JP2007193692A - 判別器構築装置及び物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の“Rectangle Filter”と複数の正規化方法の組み合わせ毎に、当該正規化方法と“Rectangle Filter”を使用して、全ての例題画像の評価値を算出し、その評価値から判別エラーを算出して、その判別エラーが最小になる正規化方法と“Rectangle Filter”の組み合わせを特定し、その正規化方法と“Rectangle Filter”の組み合わせから仮説を生成し、全ての仮説を組み合わせて判別器を構築する。
【選択図】図1
Description
非特許文献1に開示されている物体検出手法のアルゴリズムは、画像中の一定の矩形領域から、“Rectangle Filter”を用いて特徴量を抽出し、判別関数を用いて、その特徴量を評価することにより、その矩形領域が顔を表しているものであるか否かを評価するものである。
ここで、“Rectangle Filter”のフィルタ値である特徴量は、探索矩形内における複数の小矩形領域の画素値合計を加減算した値であり、下記の式(1)で表すことができる。
f(x)=I1−I2 (1)
ただし、xは画像、I1は白矩形の画素値合計、I2は黒矩形の画素値合計である。
非特許文献1では、顔検出器を構築するに際して、“Adaboost”と呼ばれる学習アルゴリズムを用いている。
仮説関数htは、下記の式(2)で表すことができる。
式(2)において、fは“Rectangle Filter”のフィルタ値、xは探索矩形内の画像データ、thは閾値、wp,wnは閾値に応じた重みを表している。
ただし、xに関しては、照明条件の変化に対応するために、画像に正規化処理が施されたデータを用いている。
ただし、Dtは例題として与えられた画像データに対する重み、yiはi番目の画像データxiの正負を識別するラベルであり、{+1,−1}が用いられる。
また、tは逐次処理の回数(学習の回数)を表している。
W++:閾値より大きい画像データであり、与えられたラベルが正である重みDの合計
W+-:閾値より大きい画像データであり、与えられたラベルが負である重みDの合計
W-+:閾値より小さい画像データであり、与えられたラベルが正である重みDの合計
W--:閾値より小さい画像データであり、与えられたラベルが負である重みDの合計
各学習過程tにおいて、各画像データに対する判別器の出力値から“False Positive(誤検出)”と“False Negative(検出漏れ)”が最小となる閾値を設定し、“False Positive”と“False Negative”が目標とする精度に達している場合は学習を終了する。
“False Positive”と“False Negative”が目標とする精度に達していない場合は、各画像データの重みDを下記の式(7)によって更新し、次回の学習処理で用いるようにする。なお、初回学習時の重みは、各画像データに均等に割り振られる。
また、この発明は、学習効率が高い判別器構築装置を用いて、高速に物体を検出することができる物体検出装置を得ることを目的とする。
図1はこの発明の実施の形態1による物体検出装置を示す構成図であり、図において、物体検出装置は学習機である判別器構築装置1を実装している。
図1の例では、物体検出装置が判別器構築装置1を内蔵しているが、判別器構築装置1が外付けであってもよい。
判別器構築装置1のフィルタ記憶部11は画像の評価値を算出する際に使用する“Rectangle Filter”を複数記憶しているメモリである。なお、フィルタ記憶部11はフィルタ記憶手段を構成している。
判別器構築装置1の正規化方法記憶部12は画像を補正する際に使用する正規化方法を複数記憶しているメモリである。なお、正規化方法記憶部12は正規化方法記憶手段を構成している。
判別器構築装置1の例題画像記憶部13は例題画像(複数の顔画像と非顔画像)を記憶しているメモリである。
判別器構築装置1の判別エラー算出部15は評価値算出部14により算出された例題画像の評価値から判別エラーを算出する処理を実施する。なお、判別エラー算出部15は判別エラー算出手段を構成している。
判別器構築装置1の判別器構築部17は仮説生成部16により生成された仮説を組み合わせて判別器を構築する処理を実施する。なお、判別器構築部17は判別器構築手段を構成している。
物体検出処理部2のグレー画像作成部21は物体検出対象の画像からグレー画像を作成する処理を実施する。
物体検出処理部2のスケール変換部22は検出対象の物体の大きさに応じて、グレー画像作成部21により作成されたグレー画像をスケール変換し、スケール変換後のグレー画像であるマルチスケール画像を探索矩形取得部23に出力する。
物体検出処理部2の物体検出部24は判別器構築部17により構築された判別器を用いて、探索矩形取得部23により取得された探索矩形を評価し、当該探索矩形の評価値が上記判別器の閾値より大きければ、その探索矩形が検出対象の物体であると認定する処理を実施する。
図2はこの発明の実施の形態1による物体検出装置の処理内容を示すフローチャートであり、図3はこの発明の実施の形態1による判別器構築装置における判別エラー算出部15の処理内容を示すフローチャートである。
この実施の形態1では、物体検出対象の画像から顔を検出する例について説明する。ただし、顔の検出は一例に過ぎず、他の物体を検出するようにしてもよいことは言うまでもない。
以下、判別器構築装置1の処理内容を詳細に説明する。
判別器構築装置1のフィルタ記憶部11は、画像の評価値を算出する際に使用する“Rectangle Filter”を複数記憶している。
図4は“Rectangle Filter”の基本形を示す説明図であり、探索矩形内において、大きさ、位置、角度などが異なる様々な“Rectangle Filter”がフィルタ記憶部11に記憶されている。
正規化方法としては、様々な手法が存在するが、例えば、ガンマ補正のパラメータを変化させたものを用いることができる。
ガンマ補正は、下記の式(11)によって表される。
ただし、xは補正をかける画像の画素値、γはパラメータである。
例えば、ガンマ補正のパラメータとして0.5、1.0、1.8を用いた場合には、図5のような正規化方法の組となる。
正規化方法としては、分散ベースの正規化など、他の方法を組み合わせるようにしてもよい。
即ち、評価値算出部14は、下記の式(12)を計算することにより、全ての例題画像の評価値evalを算出する。
eval=f(g(x)) (12)
f(x)=I1−I2 (13)
ただし、xは探索矩形内の画像データ、I1は白矩形の画素値合計、I2は黒矩形の画素値合計である(図4を参照)。
f()は“Rectangle Filter”のフィルタ値、g()は正規化処理を実施する正規化関数である。
即ち、判別エラー算出部15は、評価値算出部14が全ての例題画像の評価値evalを算出すると、全ての例題画像の評価値evalの平均値と標準偏差を算出する(図3のステップST11)。
判別エラー算出部15は、全ての例題画像の評価値evalの平均値と標準偏差を算出すると、例えば、(平均値−標準偏差)〜(平均値+標準偏差)の範囲を10分割し、各分割範囲の値を閾値thに設定する(ステップST12)。
ただし、yは例題画像の正負を表すラベル(1:正、−1:負)、Dは例題画像に対する重みである。
仮説htは、下記の式(15)で表される。
即ち、判別器構築部17は、“False Positive”と“False Negative”が最小になるように、仮説htの総和Σht(x)から判別器H(x)の閾値THを設定する(ステップST4)。
式(17)において、H(x)が“1”であれば探索領域は顔であり、H(x)が“0”であれば非顔であることを意味している。
一方、閾値THでの精度が目標精度に到達していなければ、下記の式(18)で重みDを更新してから(ステップST6)、ステップST1の処理に戻り、再度、判別器H(x)の構築処理を実施する。
ただし、Ztは下記の式(19)を成立させるための規格化因子であり、下記の式(20)で表される。
なお、初回の学習時では、重みDは各データに対して均等に割り振られている。
具体的には、以下のようにして、物体検出対象の画像から顔を検出する。
gray=0.299R+0.587G+0.114B (21)
ただし、grayはグレー画像の画素値、Rは物体検出対象の画像の赤色の画素値、Gは物体検出対象の画像の緑色の画素値、Bは物体検出対象の画像の青色の画素値である。
ここで、グレー画像を拡大・縮小に用いる手法としては、バイリニア法を用いることができる。バイリニア法は1次補完の一種であり、入力画像f(i,j)をA倍するに際して、(m/A,n/A)の4近傍を利用する。
下記の式(22)のように定義すると、スケール画像は下記の式(23)で表される。
検出処理を行う探索矩形のサイズは一定であるが、スケール変換部22からスケールの異なる画像が出力されるため、任意の大きさの顔を検出することが可能となる。
一方、探索矩形の評価値が判別器H(x)の閾値THより小さければ、その探索矩形が検出対象の顔でないと認定する。
そして、物体検出部24は、式(17)に示すように、全ての仮説htの総和Σht(x)が判別器H(x)の閾値THより大きければ、その探索矩形が検出対象の顔であると認定する。
一方、全ての仮説htの総和Σht(x)が判別器H(x)の閾値THより小さければ、その探索矩形が検出対象の顔でないと認定する。
また、このことにより、判別器を構築する仮説の数が少なくなるため、判別器のデータサイズが小さくなり、判別器を用いての顔検出の高速化が図られる効果を奏する。
Claims (4)
- 画像の評価値を算出する際に使用するフィルタを複数記憶するフィルタ記憶手段と、画像を補正する際に使用する正規化方法を複数記憶する正規化方法記憶手段と、上記フィルタ記憶手段に記憶されている複数のフィルタと上記正規化方法記憶手段に記憶されている複数の正規化方法の組み合わせ毎に、当該正規化方法とフィルタを使用して、全ての例題画像の評価値を算出する評価値算出手段と、上記評価値算出手段により算出された例題画像の評価値から判別エラーを算出する判別エラー算出手段と、上記判別エラー算出手段により算出された判別エラーが最小になる正規化方法とフィルタの組み合わせを特定し、当該正規化方法とフィルタの組み合わせから仮説を生成する仮説生成手段と、上記仮説生成手段により生成された仮説を組み合わせて判別器を構築する判別器構築手段とを備えた判別器構築装置。
- 画像の評価値を算出する際に使用するフィルタを複数記憶するフィルタ記憶手段と、画像を補正する際に使用する正規化方法を複数記憶する正規化方法記憶手段と、上記フィルタ記憶手段に記憶されている複数のフィルタと上記正規化方法記憶手段に記憶されている複数の正規化方法の組み合わせ毎に、当該正規化方法とフィルタを使用して、全ての例題画像の評価値を算出する評価値算出手段と、上記評価値算出手段により算出された例題画像の評価値から判別エラーを算出する判別エラー算出手段と、上記判別エラー算出手段により算出された判別エラーが最小になる正規化方法とフィルタの組み合わせを特定し、当該正規化方法とフィルタの組み合わせから仮説を生成する仮説生成手段と、上記仮説生成手段により生成された仮説を組み合わせて判別器を構築する判別器構築手段と、上記判別器構築手段により構築された判別器を用いて、物体検出対象の画像から物体を検出する物体検出手段とを備えた物体検出装置。
- 物体検出対象の画像からグレー画像を作成するグレー画像作成部と、上記グレー画像作成部により作成されたグレー画像から検出処理を行う探索矩形を取得する探索矩形取得部と、判別器構築手段により構築された判別器を用いて、上記探索矩形取得部により取得された探索矩形を評価し、当該探索矩形の評価値が上記判別器の閾値より大きければ、その探索矩形が検出対象の物体であると認定する検出部とから物体検出手段が構成されていることを特徴とする請求項2記載の物体検出装置。
- 検出対象の物体の大きさに応じて、グレー画像作成部により作成されたグレー画像をスケール変換し、スケール変換後のグレー画像を探索矩形取得部に出力するスケール変換部を設けたことを特徴とする請求項3記載の物体検出装置。
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JP2001313831A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-11-09 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2004252940A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-09-09 | Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc | 画像内のオブジェクトを検出するシステムおよび方法 |
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