JP2005174431A - 情報記録再生装置および方法、記録媒体製造装置、記録媒体、プログラム格納媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報記録再生装置および方法、記録媒体製造装置、記録媒体、プログラム格納媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に共通のデータ配置条件でリアルタイムファイルを記録する。
【解決手段】 性能情報取得部261は、記録媒体281のユーザデータ領域に記録されたファイルシステム情報を読み出す。性能情報取得部261は、取得したファイルシステム情報を解析し、その中に含まれている記録媒体281のメディア性能情報を抽出、記録媒体281のメディア性能情報を性能情報記憶部263に記憶させる。性能判定部264は、記録するデータのレートを確認する。性能判定部264は、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報を読み出、読み出した記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxと、供給されてくるリアルタイムファイルのレートRに基づいて、データの配置条件を決定し、記録媒体281のユーザデータ領域に記録する。
【選択図】図25

Description

本発明は、情報記録再生装置および方法、記録媒体製造装置、記録媒体、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関し、特に、多様な特性を持つ記録媒体に統一したデータファイル配置条件でリアルタイムファイルを記録できるようにした情報記録再生装置および方法、記録媒体製造装置、記録媒体、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関する。
様々なタイプの記録媒体に複数のファイルを記録する技術が普及しつつある。
現在、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-Ray Disc、メモリーカード、または、HDD(Hard Disc Drive)といった、それぞれ異なる性能を持つ多数の記録媒体が存在している。動画像ファイルなどに代表される再生するタイミングの保障を必要とするファイル(リアルタイムファイル)の記録または再生においては、記録媒体上の離れたアドレス間の移動に必用な時間(シーク時間)や、記録または再生時の最大データ転送レートなどによる制約があるため、これらの制約を満足するようなデータ配置条件を満たすようにデータを配置する必要がある。そこで、記録媒体や用途ごとにデータ配置のルールが決められている。
例えば、Blu-ray Disc Rewritable Formatで採用されているファイルシステム(BDFS:Blu-ray Disc File System)(例えば、特許文献1参照)では、Blu-ray Disc(商標)の物理的な規格で定められたシーク時間とデータ転送レートからリアルタイムファイルを記録する場合に連続してデータを配置すべき最小サイズ(最小エクステントサイズ)が規定されている。
記録装置は最小エクステントサイズ以上のサイズでリアルタイムファイルのデータを連続的に配置することが義務付けられており、再生装置は最小エクステントサイズ以上のサイズで連続に配置されたリアルタイムファイルを読み出すことによりスムーズに再生することができる。
ここで、BDFSにおける最小エクステントサイズについて説明する。図1は、BDFSにおけるリアルタイムファイルの配置条件を説明する図である。
すなわち、図1のAIA(Allocation Information Area)で示される部分には、固定領域が割り当てられており、記録媒体に記録された情報を読み出す際に最初に読み出される情報が記録される。AIAの内部にはファイルシステム情報(MIA(Management Information Area))が格納されているアドレスが記録されており、AIAを解析することによって、MIAへのアクセスが可能となる。なお、AIA内部にはMainMIAおよびReservedMIA(バックアップ用)の2箇所の情報が記録されている。また、AIAは、図1中左右の領域に設けられており、何れも同じものが記録されている。
MIA(MainMIAおよびReservedMIA)にはファイルシステム情報(記録媒体上のディレクトリ、ファイルに関する情報)が保存されており、可変なものである。このファイルシステム情報にはファイルのグループ化および、グループ化されたファイルの配置方法に関する情報が含まれている。
図中の斜線部には、リアルタイムファイルが記録されており、さらに、黒色部には、リアルタイムファイル以外のファイルが記録されている。尚、白色部は、空領域である。
リアルタイムファイルは、例えば、AV(Audio Visual)ストリームデータである。図2には、Blu-Ray Disc規格で採用しているAVストリームデータの構成が示されている。すなわち、AVストリームデータは、複数のソースパケットから構成されたデータである。また、各ソースパケットは、192バイトであり、4バイトのヘッダと188バイトのTS(Transport Stream)パケットから構成されている。さらに、4バイトのヘッダは、2ビットのコピー制御情報と30ビットのタイムスタンプ情報から構成されている。再生時にはこのタイムスタンプ情報に同期したパケットデータが出力されるように制御されることになる。
また、最小エクステントサイズはAVストリームの最大レートに関連付けて規定されており、具体的には、図3で示されるように、レート(Blu-ray Disc規格 part3でTS_recording_rateとして定義されている値)が24.0Mbps以下のAVストリームに対して、最小エクステントサイズは12Mbyteに規定されており、レート28.8Mbps以下のAVストリームに対して、最小エクステントサイズは24Mbyteに規定されている。
図3で示されるような規定に基づいて、図1で示されるように、最小エクステントサイズ以上のサイズでリアルタイムファイルが連続的に記録されることにより、図2で示される各ソースパケットのヘッダに記録されているタイムスタンプ情報が連続的に読み出されることになるので、再生タイミングを保障しつつリアルタイムファイルを再生することが可能となっている。
特開2002−329385号公報
ところで、現在、データの記録を行うアプリケーションプログラムやデータ配置を決定する機能を持つファイルシステムでは、記録媒体毎に異なるデータ配置条件決定に必要な情報を統一された方法で取得することができない。このため、異なる記録媒体に対して同じデータ形式、または、同じレートのファイルを記録する場合においても、記録媒体毎に規格等で決められた個別のルールに従ってデータ配置条件を決定し、記録を行わなければならず、統一した処理ができないという課題があった。
また、HDD(Hard Disc Drive)などリアルタイムファイル記録に対するデータ配置ルールが規定されていないため、リアルタイムな読み出しが可能であることの保障がなされておらず、HDDに記録されたリアルタイムファイルを安定して再生することができないという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、ファイルシステムまたは物理領域に、様々なタイプの記録媒体に対して統一した記録媒体の性能を記録しておくことにより、アプリケーションソフトウェア、または、ファイルシステムが記録媒体毎に異なる性能を統一された方法で取得できるようにするものである。また、アプリケーションソフトウェア、および、ファイルシステムが記録媒体ごとの性能の差に関わらず、統一された手法でデータ配置条件を決定し、リアルタイムファイルを記録できるようにするものである。さらに、異なる性能を持つ複数の記録媒体にデータを記録または再生する装置が、記録媒体に依存しないデータフォーマットにより、異なるデータ配置条件を一元的に扱うことを可能にするものである。
本発明の第1の情報記録再生装置は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成手段と、生成手段により生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録手段を制御する動作制御手段とを備えることを特徴とする。
前記性能情報には、アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートを含ませうようにすることができる。
前記アクセス性能には、異なるアドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間情報、および、最大データ読み出しレートを含ませるようにすることができる。
前記アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートに基づいて、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズを計算する計算手段をさらにもうけるようにさせることができる。
前記性能情報には、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズの情報を含ませうようにすることができる。
前記記録媒体に記録されている、前記生成手段により生成されたファイルシステム情報を読み出す読み出し手段をさらに設けるようにさせることができ、動作制御手段には、読み出し手段により読み出されたファイルシステム情報に含まれている性能情報に基づいて、リアルタイムファイルを記録媒体に記録するように記録手段を制御させるようにすることができる。
本発明の第1の情報記録再生方法は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップと、記録媒体の性能情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラム格納媒体のプログラムは、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、取得制御ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、取得制御ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2の情報記録再生装置は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された性能情報を記録媒体の物理領域に記録するように記録手段を制御する動作制御手段とを備えることを特徴とする。
前記性能情報には、アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートを含ませるようにすることができる。
前記アクセス性能には、異なるアドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間情報、および、最大データ読み出しレートを含ませるようにすることができる。
前記アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートに基づいて、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズを計算する計算手段をさらにもうけるようにさせることができる。
前記性能情報には、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズの情報を含ませるようにすることができる。
前記記録媒体の物理領域に記録された性能情報を読み出す読み出し手段をさらにもうけるようにさせることができ、動作制御手段には、読み出し手段により読み出された性能情報に基づいて、リアルタイムファイルを記録媒体に記録するように記録手段を制御させるようにすることができる。
本発明の第2の情報記録再生方法は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップと、記録媒体の性能情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された性能情報をファイルシステム情報として、記録媒体に記録するように記録ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラム格納媒体のプログラムは、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、取得制御ステップの処理で取得された性能情報をファイルシステム情報として、記録媒体に記録するように記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、取得制御ステップの処理で取得された性能情報をファイルシステム情報として、記録媒体に記録するように記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体製造装置は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成手段と、生成手段により生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録手段を制御する動作制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体は、前記記録媒体製造装置により製造されることを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体製造装置は、情報を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された性能情報を記録媒体の物理領域に記録するように記録手段を制御する動作制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体は、前記記録媒体製造装置により製造されることを特徴とする。
本発明の第1の情報記録再生装置および方法、並びにプログラムにおいては、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報が記録媒体に記録され、記録媒体の性能情報が取得され、取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報が生成され、生成されたファイルシステム情報が記録媒体に記録される。
本発明の第2の情報記録再生装置および方法、並びにプログラムにおいては、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報が記録媒体に記録され、記録媒体の性能情報が取得され、取得された性能情報が記録媒体の物理領域に記録される。
本発明の第1の記録媒体製造装置においては、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報が記録媒体に記録され、記録媒体の性能情報が取得され、取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報が生成され、生成されたファイルシステム情報が記録媒体に記録される。
本発明の第1の記録媒体においては、前記記録媒体製造装置により製造される。
本発明の第2の記録媒体製造装置においては、情報が記録媒体に記録され、記録媒体の性能情報が取得され、取得された性能情報が記録媒体の物理領域に記録される。
本発明の第2の記録媒体においては、前記記録媒体製造装置により製造される。
本発明の第1、および、第2の情報記録再生装置、並びに、第1、および、第2の記録媒体製造装置は、独立した装置であっても良いし、情報記録再生処理、および、記録媒体製造処理を行うブロックであっても良い。
本発明によれば、アプリケーションソフトウェア、または、ファイルシステムが記録媒体毎に異なる性能を統一された方法で取得できるようになり、また、記録媒体ごとの性能の差に関わらず、統一された手法でデータ配置条件を決定し、リアルタイムファイルを記録できるようになり、さらに、異なるデータ配置条件を一元的に扱うことが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
即ち、本発明の第1の情報記録再生装置は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段(例えば、図5の書込部73)と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段(例えば、図5の性能情報取得部61)と、取得手段により取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成手段(例えば、図5のファイルシステム情報生成部62)と、生成手段により生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録手段を制御する動作制御手段(例えば、図5の制御部51)とを備えることを特徴とする。
前記アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートに基づいて、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズを計算する計算手段(例えば、図28の性能計算部)をさらに設けるようにさせることができる。
本発明の第1の情報記録再生方法は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップ(例えば、図6のステップS4の処理)と、記録媒体の性能情報を取得する取得ステップ(例えば、図6のステップS2の処理)と、取得ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、ファイルシステム情報を生成する生成ステップ(例えば、図6のステップS3の処理)と、生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を記録媒体に記録するように記録ステップの処理を制御する動作制御ステップ(例えば、図6のステップS4の処理)とを含むことを特徴とする。
本発明の第2の情報記録再生装置は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段(例えば、図21の書込部131)と、記録媒体の性能情報を取得する取得手段(例えば、図21の書込制御部121)と、取得手段により取得された性能情報を記録媒体の物理領域に記録するように記録手段を制御する動作制御手段(例えば、図21の制御部111)とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の情報記録再生方法は、リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップ(例えば、図22のフローチャートのステップS12の処理)と、記録媒体の性能情報を取得する取得ステップ(例えば、図22のフローチャートのステップS11の処理)と、取得ステップの処理で取得された性能情報をファイルシステム情報として、記録媒体に記録するように記録ステップの処理を制御する動作制御ステップ(例えば、図22のフローチャートのステップS12の処理)とを含むことを特徴とする。
尚、プログラム格納媒体、および、プログラムについては、情報記録再生方法と同様であるので、その説明は省略する。
図4は、本発明を適用したPC(パーソナルコンピュータ)1の一実施の形態の構成を示す図である。
CPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12、または記憶部18に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)13には、CPU11が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU11、ROM12、およびRAM13は、バス14により相互に接続されている。
CPU11には、バス14を介して入出力インタフェース15が接続されている。入出力インタフェース15には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部16、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部17が接続されている。CPU11は、入力部16から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU11は、処理の結果得られた画像や音声等を出力部17に出力する。
入出力インタフェース15に接続されている記憶部18は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU11が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部19は、外部のサーバなどの情報処理装置とインターネットやイントラネットなどに代表されるネットワークを介して通信する。
また、記憶部18は、各種のプログラムを記憶しており、CPU11は、これらのプログラムを読み出して対応する処理を実行する。記憶部18は、例えば、基本プログラムであるOSや、ドライバを記憶している。記憶部18に記憶されるプログラムは、上述のほかにも、通信部19を介してプログラムを取得して記憶するようにしてもよい。
画像・音声コーデック20は、ドライブ30に接続された磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44や、さらには、記録再生機構部22の記録媒体81(図5)より読み出された、所定の圧縮方式で圧縮されている画像や音声のファイルを所定の伸張して外部接続I/F(Interface)21や、出力部17に供給する。また、画像・音声コーデック20は、入力部16や外部接続I/F21より供給される画像信号や音声信号を所定の方式で圧縮し、ドライブ30に接続された磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44や、さらには、記録再生機構部22の記録媒体81(図5)に記録させる。
記録再生機構部22は、例えば、Blu-Ray Disc(商標)などの記録媒体81(図5)に所定の情報を記録させたり、または、記録媒体81に記録された情報を読み出す。尚、記録再生機構部22の詳細な構成については、図5を参照して後述する。
入出力インタフェース15に接続されているドライブ30は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部18に転送され、記憶される。
次に、図4のPC1の動作について説明する。
CPU11は、入力部16より、外部接続I/F21を介して供給された入力データの記録が指示されると、ROM12、RAM13、または、記憶部18に記憶されているプログラムに基づいて、画像音声コーデック20を制御して、所定の圧縮方法で入力データを圧縮させて、記録再生機構部22に供給し、後述する記録媒体81(図2)に入力データを記録させる。
また、入力部16より、記録再生機構部22に装着された記録媒体81に記録されたデータの再生が指示されると、ROM12、RAM13、または、記憶部18に記憶されているプログラムに基づいて、記録再生機構部22を制御して、記録媒体81に記録されたデータを再生させ、画像音声コーデック20に供給させると共に、画像音声コーデック20を制御して、所定の伸張方法で入力データを伸張させて、外部接続I/F21を介して外部に出力する、または、出力部17に出力させ、表示させる、若しくは、音声を出力させる。
次に、図5を参照して、記録再生機構部22の詳細な構成について説明する。
制御部51は、記録再生機構部22の動作の全体を制御しており、CPU11より供給されてくる制御信号に基づいて、記録部52を制御して、記録再生ブロック53に記録媒体81に対して情報を記録させたり、または、再生部54を制御して、記録再生ブロック53に記録媒体81に記録されている情報を読み出させたりする。
制御部51の性能情報取得部61は、読出部91を制御して、記録ブロック53より記録媒体81の物理領域に記録された記録媒体81のメディア性能情報を取得し、ファイルシステム情報生成部62に供給する。
ファイルシステム情報生成部62は、入力データのファイルの属性と、性能情報取得部61より供給された記録媒体81のメディア性能情報に基づいて、入力データのうちの所定の属性のファイルをグループ化処理(グループ管理とも称する)するために必要なファイルシステム情報を生成し、記録部52に供給する。また、ファイルシステム情報生成部62は、ファイルシステム情報に基づいて、書込部73を制御し、記録再生ブロック53によりファイルを記録媒体81に書き込ませる。尚、ファイルシステムとしては、様々なものであってもよく、例えば、BDFSやUDF(Universal Disc Format)などを採用することができる。
記録再生ブロック53は、書込部73、または、読出部91により制御され、記録媒体81に対して物理的に情報を記録、または、再生する。記録媒体81は、機械的、光学的、磁気的、または、磁気光学的に記録可能なもので、繰り返し書込みが可能なもの(例えば、DVD-RW(Digital Versatile Disc- Rewitable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disc- Random Access Memory))であってもよいし、1回書込みのみが可能なもの(例えば、DVD-R(Digital Versatile Disc- Recordable)や、DVD-ROM(Digital Versatile Disc- Read Only Memory)を含む)など、その形式は問わず、データを記録、または、再生できるディスク型の記録媒体であればよいものである。従って、記録再生ブロック53は、これらの記録媒体81に対応して記録再生できるものであればいずれであってもよい。
ECC符号化部71は、入力に誤り訂正符号を付加し、符号化し、変調部72に出力する。変調部72は、ECC符号化部71から入力されたデータを変調し、書込部73に出力する。書込部73は、変調部72から入力されたデータを記録再生ブロック53に供給し、記録媒体81に書き込む処理を実行させる。
記録媒体81の物理領域には、記録媒体81を識別する情報、および、記録媒体81のメディア性能情報が記録されている。記録媒体81のメディア性能情報は、記録できるリアルタイムファイルの最大レート、および、アクセス性能、または、記録できるリアルタイムファイルの最大レート、および、リアルタイムファイルを連続的に配置することが可能な最小のサイズ、すなわち、最小エクステントサイズのいずれかが記録されている。また、アクセス性能は、アドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間の情報や最大データ読み出しレートの情報である。
再生部54の読出部91は、記録再生ブロック53を制御して、記録媒体81のユーザデータ領域に記録されている情報を読み出し復調部92に供給する。復調部92は、読出部91が記録媒体81から読み出したデータを復調し、ECC復号部93に供給する。ECC復号部93は、復調部92より供給されたデータを、通常のファイル(例えば、AV(Audio Visual)ストリームデータなど)とメディア性能情報を含むファイルシステム情報とに分離し、通常のファイルを出力データとして出力し、メディア性能情報を含むファイルシステム情報を制御部51に出力する。また、読出部91は、記録再生ブロック53を制御して、記録媒体81の物理領域に記録されている情報(例えば、メディア性能情報)を読み出し、制御部51の性能情報取得部61に供給する。尚、物理領域に記録されている情報は、読出部91、復調部92、および、ECC復号部93を経由して性能情報取得部61に供給されるようにしても良い。
次に、図6のフローチャートを参照して、図1のPC1による記録媒体81のフォーマット処理について説明する。
ステップS1において、性能情報取得部61は、読出部91を制御して、記録再生ブロック53を動作させ、記録媒体81の物理領域に記録されている記録媒体81のメディア性能情報を読み出させる。
ステップS2において、読出部91は、記録再生ブロック53を制御して、記録媒体81の物理領域に記録されている記録媒体81の情報を読み出させ、記録再生ブロック53により読み出されたメディア性能情報を性能情報取得部61に供給する。結果として、性能情報取得部61は、メディア性能情報を取得し、そのメディア性能情報をファイルシステム情報生成部62に供給する。
ステップS3において、ファイルシステム情報生成部62は、性能情報取得部61より供給されたメディア性能情報に基づいて、メディア性能情報を含んだファイルシステム情報を生成し、ECC符号化部71に供給する。
ステップS4において、制御部51は、書込部73を制御して、記録再生ブロック53を動作させて、記録媒体81上のユーザデータ領域にファイルシステム情報を記録させると共に、ユーザデータ領域をフォーマットする。より詳細には、制御部51は、生成したファイルシステム情報をECC符号化部71に供給する。ECC符号化部71は、入力されたファイルシステム情報に誤り訂正符号を付加し、符号化し、変調部72に出力する。変調部72は、ECC符号化部71から入力されたファイルシステム情報を変調し、書込部73に出力する。書込部73は、制御部51により制御され、変調部72から入力されたファイルシステム情報を記録再生ブロック53に供給し、記録媒体81のユーザデータ領域に書き込ませる。さらに、書込部73は、記録再生ブロック53を制御して、ユーザデータ領域をフォーマットする。
以上の処理により、例えば、ファイルシステムとしてUDFが採用されていた場合、図7の上段で示されるような構成で記録媒体81のLBN(論理ブロック番号)の先頭位置(図7中の左部がLBNの先頭である)にVolume Structure(ボリュームストラクチャ)が構成される。また、図7の中段で示されるように、Volume Structureは、ボリューム管理情報とメディア性能情報とから構成され、ボリューム管理情報は、論理Volumeに関する情報や記録されているFile Structureの解析開始点に関する情報を記録したものである。図7においては、その下段に示されるように、メディア性能情報が、アクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートから構成されている場合の構成が示されている。
ここで、アクセス性能は、ジャンプ距離に対するシーク時間T、および、最大データ読み出しレートRdを含む情報である。
シーク時間Tは、記録再生ブロック53が記録媒体81上の第1のアドレス位置から目的とする第2のアドレスまでの距離(ジャンプ距離L)に移動して、第2のアドレスの情報を読み出すまでの時間である。このシーク時間Tについては、例えば、図8で示されるように、記録媒体81上の全範囲において、最大となるシーク時間T(図8においては、1秒)を記録するようにしても良い。この場合、図9で示されるように、ジャンプ距離Lが何セクタであっても、シーク時間Tは、最大値となる1秒が記録されていることが示されている。尚、図9,図11,図13においては、縦軸がシーク時間T(秒)を示し、横軸がジャンプ距離L(セクタ)を示している。
また、シーク時間Tは、ジャンプ距離に応じて段階的に設定される値が記録されるようにしても良く、例えば、図10で示されるように、ジャンプ距離Lに応じて段階的に設定された値が記録されるようにしても良い。図10においては、ジャンプ距離Lが10000セクタ以内であれば、シーク時間Tは0.2秒であり、ジャンプ距離Lが10000セクタ以上40000セクタ以内であれば、シーク時間Tは0.4秒であり、さらに、ジャンプ距離Lが40000セクタ以上であれば、シーク時間Tは1.0秒であることが示されている。図10のジャンプ距離Lとシーク時間Tの関係は、図11で示されるような関係であり、シーク時間Tは、ジャンプ距離Lに応じて、段階的に変化することが示されている。
さらに、シーク時間Tは、ジャンプ距離に応じた所定の関数F(L)により設定される値としてもよく、この場合、例えば、図12で示されるようにジャンプ距離Lに対するシーク時間Tは、ジャンプ距離Lに関する関数F(L)に基づいて、ジャンプ距離Lに応じて変化することが示されている。
尚、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxは、記録再生ブロック53による記録媒体81からの最大データ読み出しレートよりも小さな値で決定する必要があり、記録媒体81からの最大データ読み出しレートRdと記録可能なリアルタイムファイルのレートRの差が大きいほど、最小エクステントサイズを小さく決定することができ、柔軟なデータの配置が可能となる。
File Structureには、記録媒体81に記録されるファイルの構造に関する情報(例えば、ディレクトリ構造のようなもの)が格納されている。
尚、Volume Structureは、同様の情報が、記録媒体81上のLBNの最終部分に記録されている。
また、図7においては、メディア性能情報としてアクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録されている例について説明してきたが、記録媒体81の物理領域に記録されていたメディア性能情報が、最小エクステントサイズである場合、その最小エクステントサイズが記録されることになる。
図13においては、メディア性能情報として最小エクステントサイズの情報と、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録されている例が示されている。
最小エクステントサイズは、例えば、図14で示されるように、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートR毎に、最大となる値を設定するようにしても良い。図14においては、記録可能なリアルファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、全範囲において、最小エクステントサイズが5MBであることが示されており、記録可能なリアルファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、全範囲において、最小エクステントサイズが10MBであることが示されている。
図15においては、図14で示される最小エクステントサイズの関係が示されており、それぞれの記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下においては、5MBで一定であることが示されており、記録可能なリアルファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズとして10MBで一定であることが示されている。尚、図15,図17,図18においては、縦軸が最小エクステントサイズSを示し、横軸がジャンプ距離L(セクタ)を示している。
また、最小エクステントサイズは、ジャンプ距離に応じて段階的に設定される値が記録されるようにしても良く、例えば、図16で示されるように、ジャンプ距離Lに応じて段階的に設定された値が記録されるようにしても良い。図16においては、ジャンプ距離Lが10000セクタ以内の場合、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、1MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、3MBであることが示されており、ジャンプ距離Lが10000セクタ以上であって40000セクタ以内の場合、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、3MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、8MBであることが示されており、ジャンプ距離Lが40000セクタ以上の場合、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、5MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、10MBであることが示されている。
図17は、図16で示されているジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を示している。すなわち、ジャンプ距離Lが10000セクタ以内の範囲においては、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、1MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、3MBであることが示されており、ジャンプ距離Lが10000セクタ以上であって40000セクタ以内の範囲においては、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、3MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、8MBであることが示されており、ジャンプ距離Lが40000セクタ以上の範囲においては、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、5MBであり、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、最小エクステントサイズは、10MBであることが示されており、いずれにおいても、ジャンプ距離Lに応じて、段階的に最小エクステントサイズが設定されていることが示されている。
さらに、最小エクステントサイズは、ジャンプ距離に応じた所定の関数G(L,R)により設定される値としてもよく、この場合、例えば、図18で示されるようにジャンプ距離Lに対する最小エクステントサイズは、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbps以下のとき、ジャンプ距離Lに関する関数G1(L,R)に基づいて、ジャンプ距離Lに応じて変化することが示されており、同様に、記録可能なリアルタイムファイルのデータレートRが10Mbpsより大きく、かつ、20Mbps以下のとき、ジャンプ距離Lに関する関数G2(L,R)に基づいて、ジャンプ距離Lに応じて変化することが示されている。
尚、図7,図13の例においては、Volume Structureにファイルシステム情報である、ボリューム管理情報とメディア性能情報を記録する場合について説明してきたが、例えば、図19で示されるように、File Structureに記録するようにしても良い。すなわち、図19においては、File Structureが記録されている領域に、ボリューム管理情報とメディア情報が記録されている。図19においては、メディア性能情報は、図7に対応する状態Aのとき、アクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録され、図13に対応する状態Bのとき、最小エクステントサイズと記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録される。
尚、図7,図13の例においては、ファイルシステムとしてUDFが採用されていた場合の例について説明してきたが、例えば、ファイルシステムとしてBDFSが採用されていた場合、図20で示されるような構成となる。
すなわち、図20においては、図中上段および中段において示されるように、ファイルシステム情報が記録されるMainMIAにファイル管理情報とメディア性能情報が記録されており、さらに、メディア性能情報は、ファイルシステムがUDFである場合の図7に対応する状態Aのとき、アクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録され、ファイルシステムがUDFである場合の図13に対応する状態Bのとき、最小エクステントサイズと記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録される。
尚、図20におけるアクセス性能、および、最小エクステントサイズの表示については、UDFにおける場合と同様であるので、その説明は省略する。
以上の処理によれば、記録媒体の物理領域に記録されたメディア性能情報を記録媒体のユーザデータ領域にファイルシステム情報の一部として記録するようにしたので、アプリケーションソフトウェア、または、ファイルシステムが記録媒体毎に異なる性能を統一された方法で取得することが可能となる。また、異なる性能を持つ複数の記録媒体にデータを記録または再生する装置が、記録媒体に依存しないデータフォーマットにより、異なるデータ配置条件を一元的に扱うことが可能となる。
次に、図21を参照して、物理領域にメディア性能情報を記録した記録媒体を製造する記録媒体製造装置101について説明する。
制御部111は、図示せぬCPU、RAM、ROMなどから構成される、いわゆるマイクロコンピュータから構成されるものであり、記録媒体製造装置101の動作の全体を制御している。制御部111は、記録部112を制御して、製造ブロック113の記録媒体141の物理領域に対してメディア性能情報を記録させる。
書込制御部121は、性能情報記憶部122に予め記憶された、製造しようとする記録媒体141の種類に対応したメディア性能情報を読み出し、記録部112の書込部131を制御して、製造ブロック113より記録媒体141の物理領域にメディア性能情報を記録させる。尚、メディア性能情報は、上述した記録媒体81の物理領域に記録されている性能情報であり、すなわち、メディア性能情報は、記録できるリアルタイムファイルの最大レート、および、アクセス性能、または、記録できるリアルタイムファイルの最大レート、および、リアルタイムファイルを連続的に配置することが可能な最小のサイズ、すなわち、最小エクステントサイズのいずれかである。また、アクセス性能は、アドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間の情報や最大データ読み出しレートの情報である。
製造ブロック113は、書込部131により制御され、記録媒体141の物理的にメディア性能情報を記録する。記録媒体141は、機械的、光学的、磁気的、または、磁気光学的に記録可能なもので、繰り返し書込みが可能なもの(例えば、DVD-RW(Digital Versatile Disc- Rewitable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disc- Random Access Memory))であってもよいし、1回書込みのみが可能なもの(例えば、DVD-R(Digital Versatile Disc- Recordable)や、DVD-ROM(Digital Versatile Disc- Read Only Memory)を含む)など、その形式は問わず、データを記録、または、再生できるディスク型の記録媒体であればよいものである。従って、製造ブロック113は、これらの記録媒体141の物理領域に対応して情報を記録できるものであればいずれであってもよい。
次に、図22のフローチャートを参照して、図21の記録媒体製造装置101による記録媒体141の製造処理について説明する。
ステップS11において、書込制御部121は、性能情報記憶部122より記憶されている記録媒体141のメディア性能情報を読み出し取得する。
ステップS12において、制御部111は、記録部112の書込部131を制御して、製造ブロック113により、記録媒体141にメディア性能情報を記録させる。
以上の処理により、図23で示されるように、記録媒体141上のユーザデータ領域141bとは別の物理領域141a上にメディア性能情報が記録されることになる。図23においては、メディア性能情報は、図7に対応する状態Aのとき、アクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録され、図13に対応する状態Bのとき、最小エクステントサイズと記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録される。
また、記録媒体の物理領域に、様々なタイプの記録媒体に対して統一した記録媒体の性能を記録しておくことにより、アプリケーションソフトウェア、または、ファイルシステムが、上述した図5の記録再生機構部22により記録媒体毎に異なる性能を統一された方法で取得することが可能となり、メディア性能情報を記録媒体のユーザデータ領域にファイルシステム情報の一部として記録することが可能となり、結果として、アプリケーションソフトウェア、または、ファイルシステムが記録媒体毎に異なる性能を統一された方法で取得することが可能となる。また、異なる性能を持つ複数の記録媒体にデータを記録または再生する装置が、記録媒体に依存しないデータフォーマットにより、異なるデータ配置条件を一元的に扱うことが可能となる。
次に、図24を参照して、図5のPC1によりフォーマットされた記録媒体にリアルタイムファイルを記録する記録再生装置201の構成について説明する。
尚、図24の記録再生装置201は、基本的な構成において、図4のPC1と同様である。すなわち、図24のCPU211、ROM212、RAM213、バス214、入出力インタフェース215、入力部216、出力部217、記憶部218、通信部219、画像・音声コーデック220、外部接続I/F221、A/D,D/Aコンバータ221a、ドライブ230、磁気ディスク241、光ディスク242、光磁気ディスク243、および半導体メモリ244は、CPU11、ROM12、RAM13、バス14、入出力インタフェース15、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19、画像・音声コーデック20、外部接続I/F21、A/D,D/Aコンバータ21a、ドライブ30、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、および半導体メモリ44に対応するものである。
図24において、PC1と異なる点は、記録再生機構部22に代えて、記録再生機構部222を設けた点である。
記録再生機構部222は、記録媒体281(図25)に記録されているファイルシステム情報に含まれているメディア性能情報を読み出し、読み出したメディア性能情報に基づいて、リアルタイムファイルを記録媒体281に記録する。
次に、図24の記録再生装置201の動作について説明する。
CPU211は、入力部216より、外部接続I/F221を介して供給された入力データの記録が指示されると、ROM212、RAM213、または、記憶部218に記憶されているプログラムに基づいて、画像音声コーデック220を制御して、所定の圧縮方法で入力データを圧縮させて、記録再生機構部222に供給し、後述する記録媒体281(図25)に入力データを記録させる。
また、入力部216より、記録再生機構部222に装着された記録媒体281に記録されたデータの再生が指示されると、ROM212、RAM213、または、記憶部218に記憶されているプログラムに基づいて、記録再生機構部222を制御して、記録媒体281に記録されたデータを再生させ、画像音声コーデック220に供給させると共に、画像音声コーデック220を制御して、所定の伸張方法で入力データを伸張させて、外部接続I/F221を介して外部に出力する、または、出力部217に出力させ、表示させる、若しくは、音声を出力させる。
次に、図25を参照して、記録再生機構部222の詳細な構成について説明する。
制御部251は、記録再生機構部222の動作の全体を制御しており、CPU211より供給されてくる制御信号に基づいて、記録部252を制御して、記録再生ブロック253に記録媒体281に対して情報を記録させたり、または、再生部254を制御して、記録再生ブロック253に記録媒体281に記録されている情報を読み出させたりする。
制御部251の性能情報取得部261は、読出部291を制御して、記録再生ブロック253より記録媒体281のユーザデータ領域に記録されたファイルシステム情報を読み出す。さらに、性能情報取得部261は、読み出したファイルシステム情報をファイルシステム情報生成部262に供給すると共に、ファイルシステム情報を解析することにより、記録媒体281のメディア性能情報を取得し、性能情報記憶部263に供給する。このメディア性能情報は、最小エクステントサイズ、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートである。
ファイルシステム情報生成部262は、入力データのファイルの属性と、性能情報取得部261より供給された記録媒体281のメディア性能情報に基づいて、入力データのうちの所定の属性のファイルをグループ化処理(グループ管理とも称する)するために必要なファイルシステム情報を生成し、記録部252に供給する。
ファイルシステム情報生成部262は、生成したファイルシステム情報に基づいて、書込部273を制御し、記録再生ブロック253によりファイルを記録媒体281に書き込ませる。尚、ファイルシステムとしては、様々なものであってもよく、例えば、BDFSやUDF(Universal Disc Format)などを採用することができる。
ファイルシステム情報生成部262は、リアルタイムファイルを記録媒体281に記録する場合、性能判定部264による記録可能なリアルタイムファイルの最大レートと、記録しようとするリアルタイムファイルのデータのレートに基づいた記録媒体281への記録が可能であるか否かの判定結果に基づいて、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報を用いて、書込部273を制御して、リアルタイムファイルを記録再生ブロック253により記録媒体281のユーザデータ領域に記録する。
性能判定部264は、性能情報記憶部263に記憶されたメディア性能情報である、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートの情報と、記録しようとするリアルタイムファイルのデータレートとを比較し、記録媒体281への書き込みが可能であるか否かを判定し、判定結果をファイルシステム情報生成部262に供給する。
記録再生ブロック253は、書込部273、または、読出部291により制御され、記録媒体281に対して物理的に情報を記録、または、再生する。記録媒体281は、機械的、光学的、磁気的、または、磁気光学的に記録可能なもので、繰り返し書込みが可能なもの(例えば、DVD-RW(Digital Versatile Disc- Rewitable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disc- Random Access Memory))であってもよいし、1回書込みのみが可能なもの(例えば、DVD-R(Digital Versatile Disc- Recordable)や、DVD-ROM(Digital Versatile Disc- Read Only Memory)を含む)など、その形式は問わず、データを記録、または、再生できるディスク型の記録媒体であればよいものである。従って、記録再生ブロック253は、これらの記録媒体281に対応して記録再生できるものであればいずれであってもよい。
ECC符号化部271は、入力に誤り訂正符号を付加し、符号化し、変調部272に出力する。変調部272は、ECC符号化部271から入力されたデータを変調し、書込部273に出力する。書込部273は、変調部72から入力されたデータを記録再生ブロック253に供給し、記録媒体281に書き込む処理を実行させる。
再生部254の読出部291は、記録再生ブロック253を制御して、記録媒体281のユーザデータ領域に記録されているファイルシステム情報を読み出し復調部292に供給する。復調部292は、読出部291が記録媒体281から読み出したデータを復調し、ECC復号部293に供給する。ECC復号部293は、復調部292より供給されたデータを、通常のファイル(例えば、AV(Audio Visual)ストリームデータなど)とメディア性能情報を含むファイルシステム情報とに分離し、通常のファイルを出力データとして出力し、メディア性能情報を含むファイルシステム情報を制御部251に出力する。
次に、図26のフローチャートを参照して、性能情報取得処理について説明する。
ステップS21において、性能情報取得部261は、読出部291を制御して、記録再生ブロック253より記録媒体281のユーザデータ領域に記録されたファイルシステム情報を読み出す。
より詳細には、性能情報取得部261は、再生部254の読出部291を制御して、記録再生ブロック253に対し、記録媒体281のユーザデータ領域に記録されているファイルシステム情報を読み出させ、復調部292に供給させる。復調部292は、読出部291が記録媒体281から読み出されたファイルシステム情報を復調し、ECC復号部293に供給する。ECC復号部293は、復調部292より供給されたファイルシステム情報を、ファイルシステム情報を制御部251に出力する。
ステップS22において、性能情報取得部261は、取得したファイルシステム情報を解析し、その中に含まれている記録媒体281のメディア性能情報として、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートの情報と、最小エクステントサイズの情報を抽出すると共に、ファイルシステム情報をファイルシステム情報生成部262に供給する。
ステップS23において、性能情報記憶部261は、抽出した、記録媒体281のメディア性能情報である、記録可能なリアルタイムファイルの最大レート、および、最小エクステントサイズの情報を性能情報記憶部263に記憶させ、保持させる。
以上の処理により、上述した図6のフローチャートの処理によりフォーマットされた記録媒体281であれば、記録媒体281の物理領域の情報を読み出すことができない、例えば、図25で示されるような記録再生機構部222でも、ファイルシステム情報の一部として、記録媒体281のメディア性能情報を読み出すことが可能となる。
次に、図27のフローチャートを参照して、図25の記録再生機構部22によるリアルタイムファイルの記録媒体281への記録処理について説明する。
ステップS31において、性能判定部264は、CPU211よりリアルタイムファイルの記録命令を受けたか否かを判定し、記録命令がなされたと判定されるまで、その処理を繰り返す。すなわち、性能判定部264は、CPU211より記録が指令され、さらに供給されているデータがリアルタイムファイルであるか否かを判定する。
尚、ファイルシステムが、BDFSの場合、リアルタイムファイルであるか否かを判断する情報には、アロケーションクラスを使用することができる。Blu-ray Disc Rewritable規格のpart2の規定によるとアロケーションクラスの値として16または17を持つファイルがリアルタイムファイルとなる。
また、ファイルシステムが、UDFの場合、リアルタイムファイルであるか否かを判断する情報には、File Typeを使用することができる。UDF規格によると、File Typeの値として249を持つファイルがリアルタイムファイルとなる。
ステップS31において、リアルタイムファイルの記録命令を受けたと判定された場合、ステップS32において、性能判定部264は、記録するデータのレート、すなわち、供給されてくるリアルタイムファイルのレートを確認する。
ステップS33において、性能判定部264は、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報を読み出す。すなわち、この場合、性能判定部264は、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報である、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートを読み出す。
ステップS34において、性能判定部264は、読み出した記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxと、供給されてくるリアルタイムファイルのレートRとを比較し、供給されてくるリアルタイムファイルが記録可能であるか否かを判定する。すなわち、性能判定部264は、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxが、供給されてくるリアルタイムファイルのレートRよりも大きい場合、リアルタイムファイルを十分に記録することが可能であると判定し、判定結果をファイルシステム情報生成部262に供給すると共に、その処理は、ステップS35に進む。
ステップS35において、ファイルシステム情報生成部262は、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報に基づいて、データの配置条件を決定する。すなわち、今の場合、メディア性能情報は、最小エクステントサイズと記録可能なリアルタイムファイルの最大レートであるので、ファイルシステム情報生成部262は、例えば、上述した図14乃至図18を参照して説明したように、ジャンプ距離Lに応じた最小エクステントサイズに基づいて、データ配置情報を決定する。
ステップS36において、ファイルシステム情報生成部262は、ファイルシステム情報を生成すると共に、決定したデータ配置条件である、所定のジャンプ距離Lに応じた最小エクステントサイズに基づいて、書込部273を制御して、リアルタイムファイルを記録再生ブロック253により記録媒体281のユーザデータ領域に記録する。
ステップS34において、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxが、供給されてくるリアルタイムファイルのレートRよりも小さい場合、すなわち、供給されてくるリアルタイムファイルが記録可能ではないと判定された場合、ステップS37において、ファイルシステム生成部262は、記録を中止する旨をCPU211に通知して、記録処理を中止する。すなわち、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmaxが、供給されてくるリアルタイムファイルのレートRよりも小さい場合、ファイルシステム生成部262は、リアルタイム再生を保障する形でリアルタイムファイルを記録媒体281に記録することが不可能であるとみなし記録動作を中止する。
以上の処理により、記録媒体281の物理領域の情報を読み出すことができない記録再生機構部222であっても、記録媒体281のメディア性能情報を知ることができ、対応する最小エクステントサイズに基づいたデータ配置条件によりリアルタイムファイルを記録することが可能となるので、記録媒体281に記録されたリアルタイムファイルの再生タイミングを保障することが可能となり、動画像などのリアルタイムファイルを滑らかに再生することが可能となる。
以上においては、メディア性能情報は、最小エクステントサイズ、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートであったが、上述したアクセス性能、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートであってもよいことは言うまでもない。
次に、図28を参照して、メディア性能情報としてアクセス性能、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートを用いた場合の記録再生機構部222の構成について説明する。尚、図28において、図25の記録再生機構部222と同様の構成については、同一の番号を付しており、その説明は、適宜省略するものとする。
図28の記録再生機構部222において、図25の記録再生機構部222と異なる点は、フィルシステム情報生成部262に代えて、ファイルシステム情報生成部301を設けた点であり、性能情報取得部261、および、性能情報記憶部263において、取り扱うメディア性能情報が、最小エクステントサイズ、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートではなく、アクセス性能、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートである点である。
ファイルシステム情報生成部301は、基本的な機能は、ファイルシステム情報生成部262と同様であるが、さらに、性能計算部301aを備えている。性能計算部301aは、上述した、図8乃至図12を参照して説明したアクセス性能であるジャンプ距離Lに対するシーク時間Tの情報、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRmax、および、記録しようとするリアルタイムファイルのレートRの情報に基づいて、最小エクステントサイズを計算する。
次に、図29のフローチャートを参照して、図28の記録再生機構部222によるリアルタイムファイルの記録処理について、説明する。尚、図29のフローチャートにおいては、ステップS51乃至S54、および、S56乃至S58の処理は、図27のフローチャートにおけるステップS31乃至S37と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS55において、性能計算部301aは、性能情報記憶部263に記憶されているメディア性能情報である、アクセス性能、および、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートを読み出し、最小エクステントサイズを計算する。
ここで、最小エクステントサイズの計算方法について説明する。図30の上部で示されるように、最小エクステントサイズのデータの読み出し(図中のRead)とシーク(図中のSeek)の処理は、それぞれ時間t,T(秒)で交互に実行されている。尚、図30下段においては、実線は、実際の動作状態とデータ量を示しており、点線は、演算による理論的なレートを示している。
最小エクステントサイズSは、図30で示されるように時間(t+T)秒間の再生に必要なデータ量であると言える。そこで、記録媒体281からのデータ読み出しレート(記録可能なリアルタイムファイルの最大レート)をRdとし、リアルタイムファイルの(再生)レートをRとすると、以下の式(1)の関係が得られる。
Rd×t =R×( t+T)(ただしR<Rd)[Mbps]
(1)
式(1)を最小エクステントサイズの読み出し時間tで解くと以下の式(2)で示される関係となる。
t =T×R/(Rd -R)[秒]
(2)
ここで、最小エクステントサイズSは、以下の式(3)で示されることになる。
S = t×Rd/8
=T×Rd×R/(Rd-R)/8[MByte]
(3)
従って、性能計算部301aは、ジャンプ距離Lに対するシーク時間Tの情報、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRd、および、リアルタイムファイルの再生レートRに基づいて、上述した式(3)により、最小エクステントサイズを計算する。
式(3)により、例えば、シーク時間T=1.0秒、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートRd=35Mbpsの場合について、リアルタイムファイルの再生レートR=10Mbps、20Mbps、30Mbps、40Mbpsのそれぞれに対する最小エクステントサイズSは、図31で示されるようになる。すなわち、図31で示されるように、リアルタイムファイルの再生レートRが10Mbpsの場合、最小エクステントサイズSは1.75Mbyte、リアルタイムファイルの再生レートRが20Mbpsの場合、最小エクステントサイズSは5.83MByte、リアルタイムファイルの再生レートRが30Mbpsの場合、最小エクステントサイズSは26.25Mbyeとなる。リアルタイムファイルの再生レートR=40Mbpsの場合、リアルタイムファイルの再生レートRの値はメディアの最大データ読み出しレートRdよりも大きいため、記録不可能ということになる。
図28の記録再生機構部222の処理によれば、上述した図6のフローチャートの処理によりフォーマットされた記録媒体281であれば、記録媒体281の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出すことができない、例えば、図28で示されるような記録再生機構部222でも、ファイルシステム情報の一部として、記録媒体281のメディア性能情報を読み出すことが可能となる。
図25,図28の記録再生機構部222によりリアルタイムファイルが記録されることにより、例えば、ファイルシステムがBDFSである場合、図32で示されるように、最小エクステントサイズd以上のサイズで連続的にリアルタイムファイルが記録されることになる。図32においては、メディア性能情報は、図7に対応する状態Aのとき、アクセス性能と記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録され、図13に対応する状態Bのとき、最小エクステントサイズと記録可能なリアルタイムファイルの最大レートが記録される。また、図32乃至図34においては、斜線部がリアルタイムファイルが記録された領域を示しており、黒色部が、リアルタイムファイル以外のファイルが記録された領域を示している。
また、以上の処理により、例えば、ファイルシステムがUDFである場合、図33,図34で示されるように、最小エクステントサイズd以上のサイズで連続的にリアルタイムファイルが記録されることになる。尚、図33,図34においては、黒色部がファイルが記録された領域を示している。
尚、図28の記録再生機構部222における性能情報取得処理は、図25の記録再生機構部222における処理と同様であるので、その説明は省略する。
以上によれば、図25,図28の記録再生機構部222のいずれにおいても、上述した図6のフローチャートの処理によりフォーマットされた記録媒体281であれば、記録媒体281の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出すことができない、例えば、図25や図28で示されるような記録再生機構部222でも、ファイルシステム情報の一部として、記録媒体281のメディア性能情報を読み出すことが可能となる。
また、記録媒体281の物理領域のメディア性能情報を読み出すことができない記録再生機構部222であっても、記録媒体281のメディア性能情報を知ることができ、対応する最小エクステントサイズに基づいたデータ配置条件によりリアルタイムファイルを記録することが可能となるので、記録媒体281に記録されたリアルタイムファイルの再生タイミングを保障することが可能となり、動画像などのリアルタイムファイルを滑らかに再生することが可能となる。
以上においては、記録媒体281の物理領域に記録された情報を読み出すことができない記録再生機構部222について説明してきたが、記録媒体281の物理領域に記録された情報を読み出すことができるようにし、例えば、図21の記録媒体記録装置101により記録媒体の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出すようにしても良い。
図35は、記録媒体281の物理領域に記録されているメディア性能情報を読み出せるようにした記録再生機構部222の構成を示している。尚、図35の記録再生機構部222の構成において、図25の記録再生機構部222と同様の構成については同一の番号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図35の記録再生機構部222において、図25の記録再生機構部222と異なる部分は、性能情報取得部262、および、読出部291に代えて、性能情報取得部311、および、読出部321を設けた点である。
読出部321は、基本的には、図25の読出部291と同様の機能を有するものであるが、さらに、記録再生ブロック253を制御して記録媒体281の物理領域に記録されている情報を読み出すことができ、例えば、図21の記録媒体記録装置101により記録媒体の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出して、性能情報取得部311に供給する。
性能情報取得部311は、基本的な機能は、図25の性能情報取得部261と同様のものであるが、読出部321より直接、記録媒体281の物理領域に記録されている情報を取得する。このとき、物理領域に記録されている情報が、メディア性能情報である場合、性能情報取得部311は、取得したメディア性能情報を性能情報記憶部263に記憶させる。
次に、図36のフローチャートを参照して、図35の記録再生機構部222による性能情報取得処理について説明する。尚、図35のフローチャートのステップS73の処理は、図26のフローチャートにおけるステップS23と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS71において、性能情報取得部311は、読出部321を制御して、記録再生ブロック253より記録媒体281の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出す。
このとき、ステップS72において、性能情報取得部311は、取得した記録媒体281のメディア性能情報である、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートの情報と、最小エクステントサイズの情報を取得する。
尚、記録処理については、図27のフローチャートと同様であるので、その説明は省略する。
尚、図35の記録再生機構部222においては、メディア性能情報として、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートの情報と、最小エクステントサイズの情報の場合について説明してきたが、メディア性能情報は、記録可能なリアルタイムファイルの最大レートの情報と、アクセス性能の情報であってもよく、例えば、図28の記録再生機構部222の読出部291と性能情報取得部261に代えて、性能情報取得部311、および、読出部321を設けた構成としてもよいことはいうまでもない。
以上の処理により、例えば、図21で示されるような記録媒体製造装置101で製造された記録媒体281の物理領域に記録されたメディア性能情報を読み出すことが可能となり、結果として、記録媒体281のメディア性能情報を知ることができ、対応する最小エクステントサイズに基づいたデータ配置条件によりリアルタイムファイルを記録することが可能となるので、記録媒体281に記録されたリアルタイムファイルの再生タイミングを保障することが可能となり、動画像などのリアルタイムファイルを滑らかに再生することが可能となる。
以上においては、1の記録再生装置において、1の記録媒体に情報を記録する場合について説明してきたが、複数の特性の異なる記録媒体に対応するようにしても良い。
図37は、異なる性能を持つ複数の記録媒体に対して記録再生を行う機能を有する記録再生機構部401401の構成を示している。図37の記録再生機構部401401は、PC、複数種類の記録媒体を扱うビデオ/オーディオレコーダなどを想定した構成であるが、それらに用途を限定するものではない。
図37の記録再生機構部401の各ブロックはバス411バス411を介して相互に接続されている。ネットワークI/F412は、例えば、インターネットやイントラネットなどに代表されるネットワークを介して外部の機器とデータの授受を行う。制御部413は、図37の記録再生機構部401の全体の動作を制御するものであり、例えば、図5の制御部51、および、図25の制御部251のそれぞれの機能を併せ持ったものである。画像・音声コーデック415は、記録再生部416,419,422のそれぞれに接続された記録再生ブロックに装着されている記録媒体418,421,424より読み出された、所定の圧縮方式で圧縮されている画像や音声のファイルを所定の伸張して入出力I/F(Interface)414に供給する。また、画像・音声コーデック415は、入力部16や外部接続I/F21より供給される画像信号や音声信号を所定の方式で圧縮し、記録再生部416,419,422のそれぞれに接続された記録再生ブロック417,420,423に装着されている記録媒体418,421,424に記録させる。記録再生部416,419,422は、図25または図28の記録部252および再生部254の機能を併せ持ったものである。また、記録再生ブロック417,420,423は、例えば、図25または図28の記録再生ブロック253である。
異なる性能を持つ記録媒体の例として3種類の記録媒体が接続されている場合について示されており、それぞれ記録媒体418,421,424となっている。記録媒体の種類は任意であってよいが、この図を用いた説明をわかりやすく行うため、記録媒体418をメモリカード、記録媒体421を機器に固定するタイプのハードディスクドライブ、そして、記録媒体424を光ディスクと想定したものとする。
これらの記録媒体は、第1の特徴として、記録媒体418,424はリムーバブルメディアであり、記録媒体421は機器に固定された記録媒体である。また、第2の特徴としては、シーク時間Tが記録媒体418はほぼゼロであり、記録媒体421は非常に小さく、さらに、記録媒体424は比較的大きいものであるということである。さらに、第3の特徴としては、最大データ読み出しレートRdが記録媒体421は非常に高速であるが、記録媒体418,424は、記録媒体421よりも遅いものの比較的高速なものであるということである。また、第4の特徴としては、最大データ記録レートが記録媒体421は非常に高速であり、記録媒体424は高速であり、記録媒体418は低速であるということである。従って、上述したように、リアルタイムファイルを記録する場合、各記録媒体は、それぞれの性能に合わせたデータ配置ルールに従う必要がある。
図37の記録再生機構部401による記録媒体418,421,424のそれぞれへの記録処理について説明する。図37の場合、記録処理は、少なくとも3種類が考えられる。
第1の記録処理は、入出力I/F414から入力されたアナログ信号またはデジタル信号を記録する処理である。入力される信号がアナログ信号であればA/D,D/Aコンバータ414aも使用される。また、入力されたデータを異なる形式に変換して記録を行う場合、画像・音声コーデック415がデータを変換し、変換されたデータが記録される。この場合、記録動作もリアルタイムに行う必要がある。
また、第2の記録処理は、ネットワーク経由でダウンロードしたデータを記録する場合である。この場合もダウンロードしたデータをそのまま記録する場合と、画像・音声コーデック415で異なる形式のデータに変換した上で記録する場合とがある。ダウンロードデータを記録する場合、リアルタイムな記録動作が必要な場合と、そうでない場合の両方がありえる。
さらに、第3の記録処理は、記録媒体418,421,424間のコピー/移動である。この場合、同じデータであっても、異なる性質を持つ記録媒体間では異なったデータ配置条件に基づいてデータを配置することが必要になる。
図37の記録再生機構部401における性能情報取得処理、および、記録処理については、上述した、図26,図27、または図29のフローチャートに基づいて、記録媒体418,421,424のそれぞれからメディア性能情報が取得され、記録を行うリアルタイムファイルのレートに対して適切なデータ配置条件が決定された上で、その条件に従ってデータが記録される。
次に記録媒体上のデータを再生する場合について説明する。少なくとも2種類が考えられる。第1の再生処理は、入出力I/F414を通してデジタル信号またはアナログ信号として出力する場合を出力する場合である。記録媒体418,421,424上のデータは必用に応じて画像・音声コーデック415によって変換され、入出力I/F414を通してデジタル信号またはアナログ信号の形で出力される。この際、リアルタイムファイルの再生が滑らかに行われる必要があるが、記録時にリアルタイム再生を保障するようにデータが配置されているので、滑らかに再生することが可能である。
第2の再生処理は、ネットワーク経由のデータ出力である。この場合、リアルタイム再生が必要な場合とそうでない場合の両方がありえる。
以上によれば、記録媒体のメディア性能情報に基づいた配置条件で、リアルタイムファイルが記録されることになるので、滑らかなリアルタイムファイルの再生が可能となる。
ファイルシステムまたは物理領域に様々な記録媒体に対応可能な方法で記録媒体の性能を記録しておくことにより、アプリケーションプログラム、または、ファイルシステムが記録媒体ごとに異なる性能を統一された方法で取得することが可能になる。
アプリケーションプログラム、または、ファイルシステムは記録媒体ごとの性能の差に関わらず、統一された手法でデータ配置条件を決定し、リアルタイムファイルを記録することが可能になる。
PCや複数種類の記録媒体を扱うビデオまたはオーディオレコーダなどが、記録媒体に依存しないデータフォーマットを用いて異なる性能を持つ複数の記録媒体に対して記録再生を行う場合、記録媒体ごとに異なるリアルタイムファイルのデータ配置条件を一元的に求めることができる。
複数の記録媒体を記録再生する機器において、異なる性能を持つ複数の記録媒体に対する記録再生機能の実装を共通化することができる。
以上の手法でメディア性能情報が記録された記録媒体に対してリアルタイムファイルの記録を行う場合、記録媒体固有のリアルタイムファイル配置方法に対応して個別に対応する必要がなくなり、記録再生装置が記録媒体に共通のデータ配置条件でデータを記録することが可能となる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどにプログラム格納媒体からインストールされる。
プログラムが格納されているプログラム格納媒体は、図4,図24に示すように、PC1および記録再生装置201とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41,241(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42,242(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43,243(MD(Mini-Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ44,244などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、記録再生装置1に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM12,212や、記憶部18,218に含まれるハードディスクなどで構成される。
尚、本明細書において、プログラム格納媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
BDFSによる最小エクステントサイズを説明する図である。 リアルタイムファイルとしてのAVストリームを説明する図である。 最小エクステントサイズを説明する図である。 本発明を適用したPCの一実施の形態の構成を示す図である。 図4の記録再生機構部の構成を示す図である。 図5の記録再生機構部によるフォーマット処理を説明するフローチャートである。 ファイルシステムがUDFの場合における図5の記録再生機構部によるフォーマット処理を説明する図である。 ジャンプ距離とシーク時間の関係を説明する図である。 ジャンプ距離とシーク時間の関係を説明する図である。 ジャンプ距離とシーク時間の関係を説明する図である。 ジャンプ距離とシーク時間の関係を説明する図である。 ジャンプ距離とシーク時間の関係を説明する図である。 ファイルシステムがUDFの場合における図5の記録再生機構部によるフォーマット処理を説明する図である。 ジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を説明する図である。 ジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を説明する図である。 ジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を説明する図である。 ジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を説明する図である。 ジャンプ距離と最小エクステントサイズの関係を説明する図である。 ファイルシステムがUDFの場合における図5の記録再生機構部によるフォーマット処理を説明する図である。 ファイルシステムがBDFSの場合における図5の記録再生機構部によるフォーマット処理を説明する図である。 本発明を適用した記録媒体製造装置の構成を示す図である。 図21の記録媒体製造装置による記録媒体の製造処理を説明するフローチャートである。 図21の記録媒体製造装置による記録媒体の製造処理を説明する図である。 本発明を適用した記録再生装置の構成を示す図である。 図24の記録再生機構部の構成を示す図である。 図25の記録再生機構部による性能情報取得処理を説明するフローチャートである。 図25の記録再生機構部による記録処理を説明するフローチャートである。 図24の記録再生機構部のその他の構成を示す図である。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明するフローチャートである。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明する図である。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明する図である。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明する図である。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明する図である。 図28の記録再生機構部による記録処理を説明する図である。 図24の記録再生機構部のその他の構成を示す図である。 図35の記録再生機構部による性能情報取得処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した記録再生装置のその他の構成を説明する図である。
符号の説明
51 制御部, 52 記録部, 53 記録再生ブロック, 54 再生部, 61 性能情報取得部, 62 ファイルシステム情報生成部, 71 ECC符号化部, 72 変調部, 73 書込部, 81 記録媒体, 91 読出部, 92 復調部, 93 ECC復号部, 101 記録媒体製造装置, 111 制御部, 112 記録部, 113 製造ブロック, 121 書込制御部, 122 性能情報記憶部, 131 書込部, 141 記録媒体, 251 制御部, 252 記録部, 253 記録再生ブロック, 254 再生部, 261 性能情報取得部, 262 ファイルシステム情報生成部, 263 性能情報記憶部, 264 性能判定部, 271 ECC符号化部, 272 変調部, 273 書込部, 281 記録媒体, 291 読出部, 292 復調部, 293 ECC復号部, 301 ファイルシステム情報生成部, 301a 性能計算部, 311 性能情報取得部, 321 読出部

Claims (22)

  1. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された性能情報に基づいて、前記ファイルシステム情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたファイルシステム情報を前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する動作制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記性能情報は、アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記アクセス性能は、異なるアドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間情報、および、最大データ読み出しレートを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートに基づいて、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズを計算する計算手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記性能情報は、前記リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズの情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  6. 前記記録媒体に記録されている、前記生成手段により生成されたファイルシステム情報を読み出す読み出し手段をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記読み出し手段により読み出されたファイルシステム情報に含まれる性能情報に基づいて、前記リアルタイムファイルを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  7. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、前記ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を前記記録媒体に記録するように前記記録ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報記録再生方法。
  8. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記取得制御ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、前記ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を前記記録媒体に記録するように前記記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
  9. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記取得制御ステップの処理で取得された性能情報に基づいて、前記ファイルシステム情報を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理で生成されたファイルシステム情報を前記記録媒体に記録するように前記記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された性能情報を前記記録媒体の物理領域に記録するように前記記録手段を制御する動作制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  11. 前記性能情報は、アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートを含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報記録再生装置。
  12. 前記アクセス性能は、異なるアドレス間のジャンプ距離に対するシーク時間情報、および、最大データ読み出しレートを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報記録再生装置。
  13. 前記アクセス性能、および、記録できるリアルタイムファイルの最大レートに基づいて、リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズを計算する計算手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報記録再生装置。
  14. 前記性能情報は、前記リアルタイムファイルを連続的に配置する最小サイズの情報を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報記録再生装置。
  15. 前記記録媒体の物理領域に記録された前記性能情報を読み出す読み出し手段をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記読み出し手段により読み出された性能情報に基づいて、前記リアルタイムファイルを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報記録再生装置。
  16. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録ステップと、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理で取得された性能情報を前記ファイルシステム情報として、前記記録媒体に記録するように前記記録ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報記録再生方法。
  17. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記取得制御ステップの処理で取得された性能情報を前記ファイルシステム情報として、前記記録媒体に記録するように前記記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
  18. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報の記録媒体への記録を制御する記録制御ステップと、
    前記記録媒体の性能情報の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記取得制御ステップの処理で取得された性能情報を前記ファイルシステム情報として、前記記録媒体に記録するように前記記録制御ステップの処理を制御する動作制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  19. リアルタイムファイル、および、ファイルシステム情報を含む情報を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された性能情報に基づいて、前記ファイルシステム情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記ファイルシステム情報を前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する動作制御手段と
    を備えることを特徴とする記録媒体製造装置。
  20. 前記請求項19に記載の記録媒体製造装置により製造されることを特徴とする記録媒体。
  21. 情報を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体の性能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された性能情報を前記記録媒体の物理領域に記録するように前記記録手段を制御する動作制御手段と
    を備えることを特徴とする記録媒体製造装置。
  22. 前記請求項21に記載の記録媒体製造装置により製造されることを特徴とする記録媒体。
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