JP2007187881A - 積層樹脂板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、高透過、高拡散という相反する光学特性について従来技術による拡散板と同等以上の特性を有し、かつ、黄色度の低い積層樹脂板を提供することを可能にすることを目的としている。
【解決手段】 液晶モニターまたは液晶テレビ・ユニットに用いられる直下型バックライト・ユニットAに組み込まれる光拡散性能を有する積層樹脂板であって、積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であり、かつ、該有機系光拡散剤および無機系光拡散剤のうちの少なくとも1種類の白色度が100を越えて該積層樹脂板の板厚が2.0mm以下であり、該積層樹脂板の表面および/または裏面の光沢度が50%以下で構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源から照射される光を拡散させる光拡散性能を有する積層樹脂板に関するものである。
近年、ノート型パソコン、薄型モニター、薄型テレビの普及に伴って、液晶画面が使用される機会が増えてきている。液晶はブラウン管のような自発光装置ではないため、液晶の背面には「バックライト」と呼ばれる光源を必要とし、その光源は大きく分けて以下の2種類に分類される。
一方は「エッジライト型」もしくは「サイドライト型」バックライト・ユニットと呼ばれ、他方は「直下型」バックライト・ユニットと呼ばれる。前者は、光源を導光板の側面に設け、導光板へ照射された光により導光板の液晶側の面を均一に発光させる方法である。薄型、軽量化が可能であること、消費電力が比較的少ないといった特徴を有し、携帯電話、ノート型パソコン、パソコンのモニター、カー・ナビゲーション・システムのモニター等に用いられている。
後者は、複数のランプ(冷陰極管)、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)等を発光させ、この光を拡散板(積層樹脂板)、拡散フィルムに通すことにより、液晶の裏側に均一な面発光を得る方法である。ここで用いられる拡散板は乳白色の樹脂板であることが多く、光を散乱、拡散させる機能を有する。
直下型バックライト・ユニットは、構造が簡単であるといった特徴を持つが、エッジライト型バックライト・ユニットと比較して、バックライト・ユニットが厚くなる、消費電力が多いといった欠点により、ディスプレイ市場ではエッジライト型のシェアが大きかった。
しかし、エッジ型バックライト・ユニットを大型液晶に用いた場合、光量が全体的に不足すること、特に中央部分の光量が不足することが問題化した。これに対して、直下型バックライト・ユニットは、ユニット自体は厚くなるが十分な光量を得ることが容易である。このため、20インチを超えるサイズの液晶テレビでは直下型バックライト・ユニットを用いることが最近では一般的である。
図1を用いて説明すると、図1は直下型バックライト・ユニットの断面図である。図1に示すように、直下型バックライト・ユニットAは、液晶パネル1、輝度向上フィルム2、拡散板(積層樹脂板)3の順に積層し、反射フィルム5を貼った筐体6内にバックライト4を設けている。
液晶画面を見る場合、バックライト4から発せられた光が液晶パネル1を通ることによって、映像を見ることが出来る。ここで、液晶パネル1の裏側から発せられる光は白色度が高いことが求められる。これは、バックライト4から発せられた光が液晶パネル1の裏面に届いた時点での色調が、直下型バックライト・ユニットAの発色性、色の再現性を左右するためであり、拡散板3の黄色度が低いことによって、より白色度の高い光が液晶パネル1に届くため、直下型バックライト・ユニットAの発色性、色の再現性を高められるためである。
また、バックライト4は、冷陰極管の場合にはライン状の光を発し、LEDの場合には円形の光を発する。バックライト4が発する光が光拡散率の高い拡散板3を通ることにより、ライン状、円形のバックライト4のイメージは均一な面発光に変換される。光拡散率が十分でない場合には、ライン状、円形といった形状が透けて見えてしまう。従って、液晶画面上では明るさのムラが発生してしまう原因となる。
また、光を散乱、拡散させるためには、全光線透過率を下げざるを得なかった。全光線透過率が低いということは、光源からの入光量に比較して、拡散板3からの出光量が少ないこと、つまり、エネルギーの損失が大きいことを意味する。
現在まで直下型バックライト・ユニットAに求められてきた性能は、バックライト4の光量を必要以上に大きくすることなく液晶画面を明るくすること、明るさのムラのない発光面を得ることである。その中にあって、拡散板3は、より光の透過率が高く(高透過)、より光を拡散させる(高拡散)という相反する光学特性を求められている。
この高透過、高拡散技術に関し、これまで様々な方法が開示されてきた(例えば、特許文献1〜3参照)。例えば特許文献1には、特殊な結合を持つシリコーン樹脂粒子を透明樹脂中に分散させた光透過性を持つ光拡散板が開示され、光線透過率、拡散性、透明性(Haze)に優れるという効果が記載されている。また、特許文献2には、透明合成樹脂中にシリコーン樹脂微粒子を分散させた光拡散性合成樹脂が開示され、光線透過率、拡散性、透明性(Haze)、白色度に優れるという効果が記載されている。また、特許文献3には、透明性樹脂に光拡散剤を均一に分散させてなる樹脂層(A)からなる光拡散性積層押出樹脂板が開示され、全光線透過率が高く(隠蔽性となるI5/I0)、光拡散性(I70/I0)、帯電防止性、艶消し性(目視)に優れるという効果が記載されている。
尚、ここで、I0は垂直入射光による透過角0度の透過光強度、I5は垂直入射光による透過角5度の透過光強度、I70は垂直入射光による透過角70度の透過光強度であり、I5/I0を隠蔽性とし、I70/I0を光拡散性としたものである。
特開平01−172801号公報 特開平02−194058号公報 特開平11−005241号公報
しかしながら、前述の特許文献1の技術では、光線の透過や光拡散性は板面全体の平均を開示しているのみで、積層樹脂板の黄色度等色調に関する技術開示はなく、不充分な開示に止まっていた。また、特許文献2の技術では、シリコーン樹脂微粒子の色調に関する技術的な示唆もなく、不充分な開示に止まっていた。また、特許文献3の技術では、光線の透過や光拡散性は板面全体の平均を開示しているのみで、積層樹脂板の黄色度等色調に関する技術開示はなく、不充分な開示に止まっていた。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、高透過、高拡散という相反する光学特性について従来技術による拡散板と同等以上の特性を有し、かつ、黄色度の低い積層樹脂板を提供せんとするものである。
本発明者は、前記課題を解決するために高透過、高拡散という相反する光学特性について従来技術による拡散板と同等以上の特性を有し、かつ、黄色度の低い積層樹脂板を得ることを可能とすべく、鋭意検討した。
その結果、積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であり、かつ、該光拡散剤のうち少なくとも1種類の白色度が100を越える積層樹脂板が、従来技術による拡散板と比較して、透過光の黄色度が低く、高透過率と高拡散の相反する性能を両立させた積層樹脂板であることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、前記目的を達成するための本発明に係る積層樹脂板の第1の構成は、液晶モニターまたは液晶テレビ・ユニットに用いられる直下型バックライト・ユニットに組み込まれる光拡散性能を有する積層樹脂板であって、前記積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であり、かつ、該有機系光拡散剤および無機系光拡散剤のうちの少なくとも1種類の白色度が100を越えていることを特徴とする。
また、本発明に係る積層樹脂板の第2の構成は、前記第1の構成において、前記積層樹脂板を構成する樹脂層のうち有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層が、該樹脂層を構成する樹脂成分の屈折率よりも大きい光拡散剤と、該樹脂成分の屈折率よりも小さい光拡散剤を含む樹脂層であることを特徴とする。
また、本発明に係る積層樹脂板の第3の構成は、前記第1、第2の構成において、前記積層樹脂板の板厚が2.0mm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る積層樹脂板の第4の構成は、前記第1、第2の構成において、前記積層樹脂板の板厚が1.6mm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る積層樹脂板の第5の構成は、前記第1〜第4の構成において、前記積層樹脂板の表面および/または裏面の光沢度が50%以下であることを特徴とする。
本発明に係る積層樹脂板の構成によれば、従来の拡散板としての積層樹脂板と比較して、さらに高透過、高拡散という相反する光学特性を向上させることが出来る。
図により本発明に係る積層樹脂板の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る積層樹脂板を拡散板として装備した直下型バックライト・ユニットの構成を示す断面説明図である。
図1において、本発明に係る積層樹脂板は、液晶モニターまたは液晶テレビ・ユニットに用いられる直下型バックライト・ユニットAに組み込まれる光拡散性能を有する積層樹脂板であり、以下、拡散板3と称する。
直下型バックライト・ユニットAとは、ブラウン管のような自光式画面でない液晶画面等を可視化するために液晶の裏側に均一な面発光を発生させる装置をいう。
直下型バックライト・ユニットAとは、図1に示すように、液晶パネル1の裏側に均一な面発光を発生させる装置のうち、複数の冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)等のランプ、或いはLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)等の光源をバックライト4とし、該バックライト4が発光した光を積層樹脂板となる拡散板3、拡散フィルム、輝度向上フィルム2等を通すことにより、液晶パネル1の裏側に均一な面発光を得る直下型バックライト・ユニットAをいう。尚、図中5は反射フィルム、6は筐体である。
ここで用いられる拡散板3は、乳白色の樹脂板であることが多く、光を散乱、拡散させる機能を有する。また、直下型バックライト・ユニットAの光源となるバックライト4は、冷陰極管、LED、プラズマ発光体等が考えられるが、これらの光源は限定されるものではない。
本発明において、積層樹脂板となる拡散板3は該積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であることを特徴とするが、該積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が光拡散剤を含むことにより、該積層樹脂板に入光した光源となるバックライト4からの光が、該積層樹脂板を透過することによって、拡散光となって出光することが可能となる。
一般的に、拡散板3は、高透過率であることと、高拡散率であることが好ましいとされるが、拡散板3の板厚が薄いほど、高透過率であることと、高拡散率であることを両立することが容易となる。具体的には、積層樹脂板となる拡散板3の板厚は2.0mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは1.8mm以下であることであり、最も好ましくは1.6mm以下であることである。板厚が厚い場合には、樹脂の冷却に時間を要するほか、高い板厚精度を維持することが難しくなる可能性がある。一方、板厚を薄くすることによって、拡散板として求められる光学特性を維持したまま直下型バックライト・ユニットA自体の厚さを薄くすること、軽量化することができるため好ましい。
ここで、透過率とは、JISK7361−1に規定される測定方法で得られる全光線透過率をいう。また、光拡散率とは、単に「拡散率」とも呼ばれ、測定方法、算出方法は、DIN5035に規定されている。具体的には、以下の数1式により算出される値である。尚、数1式中、L(5)は、光源から直角に入光させた光が樹脂板を通して5°の角度に出光した透過光輝度(cd/m)とする。同様に、L(20)は20°の角度、L(70)は70°の角度にそれぞれ出光した透過光輝度(cd/m)である。
Figure 2007187881

ここで、光拡散率が高いということは、樹脂板に入光した光は直線的には出光せず、散乱、拡散して出光していることを意味する。
本発明において、積層樹脂板となる拡散板3は該積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含み、該有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤のうちの少なくとも1種類の光拡散剤の有する白色度が100を越えることを特徴とするが、これは、100を越える白色度を有する光拡散剤を添加することにより、黄色度の低い積層樹脂板を得ることが可能となるためである。
ここで、白色度とはJIS−P8123で規定されたハンター白色度を指すものである。また、黄色度とはJIS−K7105で規定された方法により測定された色相を示すものであり、YI値と呼ばれることもある。
本発明による積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂組成物は、有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層を有することを特徴とする。光拡散剤の種類は限定されるものではなく、有機系および/または無機系の光拡散剤群から選択されることが好ましい。
具体的には、アクリル系架橋微粒子、スチレン系架橋微粒子、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体系架橋微粒子、シリコーン系架橋微粒子、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タルク、マイカ、ガラス等を挙げることが出来る。また、これらは単独、または2種類以上を併用することが出来る。これらの光拡散剤を樹脂組成物に配合することによって、全光線透過率、光拡散率等、拡散板3として求められる光学特性を任意に設定することが可能となる。
ここで、光拡散剤の添加量は限定されるものではなく、基材となる樹脂組成物が有する屈折率、用いる光拡散剤が有する屈折率、積層樹脂板の板厚により調節することが好ましい。
また、光拡散剤の種類、添加量を調整することによって、任意の全光線透過率の拡散板3を得ることは比較的容易である。直下型バックライト・ユニットAに用いられる拡散板3の全光線透過率は40%〜90%の範囲であることが一般的である。
例えば、基材樹脂にPMMA(ポリ・メタクリル酸メチル)樹脂を用い、シリコーン微粒子を光拡散剤として選択し、かつ、積層樹脂板の板厚が2.0mmの場合、シリコーン微粒子の添加量は0.1wt%以上、かつ10wt%以下であることにより、拡散板3として求められる全光線透過率を有する積層樹脂板を得ることが出来る。
また、目的の透過率が同一である場合、積層樹脂板の板厚が2.0mmよりも薄い場合には、シリコーン微粒子の添加量は多くすることが一般的であり、逆に板厚が2.0mmよりも厚い場合には添加量は少なくすることが一般的である。
基材樹脂、光拡散剤が同一、かつ、全光線透過率が同一である場合であって、積層樹脂板の板厚のみが異なる場合は、板厚が薄いほど光拡散率が高くなるため、高透過、高拡散である積層樹脂板を得やすいため好ましいといえる。
光拡散剤の選択方法としては、基材となる樹脂組成物が有する屈折率と異なった屈折率を有する光拡散剤を用いることが好ましく、さらに好ましくは屈折率の差が大きい光拡散剤を選択することである。これは屈折率の差が大きいほど光拡散性が高まるためである。
また、複数の光拡散剤を選択する場合には、基材となる樹脂組成物が有する屈折率よりも低いものと高いものの2種類を選択することにより、各々を単独で用いる場合よりも光拡散性を高めることが可能であり、好ましい。
即ち、積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂層のうち有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層が、該樹脂層を構成する樹脂成分の屈折率よりも大きい光拡散剤と、該樹脂成分の屈折率よりも小さい光拡散剤を含む樹脂層で構成することが出来る。
また、光拡散剤の形状は限定されるものではなく、繊維状、板状、鱗片状、球状、チューブ状、こんぺいとう形状(球体の全周面に多数の突起状が形成されたもの)等が任意に選択出来、内部に中空部を有する光拡散剤も使用することが出来る。
本発明において、積層樹脂板となる拡散板3は該積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であることを特徴とするが、該光拡散剤は該樹脂層に均一に分布していることが好ましい。
また、積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂層のうち、光拡散剤を含まない樹脂層を有する積層樹脂板であっても実施することが可能である。
光拡散剤の粒子径は限定されるものではないが、平均粒子径で1μm以上、かつ50μm以下の範囲であることが好ましく、1μm以上、かつ20μm以下であることがさらに好ましく、最も好ましくは1μ以上、かつ10μm以下の範囲にあることである。これは、光拡散剤の平均粒子径が1μm以上、かつ50μm以下の範囲にあることにより、光拡散性を維持し易く、全光線透過率の微調整が容易であるためである。
また、皮膜樹脂層に用いる樹脂組成物に光拡散剤を配合する場合には、粒子径が比較的大きいアクリル系架橋微粒子、スチレン系架橋微粒子、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体系架橋微粒子から選択することが好ましい。
本発明において、積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂組成物は限定されるものではなく、高透過、高拡散といった拡散板3に求められる光学特性を損なわない範囲で選択することが出来る。
例えば、アクリル樹脂またはポリ・メタクリル酸メチル樹脂(以下「PMMA樹脂」と略す)、ポリスチレン樹脂(以下「PS樹脂」と略す)、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体(以下「MS樹脂」と略す)、スチレン・アクリロニトリル共重合体(以下「SAN樹脂」と略す)、ポリカーボネート樹脂(以下「PC樹脂」と略す)等を主成分とする樹脂組成物を挙げることが出来る。
PMMA樹脂は、分子鎖中にメタクリル酸メチル(MMA)成分を有する樹脂を指すものであり、そのアクリル系単量体としては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルのようなメタクリル酸エステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルのようなアクリル酸エステル類、メタクリル酸、アクリル酸等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることも出来る。
PS樹脂としては、ポリスチレン樹脂のほか、スチレン系共重合体樹脂を挙げることが出来る。さらに詳しくは、イソプロペニル芳香族単位とビニル芳香族単位とを含有するスチレン系共重合体樹脂を挙げることが出来る。
ここで、イソプロペニル芳香族単量体としては、例えば、イソプロペニルベンゼン(α−メチル・スチレン、以下「αMeSt」と略す)、イソプロペニルトルエン、イソプロペニルエチルベンゼン、イソプロペニルプロピルベンゼン、イソプロペニルブチルベンゼン、イソプロペニルペンチルベンゼン、イソプロペニルヘキシルベンゼン、イソプロペニルオクチルベンゼン等のアルキル置換イソプロペニルベンゼン類がある。好ましい単量体は、工業的に入手が容易であることからイソプロペニルベンゼンである。
また、ビニル芳香族単量体としては、例えば、スチレン、p−メチル・スチレン、m−メチル・スチレン、o−メチル・スチレン、2.4−ジメチル・スチレン、2.5−ジメチル・スチレン、3.4−ジメチル・スチレン、3.5−ジメチル・スチレン、p−エチル・スチレン、m−エチル・スチレン、o−エチル・スチレン等のアルキル置換スチレン類、1.1−ジフェニル・エチレン等が挙げられる。好ましい単量体は、工業的に入手が容易であることからスチレンである。
これらのイソプロペニル芳香族単量体とビニル芳香族単量体は、各1種類ずつ用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。最も好ましい組み合わせは、イソプロペニルベンゼンとスチレンの組み合わせ(以下、「αMeSt/St樹脂」と略す)である。
MS樹脂は、MMA成分とスチレン成分を共重合させた樹脂成分を指すものであり、MMA成分、スチレン成分以外の第3成分を含んだ共重合体であっても実施することが可能である。ここで、MMA成分、スチレン成分に対する上記第3成分の構成比は限定されるものではない。
またスチレン系成分としては、その単量体としてスチレンの他、クロロスチレン、ブロモスチレンのようなハロゲン化スチレンや、ビニルトルエン、αMeStのようなアルキルスチレン等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることも出来る。
SAN樹脂は、スチレン・アクリロニトリル共重合体成分を含む樹脂成分であり、芳香族ビニルおよびシアン化ビニルの共重合体を主成分する。シアン化ビニルとしては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、アクリロニトリルが好適に用いられる。また芳香族ビニルとしては、スチレン、α−メチル・スチレンのようなα−置換スチレン、ビニルトルエン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン等が挙げられ、これらを単独で用いても、2種以上用いても良いが、スチレンが最も好ましい。
スチレン・アクリロニトリル共重合体のアクリロニトリル比(以下「AN比」と略す)は限定されるものではないが、AN比は5以上、かつ50以下の範囲にあることが好ましく、AN比が10以上、かつ45以下の範囲にあることがさらに好ましい。これは、AN比が5以上、かつ50以下の範囲にあることにより、樹脂が黄色味を帯びにくいためである。
本実施形態で用いるPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)としては、ビスフェノールAに代表される二価フェノール系化合物から誘導される重合体が用いられる。ポリカーボネート樹脂の製造方法は特に限定されるものではなく、ホスゲン法、エステル交換法或いは固相重合法等、周知の方法で製造されたものを適用することが出来る。
本発明において、積層樹脂板となる拡散板3の各層を構成する樹脂組成物は、同一の樹脂成分を主成分としながら、添加剤の構成、構成比、分子量分布に差がある等、異なった樹脂組成物による積層樹脂板であっても良いし、2種類以上の異なった樹脂成分、樹脂組成物による積層樹脂板でも良い。
樹脂組成物の組み合わせは、高透過、高拡散という相反する光学特性を損なわないことが好ましく、さらに好ましくは樹脂層間の密着性が確保出来ることである。樹脂層間に十分な密着性が確保出来る場合には、樹脂層間が白濁する恐れを低減出来るほか、積層樹脂板の切削加工時に剥離現象を生じる可能性を低く出来るため好ましい。
また、積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂組成物は、主成分となる樹脂成分とは異なった樹脂組成物を含んだ共重合体や、他の異なった樹脂成分とブレンドした樹脂組成物および/またはポリマー・アロイであっても実施することが可能である。
本発明による積層樹脂板となる拡散板3を構成する樹脂組成物には、必要に応じて、光拡散剤の他にその他の添加剤を配合することが出来る。添加剤の種類は限定されるものではなく、通常の熱可塑性樹脂に用いられる添加剤を用いることが出来る。
具体的には、紫外線吸収剤、選択波長吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、各種染料、顔料、蛍光増白剤、滑剤、難燃剤等を挙げることが出来る。これらも、光拡散剤と同様に単独で使用すること、または、2種類以上を併用することが出来、任意の添加量を配合することが出来る。
皮膜層に用いられる樹脂成分には、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤等を添加することが、本発明による積層樹脂板の機能上、好ましい。
本発明による積層樹脂板となる拡散板3は、少なくとも2種類の樹脂組成物により構成されることを特徴とするが、層の構成は限定されるものではなく、必要に応じて、2種2層、2種3層、3種5層等から選択することが出来る。
皮膜樹脂層の厚さは限定されるものではないが、300μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがさらに好ましい。皮膜樹脂層の厚さが300μm以下で積層自体が容易となり、外観良好な積層樹脂板を得ることが出来る。
積層樹脂板を製造する方法は限定されるものではなく、共押出し法、フィルム・ラミネート法、コーティング法等を挙げることが出来るが、製造装置の構造が簡単なこと、連続的に安定した品質の積層樹脂板が製造出来ることを考慮すると共押出し法が好ましい。
共押出し法とは、基材樹脂層となる樹脂組成物と皮膜樹脂層となる樹脂組成物をそれぞれ別の押出し機で加熱溶融押出し、シート状に拡幅する金型(以下「ダイ」と略す)内で合流、積層させ、ポリッシング・ロール等を介してシート状に成形する方法である。
共押出し法は、一般的な樹脂板の押出し製造設備に皮膜層となる樹脂用の押出し機を追加した構成であり、構造的にも簡便な積層樹脂板の成形法といえる。共押出し成形の条件は、一般的に行われている樹脂板の成形条件と同じであり、押出す樹脂によって適宜、温度条件を設定すれば良い。
拡散板3の板厚調整は、上記、押出し成形時にポリッシング・ロールの間隙を調整することで自由に設定することが可能である。
一方、液晶モニターまたは液晶テレビ・ユニットに用いられる直下型バックライト・ユニットAに組み込まれる光拡散性能を有する積層樹脂板は摺りキズが付きにくいことが望まれる。
積層樹脂板となる拡散板3にキズが付いてしまうとバックライト4の光にムラが出来てしまう場合があり、液晶パネル1を通して見る映像に悪影響を及ぼす場合があるため、キズは付きにくいことが好ましい。
ここで摺りキズとは、拡散板3と液晶パネル1との間に配設される拡散フィルム、輝度向上フィルム2等のフィルム類との擦れによって発生する摺りキズや、拡散板3の切削工程、組立工程に発生するキズが考えられるが、キズ付の原因は特定されるものではない。
耐キズ性は樹脂板表層の硬度のほか、表面形状にも左右される。板の表面が平滑である場合(光沢度が高い場合)には拡散板3に求められる耐キズ性を満足することは困難である場合がある。このため、任意の方法により樹脂板表面の光沢度を下げることが好ましい。
本発明の積層樹脂板となる拡散板3は、表面および/または裏面の光沢度が50%以下であることが好ましく、表面および/または裏面の光沢度が30%以下であることがさらに好ましく、最も好ましい表面および/または裏面の光沢度は20%以下であることである。これは、積層樹脂板の表面および/または裏面の光沢度が50%以下であることにより、樹脂板表面の耐キズ性が良好となるためである。光沢度が50%を超える場合には、耐キズ性が低下する傾向にあり、本願発明の積層樹脂板は、モニターやテレビに用いられるため、耐キズ性が低下すると、組立時や運搬時に、直下型バックライト・ユニットAを構成する他の部材との擦れにより擦りキズが発生し、液晶パネル1を通して見たモニターやテレビの画面に細かいキズが多数入ってしまい、画面が見づらくなってしまう場合がある。
ここで、樹脂板表面の光沢度を下げる手段は限定されるものではないが、ケミカル・マット法、機械マット法等が選択されることが一般的であり、併用することも可能である。
ここで、ケミカル・マット法とは、タルク、マイカ等ベースとなる樹脂成分に不溶であり、一定の硬度を有する粒子を添加する等して、板の表面をマット調(微細な凹凸形状に加工する)とする方法である。粒子の直径や、添加量を調整することによって積層樹脂板表面の光沢度を調整することが出来る。このとき添加される粒子のことを「マット化剤」と呼ぶこともある。
一方、機械マット法とは、押出し成形法による積層樹脂板製造の際、ポリッシング・ロールの表面に微細な凹凸面に加工したものを用いることで、凹凸形状を積層樹脂板の表面に転写する方法である。ポリッシング・ロールの表面粗さの程度により積層樹脂板表面の光沢度を調整することが出来る。
また、光沢度の調整は、積層樹脂板製造時の樹脂とポリッシング・ロールとの密着性を調整することによっても可能である。
以下に本発明の積層樹脂板となる拡散板3の具体的な実施例及び比較例の各試験片について、それぞれ、用いた光拡散剤の白色度(ハンター白度)、得られた積層樹脂板の黄色度(YI値)を測定した。以下の表1は用いた光拡散剤の白色度(ハンター白度)、得られた積層樹脂板の黄色度を測定した結果を示す表である。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
光拡散剤の白色度は、JIS−P8123に従い、ハンター式測色色差計で測定した結果から算出した。積層樹脂板の黄色度となる平板のYI値は、JIS−K7105に従って、色差計(日本電飾株式会社製「モデル名 TC−1500HC(登録商標)」)を用いて測定した。
[実施例1]
基材樹脂はPMMA樹脂とした。PMMA樹脂(旭化成ケミカルズ株式会社製「デラグラス LP−1」(登録商標))に、光拡散剤として、白色度が103.8であり、平均粒径が2μmのシリコーン微粒子を10%配合したマスター・バッチを用意し、全光線透過率が60%となるようにPMMA樹脂(同上)との混合比率を調節した。
皮膜剤樹脂は、PMMA樹脂(旭化成ケミカルズ株式会社製「デラグラス LP−1」(登録商標))とし、マット化剤を5wt%配合したものを用意した。
これらの基材樹脂、皮膜材樹脂を用いて、板厚が2.0mmであり、皮膜層が片面50μmであるような2種3層の積層樹脂板を共押出し成形により得た。
得られた積層樹脂板のYI値を測定した結果と、得られた積層樹脂板を用いて、サンシャインウェザーメーター(スガ試験機株式会社製「モデル名 S−80B」)によりUV(紫外線)照射試験を3000時間実施した後に測定したYI値を以下の表1に示す。
[実施例2]
光拡散剤として、白色度が102.9であるシリコーン微粒子を用いた点以外は、上記実施例1と同様の方法により、積層樹脂板を得た。YI値を測定した結果、UV照射試験後に測定したYI値を以下の表1に示す。
[実施例3]
光拡散剤として、白色度が102.4であるシリコーン微粒子を用いた点以外は、上記実施例1と同様の方法により、積層樹脂板を得た。YI値を測定した結果、UV照射試験後に測定したYI値を以下の表1に示す。
[比較例1]
光拡散剤として、白色度が98.7であるシリコーン微粒子を用いた点以外は、上記実施例1と同様の方法により、積層樹脂板を得た。YI値を測定した結果、UV照射試験後に測定したYI値を以下の表1に示す。
Figure 2007187881

上記表1に示されるように、白色度が100を越える光拡散剤を添加した実施例1〜3では、白色度が98.7の比較例1と比較して黄色度(YI値)の低い積層樹脂板を得ることが出来ることが示される。
本発明による積層樹脂板は、高透過率と高拡散の相反する性能を両立させ、かつ、耐キズ性に優れた積層樹脂板であり、その活用例として、特に、液晶モニターや液晶テレビ・ユニット等の液晶画面の光源に用いられる直下型バックライト・ユニットの拡散板の分野で好適に利用出来る。
本発明に係る積層樹脂板を拡散板として装備した直下型バックライト・ユニットの構成を示す断面説明図である。
符号の説明
A…直下型バックライト・ユニット
1…液晶パネル
2…拡散フィルム、輝度向上フィルム
3…拡散板
4…バックライト
5…反射フィルム
6…筐体

Claims (5)

  1. 液晶モニターまたは液晶テレビ・ユニットに用いられる直下型バックライト・ユニットに組み込まれる光拡散性能を有する積層樹脂板であって、
    前記積層樹脂板を構成する樹脂層のうち少なくとも1層が、少なくとも1種類の有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層であり、かつ、該有機系光拡散剤および無機系光拡散剤のうちの少なくとも1種類の白色度が100を越えていることを特徴とする積層樹脂板。
  2. 前記積層樹脂板を構成する樹脂層のうち有機系光拡散剤および/または無機系光拡散剤を含む樹脂層が、該樹脂層を構成する樹脂成分の屈折率よりも大きい光拡散剤と、該樹脂成分の屈折率よりも小さい光拡散剤を含む樹脂層であることを特徴とする請求項1に記載の積層樹脂板。
  3. 前記積層樹脂板の板厚が2.0mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層樹脂板。
  4. 前記積層樹脂板の板厚が1.6mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層樹脂板。
  5. 前記積層樹脂板の表面および/または裏面の光沢度が50%以下であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の積層樹脂板。
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