池と、燃料電池発電システムの操作量である燃料、空気及び給水の流量を調整する制御装置を備え、制御装置は目標出力に対応して操作量の基準値を決定する基準流量指令値手段と、前記目標出力に基づいて出力変化率を演算する出力変化率演算手段と、出力変化率に応じて空気若しくは給水の基準流量指令値を補正する第1補正手段と、セル出口空気温度に応じて空気若しくは給水の基準流量指令値を補正する第2補正手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池発電システム及びその運転制御方法に関する。
近年、クリーンで高効率な分散電源の一つとして燃料電池発電システムが注目されている。なかでも、高温で動作可能な固体酸化物形燃料電池発電システムは業務用から産業用など適用範囲が広く、将来の電源、あるいは電熱併給システムとして多分野で期待されている。しかしながら、このような適用分野においては一般に負荷変動が激しく、システムには高頻度(数10回〜数100回/月)で且つ大幅な出力変更(定格出力の20〜50%幅)が要求される。そのため、システムは急速な出力変化要求時でも高い出力応答性を備え、高い発電効率と、高い耐久性を兼ね備えることが重要となっている。
固体酸化物形燃料電池発電システムは、燃料電池のセルにおけるカソード側に供給された空気中の酸素がイオン化され電解質を透過してアノードに達し、アノード側に供給された水素と反応することで起電力を発生する仕組みを利用したものである。この場合、アノードに直接、水素を供給しても良いが、都市ガスや灯油に蒸気を混合した原料を予め改質器に通すことで水素リッチな改質ガスに転換し、これを燃料として使用する方法が一般的である。
このような固体酸化物形燃料電池発電システムにおいて、特に重要となるのが出力変化に伴うセル温度の変動である。一般的な固体酸化物形燃料電池はセル温度が800〜1000℃と高温で運転されるため、セル温度とその変動は燃料電池の出力応答性を高める上で最も留意すべき運転制限要因の一つである。
燃料電池の運転制御においては、基本的には出力の増減に対応してセル電流を増減するが、セル電流の増減により電気抵抗によるジュール発熱量が増減する。このジュール発熱量の変動に対応してセル温度も変動する。温度が異常に高くなったり、その変化幅や変化速度が大きくなったりすると、セル寿命が急激に低下する恐れがある。そのため、出力調整時にはセル温度の変動を抑えることが極めて重要であり、これが出力応答性を左右することにもなる。また、出力低下時は電流を低下させることでジュール発熱量も低下し、セル温度が低下する。セル温度が低下すると電気抵抗が高くなるためジュール発熱量は出力低下ほどには低下せず、それだけ発電効率が低下することになる。さらに、セル温度の変動はセル自身の耐久性を低下させるばかりでなく、排ガス温度の変動を招くことにより、排ガスの熱ネルギー回収を目的とした熱交換器など他のシステム機器の耐久性をも損なう恐れがある。
以上述べたような特性を有する燃料電池システムにおいて、セルの過熱や温度変動を如何に防止するかは制御装置を設計する上で極めて重要な課題である。
固体酸化物形燃料電池発電システムの制御方法に係る従来技術としては、セル温度に基づいてカソードに供給する空気の流量を調整し、セル温度の過熱を防止する方法があり、例えば特許文献1に記載されている。また、セル温度に基づいてカソードに供給する空気温度を調整して、セル温度を安定化する方法があり、例えば特許文献2に記載されている。また、計測した電流値に基づいてカソードに供給する空気の温度を調整して、セル温度を安定化する方法があり、例えば特許文献3に記載されている。
特開2002−260697号公報 特開2003−115315号公報 特開2004−349214号公報
しかしながら、前述の従来技術は、セル温度を直接計測するため、セルの発電性能に悪影響を及ぼすという問題、或いは空気温度を調整するのに時間を要するため、出力変化率が十分小さい場合はセル温度を安定化することは可能であるが、急速な出力変化要求に即応できないという問題がある。
本発明の目的は、セル温度を直接計測する方法を採らずに、出力応答性及びセルの発電性能を向上させることができる固体酸化物形燃料電池発電システムとその運転制御方法を提供することにある。
本発明の固体酸化物形燃料電池発電システムは、燃料改質器と、セルの集合体である燃料電池と、セルのアノードに供給される燃料とカソードに供給される空気及び燃料改質に使用される給水の流量を調整する制御装置を具備する。制御装置は、目標出力指令値を発生する目標出力設定手段と、前記目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令手段とを有する。更に、制御装置は、前記目標出力指令値に応じて出力変化率を演算するための出力変化率演算手段と、出力変化率演算手段で得られた出力変化率に応じて空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正するための第1の補正手段を備える。好ましくは、更にセル出口空気温度に応じて空気流量と吸水流量の一方を補正するための第2の補正手段を備える。
本発明の運転制御方法は、前記固体酸化物形燃料電池発電システムの制御装置により、目標出力指令値を発生する目標出力設定ステップと、目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令ステップと、目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令ステップと、目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令ステップを実行し、更に、前記目標出力指令値に基づいて出力変化率を演算し、得られた出力変化率に応じて空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する第1の補正ステップを実行することを特徴とする。好ましくは、更に、セル出口空気温度に応じて空気流量若しくは給水流量を補正する第2の補正ステップを実行することを特徴とする。
本発明によれば、出力変動時のセル温度を安定化することができ、固体酸化物形燃料電池発電システムの出力応答性とセルの発電性能を向上することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。但し、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態において、燃料電池機器本体は、燃料と給水を受けて燃料と蒸気の混合ガスを生成するための燃料予熱器と、大気から取り込んだ空気を予熱するための空気予熱器と、前記混合ガスを水素リッチの改質ガスに転換する改質器と、改質ガスと空気を受けて直流電力を発生する固体酸化物形セルの集合体である燃料電池と、発生した直流電力を交流電力に変換するための電力変換器を有する。また、付属設備として、燃料の流量を調整するための燃料流量調整弁と、空気の流量を調整するための空気ブロアと、給水の流量を調整するための給水ポンプを有する。本実施形態では、更に、機器全体を制御するための制御装置が備えられる。制御装置には目標出力指令値を発生する手段と、目標出力指令値に基づいて燃料流量指令値、空気流量指令値、給水流量指令値を発生するための各指令手段が備えられる。
空気流量指令手段若しくは給水流量指令手段は、目標出力指令値に応じて基準空気流量指令値若しくは基準給水流量指令値を出力するとともに、出力変化率を求め、出力変化率に応じて空気流量若しくは給水流量の第1の補正値を求める。さらに、計測したセル出口空気温度に応じて空気流量若しくは給水流量の第2の補正値を求める。そして、これらの補正値を、基準空気流量指令値若しくは基準給水流量指令値に加算する。
この構成により、前記空気流量指令手段または給水流量指令手段では目標出力指令値に応じた定常バランス条件を満足する基準空気流量指令値または給水流量指令値と、出力を変更する場合の過渡特性を考慮した空気流量補正値若しくは給水流量補正値を決定できる。即ち、出力上昇時には空気流量若しくは給水流量を基準流量指令値よりも多くなるように補正することで、セル温度の上昇を抑制することができる。これにより、セルの異常高温化と温度変動を抑制できるため、セル及びシステム機器の耐久性を向上できる。
逆に、出力降下時は空気流量若しくは給水流量を基準流量指令値よりも少なくなるよう補正することで、セル温度の低下を抑制することができる。これにより、セルの温度変動を抑制できるため、セル及びシステム機器の耐久性を向上でき、また、セル温度低下による電気抵抗の増大も防止できるため、ジュール発熱の抑制により高い発電効率を維持することも可能となる。
最初に、図1を用いて、本発明の実施形態による固体酸化物形燃料電池発電システムの構成について説明する。なお、固体酸化物形燃料電池のセル構造としては、主として円筒型と平板型が提案されているが、両者とも基本的な動作原理は同じであり、以下の実施形態では、円筒型を例にして説明する。また、以下では固体酸化物形燃料電池発電システムを単純に燃料電池発電システムと呼ぶことにする。
図1は、本発明の実施形態による燃料電池発電システムの機能を説明するための構成図である。最初に、本実施形態の燃料電池発電システムのうち制御装置200を除く破線で示す燃料電池機器本体100の働きについて説明する。
まず、燃料1である都市ガス若しくは灯油(以下、単に燃料と呼ぶ)は燃料タンク2より、給水3は給水タンク4より供給される。両者は混合され燃料予熱器5に送られ、給水は蒸気となり、改質器6にて水素リッチで高温の改質ガス7に転換される。この改質ガス7は燃料電池8に供給される。一方、大気から取り込まれた空気9は空気予熱器10にて予熱されたのち燃料電池8に供給される。
本実施例の燃料電池8は、複数の円筒型セル11で構成され、セルの外側がアノード、内側がカソードになっている。改質ガス7は燃料電池8の下方から送入されアノードに沿って上昇し、上部のチャンバ12に排出される。また、空気9は上部のマニホールド13に送入され、ここで複数に分流し、各セルの内部に配置された円筒状の空気導入管14の内部を予熱されながら下降し、空気導入管から出たのちセル内側のカソードに沿って上昇し、上部のチャンバ12に抜ける。チャンバ12に抜けた空気は、ここでアノードを通過した改質ガスと合流する。
アノードとカソードの間には電解質膜があり、カソード側を通過する空気中の酸素は電解質膜の働きでイオン化され電解質を透過してアノードに達し、アノードに供給される改質ガス7に含まれる水素と反応することで起電力を発生する。発生した直流電力Lは電力変換器15により交流電力Lに変換され、負荷16に供給される。尚、本図では明示していないが、通常、複数のセルは並列接続と直列接続の組合せで必要な電圧と電流を得ることができるように構成されている。したがって、端子電圧は直列接続セル数に依存し、端子電流は並列接続セル数に依存する。
負荷16が直流電力を要求するものであれば、電力変換器15は直流から交流への変換は不要であるが、端子電圧Vは出力により変化するため、電圧変換機能が必要となる。また、負荷に供給する出力電力Lは電力変換器15における変換損失だけ端子電力Lよりも小さくなる。
燃料1、給水3及び空気9の各流量は、それぞれ燃料流量調整弁17の開度、給水ポンプ18及び空気ブロア19の速度により調整される。改質ガス7はアノードを通過しながら発電に寄与することで水素濃度が低下するが、或る程度の水素は残存する。また、同じくチャンバ12に排出された空気も或る程度の酸素が残存するので、残存水素と空気は燃焼により再び高温ガスとなり、この高温ガスはマニホールド13に供給された空気を加熱する。チャンバ12から排出された高温ガスは空気予熱器10に送られる。この高温排ガスのエネルギーにより空気が予熱されマニホールド13に送入される。さらに、空気予熱器10からの排出ガスも燃料予熱器5に導かれ、燃料予熱に利用されたのち、排ガスブロア20によりシステム外に排出される。
このように、排熱を回収して再利用する理由は、燃料電池8において一定以上の効率を維持して安定な発電をするために、アノード側出口の水素とカソード側出口の酸素を一定以上の濃度に保つことが必要となるからである。そのため、供給された水素と酸素の全てを発電に使わず、或る程度の水素と酸素を残してチャンバ12に排出することになる。
次に、図1の二点鎖線で囲んだ制御装置200の働きについて説明する。ここでは制御装置の働きを理解し易くするために各制御要素をブロックで示したが、実際には燃料電池機器本体100と同一パッケージ内、若しくはその近傍等に配置されたコントローラで実現されている。
まず、基本的な働きについて説明する。制御装置200において目標出力設定手段21から目標出力指令値LR0が発せられると、燃料流量指令手段26から目標出力指令値LR0に対応した燃料流量指令値FFRが発せられる。この目標出力指令値LR0は通常、出力を目標値まで一定の変化率で変化させるための時間関数として与えられる。燃料流量指令値FFRは目標出力指令値LR0に静特性的に対応する定常バランス条件であり、定常運転時に出力LR0を得るのに必要な燃料流量FFRに対応する。これが瞬時燃料流量指令値FFRとして燃料流量調整弁17に対する弁開度指令手段27に与えられる。弁開度指令手段27は燃料流量指令値FFRに対応して燃料流量調整弁17に弁開度指令値AFVを出力する。
基準空気流量指令手段22からは、目標出力指令値LR0に対応した基準空気流量指令値FAR0が発せられる。基準空気流量指令値FAR0は目標出力指令値LR0に静特性的に対応する定常バランス条件である。即ち、定常運転時に出力LR0を得るのに必要な空気流量と対応する。後述の空気流量補正手段が無い場合は、これが瞬時空気流量指令値FARとなり、空気ブロア19に対応するブロア速度指令手段23に与えられる。ブロア速度指令手段23は瞬時空気流量指令値FARに対応して空気ブロア19にブロア速度指令値NABを出力する。
また、目標出力指令値LR0が発せられると、基準給水流量指令手段24から目標出力指令値LR0に対応した基準給水流量指令値FWR0が発せられる。この基準給水流量指令値FWR0は目標出力指令値LR0に静特性的に対応する定常バランス条件である。即ち、定常運転時に出力LR0を得るのに必要な給水流量に対応する。後述の吸水流量補正手段が無い場合は、これが瞬時給水流量指令値FWRとなり、ポンプ速度指令手段25に与えられる。ポンプ速度指令手段25は瞬時給水流量指令値FWRに対応して給水ポンプ18に速度指令値NWPを出力する。
一方、目標出力指令値LR0は電力変換器制御手段28に与えられ、電力変換器制御手段28では、これを満たすような瞬時電流指令値ICRを電力変換器15に指令する。即ち、電力変換器制御手段28では燃料電池8の端子電圧Vを入力して、ICRなる瞬時電流指令値ICR(= LR0/η)を発生する。この場合、ηは電力変換器15の変換効率であり、前述のように変換損失分を勘案したものである。
次に、制御装置200における本発明の特徴的な制御要素の働きについて説明する。出力変化率演算手段29は目標出力指令値LR0の変化の速さ、即ち時間微分値としての出力変化率dLR0/dtを求める働きをする。本実施形態において、この出力変化率d LR0/dtは空気流量指令手段50と給水流量指令手段150にて使用される。
まず、空気流量指令手段50について、その機能を説明する。空気流量指令手段50は、基準空気流量指令手段22と空気流量補正手段30と加算手段31から構成されており、次のような機能を有する。
空気流量補正手段30は出力変化率dLR0/dtに応じて空気流量第1補正値FAR1を求める働きをする。本実施形態において、空気流量第1補正値FAR1は出力変化率dLR0/dtの関数で定義され、出力変化率dLR0/dtが正のときは正の値が、負の場合は負の値が出力される。この空気流量第1補正値FAR1は加算手段31により基準空気流量指令値FAR0に加算され、更に後述のセル出口空気温度制御手段250から出力される空気流量第2補正値FAR2が加算手段35で加算されて瞬時空気流量指令値FARとなる。
更に具体的に説明すると、空気流量指令手段50において、目標出力指令値LR0が出力を上げる方向であるときは、定常バランス条件で決まる空気流量、即ち基準空気流量よりも若干多めの空気流量となるように補正される。逆に、目標出力指令値LR0が出力を下げる方向であるときは、基準空気流量より若干少ない空気流量となるように補正される。その結果、カソード側に送入される空気温度は出力上昇時には定常バランス条件で決まる値よりも低くなり、出力降下時には定常バランス条件で決まる値よりも高くなるように働く。これにより、出力上昇時にはセル温度の上昇を抑制し、出力降下時にはセル温度の降下を抑制するように作用する。その結果、セル温度が安定化する。
次に、給水流量指令手段150について、その機能を説明する。給水流量指令手段150は、基準給水流量指令手段24と給水流量補正手段32と加算手段33から構成されており、次のような機能を有する。
給水流量補正手段32は出力変化率dLR0/dtに応じて給水流量第1補正値FWR1を求める働きをする。本実施形態において、給水流量第1補正値FWR1は出力変化率dLR0/dtの関数で定義され、出力変化率dLR0/dtが正のときは正の値が、負の場合は負の値が出力される。この給水流量第1補正値FWR1は加算手段33により基準給水流量指令値FWR0に加算され、更に後述のセル出口空気温度制御手段250から出力される給水流量第2補正値FWR2が加算手段36で加算されて瞬時給水流量指令値FWRとなる。
さらに具体的に説明すると、給水流量指令手段150において、目標出力指令値LR0が出力を上げる方向であるときは、定常バランス条件で決まる給水流量、即ち基準給水流量よりも若干多めの給水流量となるように補正され、目標出力指令値LR0が出力を下げる方向であるときは、給水流量の補正はその逆となる。その結果、アノード側に送入される改質ガスの温度は出力上昇時には定常バランス条件で決まる値よりも低くなり、出力降下時には定常バランス条件で決まる値よりも高くなるように働く。これにより、上記の空気流量補正の場合と同様、出力上昇時にはセル温度の上昇を抑制し、出力降下時にはセル温度の降下を抑制するように作用するため、セル温度が安定化する。
次に、セル出口空気温度制御手段250とその働きについて、図2を用いて説明する。セル出口空気温度制御手段250において、まず、温度検出器34で計測したセル出口空気温度Tとその目標値TASを用いて、減算手段37で求めた偏差に応じて空気流量と給水流量を補正するための補正係数Cを、比例積分微分演算手段39aにより決定する。さらに、計測したセル出口空気温度Tに応じて空気流量と給水流量を補正するための補正係数Cを補正関数38により決定する。次に、補正係数CとCを用いてゲイン40a及び41a、加算手段42及び43、ゲイン44及び45を介して空気流量第2補正値FAR2及び給水流量第2補正値FWR2を決定する。ここで、ゲイン40a及び41aは1よりも小さな正数、ゲイン44及びゲイン45は定格空気流量FARR及び定格給水流量FWRRを用いる。これにより、前記第1補正の場合と同様、出力上昇時にはセル温度の上昇を抑制し、出力降下時にはセル温度の降下を抑制するように作用するため、セル温度が安定化する。
次に、セル温度安定化のためにセル出口空気温度の計測値を使用した理由について説明する。その第1の理由は、セル温度を直接計測する従来方式ではセルの発電性能に悪影響を及ぼすのに対し、本発明のセル出口空気温度を計測する方法はセルの発電性能に何ら影響しないということである。また、第2の理由は、出力変化時のセル出口空気温度Tの挙動はセル温度Tと極めて密接な関係があり、定性的にも定量的にも極めて近い動特性を示すことによる。
次に、制御特性の代表例について、図3を用いて説明する。図3は、出力一定状態にある燃料電池発電システムにおいて、目標出力指令値LR0を時刻tから時刻tまで一定変化率で上昇し、時刻tから時刻tは一定値で保持し、時刻tから時刻tまで一定変化率で降下したときの制御装置200における制御信号の変化と制御結果を示す。
基準空気流量指令値FAR0及び基準給水流量指令値FWR0は、前述のように目標出力指令値LR0に基づき定常バランス条件を満足する値が出力されている。空気流量第1補正値FAR1と給水流量第1補正値FWR1は目標出力指令値LR0の変化率dLR0/dtに応じて変化率の符号と同極性の値が出力されている。即ち、出力変化方向と同方向の補正となる。また、空気流量第2補正値FAR2と給水流量第2補正値FWR2は、セル出口空気温度Tと目標値TASの偏差に応じて、これを安定化する方向に出力されている。その結果、瞬時空気流量指令値FAR及び瞬時給水流量指令値FWRは、基準値に第1補正値と第2補正値が重畳された値となり、セル出口空気温度Tとセル温度Tが安定に制御されている。この結果は、格段に安定化できている。
以上のように、本実施形態によれば、燃料電池発電システムの出力変化時に空気流量と給水流量に対して過渡的な補正制御を施すことにより、セル温度を安定化できるため、出力応答性、発電効率、耐久性のいずれをも向上することができる。
また、本発明の実施形態では、システムの信頼性と安全性が向上するため、長期にわたり高い発電効率と高い稼働率を維持でき、運用コストの大幅低減も可能となる。
実施例1では、制御装置200におけるセル出口空気温度制御手段250において、比例積分微分演算手段39aと補正関数38の両者を併用するものとしたが、図4に示すように比例積分微分演算手段39bのみを有する構成や、図5に示すように補正関数38のみを有する構成としても、本発明はその本質を何ら変えることなく適用可能である。また、さらに図6に示すようにセル出口空気温度制御手段250を省略し、出力変化率dLR0/dtに応じて空気流量第1補正値FAR1と給水流量第1補正値FWR1のみを使用する構成としても、本発明はその目的であるセル温度安定化の効果を大幅に劣化することなく適用可能である。これら3つの実施形態における制御信号と制御結果を、順に図7、図8、図9に示す。図7は、図4に示した実施形態、即ちセル出口空気温度制御手250において比例積分微分演算手段39bのみを適用した場合を示すもので、図3に示した補正関数38も使用した場合と比較して、安定性が若干劣るものの、安定性を維持している。図8は、図5に示した実施形態、即ちセル出口空気温度制御手段250において補正関数38のみを適用した場合を示すもので、図3に示した比例積分微分演算手段39bも使用した場合や、図7の場合と比較して、セル温度が安定するのに若干時間を要しているが、安定性を維持している。図9は、図6に示した実施形態、即ちセル出口空気温度制御手段250を適用しない場合を示すもので、図3に示した比例積分微分演算手段39bも使用した場合や、図7や図8の場合と比較して、セル温度の変動が若干大きく、セル温度が安定する時間も長くなっているが、十分安定な特性となっている。
また、本発明の実施形態では、制御装置200の制御要素として空気流量補正手段30と給水流量補正手段32の両手段を併用するものとしたが、片方のみを有する制御装置としても、本発明はその本質を何ら変えることなく適用可能であり、それぞれの特徴を活かすことができる。例えば、空気流量補正手段30のみを用いる場合はカソード側から温度調整機能が作用し、給水流量補正手段32のみを用いる場合はアノード側から温度調整機能が作用することにより、両者ともセル温度の安定化に寄与する。勿論、両者を併用した方がより安定かつ確実な制御が可能なことは言うまでもない。
また、本発明の実施形態では、制御対象として着目すべきセル温度Tの位置については、燃料電池の種々の設計条件で異なるため敢えて定義しなかったが、基本的にはセル温度が最も高くなる位置、若しくはセルの温度変動が大きくなり易く、熱応力などによる材料強度が問題となる位置に着目するのが望ましい。いずれにしても、本発明の本質を何ら変更されることなく実施できる。
また、本発明の実施形態では、セル出口空気温度Tを制御対象として空気流量及び給水流量の第2補正値を決定したが、必ずしもセル出口の空気温度を制御対象とする必要はなく、セル内のセル出口近傍であればよい。但し、この場合、出力変動時のセル温度と空気温度が類似した動特性を示す部位が計測位置として望ましいことは勿論である。
また、本発明の実施形態では、給水ポンプ18の速度変更により給水流量を調整する方法としたが、このような方法でなくともよい。例えば、配管系統が若干追加されるが、給水ポンプ出口より配管を分岐して改質器6の入口若しくは出口に接続し、給水流量補正量に対応する流量分を直接給水できる構成としても、本発明の本質を何ら変更されることなく実施できる。
また、本発明の実施形態では、燃料電池のセル構造として円筒型のものを対象としたが、平板型セルやその他の構造を持つセルに対しても適用できる。また、燃料電池システムのセル構造として、円筒の内側がカソード、外側がアノードとするものを対象としたが、この逆、即ち内側がアノード、外側がカソードとするセル構造を有する燃料電池システムに対しても適用できる。
本発明によれば、システムの信頼性と安全性が向上するため、長期に亘り高効率と高稼働率を維持でき、燃料費や保守費を最小限にできるため、運用コストを大幅に低減することが可能となる。
本発明の実施形態による燃料電池発電システムの構成と制御装置の機能を説明するための図である。 制御装置におけるセル出口空気温度制御手段を説明するための図である。 燃料電池発電システムの制御動作と効果を説明するための図である。 制御装置におけるセル出口空気温度制御手段において、比例積分微分演算のみを適用した場合を説明するための図である。 制御装置におけるセル出口空気温度制御手段において、補正関数のみを適用した場合を説明するための図である。 制御装置において、セル出口空気温度制御手段を適用しない場合を説明するための図である。 図4に示したセル出口空気温度制御手段による制御動作と効果を説明するための図である。 図5に示したセル出口空気温度制御手段による制御動作と効果を説明するための図である。 図6の場合の制御動作と効果を説明するための図である。
符号の説明
1…燃料、2…燃料タンク、3…給水、4…給水タンク、5…燃料予熱器、6…改質器、7…改質ガス、8…燃料電池、9…空気、10…空気予熱器、11…円筒型セル、12…チャンバ、13…マニホールド、14…空気導入管、15…電力変換器、16…負荷、17…燃料流量調整弁、18…給水ポンプ、19…空気ブロア、20…排ガスブロア、21…目標出力設定手段、22…基準空気流量指令手段、23…ブロア速度指令手段、24…基準給水流量指令手段、25…ポンプ速度指令手段、26…燃料流量指令手段、27…弁開度指令手段、28…電力変換器制御手段、29…出力変化率演算手段、30…空気流量補正手段、31…加算手段、32…給水流量補正手段、33…加算手段、34…温度検出器、35…加算手段、36…加算手段、37…減算手段、38…補正関数、39a…比例積分微分演算手段、39b…比例積分微分演算手段、50…空気流量指令手段、100…燃料電池機器本体、200…制御装置、150…給水流量指令手段、250…セル出口空気温度制御手段。

Claims (4)

  1. 燃料改質器と、固体酸化物形セルの集合体である燃料電池と、前記セルのアノードに供給される燃料とカソードに供給される空気および燃料改質に使用される給水の流量を調整する制御装置とを有し、
    前記制御装置に、目標出力指令値を発生する目標出力設定手段と、前記目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令手段と、前記目標出力指令値に応じて出力変化率を演算する出力変化率演算手段と、前記出力変化率演算手段で得られた出力変化率に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する補正手段を備えたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池発電システム。
  2. 燃料改質器と、前記燃料改質器にて改質された改質ガスと空気を受けて直流電力を発生する固体酸化物形セルの集合体である燃料電池と、前記セルのアノードに供給される燃料とカソードに供給される空気および燃料改質に使用される給水の流量を調整する制御装置とを有する固体酸化物形燃料電池発電システムの運転制御方法において、
    前記制御装置で、目標出力指令値を発生する目標出力設定ステップと、前記目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて出力変化率を演算し、得られた出力変化率に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する補正ステップを実行することを特徴とする固体酸化物形燃料電池発電システムの運転制御方法。
  3. 燃料改質器と、固体酸化物形セルの集合体である燃料電池と、前記セルのアノードに供給される燃料とカソードに供給される空気および燃料改質に使用される給水の流量を調整する制御装置とを有し、
    前記制御装置に、目標出力指令値を発生する目標出力設定手段と、前記目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令手段と、前記目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令手段と、前記目標出力指令値に応じて出力変化率を演算する出力変化率演算手段と、前記出力変化率演算手段で得られた出力変化率に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する第1の補正手段と、セル出口空気温度に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する第2の補正手段を備えたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池発電システム。
  4. 燃料改質器と、前記燃料改質器にて改質された改質ガスと空気を受けて直流電力を発生する固体酸化物形セルの集合体である燃料電池と、前記セルのアノードに供給する燃料とカソードに供給する空気および燃料改質に使用される給水の流量を調整する制御装置とを有する固体酸化物形燃料電池発電システムの運転制御方法において、
    前記制御装置で、目標出力指令値を発生する目標出力設定ステップと、前記目標出力指令値に基づいて燃料流量を決定する燃料流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて空気流量を決定する空気流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて給水流量を決定する給水流量指令ステップと、前記目標出力指令値に基づいて出力変化率を演算し、得られた出力変化率に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する第1の補正ステップと、セル出口空気温度に応じて前記空気流量と給水流量の少なくとも一方を補正する第2の補正ステップを実行することを特徴とする固体酸化物形燃料電池発電システムの運転制御方法。
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