JP2007193888A - 記録装置および方法、プログラム、並びに符号化装置および方法 - Google Patents

記録装置および方法、プログラム、並びに符号化装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化する。
【解決手段】モード対応付け部191は、記録符号化方式またはビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、入力端子またはコンテンツの入力符号化方式に対応付ける。コンテンツモード決定部192は、入力端子または入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードを決定する。符号化制御部195は、決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化を制御する。本発明は、動画像を記録再生する記録再生システムに適用できる。
【選択図】図17

Description

本発明は記録装置および方法、プログラム、並びに符号化装置および方法に関し、特に、コンテンツを符号化できるようにした記録装置および方法、プログラム、並びに符号化装置および方法に関する。
動画像、静止画像、または音声などのコンテンツをハードディスクなどの記録媒体に記録するレコーダが広く使われている。
この場合、記録するコンテンツは、所定の方式で符号化され、圧縮されて記録されることが多い。
従来は、コンテンツによって圧縮比を変えるようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第95/21504号パンフレット
コンテンツを符号化して記録する場合、使用者が、コンテンツの符号化方式とビットレートとを直接指定していた。
しかしながら、符号化方式とビットレートの意味を理解していない使用者にとって適切にこれらを指定することは困難であり、また、面倒でもあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の記録装置は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段と、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段と、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段とを備える。
入力された前記コンテンツを予め定めた符号化の方式で符号化して記録するか、または前記入力符号化方式のまま前記コンテンツを記録するように、前記コンテンツの記録を制御する記録制御手段をさらに設け、前記符号化制御手段は、前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、記録された前記コンテンツの符号化を制御することができる。
前記モードは、記録における前記コンテンツの画素数を決め、決定された前記モードで決められる前記画素数になるように、前記コンテンツを信号処理する信号処理手段をさらに設けることができる。
複数の前記モードのうちの1つにおいて、前記コンテンツを格納するコンテンツ格納媒体に、前記コンテンツの全体が格納されるように前記記録符号化方式および前記ビットレートが決められるようにすることができる。
前記決定手段は、前記使用者からの指示を基に、前記コンテンツについての前記モードを決定することができる。
本発明の第1の側面の記録方法は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御するステップをコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面においては、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つが、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられ、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードが決定され、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化が制御される。
本発明の第2の側面の符号化装置は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段と、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段と、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段とを備える。
前記コンテンツを記録する記録装置への、ネットワークを介して符号化された前記コンテンツの送信を制御する送信制御手段をさらに設けることができる。
本発明の第2の側面の符号化方法は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御するステップを含む。
本発明の第2の側面においては、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つが、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられ、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードが決定され、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化が制御される。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、コンテンツを符号化して記録することができる。
また、本発明の第1の側面によれば、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化して記録することができる。
本発明の第2の側面によれば、コンテンツを符号化することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の記録装置は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段(例えば、図17のモード対応付け部191)と、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段(例えば、図17のコンテンツモード決定部192)と、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段(例えば、図17の符号化制御部195)とを備える。
入力された前記コンテンツを予め定めた符号化の方式で符号化して記録するか、または前記入力符号化方式のまま前記コンテンツを記録するように、前記コンテンツの記録を制御する記録制御手段(例えば、図17の記録制御部194)をさらに設け、前記符号化制御手段は、前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、記録された前記コンテンツの符号化を制御することができる。
前記モードは、記録における前記コンテンツの画素数を決め、決定された前記モードで決められる前記画素数になるように、前記コンテンツを信号処理する信号処理手段(例えば、図17の信号処理部197)をさらに設けることができる。
本発明の第1の側面の記録方法またはプログラムは、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け(例えば、図19のステップS161)、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し(例えば、図19のステップS162)、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御するステップ(例えば、図19のステップS164)を含む。
本発明の第2の側面の符号化装置は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段(例えば、図28のモード対応付け部191)と、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段(例えば、図28のコンテンツモード決定部192)と、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段(例えば、図28の符号化制御部195)とを備える。
前記コンテンツを記録する記録装置への、ネットワークを介して符号化された前記コンテンツの送信を制御する送信制御手段(例えば、図28の通信制御部391)をさらに設けることができる。
本発明の第2の側面の符号化方法は、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け(例えば、図19のステップS161)、前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し(例えば、図19のステップS162)、決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する(例えば、図19のステップS164)ステップを含む。
図1は、本発明の一実施の形態の記録再生システム1の構成を示すブロック図である。
記録再生システム1は、動画像、静止画像、または音声など各種のコンテンツを記録し、再生する。記録再生システム1は、ビデオ/オーディオエンコーダ11、ストリームエンコーダ12、HSM(Hierarchical Storage Management)13、ストレージマネージャ14、バッファ15、HDD(Hard Disk Drive)16、バッファ17、ドライブ18、光ディスク19、ジュークシステム20、ディスクスロット21、ピッカー22、ストリームデコーダ23、およびビデオ/オーディオデコーダ24から構成される。
ビデオ/オーディオエンコーダ11は、入力された入力画像信号に対応したベースバンドの画像データをDV(Digital Video)の規格に準拠したDV方式、MPEG(Moving Pictures Experts Group)の規格に準拠したMPEG方式、またはH.264/AVC(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)の規格に準拠した方式で符号化する。
H.264は、ITU-T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)のVideo Coding Experts Group によって策定された動画圧縮の規格である。以下、H.264/AVCの規格に準拠した方式を、単にAVC方式と称する。
また、ビデオ/オーディオエンコーダ11は、入力された音声信号(図示せず)に対応したベースバンドの音声データを、画像データの符号化方式に対応した方式で符号化する。ビデオ/オーディオエンコーダ11は、符号化により得られたデータをストリームエンコーダ12に供給する。
ストリームエンコーダ12は、ビデオ/オーディオエンコーダ11から供給された、符号化されているデータを多重化して、トランスポートストリーム方式またはプログラムストリーム方式のストリームに変換し、変換により得られたストリームをHSM13に供給する。
HSM13は、記録媒体へのコンテンツのデータの階層的な記録を管理する(階層構造の記録媒体へのコンテンツのデータの記録を管理するとも言える)。HSM13は、ストレージマネージャ14の制御の基に、ストリームエンコーダ12から供給されたストリームをバッファ15を介してHDD16に供給する。HDD16は、高速な1次ストレージの一例であり、HSM13の制御の基に、バッファ15を介して、HSM13から供給されたストリーム(データ)を記録する。また、HDD16は、記録しているストリーム(データ)をバッファ15またはバッファ17に供給する。
バッファ15は、半導体メモリまたはHDD16の一部の記録領域からなり、HSM13またはHDD16から供給されたストリーム(データ)を一時的に記憶して、記憶しているストリーム(データ)をHSM13またはHDD16に供給する。バッファ17は、半導体メモリまたはHDD16の一部の記録領域からなり、HDD16またはドライブ18から供給されたストリーム(データ)を一時的に記憶して、記憶しているストリーム(データ)をHDD16またはドライブ18に供給する。
バッファ15およびバッファ17は、読み出しジッタを吸収し、データレートを一定となるように平坦化する。
ドライブ18は、装着されている光ディスク19に、バッファ17から供給されたデータをファイルとして記録する。光ディスク19は、低速な2次ストレージの一例であり、例えば、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、またはブルーレイディスク(商標)などである。
ジュークシステム20は、ドライブ18への光ディスク19の着脱を制御する。ジュークシステム20は、複数の光ディスク19のそれぞれを格納するディスクスロット21からいずれかの光ディスク19をピッカー22に選択させる。ピッカー22は、ジュークシステム20の制御の基に、選択した光ディスク19を搬送し、ドライブ18に装着させる。また、ピッカー22は、ジュークシステム20の制御の基に、ドライブ18から取り出された光ディスク19を搬送して、いずれかのディスクスロット21に格納させる。すなわち、ジュークシステム20は、ピッカー22を制御する。
また、ドライブ18は、装着されている光ディスク19からファイルとして記録されているデータを読み出して、読み出したデータをバッファ17に供給する。光ディスク19から読み出されたデータは、バッファ17を介して、HDD16に供給されて、HDD16に記録される。
HSM13は、光ディスク19から読み出され、HDD16に記録されたデータ(ストリーム)を、HDD16からバッファ15を介して読み出して、読み出したデータ(ストリーム)をストリームデコーダ23に供給する。
ストリームデコーダ23は、トランスポートストリーム方式またはプログラムストリーム方式のストリームを、画像データおよび音声データに分離して、分離した画像データおよび音声データをビデオ/オーディオデコーダ24に供給する。
ビデオ/オーディオデコーダ24は、符号化されている画像データおよび音声データを、いわゆるベースバンドの画像データおよび音声データに復号する。また、ビデオ/オーディオデコーダ24は、復号により得られたベースバンドの画像データおよび音声データを基にした、出力画像信号および音声信号(図示せず)をモニタ25に供給する。モニタ25は、出力画像信号を基にして、画像を表示すると共に、供給された音声信号を基にして、音声を出力する。
ビデオ/オーディオエンコーダ11において、コンテンツを記録する場合、入力された入力画像信号に応じたコンテンツの全てのデータがHDD16に記録される。そして、ドライブ18の空き時間において、HDD16に記録されているコンテンツの全てのデータが、光ディスク19にコピーされる。この場合、HSM13が、どの光ディスク19にどのコンテンツのデータが書き込まれたかを示す情報を、後述するストアデータベースに記録させる。詳細は後述するが、この情報には、コンテンツのデータを格納するファイルを識別する情報、コンテンツの全てのデータが書き込まれた光ディスク19を識別する情報、書き込んだ日時、またはコンテンツのデータを格納するファイルの名前などが含まれる。
なお、外部から直接入力されたストリームを記録するようにしてもよく、ストリームを出力するようにしてもよい。
図2は、記録再生システム1のより詳細な構成を示すブロック図である。
より詳細には、記録再生システム1には、さらに、アプリケーションプログラム41、コンテンツマネージャ42、チェンジャドライバ43、ジュークボックス制御部44、およびジュークボックス45が設けられている。なお、ジュークボックス制御部44は、ジュークシステム20を含み、ジュークボックス45は、ドライブ18、光ディスク19、ディスクスロット21、およびピッカー22からなる。
アプリケーションプログラム41は、使用者とのインターフェースの機能を有し、使用者からの指示を取得するか、使用者に記録再生システム1に関する各種の情報を通知する。アプリケーションプログラム41は、記録再生システム1全体を制御する。
例えば、アプリケーションプログラム41は、使用者からの操作に応じて、ビデオ/オーディオエンコーダ11、ストリームエンコーダ12、ビデオ/オーディオデコーダ24、ストリームデコーダ23、コンテンツマネージャ42、およびストレージマネージャ14を制御する。アプリケーションプログラム41は、ビデオカメラ71からの入力画像信号および音声信号を取得し、取得した入力画像信号および音声信号をビデオ/オーディオエンコーダ11に供給する。または、アプリケーションプログラム41は、ビデオカメラ77からの入力画像信号および音声信号をネットワーク73を介して取得し、取得した入力画像信号および音声信号をビデオ/オーディオエンコーダ11に供給する。
また、アプリケーションプログラム41は、ビデオ/オーディオデコーダ24から出力画像信号および音声信号を取得し、取得した出力画像信号および音声信号をモニタ25に供給する。さらに、アプリケーションプログラム41は、ストレージマネージャ14を介して、HSM13から供給されたストリーム(データ)をストリームデコーダ23に供給する。
コンテンツマネージャ42は、記録再生システム1に記録されているコンテンツの内容を管理し、コンテンツの内容を検索する。コンテンツマネージャ42は、コンテンツデータベース(DB)61へのコンテンツに関する各種の情報の記録を制御し、コンテンツデータベース61からのコンテンツに関する情報の読み出しを制御する。
図3で示されるように、コンテンツデータベース61には、コンテンツに関する情報として、コンテンツに関連するファイルの情報(例えば、ファイル名、パス名など)、コンテンツの内容および付加情報(例えば、コンテンツの名前、コンテンツのジャンルなど)、コンテンツの圧縮形式(符号化の方式)、再生時間、およびインデックス情報(例えば、コンテンツにおけるインデックスの位置など)、並びにアクセス可能なユーザ(使用者)のユーザ情報(例えば、使用者の名前、パスワードなど)などが記録される。
ストレージマネージャ14は、HSM13を上位から制御する。すなわち、ストレージマネージャ14は、アプリケーションプログラム41からの要求に基づいて、HSM13を制御する。ストレージマネージャ14には、システムマネージャ62およびファイルI/Oマネージャ63が設けられている。
システムマネージャ62は、ストレージ制御関連のシステムを設定し、システムログを記録し、エラーログを管理し、メンテナンス処理を実行する。ファイルI/Oマネージャ63は、アプリケーションプログラム41からのファイルの読み出しまたは書き込みの要求を受け付ける。ファイルI/Oマネージャ63は、HDD16に記録されているコンテンツのファイルの、例えば、画像コンテンツまたは音楽コンテンツの一部分である、指定された一部分のデータをスタブデータとして保持するスタブファイル(状態)への変換を指示する。ファイルI/Oマネージャ63は、光ディスク19からHDD16へのデータの読み出し(後述するリロード)の処理の中断または再開を指示する。さらに、ファイルI/Oマネージャ63は、HDD16から光ディスク19へのデータの書き込みの処理の中断または再開を指示する。
HSM13は、HDD16、ドライブ18、光ディスク19、ジュークシステム20、ディスクスロット21、およびピッカー22を仮想ストレージ化し、HDD16によるコンテンツのデータの一時的な記録を制御する。HSM13は、マイグレーションファイルシステム64、ストレージサーバ65、ストアデータベース(DB)66、メディアサーバ67、およびボリウムデータベース(DB)68を含むように構成される。
マイグレーションファイルシステム64は、HSM13に管理されているファイルの拡張属性を管理し、拡張属性を書き換える。マイグレーションファイルシステム64は、HSM13に管理されているファイルに対するアクセスイベントを管理する。マイグレーションファイルシステム64は、光ディスク19からHDD16にデータを読み出す処理を制御し、HDD16から光ディスク19にデータを書き込む処理を制御する。
ストレージサーバ65は、光ディスク19からHDD16にデータに読み出すか、または、HDD16から光ディスク19にデータを書き込む。また、ストレージサーバ65は、HDD16に記録されている、コンテンツのデータを格納するキャッシュファイルに関する情報のストアデータベース66への記録を管理し、キャッシュファイルに関する情報のストアデータベース66からの読み出しを管理する。また、ストレージサーバ65は、コンテンツのデータの全体と、そのデータが記録されている光ディスク19とのリンク情報を管理する。
ストアデータベース66は、コンテンツのデータを格納するキャッシュファイルであって、HDD16に記録されているキャッシュファイルに関する情報を記録する。
図3で示されるように、ストアデータベース66には、HDD16に記録されているキャッシュファイル名と、キャッシュファイルを特定するための値であるキャッシュファイルIDとの関連付けが格納される。また、ストアデータベース66には、キャッシュファイルが書き込まれた時間またはキャッシュファイルが最後にアクセスされた時間を示すキャッシュファイルデート情報、並びに全体のデータが保存されている光ディスク19を特定するボリウムIDが記録されている。さらに、ストアデータベース66には、ジュークボックス45内の各光ディスク19の空き容量が記録される。
メディアサーバ67は、それぞれのディスクスロット21に格納されている光ディスク19を管理する。メディアサーバ67は、チェンジャドライバ43に対し、指定された光ディスク19のドライブ18への装着(マウント)を要求する。また、メディアサーバ67は、チェンジャドライバ43に対し、ドライブ18に装着されている光ディスク19のディスクスロット21への格納(アンマウント)を要求する。
メディアサーバ67に設けられているボリウムデータベース68は、光ディスク19に関係する情報を格納する。
図3で示されるように、ボリウムデータベース68には、各光ディスク19の生ディスク状態での記録容量、並びに各光ディスク19のメディアとしての種類(MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)−R,DVD+R,DVD+R DL,DVD−RW,DVD+RW、またはDVD−RAMなど)と書き込み専用または読み書き可能などの属性が記録される。また、ボリウムデータベース68には、ジュークボックス45内の各ディスクスロット21に格納されている光ディスク19のボリウムID、およびジュークボックス45に搭載されているドライブ18の使用状況が記録される。
チェンジャドライバ43は、ドライブ18を制御し、ジュークボックス制御部44とHSM13とのインターフェースの機能を有する。
ジュークボックス制御部44は、ジュークシステム20およびジュークサーボ69を含む。ジュークシステム20は、ドライブ18、光ディスク19、ジュークシステム20、ディスクスロット21、およびピッカー22からなるシステムを制御する。ジュークサーボ69は、ジュークボックス45を駆動する。
ジュークボックス45は、ドライブ18、光ディスク19、ディスクスロット21、およびピッカー22からなる。
なお、コンテンツデータベース61、ストアデータベース66、およびボリウムデータベース68のそれぞれに記録されているデータを、1つのデータベースに記録するようにしてもよい。
また、図3で示されるように、コンテンツの拡張属性として、キャッシュファイルにおけるコンテンツの部分についての領域情報、コンテンツのどの部分をキャッシュファイルとしてHDD16に記録するかのヒントを示すヒント情報、およびキャッシュファイルIDがマイグレーションファイルシステム64に記録される。
なお、コンテンツの拡張属性は、オペレーティングシステムのファイルシステムにより記録および読み出しをするようにしてもよく、また、コンテンツデータベース61に記録するようにしてもよい。
より詳細には、領域情報は、キャッシュファイルにおけるコンテンツの部分についての、コンテンツのデータの先頭からその部分の先頭までのオフセット値(バイト)を示すオフセット、コンテンツの部分のデータ量を示すサイズ、および、詳細は後述するが、コンテンツの部分がストア済みであるかまたはホール状態であるかを示すフラグを含む。また、ヒント情報は、コンテンツのどの部分をキャッシュファイルとしてHDD16に記録するかを示し、コンテンツのデータの先頭からその部分の先頭までのオフセット値(バイト)を示すヒントオフセット、コンテンツの部分のデータ量を示すヒントサイズ、詳細は後述するが、部分の属性を示すリージョンフラッグス、および、この部分をマイグレーションする場合の優先順位を示すヒントプライオリティなどからなる。
さらに、図3で示されるように、コンテンツを格納するファイルの属性として、読み出し専用(リードオンリ)または読み書き(リードライト)可能であるかを示す情報がファイルシステムによって記録される。
次に、図4乃至図10を参照して、HDD16に記録されるキャッシュファイルおよびキャッシュファイルを用いたコンテンツのデータの読み出しについて説明する。
図4は、HDD16に記録されるキャッシュファイルの状態を説明する図である。ビデオ/オーディオエンコーダ11によって、符号化され、ストリームエンコーダ12によって、多重化された、ストリーム(コンテンツ)は、キャッシュファイルとしてHDD16(のキャッシュ領域)に書き込まれる。図4で示されるように、入力されたストリーム(コンテンツ)の全体のデータが記録されたキャッシュファイルの状態を、レギュラー状態と称する。
ジュークボックス45の空き時間において実行される、HDD16に記録されているレギュラー状態のキャッシュファイルを光ディスク19に書き込むシャドウド化によって、コンテンツの全体は、HDD16に記録されると共に、光ディスク19にも記録される。コンテンツの全体のデータがHDD16に記録されると共に光ディスク19に記録されている場合の、キャッシュファイルの状態をビットファイル状態と称する。
キャッシュファイルがレギュラー状態またはビットファイル状態である場合、言い換えれば、ストリームの全体、すなわち、コンテンツのデータの全体がHDD16に記録されている場合、コンテンツのデータの全体は、HDD16から読み出されるので、高速に、コンテンツのデータを読み出すことができる。しかし、キャッシュファイルがレギュラー状態またはビットファイル状態である場合、キャッシュファイルのデータ量が多いので、多数のコンテンツについて、レギュラー状態またはビットファイル状態のキャッシュファイルをHDD16に記録していると、HDD16の記録領域の消費量が大きくなり、HDD16がすぐにいっぱいになってしまう(HDD16の全ての記録領域にデータが記録された状態になってしまう)。
そこで、例えば、キャッシュファイルがHDD16に記録されてからの経過時間を参照して、古いキャッシュファイルから順に、コンテンツの全体のデータを光ディスク19に記録させて、HDD16に記録しているキャッシュファイルのデータ量を小さくすることで、HDD16に記録されるキャッシュファイルのデータ量の総量を一定の範囲内に納めることができる。
図4で示されるように、コンテンツの全体のデータが記録されていないが、コンテンツのデータの所定の部分が記録されたキャッシュファイルの状態を、スタブファイル状態と称する。特に、コンテンツのデータの所定の部分であって、複数の部分が記録されたキャッシュファイルの状態を、マルチスタブ状態と称する。キャッシュファイルからコンテンツのデータの全てを無くし、コンテンツの拡張属性およびキャッシュファイルIDだけをHDD16に記録している状態を、例外的に、ゼロスタブ状態と称する。
コンテンツの全体のデータが記録されている光ディスク19から、コンテンツのデータを読み出して、読み出したデータをHDD16に記録することをリロードと称する。例えば、光ディスク19から、コンテンツのデータを読み出して、HDD16にコンテンツの全体のデータを記録することができる。
図5で示されるように、アプリケーションプログラム41から取得された入力画像信号および音声信号に対応するデータがHDD16に記録され、さらに、HDD16に記録されたデータがドライブ18に装着された光ディスク19に記録される。このデータを読み出す場合には、HDD16からデータが読み出されるか、または装着された光ディスク19からドライブ18によってデータが読み出される。光ディスク19からドライブ18によって読み出されたデータは、一旦、HDD16に記録されて、HDD16からアプリケーションプログラム41に読み出される。
図6は、スタブ状態のキャッシュファイルを説明する図である。図6には、比較のためにビットファイル状態のキャッシュファイルを示す。図6で示されるように、ビットファイル状態のキャッシュファイルには、コンテンツの全体のデータが格納され、スタブ状態のキャッシュファイルには、コンテンツの部分のデータが格納される。
例えば、スタブ状態のキャッシュファイルには、インデックス情報で示されるインデックスに対応する位置の、コンテンツの部分のデータが格納される。インデックスインデックス情報が、コンテンツの開始位置のインデックス1、コンテンツの開始から23分26秒経過した位置のインデックス2、コンテンツの開始から38分45秒経過した位置のインデックス3、およびコンテンツの開始から43分59秒経過した位置のインデックス4を示す場合、コンテンツの開始位置の所定の期間のコンテンツの部分のデータ、コンテンツの開始から23分26秒経過した位置の所定の期間のコンテンツの部分のデータ、コンテンツの開始から38分45秒経過した位置の所定の期間のコンテンツの部分のデータ、およびコンテンツの開始から43分59秒経過した位置の所定の期間のコンテンツの部分のデータが、キャッシュファイルにスタブデータとして格納される。
スタブデータで再生されるコンテンツの時間の長さは、ディスクスロット21に格納されている光ディスク19をディスクスロット21から取り出してドライブ18に装着し、ドライブ18が装着された光ディスク19からコンテンツのデータを読み出すまでに必要な時間より長く、例えば、20秒から30秒程度とされる。
ここで、スタブとは、キャッシュファイルとして、HDD16のキャッシュ領域に記録されているデータに対応するコンテンツの部分をいう。スタブ領域とは、スタブデータがHDD16に記録されているコンテンツ上の領域、すなわち、スタブの領域をいう。ホール領域とは、スタブデータがHDD16に記録されていないコンテンツ上の領域をいう。
スタブ領域およびホール領域を区別しない場合、単に領域と称する。図6において、インデックス1に対応する、0で示されるスタブ領域である領域のデータ(スタブデータ)は、HDD16にキャッシュファイルとして記録され、インデックス1とインデックス2との間の、1で示されるホール領域である領域のデータは、HDD16に記録されていない。同様に、インデックス2に対応する、2で示されるスタブ領域である領域のデータ(スタブデータ)、インデックス3に対応する、4で示されるスタブ領域である領域のデータ(スタブデータ)、およびインデックス4に対応する、6で示されるスタブ領域である領域のデータ(スタブデータ)は、HDD16にキャッシュファイルとして記録される。また、インデックス2とインデックス3との間の、3で示されるホール領域である領域のデータ、インデックス3とインデックス4との間の、5で示されるホール領域である領域のデータ、およびインデックス6の後の、7で示されるホール領域である領域のデータは、HDD16に記録されていない。
図7を参照して、領域および拡張属性における領域情報について説明する。図7で示す例において、コンテンツのデータの先頭に、スタブ領域が配置され、そのスタブ領域に続いて、ホール領域が配置されている。また、そのホール領域に続いて、スタブ領域が配置され、さらに、そのスタブ領域に続いて、ホール領域が配置されている。言い換えれば、コンテンツの先頭の部分のデータであるスタブデータは、HDD16のキャッシュファイルに記録され(ストア済みとされ)、コンテンツの先頭のその部分に続く領域であって、所定の長さの領域のデータは、HDD16のキャッシュファイルに記録されていない(ホール状態とされる)。また、そのホール状態の領域に続く、コンテンツの所定の部分のデータであるスタブデータは、HDD16のキャッシュファイルに記録され(ストア済みとされ)、その部分に続く領域であって、所定の長さの領域のデータは、HDD16のキャッシュファイルに記録されていない(ホール状態とされる)。すなわち、コンテンツの部分のデータがHDD16のキャッシュファイルに記録されている領域と、記録されていない領域とが交互に配置される。
領域情報は、領域それぞれの、領域番号、オフセット、サイズ、およびフラグを含む。領域番号は、ファイルの先頭から0乃至N(整数)の連続した値をとる。すなわち、領域番号は、0を初期値として、コンテンツのデータの先頭から順に、領域のそれぞれに付加される整数の通し番号である。オフセットは、ファイルの先頭(コンテンツのデータの先頭)からその領域の先頭までのオフセット値を示す。オフセットは、例えば、バイトを単位とする。サイズは、その領域のデータのデータ量を示す。サイズは、例えば、バイトを単位とする。フラグは、スタブ領域(ストア済み)であるかまたはホール領域(ホール状態)であるかを示す。例えば、1であるフラグは、スタブ領域(ストア済み)であることを示し、0であるフラグは、ホール領域(ホール状態)であることを示す。
例えば、コンテンツのデータの先頭のスタブ領域は、コンテンツのデータの先頭に位置し、この領域のデータ量が150バイトであり、スタブ領域(ストア済み)なので、コンテンツのデータの先頭のスタブ領域には、0である領域番号、0であるオフセット、150であるサイズ、および1であるフラグが付加される。コンテンツのデータにおける先頭から2番目の領域は、この領域の本来のデータ量が800バイトであり、ホール領域(ホール状態)なので、この領域には、1である領域番号、150であるオフセット、800であるサイズ、および0であるフラグが付加される。
同様に、コンテンツのデータにおける先頭から3番目の領域は、この領域のデータ量が150バイトであり、スタブ領域(ストア済み)なので、この領域には、2である領域番号、950(150+800)であるオフセット、150であるサイズ、および1であるフラグが付加される。コンテンツのデータにおける先頭から4番目の領域は、この領域の本来のデータ量が1400バイトであり、ホール領域(ホール状態)なので、この領域には、3である領域番号、1100(950+150)であるオフセット、1400であるサイズ、および0であるフラグが付加される。
このように、コンテンツの拡張属性における領域情報は、キャッシュファイルにおける各領域の状態を示す。領域情報を参照することにより、キャッシュファイルにおける領域の状態を知ることができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、ヒント情報の書き込みの処理を説明する。ステップS11において、アプリケーションプログラム41は、コンテンツマネージャ42を介して、コンテンツデータベース61から、コンテンツにおけるインデックスの位置を示すインデックス情報を取得する。ステップS12において、アプリケーションプログラム41は、インデックス情報を基に、インデックスで示されるコンテンツ上の位置を特定する。
ステップS13において、アプリケーションプログラム41は、特定された位置をヒントセクションの開始位置とするヒント情報を生成する。ヒントセクションは、ヒント情報で示される、コンテンツにおける部分(範囲)である。
ヒント情報は、コンテンツのどの部分をキャッシュファイルとしてHDD16に記録するかのヒントを示す情報である。コンテンツ(コンテンツのデータ)にヒント情報を付与することで、コンテンツのデータのうち、任意の部分のデータをスタブデータとしてHDD16のキャッシュ領域に記録することができる。すなわち、コンテンツのデータのうち、ヒント情報で示される部分のデータがスタブデータとしてキャッシュファイルに格納されてHDD16に記録される。また、ヒント情報を参照することにより、段階的なマイグレーションの処理を実行することができる。
ヒント情報は、バージョンナンバ、ヒントセクションレングス、ヒントオフセット、ヒントサイズ、リージョンフラッグス、ヒントプライオリティ、およびタイムスタンプからなる。1つのヒント情報に、1つのバージョンナンバおよび1つのヒントセクションレングスが配置される。1つのヒント情報に、ヒントセクションの数に応じた、ヒントオフセット、ヒントサイズ、リージョンフラッグス、ヒントプライオリティ、およびタイムスタンプが配置される。すなわち、1組のヒントオフセット、ヒントサイズ、リージョンフラッグス、ヒントプライオリティ、およびタイムスタンプは、1つの領域の情報を示す。
バージョンナンバは、ヒント情報のバージョンを示し、システムおよびソフトウェアの互換性を保つために利用される。ヒントセクションレングスは、このヒント情報で示される全てのヒントセクションのデータ量の合計を示す。1つのヒントセクションのデータ量を一定とすれば、ヒントセクションレングスを、1つのヒントセクションのデータ量で割り算することにより、ヒントセクションの数を求めることができる。
ヒントオフセットは、それぞれのヒントセクションの開始位置を、コンテンツのデータの先頭からのオフセットで示す。例えば、ヒントオフセットの単位は、データ量(バイトなど)とされる。ヒントサイズは、ヒントセクションのデータ量を示す。ヒントサイズの単位は、例えば、バイトとされる。
リージョンフラッグスは、それぞれのヒントセクションについて、インデックスに対応するヒントセクションであるか、盛り上がりシーンに対応するヒントセクションであるか、または重要シーンに対応するヒントセクションであるかなどの属性を示す。オペレーティングシステムなどが、リージョンフラッグスを参照して、アクセスに応じてイベントを発生させることができる。
ヒントプライオリティは、それぞれのヒントセクションをマイグレーションする場合の優先順位を示す。ヒントプライオリティの値が大きいほど、そのヒントセクションに対応する部分のデータがマイグレーションされやすい。ヒントプライオリティに0が設定された場合、そのコンテンツが記録再生システム1から削除されるまで、一次ストレージであるHDD16に、そのヒントセクションに対応する部分のデータがキャッシュされる。アプリケーションプログラム41またはオペレーティングシステムにより、頻繁にアクセスされるコンテンツの部分(データ)に対応するヒントセクションのヒントプライオリティに0を設定するなど、ヒントプライオリティの値を管理することができる。
タイムスタンプは、そのヒントセクションに対応するコンテンツの部分(データ)に最後にアクセスされた日時を示す。タイムスタンプは、アプリケーションプログラム41またはオペレーティングシステムにより設定される。
例えば、アプリケーションプログラム41は、予め定めた値をバージョンナンバに設定する。
例えば、アプリケーションプログラム41は、ステップS12の処理で特定された、コンテンツの再生における時刻であるコンテンツ上の位置から、コンテンツのデータの先頭からその位置までのデータ量を求める。アプリケーションプログラム41は、そのデータ量をヒントオフセットとする。また、例えば、アプリケーションプログラム41は、予め定めた値をヒントサイズとする。さらに、例えば、アプリケーションプログラム41は、インデックスに対応することを示す所定の値をリージョンフラッグスとする。
さらにまた、アプリケーションプログラム41は、予め定めた値をヒントプライオリティに設定する。例えば、アプリケーションプログラム41は、コンテンツの最初のインデックスについては0、その他のインデックスについては1である値をヒントプライオリティに設定する。アプリケーションプログラム41は、最後にアクセスされた日時をタイムスタンプとする。
また、アプリケーションプログラム41は、ヒントセクションの数にヒントサイズを掛け算して得られた値をヒントセクションレングスとする。
アプリケーションプログラム41は、このように生成したバージョンナンバ、ヒントセクションレングス、ヒントオフセット、ヒントサイズ、リージョンフラッグス、ヒントプライオリティ、およびタイムスタンプを所定の順序で配置することによりヒント情報を生成する。
ステップS14において、アプリケーションプログラム41は、ストレージマネージャ14を介して、HSM13のマイグレーションファイルシステム64に記録されているコンテンツの拡張属性に、ヒント情報を格納させる。
ステップS15において、アプリケーションプログラム41は、コンテンツマネージャ42に問い合わせた結果を基に、コンテンツデータベース61に盛り上がりシーンを示す情報があるか否かを判定する。ステップS15において、盛り上がりシーンを示す情報があると判定された場合、ステップS16に進み、アプリケーションプログラム41は、コンテンツマネージャ42を介して、コンテンツデータベース61から盛り上がりシーンを示す情報を取得する。
ステップS17において、アプリケーションプログラム41は、盛り上がりシーンを示す情報を基に、コンテンツ上の盛り上がりシーンの先頭の位置を特定する。例えば、アプリケーションプログラム41は、盛り上がりシーンを示す情報を基に、コンテンツの再生における時刻で決まる、盛り上がりシーンの先頭の位置を特定する。
ステップS18において、アプリケーションプログラム41は、盛り上がりシーンの先頭の位置をヒントセクションの開始位置とするヒント情報を生成する。ステップS19において、アプリケーションプログラム41は、ストレージマネージャ14を介して、HSM13のマイグレーションファイルシステム64に記録されているコンテンツの拡張属性に、ヒント情報を格納させ、処理は終了する。
ステップS15において、盛り上がりシーンを示す情報がないと判定された場合、ステップS16乃至ステップS19の処理はスキップされて、処理は終了する。
このように、インデックス情報または盛り上がりシーンを示す情報を基に、ヒント情報が生成されて、記録される。コンテンツ(コンテンツのデータ)にヒント情報を付与することで、コンテンツのデータのうち、任意の部分のデータをスタブデータとしてHDD16にキャッシュさせ、コンテンツのデータの読み出しをより迅速に行うことができるようになる。
このように記録されたヒント情報を参照して、段階的なマイグレーションの処理を行うことができる。
なお、ヒント情報には、使用者からの操作に応じた値が直接設定されるようにしてもよく、また、アプリケーションプログラム41に限らず、オペレーティングシステムなどの他のプログラムによって書き込まれるようにしてもよい。
図9は、スタブファイル状態のキャッシュファイルの生成の処理を説明するフローチャートである。ステップS31において、ストレージマネージャ14は、HSM13のマイグレーションファイルシステム64からコンテンツの拡張属性を読み出して、コンテンツの拡張属性にヒント情報があるか否かを判定する。ステップS31において、ヒント情報があると判定された場合、ステップS32に進み、ストレージマネージャ14は、HSM13のマイグレーションファイルシステム64からコンテンツの拡張属性を読み出して、読み出したコンテンツの拡張属性からヒント情報を抽出する。そして、ストレージマネージャ14は、ヒント情報のうちの、全てのヒントセクションのデータ量の合計を示すヒントセクションレングスを取得する。
ステップS33において、ストレージマネージャ14は、ヒントセクションレングスを1つのヒントセクションのデータ量で割り算することによりヒントセクションの数を算出する。
ストレージマネージャ14は、ステップS34およびステップS42において、それぞれのヒントセクションについてステップS35乃至ステップS41の処理を実行し、ステップS34乃至ステップS42の処理をヒントセクションの数だけ繰り返すようにループ制御の処理を実行する。
ステップS35において、ストレージマネージャ14は、ヒント情報から、所定のヒントセクションの開始位置を示すヒントオフセットを取得する。ステップS36において、ストレージマネージャ14は、ヒント情報から、そのヒントセクションのデータ量を示すヒントサイズを取得する。ステップS37において、ストレージマネージャ14は、ヒント情報から、そのヒントセクションの優先順位を示すヒントプライオリティを取得する。
ステップS38において、ストレージマネージャ14は、ヒント情報が設定されていない領域を、HDD16に記録されているキャッシュファイル上から削除するホール領域に設定する。
ステップS39において、ストレージマネージャ14は、ヒントプライオリティが設定されているマイグレーションレベル以下であるか否かを判定する。ステップS39において、ヒントプライオリティが設定されているマイグレーションレベル以下であると判定された場合、ステップS40に進み、ストレージマネージャ14は、そのヒントプライオリティが設定されているヒントセクションをスタブ領域(キャッシュする領域)に設定する。
マイグレーションレベルは、ヒントセクションをキャッシュするか否かを決める基準である。例えば、ストレージマネージャ14は、予め定めたマイグレーションレベルを記憶しておくか、または、ファイル属性に含まれるコンテンツが最後にアクセスされた日時を基に、マイグレーションレベルを決定する。また、ストレージマネージャ14は、使用者の操作に応じてアプリケーションプログラム41から供給されるマイグレーションレベルを基に判定の処理を行うようにしてもよい。
一方、ステップS39において、ヒントプライオリティが設定されているマイグレーションレベル以下でない判定された場合、ステップS41に進み、ストレージマネージャ14は、そのヒントプライオリティが設定されているヒントセクションをキャッシュファイル上から削除するホール領域に設定する。
それぞれのヒントセクションについてステップS35乃至ステップS41の処理が実行され、それぞれのヒントセクションを包括する領域は、スタブ領域に設定されるか、またはホール領域に設定されることになる。なお、ヒント情報が設定されていない領域はホール領域に設定される。
ステップS34乃至ステップS42の処理がヒントセクションの数だけ繰り返された後、手続きは、ステップS44に進む。
ステップS31において、コンテンツの拡張属性にヒント情報がないと判定された場合、ステップS43に進み、ストレージマネージャ14は、初期設定に従って、ファイル内部領域を設定する。すなわち、ステップS43において、ストレージマネージャ14は、初期設定に従って、コンテンツの領域を、スタブ領域か、ホール領域かに設定し、ステップS44に進む。
ステップS44において、ストレージマネージャ14は、ホール領域のデータがキャッシュファイルに記録されているか否か、すなわち、ホール領域のデータがキャッシュされているか否かを判定し、ホール領域のデータがキャッシュされていると判定された場合、ステップS45に進み、HSM13に、ホール領域のデータをキャッシュファイルから削除(消去)させる。HSM13は、ストレージマネージャ14の制御に基づいて、HDD16のキャッシュファイルからホール領域のデータを消去させる。その後、手続きは、ステップS46に進む。
ステップS44において、ホール領域のデータがキャッシュされていないと判定された場合、キャッシュファイルからデータを削除する処理を実行する必要がないので、ステップS45の処理はスキップされ、手続きは、ステップS46に進む。
ステップS46において、ストレージマネージャ14は、スタブ領域のデータがキャッシュファイルに記録されていないか否か、すなわち、スタブ領域のデータがキャッシュされていないか否かを判定し、スタブ領域のデータがキャッシュされていないと判定された場合、ステップS47に進み、HSM13に、スタブ領域のデータをキャッシュファイルにリロードさせる。HSM13は、ストレージマネージャ14の制御に基づいて、コンテンツの全体のデータを記録している光ディスク19をドライブ18に装着させる。HSM13は、ドライブ18に、光ディスク19からコンテンツのデータを読み出させて、読み出したコンテンツのデータをHDD16のキャッシュファイルに格納することにより、スタブ領域のデータをリロードする。その後、手続きは、ステップS48に進む。
ステップS46において、スタブ領域のデータがキャッシュされていると判定された場合、スタブ領域のデータをリロードする処理を実行する必要がないので、ステップS47の処理はスキップされ、手続きは、ステップS48に進む。
ステップS48において、ストレージマネージャ14は、HSM13のマイグレーションファイルシステム64に、キャッシュファイルからのデータの消去またはキャッシュファイルへのデータのリロードの結果に対応するように、コンテンツの拡張属性の領域情報を書き換えらせて、処理は終了する。
以上のように、スタブファイル状態のキャッシュファイルが生成される。
このように、ヒントプライオリティを基に、段階的なマイグレーションの処理を実行できる。
ヒントセクションに所望の値のヒントプライオリティを付加して、所望の値のマイグレーションレベルを基にした、スタブファイル状態のキャッシュファイルの生成の処理をキャッシュファイルに適用することにより、コンテンツのデータのうち、キャッシュする部分を簡単にかつ柔軟に選択することができるようになる。
例えば、コンテンツの種類に応じて最適なストレージ領域を割り当てて、読み出しの処理を高速にすることができる。例えば、コンテンツの種類が画像コンテンツや音楽コンテンツである場合、コンテンツのインデックスに応じてスタブ領域を配置することで、例えば、HDD16などの記録容量当たりの価格の高い1次ストレージの記録領域の使用量を削減することができる。また、スタブ領域にアクセスしている時間が、コンテンツの全体のデータが1次ストレージにリロードされる時間を隠蔽するので、コンテンツのアクセスを指示してから出力を開始するまで、使用者を長い時間待たせることがなくなり、使用者に、待つことによるストレスを感じさせることなくコンテンツを提供することができる。
また、図8を参照して説明したように、インデックス情報(チャプター情報)に対応したヒント情報を生成したり、盛り上がりシーンに対応したヒント情報を生成し、これらのヒント情報を基に、スタブデータをキャッシュファイルに記録するようにした場合、アプリケーションプログラム41において、他のコンテンツの部分に比較して、使用者がより簡単にインデックスまたは盛り上がりシーンの再生を指示できるようにしておけば、すなわち、使用者をインデックスまたは盛り上がりシーンにアクセスさせるように誘導しておけば、より確実に、使用者を長い時間待たせることがなく、迅速にコンテンツを出力することができるようになる。
さらに、画像コンテンツや音楽コンテンツに限らず、ゲームなどのコンテンツを記録するようにしてもよい。この場合、ゲームなどのコンテンツの特定のデータファイルまたはデータの部分をHDD16に記録させる。
次に、このように生成された、スタブファイル状態のキャッシュファイルを用いた、コンテンツのデータの読み出しの処理を説明する。
図10は、インデックス_nからのデータの読み出しの処理を説明するフローチャートである。ステップS61において、ストレージマネージャ14のファイルI/Oマネージャ63は、データの読み出しを開始するインデックス_nの指定を受け付ける。より詳細には、アプリケーションプログラム41は、使用者の操作に応じた、再生を開始するインデックスの選択を受け付ける。アプリケーションプログラム41は、使用者に選択され、再生を開始するインデックスを指定するデータをファイルI/Oマネージャ63に供給する。ファイルI/Oマネージャ63は、アプリケーションプログラム41からのデータを取得することにより、使用者により選択された、データの読み出しを開始するインデックス_nの指定を受け付ける。ストレージマネージャ14は、インデックス_nからの再生をHSM13に指示する。
ステップS62において、ストレージマネージャ14は、HSM13のマイグレーションファイルシステム64に格納されている領域情報を基に、読み出しが指示されたコンテンツの全てのデータがキャッシュファイルとしてHDD16に記録されているか、すなわち、読み出しが指示されたコンテンツの全てのデータがHDD16にストアされているか否かを判定する。ステップS62において、全てのデータがHDD16にストアされていると判定された場合、ステップS63に進み、ストレージマネージャ14は、HSM13に、インデックス_nに対応する位置からコンテンツのデータの読み出しを指示する。HSM13は、HDD16に、インデックス_nに対応する位置から、キャッシュファイルのデータの読み出しを開始させる。ステップS63の処理の後、手続きは、ステップS69に進む。
一方、ステップS62において、全てのデータがHDD16にストアされていないと判定された場合、ステップS64に進み、ストレージマネージャ14は、HSM13に、インデックス_nに対応する位置からコンテンツのデータの読み出しを指示する。HSM13は、HDD16に、HDD16のキャッシュファイルのインデックス_nに対応するスタブ領域の先頭位置からデータの読み出しを開始させる。
これにより、コンテンツが即座に再生されることになる。
ストレージマネージャ14は、HSM13に、光ディスク19からHDD16への該当するコンテンツのデータの読み出し要求であるリロードコマンドを発行する。
ステップS65において、HSM13は、ストアデータベース66から、対応するキャッシュファイルIDとボリウムIDを参照する。ステップS66において、ストレージサーバ65は、ボリウムデータベース68を基に、ボリウムIDで特定される光ディスク19が格納されているディスクスロット21を特定する。すなわち、ストレージサーバ65は、メディアサーバ67に、ボリウムIDで特定される光ディスク19が格納されているディスクスロット21の特定を要求する。メディアサーバ67は、ボリウムデータベース68に、ジュークボックス45の各ディスクスロット21に格納されている光ディスク19を特定するボリウムIDのうち、ストレージサーバ65からの要求に含まれているボリウムIDと一致するボリウムIDを検索させる。ボリウムデータベース68が、ストレージサーバ65からの要求に含まれているボリウムIDで特定される光ディスク19が格納されているディスクスロット21を示す情報を出力してくるので、メディアサーバ67は、ディスクスロット21を示す情報をストレージサーバ65に供給する。これにより、ストレージサーバ65は、ボリウムIDで特定される光ディスク19が格納されているディスクスロット21を特定する。
ステップS67において、ストレージサーバ65は、メディアサーバ67に、特定されたディスクスロット21に格納されている光ディスク19のドライブ18への装着を指示する。メディアサーバ67は、チェンジャドライバ43を介して、ジュークシステム20に、特定されたディスクスロット21に格納されている光ディスク19をドライブ18に装着させる。すなわち、ジュークシステム20の制御の基に、ジュークボックス45のピッカー22は、特定されたディスクスロット21から、光ディスク19を取り出して、搬送し、その光ディスク19をドライブ18に装着(マウント)させる。
ステップS68において、リロードの処理が実行される。リロードの処理の詳細は図11のフローチャートを参照して後述する。
ステップS68の処理の後、手続きは、ステップS69に進む。
ステップS69において、ストレージマネージャ14は、キャッシュファイルの最後までデータを読み出したか否かを判定し、キャッシュファイルの最後までデータを読み出していないと判定された場合、ステップS69に戻り、判定の処理を繰り返す。
ステップS69において、キャッシュファイルの最後までデータを読み出したと判定された場合、処理は終了する。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10のステップS68のリロードの処理の詳細を説明する。ステップS81において、ストレージマネージャ14は、HSM13に、所定の位置を指定して、リロードの開始を指示する。HSM13のマイグレーションファイルシステム64は、リロードの開始位置を、現在、HDD16から読み出されているデータの位置の後の領域であって、最も近い領域の先頭とする。
ステップS82において、HSM13のストレージサーバ65は、リロードを開始する。すなわち、ストレージサーバ65は、リロードの開始位置におけるデータを、光ディスク19が装着されたドライブ18から読み出させ、読み出したデータをキャッシュファイルの所定の領域に格納させるように、HDD16に記録させる。
ステップS83において、マイグレーションファイルシステム64は、その領域がストアされているか否かを判定し、その領域がストアされていると判定された場合、ステップS84において、リロードの開始位置を、その領域の後のホール領域であって、最も近いホール領域の先頭に移動する。ステップS83において、その領域がストアされていないと判定された場合、ステップS84の処理はスキップされる。
ステップS85において、HSM13のストレージサーバ65は、リロードを開始する。
ステップS86において、マイグレーションファイルシステム64は、その領域のリロードが完了したか否かを判定し、その領域のリロードが完了していないと判定された場合、ステップS86に戻り、判定の処理を繰り返す。
ステップS86において、その領域のリロードが完了したと判定された場合、ステップS87に進み、マイグレーションファイルシステム64は、リロードを完了した領域と隣接するスタブ領域とを結合させるように拡張属性を書き換える。
ステップS88において、マイグレーションファイルシステム64は、キャッシュファイルの最後までリロードが完了したか否かを判定する。ステップS88において、キャッシュファイルの最後までリロードが完了したと判定された場合、ステップS89に進み、マイグレーションファイルシステム64は、コンテンツの全てのデータがHDD16に記録されたか、すなわち、コンテンツの全てのデータがストアされたか否かを判定する。
ステップS89において、コンテンツの全てのデータがストアされていないと判定された場合、ステップS90に進み、マイグレーションファイルシステム64は、オートリロードモードであるか否かを判定する。ステップS90において、オートリロードモードであると判定された場合、ステップS91に進み、マイグレーションファイルシステム64は、リロードの開始位置を、キャッシュファイルの先頭に移動して、ステップS82に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS88において、キャッシュファイルの最後までリロードが完了していないと判定された場合、ステップS82に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS89において、コンテンツの全てのデータがストアされたと判定された場合、または、ステップS90において、オートリロードモードでないと判定された場合、処理は終了する。
このように、HDD16のキャッシュファイルからコンテンツのデータが読み出されている間であって、予めキャッシュファイルに記録されていないデータの読み出しが実行される前に、ドライブ18に装着された光ディスク19からホール領域のデータが読み出されて、読み出されたデータがキャッシュファイルに格納される。ドライブ18は、コンテンツの再生に必要なデータの読み出し速度に比較して、より速い速度で光ディスク19からデータを読み出すので、コンテンツの再生が始まる前にHDD16のキャッシュファイルに格納されていなかったデータは、そのデータがコンテンツの再生のために読み出される前に、HDD16のキャッシュファイルに格納される。従って、コンテンツの再生のために必要なデータは、常に、HDD16のキャッシュファイルから読み出すことができるようになる。
その結果、コンテンツのデータの読み出しが要求されると、待ち時間をほとんど生じさせることなく、迅速にコンテンツのデータを読み出すことができる。すなわち、例えば、音声または画像のコンテンツである場合、画像または音声が途切れることがなく、画像または音声を再生することができる。
さらに、光ディスク19からコンテンツのデータを先読みして、HDD16に記録させるので、光ディスク19から読み出したデータを直接再生に用いる場合に比較して、ドライブ18をより早く開放することができる。すなわち、光ディスク19の高速読み出しなど、ドライブ18の能力をより十分に発揮させることができ、ドライブ18をより効率的に使用できるようになる。
キャッシュファイルに記録されていないデータを、光ディスク19から読み出して、光ディスク19から読み出したデータから直接コンテンツを再生するようにしてもよい。
図12は、この場合における、本発明の一実施の形態の記録再生システム1の他の構成を示すブロック図である。図1に示す場合と同様の部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
HDD16は、記録しているストリーム(データ)をバッファ101またはセレクタ102に供給する。
バッファ101は、半導体メモリまたはHDD16の一部の記録領域からなり、HDD16から供給されたストリーム(データ)を一時的に記憶して、記憶しているストリーム(データ)をドライブ18に供給する。
セレクタ102は、HSM13の制御の基に、ドライブ18から出力されるデータまたはHDD16から出力されるデータのいずれか一方を選択する。バッファ15は、セレクタ102に選択された、ドライブ18から出力されるデータまたはHDD16から出力されるデータのいずれか一方を取得し、取得したデータを記憶する。
なお、セレクタ102は、ハードウェアとして設けても良いが、ソフトウェア(処理)によりセレクタ102と等価の機能を実現するようにしてもよい。
また、セレクタ102は、ストレージマネージャ14の制御の基に、ドライブ18から出力されるデータまたはHDD16から出力されるデータのいずれか一方を選択するようにしてもよい。
キャッシュファイルに記録されていないデータを、光ディスク19から読み出して、光ディスク19から読み出したデータから直接コンテンツを再生する場合、図13で示されるように、HDD16のキャッシュファイルに格納されているデータは、HDD16から読み出され、HDD16のキャッシュファイルに格納されていないデータは、ドライブ18に装着された光ディスク19からドライブ18によって読み出される。
すなわち、HDD16に予め記録されているスタブ領域のデータはHDD16からバッファ15に読み出されて、バッファ15に一時的に記憶される。HDD16に予め記録されていないホール領域のデータは光ディスク19から読み出されて、HDD16によって記録されずに、バッファ15に直接供給されて、バッファ15に一時的に記憶される。
アプリケーションプログラム41は、バッファ15に一時的に記憶されたデータを読み出して、出力画像信号および音声信号を出力する。
図14は、キャッシュファイルに記録されていないデータを、光ディスク19から読み出して、光ディスク19から読み出したデータから直接コンテンツを再生する場合の、インデックス_nからのデータの読み出しの処理を説明するフローチャートである。ステップS121乃至ステップS123の処理は、図10のステップS61乃至ステップS63の処理と同様なのでその説明は省略する。
ステップS124において、ストレージマネージャ14は、HSM13に、インデックス_nに対応する位置からコンテンツのデータの読み出しを指示する。HSM13は、HDD16に、HDD16のキャッシュファイルのインデックス_nに対応するスタブ領域の先頭位置からデータの読み出しを開始させる。
ストレージマネージャ14は、HSM13に、光ディスク19からのコンテンツのデータの読み出し要求のコマンドを発行する。
ステップS125において、HSM13は、ステップS65の処理と同様に、ストアデータベース66から、対応するキャッシュファイルIDとボリウムIDを参照する。ステップS126において、ストレージサーバ65は、ステップS66の処理と同様に、ボリウムデータベース68を基に、ボリウムIDで特定される光ディスク19が格納されているディスクスロット21を特定する。
ステップS127において、ストレージサーバ65は、ステップS67の処理と同様に、メディアサーバ67に、特定されたディスクスロット21に格納されている光ディスク19のドライブ18への装着を指示する。メディアサーバ67は、チェンジャドライバ43を介して、ジュークシステム20に、特定されたディスクスロット21に格納されている光ディスク19をドライブ18に装着させる。
このように、光ディスク19は、HDD16のキャッシュファイルからデータが読み出されている間に、バックグラウンドで、ドライブ18に装着される。
ステップS128において、HSM13は、HDD16に記録されているデータである、スタブ領域のデータの読み出しが完了したか否かを判定し、スタブ領域のデータの読み出しが完了していないと判定された場合、ステップS128に戻り、判定の処理を繰り返す。ステップS128において、スタブ領域のデータの読み出しが完了したと判定された場合、ステップS129に進み、HSM13は、ドライブ18に、装着された光ディスク19からのデータの読み出しを開始させる。より具体的には、HSM13のマイグレーションファイルシステム64は、光ディスク19からのデータの読み出しの開始位置を、現在、HDD16から読み出されているデータの位置の後のホール領域であって、最も近いホール領域の先頭とする。ストレージサーバ65は、開始位置におけるデータを、光ディスク19が装着されたドライブ18に読み出させる。ドライブ18から読み出されたデータは、ストリームデコーダ23に供給される。
ステップS129の処理の後、手続きは、ステップS130に進む。
ステップS130において、ストレージマネージャ14は、コンテンツの最後までデータを読み出したか否かを判定し、コンテンツの最後までデータを読み出していないと判定された場合、ステップS130に戻り、判定の処理を繰り返す。
ステップS130において、コンテンツの最後までデータを読み出したと判定された場合、処理は終了する。
このようにすることで、HDD16へのアクセスをより少なくすることができる。また、HDD16の記録領域の使用量をより少なくすることができる。
光ディスク19をドライブ18に装着(マウント)した後は、ホール領域を含めた、コンテンツ上の任意の部分のデータを迅速に読み出すことができる。
なお、図1で示される記録再生システム1の処理および図12で示される記録再生システム1の処理を適応的に切り替えるようにしてもよい。
次に、記録再生システム1へのコンテンツの記録およびコンテンツの符号化について説明する。
記録再生システム1においては、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録におけるコンテンツのビットレートを決めるためのモードが決められている。
記録再生システム1においては、記録符号化方式またはビットレートを決めるためのモードとして、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードが決められている。
DVD優先モードは、1つのコンテンツの全体を、DVD+RまたはDVD+RWなどである光ディスク19の1枚に記録できるように、所定のビットレートでMPEG2方式でコンテンツを符号化するモードである。
画質優先モードは、HDD16および光ディスク19などの記録媒体の容量を考慮しないで、画像であるコンテンツの画質を優先し、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化するモードである。または、画質優先モードは、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式でコンテンツを符号化するモードである。
画質優先モードとされたコンテンツの、2枚以上の光ディスク19への記録を厭わない。
パーソナルコンテンツ優先モードは、使用者が個人的にDVで記録したコンテンツを、DV方式でそのまま記録するモードである。または、パーソナルコンテンツ優先モードは、使用者が個人的にMPEG2方式で符号化して記録したコンテンツを、そのまま記録するモードである。すなわち、パーソナルコンテンツ優先モードは、符号化方式およびビットレートを極力変えないで、コンテンツの劣化を抑制しようとするモードである。
記録容量重視モードは、HDD16および光ディスク19などの記録媒体の容量を優先し、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化するモードである。または、画質優先モードは、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式でコンテンツを符号化するモードである。
おな、以上に限らず、記録容量重視モードにおけるビットレートは、画質優先モードにおけるビットレートよりも低ければよい。記録容量重視モードにおけるビットレートおよび画質優先モードにおけるビットレートは、予め決められている。また、記録容量重視モードにおけるビットレートおよび画質優先モードにおけるビットレートは、使用者によって決められるようにしてもよい。
記録再生システム1においては、これらの複数のモードのうちの1つが、使用者からの指示を基に、記録再生システム1全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられる。そして、記録再生システム1においては、記録再生システム1全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードが決定される。または、使用者からの指示を基に、コンテンツについてのモードが決定される。
記録再生システム1においては、この決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化が制御される。
このような、コンテンツの記録およびコンテンツの符号化をする場合の、ビデオ/オーディオエンコーダ11、ビデオ/オーディオデコーダ24、およびアプリケーションプログラム41の構成について説明する。
図15は、ビデオ/オーディオエンコーダ11の構成の例を示すブロック図である。ビデオ/オーディオエンコーダ11は、ADコンバータ(Analog-to-Digital Converter)151、DVエンコーダ152、MPEG2エンコーダ153、MPEG2エンコーダ154、およびAVCエンコーダ155を備える。
ADコンバータ151は、アナログ信号である入力された入力画像信号をベースバンドの画像データに変換する。また、ADコンバータ151は、アナログ信号である入力された入力された音声信号をベースバンドの音声データに変換する。ADコンバータ151は、変換により得られたベースバンドの画像データをDVエンコーダ152に供給する。
DVエンコーダ152は、ADコンバータ151から供給されたベースバンドの画像データをDV方式で符号化する。
MPEG2エンコーダ153は、画質優先モードにおけるビットレートで、MPEG2方式でコンテンツを符号化する。例えば、MPEG2エンコーダ153は、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。
MPEG2エンコーダ154は、記録容量重視モードにおけるビットレートで、MPEG2方式でコンテンツを符号化する。例えば、MPEG2エンコーダ154は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。
AVCエンコーダ155は、AVC方式でコンテンツを符号化する。
図16は、ビデオ/オーディオデコーダ24の構成の例を示すブロック図である。ビデオ/オーディオデコーダ24は、DVデコーダ171、MPEG2デコーダ172、MPEG2デコーダ173、およびAVCデコーダ174を備える。
DVデコーダ171は、DV方式で符号化されているコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。
MPEG2デコーダ172は、MPEG2エンコーダ153において符号化されたコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。例えば、MPEG2デコーダ172は、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式で符号化されているコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。
MPEG2デコーダ173は、MPEG2エンコーダ154において符号化されたコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。例えば、MPEG2デコーダ173は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式で符号化されているコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。
AVCデコーダ174は、AVC方式で符号化されているコンテンツを復号し、復号により得られたベースバンドの画像データを出力する。
図17は、アプリケーションプログラム41の構成の例を示すブロック図である。アプリケーションプログラム41は、モード対応付け部191、コンテンツモード決定部192、コンテンツモード記録部193、記録制御部194、符号化制御部195、再圧縮部196、および信号処理部197から構成される。
モード対応付け部191は、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、記録再生システム1全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける。
コンテンツモード決定部192は、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つのモードであって、コンテンツについてのモードを決定する。または、コンテンツモード決定部192は、使用者からの指示を基に、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つのモードであって、コンテンツについてのモードを決定する。
コンテンツモード決定部192は、コンテンツ方式特定部201、入力端子特定部202、および指示取得部203を備える。コンテンツ方式特定部201は、入力しようとするコンテンツの符号化の方式を特定する。例えば、コンテンツ方式特定部201は、入力しようとするコンテンツのメタデータから、そのコンテンツの符号化の方式を特定する。
入力端子特定部202は、記録再生システム1の入力セレクタの状態などから、コンテンツが入力される端子を特定する。ここで入力端子とは、アナログ信号が入力されるピンジャック、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394の規格に準拠した端子(いわゆるDV端子)、またはネットワークインターフェースなどをいい、記録再生システム1において、アナログ入力1、アナログ入力2、コンポーネント入力1、デジタル入力1などの名称により、個別に区別される入力の経路をいう。
指示取得部203は、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を入力することで、使用者からの指示であって、コンテンツのモードの指示を取得する。
コンテンツモード記録部193は、決定されたコンテンツについてのモードを示す情報を記録する。例えば、コンテンツモード記録部193は、コンテンツデータベース61に、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つのモードであって、コンテンツに対応して決定されたモードを示す情報を記録する。
記録制御部194は、HSM13を介したHDD16への、入力されてきたコンテンツの記録を制御する。
符号化制御部195は、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つのモードであって、コンテンツについて決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化するように、入力されたコンテンツの符号化を制御する。符号化制御部195は、コンテンツモード判定部204を備える。
コンテンツモード判定部204は、コンテンツについて決定されたモードが、DVD優先モードであるか否か、画質優先モードであるか否か、パーソナルコンテンツ優先モードであるか否か、または記録容量重視モードであるか否かを判定する。例えば、コンテンツモード判定部204は、コンテンツデータベース61に記録されているモードを基に、コンテンツについて決定されたモードを判定する。
再圧縮部196は、使用者からの指示に基づいて、コンテンツの再圧縮(再度の符号化)を制御する。
信号処理部197は、コンテンツに各種の信号処理を適用する。例えば、信号処理部197は、モードが、記録におけるコンテンツの画素数を決めている場合、決定されたモードで決められる画素数になるように、コンテンツを信号処理する。信号処理部197は、記録容量重視モードが、記録におけるコンテンツの画素数を、いわゆるSD(Standard Definition)の640×480と決めている場合、HD(High Definition)であるコンテンツを、SDの640×480の画素数になるように、コンテンツを信号処理する。
図18は、コンテンツの符号化を説明する図である。アナログ信号のコンテンツが入力されると、そのコンテンツは、ADコンバータ151によりデジタルのデータに変換されて、さらに、DVエンコーダ152により、DV方式で符号化される。DV方式で符号化されたコンテンツは、DV方式ファイル221に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
DV方式で符号化されているコンテンツが入力されると、そのコンテンツは、そのままDV方式ファイル221に格納される。すなわち、コンテンツは、DV方式ファイル221に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
また、MPEG2方式で符号化されているコンテンツが入力されると、そのコンテンツは、そのままMPEG2方式ファイル222に格納される。言い換えれば、コンテンツは、MPEG2方式ファイル222に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
DV方式で符号化されているコンテンツを再生する場合、HSM13を介してHDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツが読み出される。そして、読み出された、DV方式で符号化されているコンテンツが、DVデコーダ171により復号されて、再生される。この場合、符号化による劣化が少なく、他の方式に比較して、高画質の画像が出力される。
コンテンツのモードがパーソナルコンテンツ優先モードである場合、DV方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、他の符号化方式に変換されない。
コンテンツのモードが画質優先モードである場合、DV方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式に変換されるか、またはAVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式に変換される。この場合、HSM13を介してHDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツが読み出され、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツが、DVデコーダ171により復号される。そして、復号により、ベースバンドの画像データとされたコンテンツがMPEG2エンコーダ153またはAVCエンコーダ155に供給される。
コンテンツのモードが画質優先モードである場合、MPEG2エンコーダ153は、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式で符号化されたコンテンツは、MPEG2方式ファイル222に格納される。コンテンツは、MPEG2方式ファイル222に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式で符号化されているコンテンツを再生する場合、HSM13を介してHDD16から、MPEG2方式ファイル222に格納されているコンテンツが読み出される。そして、MPEG2方式ファイル222に格納されている、MPEG2方式で符号化されているコンテンツが、MPEG2デコーダ172により復号されて、再生される。この場合、より低いビットレートでMPEG2方式で符号化する場合に比較して符号化による劣化が少なく、高画質の画像が出力される。
コンテンツのモードが画質優先モードである場合、AVCエンコーダ155は、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式でコンテンツを符号化する。
AVCエンコーダ155において、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式で符号化されたコンテンツは、AVC方式ファイル224に格納される。
AVC方式ファイル224に格納されているコンテンツを再生する場合、HSM13を介してHDD16から、AVC方式ファイル224に格納されているコンテンツが読み出される。そして、AVC方式ファイル224に格納されている、AVC方式で符号化されているコンテンツが、AVCデコーダ174により復号されて、再生される。この場合、同じビットレートでMPEG2方式で符号化する場合に比較して符号化による劣化が少なく、高画質の画像が出力される。
また、コンテンツのモードが画質優先モードである場合、MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、そのままとされるか、またはAVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式に変換される。MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式を、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式に変換する処理は、DV方式の場合と同様なのでその説明は省略する。
コンテンツのモードがDVD優先モードである場合、DV方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、その1つのコンテンツの全体を、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19の1枚に記録できるように、所定のビットレートのMPEG2方式に変換される。この場合、HSM13を介してHDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツが読み出され、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツが、DVデコーダ171により復号される。そして、ベースバンドの画像データとされたコンテンツがMPEG2エンコーダ154に供給される。
MPEG2エンコーダ154は、1つのコンテンツの全体を、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19の1枚に記録できるように、所定のビットレートでMPEG2方式でコンテンツを符号化する。例えば、4.7GBの記録容量のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19にコンテンツを記録しようとする場合、MPEG2エンコーダ154は、そのコンテンツの全体を4.7GB以下であって、4.7GBにより近いデータ量となるように、ビットレートを定めて、そのビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。
例えば、8.5GBの記録容量のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19にコンテンツを記録しようとする場合、MPEG2エンコーダ154は、そのコンテンツの全体を8.5GB以下であって、8.5GBにより近いデータ量となるように、ビットレートを定めて、そのビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。
MPEG2エンコーダ154において、所定のビットレートでMPEG2方式で符号化されたコンテンツは、MPEG2方式ファイル223に格納される。すなわち、コンテンツは、MPEG2方式ファイル223に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
MPEG2方式ファイル223に格納されているコンテンツを再生する場合、HSM13を介してHDD16から、MPEG2方式ファイル223に格納されているコンテンツが読み出される。そして、MPEG2方式ファイル223に格納されている、MPEG2方式で符号化されているコンテンツが、MPEG2デコーダ173により復号されて、再生される。
また、ドライブ18は、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19に、MPEG2方式ファイル223に格納されているコンテンツであって、DVD優先モードであるコンテンツを書き込む。この場合、MPEG2方式ファイル223に格納されているコンテンツのデータ量は、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19の記録容量以下なので、符号化の方式やビットレートを変えることなく、1枚のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19に、コンテンツの全体が書き込まれる。
例えば、所定のディスクスロット21にDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19が装着されて、使用者がアプリケーションプログラム41にDVD優先モードである所定のコンテンツのそのディスクスロット21に装着されている光ディスク19への書き込みを指示すると、ドライブ18は、DVD+RまたはDVD+RWであるその光ディスク19に、DVD優先モードであるそのコンテンツを書き込む。
また、コンテンツのモードがDVD優先モードである場合、MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、その1つのコンテンツの全体を、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19の1枚に記録できるように、所定のビットレートに変換される。MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式を、所定のビットレートに変換する処理は、DV方式の場合と同様なのでその説明は省略する。
コンテンツのモードが記録容量重視モードである場合、DV方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式に変換されるか、またはMPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式に変換される。
この場合、HSM13を介してHDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツが読み出され、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツが、DVデコーダ171により復号される。そして、ベースバンドの画像データとされたコンテンツがMPEG2エンコーダ154またはAVCエンコーダ155に供給される。
コンテンツのモードが記録容量重視モードである場合、MPEG2エンコーダ154は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する。
MPEG2エンコーダ154において、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式で符号化されたコンテンツは、MPEG2方式ファイル223に格納される。この場合、より高いビットレートでMPEG2方式で符号化する場合に比較してコンテンツのデータ量をより少なくすることができる。その結果、HDD16の記録容量が同じでも、より多くのコンテンツを記録することができる。
コンテンツのモードが記録容量重視モードである場合、AVCエンコーダ155は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式でコンテンツを符号化する。
AVCエンコーダ155において、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式で符号化されたコンテンツは、AVC方式ファイル224に格納される。この場合、MPEG2方式で符号化する場合に比較してコンテンツのデータ量をより少なくすることができる。その結果、HDD16の記録容量が同じでも、より多くのコンテンツを記録することができる。
また、コンテンツのモードが記録容量重視モードである場合、MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式は、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式に変換されるか、またはMPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式に変換される。MPEG2方式で符号化されているコンテンツの符号化の方式を、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式に変換するか、またはMPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式に変換する処理は、DV方式の場合と同様なのでその説明は省略する。
図19は、アプリケーションプログラム41による、記録の処理を説明するフローチャートである。ステップS161において、モード対応付け部191は、モード対応付けの処理を実行する。モード対応付けの処理の詳細は、図20のフローチャートを参照して後述する。
ステップS162において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツのモードの決定の処理を実行する。コンテンツのモードの決定の処理の詳細は、図21のフローチャートを参照して後述する。
ステップS163において、記録制御部194は、コンテンツの記録の処理を実行する。コンテンツの記録の処理の詳細は、図22のフローチャートを参照して後述する。
ステップS164において、符号化制御部195は、コンテンツの符号化の方式の変換の処理を実行する。コンテンツの符号化の方式の変換の処理の詳細は、図23または図24のフローチャートを参照して後述する。
ステップS165において、アプリケーションプログラム41は、使用者の操作に応じた使用者の指示を示す信号を基に、コンテンツを再圧縮するか否かを判定し、コンテンツを再圧縮すると判定された場合、ステップS166に進み、再圧縮部196は、再圧縮の処理を実行して、処理は終了する。再圧縮の処理の詳細は、図25のフローチャートを参照して後述する。
ステップS165において、コンテンツを再圧縮しないと判定された場合、ステップS166はスキップされて、コンテンツを再圧縮しないで、処理は終了する。
図20は、ステップS161に対応する、モード対応付けの処理の詳細を説明するフローチャートである。ステップS201において、モード対応付け部191は、使用者が対応付けを指示する操作に応じた、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を基に、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの中から、1つのモードを記録再生システム1全体に対応付ける。
ステップS202において、モード対応付け部191は、使用者が対応付けを指示する操作に応じた、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を基に、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの中から、1つのモードを入力端子に対応付ける。
すなわち、モード対応付け部191は、アナログ入力1、アナログ入力2、コンポーネント入力1、デジタル入力1などの名称により、個別に区別される入力端子にモードを対応付ける。
ステップS202において、モードが対応付けられる入力端子は、記録再生システム1の入力端子の全部であっても、その一部であってもよい。
複数の入力端子にモードを対応付ける場合には、入力端子のそれぞれに、モードが対応付けられる。この場合、異なる入力端子に、異なるモードが対応付けられるようにしても、異なる入力端子に、同じモードが対応付けられるようにしてもよい。
ステップS203において、モード対応付け部191は、使用者が対応付けを指示する操作に応じた、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を基に、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの中から、1つのモードをコンテンツの方式に対応付けて、処理は終了する。例えば、ステップS203において、モード対応付け部191は、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの中のパーソナルコンテンツ優先モードを、DV方式に対応付ける。
ステップS203において、複数の方式にモードを対応付ける場合には、方式のそれぞれに、モードが対応付けられる。この場合、異なる方式に、異なるモードが対応付けられるようにしても、異なる方式に、同じモードが対応付けられるようにしてもよい。
このように、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録におけるコンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つが、使用者からの指示を基に、コンテンツが入力される入力端子または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられる。
図21は、ステップS162に対応する、コンテンツのモードの決定の処理の詳細を説明するフローチャートである。ステップS221において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードを、システム全体、すなわち記録再生システム1全体に対応付けられているモードにする。例えば、記録再生システム1全体に対してDVD優先モードが対応付けられている場合、ステップS221において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードをDVD優先モードとする。
ステップS222において、コンテンツモード決定部192のコンテンツ方式特定部201は、入力しよとするコンテンツの方式を特定する。例えば、ステップS222において、コンテンツ方式特定部201は、DV端子を介して接続されているビデオカメラ71から入力しようとするコンテンツのメタデータを読み出して、そのメタデータから、そのコンテンツの符号化の方式を特定する。
ステップS223において、コンテンツモード決定部192は、特定された方式に対してモードが対応付けられているか否かを判定する。ステップS223において、特定された方式に対してモードが対応付けられていると判定された場合、ステップS224に進み、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードを、特定された方式に対応付けられているモードにし、ステップS230に進む。例えば、ステップS222において特定されたコンテンツの方式がDV方式であって、DV方式に対してパーソナルコンテンツ優先モードが対応付けられている場合、ステップS224において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードをパーソナルコンテンツ優先モードとする。
ステップS223において、特定された方式に対してモードが対応付けられていないと判定された場合、ステップS225に進み、コンテンツモード決定部192の入力端子特定部202は、接続状態からコンテンツが入力される入力端子を特定する。例えば、ステップS225において、入力端子特定部202は、コンテンツが入力される入力端子として、アナログ入力1、アナログ入力2、コンポーネント入力1、デジタル入力1などの名称により、個別に区別される入力端子を特定する。
ステップS226において、コンテンツモード決定部192は、入力端子が特定されたか否かを判定し、入力端子が特定することができなかったと判定された場合、ステップS227に進み、コンテンツモード決定部192の指示取得部203は、使用者の操作による指示を取得することで、コンテンツを入力する入力端子を特定し、手続きは、ステップS228に進む。例えば、指示取得部203は、使用者が指示する操作に応じた、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を取得することで、使用者の操作による指示を取得し、コンテンツを入力する入力端子を特定する。
ステップS226において、入力端子が特定されたと判定された場合、使用者からの指示を取得する必要がないので、ステップS227はスキップされ、手続きは、ステップS228に進む。
ステップS228において、コンテンツモード決定部192は、特定された入力端子に対してモードが対応付けられているか否かを判定する。ステップS228において、特定された入力端子に対してモードが対応付けられていると判定された場合、ステップS229に進み、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードを、特定された入力端子に対応付けられているモードにし、ステップS230に進む。
例えば、ステップS225またはステップS227において特定された入力端子がアナログ入力1であって、アナログ入力1に対して記録容量重視モードが対応付けられている場合、ステップS229において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードを記録容量重視モードとする。
ステップS228において、特定された入力端子に対してモードが対応付けられていないと判定された場合、モードを変えることなく、ステップS230に進む。
ステップS230において、指示取得部203は、使用者にモードを決めさせる画面を図示せぬ表示部に表示させる。ステップS231において、指示取得部203は、使用者の操作による指示を取得する。例えば、指示取得部203は、使用者が指示する操作に応じた、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を取得することで、使用者の操作による指示を取得する。
ステップS232において、コンテンツモード決定部192は、使用者からモードが指示されたか否かを判定し、使用者からモードが指示されたと判定された場合、ステップS233に進み、コンテンツに対応するモードを、使用者に指示されたモードにして、処理は終了する。
例えば、ステップS231において取得された指示が、画質優先モードの指示である場合、ステップS233において、コンテンツモード決定部192は、コンテンツに対応するモードを画質優先モードとする。
ステップS232において、使用者からモードが指示されていないと判定された場合、モードを変えることなく、処理は終了する。
コンテンツのモードの決定の処理により、最終的に決定された、コンテンツに対応するモードを示す情報は、コンテンツモード記録部193により、コンテンツデータベース61に記録される。
このように、入力端子または入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードが決定される。
次に、図22のフローチャートを参照して、ステップS163に対応する、コンテンツの記録の処理の詳細を説明する。ステップS251において、記録制御部194は、コンテンツがアナログ信号で入力されるか否かを判定し、コンテンツがアナログ信号で入力されると判定された場合、ステップS252に進み、記録制御部194は、ビデオ/オーディオエンコーダ11に、コンテンツをDV方式に変換させる。すなわち、この場合、ビデオ/オーディオエンコーダ11のADコンバータ151は、コンテンツであるアナログ信号をベースバンドの画像データに変換し、DVエンコーダ152は、そのベースバンドの画像データをDV方式で符号化する。
ステップS253において、記録制御部194は、ステップS252で変換されたDV方式のコンテンツを、HSM13を介して、HDD16に記録させ、処理は終了する。
一方、ステップS251において、コンテンツがアナログ信号で入力さないと判定された場合、コンテンツがデジタルデータとして入力されるので、ステップS254に進み、記録制御部194は、デジタルデータであるコンテンツをそのまま、HSM13を介して、HDD16に記録させ、処理は終了する。この場合、図18を参照して説明したように、デジタルデータであるコンテンツのうち、DV方式で符号化されているコンテンツは、DV方式ファイル221に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録され、MPEG2方式で符号化されているコンテンツは、MPEG2方式ファイル222に格納されて、HSM13を介してHDD16に記録される。
このように、入力されたコンテンツを予め定めた符号化の方式であるDV方式で符号化して記録するか、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式である、DV方式かMPEG2方式のままコンテンツを記録するように、コンテンツの記録が制御される。
図23は、ステップS164に対応する、コンテンツの符号化の方式の変換の処理の詳細の例を説明するフローチャートである。ステップS271において、符号化制御部195のコンテンツモード判定部204は、コンテンツデータベース61に記録されているモードを示す情報を基に、ステップS162で決定されたコンテンツのモードが、パーソナルコンテンツ優先モードであるか否かを判定し、コンテンツのモードがパーソナルコンテンツ優先モードであると判定された場合、コンテンツの符号化の方式を変換しないで、そのまま処理は終了する。
このように、コンテンツのモードがパーソナルコンテンツ優先モードである場合、入力されたコンテンツがそのまま記録されることになる。
ステップS271において、コンテンツのモードがパーソナルコンテンツ優先モードでないと判定された場合、ステップS272に進み、符号化制御部195のコンテンツモード判定部204は、コンテンツデータベース61に記録されているモードを示す情報を基に、ステップS162で決定されたコンテンツのモードが、画質優先モードであるか否かを判定する。ステップS272において、コンテンツのモードが画質優先モードであると判定された場合、ステップS273に進み、符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ153に、そのコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式に変換させ、処理は終了する。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171に、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツを、復号させる。符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ153に、復号されたコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式で符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式で符号化されたコンテンツを、MPEG2方式ファイル222に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
なお、ステップS273において、符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ153に、そのコンテンツを、記録容量重視モードのコンテンツの符号化におけるビットレートよりも高いビットレートのMPEG2方式に変換させるようにしてもよい。
ステップS272において、コンテンツのモードが画質優先モードでないと判定された場合、ステップS274に進み、符号化制御部195は、さらに、コンテンツデータベース61に記録されているモードを示す情報を基に、ステップS162で決定されたコンテンツのモードが、DVD優先モードであるか否かを判定する。ステップS274において、コンテンツのモードがDVD優先モードであると判定された場合、ステップS275に進み、符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ154に、そのコンテンツの全体を、DVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19の1枚に記録できるように、所定のビットレートのMPEG2方式に変換させ、処理は終了する。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171に、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツを、復号させる。符号化制御部195は、4.7GBの記録容量のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19にコンテンツを記録しようとする場合、MPEG2エンコーダ154に、そのコンテンツの全体を4.7GB以下であって、4.7GBにより近いデータ量となるように、ビットレートを定めさせ、MPEG2方式でコンテンツを符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、1枚のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19に記録できるように、所定のビットレートでMPEG2方式で符号化されたコンテンツを、MPEG2方式ファイル223に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
このようにすることで、DVD優先モードのコンテンツを、1枚のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19に記録する前に、いちいち、その符号化の方式を変更したり、そのビットレートを調整したりする必要がなくなり、DVD優先モードのコンテンツは、1枚のDVD+RまたはDVD+RWである光ディスク19に迅速に記録できるようになる。
ステップS274において、コンテンツのモードがDVD優先モードでないと判定された場合、コンテンツのモードは記録容量重視モードなので、ステップS276に進み、符号化制御部195は、コンテンツがHDのコンテンツであるか否かを判定する。ステップS276において、コンテンツがHDのコンテンツであると判定された場合、ステップS277に進み、符号化制御部195は、信号処理部197に、そのHDのコンテンツをSDのコンテンツに変換させ、手続きは、ステップS278に進む。
すなわち、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171に、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツを、復号させる。符号化制御部195は、信号処理部197に、復号されたHDであるコンテンツをSDのコンテンツに変換させる。
ステップS276において、コンテンツがHDのコンテンツでないと判定された場合、ステップS277はスキップされて、手続きは、ステップS278に進む。
ステップS278において、符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ153に、そのコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式に変換させる。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171に、読み出されたDV方式で符号化されているコンテンツを、復号させる。符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ154に、復号されたコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式で符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式で符号化されたコンテンツを、MPEG2方式ファイル223に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
なお、ステップS278において、符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ154に、そのコンテンツを、画質優先モードのコンテンツの符号化におけるビットレートよりも低いビットレートのMPEG2方式に変換させるようにしてもよい。
ステップS279において、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、記録容量重視モードの元のコンテンツを消去させて、処理は終了する。
図24は、ステップS164に対応する、コンテンツの符号化の方式の変換の処理の詳細の他の例を説明するフローチャートである。ステップS291およびステップS292は、それぞれ、図23のステップS271およびステップS272と同様なので、その説明は省略する。
ステップS292において、コンテンツのモードが画質優先モードであると判定された場合、ステップS293に進み、符号化制御部195は、コンテンツデータベース61に記録されているコンテンツの符号化の方式を示す情報を基に、コンテンツの方式が、DV方式であるか否かを判定する。ステップS293において、コンテンツの方式がDV方式であると判定された場合、コンテンツの符号化の方式を変換しないで、そのまま処理は終了する。
ステップS293において、コンテンツの方式がDV方式でないと判定された場合、ステップS294に進み、符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、そのコンテンツを、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式に変換させ、処理は終了する。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、MPEG2方式ファイル222に格納されているコンテンツを読み出させ、MPEG2エンコーダ153に、読み出されたMPEG2方式で符号化されているコンテンツを、復号させる。符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、復号されたコンテンツを、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式で符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、AVCの規格で規定されている最も高いビットレートのAVC方式で符号化されたコンテンツを、AVC方式ファイル224に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
なお、ステップS294において、符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、そのコンテンツを、記録容量重視モードのコンテンツの符号化におけるビットレートよりも高いビットレートのAVC方式に変換させるようにしてもよい。
ステップS292において、コンテンツのモードが画質優先モードでないと判定された場合、ステップS295に進む。
ステップS295乃至ステップS298は、それぞれ、図23のステップS274乃至ステップS277と同様なので、その説明は省略する。
ステップS299において、符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、そのコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式に変換させ、処理は終了する。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221またはMPEG2方式ファイル222に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171またはMPEG2エンコーダ153に、読み出されたコンテンツを復号させる。符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、復号されたコンテンツを、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式で符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートよりも低いビットレートのAVC方式で符号化されたコンテンツを、AVC方式ファイル224に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
なお、ステップS299において、符号化制御部195は、AVCエンコーダ155に、そのコンテンツを、画質優先モードのコンテンツの符号化におけるビットレートよりも低いビットレートのAVC方式に変換させるようにしてもよい。
ステップS300において、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、記録容量重視モードの元のコンテンツを消去させて、処理は終了する。
このように、決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化が制御される。
このようにすることで、使用者が、符号化方式とビットレートの意味を理解する必要もなく、コンテンツを符号化して記録する場合、コンテンツの符号化方式とビットレートとを直接指定する必要がなくなり、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化できる。
次に、図25のフローチャートを参照して、図19のステップS166に対応する、再圧縮の処理の詳細を説明する。ステップS321において、再圧縮部196は、コンテンツデータベース61に格納されているコンテンツのモードを示す情報を基に、コンテンツのモードが、パーソナルコンテンツ優先モードであるか否かを判定する。
ステップS321において、コンテンツのモードが、パーソナルコンテンツ優先モードでないと判定された場合、コンテンツを再度、圧縮する必要がないので、処理は終了する。
ステップS321において、コンテンツのモードが、パーソナルコンテンツ優先モードであると判定された場合、ステップS322において、再圧縮部196は、信号処理部197に、そのコンテンツに画質および音質を改善する処理を適用させる。
ステップS323において、再圧縮部196は、MPEG2エンコーダ154に、そのコンテンツを、現在のビットレートより低いビットレートのMPEG2方式に変換させる。
例えば、符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、DV方式ファイル221またはMPEG2方式ファイル222に格納されているコンテンツを読み出させ、DVデコーダ171またはMPEG2エンコーダ153に、読み出されたコンテンツを復号させる。符号化制御部195は、MPEG2エンコーダ154に、復号されたコンテンツを、現在のビットレートより低いビットレートのMPEG2方式で符号化させる。
符号化制御部195は、ストレージマネージャ14に、符号化されたコンテンツを、MPEG2方式ファイル222に格納させて、HSM13を介してHDD16に記録させる。
なお、コンテンツは、現在のビットレートより低いビットレートのAVC方式で符号化されるようにしてもよい。
ステップS324において、再圧縮部196は、元のコンテンツを消去するか否かの使用者からの指示を取得する。例えば、再圧縮部196は、元のコンテンツを消去するか否かの指示の入力を促す画像をモニタ25に表示させ、図示せぬスイッチまたはリモートコントローラの受光部などからの信号を入力することで、元のコンテンツを消去するか否かの使用者からの指示を取得する。
ステップS325において、再圧縮部325は、元のコンテンツの消去が指示されたか否かを判定し、元のコンテンツの消去が指示されたと判定された場合、ステップS326に進み、ストレージマネージャ14に、HSM13を介して、HDD16から、元のコンテンツを消去させて、処理は終了する。
ステップS325において、元のコンテンツの消去が指示されたと判定された場合、コンテンツを消去する必要はないので、ステップS326はスキップされて、処理は終了する。
このように、使用者からコンテンツの再圧縮が指示された場合、本来コンテンツをそのまま記録するモードであるパーソナルコンテンツ優先モードのコンテンツが、データ量がより少なくなるように圧縮される。
さらに、記録しているコンテンツをネットワーク73を介して送信するようにすることもできる。
図26は、記録しているコンテンツをネットワークを介して送信する、本発明の一実施の形態の記録再生システム251の構成を示すブロック図である。図1に示す場合と同様に部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
この場合、記録再生システム251は、サーバ301と、サーバ301にネットワーク73を介して接続されるクライアント302とからなる。
サーバ301は、ビデオ/オーディオエンコーダ11、ストリームエンコーダ12、HSM13、ストレージマネージャ14、ストリームデコーダ23、ビデオ/オーディオデコーダ24、アプリケーションプログラム41、コンテンツマネージャ42、チェンジャドライバ43、ジュークボックス制御部44、ジュークボックス45、ストリーミングサーバ321、およびネットワークライブラリ322を含むように構成される。
アプリケーションプログラム41は、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、記録再生システム251全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける。そして、アプリケーションプログラム41は、記録再生システム251全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードを決定する。または、アプリケーションプログラム41は、使用者からの指示を基に、コンテンツについてのモードを決定する。
アプリケーションプログラム41は、この決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化を制御する。
アプリケーションプログラム41は、ストリーミングサーバ321に、ネットワーク73を介してクライアント302から送信されてきた画像データを含むストリームを受信させる。アプリケーションプログラム41は、ストリーミングサーバ321に受信させたストリームをストレージマネージャ14に供給する。
また、アプリケーションプログラム41は、ストリーミングサーバ321に、ストレージマネージャ14から供給されたストリームを、ネットワーク73を介してクライアント302に送信させる。
ストリーミングサーバ321は、ネットワークライブラリ322として記述されている手続きを基に、アプリケーションプログラム41から供給されたストリームを、ネットワーク73を介して、クライアント302に送信する。ストリーミングサーバ321は、ネットワーク73を介してクライアント302から送信されてきたストリームを受信する。ストリーミングサーバ321は、受信したストリームをアプリケーションプログラム41に供給する。
また、ストリーミングサーバ321は、ネットワーク73を介してクライアント302から送信されてきた、所定の位置からのコンテンツの再生を要求するデータ(ストリームの送信要求)が受信されると、要求された位置からコンテンツを再生するためのストリームをネットワーク73を介して、クライアント302に送信する。
ネットワークライブラリ322には、ネットワーク73を介した、ストリームまたはデータを送信または受信する手続きが記述されている。
ネットワーク73は、無線または有線を伝送媒体とする、ホームネットワークなどのLAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線、または専用回線などからなり、各種のデータ(ストリームを含む)を伝送する。
クライアント302は、アプリケーションプログラム341、ストリーミングクライアント342、ネットワーククライアント343、ビデオ/オーディオデコーダ344、およびビデオ/オーディオエンコーダ345を含むように構成される。
アプリケーションプログラム341は、使用者とのインターフェースの機能を有し、使用者からの指示を取得するか、使用者にクライアント302に関する各種の情報を通知する。アプリケーションプログラム41は、クライアント302全体を制御する。
ストリーミングクライアント342は、ネットワーク73を介して、サーバ301から送信されてきたストリームを受信して、受信したストリームをビデオ/オーディオデコーダ344に供給する。ネットワーククライアント343は、ネットワーク73を介して、サーバ301と各種のデータを送受信する。ネットワーククライアント343は、ビデオ/オーディオエンコーダ345から供給されたストリームを、ネットワーク73を介して、サーバ301に送信する。また、ネットワーククライアント343は、所望の位置からのコンテンツの再生を要求するデータ(ストリームの送信要求)を、ネットワーク73を介して、サーバ301に送信する。
ビデオ/オーディオデコーダ344は、ストリームを画像データおよび音声データに分離する。そして、ビデオ/オーディオデコーダ344は、符号化されている画像データおよび音声データを、いわゆるベースバンドの画像データおよび音声データに復号し、復号により得られたベースバンドの画像データおよび音声データを基にした、出力画像信号および音声信号(図示せず)をモニタ25に供給する。
ビデオ/オーディオエンコーダ345は、ビデオカメラ71からの入力画像信号および音声信号を取得し、取得した入力画像信号および音声信号をベースバンドの画像データおよび音声データに変換する。ビデオ/オーディオエンコーダ345は、ベースバンドの画像データおよび音声データを符号化し、符号化された画像データおよび音声データを多重化することでストリームを生成する。ビデオ/オーディオエンコーダ345は、生成したストリームをネットワーククライアント343に供給する。
このように、サーバ301は、ネットワーク73を介して、クライアント302に、所望の位置からコンテンツを再生するストリームを、迅速に送信することができる。また、サーバ301は、ネットワーク73を介して、クライアント302から送信されてきたコンテンツのストリームを受信する。
サーバ301は、ネットワーク73を介して、クライアント302から送信されてきたコンテンツを記録する。
また、クライアント側でコンテンツを符号化し、サーバ側で符号化されたコンテンツを記録することもできる。
図27は、クライアント側でコンテンツを符号化し、サーバ側で符号化されたコンテンツを記録する、本発明の一実施の形態の記録再生システム351の構成を示すブロック図である。図26に示す場合と同様に部分には同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
この場合、記録再生システム251は、サーバ361と、サーバ361にネットワーク73を介して接続されるクライアント362とからなる。
サーバ361は、HSM13、ストレージマネージャ14、コンテンツマネージャ42、チェンジャドライバ43、ジュークボックス制御部44、ジュークボックス45、ストリーミングサーバ321、ネットワークライブラリ322、およびアプリケーションプログラム381を含むように構成される。
アプリケーションプログラム381は、ストリーミングサーバ321に、ネットワーク73を介してクライアント362から送信されてきた画像データおよび音声データを含むストリームを受信させる。アプリケーションプログラム381は、ストリーミングサーバ321に受信させたストリームをストレージマネージャ14に供給する。
また、アプリケーションプログラム381は、ストリーミングサーバ321に、ストレージマネージャ14から供給されたストリームを、ネットワーク73を介してストリーミングサーバ321に送信させる。
クライアント362は、ビデオ/オーディオエンコーダ11、ストリームエンコーダ12、ストリームデコーダ23、ビデオ/オーディオデコーダ24、ストリーミングクライアント342、ネットワーククライアント343、およびアプリケーションプログラム382を含むように構成される。
アプリケーションプログラム382は、クライアント302全体を制御する。
アプリケーションプログラム382は、アプリケーションプログラム41と同様の処理で、DVD優先モード、画質優先モード、パーソナルコンテンツ優先モード、および記録容量重視モードの4つのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、記録再生システム351全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける。そして、アプリケーションプログラム382は、アプリケーションプログラム41と同様の処理で、記録再生システム351全体、コンテンツが入力される入力端子、または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードを決定する。または、アプリケーションプログラム382は、アプリケーションプログラム41と同様の処理で、使用者からの指示を基に、コンテンツについてのモードを決定する。
アプリケーションプログラム382は、アプリケーションプログラム41と同様の処理で、この決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化を制御する。
アプリケーションプログラム382は、ストリーミングクライアント342に、ネットワーク73を介して、サーバ361から送信されてきたストリームを受信させる。アプリケーションプログラム382は、ストリーミングクライアント342に受信させたストリームをストリームデコーダ23に供給する。
また、アプリケーションプログラム382は、ネットワーククライアント343に、ストリームエンコーダ12から供給されたストリームを、ネットワーク73を介して、サーバ361に送信させる。
図28は、アプリケーションプログラム382の構成の例を示すブロック図である。アプリケーションプログラム382は、モード対応付け部191、コンテンツモード決定部192、コンテンツモード記録部193、符号化制御部195、再圧縮部196、信号処理部197、および通信制御部391から構成される。図17に示す場合と同様の部分には、同一の符号を付してあり、その説明は省略する。
通信制御部391は、ストリーミングクライアント342を制御し、ストリーミングクライアント342に、ネットワーク73を介して、サーバ361から送信されてきたストリームを受信させる。また、通信制御部391は、ネットワーククライアント343を制御し、ネットワーククライアント343に、ストリームエンコーダ12から供給されたストリームを、ネットワーク73を介して、サーバ361に送信させる。
このように、サーバ361は、コンテンツを符号化し、サーバ361は、符号化されたコンテンツを記録することができる。
なお、1次ストレージとして、HDD16に代えて、半導体メモリなどの他の高速な記録媒体を用いるようにしもよく、また、2次ストレージとして、光ディスク19に代えて、磁気ディスクまたは磁気テープなどの1次ストレージに比較して記録容量当たりの価格が安い他の記録媒体を用いるようにしてもよい。
このように、モードによって符号化の方式を決めるようにした場合には、コンテンツを符号化して記録することができる。また、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録におけるコンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、コンテンツが入力される入力端子または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、入力端子または入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードを決定し、決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化を制御するようにした場合には、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化して記録することができる。
モードによって符号化の方式を決めるようにした場合には、コンテンツを符号化することができる。また、複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録におけるコンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、コンテンツが入力される入力端子または入力するときのコンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、入力端子または入力符号化方式に対応付けられているモードと、コンテンツを入力する入力端子または入力符号化方式とから、コンテンツについてのモードを決定し、決定されたモードで決められる記録符号化方式またはビットレートでの、入力されたコンテンツの符号化を制御するようにした場合には、簡単かつ容易に、所望の符号化方式またはビットレートでコンテンツを符号化することができる。
なお、コンテンツの符号化方式は、DV方式、MPEG方式、またはAVC方式に限らず、コンテンツの符号化に適した方式であればよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図29は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)401は、ROM(Read Only Memory)402、記録部408、または記録部409に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)403には、CPU401が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404により相互に接続されている。
CPU401にはまた、バス404を介して入出力インターフェース405が接続されている。入出力インターフェース405には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部406、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部407が接続されている。CPU401は、入力部406から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU401は、処理の結果を出力部407に出力する。
入出力インターフェース405に接続されている記録部408は、例えばHDD115に対応し、CPU401が実行するプログラムや各種のデータを記録する。記録部409は、例えばジュークボックス45に対応し、各種のデータやCPU401が実行するプログラムを記録する。通信部410は、インターネットやLANなどのネットワーク73を介してクライアント302などの外部の装置と通信する。
また、通信部410を介してプログラムを取得し、記録部408または記録部409に記憶してもよい。
入出力インターフェース405に接続されているドライブ411は、磁気ディスク421、光ディスク422、光磁気ディスク423、或いは半導体メモリ424などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部408または記録部409に転送され、記録される。
一連の説明で「MPEG2の規格で規定されている最も高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」または「MPEG2の規格で規定されている最も低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」と説明したが、これは典型的な一例であって、「MPEG2の規格で規定されているビットレートの範囲の中で比較的高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」または「MPEG2の規格で規定されているビットレートの範囲の中で比較的低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」ようにしてもよい。より具体的には、「MPEG2の規格で規定されているビットレートの範囲の中で、その範囲の中央の値より高いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」または「MPEG2の規格で規定されているビットレートの範囲の中で、その範囲の中央の値より低いビットレートのMPEG2方式でコンテンツを符号化する」ようにしてもよい。
一連の処理をさせるプログラムが格納されている記録媒体は、図29に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク421(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク422(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク423(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ424などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM402や、記録部408に含まれるハードディスクまたは記録部409に含まれる光ディスク19などで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明の一実施の形態の記録再生システムの構成を示すブロック図である。 記録再生システムのより詳細な構成を示すブロック図である。 記録再生システムにおいて用いる情報を説明する図である。 HDDに記録されるキャッシュファイルを説明する図である。 HDDに記録されるキャッシュファイルおよびキャッシュファイルを用いたコンテンツのデータの読み出しを説明する図である。 スタブ状態のキャッシュファイルを説明する図である。 領域および拡張属性における領域情報について説明する図である。 ヒント情報の書き込みの処理を説明するフローチャートである。 スタブファイル状態のキャッシュファイルの生成の処理を説明するフローチャートである。 インデックス_nからのデータの読み出しの処理を説明するフローチャートである。 リロードの処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態の記録再生システムの他の構成を示すブロック図である。 キャッシュファイルを用いたコンテンツのデータの読み出しを説明する図である。 インデックス_nからのデータの読み出しの処理を説明するフローチャートである。 ビデオ/オーディオエンコーダの構成の例を示すブロック図である。 ビデオ/オーディオデコーダの構成の例を示すブロック図である。 アプリケーションプログラムの構成の例を示すブロック図である。 コンテンツの符号化を説明する図である。 記録の処理を説明するフローチャートである。 モード対応付けの処理を説明するフローチャートである。 コンテンツのモードの決定の処理を説明するフローチャートである。 コンテンツの記録の処理を説明するフローチャートである。 コンテンツの符号化の方式の変換の処理を説明するフローチャートである。 コンテンツの符号化の方式の変換の処理を説明するフローチャートである。 再圧縮の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態の記録再生システムのさらに他の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態の記録再生システムのさらに他の構成を示すブロック図である。 アプリケーションプログラムの構成の例を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 記録再生システム, 11 ビデオ/オーディオエンコーダ, 13 HSM, 14 ストレージマネージャ, 16 HDD, 18 ドライブ, 19 光ディスク, 20 ジュークシステム, 21 ディスクスロット, 22 ピッカー, 24 ビデオ/オーディオデコーダ, 41 アプリケーションプログラム, 42 コンテンツマネージャ, 44 ジュークボックス制御部, 45 ジュークボックス, 61 コンテンツデータベース, 62 システムマネージャ, 63 ファイルI/Oマネージャ, 64 マイグレーションファイルシステム, 65 ストレージサーバ, 66 ストアデータベース, 67 メディアサーバ, 68 ボリウムデータベース, 73 ネットワーク, 151 ADコンバータ, 152 DVエンコーダ, 153 MPEG2エンコーダ, 154 MPEG2エンコーダ, 155 AVCエンコーダ, 171 DVデコーダ, 172 MPEG2デコーダ, 173 MPEG2デコーダ, 174 AVCデコーダ, 191 モード対応付け部, 192 コンテンツモード決定部, 193 コンテンツモード記録部, 194 記録制御部, 195 符号化制御部, 196 再圧縮部, 197 信号処理部, 201 コンテンツ方式特定部, 202 入力端子特定部, 203 指示取得部, 204 コンテンツモード判定部, 251 記録再生システム, 301 サーバ, 302 クライアント, 321 ストリーミングサーバ, 342 ストリーミングクライアント, 343 ネットワーククライアント, 351 記録再生システム, 381 アプリケーションプログラム, 382 アプリケーションプログラム, 391 通信制御部, 401 CPU, 402 ROM, 403 RAM, 408 記録部, 409 記録部, 410 通信部, 471 磁気ディスク, 422 光ディスク, 423 光磁気ディスク, 424 半導体メモリ

Claims (10)

  1. 複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段と、
    前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段と、
    決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段と
    を備える記録装置。
  2. 入力された前記コンテンツを予め定めた符号化の方式で符号化して記録するか、または前記入力符号化方式のまま前記コンテンツを記録するように、前記コンテンツの記録を制御する記録制御手段をさらに備え、
    前記符号化制御手段は、前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、記録された前記コンテンツの符号化を制御する
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記モードは、記録における前記コンテンツの画素数を決め、
    決定された前記モードで決められる前記画素数になるように、前記コンテンツを信号処理する信号処理手段をさらに備える
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 複数の前記モードのうちの1つにおいて、前記コンテンツを格納するコンテンツ格納媒体に、前記コンテンツの全体が格納されるように前記記録符号化方式および前記ビットレートが決められる
    請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記決定手段は、前記使用者からの指示を基に、前記コンテンツについての前記モードを決定する
    請求項1に記載の記録装置。
  6. 複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、
    前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、
    決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する
    ステップを含む記録方法。
  7. 複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、
    前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、
    決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する
    ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付ける対応付け手段と、
    前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定する決定手段と、
    決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する符号化制御手段と
    を備える符号化装置。
  9. 前記コンテンツを記録する記録装置への、ネットワークを介して符号化された前記コンテンツの送信を制御する送信制御手段をさらに備える
    請求項8の符号化装置。
  10. 複数のモードであって、記録におけるコンテンツの符号化の方式である記録符号化方式または記録における前記コンテンツのビットレートを決めるためのモードのうちの1つを、使用者からの指示を基に、前記コンテンツが入力される入力端子または入力するときの前記コンテンツの符号化の方式である入力符号化方式に対応付け、
    前記入力端子または前記入力符号化方式に対応付けられている前記モードと、前記コンテンツを入力する前記入力端子または前記入力符号化方式とから、前記コンテンツについての前記モードを決定し、
    決定された前記モードで決められる前記記録符号化方式または前記ビットレートでの、入力された前記コンテンツの符号化を制御する
    ステップを含む符号化方法。
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