JP2007184840A - 固体撮像素子及びこれを用いた電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来技術では、焦点検出用光電変換部の配置が良くない場合に、撮像エリア周辺部の画素において、瞳分割像の光束がけられてしまい、正確な焦点検出が難しいという課題があった。
【解決手段】
本発明に係る固体撮像素子は、撮像エリアにマトリクス状に配置され、画像用光電変換部を有する単位画素と、前記単位画素の中に少なくとも一つの焦点検出用光電変換部を有し、一つまたは二つの単位画素で瞳分割の1単位を構成し、且つ、前記撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向が瞳分割方向になるように前記焦点検出用光電変換部が配置された焦点検出単位とを有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、焦点検出が可能な固体撮像素子及びこれを用いた電子カメラに関する。
近年、CCD(Charge Coupld Device)型やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型(或いは増幅型と呼ばれる)などの固体撮像素子を用いたビデオカメラや電子カメラが広く普及している。固体撮像素子は複数の単位画素が二次元アレイ状に配置され、単位画素は受ける光を電気信号に変換する光電変換部や光電変換部の電気信号を読み取るための信号線などで構成される。また、光電変換部の光が入射する側にマイクロレンズがオンチップで形成される。
一方、一般的なカメラは、自動的にカメラレンズの焦点を合わせるAF(Auto Focus)機能を有しており、焦点検出するための専用の焦点検出素子が使用されるが、専用素子を設けると、カメラのコスト低減や小型化の障害となるため、固体撮像素子で焦点検出を行う瞳分割位相差方式などが提案されている。
例えば、特許文献1,2および3において、二つの光電変換部をペアとして焦点位置を検出する瞳分割位相差方式に関する技術が開示されている。特許文献1および2は、画像用の信号と焦点検出用の信号との出力方法に関する技術で、特許文献3は、焦点検出の際に二つの画素がペアになるように、光学要素アレイを固体撮像素子の前面に挿入する技術である。
特開2002−314062号公報 特開2003−244712号公報 特開2004−191893号公報
一般に撮像エリアの周辺部の単位画素においては、マイクロレンズにより集光された光が撮像エリアの外周方向にシフトし、そのシフト量は、主に撮像エリア中心から外周方向への距離とマイクロレンズから光電変換部までの距離とに比例する。また、その固体撮像素子をカメラに使用した場合のカメラレンズの射出瞳距離に反比例する。
ところが、上記の特許文献1,2および3に記載されているような従来の技術では、撮像エリアの周辺部の単位画素において、マイクロレンズが適切に配置されていないため、撮像エリアの中心部から周辺部に行くに従って、マイクロレンズにより集光された光が、光電変換部に適切に集光されなくなる。画像用光電変換部だけでなく、同様に焦点検出用光電変換部においても、光が適切に集光されず、いわゆる、光のけられが生じる。その結果、焦点検出用光電変換部の感度が低下し、カメラのAF精度が劣化する。
また、一つの単位画素に一対の焦点検出用光電変換部を有する単位画素においては、単位画素の受光部の開口位置を限定することにより、撮影する画像の瞳分割画像を取得することが可能となり、同一画像において、瞳分割画像の出力差の量に応じてデフォーカス量を算出することができる。特に撮像エリア周辺部の単位画素においては、瞳分割を行うための一対の焦点検出用光電変換部の開口位置を限定することにより、瞳分割した光を検出することができる。ペアとなる一対の瞳分割光は、それぞれがペアとなる一対の焦点検出用光電変換部に入射されなければならないが、焦点検出用光電変換部の開口部の限定する方向が適切でない場合は、瞳分割光がけられて、焦点検出用光電変換部に入射されなかったり、隣の焦点検出用光電変換部に入射されてしまうなど、AF精度が劣化してしまう。
図13は、撮像エリアの周辺部分において、一対の焦点検出用光電変換部を有する単位画素の焦点検出用光電変換部の開口部分の形状と瞳分割光との関係を示した図である。
図13(a)と(c)は、カメラレンズの射出瞳距離が大きい場合の瞳分割像の位置を示し、図13(b)と(d)は、カメラレンズの射出瞳距離が小さい場合の瞳分割像の位置をそれぞれ示しており、瞳分割像の変位方向および変位量は同じである。ところが、図13(b)と(d)との瞳分割像の受光状態は明らかに異なる。つまり、図13(b)において、単位画素801上の瞳分割像804および805は、理想的な位置806および807から上方(撮像エリアの周辺部)に向かってずれているが、瞳分割像804および805の一部は焦点検出用光電変換部802および803のそれぞれに入射されている。これに対して、図13(d)では、瞳分割像810および811は、理想的な位置812および813から上方に向かってずれているため、瞳分割像811は本来入射すべき焦点検出用光電変換部809ではなく、他方の焦点検出用光電変換部808に入射され、瞳分割像810は完全にけられて、検出できなくなっている。
このように、従来技術では、焦点検出用光電変換部の配置が良くない場合に、撮像エリア周辺部の単位画素で、瞳分割像がけられてしまうため、正確な焦点検出ができないという課題があった。
上記に鑑み、本発明の目的は、撮像エリアの周辺部においても、カメラレンズの射出瞳距離等の撮像条件に影響を受けることなく、AF精度を劣化させずに、位相差焦点検出が可能な固体撮像素子及びこれを用いた電子カメラを提供することである。
請求項1に係る発明の固体撮像素子は、撮像エリアにマトリクス状に配置され、画像用光電変換部を有する単位画素と、前記単位画素の中に少なくとも一つの焦点検出用光電変換部を有し、一つまたは二つの単位画素で瞳分割の1単位を構成し、且つ、前記撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向が瞳分割方向になるように前記焦点検出用光電変換部が配置された焦点検出単位とを有する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の固体撮像素子において、連続する複数の前記焦点検出単位からなる焦点検出ブロックを構成し、前記焦点検出用ブロックの中心に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部が、前記撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向が瞳分割方向になるように配置され、前記焦点検出用ブロックの中心以外に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部が、前記焦点検出用ブロックの中心に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部と同じ位置に配置されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の固体撮像素子において、前記焦点検出ブロックは、連続する複数の前記焦点検出単位が直線状に配置されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の固体撮像素子において、前記焦点検出ブロックは、連続する複数の前記焦点検出単位が前記撮像エリアの中心を軸とする略同心円状に配置されたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、前記単位画素にマイクロレンズを設け、前記焦点検出単位の前記マイクロレンズが、前記撮像エリアの中心を軸とする略同心円状に配置されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の固体撮像素子において、前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、前記撮像エリアの中心軸に対するマイクロレンズずらし量sとの関係が
d × (r/L) × 0.8 ≦ s ≦ d × (r/L) × 1.2
で表されるようにマイクロレンズを配置したことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の固体撮像素子において、前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、前記マイクロレンズに対する前記焦点検出用光電変換部のずらし量tとの関係が
d × (r/L) × 0.8 ≦ t ≦ d × (r/L) × 1.2
で表されるように前記焦点検出用光電変換部を配置したことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、前記焦点検出用光電変換部の形状は、前記撮像エリアの中心から放射状方向に長い形状を有することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の固体撮像素子において、前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、前記焦点検出用光電変換部の形状は、前記撮像エリアの中心から放射状方向の長さをw、前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記カメラレンズのF値をf、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、
d/f + d × (r/L) × 0.8 ≦ w ≦ d/f + d × (r/L) × 1.2
で表されるように前記焦点検出用光電変換部を配置したことを特徴とする。
請求項10に係る発明の電子カメラは、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の固体撮像素子と、前記画像用光電変換部から電気信号を読み出すための第1の読み出し手段と、前記焦点検出用光電変換部から電気信号を読み出すための第2の読み出し手段と、前記第2の読み出し手段が読み出した電気信号に従って焦点制御を行う焦点制御手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像エリアの周辺部において、瞳分割像の光束がけられることなく、正確な焦点検出が可能な固体撮像素子を提供することができる。また、本発明に係る固体撮像素子を用いることによって、焦点検出精度を大幅に向上した電子カメラを提供することができる。
以下、本発明に係る固体撮像素子及びこれを用いた電子カメラの実施形態について説明する。図1は電子カメラのブロック図で、101は電子カメラ、102はカメラレンズ、103はハーフミラー、104はファインダ用プリズム、105はファインダ、106は固体撮像素子、107は固体撮像素子106から画像信号を読み出して色補正などの画像処理を行う画像処理部、108はカメラ全体の動作を制御するカメラシステム制御部、109は記憶部、110はメモリカード、111はシャッターボタンやフラッシュ設定などの操作を行う操作パネル、112は撮影中の画像や撮影済みの画像を表示する液晶表示部、113は焦点検出部、114はカメラレンズを指定位置に動かすレンズ制御部をそれぞれ示す。尚、本電子カメラ101は、AF用の専用モジュールを搭載せずに、固体撮像素子106からの信号によって焦点検出を行う電子カメラである。また、固体撮像素子106は、増幅型固体撮像素子の一つであるCMOS型の固体撮像素子を用いる。CMOS型の固体撮像素子の特徴は、焦点検出用画素など選択した任意の単位画素の信号を読み出すことができるため、高速化が可能である。
被写体からの光はカメラレンズ102を介してハーフミラー103に入り、一部はファインダ用プリズム104へ反射され、透過した光は固体撮像素子106に結像される。固体撮像素子106上に結像された光は電気信号に変換されて画像信号として画像処理部107に出力される。画像処理部107は色補正や画像圧縮など適切な画像処理を行ってカメラシステム制御部108に画像信号を出力する。カメラシステム制御部108は受け取った画像信号を記憶部109に出力し、一時的に画像信号を記憶すると共に、必要に応じてメモリカード110に画像信号を保存する。また、カメラシステム制御部108は、操作パネル111の操作に従って、記憶部109に一時的に記憶された画像信号を読み出し、液晶表示部112に画像を表示する。ここで、カメラシステム制御部108はソフトウェアによってプログラムされ、電子カメラ101全体の制御を行う。尚、ハーフミラー103は半透過型のミラーではなく、撮影時にミラーを跳ね上げる方式のものでも構わない。
一方、焦点検出部113は、固体撮像素子106から焦点検出用の信号を読み出して、焦点位置を検出し、カメラシステム制御部108に出力する。カメラシステム制御部108は焦点検出部113から受け取った焦点位置にカメラレンズ102を動かすようレンズ制御部114に指示する。カメラレンズ102が焦点位置に来ると、画像処理部107は、固体撮像素子106に結像された画像信号を読み出して画像処理を行い、カメラシステム制御部108は、記憶部109に画像処理された画像データを記録すると共に、液晶表示部112に撮影した画像を表示する。
次に、本発明に係る固体撮像素子106の第1の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、4×4画素に簡略化して描いた固体撮像素子106の回路図で、201は画像用フォトダイオード、202は画像用転送トランジスタ、203は増幅用トランジスタ、204は行選択用トランジスタ、205はリセット用トランジスタ、206は焦点検出用フォトダイオード、207は焦点検出用転送トランジスタ、210は水平走査回路、211は垂直走査回路、212は1行1列目の単位画素、213および214は単位画素212と同じ回路構成で3行1列目および4行1列目の単位画素、215は2行1列目の単位画素、216は相関二重サンプリング回路をそれぞれ示す。また、1列目の各単位画素212,215,213、214は、2列目,3列目および4列目にも同じように構成される。
また、φで始まる信号名は駆動信号を表し、駆動信号のφR1,φR2,φR3およびφR4は、それぞれ順番に1行目,2行目,3行目および4行目のリセット用の駆動信号を示す。同様に、駆動信号のφS1,φS2,φS3およびφS4は、それぞれ順番に1行目,2行目,3行目および4行目の信号を垂直信号線に読み出す時の選択用の駆動信号を示し、駆動信号のφTG1,φTG21,φTG3およびφTG4は、それぞれ順番に1行目,2行目,3行目および4行目の各列の画像用フォトダイオードの電荷を各増幅用トランジスタに転送するための転送用の駆動信号を示す。また、2行目の駆動信号φTG22は、2行目の各列の焦点検出用フォトダイオードの電荷を各増幅用トランジスタに転送するための転送用の駆動信号を示す。φCは相関二重サンプリング回路216にリセットノイズ電圧をクランプする駆動信号、φRHは水平読み出し線リセット用の駆動信号、φRVは垂直信号線リセット用の駆動信号、φH1,φH2,φH3およびφH4は、それぞれ1列目,2列目,3列目および4列目の水平読み出し用の駆動信号をそれぞれ示す。尚、VRESはリセット電圧、VCSは電流源に加えられる電源、VDDは各単位画素に供給される電源電圧をそれぞれ示す。
ここで、単位画素215は、単位画素212,213および214と回路構成が異なり、画像用フォトダイオード201と画像用転送トランジスタ202の他に、焦点検出用フォトダイオード206と焦点検出用フォトダイオード206の電荷を転送する焦点検出用転送トランジスタ207がさらに設けられる。また、画像用フォトダイオードおよび焦点検出用フォトダイオードのいずれも、フローティングディフュージョン(FD)部、増幅用トランジスタ、リセット用トランジスタ、行選択用トランジスタを有する。これらの構成により、行選択用トランジスタがオンすると、定電流源PS1からPS4に接続されている各垂直信号線にソースフォロワ読み出しが可能となる。
次に、図2の回路図の動作を、図3および図4に示したタイミングチャートを用いて説明する。図3は画像用信号を読み出す時のタイミングを示した図で、図4は焦点検出用信号を読み出す時のタイミングを示した図である。尚、図2と同じ名称の駆動信号は同じものである。
先ず、画像信号を読み出す場合の動作を説明する。t11の期間に1行目のリセット用トランジスタ205と転送用トランジスタ202とがオンされ、画像用フォトダイオード201に蓄積された電荷がリセットされる。その後、t12,t13およびt14の期間で、転送用トランジスタ202はオフされ、画像用フォトダイオード201で露光が開始され、電荷が蓄積されていく。また、この期間、増幅用トランジスタ203のゲート及びFD部が駆動信号φR1によってリセットされ、それに対応するダークレベル、つまりリセットノイズが保持される。尚、talは露光期間を示す。
一方、t12からt16の期間で、行選択用トランジスタ204が駆動信号φS1によってオンされると、上記ダークレベルは列アンプA1からA4によって増幅されて相関二重サンプリング回路216のコンデンサに蓄積される。露光期間ta1の終了時のt15の期間で、転送用トランジスタ202が駆動信号φTG1によってオンされ、画像用フォトダイオード201に蓄積された光信号電荷がFD部および増幅用トランジスタ203のゲートに転送される。これによって、ダークレベルと光信号電荷とが重畳された電気信号が相関二重サンプリング回路216に読み出され、先にクランプしておいたダークレベルを差し引いた光信号に相当する信号だけが水平信号線に出力される。
このように、相関二重サンプリング回路216でノイズ低減された光信号は、1列目の場合、水平走査回路210の駆動信号φH1によって読み出され、2列目はφH2,3列目はφH3,4列目はφH4によってそれぞれ読み出され、出力アンプPAを介してVSout端子から出力される。尚、図2において、φRHやφRVおよびφCなどの駆動信号を出力する制御回路は省略してある。
同様に、他の行の単位画素の画像信号が読み出され、全ての行を読み終えると、1フレームの画像信号の読み出しが終了する。尚、t21,t22,t23,t24,t25,t26およびt27は、2列目の単位画素215に対応する。1列目の単位画素212の駆動信号φR1をφR2に、φS1をφS2に、φTG1をφTG21に置き換えて、t11,t12,t13,t14,t15,t16およびt17と同様のタイミングで動作する。3列目および4列目に関しても同様である。尚、このように画像信号を出力する場合は、φTG22はいつも非選択の信号である。
次に、焦点検出用の信号を読み出す場合の動作について説明する。図2の2行目の単位画素215において、図4のt11の期間にリセット用トランジスタ205と焦点検出用転送トランジスタ207とがオンされ、焦点検出用フォトダイオード206に蓄積された電荷がリセットされる。その後、t12,t13およびt14の期間で、焦点検出用転送トランジスタ205はオフされ、焦点検出用フォトダイオード206で露光が開始され、電荷が蓄積されていく。また、この期間、増幅用トランジスタ203のゲート及びFD部が駆動信号φR2によってリセットされ、それに対応するダークレベル、つまりリセットノイズが保持される。尚、talは露光期間を示す。
一方、t12からt16の期間で、行選択用トランジスタ204が駆動信号φS2によってオンされると、図3で説明した画像用信号の読み出しと同様に、上記ダークレベルが相関二重サンプリング回路216のコンデンサに蓄積される。露光期間ta1の終了時のt15の期間で、焦点検出用転送トランジスタ207が駆動信号φTG22によってオンされ、焦点検出用フォトダイオード206に蓄積された焦点検出用の光信号電荷がFD部および増幅用トランジスタ203のゲートに転送される。この後の動作は、先に説明した画像用フォトダイオードの信号を読み出す場合と同じで、焦点検出用のフォトダイオードを有する単位画素がある行の読み出しを同様に繰り返す。図1の焦点検出部113は、このようにして読み出された焦点検出用の信号を用いて、瞳分割方式による焦点検出処理を行う。
以上の動作により、本実施形態の固体撮像素子は、焦点検出用フォトダイオードのみの電荷を電気信号として読み出すことができるので、焦点検出に関係のない単位画素の電気信号を読み出す必要が無く、AF処理の高速化が可能になる。
尚、本実施形態では、AF専用の単位画素の信号だけを部分読出しする場合について説明しているが、全画素を順次読出し、後処理にてAF専用の単位画素の出力を取り出して、その出力データからAF処理を行うようにしても構わない。このような方法によれば、CCD型の固体撮像素子においても本発明の技術は利用できるが、ランダムアクセスが可能なCMOS型センサではAF画素の部分読み出しによる高速化が可能であるため、CMOS型の固体撮像素子の方がより好ましい。
ここで、本実施形態による瞳分割方式の原理を説明する。図5(a)は図6(a)に示す固体撮像素子106aを切断位置(A1−A2)で切断した時の断面図である。501および502はそれぞれ隣接する単位画素のマイクロレンズである。503はマイクロレンズ直下の平坦化膜および層間膜、504は半導体基板、505および506は半導体基板504の上に形成された画像用フォトダイオード、507および508は半導体基板504の上に形成された焦点検出用フォトダイオード、509は図1のカメラレンズ102から入射する光線をそれぞれ示す。
光線509において、実線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として入射する光線で、画像用フォトダイオード505の上の点512、および画像用フォトダイオード506の上の点513にそれぞれ集光される。点線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として紙面左側のレンズの瞳部分より入射する光線で、画像用フォトダイオード506の右側にある焦点検出用フォトダイオード508の上の点515に集光される。一点鎖線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として紙面右側のレンズの瞳部分より入射する光線で、画像用フォトダイオード505の左側にある焦点検出用フォトダイオード507の上の点514に集光される。
焦点がずれた場合には像ずれが生じるので、焦点検出用フォトダイオード507と508との出力が一致しない。合焦時は像ずれが生じないので、焦点検出用フォトダイオード507と508との出力が一致する。このように、焦点検出用フォトダイオード507と508の出力を比較することにより、像ずれ量を検出することができ、デフォーカス量の算出が可能となる。
尚、図6(a)において、焦点検出用フォトダイオード507と508とがペアになって、瞳分割方式における一つの焦点検出単位を構成する。つまり、焦点検出の最小単位は、単位画素519と520の二つの単位画素で構成され、その最小単位を「焦点検出単位」と称す。同様に、焦点検出用フォトダイオード601と602とがペアになって、一つの焦点検出単位を構成する。
次に、一つの単位画素の中にペアとなる二つの焦点検出用フォトダイオードを有する場合の例を説明する。図5(b)は図6(b)に示す固体撮像素子106bを切断位置(B1−B2)で切断した時の断面図である。501乃至505および509は図5(a)と同じものを示し、510および511は、半導体基板504の上に形成された焦点検出用フォトダイオードである。図5(a)と異なるのは、一つの単位画素に二つの焦点検出用フォトダイオード510および511が形成されていることである。
図5(b)の実線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として入射する光線で、画像用フォトダイオード505上の点516に集光される。点線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として紙面左側のレンズの瞳部分より入射する光線で、画像用フォトダイオード505の右側にある焦点検出用フォトダイオード511上の点518に集光される。一点鎖線で示す光線は、カメラレンズ系の光軸を中心として紙面右側のレンズの瞳部分より入射する光線で、画像用フォトダイオード505の左側にある焦点検出用フォトダイオード510上の点517に集光される。
焦点がずれた場合には像ずれが生じ、焦点検出用フォトダイオード510と511との出力が一致しない。合焦時は像ずれが生じないので、焦点検出用フォトダイオード510と511との出力が一致する。このように、焦点検出用フォトダイオード510と511との出力を比較することにより、像ずれ量を検出することができ、デフォーカス量の算出が可能となる。
尚、図6(b)において、焦点検出用フォトダイオード510と511とがペアになって、瞳分割方式における一つの焦点検出単位を構成する。つまり、ここでは、焦点検出単位は、単位画素521の一つの単位画素で構成される。同様に、焦点検出用フォトダイオード603と604,605と606,607と608はそれぞれがペアになって一つの焦点検出単位を構成する。ここで、図6(a)では、二つの単位画素で一つの焦点検出単位を構成するのに対して、図6(b)では、一つの単位画素で一つの焦点検出単位を構成するので、焦点検出の解像度を約2倍に向上させることができる。
尚、本実施形態では、1行分の単位画素に焦点検出用フォトダイオードが配置されているが、複数行であっても構わないし、隣接する単位画素でなくても、瞳分割方向であれば、複数画素跳んでいても構わない。但し、図6の各単位画素において、一対の焦点検出用フォトダイオードの瞳分割方向が、撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向に配置されていることが重要である。
次に、複数個の焦点検出単位がまとまって配置された焦点検出用ブロック(以降、AF用画素と呼ぶ)の配置について説明する。図7は、固体撮像素子106の撮像エリア内に様々な形状のAF用画素が配置された例を示した図である。300は20×20の単位画素で構成される撮像エリア、301は撮像エリア300の中心307を軸とする同心円をそれぞれ示す。また、点線円302から306は、AF用画素の形状例を説明するために付けた符号である。撮像エリア300の中心307付近では、図13で説明したような瞳分割像のずれは少ないので、直線状のAF用画素を360度あらゆる方向に配置可能である。
ところが、撮像エリア300の周辺部では、瞳分割像が撮像エリア300の中心307から放射状方向にずれる。そこで、本実施形態では、図13(a)および(b)のようにAF用画素を配置する。そこで、図7(b)において、撮像エリア300の周辺部に配置された8箇所のAF用画素は、各AF用画素の瞳分割方向が撮像エリア300の中心307を軸とする同心円301の略接線方向になるように配置される。
次に、AF用画素の配置例について説明する。図8(a)は図7のAF用画素302の部分を拡大した図である。同様に、図8(b)はAF用画素303を、図8(c)はAF用画素304を、図9(a)はAF用画素305を、図9(b)はAF用画素306をそれぞれ拡大した図を示す。また、351は同心円301上の接線を示す。
図8(a)において、311,312および313は二つの単位画素で構成される焦点検出単位で、これら三つの焦点検出単位311,312および313で一つのAF用画素302を構成する。ここで、AF用画素302の中心にある焦点検出単位312の瞳分割方向は、焦点検出単位312の中点における同心円301の接線351の方向になるように配置される。
一方、焦点検出単位311および313の瞳分割方向は、それぞれの焦点検出単位の中点における同心円301の接線方向とは少し異なるが、実際の固体撮像素子では百万画素レベルの単位画素がアレイ状に配置されているので、固体撮像素子全体の大きさに対してAF用画素の長さが占める割合が小さければ、略接線方向に配置されているものと見なせる。
次に、図8(b)において、314から319は一つの単位画素で構成される焦点検出単位で、これら六つの焦点検出単位314から319で一つのAF用画素303を構成している。ここで、AF用画素303の中心にある二つの焦点検出単位317および318の瞳分割方向は、焦点検出単位317と318との中点における同心円301の接線351方向になるように配置される。
一方、焦点検出単位316および319の瞳分割方向は、それぞれの焦点検出単位の中点における同心円301の接線方向とは少し異なっているが、先に説明した図8(a)の場合と同様に、AF用画素の中心付近の焦点検出単位の瞳分割方向は、略接線方向に配置されているものと見なせる。
ところが、直線状に長いAF用画素の場合は、AF用画素の中心付近の焦点検出単位が同心円301の接線方向に配置されていても、AF用画素の端部に行くにつれて、同心円301の接線方向とのずれが大きくなる。図8(b)の例の場合、AF画素303の端部の焦点検出単位314および315は、中心付近の焦点検出単位316から319に対して、撮像エリアの中心方向にずらして配置してある。このため、焦点検出単位314および315は、他の焦点検出単位316から319を通る同心円301の線上に配置でき、同心円301の接線方向とのずれの影響を少なくできる。
図8(c)のAF用画素304が図8(b)のAF用画素303と異なる点は、AF画素303が一つの単位画素で一つの焦点検出単位を構成しているのに対して、AF画素304は二つの単位画素で一つの焦点検出単位を構成していることである。また、図8(c)の場合も、AF用画素304の端部の焦点検出単位320と321とが、AF用画素304の中心にある焦点検出単位322に対して、撮像エリアの中心方向にずらして配置してある。このため、焦点検出単位320および321は、焦点検出単位322を通る同心円301の線上に近い位置に配置でき、同心円301の接線方向とのずれの影響を少なくできる。
次に、図9を用いて、その他のAF用画素の形状例について説明する。図8で説明したAF用画素302から304は、いずれも図7の撮像エリア300の水平方向または垂直方向に配置されているが、ここで説明するAF用画素305および306は、図7の撮像エリア300の角の部分に斜め方向に配置されている。
図9(a)において、323から327は一つの単位画素で構成される焦点検出単位で、これら五つの焦点検出単位323から327で一つのAF用画素305を構成する。ここで、AF用画素305の中心にある焦点検出単位325の瞳分割方向は、焦点検出単位325の中点における同心円301の接線351の方向になるように配置される。
一方、AF用画素305の中心からずれた位置にある焦点検出単位323,324,326および327の瞳分割方向は、同心円301の接線方向とは少し異なるが、図8(a)で説明したように、固体撮像素子全体の大きさに対してAF用画素の長さが占める割合が小さければ、略接線方向に配置されているものと見なせるので、同心円301の接線方向とのずれの影響は無視できる。
次に、ずれの影響を少なくしたAF用画素の例を図9(b)に示す。同図のAF用画素306は、七つの焦点検出単位328から334で構成される。AF用画素306の中心にある二つの焦点検出単位330および331の瞳分割方向は、焦点検出単位330と331との中点における同心円301の接線351の方向になるように配置される。
一方、AF用画素306の端部にある焦点検出単位328および333は、AF用画素306の中心付近の焦点検出単位329から332に対して、撮像エリアの中心方向にずらして配置してある。このため、焦点検出単位328および333は、AF用画素306の中心に位置する焦点検出単位330および331を通る同心円301の線上に近い位置に配置でき、同心円301の接線方向とのずれの影響を少なくできる。
また、AF用画素306の中点が焦点検出単位330と331との間に位置するため、焦点検出単位330および331は、同心円301の接線方向とは少しずれている。この影響を少なくするために、もう一つの焦点検出用画素334を焦点検出単位330と331との間に位置するように配置する。
このように、撮像エリア300の周辺部において、AF用画素の瞳分割方向が、撮像エリア300の中心307を軸とする同心円の略接線方向になるように配置されるので、瞳分割像がけられることなく、正確な焦点検出を行うことが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る固体撮像素子の第2の実施形態について説明する。図10は、カメラレンズ102および固体撮像素子106と、撮像エリア300の中の一つの単位画素405との位置関係を示した図である。401は固体撮像素子106の半導体基板、402は平坦化層、403はマイクロレンズ、404は半導体基板401上に形成された一対の焦点検出用フォトダイオード、404aおよび404bは一対の焦点検出用フォトダイオード404を構成するそれぞれの焦点検出用フォトダイオード、409は画像用フォトダイオード、450はカメラレンズ102と撮像エリア300との中心軸、451は単位画素405の中心軸をそれぞれ示す。尚、452の点線円は単位画素405を中心とする断面図、453の点線円は単位画素405の平面図をそれぞれ示す。
ここで、焦点検出用フォトダイオード404aおよび404bは2個で一対を成し、一つの焦点検出単位を構成する。また、単位画素405において、撮像エリア300の中心を軸とする同心円の接線351の方向に瞳分割方向が来るように、焦点検出用フォトダイオード404aおよび404bが配置される。これによって、瞳分割位相差情報を取得することができ、デフォーカス量を検出することが可能となる。尚、図10では省略しているが、第1の実施形態で説明したように、複数の焦点検出単位でAF用画素を形成しても構わない。
ここで、カメラレンズ102と固体撮像素子106の平坦化膜402の上面(マイクロレンズ403の下面)との距離(射出瞳距離)をL、撮像エリア300の中心軸450と単位画素405の中心軸との距離をr、平坦化膜402の厚さ(マイクロレンズ403の下面と焦点検出用フォトダイオード404の上面との距離)をd、単位画素405の中心軸451を通る中心線461と焦点検出用フォトダイオード404の長手方向の中心線462とのずらし量をsとした場合に、(式1)の関係が成立するように、各部を配置する。
d × (r/L) × 0.8 ≦ s ≦ d × (r/L) × 1.2 ・・・ (式1)
これにより、マイクロレンズ102の収束光がけられることなく、AF用画素の焦点検出用フォトダイオード404に集光することが可能になる。さらに、第1の実施形態で説明したように、撮像エリア300の中心を軸とする同心円の接線方向に焦点検出単位を配置することによって、瞳分割光のクロストークを抑制することができ、AF感度の低下防止やAF精度の向上を実現できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る固体撮像素子の第3の実施形態について説明する。図11は、第2の実施形態の図10と同様に、カメラレンズ102および固体撮像素子106と、撮像エリア300の中の一つの単位画素405との位置関係を示した図である。第2の実施形態と異なるのは、マイクロレンズ406と焦点検出用フォトダイオード407の位置である。つまり、単位画素405の平面図を示す点線円455において、マイクロレンズ406の中心線463は、焦点検出用フォトダイオード407および単位画素405の中心線464から、撮像エリア300の中心307に向って、ずらし量tだけずれて配置される。
ここで、カメラレンズ102と固体撮像素子106の平坦化膜402の上面(マイクロレンズ403の下面)との距離(射出瞳距離)をL、撮像エリア300の中心軸450と単位画素405の中心軸との距離をr、平坦化膜402の厚さ(マイクロレンズ403の下面と焦点検出用フォトダイオード404の上面との距離)をdとした場合に、(式2)の関係が成立するように、各部を配置する。
d × (r/L) × 0.8 ≦ t ≦ d × (r/L) × 1.2 ・・・ (式2)
これにより、マイクロレンズ102の収束光がけられることなく、AF用画素の焦点検出用フォトダイオード407に集光することが可能になる。第1の実施形態で説明したように、撮像エリア300の中心を軸とする同心円の接線方向に焦点検出単位を配置することによって、瞳分割光のクロストークを抑制することができ、AF感度の低下防止やAF精度の向上を実現できる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係る固体撮像素子の第4の実施形態について説明する。図12は、第2および第3の実施形態と同様に、カメラレンズ102および固体撮像素子106と、撮像エリア300の中の一つの単位画素405との位置関係を示した図である。マイクロレンズ403は第2の実施形態と同じように単位画素405と中心軸451を同じくする位置に配置されており、焦点検出用フォトダイオード408は第3の実施形態と同じように単位画素405と中心線465を同じくする位置に配置される。第2および第3の実施形態と異なるのは、焦点検出用フォトダイオード408の長さWが長いことである。
一つの焦点検出単位を構成する焦点検出用フォトダイオード404aおよび404bは、撮像エリア300の中心を軸とする同心円の接線351の方向に瞳分割方向が来るように、配置されているので、図13(a)および(b)で説明したように、瞳分割像804および805は焦点検出用光電変換部802および803の長手方向にずれる。ずれた場合でも、瞳分割方向は正しいので、焦点検出が可能であるが、瞳分割像がはみ出した分だけ検出信号の出力が低くなる。そこで、図12においては、焦点検出用フォトダイオード408は、長手方向に長く形成されるので、瞳分割像が焦点検出用フォトダイオード408の長手方向にずれた場合でも、焦点検出用フォトダイオードからはみ出る部分を少なくできる。
ここで、カメラレンズ102と固体撮像素子106の平坦化膜402の上面(マイクロレンズ403の下面)との距離(射出瞳距離)をL、カメラレンズ102のF値をf、撮像エリア300の中心軸450と単位画素405の中心軸との距離をr、平坦化膜402の厚さ(マイクロレンズ403の下面と焦点検出用フォトダイオード404の上面との距離)をd、焦点検出用フォトダイオード408の長さをw、とした場合に、(式3)の関係が成立するように、各部を配置する。
d/f + d × (r/L) × 0.8 ≦ w ≦ d/f + d × (r/L) × 1.2 ・・・ (式3)
これにより、マイクロレンズ102の収束光がけられることなく、AF用画素の焦点検出用フォトダイオード408に集光することが可能になる。本実施形態においても、第1の実施形態で説明した焦点検出単位の配置と複合することによって、瞳分割光のクロストークを抑制することができ、AF感度の低下防止やAF精度の向上を実現できる。
以上、各実施形態において説明してきたように、本発明に係る固体撮像素子は、撮像エリアの周辺部において、AF用画素の瞳分割方向が、撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向になるように配置されるので、瞳分割像がけられることなく、正確な焦点検出を行うことができる。
また、マイクロレンズと焦点検出用フォトダイオードの位置関係を撮像エリアの中心からの距離によって変えることによって、瞳分割像のけられを少なくすることができる。
さらに、焦点検出用フォトダイオードの長さを撮像エリアの中心からの距離によって変えることで、瞳分割像のけられを少なくすることができる。
或いは、上記の各実施形態を複合して実施することで、より効果的に瞳分割像のけられやクロストークを抑圧することができる。
また、上記のような本発明に係る固体撮像素子を電子カメラに利用することによって、カメラレンズの射出瞳距離等の撮像条件に影響を受けることなく、AF感度やAF精度を劣化させずに、位相差焦点検出が可能な電子カメラを実現することができる。特に、AF用画素を配置する位置に応じて、水平,垂直あるいは斜め方向など、あらゆる方向に瞳分割が可能な固体撮像素子を用いることで、高級デジタル一眼レフカメラなどで要求される多点AF機能も可能となる。
本発明に係る固体撮像素子を用いた電子カメラのブロック図である。 本発明に係る固体撮像素子の回路図である。 本発明に係る固体撮像素子の画像信号用タイミングチャートである。 本発明に係る固体撮像素子の焦点検出信号用タイミングチャートである。 各実施形態における瞳分割の原理図である。 各実施形態における焦点検出単位を説明する平面図である。 第1の実施形態による固体撮像素子全体の平面図である。 第1の実施形態によるAF用画素の平面図である。 第1の実施形態によるAF用画素の平面図である。 第2の実施形態による固体撮像素子の構成図である。 第3の実施形態による固体撮像素子の構成図である。 第4の実施形態による固体撮像素子の構成図である。 従来技術における瞳分割方向の説明図である。
符号の説明
101・・・電子カメラ 102・・・カメラレンズ
106・・・固体撮像素子 113・・・焦点検出部
300・・・撮像エリア 301・・・同心円
302,303,304,305,306・・・AF用画素
307・・・撮像エリア300の中心
311〜334・・・焦点検出単位
351・・・同心円301の接線
403,406・・・マイクロレンズ 405・・・単位画素
404,407,408・・・焦点検出用フォトダイオード

Claims (10)

  1. 撮像エリアにマトリクス状に配置され、画像用光電変換部を有する単位画素と、
    前記単位画素の中に少なくとも一つの焦点検出用光電変換部を有し、一つまたは二つの単位画素で瞳分割の1単位を構成し、且つ、前記撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向が瞳分割方向になるように前記焦点検出用光電変換部が配置された焦点検出単位と
    を有する固体撮像素子。
  2. 連続する複数の前記焦点検出単位からなる焦点検出ブロックを構成し、
    前記焦点検出用ブロックの中心に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部が、前記撮像エリアの中心を軸とする同心円の略接線方向が瞳分割方向になるように配置され、
    前記焦点検出用ブロックの中心以外に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部は、前記焦点検出用ブロックの中心に位置する前記焦点検出単位の前記焦点検出用光電変換部と画素内の配置の位置が同一であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記焦点検出ブロックは、連続する複数の前記焦点検出単位が直線状に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記焦点検出ブロックは、連続する複数の前記焦点検出単位が前記撮像エリアの中心を軸とする略同心円状に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素子。
  5. 前記単位画素にマイクロレンズを設け、
    前記焦点検出単位の前記マイクロレンズが、前記撮像エリアの中心を軸とする略同心円状に配置されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の固体撮像素子。
  6. 前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、
    前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、
    前記撮像エリアの中心軸に対するマイクロレンズずらし量sとの関係が
    d × (r/L) × 0.8 ≦ s ≦ d × (r/L) × 1.2
    で表されるようにマイクロレンズを配置したことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、
    前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、
    前記マイクロレンズに対する前記焦点検出用光電変換部のずらし量tとの関係が
    d × (r/L) × 0.8 ≦ t ≦ d × (r/L) × 1.2
    で表されるように前記焦点検出用光電変換部を配置したことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像素子。
  8. 前記焦点検出用光電変換部の形状は、前記撮像エリアの中心から放射状方向に長い形状を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の固体撮像素子。
  9. 前記固体撮像素子にカメラレンズを使用する場合であって、前記焦点検出用光電変換部の形状は、前記撮像エリアの中心から放射状方向の長さをw、前記カメラレンズの射出瞳距離をL、前記カメラレンズのF値をf、前記撮像エリアの中心から前記焦点検出用光電変換部までの距離をr、前記マイクロレンズと前記焦点検出用光電変換部との距離をdとした時に、
    d/f + d × (r/L) × 0.8 ≦ w ≦ d/f + d × (r/L) × 1.2
    で表されるように前記焦点検出用光電変換部を配置したことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像素子。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の固体撮像素子と、
    前記画像用光電変換部から電気信号を読み出すための第1の読み出し手段と、
    前記焦点検出用光電変換部から電気信号を読み出すための第2の読み出し手段と、
    前記第2の読み出し手段が読み出した電気信号に従って焦点制御を行う焦点制御手段と
    を少なくとも備えることを特徴とする電子カメラ。
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