JP2007189867A - 制御装置一体型回転電機およびその製造方法 - Google Patents

制御装置一体型回転電機およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子を搭載するヒートシンク自体を回転電機のステータコイルと同極性とし、スイッチング素子とステータコイルとの接続構造の簡易化、合理化を図り、低コストでコンパクトな制御装置一体型回転電機を得ることを目的とする。
【解決手段】複数のヒートシンク9の一部に、上記回転電機のステータリード17と導通する接続部位42を取り付けるとともに、上記接続部位42に上記ステータリード17の端末部を接続し、上記複数のヒートシンク9の一部を、上記回転電機のステータコイル3と同極性にする。
【選択図】図5

Description

この発明は、回転電機とその出力を制御する制御装置とを一体化した制御装置一体型回転電機およびその製造方法に関するものである。
従来の制御装置一体型回転電機においては、回転電機のステータ電流を調整するスイッチング素子が絶縁基板上に搭載され、この絶縁基板をヒートシンクに半田付してパワーモジュールを形成し、このパワーモジュールのヒートシンクはグリースを介して回転電機のリアブラケットに取り付けられている。そして、スイッチング素子の裏面側の極性と異なる上面電極が、パワーモジュールのヒートシンクに絶縁部材を介して固定されたバスバーにワイヤボンディングにより接続され、バスバーはもう一方のターミナル部で、回転電機のステータリードと接続されるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−312852号公報(段落0020〜0026、図3)
上記従来の制御装置一体型回転電機の構成によれば、スイッチング素子の裏面側の極性と異なる上面電極が、パワーモジュールのヒートシンクに絶縁部材を介して固定されたバスバーの一端にワイヤボンディングにより接続され、さらにバスバーの他端が回転電機のステータリードに接続される構成であるため、構造並びに製造工程が複雑かつ煩雑となる問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、スイッチング素子を搭載するヒートシンク自体を回転電機のステータコイルと同極性とし、スイッチング素子とステータコイルとの接続構造の簡易化、合理化を図り、低コストでコンパクトな制御装置一体型回転電機およびその製造方法を得ることを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明にかかる制御装置一体型回転電機は、回転電機と、電源から供給される電力を制御して上記回転電機の出力を調整するスイッチング素子を搭載した複数のヒートシンクを含むパワー部と、を備えた制御装置一体型回転電機において、上記複数のヒートシンクの一部に、上記回転電機のステータリードと導通する接続部位を取り付けるとともに、上記接続部位に上記ステータリードの端末部を接続し、上記複数のヒートシンクの一部を、上記回転電機のステータコイルと同極性にすることを特徴とする特徴とする。
また、この発明にかかる制御装置一体型回転電機の製造方法は、電源から供給される電力を制御して回転電機の出力を制御するスイッチング素子を搭載した複数のヒートシンクを備え、上記複数のヒートシンクの一部はステータコイルと同極性であるとともに、上記回転電機の軸方向であって上記ヒートシンクの外側にケースに収納された制御回路を取り付ける制御装置一体型回転電機の製造方法において、上記ステータコイルと同極性のヒートシンクにステータリードの端末部を接続する接続部位に取り付け、上記ケースに収納された制御回路を取り付けた後に、上記ステータコイルと同極性のヒートシンクの接続部位と上記ステータリードの端末部を接続することを特徴とする。
この発明によれば、ヒートシンクがスイッチング素子と回転電機のステータコイルとの間の導体部を構成し、ステータリードとスイッチング素子との接続が簡易化でき、低コスト並びにコンパクトな制御装置一体型回転電機を提供することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる制御装置一体型回転電機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による制御装置一体型回転電機の断面模式図を示すものである。この制御装置一体型回転電機は、界磁巻線1を有するロータ2、ステータコイル3が巻かれたステータ4、ロータ軸5、ロータ2の端部に装着されたファン6、およびこれらを囲設するフロントハウジング7とリアハウジング8などから構成される回転電機本体100を備えており、更に、ヒートシンク9、ヒートシンク9に搭載されるスイッチング素子10、ターミナル部材11、ブラシホルダ12などから成るパワー部13と、回転電機の動作を制御する制御回路14、この制御回路14を収納する例えばアルミ合金からなるケース15、このケース15のカバー16などを備えている。なお、ステータコイル3はステータリード17によりターミナル部材11に接続されており、更に、パワー部13と制御回路14、この制御回路14を収納したケース15などから制御装置200が構成されている。
図2は、図1に示す制御装置一体型回転電機の回路図を模式的に示した図である。制御装置200のパワー部13において、上下6相の極性を持つスイッチング素子10uu,10uv,10uw、及び10lu,10lv,10lwが3相インバータ回路を構成している。なお、スイッチング素子10uu,10uv,10uw、及び10lu,10lv,10lwは、図1におけるスイッチング素子10に相当し、信号を受けてゲートをON/OFFするトランジスタと、ゲートOFF時のインダクタンスによる電流をバイパスするダイオードの組合せを指すものである。
図2において、上側スイッチング素子10uu,10uv,10uwは、バッテリ20の正極とステータコイル3との間にそれぞれ接続され、下側スイッチング素子10lu,10lv,10lwは、ステータコイル3とバッテリ20の負極との間にそれぞれ接続されている。即ち、バッテリ20の正極と上側スイッチング素子10uu,10uv,10uwの正極側は、ライン(以下、Pライン)21により接続され、バッテリ20の負極と下側スイッチング素子10lu,10lv,10lwの負極側は、ライン(以下、Nライン)22により接続されている。また、3相インバータ回路を構成する上側スイッチング素子10uu,10uv,10uwと、下側スイッチング素子10lu,10lv,10lwは、それぞれライン(以下、ACライン)23u,23v,23wにより接続されている。なお、界磁電流制御装置24により、ロータ2に巻かれた界磁巻線18を流れる界磁電流の制御が行なわれることは周知のとおりである。
次に、図3はパワー部13の拡大断面模式図を示す図であり、ヒートシンク9p,9acは、以下に説明するように放熱と通電路を兼ねるものである。即ち、スイッチング素子10p,10nの裏面電極30p,30nが直接半田付けなどの方法により、バッテリ20(図2参照)の正極と同極性の上側ヒートシンク9pと、ステータコイル3と同極性の下側ヒートシンク9acの表面にそれぞれ接合されている。なお、ヒートシンク9p,9acは、図1におけるヒートシンク9に相当するものであり、スイッチング素子10p,10nは、図2における上側スイッチング素子10uu,10uv,10uw、および下側スイッチング素子10lu,10lv,10lwにそれぞれ相当するものである。
即ち、図2に示すバッテリ20の正極から上側スイッチング素子10uu,10uv,10uwに至るPライン21が上側ヒートシンク9pとなり、ステータコイル3のリード線、即ち、ステータリード17から下側スイッチング素子10lu,10lv,10lwに至るACライン23u,23v,23wが下側ヒートシンク9acに相当する。なお、少なくともこの下側ヒートシンク9acは、各相に対応して3個で構成されている。
また、ACライン23u,23v,23wと、上側スイッチング素子10lu,10lv,10lw及び下側スイッチング素子10lu,10lv,10lw、並びにNライン22は、図3に示すように、ヒートシンク9p,9acに絶縁部材31p,31nを介して導電部材32p,32nが取り付けられたターミナル部材11p,11nに相当する。
上側ヒートシンク9pには、バッテリ20の正極からのハーネスが繋げられており、この上側ヒートシンク9pは、上側ヒートシンク9pに直接搭載されたスイッチング素子10pの裏面電極30pから半導体チップを経由してステータリード17に繋がるリード端子33pに至り、導電部材32pに繋がるように構成されている。また、下側ヒートシンク9acは、ステータリード17に電気的に繋げられており、この下側ヒートシンク9acは、下側ヒートシンク9acに直接搭載されたスイッチング素子10nの裏面電極30nから半導体チップを経由して図1のステータリード17に繋がるリード端子33nに至り、導電部材32nを経てアースに繋がるように構成されている。
図4は、制御装置200のパワー部13の部分を抽出してロータ軸5のリアハウジング8側からみた模式図である。例えば、ヒートシンク9pu,9acuはU相の上側および下側ヒートシンクを示し、ヒートシンク9pv,9acvはV相の上側および下側ヒートシンクを示している。また、ヒートシンク9pw,9acwはW相の上側および下側ヒートシンクであり、各相のヒートシンク9pu,9acu、9pv,9acv、9pw,9acwが図4に示すように、ブラシホルダ12が入るように略コ字形に配置されている。
各相の上側および下側ヒートシンク9pu,9acu,9pv,9acv,9pw,9acwは、フランジ部40を介してリアハウジング8に固定される。上側ヒートシンク9pu,9pv,9pwは、金属バー等で電気的に連結されており、下側ヒートシンク9acu,9acv,9acwは、例えば樹脂からなるカラーなどにより上側ヒートシンク9pu,9pv,9pw並びにリアハウジング8と絶縁されている。
各相の上側および下側ヒートシンク9pu,9acu,9pv,9acv,9pw,9acwには、フィン41がロータ軸5の方向に平行に形成されている。また、各相毎にステータリード17u,17v,17wがステータコイル3から延伸してきており、接続部位42u,42v,42wにおいて、下側ヒートシンク9acu,9acv,9acwとステータリード17u,17v,17wがそれぞれ直接的に接続されている。
図5は、パワー部13のヒートシンクの組立構造を図示するものである。本来は、スイッチング素子10、ターミナル部材11などが組みつけられるが、便宜上、これらの部材を図示せず、ヒートシンクブロックの組立とステータリード17との接続のみを示している。
図5(a)に示すように、上側ヒートシンク9pと下側ヒートシンク9acは、同軸のフランジ部40a、40b(図4におけるフランジ部40に相当)で、絶縁部材50を挟んで図示しないボルトなどで図5(b)のようにリアハウジング8に固定される。この際、下側ヒートシンク9acに設けられたフランジ部40bに接続部位42を取り付ける。本実施の形態では、接続部位42は、下側ヒートシンク9acのフランジ部40bと接触するように絶縁部材50とフランジ部40bで挟み込み、上側ヒートシンク9pと下側ヒートシンク9acを固定する際に共締めする。なお、本実施の形態における上側ヒートシンク9p,下側ヒートシンク9acのフィン41の方向は、図4に示すように、回転電機のロータ軸5に平行に形成されており、図1に示すファン6がロータ2に取り付けられてロータ2とともに回転し、冷却風はロータ軸5の方向に流れてパワー部13を冷却するように構成されている。
このように構成することによって、ヒートシンク9がスイッチング素子10とステータコイル3との間の導体部を形成するとともに、ステータリード17とヒートシンク9の接合を簡易な部材で構成することができ、低コスト並びにコンパクト化が実現できる。
また、接続部の発熱をヒートシンク9で効率よく放熱することができる。さらには、ステータリード17を介してステータ4の発熱を放熱することができる。また、本実施の形態で説明しているように、接続部位42をボルトなどの締結部材により、上側ヒートシンク9p,下側ヒートシンク9acと共締めすることにより、接続部位42を固定する部品が不要となる。
さらに、ステータリード17を直接的にヒートシンク9に接続することによって、ヒートシンク9から放熱してステータリード17の温度上昇を低減することができる。
特に、ヒートシンク9をステータリード17と同極性とすることによって、全相で同一極性のチャネルをもったスイッチング素子10からインバータ回路が構成でき、直接、ヒートシンク9にステータリード17を接続する本実施の形態はきわめて合理的な構造である。
また、本実施の形態による制御装置一体型回転電機においては、図4に示すように、バッテリ20の正極と同極性をもつ上側ヒートシンク9pu,9pv,9pwを径方向内側、ステータコイル3と同極性をもつ下側ヒートシンク9acu,9acv,9acwを径方向外側に並べて配置し、ファン6の吸い込み口に対して下側ヒートシンク9acu,9acv,9acwが上側ヒートシンク9pu,9pv,9pwよりも上流に設けられているので、冷却温度が低く、放熱性能を高くすることができ、さらに、径方向寸法が上側、下側のヒートシンクで略同一の場合、周長が大きく、面積が大きくできて熱抵抗を小さくすることができる。なお、下側ヒートシンク9acu,9acv,9acwには、ステータリード17を接続する接続部位42が発熱することがあるが、冷却性能を高めることによって温度上昇を抑制することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2を説明するヒートシンク組立構造を示す模式図である。この図6は、実施の形態1の図5に相当する図であるが、図5と異なるのはターミナル部材60が図示されている点である。図6(a)に示すように、ターミナル部材60には、ステータリード17と下側ヒートシンク9acとの接続部位42が、図3に見られるスイッチング素子10のリード端子33と接合する導電部材32p、32nなどとともに、樹脂にインサート成形されている。なお、接続部位42は、実施の形態1と同様に下側ヒートシンク9acのフランジ部40bに当接されて図6(b)のように組みつけられ、電気的に接続される。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であり、その詳細な説明を省略する。
実施の形態2によれば、バッテリ20(図2参照)の負極側と同極性のバスバー並びにスイッチング素子10を制御する信号リードといった電気配線部材と接続部位42を一体化することで、組み付け点数を減少させることが可能となる。また、強固に保持することができ、位置決め部位も付加すれば位置決めしやすい効果を有する。更に、実施の形態1と同様に、接続部位42は信号リードやバスバーとは別体でインサート成形することができるので、ステータリード17と同種材など、ヒートシンク9や導電部材32によらず、接合に適した材料を選択することができる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3を説明するヒートシンク形状の細部を示す模式図である。本実施の形態においては、接続部位70が、下側ヒートシンク9acのフランジ部40bの近傍に一体化されて設けられている。そして、ステータリード17を、図示しないステータコイルからリアハウジング8を貫通してこれも図示しないロータ軸の方向に延伸させるとともに、下側ヒートシンク9acをリアハウジング8に取り付けた状態で接続部位70の近傍に位置させ、接続部位70にステータリード17を接触させて接合する。
実施の形態3によれば、接続部位70を下側ヒートシンク9acの固定部の近傍に一体化して設けることで、別に接続部位を設ける必要がなくなり、部品点数が削減できるとともに、接続部位70から下側ヒートシンク9acまでさらに低熱抵抗化できる効果がある。また、下側ヒートシンク9acはダイカスト法などの成形加工で製造することによって、容易に接続部位と一体化したヒートシンクを製造することができる。
実施の形態4.
実施の形態1から実施の形態3で説明した各実施の形態における下側ヒートシンク9acとステータリード17との接合方法としては、下側ヒートシンク9acあるいはステータリード17よりも低融点の材料、例えば、半田を用いることができ、半田付は、加熱した半田鏝を接触、あるいは光ビームを接続部位42あるいは70に照射するなどの方法で接続部位42あるいは70とステータリード17を加熱し、半田を供給して行う。この接合方法が比較的低温で接合できるため、主として樹脂からなる絶縁部材への熱影響を防止することができる。なお、半田は、予め接続部位42あるいは70側かステータリード17側に予備半田供給しておいても良く、ステータリード17及び接続部位42あるいは70の表面は、アルミ材質であるなど必要に応じてスズメッキ、ニッケルメッキ処理をしておく。
また、接続部位42あるいは70とステータリード17との接合方法としては、超音波接合を用いることもできる。接続部位42あるいは70にステータリード17を押圧するようにホーンで加圧し、ホーンを超音波振動させて接合する。超音波接合を用いることにより、半田付のような加熱作業が不要であるため、熱容量が大きい構造に対しても十分に接合することができる。
一方、溶融接合方法としては、アーク溶接、レーザ溶接、電子ビーム溶接が好ましく、特にアーク溶接、レーザ溶接が比較的簡便に溶接することができる。これらの方法は、接合部に選択的にエネルギーを投入、加熱して溶接することができるため、ヒートシンクのように熱容量が大きな部材に対しても、良好に溶接することができる。また、非接触熱源であるため、立体構造で入り組んだ接合部に対しても容易に接合することができる。
図8は、接続部位とステータリードとの接合方法の他の例を示す図で、図8(a)は、ステータリード17の本数に相当するガイド溝80を設けた接続部位81aの形状を示すものである。この実施の形態によれば、ステータリード17の各端末部が接続部位81aのガイド溝80に沿って位置決めされるので、安定に接続することができる効果がある。
図8(b)は、C字型のリング形状の接続部位81bであり、ステータリード17をリング82に挿入して、溶接あるいは半田付をする。実施の形態1〜3で説明した平板により構成される接続部位42あるいは70とステータリード17の接合に比べて、リング状になっているので、ステータリード17の周囲にわたって接合する面積を確保でき、接合部の接合面積を大きくでき、接合強度を向上することができる。また、低抵抗化して接続部位81bとステータリード17との接合部の発熱を低減し、パワー部13(図1参照)の損失を低減することができる。さらに、カシメと溶接、はんだ付を併用することもでき、より低熱抵抗で信頼性の高い接続が実現できる。
また、図8(b)において、接続部位81bとステータリード17をカシメ接続しても良く、この場合、あらかじめ図8(c)のごとく、接続部位81cの先端部をコ字形状体83とし、このコ字形状体83にステータリード17を押し付け、コ字形状体83を圧接変形してステータリード17と接続部位81cをカシメ接続する。このカシメ接続法は、機械的に接続する方法であるため、材質、熱容量に依存せず、確実に接続することができ、ねじなどの接続部材が不要となる。
実施の形態5.
図9は、実施の形態5を説明する接続部の斜視図である。ステータリード17の端末部には、丸端子90aが形成されている。図9(a)は、丸端子90aが図示しない回転電機の軸方向に平行に延伸されたステータリード17に対して垂直方向にねじ91で下側ヒートシンク9acのフランジ部40bに形成されたねじ孔部92に固定されるようになっており、この場合には、回転電機の側方から工具を用いて固定する。下側ヒートシンク9acの固定方向とは直角方向の関係となる。
一方、図9(b)は、ステータリード17と同一方向に固定されるように曲げて丸端子90bを形成しており、この場合には、下側ヒートシンク9acの固定方向と同一方向となるため、下側ヒートシンク9acのリアハウジング8(図1参照)への固定と丸端子90bの固定を同一固定箇所、即ち、上側ヒートシンク9pのフランジ部40aと下側ヒートシンク9acのフランジ部40bを用いて共締めしている。
ねじで固定する方法は、非常に簡便な手段であるので、工業的にはその利用価値が高く、また、機械的接続であって、被接続部材であるヒートシンク9やステータリード17の材質、熱容量によらず確実に接続することができる。また、半田付、溶接、カシメ接続と異なって、容易に取り外しできるため、パワー部13(図1参照)の不具合が生じた場合に簡単に組み換えることができるばかりでなく、図1に示す制御装置200と回転電機本体100とを容易に分解することができる。
なお、これまでロータ軸5と平行に冷却風が流れるヒートシンク9を例に実施の形態を説明してきたが、冷却風の方向はロータ軸5と直角、即ち、回転電機の径方向であっても良く、これらの組合せであっても良い。特に、冷却風の方向はロータ軸5と直角、即ち、回転電機の径方向である場合には、径方向内側に上側ヒートシンク、径方向外側に下側ヒートシンクを配置すると、ファン吸い込み口に対して下側のヒートシンクが上側のヒートシンクよりも上流にあるので、冷却温度が低く、放熱性能を高くすることができる。さらに、径方向寸法が第1、第2のヒートシンクで略同一の場合、周長が大きい分大きくできるので、熱抵抗を小さくすることができる。
実施の形態6.
図10は、実施の形態6による制御装置一体型回転電機の断面模式図を示すものである。この制御装置一体型回転電機は、実施の形態1による制御装置一体型回転電機と異なって、スイッチング素子を搭載した複数のヒートシンクが回転電機の回転タ軸方向の離れた位置に配置されている点に特徴を有するものである。即ち、実施の形態6による制御装置一体型回転電機は、スイッチング素子10pv,10acvがその裏面電極がロータ軸5と直角方向となるようにヒートシンク9pv,9acvに搭載され、冷却風が図中矢印Aのように流れるように構成されている。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
回転電機本体100より離れた側に設けられたヒートシンク9pvは、電源の正極側と同極性を持つ上側ヒートシンクであり、図2の上アーム側のスイッチング素子10uu,10uv,10uwを搭載する。回転電機本体100に近い側に形成されたヒートシンク9acvは、ステータコイル3と同極性を持つ下側ヒートシンクで、接続部位を取り付けるとともに、ステータリード17に接続されている。
実施の形態6による制御装置一体型回転電機によれば、複数のヒートシンク9pv,9acvをロータ軸5の方向の離れた位置に配置することで、パワー部13を径方向に対して小さくすることができる。この場合、回転電機本体100に近い側に形成されたヒートシンク9acvは、ステータコイル3と同極性を持つヒートシンクとすることによって、ステータリード17とヒートシンク9acvの接続を容易にすることができる。本実施形態で説明した配置は、電源からのハーネスを接続する上側ヒートシンク9pvが最外側に、また、この上側ヒートシンク9pvと接地電位であるリアハウジング8との間に下側ヒートシンク9acvが配置される構成となっており、電源からステータコイル3を経て接地に至る合理的な配線となる。
実施の形態7.
図11は、実施の形態7を説明するものである。この図11は、ヒートシンクとステータリードの取り付け部周辺を示す斜視図であり、ヒートシンク上にケースを取り付ける状態を示している。
即ち、ケース15には、ヒートシンク9acuあるいは9acvのフィン41と一体化して冷却風路を形成する壁15wが形成され、接続部位周辺の径方向外側は円周方向に亘って開口部15hが形成されている。ケース15はヒートシンク9pu,9acuあるいはヒートシンク9pv,9acvに対して図11(a)中の矢印A方向に取り付けられ、ヒートシンク9pu,9acuあるいはヒートシンク9pv,9acvおよびそれらの接続部位42の上部を覆うように取り付けられる。この際、ヒートシンク9acu,9acvとステータリード17の接続部位42周辺は、回転電機側方から径方向に向かって空間部15kが形成されるように取り付けられる。この場合、ヒートシンク9acu,9acvとステータリード17の接続は、開口部15hから空間部15kへ、図11(b)中の矢印B方向から固定治具を挿入して接続部位42並びにステータリード17を固定するとともに、例えば、レーザ光の出射口やアーク溶接電極を回転電機側方からアプローチすることにより加熱して接合する。なお、固定治具と干渉しないように、レーザ光やアークの方向を矢印方向と角度をなすようにしてもよく、また、カシメ治具や超音波ホーンを側方からアプローチして接合することもできる。
このように、ヒートシンク9acvとステータリード17を側方から接続することができるので、ロータ軸5の方向からみて接続部位42を覆うようにケース15を取り付け、制御回路14(図1参照)などをケース15内に収納するスペースを十分に確保することができる。特に、異種金属で接続される場合には、空間部を設けて、接続部に水が溜まらないようにすることで、電食を抑制することができる。
実施の形態8.
次に、この発明に係る制御装置一体型回転電機の製造方法について説明する。この製造方法の説明に当たり、便宜上、図1を用いて説明する。
先ず、スイッチング素子10を搭載したヒートシンク9をリアハウジング8に積み上げる。その後、ケース15をヒートシンク9の上に積み上げ、ケース15とヒートシンク9を同時にリアハウジング8に締結などの方法で強固に固定する。制御回路14をはじめ所望の部品をケース15に収納してカバー16を取り付ける。その後、ステータリード17とヒートシンク9の接続部位42(図11参照)を接合する。接合は、半田付、レーザやアーク熱源を用いた溶接、カシメなどの方法を用いる。接続部位42は、あらかじめヒートシンク9に一体化して形成しても良く、別部材として取り付けても良い。別部材として取り付ける場合には、ヒートシンク9をリアハウジング8に積み上げる際に同時に組み付ける。
ヒートシンク9は、あらかじめケース15とともにリアハウジング8に固定され、その後ヒートシンク9とステータリード17を接続する。したがって、ヒートシンク9を固定する時のストレスが接続部位42にかかることがなく、これによるダメージを防止することができる。特に、実施の形態7のように回転電機側方から接続部位42の周辺に空間部15kを設けておくことで、ケース15でヒートシンク9を固定した後にヒートシンク9とステータリード17を接続する場合にでも、ケース15のスペースを削る必要がなく、接続作業も簡単にできる。
以上のように、この発明に係る制御装置一体型回転電機およびその製造方法は、ヒートシンクがスイッチング素子とステータコイルとの間の導体部をなし、ステータリードとスイッチング素子との接続が簡易化でき、低コスト並びにコンパクトな制御装置一体型回転電機が実現するもので、産業上の利用可能性は大なるものである。
この発明の実施の形態1による制御装置一体型回転電機の断面模式図を示すものである。 図1に示す制御装置一体型回転電機の回路図を模式的に示した図である。 図1に示す制御装置一体型回転電機のパワー部の拡大断面模式図を示す図である。 図1に示す制御装置一体型回転電機のパワー部の部分を抽出してロータ軸のリアハウジング側からみた上面模式図である。 図1に示す制御装置一体型回転電機のパワー部のヒートシンクの組立構造を図示するものである。 この発明の実施の形態2による制御装置一体型回転電機のヒートシンク組立構造を示す模式図である。 この発明の実施の形態3による制御装置一体型回転電機のヒートシンク形状の細部を示す模式図である。 この発明の実施の形態4による制御装置一体型回転電機の接続部位とステータリードとの接合方法を示す図である。 この発明の実施の形態5による制御装置一体型回転電機の接続部位とステータリードとの接続部の斜視図である。 この発明の実施の形態6による制御装置一体型回転電機の断面模式図を示すものである。 この発明の実施の形態7による制御装置一体型回転電機のヒートシンクとステータリードの取り付け部周辺を示す斜視図である。
符号の説明
1 界磁巻線 2 ロータ
3 ステータコイル 4 ステータ4
5 ロータ軸 6 ファン
7 フロントハウジング 8 リアハウジング
9 ヒートシンク 10 スイッチング素子
11、60 ターミナル部材 12 ブラシホルダ
13 パワー部 14 制御回路
15 ケース 15K 開口部
15R 通風路 15H 空間部
16 カバー 17 ステータリード
18 界磁巻線 20 バッテリ
21 界磁電流制御装置 22 Pライン
24 ACライン 30 スイッチング素子の裏面電極
33 リード端子 40 ヒートシンクのフランジ部
41 フィン 42、70、81 接続部位
50 絶縁部材 80 ガイド溝
82 リング 83 コ字形状体
90 丸端子 91 ねじ
92 ねじ孔部 100 回転電機本体
200 制御装置

Claims (11)

  1. 回転電機と、電源から供給される電力を制御して上記回転電機の出力を調整するスイッチング素子を搭載した複数のヒートシンクを含むパワー部と、を備えた制御装置一体型回転電機において、
    上記複数のヒートシンクの一部に、上記回転電機のステータリードと導通する接続部位を取り付けるとともに、上記接続部位に上記ステータリードの端末部を接続し、上記複数のヒートシンクの一部を、上記回転電機のステータコイルと同極性にすることを特徴とする制御装置一体型回転電機。
  2. 上記ステータリードの上記接続部位は、上記パワー部の導電部材を樹脂モールドしたターミナル部材に複合化されることを特徴とする請求項1記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 上記接続部位は上記ステータコイルと同極性を有するヒートシンクと一体化したことを特徴とする請求項1記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 上記回転電機のロータと一体となって回転するファンを備え、上記複数のヒートシンクの一部を上記電源の正極と同極性を有する第1のヒートシンクとし、上記回転電機のステータコイルと同極性を有するヒートシンクを第2のヒートシンクとし、上記第2のヒートシンクは上記第1のヒートシンクよりも上記回転電機の径方向外側に配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 上記回転電機のロータと一体となって回転するファンを備え、上記複数のヒートシンクの一部を上記電源の正極と同極性を有する第1のヒートシンクとし、上記回転電機のステータコイルと同極性を有するヒートシンクを第2のヒートシンクとし、上記第1のヒートシンクと上記第2のヒートシンクは、上記回転電機の回転軸方向に離して配置されるとともに、上記第2のヒートシンクが上記回転電機のロータ側に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 上記第2のヒートシンクと上記ステータリードの端末部をカシメ接続することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 上記第2のヒートシンクと上記ステータリードの端末部とをアークあるいはレーザ熱源によって融接することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 上記接続部位は、ヒートシンクならびにステータリードよりも低融点の材料を含んで接合されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 上記第2のヒートシンクと上記ステータリードの端末部とをねじで接続したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  10. 上記ステータリードの端末部と上記接続部位の周辺に、上記回転電機の径方向外側に開放される空間部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の制御装置一体型回転電機。
  11. 電源から供給される電力を制御して回転電機の出力を制御するスイッチング素子を搭載した複数のヒートシンクを備え、上記複数のヒートシンクの一部はステータコイルと同極性であるとともに、上記回転電機の軸方向であって上記ヒートシンクの外側にケースに収納された制御回路を取り付ける制御装置一体型回転電機の製造方法において、
    上記ステータコイルと同極性のヒートシンクにステータリードの端末部を接続する接続部位に取り付け、上記ケースに収納された制御回路を取り付けた後に、上記ステータコイルと同極性のヒートシンクの接続部位と上記ステータリードの端末部を接続することを特徴とする制御装置一体型回転電機の製造方法。
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