JP2007187598A - 燃焼試験機 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一チャンバー内にUL燃焼試験装置と小試験片のコーン熱量計法試験装置を配置し、同一チャンバー内でUL燃焼試験と小試験片のコーン熱量計法試験を各別に行うことができる燃焼試験機を提供する。
【課題手段】チャンバー1が、空気取入口2と、排気フード6と、前面の窓3を有し、この窓3に透明な扉4を開閉可能に設けてあり、このチャンバー1内にUL燃焼試験装置Aと小試験片のコーン熱量計法試験装置Bを備え、UL燃焼試験と小試験片のコーン熱量計法試験を各別に行うことを可能としたものである。
【選択図】図1
Description
これら公知の燃焼試験装置は、何れも手動により操作するようになっている。
本発明は、同一チャンバー内にUL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置を配置し、同一チャンバー内でUL燃焼試験とコーン熱量計法試験を各別に行うことができる燃焼試験機を提供することを目的とする。また、本発明は、これら燃焼試験装置の作動を自動化する燃焼試験機を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、チャンバー内にUL燃焼試験装置又はコーン熱量計法試験装置を単独に収め、それぞれの装置の作動を自動化する燃焼試験機を提供することを目的とする。
また、本発明燃焼試験機は、上記UL燃焼試験装置と小試験片のコーン熱量計法試験装置とを各別に上記窓に臨む位置に配置可能としてあるものである。
さらに、本発明燃焼試験機は、チャンバー内の台上にテーブルを左右方向に移動可能に設け、この台上にUL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置を隣接して設置し、テーブルを左右方向に移動させてUL燃焼試験装置又はコーン熱量計法試験装置を上記窓に臨む位置に配置可能としてあるものである。
また、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させるものである。そして、燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させる。
さらに、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定するものである。そして、上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動的に測定する。
また、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するものである。そして、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する。
また、本発明燃焼試験機は、小試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するものである。そして、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する。
さらに、本発明燃焼試験機は、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定するものである。そして、上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにする。
上記請求項20に記載の本発明燃焼試験機であって、上記UL燃焼試験装置のバーナーによる試験片への接炎、離炎を自動的に行うものである。そして、上記バーナーの自動的接炎、離炎を、バーナー支持台のエアーシリンダーによる往復移動で行うようにしてある。
上記請求項20に記載の本発明燃焼試験機であって、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させるものである。そして、燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させる。
上記請求項20に記載の本発明燃焼試験機であって、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定するものである。そして、上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動測定する。
上記請求項20に記載の本発明燃焼試験機であって、UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するものである。そして、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する。
上記請求項31に記載の本発明燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片の重量変化を自動的に測定するものである。そして、上記テーブル上に起立した支柱を設け、この支柱にヒーター支持板を張り出して設け、このヒーター支持板に上部が開放する熱放射ヒーターを設け、この熱放射ヒーターの直下に試験片トレーを配置し、この試験片トレーをトレー支持支柱上に設け、トレー支持支柱の下端をテーブルに装着したロードセルに支持してある。
上記請求項31に記載の本発明燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するものである。そして、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する。
上記請求項31に記載の本発明燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定するものである。上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにした。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項1乃至37の何れかに記載の燃焼試験機であって、データ処理装置を備えることにより、ビデオカメラで撮影した試験の画像を取り込むようにしたものである。
また、本発明燃焼試験機は、上記UL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置とを各別に上記窓に臨む位置に配置可能としてあるから、チャンバーにUL燃焼試験用の窓又はコーン熱量計法試験用の窓を各別に設けることなく、一つの窓を共用できる効果がある。
さらに、本発明燃焼試験機は、チャンバー内の台上にテーブルを左右方向に移動可能に設け、この台上にUL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置を隣接して設置し、テーブルを左右方向に移動させてUL燃焼試験装置又はコーン熱量計法試験装置を上記窓に臨む位置に配置可能としてあるから、テーブルを左右方向に移動させるだけで、UL燃焼試験装置又はコーン熱量計法試験装置を簡便に窓に臨ませることができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させるから、即ち、燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させるから、燃焼して長さが変化する試験片に応じてバーナーを垂直方向に自動的に追従させることができる効果がある。
さらに、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定するから、即ち、上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動的に測定するから、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定できる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するから、即ち、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定するから、試験片の発熱速度を自動的に測定することができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するから、即ち、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定するから、上記発熱速度を自動的に測定できる効果がある。
さらに、本発明燃焼試験機は、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定するから、即ち、上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにしたから、熱放射の遠ざけ作動を自動的に行える効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項20に記載の燃焼試験機であって、上記UL燃焼試験装置のバーナーによる試験片への接炎、離炎を自動的に行うから、即ち、上記バーナーの自動的接炎、離炎を、バーナー支持台のエアーシリンダーによる往復移動で行うようにしてあるから、上記請求項20に記載の燃焼試験機で、バーナーによる試験片の接炎、離炎を自動的に行うことができる効果がある。
さらに、本発明燃焼試験機は、上記請求項20に記載の燃焼試験機であって、UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させるから、即ち、燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させるから、上記請求項20に記載の燃焼試験機で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させることができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項20に記載の燃焼試験機であって、
UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定するから、即ち、上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動的に測定するから、上記請求項20に記載の燃焼試験機で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定することができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項20に記載の燃焼試験機であって、UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するから、即ち、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定するから、上記請求項20に記載の燃焼試験機で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定することができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項31に記載の燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片の重量変化を自動的に測定するから、即ち、上記テーブル上に起立した支柱を設け、この支柱にヒーター支持板を張り出して設け、このヒーター支持板に上部が開放する熱放射ヒーターを設け、この熱放射ヒーターの直下に試験片トレーを配置し、この試験片トレーをトレー支持支柱上に設け、トレー支持支柱の下端をテーブルに装着したロードセルに支持してあるから、請求項31に記載の燃焼試験機であって、試験片の重量変化を自動的に測定することができる効果がある。
さらに、本発明燃焼試験機は、上記請求項31に記載の燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定するから、即ち、上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定するから、請求項31に記載の燃焼試験機であって、試験片の発熱速度を自動的に測定することができる効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、上記請求項31に記載の燃焼試験機であって、小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定するから、上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにしたから、請求項31に記載の燃焼試験機であって、熱放射を遠ざける作動を自動的に行える効果がある。
また、本発明燃焼試験機は、データ処理装置を備えることにより、ビデオカメラで撮影した試験の画像を取り込むようにしたから、何時でも試験結果を確認することができる。
図1に本発明燃焼試験機の正面図を示してある。この燃焼試験機は一部を切欠して示したチャンバー1内に後述するUL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置を収めてあり、このチャンバー1は空気取入口2と前面の窓3を有する。窓3はチャンバー1の前面の中央に位置付けてあり、この窓3には透明な扉4をヒンジ構造5により開閉可能に設けてある。この窓3は、後述するUL燃焼試験装置及びコーン熱量計法試験装置をチャンバー1の外から見て試験状況を確認できるようにしてある。また、チャンバー1内の中央位置上部に排気フード6を配設してある。
バーナー20は、垂直なバーナー支持基板21にバーナー固定部材22によって固設されており、このバーナー固定部材22には、試験片の落下物を通す孔23が形成されている。垂直なバーナー支持基板21を後述するバーナー支持台に左右方向に移動可能に装着してある。テーブル10上に垂直に起立した支持基板13を設け、この支持基板13の上下に配置した水平板14,14間に一対の垂直案内支柱11,11を設け、この垂直案内支柱11,11に案内されて上下動可能に支持したバーナー支持台12を設けてある。そのために、バーナー支持台12に螺合して、上記垂直案内支柱11,11に平行してスクリュー軸15を設け、このスクリュー軸15の下端をテーブル10の下に固設したパルスモーター16に連結してある。即ち、後述するレーザーセンサーの検知によりパルスモーター16を作動し、バーナー20を試験片の燃焼に追従して上昇移動するようにしてある。
バーナー支持基板21には、3通りのバーナー支持取付孔29,29’,29”が設けてあり、バーナー20を垂直位置に取り付ける取付孔29,29とバーナー20を垂直位置から20°傾斜して取り付ける取付孔29’,29’とバーナー20を45°傾斜して取り付ける取付孔29”,29”を設けてある。バーナー20を45°傾斜して取り付ける取付孔29”,29”を設けるために、バーナー支持基板21に45°に傾斜して立上がる傾斜縁46を設けてある。
また、試験位置にあるUL燃焼試験装置Aのバーナー20の直下位置のテーブル10に切欠部43を形成し、バーナー20の直下位置に脱脂綿載置台44を配置してあり、その側方位置に紫外線センサー45を設けて燃焼試験によって燃焼している試験片の落下による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定するようにしてある。
テーブル10上に前後方向に平行してガイドレール51,51を固設してあり、このガイドレール51、51上に載置され、このガイド51,51に沿って前後に移動可能とした支持台52を設けてあり、この支持台52上に一対の平行する支柱53,53を起立させてある。
この一対の支柱53,53の上端から前方に向けてヒーター支持板54を張り出して設けてあり、このヒーター支持板54の下に熱放射ヒーター50を取り付けて固設してある。このヒーター支持板54の上記熱放射ヒーター50の上部開放部と一致する部分は孔55を設けて開放してある。
上記支持台52の右側前方にエアーシリンダー56を設けてあり、このエアーシリンダー56の作動により熱放射ヒーター50を前後に移動し、後方に移動して後述する試験片から熱放射を遠ざけるようにしてある。
また、上記熱放射ヒーター50の下部の右方向に張り出す支持板64を設け、この支持板64上にロータリーアクチェーター65を設け、このロータリーアクチェーター65の作動により回動するシャッター66を設け、このシャッター66により熱放射ヒーター50の下部開口を開閉するようにしてある。
さらに、チャンバー1内にデータ処理装置70を備えてあり、各試験の測定値を取り込み、試験結果を自動で演算処理させるようにしてある。同じくカメラで撮影した試験の画像を取り込むようにしてある。
次に、試験片32の下端を燃焼させると、その燃焼部が上昇移動する。この燃焼部の上昇移動は、センサー支持アーム40に支持されたレーザーセンサー41、41によって検知され、その信号がパルスモーター16に送られる。その結果パルスモーター16が作動してスクリュー軸15を回動し、バーナー支持台12を上昇し、バーナー20を試験片32の燃焼に従って追従する。
そして、バーナー20を右方向に移動して試験片32から離炎した際、試験片32は残炎するが、この残炎時間は紫外線センサー42が検出し、残炎時間を自動的に測定する。さらに、試験片32の燃焼部が落下した場合には脱脂綿載置台44上に落下し脱脂綿を着火する。その着火も紫外線センサー45が自動的に測定する。
さらに、試験片32の発熱速度は、これを排気フード6内で酸素消費量測定方法により自動的に測定する。
先ず、熱放射ヒーター50を働かせた状態にしておき、試験片トレー57上に試験片を載置する。この状態でスパーク棒63を90°回動して試験片に着火する。試験片が燃焼するとその重量が変化するから、この重量変化を試験片トレーを支持するトレー支持支柱58が僅かに下動して、その変化をロードセル60が検知し、試験片の重量変化を自動的に測定する。
次に、試験片の発熱速度は、これをチャンバー1の排気フード6内で酸素消費量測定方法により自動的に測定する。
次に、熱放射ヒーター50の支持台50をエアーシリンダー56により後方に移動して、熱放射を遠ざけた状態にし、その状態で試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定する。
同じく、請求項31乃至請求項37のコーン熱量計法試験機は、チャンバー1内にコーン熱量計法試験装置Bだけを設置した単独のコーン熱量計法試験機に関する。この請求項31乃至請求項37のコーン熱量計法試験装置Bは、上記請求項14乃至19のコーン熱量計法試験装置Bと全く同一の構成及び作用を行う。即ち単一のコーン熱量計法試験装置Bを構成する。
B コーン熱量計法試験装置
1 チャンバー
2 空気取入口
3 窓
4 扉
5 ヒンジ構造
6 排気フード
7 台
8 起立部
9 案内棒
10 テーブル
11 垂直案内支柱
12 バーナー支持台
13 支持基板
14 水平板
15 スクリュー軸
16 パルスモーター
17 前方突出部
20 バーナー
21 バーナー支持基板
22 バーナー固定部材
23 孔
24 折曲支持部
25 案内棒
26 エアーシリンダー
27 作動ロッド
28 連結材
29,29’,29” 取付孔
30 支柱
31 起立板
32 試験片
33 支持アーム
34 軸支
35 クリップ
36 ロードセル
37 検出針
38 センサー支持支柱
39 支持部
40 センサー支持アーム
41 レーザーセンサー
42 紫外線センサー
43 切欠部
44 脱脂綿載置台
45 紫外線センサー
46 傾斜縁
50 熱放射ヒーター
51 ガイドレール
52 支持台
53 支柱
54 ヒーター支持板
55 孔
56 エアーシリンダー
57 試験片トレー
58 トレー支持支柱
59 開孔
60 ロードセル
61 支持板
62 ロータリーアクチェーター
63 スパーク棒
64 支持板
65 ロータリーアクチェーター
66 シャッター
70 データ処理装置
Claims (39)
- チャンバーが、空気取入口と、排気フードと、前面の窓を有し、
この窓に透明な扉を開閉可能に設けてあり、このチャンバー内にUL燃焼試験装置と小試験片のコーン熱量計法試験装置を備え、UL燃焼試験とコーン熱量計法試験を各別に行うことを可能とした燃焼試験機。 - 上記UL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置とを各別に上記窓に臨む位置に配置可能としてある上記請求項1に記載の燃焼試験機。
- チャンバー内の台上にテーブルを左右方向に移動可能に設け、この台上にUL燃焼試験装置とコーン熱量計法試験装置を隣接して設置し、テーブルを左右方向に移動させてUL燃焼試験装置又はコーン熱量計法試験装置を上記窓に臨む位置に配置可能としてある上記請求項2に記載の燃焼試験機。
- 上記UL燃焼試験装置のバーナーによる試験片への接炎、離炎を自動的に行う上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記バーナーの自動的接炎、離炎を、バーナー支持台のエアーシリンダーによる往復移動で行うようにしてある上記請求項4に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させる上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させる上記請求項6に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動的に測定する上記請求項8に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片の重量変化を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記テーブル上にバーナー支持台に隣接して支柱を起立し、支柱の上端に試験片を支持する支持アームを軸支する起立板を設け、支持アームの先端に試験片を支持し、この試験片をバーナーの直上に位置付け、起立板に軸支する支持アームの基端上にロードセルを配置し、このロードセルの検出針にて支持アームを支持してある上記請求項10に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する上記請求項12に記載の燃焼試験機。
- 小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片の重量変化を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記テーブル上に起立した支柱を設け、この支柱にヒーター支持板を張り出して設け、このヒーター支持板に上部が開放する熱放射ヒーターを設け、この熱放射ヒーターの直下に試験片トレーを配置し、この試験片トレーをトレー支持支柱上に設け、トレー支持支柱の下端をテーブルに装着したロードセルに支持してある上記請求項14に記載の燃焼試験機。
- 小試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する上記請求項16に記載の燃焼試験機。
- 小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定する上記請求項1乃至3の何れかに記載の燃焼試験機。
- 上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにした上記請求項18に記載の燃焼試験機。
- チャンバーが、空気取入口と、排気フードと、前面の窓を有し、この窓に透明な扉を開閉可能に設けてあり、このチャンバー内にUL燃焼試験装置を備え、UL燃焼試験を自動的に行う燃焼試験機。
- 上記UL燃焼試験装置のバーナーによる試験片への接炎、離炎を自動的に行う上記請求項20に記載の燃焼試験機。
- 上記バーナーの自動的接炎、離炎を、バーナー支持台のエアーシリンダーによる往復移動で行うようにしてある上記請求項21に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、燃焼して長さが変化する試験片に応じて、バーナーを垂直方向に自動的に追従させる上記請求項20に記載の燃焼試験機。
- 燃焼して長さが変化する試験片の長さの変化をレーザーセンサーにより検出し、その検出信号に応じてパルスモーターを作動し、垂直のスクリュー軸を回転しスクリュー軸に螺合するバーナー支持台を上昇してバーナーを垂直方向に自動的に追従させる上記請求項23に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を自動的に測定する上記請求項20に記載の燃焼試験機。
- 上記試験片への離炎後の残炎時間、落下物による脱脂綿の着火の有無を紫外線センサーで自動的に測定する上記請求項25に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の試験片の垂直燃焼試験で、試験片の重量変化を自動的に測定する上記請求項20に記載の燃焼試験機。
- 上記テーブル上にバーナー支持台に隣接して支柱を起立し、支柱の上端に試験片を支持する支持アームを軸支する起立板を設け、支持アームの先端に試験片を支持し、この試験片をバーナーの直上に位置付け、起立板に軸支する支持アームの基端上にロードセルを配置し、このロードセルの検出針にて支持アームを支持してある上記請求項27に記載の燃焼試験機。
- UL燃焼試験装置の燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定する上記請求項20に記載の燃焼試験機。
- 上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する上記請求項29に記載の燃焼試験機。
- チャンバーが、空気取入口と、排気フードと、前面の窓を有し、この窓に透明な扉を開閉可能に設けてあり、このチャンバー内に試験片のコーン熱量計法試験装置を備え、試験片のコーン熱量計法試験を自動的に行う燃焼試験機。
- 試験片のコーン熱量計法試験で、試験片の重量変化を自動的に測定する上記請求項31に記載の燃焼試験機。
- 上記テーブル上に起立した支柱を設け、この支柱にヒーター支持板を張り出して設け、このヒーター支持板に上部が開放する熱放射ヒーターを設け、この熱放射ヒーターの直下に試験片トレーを配置し、この試験片トレーをトレー支持支柱上に設け、トレー支持支柱の下端をテーブルに装着したロードセルに支持してある上記請求項32に記載の燃焼試験機。
- 小試験片のコーン熱量計法試験で、燃焼する試験片の発熱速度を自動的に測定する上記請求項31に記載の燃焼試験機。
- 上記燃焼する試験片の燃焼ガスをチャンバーの排気フードに集めて酸素消費量測定方法により上記発熱速度を自動的に測定する上記請求項34に記載の燃焼試験機。
- 小試験片のコーン熱量計法試験で、試験片が燃焼した後に熱放射を遠ざけて、試験片の重量変化と発熱速度を自動的に測定する上記請求項31に記載の燃焼試験機。
- 上記ヒーター支持板を張り出して設けた支柱を、上記テーブル上に前後に移動可能とした支持台上に起立し、この支持台をエアーシリンダーによって往復作動するようにし、上記ヒーター支持板に取り付けた熱放射ヒーターを後方に移動して、熱放射を遠ざけるようにした上記請求項36に記載の燃焼試験機。
- データ処理装置を備えることにより、測定値を取り込み、その結果を自動で演算処理させる上記請求項1乃至37の何れかに記載の燃焼試験機。
- データ処理装置を備えることにより、ビデオカメラで撮影した試験の画像を取り込むようにした上記請求項1乃至37の何れかに記載の燃焼試験機。
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