JP2007193310A - 現像剤補給容器及び現像剤補給システム - Google Patents

現像剤補給容器及び現像剤補給システム Download PDF

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Abstract

【課題】 従来、画像形成装置によって回転駆動される感光ドラムと共にトナー容器が一体で回転する構成とされている。そのため、トナー容器が装着されていないにも関わらず、つまり、トナー補給を行うことができない状況であるにも関わらず画像形成が開始され感光ドラムが回転駆動される恐れがある。また、トナー容器には、内部に収容したトナーを搬送する搬送機構が何ら設けられていない。
【解決手段】 感光ドラムの中空部に装着されたトナー補給容器が画像形成装置の駆動部材から受けた駆動力を感光ドラムへ伝達することで両者が一体回転するように構成するとともに、この回転に伴いトナー補給容器内に設けた搬送部によってトナーを搬送、排出するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置に設けられた感光体の中空部に着脱可能な現像剤補給容器、並びにこれを用いた現像剤補給システムに関する。画像形成装置としては、電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等を挙げることができる。
従来より、複写機やプリンタなどの電子写真式画像形成装置では現像剤としてトナーが使用されている。そして、画像形成装置において画像形成に伴いトナーが消費されると、トナー容器(トナーカートリッジとも呼ぶ)から画像形成装置へトナー補給が行われる。なお、トナーは極めて微細な粉末であるため、トナーが飛散しないようにトナー容器を画像形成装置の内部に据え置いて少量ずつトナーを排出する方式が提案、採用されている。
特許文献1や特許文献2に記載された白黒画像形成装置では、感光ドラムの中空部にトナー容器を装着する構成とすることで、トナー容器の装着スペースを有効利用し装置の小型化を図っている。
特開平4−191770号公報 特開2002−351174号公報
しかしながら、これらの装置では、画像形成装置本体によって回転駆動される感光ドラムと共にトナー容器が一体で回転する構成とされている。そのため、トナー容器が装着されていないにも関わらず、つまり、トナー補給を行うことができない状況であるにも関わらず画像形成が開始され感光ドラムが回転駆動される恐れがある。
また、上述のトナー容器には、感光ドラムから伝達された回転駆動力により内部に収容したトナーを搬送する搬送機構が何ら設けられていない。
また、ここ数年、複写機やプリンタのカラー化が急速に進み、最近では白黒機に代わって、複数の感光体を用いたカラー機が注目されている。カラー複写機やプリンタでは当然のことながらBk、Y、C、Mの4色の現像剤を少なくとも使用することから、少なくとも4つのトナー容器の装着スペースが必要になり、白黒機に比して大幅に大型化してしまう傾向がある。このようなカラー機においてトナー容器の装着スペースが装置の小型化を阻む1つの要因となっている。
そこで、本発明の目的は上述した課題を解決することができる現像剤補給容器、現像剤補給システムを提供することである。
本発明の他の目的は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
第1の発明は、画像形成装置に設けられた感光体の中空部に着脱可能な現像剤補給容器において、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部内の現像剤を排出するため前記現像剤収容部の回転に伴い現像剤を搬送する現像剤搬送部と、
前記感光体と係合自在に設けられ前記現像剤収容部と前記感光体を一体的に回転させる係合部と、
を有することを特徴とするものである。
第2の発明は、画像形成装置に設けられた感光体の中空部に着脱可能な現像剤補給容器において、
前記現像剤補給容器内の現像剤を排出するための駆動力を前記画像形成装置に設けられた駆動部材から受ける駆動力受け部と、
前記駆動力受け部が受けた駆動力を前記感光体へ伝達する駆動力伝達部と、
を有することを特徴とするものである。
第3の発明は、多色画像形成装置の現像剤補給システムにおいて、
複数の感光体と、
前記複数の感光体上に形成された静電像を互いに色の異なる現像剤で現像する複数の現像器と、
前記複数の感光体の中空部にそれぞれ着脱自在に設けられ、対応する現像器へ現像剤を補給する複数の現像剤補給容器と、
を有することを特徴とするものである。
第1の発明によれば、感光体の中空部に装着された現像剤補給容器から適切に現像剤を排出することができる。
第2の発明によれば、現像剤補給容器により現像剤補給を行うことができない状況である場合に画像形成のために感光体が回転駆動されるのを防止することができる。
第3の発明によれば、多色画像形成装置において現像剤補給容器の装着スペースに起因する装置の大型化を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る現像剤補給容器、現像剤補給システムの好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、以下の実施例において説明する各種構成については後述する構成だけに限られず本発明の思想の範囲内において他の公知の構成に変更することが可能である。
まず、現像剤補給容器としてのトナー補給容器が装着される多色画像形成装置の一例である電子写真画像形成装置の構成について図1を用いて説明する。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサー等が含まれる。
(画像形成装置)
図1は、電子写真複写機本体(以下、「装置本体」という)の画像形成部の主要構成断面図である。同図はカラー複写機を示しており、developerとしての、ブラック(Bk)トナー、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、イエロー(Y)トナー用の画像形成ステーションを並列に配置した場合の一例である。なお、上述したトナーの他に、レッドトナーや透明トナーなどの特色トナーを用いる構成としても構わない。また、上述したトナーの他に、マゼンタ、シアン色のトナーについて、濃色トナーと淡色トナーを用いる構成としても構わない。このような場合、後述する画像形成ステーションを増設すれば良い。
まず、各画像形成ステーションの詳細について説明する。なお、各画像形成ステーションの構成はトナー像形成に使用するトナーを除き共通な構成とされているので、1つの画像形成ステーションについて説明を行う。
画像形成ステーションには、回転駆動される像担持体(電子写真感光体)としての感光体(以下、感光ドラム)100が中間転写ベルト107と接すように設けられている。
この感光ドラム100は長手方向両端部の外周面に不図示の受けローラにより回転自在に支持されている。つまり、感光ドラム100は装置本体の所定の位置に位置決めされた状態となっている。従って、感光ドラム100はぶれることなく所定の回転軸線を中心に回転可能とされている。
さらに、感光ドラム100の周りには、帯電ローラ101が感光ドラム100に対して従動回転するように設けられている。この帯電ローラ101には所定のタイミングで電源から帯電バイアスが印加される構成となっている。本例では、帯電ローラ101により感光ドラム100の表面を一様に帯電するため、AC電圧とDC電圧とを重畳した帯電バイアス(振動電圧)が印加される。そして、このような帯電バイアスにより帯電ローラと感光ドラム間に形成される微少ギャップにおいて放電が生じ、帯電処理が施される。
感光ドラム100の均一に帯電された表面に向けて、画像露光装置により画像情報に基づいたレーザ露光Lが照射され、感光ドラム100上に静電像が形成される。具体的には、レーザ照射された部分の電位は降下する一方、レーザ照射されない部分の電位は降下しないので、画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
感光ドラム100に形成された静電潜像は、現像手段としての現像器103へ至ると、現像スリーブ102上にコートされた現像剤としてのトナーの供給が行われて可視化される。このとき、現像スリーブ102にはAC電圧とDC電圧とを重畳した現像バイアスが電源より印加される。なお、本例では、レーザ照射された部分にトナーを付着させる反転現像方式を採用している。また、現像工程において消費されたトナー量に応じて後述するトナー補給容器1からトナーの補給が行われる構成とされている。
そして、感光ドラム100上のトナー像は中間転写ベルト107に1次転写ローラ104によって1次転写される。このとき、1次転写ローラ104には電源から1次転写バイアス(DC電圧)が印加される。
以上の工程が各々の画像形成ステーションにおいて繰り返されることにより、ブラック(Bk)トナー像、マゼンタ(M)トナー像、シアン(C)トナー像、イエロー(Y)トナー像が中間転写ベルト107に順次重畳転写される。
一方、給紙カセットに収納された記録材Sは中間転写ベルト107上のトナー像と同期するように中間転写ベルト107に向けて不図示の搬送機構により搬送される。
そして、中間転写ベルト107上に形成されたカラー画像は、2次転写対向ローラ109と中間転写ベルト107にて形成された2次転写部において記録材Sに一括して2次転写される。このとき、2次転写ローラ108には電源から2次転写バイアス(DC電圧)が印加される。
記録材Sに形成されたカラー画像は、定着装置へと搬送され、定着装置から熱と圧力を付与されて永久画像としおて記録材Sに定着される。定着後の記録材はその後機外へ排出されて、一連の画像形成が終了する。
なお、1次転写後に感光ドラム100表面に残留したトナーはクリーナ106により感光ドラムから除去され、廃トナー部へ回収される。
(トナー補給容器)
次に、現像剤補給容器としてのトナー補給容器1について図2を用いて説明する。
トナー補給容器1はトナーを収容する略円筒形状の現像剤収容部としての容器本体1Aを有している。さらに、トナー補給容器1の長手方向一端側には、容器本体1Aよりも小径の現像剤排出部(排出ポート)としての開口部1aが突設されている。
この開口部1aには先端に現像剤排出口としての排出口が形成されており、この排出口は封止部材2にて封止された状態となっている。この封止部材2の先端側には、後述する開閉部材20とスナップロックする突起部2aを備えたスナップロック部が設けられている。また、このスナップロック部には、開閉部材20との連結を解除するための突起部2bも設けられている。この突起部2bは、後述する解除リング21のスライド動作によりスナップロック部を径方向内側へと変位させるための解除力を受ける構成となっている。この状態のときに、トナー補給容器を後退させることにより、スナップロック部や開閉部材を破損させることなく両社の連結を適切に解除することが可能となる。
一方、容器本体1Aの長手方向他端側には駆動部材としての本体駆動ギア104と係合し回転駆動力を受けるための駆動力受け部としてのギア部3が設けられている。なお、駆動力受け部としては、このようなギアの例だけに限らず、公知のカップリングであっても構わない。この場合、駆動部材も上記のカップリングに対応するカップリングとされる。
また、ギア部3の近傍には、トナー補給容器1が感光ドラム100の中空部にセットされた際に、感光ドラム100と係合する係合部としての係合部3aがトナー補給容器の周面の一部に設けられている。この係合部3aは凸状とされ感光ドラム100の内面に形成された被係合部(凹部)との係合により、トナー補給容器1と感光ドラム100が一体的に回転するように構成されている。つまり、トナー補給容器と感光ドラムは局所的な係合関係にある。また、係合部3aは、トナー補給容器1のギア部3が本体駆動ギア104から受けた回転駆動力を、被係合部を介して感光ドラム100に伝達する駆動力伝達部としての機能も併せ持っている。
なお、本例では、このような係合部3aを回転方向において局所的に互いに対向する2箇所にそれぞれ設けているが、その個数及び配置に関しては適宜設定すれば良く1つでも構わない。
また、感光ドラムとトナー補給容器を一体的に回転させるための構成として、上述したような凸状の係合部3aと溝部100aの構成だけでなく、凹凸の関係を逆にした構成でも良い。また、次のような構成であっても構わない。
具体的には、トナー補給容器の径をトナー補給容器の装着方向後端部分だけを大きくする(以下、大径部)。つまり、トナー補給容器の着脱が許容されるようにこのトナー補給容器の大径部(係合部)を感光ドラム内面(被係合部)に軽圧入させることにより、感光ドラムとトナー補給容器を一体的に回転させる構成である。このような構成の場合、トナー補給容器の装着動作時に操作者が上述の凸状の係合部3aの位置を溝部100aに合わせるといった操作が不要になるので、操作性を向上することが可能となる。
以上のように、トナー補給容器の長手方向一端側に係合部3aが設けられているので、次のような効果も奏することができる。つまり、トナー補給工程が進むに連れてトナー補給容器の長手方向他端側(現像剤搬送方向下流側)に設けられた開口部1a側にトナーが片寄ることから、トナー補給容器の長手方向一端側(現像剤搬送方向上流側)が首振りしてしまう恐れがあるが、本例の構成であればこれを抑制することができる。
図3に示すように、このトナー補給容器1の内部にはトナー補給容器1の回転に伴いトナーを排出口に向けて搬送するための現像剤搬送部としてのバッフル部材5が設けられている。このバッフル部材5は、容器本体1Aの長手方向の略全長に亘って設けられ、容器内に固定された板状部材5aを有している。この板状部材5aは、ボトルの回転軸線に対して傾斜して設けられた複数の凸状の現像剤搬送ガイドとしてのトナー搬送ガイド5bと、トナーを落下させて攪拌するための複数の貫通口5cが設けられている。
ボトルの回転に伴い板状部材5a上に持ち上げられたトナーは、一部はトナー搬送ガイド5bを伝って排出口側へと搬送される一方、一部は貫通口5cを通り抜けて容器の底部側へ落下し攪拌が為される。
なお、この搬送部としては、このような例に限らず、トナー補給容器1の回転に伴いトナー搬送を行うものであれば特にその構成については限定するものではない。例えば、トナー補給容器1の内面に形成された螺旋状の突起部によりトナーを搬送する構成であっても構わない。
(トナー補給容器の補給動作)
次に図4〜図7、図11を用いてトナー補給容器1の補給動作について説明する。
図4は画像形成装置およびトナー補給容器の部分断面斜視図であり、図5はトナー補給容器の挿入時の動作状態を段階的に示した図である。図11(A)は、画像形成装置本体側に設けられた開閉手段としての中空円筒状の開閉部材20を示した図であり、上述した封止部材2と連結するように構成されている。この開閉部材20には、スナップロック部に設けられた突起部2aと嵌合する穴部20hと、穴部20hの周方向に隣接した位置にリブ部20aが設けられている。
図4において100は感光ドラムであり、その内部にはトナー補給容器が挿入されるスペース(装着部)が設けられており内部は中空となっている。感光ドラムの周囲には先に説明した画像形成ステーションが設置されている。
トナー補給容器の挿入装着方向は、トナー補給容器の長手方向と感光ドラムの長手方向とが略平行となるように設定されている。
トナー補給容器1を画像形成装置内、つまり感光ドラムの中空部にセットする方法は以下の手順の通りとなる。操作者が、トナー補給容器の交換カバーを開けて、トナー補給容器の挿入装着を行う。
(1)まず、トナー補給容器の係合部3aと感光ドラム端部の溝部100aとの係合が行われるように、トナー補給容器1を感光ドラム100内部に向けて矢印方向に挿入する(図5(A))。
(2)トナー補給容器の挿入が進み、トナー補給容器が装着スペースの挿入限界を規定する突き当て板に突き当たることにより、図5(B)を経て最終的に図5(C)の状態で挿入が完了する。従って、トナー補給容器はこれ以上挿入方向に移動できない状態となる。
このように、トナー補給容器の挿入装着が完了すると、封止部材2のスナップロック部に設けられた突起部2aが開閉部材20の穴部20hに嵌り込んだ状態となり、封止部材と開閉部材とが連結した状態となる。
また、この時点で、トナー補給容器のギア部3が画像形成装置本体側の駆動ギア104(図6)と係合し、駆動連結された状態となる。このとき、両ギアの歯部が突き当たることにより破損してしまう恐れがあるが、本例では両ギアの歯部にテーパ部を設けることでこれを回避している。
さらに、この時点で、トナー補給容器の凸状の係合部3aが感光ドラムの溝部100aと嵌合し、トナー補給容器と感光ドラムが一体化された状態となる。従って、トナー補給容器から感光ドラムへ回転駆動力を伝達することが可能な状態となる。
(3)操作者が交換カバーを閉める。この交換カバーの内側には、トナー補給容器の挿入方向後端に突き当たる突き当て部が形成されており、交換カバーを閉めると、トナー補給容器が挿入方向上流側へと逆戻りしないように構成されている。
(4)この交換カバーの閉め動作に連動して、封止部材と連結した状態にある開閉部材がトナー補給容器本体から離れる方向へスライドすることにより、排出口の開封が行われ、図11に示す状態となる。つまり、トナー補給容器からトナー排出が可能な状態となる。
(5)開封後、駆動ギア104が画像形成装置本体に設けられた駆動モータにより回転駆動され、トナー補給容器から画像形成装置(現像器)へのトナー補給が行われる。
以上のようにセットされたトナー補給容器1は、図7に示したように、駆動ギア104から回転駆動を受けると排出口からトナーを排出し、排出されたトナーは現像剤受け部としてのサブホッパー120に溜まり搬送スクリュー105にて現像器103へと搬送される。
このように、トナー補給容器1を感光ドラム100内部に挿入・セットすることにより、トナー補給容器1は駆動ギア104と駆動連結するとともに感光ドラムとも駆動連結することになる。その結果、トナー補給容器1が画像形成装置(駆動ギア104)から受けた回転駆動力によって、トナー補給のためのトナー補給容器の回転動作と、画像形成のための感光ドラムの回転動作を行うことができる。
また、本例では、トナー補給容器のギア部3は感光ドラムの駆動入力部も兼ねているため、トナー補給容器を交換する度にこのギア部3が新品となる。従って、耐久に伴うギア部3の磨耗などに起因する回転駆動伝達性の悪化を回避することができ、感光ドラムの回転精度を長期に亘って維持することができる。その結果、高画質画像を長期に亘って形成することが可能となる。
また、本例では、感光ドラム100内にトナー補給容器の装着部を配置することにより、画像形成装置本体のコンパクト化に寄与している。さらに、トナー補給容器1は感光ドラム100を回転駆動するための機能も果たしている為、感光ドラム100とトナー補給容器1を各々回転駆動するための駆動機構を1つにまとめることができ、画像形成装置本体の装置の簡易化に寄与している。また、現像剤補給容器を感光ドラム内に装着しない限り感光ドラムが回転駆動することができない(画像形成を行うことができない)ため、現像剤補給容器の装着(セット)忘れを防止することができる。また、感光ドラムの中空部をトナー補給容器の装着スペースとして利用したことにより、感光ドラムの回転駆動に要する負荷を大きくすることが可能となり、感光ドラムの回転速度の安定化に寄与している。
(トナー補給容器の交換動作)
次に、図12を用いてトナー補給容器の交換動作について説明する。
図12(A)は、排出口が開封されトナー排出が可能な状態を示している。
そして、トナー補給容器内のトナー残量が不十分とされると、画像形成装置本体側に設けられた上述の解除リング21がトナー補給容器側へとスライド(図示a方向)し、封止部材のスナップロック部を径方向内側へと撓ませる(図12(B))。このように、スナップロック部が撓むと、突起部2aと穴部20hとのオーバーラップが解消される。その後、解除リング21がa方向に更にスライドし、封止部材のツバ部と突き当たり封止部材を容器本体側へと移動させる。その結果、封止部材が排出口に嵌り込むことで再封が完了する。このとき、トナー補給容器は交換カバーの突き当て部により挿入方向上流側へ移動しないようになっている。
その後、解除リング21と共に開閉部材20を反対の方向(図示d方向)へスライドさせることにより、封止部材と開閉部材が離間する(図12(C))。
この状態となったとき、操作者がトナー補給容器を図示c方向へ引き出すことにより、トナー補給容器の交換が可能となる。
このように、本例では、感光ドラムに対しトナー補給容器を容易に取り外し自在な構成としている。つまり、トナー補給容器は、所謂、カートリッジ化(トナーカートリッジ)されているので、感光ドラムに対しビスなどの固定具を用いること無くトナー補給容器の取り外しが可能な構成にしている。そのため、感光ドラムの交換とトナー補給容器の交換を別々の時期に行うことができるため、装置のランニングコストの低減に寄与している。
さらに、従来例と異なり、トナー補給容器自身が感光ドラムの駆動に伴って回転するため、容器内部のトナーの撹拌効果を高めることができ、流動性の悪いトナーでも滑らかな排出性を実現し、更に容器内部の残留トナーを大幅に低減することができる。
なお、上記した例では、回転駆動力の伝達順序が現像剤補給容器→感光ドラムという構成となっているが、このような構成だけに限られない。例えば、感光ドラム→現像剤補給容器の順に回転駆動力を伝達する構成の場合(実施例1の構成を逆にした場合)、段ギア等を設けて減速比を変更すれば感光ドラムと現像剤補給容器の回転数を任意に設定することが可能となる。このような構成は現像剤補給量をコントロールしたい場合には有効である。また、その他に、感光ドラム100と現像剤補給容器1のそれぞれにギア部を設け、これらのギア部が駆動ギア104と直接的に係合し回転駆動力を受ける構成としても良いが、駆動機構の簡易化のためには実施例1の構成の方がより望ましい。
次に実施例2について図8および図9を用いて以下に説明する。
図8はトナー補給容器の外観斜視図であり、図9はトナー補給容器の断面図である。
先に説明した実施例1との違いは、容器本体1Aの外周に振動吸収体4を設けた点である。その他の構成に関しては実施形態1と同様である。
この振動吸収体4はゴムやエラストマー等の弾性部材で構成されており、図9に示したように感光ドラム内に挿入した際に感光ドラム内面に密着して感光ドラムの振動を吸収・抑制するためのものである。この振動吸収体4は図8及び図9に示したようにトナー補給容器と別材質で構成してもよいが、生産性を考慮すれば図10に示したようにトナー容器本体と一体に形成しても、もちろん構わない。
このように本例では、トナー補給容器が感光ドラムの内面に密着し、感光ドラムと一体となって回転することにより、画像形成装置のコンパクトを実現するだけでなく、感光ドラムの振動を吸収、抑制することができる。
なお、本例の構成は、次のような画像形成装置の構成の場合に特に有効である。
具体的には、先に説明したように、感光体に帯電ローラを接触させて帯電処理を施す場合、画像形成の高速化に対応するため感光ドラムの周速が速くなると、この感光ドラム表面の帯電均一性が低下する恐れがある。そこで、このような帯電均一性の低下を防止するため、帯電ローラに印加する交流電圧の周波数を約200Hz以上に大きくすると、感光ドラムと帯電ローラとが振動することに起因する異音が大きくなるといった恐れがある。
このような放電を利用した接触帯電方式を採用した場合に問題となり得る「帯電に伴う異音」は以下のようなメカニズムで生じることが明らかになっている。
帯電ローラに振動電圧が印加されると、感光ドラムと帯電ローラとの間に静電気力により引力が作用し、振動電圧の最大値の部分と最小値の部分では相互に引き合う力が大きくなり、感光ドラムと帯電ローラは弾性変形しつつ互いに引きつけられる。また、振動電圧の中央値の部分では相互の引き合う力が小さくなり、帯電ローラの弾性変形の回復力により、感光ドラムと帯電ローラとは離れようとする。このため感光ドラムと帯電ローラとは、印加された振動電圧の2倍の周波数で振動しあうことになる。
更に、感光ドラムと帯電ローラとは、互いに摩擦しあいつつ回転移動するが、上記静電気力により引力が作用し、振動電圧の最大値の部分と最小値の部分で相互の引き合う力が大きくなる。帯電ローラが弾性変形しつつ感光ドラムに引きつけられる際には、相互の回転移動にブレーキがかかり、また、振動電圧の中央値の部分で相互の引き合う力が小さくなる。帯電ローラの弾性変形の回復力により、感光ドラムと帯電ローラとが離れようとする際には、このブレーキが緩和される。このため、あたかも濡れたガラス表面を指で擦った時のようにスティックスリップによる振動も生じる。この振動も上記同様に、印加された振動電圧の2倍の周波数で生じる。
帯電に伴う異音は、以上のような振動に起因するが、これは、印加される交流電圧の2倍の周波数を基本とし生じるために、例えば交流電圧の周波数が300Hzの場合にあっては、600Hzの異音が観測される。この他にも、その整数倍の高調波成分や、まれには、印加した振動電圧の周波数とその整数倍の高調波成分も観測される場合もある。
このような帯電に伴う異音は、感光ドラムと帯電ローラとの当接部から直接音として発せされる他に、感光ドラムの振動が周囲の機器に伝わり、そこで音に変換される場合もある。
本例のような、振動吸収体を設けることにより上述した帯電に伴う異音を抑制することができる。
以上のように、本発明が適用できる例として実施例1、2について説明したが、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
画像形成装置の主要部の一実施例を示す部分断面図である。 トナー補給容器のトナー補給部の(A)は斜め前から見た場合、(B)は斜め後ろから見た場合の外観斜視図である。 トナー補給容器内のバッフル部材を示す斜視図である。 トナー補給容器の装着動作を示した部分断面斜視図である。 トナー補給容器装着動作を示した部分断面図であり、(A)挿入前、(B)挿入途中、(C)挿入完了、状態を示したものである。 トナー補給容器、感光ドラム、本体駆動ギア部の係合関係を表す斜視図である。 トナー補給容器が感光ドラム内に装着された状態を示した分解斜視図である。 トナー補給容器の外観斜視図である。 トナー補給容器の感光ドラム内に装着された状態を示した部分断面図である。 トナー補給容器の他の例を示した外観斜視図である。 (A)は開閉部材を示す概略斜視図であり、(B)はトナー補給容器が開封された状態を示した概略図である。 トナー補給容器の再封される様子を(A)〜(C)の順に示した概略図である。
符号の説明
1 トナー補給容器(現像剤補給容器)
1A 容器本体
1a 容器本体の開口部
1b 振動吸収体
2 封止部材
3 駆動ギア部
3a 係合部
3b 解除突起
4 振動吸収体
100 感光ドラム
100a 溝部
101 帯電ローラ
102 現像ローラ
103 現像部
104 本体駆動ギア
105 搬送スクリュー
106 クリーナー部
107 中間転写ベルト
108 2次転写ローラ

Claims (10)

  1. 画像形成装置に設けられた感光体の中空部に着脱可能な現像剤補給容器において、
    現像剤を収容する現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部内の現像剤を排出するため前記現像剤収容部の回転に伴い現像剤を搬送する現像剤搬送部と、
    前記感光体と係合自在に設けられ前記現像剤収容部と前記感光体を一体的に回転させる係合部と、
    を有することを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記係合部は回転方向において前記感光体と局所的に係合するように設けられていることを特徴とする請求項1の現像剤補給容器。
  3. 前記係合部は前記現像剤補給容器の装着動作を許容しつつ前記感光体の内面と全周に亘って密着するように設けられていることを特徴とする請求項1の現像剤補給容器。
  4. 前記現像剤搬送部は前記現像剤収容部の回転軸線方向に延びた板状部材を有し、この板状部材には回転軸線に対し傾斜した複数の現像剤搬送ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの現像剤補給容器。
  5. 画像形成装置に設けられた感光体の中空部に着脱可能な現像剤補給容器において、
    前記現像剤補給容器内の現像剤を排出するための駆動力を前記画像形成装置に設けられた駆動部材から受ける駆動力受け部と、
    前記駆動力受け部が受けた駆動力を前記感光体へ伝達する駆動力伝達部と、
    を有することを特徴とする現像剤補給容器。
  6. 前記駆動力受け部が受けた駆動力により現像剤収容部が回転するように構成され、この現像剤収容部には回転に伴い現像剤を搬送する搬送部が設けられていることを特徴とする請求項5の現像剤補給容器。
  7. 前記現像剤搬送部は前記現像剤収容部の回転軸線方向に延びた板状部材を有し、この板状部材には回転軸線に対し傾斜した複数の現像剤搬送ガイドが設けられていことを特徴とする請求項5又は6の現像剤補給容器。
  8. 多色画像形成装置の現像剤補給システムにおいて、
    複数の感光体と、
    前記複数の感光体上に形成された静電像を互いに色の異なる現像剤で現像する複数の現像器と、
    前記複数の感光体の中空部にそれぞれ着脱自在に設けられ、対応する現像器へ現像剤を補給する複数の現像剤補給容器と、
    を有することを特徴とする現像剤補給システム。
  9. 対応関係にある感光体と現像剤補給容器はそれぞれ一体的に回転するように構成されていることを特徴とする請求項8の現像剤補給システム。
  10. 前記複数の現像剤補給容器には対応する前記感光体との一体回転に伴い現像剤を搬送する搬送部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項9の現像剤補給システム。
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