JP2007193842A - Ipベースlsi設計システムおよび設計方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IPベースのLSI設計において、設計工数を削減し、設計効率をより向上させる。
【解決手段】IPデータベース30はシステムレベル設計で用いられるシステムレベルIP31を備えている。システムレベルIP31において各IPA,Bは、処理アルゴリズム記述部33A,33Bと、入力データ構造定義部34A,34Bと、出力データ構造定義部35A,35Bとに分かれて記述されている。変換回路生成手段36は、アーキテクチャまたは機能設計においてデータ通信を行うIP間に通信チャネルを設ける際に、IPデータベース30を参照して通信チャネルとIPとの間にデータ変換回路を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、いわゆるIPベースのLSI設計に関する技術に属する。
従来から、電子機器内の集積回路装置は、例えばメモリ,プロセッサなどの種類ごとの個別のLSIを半導体チップ上に形成した後、各チップをプリント配線基板などの母基板上に実装することによって、製造されてきた。
ところが、近年、電子機器のより広範な利用を図るべく、これに用いられる集積回路装置に対し、小型化,軽量化,省電力化および低コスト化の要求が高まっている。このような傾向は、特にデジタル情報家電分野において、より顕著にみられる。そして、これに応じて、半導体メーカーは、その研究開発の重心をメモリからシステムLSIに移行させることを余儀なくされている。
かかるシステムLSIは、具体的には、メモリや各種の論理回路を単一のチップ上に設けるいわゆるシステムオンチップ化によって実現される。そして、システムオンチップ化のためには、構造が異なる素子を共通の基板上に形成するためのプロセス技術が必要になるとともに、その設計技術においても、大きな変革が要求される。
そこで、このシステムオンチップ化に対応した設計技術として、ある機能を実現するいわゆる機能ブロックを設計するためのデータ(IP)を予め準備しておき、これらのデータを利用して、各機能ブロックを組み合わせた所望のシステムLSIを設計する、といういわゆるIPベースの手法が提案されている。このような設計手法を用いた場合には、各機能ブロックについてはすでにその機能を実現するための構成が定められているので、集積回路装置の設計の際には、各機能ブロック間の配線や周辺回路の設計を行なうだけで済む。このような設計手法によって、設計効率の大幅な向上を図ることができる。
しかしながら、前述したIPベースのLSI設計手法には、次のような問題がある。
システムレベル設計からアーキテクチャ設計または機能設計に移行する場合には、IP間の通信チャネルも具体化される。このため、各IPと通信チャネルとの間のデータ整合についても考慮しなければならないが、これにより設計工数が増大する。また、ある機能を実現するIPを選択した場合、新規設計対象のLSIに選択したIPがそのまま利用できることは極めてまれであり、IPの新規設計や修正・検証のために設計工数がかかる。また、LSI専用のパワー制御回路を人手で設計する必要があるので、設計効率が悪い。
前記の問題に鑑み、本発明は、IPベースのLSI設計において、設計工数を削減し、設計効率をより向上させることを課題とする。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明が講じた解決手段は、IPベースのLSI設計システムとして、システムレベル設計において用いられるシステムレベルIPを有するIPデータベースを備え、前記システムレベルIPにおいて、各IPは、当該IPの処理アルゴリズムを記述する処理アルゴリズム記述部と、処理単位となる入力データの構造定義を表す入力データ構造定義部と、処理単位となる出力データの構造定義を表す出力データ構造定義部とに分かれて記述されており、アーキテクチャ設計または機能設計において、データ通信を行うシステムレベルIP間に通信チャネルを設ける際に、前記通信チャネルと各システムレベルIPとの間に、通信のためのデータ変換を行う変換回路を生成する手段を備えているものである。
請求項2の発明では、前記請求項1のIPベースLSI設計システムにおける変換回路生成手段は、通信を行う第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、前記第1のシステムレベルIPの前記出力データ構造定義部、および前記第2のシステムレベルIPの前記入力データ構造定義部の記述を読み出し、この読み出した記述に基づいて、変換回路を生成するものとする。
請求項3の発明では、前記請求項2のIPベースLSI設計システムにおいて、前記IPデータベースは通信チャネルのIPをさらに有しており、前記変換回路生成手段は、前記第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、当該通信チャネルのIPの入出力データ構造定義をさらに読み出すものとする。
請求項4の発明では、前記請求項2のIPベースLSI設計システムにおける変換回路生成手段は、前記第1および第2のシステムレベルIPの間で入出力データ構造が異なる場合、入出力データ構造の対応関係を表す情報を受けて、前記変換回路を生成するものとする。
請求項5の発明では、前記請求項1のIPベースLSI設計システムにおける変換回路は、通信を行う単位当たりのデータ量を変換するものとする。
請求項6の発明では、前記請求項1のIPベースLSI設計システムにおける変換回路は、データ領域を示すアドレスデータと、このアドレスデータに対応する実データとの変換を行うものとする。
また、請求項7の発明が講じた解決手段は、IPベースのLSI設計方法として、システムレベル設計において用いられるシステムレベルIPを有するIPデータベースを用い、前記システムレベルIPにおいて、各IPは、当該IPの処理アルゴリズムを記述する処理アルゴリズム記述部と、処理単位となる入力データの構造定義を表す入力データ構造定義部と、処理単位となる出力データの構造定義を表す出力データ構造定義部とに分かれて記述されており、アーキテクチャ設計または機能設計において、データ通信を行うシステムレベルIP間に通信チャネルを設ける際に、前記通信チャネルと各システムレベルIPとの間に、通信のためのデータ変換を行う変換回路を生成するステップを備えているものである。
請求項8の発明では、前記請求項7のIPベースLSI設計方法における変換回路生成ステップは、通信を行う第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、前記第1のシステムレベルIPの前記出力データ構造定義部、および前記第2のシステムレベルIPの前記入力データ構造定義部の記述を読み出し、この読み出した記述に基づいて、変換回路を生成するものとする。
請求項9の発明では、前記請求項8のIPベースLSI設計方法において、前記IPデータベースは、通信チャネルのIPをさらに有しており、前記変換回路生成ステップは、前記第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、当該通信チャネルのIPの入出力データ構造定義をさらに読み出すものとする。
請求項10の発明では、前記請求項8のIPベースLSI設計方法における変換回路生成ステップは、前記第1および第2のシステムレベルIPの間で入出力データ構造が異なる場合、入出力データ構造の対応関係を表す情報を受けて、前記変換回路を生成するものとする。
請求項11の発明では、前記請求項7のIPベースLSI設計方法における変換回路は、通信を行う単位当たりのデータ量を変換するものとする。
請求項12の発明では、前記請求項7のIPベースLSI設計方法における変換回路は、データ領域を示すアドレスデータとこのアドレスデータに対応する実データとの変換を行うものとする。
以上のように本発明によると、システムレベルIPにおいて、各IPが、処理アルゴリズム記述部と、入力データ構造定義部と、出力データ構造定義部とに分かれて記述されているので、通信のためのデータ変換回路を容易に生成することができる。また、機器構成が機能面において各要素に分類され体系化された機能分類データベースを用いるので、IPの再利用効率を高めることができる。さらには、パワー制御ブロックを容易に生成することができる。したがって、IPベースのLSI設計において、設計効率をより向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1はIPベースのLSI設計を概念的に示す図である。図1に示すように、IPベースのLSI設計は、システムレベル設計S11,アーキテクチャ設計S12,機能設計S13,論理設計S14およびレイアウト設計S15と階層的に実行される。そして、その上流工程であるシステムレベル設計S11,アーキテクチャ設計S12および機能設計S13では、LSIの設計に用いられるいわゆるIPが格納されたIPデータベース1が利用される。
IPデータベース1には、各IPについて、システムレベルの情報を有するシステムレベルIP11、アーキテクチャレベルの情報を有するビヘイビアIP12、および機能レベルの情報を有するRTLIP13aまたはソフトウェアIP13bが、それぞれ対応づけて格納されている。システムレベル設計S11ではシステムレベルIP11が再利用され、アーキテクチャ設計S12では再利用したシステムレベルIP11に対応するビヘイビアIP12がインターフェース15を介して検索され、機能設計S13では再利用したシステムレベルIP11に対応するRTLIP13aまたはソフトウェアIP13bがインターフェース15を介して検索される。
図2はシステムレベルからアーキテクチャレベルまたは機能レベルへの変換を模式的に示す図である。図2(a)に示すように、システムレベル設計では、システムレベルIPA,IPBを用いて再利用設計され、図2(b)に示すように、アーキテクチャ設計または機能設計では、システムレベルIPA,IPBに対応する下位のIP(図ではRTLIPA,IPB)をIPデータベースから検索し再利用する。
ところが、アーキテクチャ設計または機能設計では、通信チャネル(バス等)Xが具体化されるため、RTLIPA,IPBの入出力と通信チャネルXとを正しく接続するためのデータ変換回路21A,21Bの新規開発が必要になる。そして、データ変換回路21A,21Bの開発を行うためには、システムレベルIPA,IPBの入出力を解析し、入出力データの整合性を検証する必要がある。言い換えると、単に処理アルゴリズムを実現するだけでなく、「入出力データの整合性」までも考慮しなければならない。
このように、RTLIPやソフトウェアIPはIPデータベースを参照して容易に検索できるものの、データ変換回路の生成に設計工数を要するので、設計効率化が図れないという問題がある。本実施形態に係る発明は、このような問題を解消し、設計効率の高いIPベースLSI設計を実現するものである。
図3は本実施形態に係るIPベースLSI設計システムの主要部の構成の一例を示す図である。図3に示すIPデータベース30では、システムレベルIP31は、各IPA,IPBについて、当該IPの処理アルゴリズムを記述する処理アルゴリズム記述部33A,33Bと、処理単位となる入力データの構造定義を表す入力データ構造定義部34A,34Bと、処理単位となる出力データの構造定義を表す出力データ構造定義部35A,35Bとに分かれて記述されている。また、ここでは、通信チャネルXの情報を表すIP32もIPデータベース30に格納されている。IP32には通信チャネルXの入出力データ構造の定義が記述されている。
YC分離を行うIPを例にとると、処理アルゴリズム記述部、入力データ構造定義部および出力データ構造定義部にはそれぞれ次のような情報が格納される。まず処理アルゴリズム記述部には、NTSC信号をライン単位で輝度信号と色信号とに分離する処理のアルゴリズムが記述される。入力データ構造定義部には、入力となるNTSC信号1ラインの定義が例えば「in[8][525]」のように記述される。出力データ構造定義部には、出力となる輝度信号および色信号の定義が例えば「out1[4][525],out2[4][525]」のように記述される。
変換回路生成手段36はシステムレベルの設計データや通信チャネルの指定を受けて、データ変換回路の生成を行う。このとき、IPデータベース30内のシステムレベルIP31の入力データ構造定義部34A,34Bおよび出力データ構造定義部35A,35Bと、通信チャネルIP32とを検索する。
図4は変換回路生成手段36によって生成されたデータ変換回路の一例を示す図である。同図中、(a)は図2(b)におけるデータ変換回路21Aの例、(b)はデータ変換回路21Bの例である。ここでは、RTLIPA,IPBはともに画像処理に係るIPでありライン単位でデータ入出力を行うものとし、通信チャネルXは画素単位でデータ転送を行うものとする。
チャネル入力側変換回路生成部37は、例えばRTLIPAと通信チャネルXとの間のデータ変換回路21Aを生成する場合には、システムレベルIPAの出力データ構造定義部35Aと通信チャネルXのIP32の入力データ構造の情報とを検索する。そして図4(a)に示すように、検索した情報に応じて、ラインバッファ41のサイズを定め、出力セレクタ42を生成し、制御回路43を生成する。同様に、チャネル出力側変換回路生成部38は、通信チャネルXとRTLIPBとの間のデータ変換回路21Bを生成する場合には、通信チャネルXのIP32の出力データ構造の情報とシステムレベルIPBの入力データ構造定義部34Bとを検索する。そして図4(b)に示すように、検索した情報に応じて、分配回路46を生成し、バッファ47のサイズを定め、制御回路48を生成する。
図5はデータ変換回路の他の例を示す図である。図5では、通信単位当たりのデータ語長を変換する場合を想定している。図5(a)では、RTLIPA,IPBはともに32ビット単位でデータ入出力を行うものとし、通信チャネルXは16ビット単位でデータ転送を行うものとする。この場合、RTLIPAと通信チャネルXとの間には図5(b)に示すような32ビットレジスタ51、セレクタ52および制御回路53を備えたデータ変換回路21Aが生成され、通信チャネルXとRTLIPBとの間には図5(c)に示すような16ビットデータ分配回路56、32ビットレジスタ57および制御回路58を備えたデータ変換回路21Bが生成される。
図6はデータ変換回路の他の例を示す図である。図6では、RTLIPAは32ビットデータ長の内部メモリ61を有しており、この内部メモリ61における出力データの格納位置を指定するアドレスデータを出力するものとし、通信チャネルXは32ビットデータ転送が可能であるものとする。すなわち図6では、データ格納位置を指定するアドレスデータと実際のデータとの間の変換を行う場合を想定している。この場合、RTLIPAと通信チャネルXとの間にはDMA(Direct Memory Access)回路からなるデータ変換回路21Aが生成され、通信チャネルXとRTLIPBとの間にはワークメモリ62およびR/W制御回路63を備えたデータ変換回路21Bが生成される。
例えば、RTLIPAからアドレスデータとして「8000」が出力されると、DMA回路であるデータ変換回路21Aは8000番地から順に内部メモリ61からデータを連続して読み出す。一方、データ変換回路21Bでは、R/W制御回路63は通信チャネルXから連続して送信される一連のデータをワークメモリ62に書き込み、書き込み位置を表すアドレスデータをRTLIPBに出力する。RTLIPBからはワークメモリ62をアクセスしてデータを得る。
図7はIP間で異なるデータ構造に変換する場合の、システムレベルからアーキテクチャレベルまたは機能レベルへの変換を模式的に示す図である。図7(a)では、システムレベルIPAの出力データはライン単位(50画素×100ライン)であり、システムレベルIPBの入力データはサブブロック単位(40画素×90ライン)であるものとしている。
図8は本実施形態に係るIPベースLSI設計システムの主要部の構成の一例であり、図7に対応したものを示す図である。図8に示す変換回路生成手段36Aは、システムレベルの設計データや通信チャネルの指定に加えて、IPA出力とIPB入力のデータ構造の対応関係を表す情報を受けて、データ変換回路を生成する。
図9は変換回路生成手段36Aによって生成されたデータ変換回路の一例を示す図である。チャネル出力側変換回路生成部38は、通信チャネルXのIP32の出力データ構造の情報とシステムレベルIPBの入力データ構造定義部34Bとを検索し、図9に示すように、検索した情報に応じて、分配回路71を生成し、バッファ72のサイズを定め、セレクタ73を生成し、制御回路74を生成する。
(第2の実施形態)
IPベースのLSI設計において、IPデータベースを検索して適用可能なIPを選択する場合に、選択したIPが新規設計対象のLSIに対してそのまま利用できることは極めてまれである。実際には、選択したIPが仕様面からみて不適当である場合や、適用可能であっても修正・検証が必要になる場合がほとんどである、と考えられる。このことは、設計工数の増大を招き、効率の良いLSI設計を実現する妨げになる。
要求仕様に応じて部品を割り当てる、といったいわゆるターゲット・ドリブンの再利用設計手法では、上記の問題は避けられない。そこで、本願発明者は、いわゆるIP−DBドリブンの再利用設計手法を提案する。これは、既存の設計資産(IP)を有効活用できるように、入力データを、既存IPが存在する可能性の高い構成要素に分類するというものである。
図10は本発明の第2の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの構成を示す図である。このシステムでは、各ステップS21〜S25は例えばコンピュータによって実行されるソフトウェアによって実現される。
まず、入力データ生成ステップS21では、機能分類DB81を参照して入力データを階層的に生成し、性能要求割当ステップS22において、入力データの各階層の要素に性能仕様を割り当てる。
図11は機能分類DB81の内容の一例を示す図である。図11に示すように、機能分類DB81では、機器構成が機能面において各要素に分類され、体系化されている。図11の例では、2種類のデジタルビデオ機器について機能分類されており、例えばデジタルビデオ機器Aは、入力インタフェース部、サーボ制御部、信号処理部、システム制御部および出力インタフェース部に分類され、さらに、入力インタフェース部は信号読みとり部に、信号処理部は誤り訂正部およびAV処理部に、出力インタフェース部は出力信号生成部および信号伝送部に、それぞれ分類されている。AV処理部はさらにAV分離部、VIDEO処理部およびAudio処理部に分類されている。
図12は入力データ生成ステップS21および性能要求割当ステップS22によって得られた入力データの一例を示す図である。図12の例では、新規の設計対象としてデジタルテレビデオ機器を想定し、デジタルテレビの機能にデジタルビデオの機能を追加したものをその仕様80として与えている。図12に示すように、入力データ生成ステップS21では、図11に示すような機能分類DB81における機能分類に基づいて、新規の機能階層を入力データとして構築する。
適合設計資産選択ステップS23では、設計対象のLSIに適したIPを、既存設計資産DB82に格納された各IPから、機能分類DB81を参照しつつ、選択する。
図13は既存設計資産DB82の内容の一例を示す図である。図13に示すように、既存設計資産DB82では、すでに生成された各IPが、機能分類DB81における各要素と関連づけて格納されている。図13において、四角で囲んだブロックは各IPを示しており、楕円で囲んだものは機能分類DB81における各要素に対応している。例えば「誤り訂正」という機能に対しては、「リードソロモン」「ビタビ」および「トレリス」という3種類のIPが生成されている。
この場合、入力データは図12に示すように階層的に記述されているので、IPの選択は、いずれの階層に対して行ってもかまわない。すなわち、IPの選択については、複数の選択肢があり得る。
そして、適合性評価ステップS24において、既存設計資産DB82および設計資産間適合性評価ルールDB83を参照して、選択したIPについて、適合性を評価する。すなわち、コスト、消費電力、動作速度等の観点から、IP選択の最適解を求める。
図14は既存設計資産DB82に含まれた各IP情報の一例を示す図である。図14では、各IPについて、データの形態、データ表記の形式、設計方法、設計結果および配布可能物がIP情報として記述されている。
図15は設計資産間適合性評価ルールDB83の内容の一例を示す図である。図15に示すように、設計資産間適合性評価ルールDB83では、図14に示すような既存設計資産DB82に格納された各IPの互いの相性を規定する情報が格納されている。相性を規定するルールとしては、理論上のルールと経験上のルールとがある。理論上のルールには、相性が良い場合の例として「整合性がよい」「寿命が長くなる」、相性が悪い場合の例として「付加機能が必要」「仕様が合わない」などがある。また、経験上のルールには、相性が良い場合の例として「共有化部分が多い」「消費電力削減可能」、相性が悪い場合の例として「動作検証できない」「面積が大きくなる」などがある。
そして、関連設計資産検索ステップS25では、適合するIPが存在しなかった機能要素について、機能が類似するIPを、既存設計資産DB82に格納された各IPから選択する。そして、選択したIPの機能を、その機能要素に適したものになるように修正する。これにより、機能修正に係る工数を大幅に削減することができる。
修正後のIPは新規に生成したIPとして既存設計資産DB82に登録する。また、既存設計資産DB82に、格納する各IPについての親IPおよび親IPとの相違部分等の履歴情報を管理する手段を設けてもかまわない。
(第3の実施形態)
図16は本発明の第3の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの構成を示す図である。本実施形態では、システムLSIのトップダウン設計において、IPを有効に利用することによって、システムLSIのローパワー化(低消費電力化)を可能とする。
まず、システムレベル設計において、設計対象LSIについてのシステムレベルIPによる機能定義91を得る。そして、アーキテクチャ生成ステップS31において、システムレベルIPによる機能定義91からアーキテクチャレベルの設計データ92を生成する。そして、このアーキテクチャレベルの設計データ92と、命令93およびシステムLSIの動作を定義する動作パターン定義94とを用いて、動作解析ステップS32において、設計対象LSIの動作解析を行う。
図17は動作解析結果の一例を示す図である。図17において、動作中の部分については電力供給が必要であるが、動作なしの部分については電力供給が不要のため、パワーをOFFにできる。また、パワーをOFFにする代わりにクロック供給を止める方法も考えられる。
そして、パワー制御機能生成ステップS33において、動作解析結果95を基にして、LSI全体のパワー制御ブロックCTL1と、各IPのパワー制御ブロックCTL2〜CTL6とを、アーキテクチャレベルの設計データに生成する<方法1>。あるいは、LSI全体のパワー制御ブロックCTL1を生成する代わりに、元の命令にローパワー命令を追加することによってパワー制御を行うようにしてもかまわない。
IPベースのLSI設計を概念的に示す図である。 (a),(b)はシステムレベルからアーキテクチャレベルまたは機能レベルへの変換を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの主要部の構成の一例を示す図である。 (a),(b)は生成されたデータ変換回路の一例を示す図である。 データ変換回路の他の例を示す図である。 データ変換回路の他の例を示す図である。 IP間で異なるデータ構造に変換する場合の、システムレベルからアーキテクチャレベルまたは機能レベルへの変換を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの主要部の構成の一例を示す図である。 生成されたデータ変換回路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの構成を示す図である。 機能分類DBの内容の一例を示す図である。 機能分類DBを参照して得られた入力データの一例を示す図である。 既存設計資産DBの内容の一例を示す図である。 既存設計DBに含まれたIP情報の一例である。 設計資産間適合性評価ルールDBの内容の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るIPベースLSI設計システムの構成を示す図である。 動作解析結果の一例を示す図である。
符号の説明
30 IPデータベース
31 システムレベルIP
32 通信チャネルのIP
33A,33B 処理アルゴリズム記述部
34A,34B 入力データ構造定義部
35A,35B 出力データ構造定義部
36 変換回路生成手段
81 機能分類データベース
82 既存設計資産データベース
83 設計資産間適合性評価ルールデータベース

Claims (12)

  1. IPベースのLSI設計システムであって、
    システムレベル設計において用いられるシステムレベルIPを有するIPデータベースを備え、
    前記システムレベルIPにおいて、各IPは、
    当該IPの処理アルゴリズムを記述する処理アルゴリズム記述部と、
    処理単位となる入力データの構造定義を表す入力データ構造定義部と、
    処理単位となる出力データの構造定義を表す出力データ構造定義部と
    に分かれて記述されており、
    アーキテクチャ設計または機能設計において、データ通信を行うシステムレベルIP間に通信チャネルを設ける際に、前記通信チャネルと各システムレベルIPとの間に、通信のためのデータ変換を行う変換回路を生成する手段を備えている
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  2. 請求項1記載のIPベースLSI設計システムにおいて、
    前記変換回路生成手段は、
    通信を行う第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、前記第1のシステムレベルIPの前記出力データ構造定義部、および前記第2のシステムレベルIPの前記入力データ構造定義部の記述を読み出し、この読み出した記述に基づいて、変換回路を生成するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  3. 請求項2記載のIPベースLSI設計システムにおいて、
    前記IPデータベースは、通信チャネルのIPをさらに有しており、
    前記変換回路生成手段は、
    前記第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、当該通信チャネルのIPの入出力データ構造定義を、さらに読み出すものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  4. 請求項2記載のIPベースLSI設計システムにおいて、
    前記変換回路生成手段は、
    前記第1および第2のシステムレベルIPの間で入出力データ構造が異なる場合、入出力データ構造の対応関係を表す情報を受けて、前記変換回路を生成するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  5. 請求項1記載のIPベースLSI設計システムにおいて、
    前記変換回路は、通信を行う単位当たりのデータ量を変換するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  6. 請求項1記載のIPベースLSI設計システムにおいて、
    前記変換回路は、データ領域を示すアドレスデータと、このアドレスデータに対応する実データとの変換を行うものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計システム。
  7. IPベースのLSI設計方法であって、
    システムレベル設計において用いられるシステムレベルIPを有するIPデータベースを用い、
    前記システムレベルIPにおいて、各IPは、
    当該IPの処理アルゴリズムを記述する処理アルゴリズム記述部と、
    処理単位となる入力データの構造定義を表す入力データ構造定義部と、
    処理単位となる出力データの構造定義を表す出力データ構造定義部と
    に分かれて記述されており、
    アーキテクチャ設計または機能設計において、データ通信を行うシステムレベルIP間に通信チャネルを設ける際に、前記通信チャネルと各システムレベルIPとの間に、通信のためのデータ変換を行う変換回路を生成するステップを備えている
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
  8. 請求項7記載のIPベースLSI設計方法において、
    前記変換回路生成ステップは、
    通信を行う第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、前記第1のシステムレベルIPの前記出力データ構造定義部、および前記第2のシステムレベルIPの前記入力データ構造定義部の記述を読み出し、この読み出した記述に基づいて、変換回路を生成するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
  9. 請求項8記載のIPベースLSI設計方法において、
    前記IPデータベースは、通信チャネルのIPをさらに有しており、
    前記変換回路生成ステップは、
    前記第1および第2のシステムレベルIPの間に通信チャネルを設ける際に、前記IPデータベースを検索し、当該通信チャネルのIPの入出力データ構造定義を、さらに読み出すものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
  10. 請求項8記載のIPベースLSI設計方法において、
    前記変換回路生成ステップは、
    前記第1および第2のシステムレベルIPの間で入出力データ構造が異なる場合、入出力データ構造の対応関係を表す情報を受けて、前記変換回路を生成するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
  11. 請求項7記載のIPベースLSI設計方法において、
    前記変換回路は、通信を行う単位当たりのデータ量を変換するものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
  12. 請求項7記載のIPベースLSI設計方法において、
    前記変換回路は、データ領域を示すアドレスデータと、このアドレスデータに対応する実データとの変換を行うものである
    ことを特徴とするIPベースLSI設計方法。
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