JP2007186459A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
安定性が良好で皮膚に対し刺激性もなく、かつ皮膚の複雑な炎症性反応等を抑制し、皮膚の肌荒れや老化防止・改善効果が向上した皮膚用外用剤を得ること。

【解決手段】
ブドウの種の抽出物のグレープシードオイルの成分の1つであるオレイン酸の抗酸化作用と多量に含まれるビタミンEの抗酸化作用に着目し、皮膚外用剤に含有させるためにオイルに蜜蝋を加え、蒸留水と2種類の天然乳化剤を使用することでグレープシードオイルを半練り状または乳液状に加工した。

Description

本発明は、化学物質・薬品を一切使用せずに、安定性が良好で皮膚に対して刺激性もなく、肌荒れおよび皮膚の老化防止、炎症性反応改善効果が向上した皮膚外用剤に関するものであり、さらに詳しくはブドウの種からの抽出物および抽出分画物より選択した1種又は2種以上の有効成分である、オレイン酸・リノール酸・ハルミチン酸・ビタミンE、さらに蜜蝋から得られるロウ脂質、2種類の天然乳化剤、蒸留水を用いてなる皮膚外用剤に関するものである。
加齢や紫外線曝露、皮膚組織内において発生する活性酸素等による参加的ストレス、薬物や種々のアレルゲンとの接触などにより皮膚の炎症反応や皮膚の老化が進行することが知られている。これまで皮膚外用剤の分野では皮膚の炎症反応や老化を防止するべく活性酸素種消去剤や抗炎症剤・抗アレルギー剤など多くの生理活性成分の探索および検討がなされてきた。
また、加齢や前記ストレスにより、真皮マトリックス成分であるコラーゲンの架橋等修飾により皮膚の老化症状が進行することが明らかになるにつれ、皮膚組織内においてその産生を促進する作用を有する物質の検討もなされている。
近年は、消費者の天然志向および植物志向を反映して、かかる成分を植物に求める傾向が強くなっている。
それが抗酸化作用のあるオレイン酸やビタミンEを多く含むグレープシードオイルが食油として注目されている所以である。
特開2002−255786号
本発明においては化学物質・薬品を一切使用せずに、安定性が良好で皮膚に対して刺激性もなく、さらに複雑な皮膚の炎症性反応を抑制し、肌荒れや皮膚の老化の防止、改善効果の向上した皮膚用外用剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するべく種々検討したところ、ブドウの種の抽出物および抽出分画物質のオレイン酸の抗酸化作用を知るに至り、さらにこれらより選択した1種又は2種以上の有効成分であるリノール酸・ハルミチン酸・ビタミンEを皮膚用外用剤に含有させることにより、良好な安定性が得られ、且つ皮膚に対し刺激性もなく、さらに肌荒れおよび皮膚の老化防止、改善効果が得られること、およびさらに蜜蝋のロウ脂質、天然乳化剤や蒸留水を用いることでオイルが半練り状となり、使い勝手や前記効果がより増強されることを見いだし、本発明を完成するにいたった。
なお、混合比率については、蜜蝋1に対してグレープシードオイル4.5以下では固すぎとなり、6.0以上ではオイルの匂いが気になるため、請求項2の数値を採用した。
蒸留水の比率、天然乳化剤の比率は用途によるものであり、実施例にて記述する。
グレープシードオイルの成分については、坑酸化作用を発揮するオレイン酸を多く含んでいるが、ビタミンEの含有量も30%と、オリーブオイルの倍以上になり、酸化を抑えるためのビタミンEも多く蓄えているということから、今回の皮膚外用剤に欠かせないものと判断した。
具体的にはアトピー性皮膚炎の子供や、水仕事の多い職業の女性に使用していただき皮膚炎の改善・ヒビ・アカギレ等の改善が多く報告された。
また、乳液剤の使用による中高年女性の小じわの改善、皮膚弾性の改善も多く報告された。
比較例のそれぞれは1日2回、1ヶ月間連続使用させて評価した。

アトピー性皮膚炎
Figure 2007186459
ヒビ・アカギレ等
Figure 2007186459





本発明において利用する蜜蝋は、養蜂に多く利用されているセイヨウミツバチや
日本在来のニホンミツバチの蜜蝋を使うものとする。
グレープシードオイルについてはヨーロッパなどから多く輸入されているので用いることが出来るが、最近では山梨県甲州市勝沼町で生産が行われており、地元産業の発展に寄与できるものと考える。
本発明に係わる皮膚外用剤は、クリーム剤・軟膏剤・乳液剤等の剤型で提供することができ、また、乳液・クリーム・リップクリーム・ハンドクリーム・レッグクリーム・ネッククリーム等の身体用化粧料として提供することができる。
皮膚用外用剤
蜜蝋100グラム
グレープシードオイル500CC
蒸留水150CC
大豆レシチン1.5CC〜15CC
モノグリセリン脂肪酸エステル120グラム〜150グラム
まず、蜜蝋をビーカーの中で湯煎にて溶かす。
次に100度に加熱したグレープシードオイルを加えよく攪拌する。
以上で得た物質(便宜上蜜蝋オイル)の中にモノグリセリン脂肪酸エステルを加え攪拌する。
さらに80度以上に加熱した蒸留水(冷水のまま用いると蜜蝋オイルが固まってしまう)に大豆レシチンを加え、よく攪拌したものを蜜蝋オイルと混ぜ合わせ、冷水で冷ましながらミキサーで攪拌する。
以上で常温においてクリーム状の形態を有するハンドクリームを得ることが出来る。
また、乳液剤を得る場合は蒸留水の量を増やすことでこれを得ることが出来る。
使用する水については、蒸留水以外では浄水器を通過させた精製水でもよい。
特に最近は、生活のどの分野においても環境や人体に配慮したものがトレンドとなっている。
ヨーロッパでは古くから蜜蝋の原料である蜜巣が食用として蜂蜜とともに食されていて、人体に対して全く問題がないことも認識されており、これを原料に用いたことで天然素材の良さを消費者に周知できるものと思われる。
また、主成分のグレープシードオイルの成分について、坑酸化作用を発揮するオレイン酸を多く含んでいるが、ビタミンEの含有量も30%と、オリーブオイルの倍以上になり、酸化を抑えるためのビタミンEも多く蓄えているということから、今回の皮膚外用剤にどうしても欠かせないものと判断した。
さらに、ヤシの種から採られた天然乳化剤、モノグリセリン脂肪酸エステル・大豆から採られた大豆レシチンにもビタミンEが含まれており乳化剤として採用した。
本発明で得ることの出来る皮膚外用剤は化学物質・薬品等を一切使用しておらず、
原料の全てが100%天然由来成分のため、まさに安心・安全であり健康産業分野や化粧品産業において利用される可能性は非常に高いものがあると考えられる。


Claims (3)

  1. 蜜蝋とグレープシードオイルを主原料としたことを特徴とする皮膚用外用剤。
  2. 溶かした蜜蝋1に対しグレープシードオイル4.5〜6.0と蒸留水4.0〜7.0、モノグリセリン脂肪酸エステルを水分パートの20〜25%、大豆レシチンを油分パートの1〜10%を加えよく撹拌し、クリーム状または乳液状にしたことを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 請求項1に記載の皮膚外用剤を常温で半練り状、または乳液状にするために蒸留水を用い、かつ、該蒸留水は80度以上に加熱したものを用いることを特徴とする皮膚外用剤。













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