JP2007190087A - 歯冠補綴物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 未結晶化ガラス製の歯冠成形体を結晶化させるための加熱工程において変形が少なく、得られた歯冠補綴物においてスプルー部の切断痕の外観に高度に優れ、且つ簡便な方法で実施でき、多数の未結晶化ガラス製の歯冠成形体を並列的に結晶化させることも容易な、結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法を開発すること。
【解決手段】 歯冠鋳造型を用いて、ディオプサイド系結晶化ガラス等の原料ガラスである未結晶化ガラス製の歯冠成形体を鋳造した後、該未結晶化ガラス製の歯冠成形体を歯冠鋳造型から取り出し、結合するスプルー部を切り取った後、上記未結晶化ガラスの結晶化温度で安定な石膏等の硬化性材料の硬化体中に包埋させた状態で加熱して結晶化させることを特徴とする結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、結晶化ガラス製の歯冠補綴物の製造方法に関する。
旧来から、クラウン等の全部被覆冠やインレー等の部分修復物の歯冠補綴物は金属製が主であったが、患者の審美意識の向上や金属イオンの溶出による金属アレルギーの問題等から、近年は“メタルフリーレストレーション”と呼ばれる金属を用いない修復が幅広く応用され始めている。この修復に用いられる歯冠補綴物として、オールセラミックスと呼ばれる、金属を全く用いない補綴物がある。
このオールセラミックスの歯冠補綴物は、従来、金属で作られていた、土台となるフレームをセラミックス、例えば結晶化ガラスで作製し、その表面に、審美性に優れる陶材を築盛、焼成することにより製造される。しかして、結晶化ガラスは、内部に、微細な結晶を析出させたガラスであり、通常のガラスと比較して強度が向上しており、歯質との親和性が良い組成のものも多く、歯冠補綴物として好適である。
こうした結晶化ガラス製の歯冠補綴物の作製方法としては、まず、支台歯上にワックスアップを行った後にスプルーを植立してワックスパターンを作製し、得られたワックスパターンを埋没材に埋め込み、硬化させた後ワックスを焼却し歯冠鋳造型を作製する。次いで、この歯冠鋳造型にガラス原料を、融液にして流し込んだり、又は、融点以下で軟化するものであれば、加熱して該軟化させた状態で圧入することにより、鋳造して未結晶化ガラス製の歯冠成形体を製造した後、これを加熱して核形成工程と呼ばれる処理を行い、さらに核形成温度よりも高温で加熱して、結晶化工程を経て製造するのが一般的である。
ここで、上記歯冠成形体の結晶化のための加熱は、該歯冠成形体を製造した歯冠鋳造型中で、そのまま実行することも知られているが(例えば、特許文献1参照)、この場合、歯冠鋳造型はサイズが大きく、多数を並列して処理し難く、該結晶化の加熱はかなりの長時間を要することを考慮すると非効率であった。また、この方法では、鋳造型の空洞部に原料ガラスを注入するためのスプルーに由来した突出部(スプルー部)が接続した形態で歯冠補綴物が得られ、このように結晶化ガラスとした後において、該スプルー部を切断除去すると、この切断痕がその他の部分よりも半透明性が若干強い状態で観察されものになり、美観的に今一歩満足できなかった。
こうしたことから前記方法による歯冠補綴物の製造では、歯冠成形体を歯冠鋳造型中で加熱するのではなく、これから取り出して加熱することが多い(例えば、特許文献2参照)。この場合、歯冠成形体は複数を一度に加熱処理できるため、多数を並列的に処理でき効率的である。
しかしながら、この方法においては、歯冠成形体は裸の状態で加熱されるため寸法変化が発生し易く、製造される歯冠補綴物の歯牙修復箇所への装着の適合性が大きく低下していた。このため、SiCの粉等に該歯冠成形体を埋設して加熱することも行われているが(例えば、特許文献3参照)、形状保持の拘束の程度は弱く、高精度には上記変形の発生を抑制できていないのが実状である。
特開昭62−70244号公報 特開昭60−221342号公報 特開平2−26846号公報
以上の背景から、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を結晶化させるための加熱工程において変形が少なく、得られた歯冠補綴物においてスプルー部の切断痕の外観に高度に優れ、且つ簡便な方法で実施でき、多数の未結晶化ガラス製の歯冠成形体を並列的に結晶化させることも容易な、結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法を開発することが、大きな課題であった。
上記の課題に鑑み、本発明者らは、鋭意研究を続けてきた。その結果、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を歯冠鋳造型から取り出して、硬化性材料の硬化体中に包埋させる特定の態様で加熱して結晶化させることにより、上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、歯冠鋳造型を用いて未結晶化ガラス製の歯冠成形体を鋳造した後、該未結晶化ガラス製の歯冠成形体を歯冠鋳造型から取り出し、結合するスプルー部を切り取った後、上記未結晶化ガラスの結晶化温度で安定な硬化性材料の硬化体中に包埋させた状態で加熱して結晶化させることを特徴とする結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法である。
本発明の方法によれば、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を結晶化させるための加熱工程において変形が少なく、得られた歯冠補綴物においてスプルー部切断痕の外観にも高度に優れる結晶化ガラス製歯冠補綴物を製造することができる。しかも、その手法は簡便であり、多数を一度に加熱処理することが容易であり、製造の効率性に優れる。
本発明の製造方法では、まず、修復する歯牙に応じて歯冠鋳造型を製造し、該歯冠鋳造型に原料ガラスを注入して、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を製造する。この歯冠成形体の製造は、所謂、ロストワックス法と呼ばれる常法に従って行うのが好ましい。その製造の一般的手順を図1に示す。
図1において、(a)は、ワックスパターン(1)をクルーシブルフォーマー(3)に植立した状態を示している。このワックスパターン(1)は、修復する歯牙の歯型を印象材を用いて採り、これに石膏を流し込んで形成した支台歯の表面にワックスを塗って作製する。また、該ワックスパターン(1)のクルーシブルフォーマー(3)への植立は、鋳造を行う際の湯道になるスプルー(2)を介して行う。
次の(b)は、上記クルーシブルフォーマー(3)に植立したワックスパターン(1)を用いて歯冠鋳造型を製造した状態を示している。この工程では、上記クルーシブルフォーマー(3)に、鋳造用リング(5)を被嵌し、リング内に、通常は石膏である埋没材(4)を充填し、ワックスパターン(1)を該埋没材中に埋め込む。そして、該埋没材(4)を硬化させた後加熱して、ワックスパターン(1)とスプルー(2)の部分を溶かして空洞とし、歯冠鋳造型(6)を形成する。
さらに、(c)は、この歯冠鋳造型(6)に原料ガラス(7)を注入して、未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)を製造する様子を示している。原料ガラス(7)の歯冠鋳造型(6)への注入は、クルーシブルフォーマー(3)のワックスパターン(1)を植立する台部(9)を円柱状とし、この箇所に対応して形成される筒状の空洞をシリンダー(10)として、ここにプランジャー(11)を挿嵌して実施するのが好ましい。この場合、原料ガラス(7)は、上記シリンダー(10)に投入し、該プランジャー(11)をシリンダー(10)内に挿嵌し、該原料ガラス(7)を加熱して軟化させた後にスプルーの開口に圧入すれば良い。
この方法(加熱加圧成形法)は、歯冠鋳造型(6)に注入される原料ガラス(7)が、結晶化温度よりも軟化点が低い温度であり、且つ該結晶化温度付近と軟化点との間の温度域で加圧により歯冠鋳造型に注入可能なように軟化するものの場合に適用でき、成形体に脈理や鋳巣による不均一が起き難い等の点で有利である。上記原料ガラスは、歯冠鋳造型(6)への注入のし易さから、10〜10ポイズに軟化するものであるのが好ましい。また、歯冠鋳造型(6)に注入した原料ガラス(7)の結晶核の形成は、通常は、該鋳造後の結晶化のための加熱処理で行われ、この方法によれば、製造する歯冠補綴物にスプルー部の切断痕の外観が特に優れたものになり好ましい。
しかしながら、加熱加圧成形法によれば、原料ガラスは溶融させず、また、たとえ使用する原料ガラスの上記歯冠鋳造型(6)への注入温度が結晶化温度付近のものであったとしても、該注入に要する短時間では結晶の成長は極僅かしか進行しないため、該原料ガラスは、歯冠鋳造前に予め結晶核を形成してから使用しても良い。なお、未結晶化ガラス製の歯冠成形体は、このように歯冠鋳造型への注入時の加熱で、極僅かに結晶が成長することはありえるが、本発明では、このようなものも実質的に未結晶なガラスとして許容される。
この他、原料ガラスの歯冠鋳造型への注入は、上記クルーシブルフォーマーの台部を円錐台状として、この箇所に対応して形成される空洞を漏斗状として、ここに原料ガラスの融液を供給して、自重や遠心力を加えて、これをスプルーの開口に流し込むことにより実施しても良い。
このようにして歯冠鋳造型(6)に注入した、軟化或いは融液化した原料ガラス(7)を冷却固化させ、該歯冠鋳造型(6)から取り出すことにより、未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)が製造される。
本発明では、このようにして製造した未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)を歯冠鋳造型(6)から取り出し、スプルー部(13)を切り取って歯冠部(12)のみとした状態で、その結晶化を行う。そして、最大の特徴は、この取り出した歯冠成形体(8)の結晶化を、未結晶化ガラスの結晶化温度で安定な硬化性材料の硬化体中に包埋させた状態で実施することにある。これにより、サイズの大きい歯冠鋳造型(6)内で結晶化させないため、該結晶化処理をコンパクトに実施でき、多数を並列的に処理することが容易である。しかも、スプルー部(13)を切り取った後に結晶化の加熱を行うため、その切断痕は加熱により周囲の部分と融和し、ほとんど目立たない外観になる。さらに、この結晶化の加熱は、硬化性材料の硬化体(14)中に包埋させた状態で行うめ、歯冠部(12)からなる歯冠成形体(8)は細部まで強固に拘束された状態にあり、該結晶化に伴う変形が大きく抑制される。
以下、この未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)の結晶化のための加熱を、その代表的態様を示す図2に基づいて説明する。
図2において、(i)は、未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)を硬化性材料(14)により包埋する様子を示している。上述したとおり、この未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)は、スプルー部(13)を切り取ってから、この処理に供する。該歯冠成形体(8)は、包埋容器(15)に設けられた窪み部(16)に充填された硬化性材料(14)中に包埋される。この包埋は、上記窪み部(16)に、硬化性材料(14)を約半分の高さまで流し込んだ後、その充填面の中央に該歯冠成形体(8)を置き、さらに、窪み部(16)の上端まで硬化性材料(14)を流し込むことにより行えばよい。
後述するように硬化性材料(14)は、その硬化体が、歯冠成形体(8)を形成する結晶化ガラスの結晶化温度では安定なものであり、該硬化性材料(14)による歯冠成形体(8)の包埋は、その外形の全面が被覆されれば、その被覆厚みや包埋体の形状は特に制限されない。包埋による歯冠成形体(8)の拘束の確実性や、包埋体が大きくなりすぎた場合の複数処理の困難性を勘案すると、被覆厚みは5〜40mmが適当であり、通常10〜20mmが好適に用いられる(ゆえに、包埋体(17)の直径は、5〜40mm、より好適には10〜20mmであるのが一般的である)。包埋体の形状は、球状や方形状等が挙げられるが、加熱の際の載置の安定性や前記包埋容器(15)を用いた包埋体の形成の作業効率を勘案すると、平坦な下面を有し、扁平な円柱状部の上部が上方に弧を描いたドーム状とするのが適当である。
包埋容器(15)は、基板上に、処理する歯冠成形体(8)のサイズに応じた口径および深さの窪み部が少なくとも1個形成されていればよいが、複数を加熱して、複数の結晶化ガラス製歯冠材料を製造可能なように、2個以上形成させるのが好ましい。また、クラウン等の全部被覆冠やインレー等の部分修復物の、いずれの歯冠補綴物の製造にも適用可能なように、口径および深さを変えたものも形成させるのが好ましい。図3の斜視図に示すように、このように口径および深さを変えた2〜3個の窪み部を2〜5セット形成させるのが効率的である。該包埋容器(15)の材質としては、特に制限されるものではないが、例えば、金属、ゴム、シリコーン等が挙げられる。
このようにして、包埋容器(15)の窪み部(16)に充填された、内部に歯冠成形体(8)が埋め込まれた硬化性材料(14)の包埋体(17)は、該硬化性材料(14)が硬化するまで放置された後、該窪み部(16)から取り出される。
次に(ii)は、上記の如くに作製した包埋体(17)を加熱して結晶化させる状態を示している。すなわち、包埋体(17)は、加熱器(19)内にセットした蓄熱体(18)の上に載置され加熱されて、内部の未結晶化ガラス製の歯冠成形体(8)は結晶化される。無論のこの加熱は、上記包埋体(17)の複数を載置し、一度に加熱処理するのが効率的である。
結晶化ガラス製造用の未結晶化ガラスを加熱しての結晶化は、通常、最初にガラス転移点より10℃〜200℃高い温度で数時間加熱することにより核形成処理と呼ばれる内部結晶化を融記する状態に処理し、ここから結晶核が形成され、これを起点に結晶が成長することにより進行することになる。本発明において、こうした未結晶化ガラスを加熱しての結晶化ガラスの製造は、結晶化温度に一気に加熱して結晶核の形成と結晶成長を区別することなく実施しても良い。また、前述のように原料ガラスとして予め結晶核を形成したものを用いる場合は、このように一気に結晶化温度まで加熱して結晶成長させれば良い。
しかしながら、製造する歯冠補綴物におけるスプルー部の切断痕の外観の良好性や結晶化工程における加熱の効率性等の理由から、最初に結晶核の形成温度で加熱して該結晶核の生成を行い、次いで、結晶化温度まで温度を上昇させて上記結晶核を起点に結晶成長させることにより実施するのが好ましい。上記結晶核の形成温度は結晶化温度よりも低いため、係る加熱の場合、該結晶核の形成のための第一段の加熱処理と、結晶化(結晶成長)のための第二段の加熱処理の二段階処理として実施することになる。無論、各段階の加熱処理において、細かく温度条件を変更して多段階熱処理として実施しても良い。各加熱段階における加熱温度や加熱時間は、使用した原料ガラスの種類に応じて適宜設定すればよい。
以上の加熱処理の後、包埋体(17)を砕くことにより、(iii)に示されるように、目的とする結晶化ガラス製歯冠補綴物(20)を得ることができる。
本発明において、結晶化ガラスは、原料を一度溶融してガラス化した後、再加熱して、液相温度とガラス転移点の間の温度に保持することにより結晶を析出させたガラスであり、歯科用補綴物の素材として使用されている公知のものが特に制限されること無く使用できる。例えば、特開平03−88744号公報、特開平03−177340号公報に示される雲母を析出させるマイカ系結晶化ガラス、特開昭62−36042号公報、特開昭63−21236号公報に示されるメタリン酸カルシウム系結晶化ガラス、特開平10−36136号後方に示されるディオプサイド系結晶化ガラス等が挙げられる。このうちディオプサイド系結晶化ガラスは、前記した結晶化温度よりも軟化点が低い温度であり、且つ該結晶化温度と軟化点との間の温度域で前記加熱加圧成形法に好適な粘度に軟化し、しかも、強度や生体との親和性にも優れるため好ましい。
こうしたディオプサイド系結晶化ガラスは、結晶核の形成温度域は通常650℃〜850℃の範囲であり、結晶化温度域は通常850℃〜1000℃の範囲であり、4.5×10ポイズを示す軟化点は通常800℃付近である。また、その原料ガラスにおいて前記した歯冠鋳造型への注入に適した10〜10ポイズに軟化する温度域は通常780℃〜1180℃ある。上記温度での結晶核形成のための加熱は1〜8時間行うのが好ましく、結晶化させるための加熱は30分〜2時間行うのが好ましい。
ここで、ディオプサイド系結晶化ガラスとは、ディオプサイド(CaO・MgO・2SiO)結晶が析出している結晶化ガラスであり、このような結晶が析出する組成領域としては、好適には、SiO240〜50質量%、MgO12〜26質量%、Al236〜19質量%、TiO210〜14質量%、CaO7〜16質量%、P250.05〜0.1質量%である。こうした組成領域にある原料ガラスの調整は、一般的に原料成分として用いられる金属酸化物、炭酸塩、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩等の粉末を用いて製造すればよい。最終的に得られるガラス組成を勘案して、あらかじめ計算により、これら原料成分の混合比を決定する。
原料ガラスの製造は、上記原料成分をシエーカーミキサー、ボールミル等を用いて粉砕、混合した後、白金るつぼに混合物を充填し、電気炉を用いて1200℃〜1700℃で加熱溶融し、次いで、溶融状態のガラスを、型枠に鋳込み徐冷して試料ガラス塊を得、所望の粒度に粉砕すればよい。なお、得られるガラスの均一性を向上させるために製造した原料ガラスは、再度、上記製造の処理を繰り返して実施しても良い。
ところで、一般の結晶化ガラスでは、前記加熱加圧成形法に好適な粘度の状態に至る温度域は結晶化温度よりもかなり高いのが普通であり、このため結晶化させるための加熱工程において歯冠成形体は一定の硬さを保持した状態にあるのに対して、該ディオプサイド系結晶化ガラスでは、以下の理由により該結晶化の加熱工程では相当に軟質化しており、歯冠鋳造型から取り出して該処理を実行すると本発明が抑制することを目的とする変形が、より激しく生じ易い状態にある。すなわち、ディオプサイド系結晶化ガラスは、前記軟化性状を有し、加熱加圧成形法の実施に有利である反面、軟化点に達した後の温度に対する粘度曲線が急であるため、前記結晶化温度では相当に軟化している状態になる。その結果、このように軟化した状態で結晶化させると、外形を十分に拘束していないと変形が激しく引き起こされる。この意味で、本発明の歯冠補綴物の製造方法では、素材の結晶化ガラスとして該ディオプサイド系結晶化ガラスを採用した場合には、変形を防止する効果が特に顕著に発揮されて好ましい。
本発明において、歯冠成形体を包埋するための硬化性材料は、採用した結晶化温度において、その硬化体が分解や変質しないものであれば、公知のものが制限無く採用できる。好適には、該結晶化温度より100℃高い温度においても、上記安定性を維持しているものが好ましい。
また、硬化性材料としては、硬化体の総膨張(硬化膨張と、上記結晶化温度における熱膨張の和)が結晶化ガラスの該結晶化温度における熱膨張と近似していることが好ましい。この理由から硬化体の総膨張は0.8%〜1.1%の範囲が好ましく、これを満足する歯科で使用される模型材や埋没材が好適に使用できる。例えば、主成分にアルミナや石英、クリストバライトを用い、結合材として石膏を使用し、水と混和することにより硬化する石膏系硬化性材料や、結合材としてリン酸塩を使用し、コロイダルシリカと混和することにより硬化するリン酸塩系硬化性材料がある。
より好ましくは、硬化性材料が石膏系硬化性材料である。該石膏系硬化性材料は、硬化体の粉砕が容易であり、冷却後の成形体が取り出し易い特徴を有する。その他の硬化性材料、例えばリン酸塩系の場合は、一般に、冷却後の取り出しに技工用バーやアルミナサンドブラスト等の器具が必要である。
以下、実施例および比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例により限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例において、各種物性の評価は以下の方法に従って測定した。
A)スプルー部切断痕の外観
製造した結晶化ガラス製クラウンフレームについて、スプルー部の切断痕を目視により観察し、以下の基準により評価した。
○:切断痕が全く確認されないもの
△:僅かに確認できるもの
×:明らかに切断痕が確認できるもの

B)変形量
上部の直径9mm、底部の直径10mm、高さ9mmの支台にワックスアップを行い、未結晶化ガラス製の歯冠成形体としてクラウンフレーム成形体を作製した。このクラウンフレーム成形体を用いて製造された結晶化ガラス製クラウンフレームについて、前記支台歯に嵌着した際の適合状態を以下の基準により評価した。
○:クラウンフレームは支台に対して、その下端面と支台の基底面との間に、目視で隙間が全く観察できないまでに深く、さらに、横方向にも全くガタツキがない状態に適合性良く嵌着できているもの
△:クラウンフレームの下端面と支台の基底面との間に、0.2mm以下の隙間が観察でき、クラウンフレームは横方向にも少しガタツキが認められる状態で嵌着されているもの
×:クラウンフレームの下端面と支台の基底面との間に、0.2mmを超える隙間が観察でき、クラウンフレームは横方向にも相当なガタツキが認められる状態で嵌着されているもの
実施例1
1)ガラスの作製
二酸化ケイ素(試薬特級、和光純薬社製)45.03g、炭酸カルシウム(試薬特級、和光純薬)12.54g、酸化アルミニウム(試薬特級、関東化学社製)11.69g、酸化マグネシウム(試薬特級、和光純薬社製)14.75g、ニ酸化チタン(試薬特級、和光純薬社製)11.87g、酸化第二鉄(試薬特級、和光純薬)0.038g、酸化セリウム(試薬特級、和光純薬)0.218g、リン酸カルシウム(試薬特級、和光純薬)0.124gを秤量、混合した後、混合物を1500℃にて2時間溶融した。溶融状態のガラスを、枠型に流し込み徐冷して、SiO2 49.65質量%、MgO 16.26質量%、Al23 12.89質量%、TiO2 13.09質量%、CaO 7.74質量%、Fe23 0.04質量%、CeO2 0.24質量%、P25 0.09質量%の組成の原料ガラスを得た。

2)歯冠成形体の作製
上部の直径9mm、底部の直径10mm、高さ9mmの大きさの支台上にインレー用ワックス(インレーワックス ソフト GC社製)を用いワックスアップを行った後、スプルー線(キャスティングワックス GC社製)を植立してワックスパターンを作製した。得られたワックスパターンを埋没材(インベストメント トクヤマデンタル社製)で埋没し、硬化させた後リングファーネス(EX−007 KDF社製)を用いワックスを焼却してクラウンフレーム製造用の歯冠鋳造型を得た。この歯冠鋳造型のシリンダー部に1)で製造した原料ガラスを投入し、さらに、該シリンダー部にプランジャーを挿入し、加熱加圧成形炉(TD−PF1 トクヤマ社製)を用い速やかに900℃に加熱して、上記原料ガラスを軟化させ、プランジャーを押して、スプルーの開口に圧入して該歯冠鋳造型内部の空洞に注入した。なお、上記原料ガラスの900℃における粘度は10ポイズであった。
歯冠鋳造型を冷却し、該歯冠鋳造型を破砕して内部の未結晶化ガラス製のクラウンフレーム成形体を取り出し、スプルー部をダイヤモンドディスク(トーワ技研社製)を用い水で冷却しながら切断し、ダイヤモンドポイント(松風社製)を用い形態を修正した後、ポリッシングホイールM(トクヤマデンタル社製)を用い切断面を軽く研磨した。以上の操作を繰り返してクラウンフレーム成形体を計8個を作製した。

3)歯冠成形体の包埋
図3に示した形状のシリコーン製包埋容器における、直径が20mmで深さが15mmの大きさのドーム状の窪み部4個に、石英、クリストバライトおよび石膏からなる硬化性材料の水との混和物を、上記窪み部の半分の高さまで流し込んだ。次いで、2)で製造したクラウンフレーム成形体を、上記硬化性材料と水との混和物の充填面の中央に置き、さらに該混和物を窪み部の上端まで流し込み、該混和物を硬化させ、内部にクラウンフレーム成形体が埋め込まれた包埋体4個を製造した。この操作をもう一度繰り返して、該包埋体を計8個作製した。

4)結晶化のための加熱処理
加熱器内の蓄熱体の上に、3)で得られた包埋体4個を置き、これを環囲する発熱体を昇温速度40℃/分で昇温し720℃で7時間保持して、各包埋体内部のクラウンフレーム成形体の素材ガラスに結晶核を形成させた。続けて、同じ昇温速度で900℃に昇温して1時間保持して、該クラウンフレーム成形体の素材ガラスの結晶化をそれぞれ行った。
冷却後、各包埋体を破砕して、内部に埋め込まれたディオプサイド系結晶化ガラス製のクラウンフレーム4個を取り出した。この操作をもう一度繰り返して、該クラウンフレームを計8個作製した。それぞれのクラウンフレームについて、スプルー部切断痕の外観、変形量について評価し、結果を表1に示した。
比較例1
実施例1において、2)で作製された各クラウンフレーム成形体について、3)歯冠成形体の包埋の操作を行わず、これらをそのまま4)加熱処理における加熱器内の蓄熱体の上に載置して加熱する以外、実施例1と同様に操作してディオプサイド系結晶化ガラス製のクラウンフレーム8個を製造した。
それぞれのクラウンフレームについて、スプルー部切断痕の外観、変形量について評価し、結果を表1に示した。
比較例2
実施例1の3)歯冠成形体の包埋の操作を、外径37mm、高さ45mmのアルミナ製るつぼに、平均粒径100ミクロンのアルミナ粉末7g(るつぼ内の15mmの高さまで)を投入し、この充填されるアルミナ粉末のほぼ中心に、2)で製造したクラウンフレーム成形体を埋め込み、次いで、該るつぼを4)加熱処理における加熱器内の蓄熱体の上に載置して加熱する以外、実施例1と同様に操作してディオプサイド系結晶化ガラス製のクラウンフレーム8個を製造した。
それぞれのクラウンフレームについて、スプルー部切断痕の外観、変形量について評価し、結果を表1に示した。
比較例3
実施例1の2)歯冠成形体の作製において、歯冠鋳造型の内部で鋳造した未結晶化ガラス製のクラウンフレーム成形体を取り出さずに、該歯冠鋳造型をそのまま用いて4)結晶化のための加熱処理に準じた方法で加熱した後、歯冠鋳造型を破砕して、内部の結晶化ガラス製のクラウンフレームを取り出し、スプルー部をダイヤモンドディスク(トーワ技研社製)を用い水で冷却しながら切断し、ダイヤモンドポイント(松風社製)を用い形態を修正した後、ポリッシングホイールM(トクヤマデンタル社製)を用い切断面を軽く研磨した。
この操作をもう一度繰り返して、該クラウンフレームを計8個作製した。それぞれのクラウンフレームについて、スプルー部切断痕の外観、変形量について評価し、結果を表1に示した。
Figure 2007190087
図1は、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を鋳造する様子を示す図である。 図2は、本発明の方法により、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を加熱して結晶化させ、結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造する様子を示す図である。 図3は、未結晶化ガラス製の歯冠成形体を包埋した硬化体を複数製造することが可能な包埋容器の斜視図である。
符号の説明
1・・ ワックスパターン
2・・スプルー
3・・クルーシブルフォーマー
4・・埋没材
5・・プレスリング
6・・歯冠鋳造型
7・・原料ガラス
8・・未結晶化ガラス製の歯冠成形体
9・・台部
10・・シリンダー
11・・プランジャー
12・・歯冠部
13・・スプルー部
14・・硬化性材料
15・・包埋容器
16・・窪み部
17・・包埋体
18・・蓄熱体
19・・加熱器
20・・結晶化ガラス製歯冠補綴物

Claims (4)

  1. 歯冠鋳造型を用いて未結晶化ガラス製の歯冠成形体を鋳造した後、該未結晶化ガラス製の歯冠成形体を歯冠鋳造型から取り出し、結合するスプルー部を切り取った後、上記未結晶化ガラスの結晶化温度で安定な硬化性材料の硬化体中に包埋させた状態で加熱して結晶化させることを特徴とする結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法。
  2. 未結晶化ガラス製の歯冠成形体を包埋した硬化体の複数を同時に加熱して、複数の結晶化ガラス製歯冠補綴物を得る請求項1記載の結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法。
  3. 結晶化ガラスが、ディオプサイド系結晶化ガラスである請求項1または請求項2記載の結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法。
  4. 硬化性材料が、石膏系硬化性材料である請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の結晶化ガラス製歯冠補綴物の製造方法。
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