JP2007192100A - 触媒コンバータ - Google Patents

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Tsutomu Imamura
勉 今村
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【課題】 異物混入によるセラミック触媒担体3の亀裂・破損を防止できる触媒コンバータの提供。
【解決手段】 筒状のケース1と、該ケース1の内部に無膨張マット2を介して収容されるセラミック触媒担体3を備える触媒コンバータAにおいて、無膨張マット2をセラミック触媒担体3の外周の全周に亘って巻回した状態で配置し、無膨張マット2の端部同士の突き合わせ部4における排気ガス上流側端部2aに、排気ガス下流側へ向けて略V字型に切欠された溝7を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動車の排気ガスを浄化するために排気系の途中に介装される触媒コンバータに関する。
従来、触媒コンバータは自動車の排気系の途中、例えば、エキゾーストマニホールドの排気ガス下流側に介装されており、筒状のケースと、該ケースの内部に無膨張マットを介して収容されるセラミック触媒担体を備える構造となっている(特許文献1、2参照)。
特開2001−263052号公報 特開2003−225834号公報
しかしながら、従来の触媒コンバータにあっては、排気ガスと共にスパッタ等の異物が触媒コンバータに流入してセラミック触媒担体に繰り返し衝突し、この結果、セラミック触媒担体が破損・亀裂する虞がある。
そこで、無膨張マットの排気ガス上流側端部に、排気ガス下流側へ向けて切欠された溝を形成して、この溝に上記異物を保持させることが考えられる。
しかしながら、上記溝を排気ガス上流側端部から排気ガス下流側へ向けて深い位置まで形成すると、無膨張マットをセラミック触媒担体に券回したりケース内に圧入する際の作業性や、無膨張マットの耐久性が損なわれる虞がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、触媒コンバータに混入した異物を確実に保持してセラミック触媒担体の亀裂・破損を防止できる触媒コンバータを提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、筒状のケースと、該ケースの内部に無膨張マットを介して収容されるセラミック触媒担体を備える触媒コンバータにおいて、前記無膨張マットをセラミック触媒担体の外周の全周に亘って巻回した状態で配置し、前記無膨張マットの端部同士の突き合わせ部における排気ガス上流側端部に、排気ガス下流側へ向けて略V字型に切欠された溝を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、筒状のケースと、該ケースの内部に無膨張マットを介して収容されるセラミック触媒担体を備える触媒コンバータにおいて、前記無膨張マットをセラミック触媒担体の外周の全周に亘って巻回した状態で配置し、前記無膨張マットの端部同士の突き合わせ部における排気ガス上流側端部に、排気ガス下流側へ向けて略V字型に切欠された溝を形成したため、触媒コンバータに混入した異物を確実に保持してセラミック触媒担体の亀裂・破損を防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の触媒コンバータのケースの内部を説明する断面図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は無膨張マットを展開した平面図、図4は同正面図、図5はセラミック触媒担体の斜視図、図6は無膨張マットの製造を説明する図、図7は無膨張マット及びセラミック触媒担体のケースへの圧入を説明する図、図8は作用を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の触媒コンバータAは、円筒状のケース1と、円筒状の無膨張マット2と、円柱状のセラミック触媒担体3が備えられている。
ケース1は、金属製でその排気ガス上流側端部1aが後述するエンジン側の排気管に接続され、その排気ガス下流側端部1bがメインマフラ側の排気管に接続される。
無膨張マット2は、アルミナとシリカを繊維状にして混合したもの、またはセラミックス繊維からなり、セラミック触媒担体3の外周部3aの全周に亘って券回した状態で、且つ、ケース1の内周面1cに密着した状態で配置されている。
図3、4に示すように、無膨張マット2は、セラミック触媒担体3の軸方向の高さと全周の長さにそれぞれ相当する高さH1と幅W1を略有して板状に形成される他、その長手方向両端部には、セラミック触媒担体3に券回された際に該端部同士の突き合わせ部4(図1参照)で互いに嵌合する凸状の凸部5と凹状の凹部6が形成されている。
また、無膨張マット2の排気ガス上流側端部2aには、セラミック触媒担体3に券回された際に突き合わせ部4に排気ガス下流側へ向かって略V字型に切欠された溝7(図1参照)を形成する切欠部7a,7bが形成されている。
図5に示すように、セラミック触媒担体3は、セラミックス製の複数の隔壁3bと、該隔壁3b間で形成される細孔3cで構成され、該隔壁3bの表面には白金等の触媒が担持されている。
次に、作用を説明する。
このように構成された触媒コンバータAを製造する際は、先ず、図6に示すように、無膨張マット2の素材8を製造すべき無膨張マット2の外周縁である波線に沿って図外の切断機を用いて切欠加工することにより、所望の無膨張マット2を得る。
ここで、略V字型の切断刃を用いて素材8の両端部以外の部位に溝7を形成した場合には、略V字型の素材8の屑を取り除くための装置が必要になり、製造コストが増加する上、製造効率が低下してしまう。
しかしながら、本実施例1では、前述したように、素材8を製造すべき無膨張マット2の外周縁に沿って切欠加工するという簡便な作業でもって溝7となる切欠部7a,7bを形成することができ、素材8の屑を取り除くための装置を必要とせず低コストの装置を用いて効率よく無膨張マット2を製造できる。
続いて、図7に示すように、無膨張マット2をセラミック触媒担体3の外周3aに巻回すると共に、その突き合わせ部4において凸部5と凹部6を嵌合させた後、ケース1に圧入することにより、所望の触媒コンバータAを得る(図1参照)。
この際、無膨張マット2の突き合わせ部4において、切欠部7a,7bにより略V字型の溝7が形成される他、該溝7に連続して高さH2及び幅W2の隙間9(図1参照)が形成される。なお、隙間9の幅W2は適宜設定できるが、1mm前後の僅かな隙間で良い。
このように構成された触媒コンバータAは、図8に示すように、ケース1の排気ガス上流側端部1aに、エンジン側の接続管(図示を省略)と接続される接続部10が該ケース1の一部外周の全周に亘って溶接X1で固定され、排気ガス下流側端部1bにメインマフラ側の接続管(図示を省略)と接続される接続部11が該ケース1の一部外周の全周に亘って溶接X2で固定された状態で、自動車の排気系、例えば、図外のエキゾーストマニホールドの排気ガス下流側に介装される。
なお、ケース1の両端部をスピニング加工することにより、接続部10,11をケース1と一体的に形成しても良い。
そして、触媒コンバータAの排気ガス上流側端部1aからケース1内に流入した排気ガス(波線矢印で図示)は、セラミック触媒担体3の細孔3cを通過する際に隔壁3bの触媒と反応して浄化された後、排気ガス下流側端部1bから図外のマフラ等に排出される。
そして、触媒コンバータAの排気ガス上流側端部1aからケース1内にスパッタ等の異物(一点鎖線矢印で図示)が混入した場合には、溝7に導いて確実に保持することができ、これによって、異物混入によるセラミック触媒担体3の亀裂・破損を防止できる。
加えて、溝7に導いた異物をさらに隙間9に導いて保持することができ、これによって、隙間9を溝7の一部として機能させて溝7をより深い位置まで形成できると同時に、溝7に導入された異物は再び排気ガス上流側へ飛び出しにくくなるという効果を得られる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の触媒コンバータAにあっては、筒状のケース1と、該ケース1の内部に無膨張マット2を介して収容されるセラミック触媒担体3を備える触媒コンバータAにおいて、無膨張マット2をセラミック触媒担体3の外周3aの全周に亘って巻回した状態で配置し、無膨張マット2の端部同士の突き合わせ部4における排気ガス上流側端部2aに、排気ガス下流側へ向けて略V字型に切欠された溝7を形成したため、触媒コンバータAに混入した異物を確実に保持してセラミック触媒担体3の亀裂・破損を防止できる。
次に、実施例2を説明する。
なお、本実施例2において上記実施例1と同じ構成部材については同一の符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図9は本発明の実施例2の触媒コンバータのケースの内部を説明する断面図、図10は図9のS10−S10線における断面図、図11は無膨張マットを展開した平面図、図12は溝7を突き合わせ部に配置しない場合における無膨張マット及びセラミック触媒担体のケースへの圧入を説明する図である。
図9〜11に示すように、本実施例2の触媒コンバータBでは、無膨張マット2の排気ガス上流側端部2aに、溝7を基準位置として排気ガス下流側へ向かって略V字型に切欠された溝20が等間隔で複数(本実施例2では7カ所)形成されている点が実施例1と異なる。
ここで、溝7を形成しないことを前提として溝20を配置した場合には、図12に示すように、突き合わせ部4に近接した溝と、凸部5と凹部6の結合部位との距離W3が近接して周辺の剛性が不足してしまい、無膨張マット2及びセラミック触媒担体3をケース1に圧入する際に、無膨張マット2の端部が座屈・変形して位置ずれやはみ出しの原因となってしまう。
しかしながら、本実施例1では、無膨張マット2の突き合わせ部4に溝7を形成して、この溝7を基準として溝20を等間隔に配置しているため、突き合わせ部4に近接した溝21と、凸部5と凹部5の嵌合部位との距離W4(図9、11参照)を上記W3よりも離間させた状態で出来るだけ多くの溝20を配置することができ、この結果、無膨張マット2の端部が剛性不足となることなく、セラミック触媒担体3をケース1に圧入する際に無膨張マット2の座屈・変形を防止できる。
なお、溝7,20の大きさが小さいと異物を保持する作用を持たないため、単に溝20の数を増やす程良いというわけでなく、適宜の大きさを有して無膨張マット2の周上に等間隔で出来るだけ多くの溝を形成することが好ましい。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、溝7,20の形成数については、適宜設定できる。
また、溝7,20の形状は略V字型に限らず、適宜設定できるが、異物を隙間9に効率よく導くための形状や、実際上の製造を考慮すると略V字型が最も好ましい。
本発明の実施例1の触媒コンバータのケースの内部を説明する断面図である。 図1のS2−S2線における断面図である。 無膨張マットを展開した平面図である。 無膨張マットを展開した正面図である。 セラミック触媒担体の斜視図である。 無膨張マットの製造を説明する図である。 無膨張マット及びセラミック触媒担体のケースへの圧入を説明する図である。 作用を説明する図である。 本発明の実施例2の触媒コンバータのケースの内部を説明する断面図である。 図9のS10−S10線における断面図である。 無無膨張マットを展開した平面図である。 溝7を突き合わせ部に配置しない場合における無膨張マット及びセラミック触媒担体のケースへの圧入を説明する図である。
符号の説明
A、B 触媒コンバータ
1 ケース
1a 排気ガス上流側端部
1b 排気ガス下流側端部
2 無膨張マット
3 セラミック触媒担体
3a 外周
3b 隔壁
3c 細孔
4 突き合わせ部
5 凸部
6 凹部
7、20、21 溝
7a、7b 切欠部
8 素材
9 隙間
10、11 接続部

Claims (1)

  1. 筒状のケースと、該ケースの内部に無膨張マットを介して収容されるセラミック触媒担体を備える触媒コンバータにおいて、
    前記無膨張マットをセラミック触媒担体の外周の全周に亘って巻回した状態で配置し、
    前記無膨張マットの端部同士の突き合わせ部における排気ガス上流側端部に、排気ガス下流側へ向けて略V字型に切欠された溝を形成したことを特徴とする触媒コンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012149647A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Ibiden Co Ltd 保持シール材、排ガス浄化装置、及び、排ガス浄化装置の製造方法

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