JP2007184792A - コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム - Google Patents

コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007184792A
JP2007184792A JP2006001785A JP2006001785A JP2007184792A JP 2007184792 A JP2007184792 A JP 2007184792A JP 2006001785 A JP2006001785 A JP 2006001785A JP 2006001785 A JP2006001785 A JP 2006001785A JP 2007184792 A JP2007184792 A JP 2007184792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound source
coordinates
audio output
sound
value related
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006001785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4789145B2 (ja
Inventor
Akinori Kobayashi
昭範 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006001785A priority Critical patent/JP4789145B2/ja
Publication of JP2007184792A publication Critical patent/JP2007184792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4789145B2 publication Critical patent/JP4789145B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

【課題】 一人称視点(例えば映像コンテンツにおける仮想カメラの位置)と音源の位置関係を音声的に表現することで没入感を上昇させる。
【解決手段】 仮想空間に存在する音源と仮想カメラ等の配置関係を計算してその計算結果に応じてスピーカーなどの音声出力手段に与える音声出力をリアルタイムに変化させる。第一、第二の音声出力手段を備えるコンテンツ再生装置に、仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶手段と、仮想空間における基準方向に関する値を記憶する基準方向記憶手段と、仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶手段と、基準座標に関する値、基準方向に関する値及び音源の座標に関する値に基づいて、前記音源についての相対的指向性に関する値を計算し、当該相対的指向性に関する値に応じて第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整する音声出力調整手段とを設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、仮想空間に構築された仮想モデルに基づいてコンテンツの再生を行うコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムに関し、特に音源の位置に応じた音声出力の調整を行うことにより、コンテンツに対する没入感を高めることができるコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムに関する。
パチンコ、パチスロ、家庭用ゲーム機、PC用ゲーム、CG動画等において、バーチャルリアリティを用いたコンテンツが広く使用されている。このようなコンテンツは、仮想三次元空間に構築された仮想モデルを仮想カメラで撮影した映像と、この映像に合わせて制作された音声とにより構成されることが一般であるが、仮想空間上の一人称視点をより明確に感じてもらい、映像の現実感をアップさせ、さらに仮想現実への没入感を上昇させるためには、音声の要素が特に重要となる。
しかし、従来、音声については、視野映像の従属物という観点しかなく(例えば、下記特許文献1)、このため没入感が十分に得られないという問題があった。特に、仮想カメラ位置を連続的に移動するなど変更しても仮想空間に配置された音源(例えば「焚き火」のオブジェクト)から発せられる音声がリアルタイムに変化せずに均一にしか聞こえず、仮想カメラから映しだされる映像のもつ現実感が低くなり没入感が十分でないという問題があった。
特開2001−175883号公報
本発明は、コンテンツの視聴者(ゲームの遊戯者やCG動画の視聴者)に、仮想空間における仮想カメラの位置や方向(一人称視点)を明確に感じてもらい、映像の現実感をアップさせ、結果的に映像への没入感を上昇させることができるコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムを提供することをその目的とする。
また本発明は、コンテンツが映像の表示を行うものであるか否かに拘わらず、仮想空間における所定の位置や方向に対する音源の相対的位置の変化を音声により表現することで、コンテンツの視聴者により高い現実感を与えることができるコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムを提供することをもその目的とする。
また本発明は、かかる音声を通じた没入感の上昇を、簡易で高速な処理方式により実現することをその課題とする。
本発明は、仮想空間に存在する音を発するオブジェクト(音源)の座標と、仮想カメラ等の基準座標や基準方向との配置関係を計算し、その計算結果に応じてスピーカーなどの音声出力手段から出力する音声をリアルタイムに変化させる方針により上記課題を解決したものであり、
仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生装置であって、
第一及び第二の音声出力手段と、
仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶手段と、
仮想空間における基準方向に関する値を記憶する基準方向記憶手段と、
仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶手段と、
前記基準座標記憶手段に記憶した基準座標に関する値と、前記基準方向記憶手段に記憶した基準方向に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値に基づいて、前記音源についての相対的指向性に関する値を計算し、当該相対的指向性に関する値に応じて前記第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整する音声出力調整手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置である。
また本発明では、前記第一の音声出力手段が右側ステレオシステムであり、前記第二の音声出力手段が左側ステレオシステムであることが好ましい。
また本発明では、仮想空間に配置された仮想カメラにより撮影した前記仮想モデルの映像を出力する映像出力手段を更に備え、
前記基準座標が前記仮想カメラの座標であり、前記基準方向が前記仮想カメラの撮影方向であることが好ましい。
また本発明では、基準方向を回転軸とした基準ロールに関する値を記憶する基準ロール記憶手段を更に備え、
前記相対的指向性に関する値が、前記基準座標記憶手段に記憶した基準座標に関する値と、前記基準方向記憶手段に記憶した基準方向に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値と、前記基準ロール記憶手段に記憶した基準ロールに関する値に基づいて計算されることが好ましい。
また本発明では、前記仮想空間が仮想三次元空間であり、
前記音声出力調整手段が、前記仮想三次元空間における前記音源の座標を、前記基準座標を通り、前記基準方向に水平であり、前記基準ロールに対応する平面の二次元座標に変換して、前記相対的指向性に関する値を計算することが好ましい。
また本発明では、前記音声出力調整手段は、前記相対的指向性に関する値を、前記基準方向に平行な基準方向軸における前記音源の座標と前記基準座標の変位であるZ軸変位及び前記基準方向の垂直な垂直方向軸における前記音源の座標と前記基準座標の変位であるX軸変位として求め、前記X軸変位がプラスの場合には第一又は第二の音声出力手段のいずれか一方の音声出力手段に他方の音声出力手段よりも大きい音声出力を与え、前記X軸変位がマイナスの場合には前記他方の音声出力手段に前記一方の音声出力手段よりも大きい音声出力を与えることが好ましい。
また本発明では、前記音声出力調整手段は、前記Z軸変位及び/又は前記X軸変位がそれぞれの対応する所定の閾値より大きい前記音源についての前記第一及び第二の音声出力手段の音声出力がゼロとなるよう制御することが好ましい。
また本発明では、基準座標の基準方向の反対側に前記音源が存在することを前記Z軸変位が示す場合に、前記音声出力調整手段は、前記第一及び第二の音声出力手段の音声出力が小さくなるように制御することが好ましい。
また本発明では、前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより大きい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力を、前記それぞれの対応する閾値とX軸変位及び/又はZ軸変位の差に比例して大きくなるように制御することが好ましい。
また本発明では、前記音声出力調整手段は、前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより小さい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力が、前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより大きい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力の所定割合となるよう制御することが好ましい。
また本発明は、仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生装置であって、
仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶手段と、
仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶手段と、
前記基準座標記憶手段に記憶した基準座標に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値に基づいて、前記基準座標から前記音源の座標までの距離に関する値を計算し、この値が小さい場合により大きい音声出力を与える音声出力調整手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置とすることが可能である。
また本発明では、前記音源を仮想空間上の不可視のオブジェクトとすることが好ましい。
本発明はまた、仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生プログラムであって、
コンピュータに、
仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶制御と、
仮想空間における基準方向に関する値を記憶する基準方向記憶制御と、
仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶制御と、
前記基準座標記憶制御により記憶された前記基準座標に関する値と、前記基準方向記憶制御により記憶された前記基準方向に関する値と、前記音源座標記憶制御により記憶された前記音源の座標に関する値に基づいて、前記音源についての相対的指向性に関する値を計算し、当該相対的指向性に関する値に応じて第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整する音声出力調整制御とを実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラムとすることが可能である。
本発明はまた、仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生プログラムであって、
コンピュータに、
仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶制御と、
仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶制御と、
前記基準座標記憶制御により記憶された前記基準座標に関する値と、前記音源座標記憶制御により記憶された前記音源の座標に関する値に基づいて、前記基準座標から前記音源の座標までの距離に関する値を計算し、この値が小さい場合により大きい音声出力を与える音声出力調整制御とを実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラムとすることが可能である。
請求項1、11、13又は14の発明は、特定の座標及び方向(基準座標及び基準方向)と音源の座標との相対的な位置関係を表す指標として相対的指向性に関する値を計算し、その計算結果をスピーカー等の音声出力手段から出力される音量やバランスに反映させることで、仮想空間における上記相対的な位置関係を音声によって認識することを可能とし、これにより、視聴者のコンテンツへの没入度を上昇させるものである。また音声に加えて映像(例えば、仮想空間内の仮想モデルを仮想カメラにより撮影した映像)の出力が行われるコンテンツの場合であれば、その映像の現実感を高め、結果として映像を視聴している人の没入感を上昇させることができる。
請求項2の発明によれば、既存のステレオシステム用のハードウエアを活用することが可能である。
請求項3の発明によれば、音声及び映像の出力が行われる映像コンテンツに本発明を適用することが可能となる。
請求項4の発明によれば、仮想カメラのロールに変化を加えることで迫力のある映像が出力されるフライトシミュレータや映画などへの本発明の適用が可能となり、仮想空間における仮想カメラの座標や方向の変化に加え、仮想カメラのロールの変化に伴う音声のバランス、大小等のあるべき変化を忠実に再現することが可能になる。
請求項5の発明では、スピーカーなどの音声出力手段により再現できる次元数にまで次元数を圧縮した計算に基づいて第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整することが可能となり、音声出力の調整の高速化を達成することができる。
請求項6の発明によれば、相対的指向性に関する値として、それぞれ相互に垂直の成分よりなる2つのパラメータ(X軸変位及びZ軸変位)が導出され、X軸変位を用いた簡易かつ効率的な音声出力の調整を行うことが可能となる。
請求項7の発明によれば、ある特定の音源のZ軸変位及び/又はX軸変位がそれぞれについて定められた所定の閾値を越えた場合には、その音源についての音声出力がゼロに調整されるため、仮想モデル中に多数の音源が配置されている場合などにおける音声出力の調整を合理的な基準に基づいて高速化することが可能になる。
請求項8の発明によれば、前からの音のほうが聞こえやすいという人間の耳の集音の指向性をも加味し、より没入感を高めることが可能になる。
請求項9の発明によれば、音源とのあらゆる位置関係について出力値の不連続性がなく、リアリティの観点からも十分妥当で計算も容易な出力特性を得ることが可能になる。
請求項10の発明によれば、出力バランスを小さくしたい側の音声出力手段の出力値として妥当な値を簡易かつ高速に計算することが可能になる。
請求項12の発明によれば、音源オブジェクトを不可視にできるため、どのような環境にも対応することが可能になる。ハードウェア、ソフトウエアまたは世界観等の制約上、近似的にしか音源座標や音源数を設定できない場合でも違和感なく本発明を適用することが可能になる。また、不可視の音源オブジェクトを自由に配置することができるため、エフェクトその他の演出やヒント提供等の自由度も広げることが可能になる。また、音声のみからなる演出やゲームも無駄なく作成することが可能になる。
以下、ステレオシステムを備えた家庭用ゲーム機上で実行されるフライトシミュレータゲームにおいて映像及び音声の出力が行われるコンテンツを例にとり、本発明の実施形態を説明する。この実施形態では、遊技者により操作されるプレイヤキャラクタ(飛行機)に設定された仮想カメラと各音源との位置関係に基づいて相対的指向性に関する値を導出し、当該値に基づいて左右のスピーカーにおける音声出力の調整が行われる。
図1は、本発明によるコンテンツ再生装置全体の外観構成を示す説明図である。
図示されるように、本発明によるコンテンツ再生装置は、ゲーム機本体1、これにケーブル4で接続されたアンプ付モニター2、さらにこのアンプの出力端子にケーブル接続され、ステレオ形式の音声出力手段として動作する左右のラウドスピーカ(3L,3R)によって主に構成される。
また、ゲーム機本体1は、電源スイッチ11、リセットスイッチ12、コントローラ部13、メモリポート14、媒体挿入口15等を備えている。本実施形態では、この本体に、本発明によるコンテンツ再生プログラムを含むゲームソフトウエア媒体(DVD−ROM)16を組み込み、全体として、本発明によるコンテンツ再生装置を構成している。
図2には、ゲーム機本体1に内蔵されるハードウェアの概略的な構成が示されている。
図2では、ゲーム用コンピュータとしての一般的な構成として、CPU21、ROM22、RAM23、ハートディスク24、記録媒体ドライブ25、画像合成IC26、音声合成IC27、その他のI/Oポート28、バス29を備える。特に、音声合成IC27は、本発明によるステレオ出力を実施するため左右の出力ポート27L及び27Rを備え、それぞれから右側用と左側用の音声データをアナログ出力するように構成されており、前記アンプ付モニタ−2のアンプを介してそれぞれ左と右のラウドスピーカ(3L,3R)から音声を出力できるように構成されている。
また、RAM(揮発メモリ)23内には、本発明の最良の形態を実施するために必要ないくつかの要素を備えている。
すなわち、RAM23には、遊戯者により操作されるプレイヤキャラクタである飛行機のオブジェクトに設定された仮想カメラの座標、向き及びロールを、それぞれ基準座標、基準方向及び基準ロールとして記憶するための基準座標記憶部23a、基準方向記憶部23b及び基準ロール記憶部23dが、それぞれ静的領域やスタック領域としてアドレスを指定して確保されている。また、各音源の座標等を記憶するための音源座標記憶部23cが、音源の数分だけヒープ領域等に確保されている。
さらに、RAM23内には、本発明により音声出力調整を行うためのプログラムである音声出力調整部23eが記憶媒体ドライブ25等から読み込まれて記憶されるほか、基準座標の遷移などゲーム状態自体の制御や最終的な音声出力も含めた演出関係の入出力制御等、全体的な制御を行うプログラムである全体制御部23fも同様に読み込まれて記憶されている。
図3は、これらの記憶領域及びプログラムに関して、本発明によるデータの流れを示した機能ブロックの主要部分である。
全体制御部23fは、ゲームの進行制御や映像並びに音声の出力のための入出力制御等、全体的な制御を行うプログラムである。即ち、全体制御部23fは、仮想空間内に音源(音を発するオブジェクト。例えば、火山、敵機、ヘリコプター等のオブジェクト)を含む複数のオブジェクトを配置することで仮想モデルを構築し、仮想カメラから見たこの仮想モデルの映像を描画することにより動画像を生成するとともに、音声出力調整部23eから受信した各音源についての音量及び左右バランスを図示しない各音源のサウンド情報(火山の爆発音やジェット音、ヘリコプターの音等)と組み合わせて音声合成IC27に与え、音声合成IC27が左(L)と右(R)のラウドスピーカに対し遊戯者の没入感を高める音声合成を行えるようにする。また全体制御部23fは、各音源に設定された音量や座標を更新して音源座標記憶部23cに格納し、遊戯者のコントローラ操作に応じて仮想カメラの基準座標、基準方向及び基準ロールを更新して基準座標記憶部23a、基準方向記憶部23b及び基準ロール記憶部23dに格納するなどの処理を実行する。
音声出力調整部23eは、基準座標記憶部23a、基準方向記憶部23b、音源座標記憶部23c、基準ロール記憶部23dが格納している値を参照して、後述する計算方式により、各音源についての音量及び左右バランス(LとRの出力値)を算出し、全体制御部23fに与えることになる。
図4は、メモリ23内の基準座標記憶部23a、基準方向記憶部23b、音源座標記憶部23c、基準ロール記憶部23dに、本実施形態に対応する具体的な値が格納されている様子を示している。
基準座標記憶部23aには、基準座標としての仮想カメラのワールド座標が格納されている。このゲームは仮想モデルや仮想カメラの状態の変化に伴う映像及び音声の変化を楽しむものであり、仮想カメラから見た仮想モデルが描画され、同時に、仮想カメラに対して届く各音源からの音の聞こえ方を忠実に再現することにより没入感を高めるようにする。
基準方向記憶部23bには、基準方向としての仮想カメラのワールド座標における方向が格納されている。この例では、水平が+60度、垂直が+30度であるため、仮想カメラの設置された飛行機が、ワールド座標のY軸からZ軸を中心に60度だけ時計回りに回転し、かつ、Z軸のプラス方向に30度回転した方向に上昇して飛んでいる状態を記憶している。仮想カメラの位置に遊技者(視聴者)が居るとするならば、音源から遊技者に届く音声は、その遊技者の居る座標だけでなく、その遊技者の向きによっても異なることは明らかである。本発明では、こうしたリアリティを忠実に再現するために、仮想カメラの向きをも反映させて音源の音量及び左右バランスを算出する。
基準ロール記憶部23dには、基準ロールとして仮想カメラのワールド座標のXY平面(水平線)に対する傾きを記憶している。この場合−30度であるため、反時計回りに30度傾いた状態を記憶している。基準方向の場合と同様、仮想カメラの位置に居る遊技者が傾斜した状態であるとするならば、その傾斜が音源からの音声の聞こえ方に影響することは明らかであり、本発明では、このリアリティも反映できるようにするために、仮想カメラの基準ロールをも反映させて音源の音量及び左右バランスを算出する。
図中、23c(1)から23c(3)までは、それぞれ、火山(1)、敵ジェット機(2)、味方ヘリコプター(3)である各音源オブジェクトの座標を中心とした属性を格納するものである。座標はワールド座標であり、上記基準座標との距離が大きいほど音量が少なくなるように計算する。また、XrとZrの値は音源固有の音量(例えば、火山やジェット機は大きく、ヘリコプターは少ない等)を反映した閾値であり、固有の音量が大きければ離れていても聞こえるというリアリティを反映している。
なお、この実施形態では、基準方向及び基準ロールを基準としたXZ平面(以降、主観的XZ平面と呼ぶ)に各音源を投影して各音源の相対的指向性を求めるため、上記閾値としては主観的XZ平面におけるX軸方向(横方向)及びZ軸方向(縦方向)の閾値Xr、Zrの二つのみを用いている。
図5は、火山オブジェクト(1)を、主観的XZ平面に投影して相対的指向性を算出する様子を示したものである。図の主観的XZ平面のZ軸は、カメラのZ軸であり、ワールド座標における基準方向に対応する。また、図の主観的XZ平面のX軸は、カメラのX軸をカメラの傾き(基準ロール)分だけカメラのZ軸を中心に回転した新しいX軸であり、ワールド座標のX軸ともカメラのX軸そのものとも異なる。
仮想カメラ51は、フライトシミュレータにおいて飛行機からの視野を捕らえるためのものであり、主観的XZ平面上の原点座標に位置する。なお、この主観的XZ平面の原点座標は、客観的なワールド座標では上述のとおり(X=120、Y=60、Z=40)に対応する。
図中52は、火山の噴火口のワールド座標(X=180、Y=60、Z=40)を、主観的XZ平面に垂直に投影したものである。
本実施形態では、音源の仮想カメラに対する相対的指向性を、仮想カメラから主観的XZ平面に投影された音源の座標への変位(X方向における変位Xp及びZ方向におけるZp)によって近似的に把握し、この相対的指向性を用いて音源からの音量に関する忠実なリアリティの再現と、高速な左右バランスの調整とを可能にしている。
以下、例の値に従って、Xp及びZpの値を実際に計算してみる。
火山のワールド座標(X=180、Y=60、Z=40)を仮想カメラの基準座標(X=120、Y=60、Z=40)を原点とするように平行移動すると(X=60、Y=0、Z=0)となる。以降以下のような順序で計算する。
まず、以下のように平行移動した値を座標変数に代入する。
=60
=0
=0
ついで、基準方向がZ軸を中心に時計回りに60度回転するので、音源座標は、以下のようにXYの値のみを反時計回りに60度回転する。
=Xcos60°−Ysin60°=30
=Xsin60°+Ycos60°=30×√3
=Z=0
ついで、基準方向がX軸を中心に見上げるように30度回転するので、音源座標は、以下のようにYZの値を時計回りに30度回転する。
=X=30
=Ycos(−30°)−Zsin(−30°)=45
=Ysin(−30°)+Zcos(−30°)=−15×√3
ついで、基準ロールがY軸を中心に反時計回りに30度回転するので、音源座標は、以下のようにXZの値を時計回りに30度回転する。
=Xcos(−30°)−Zsin(−30°)=7.5×√3=12.99
=Y=45
=Xsin(−30°)+Zcos(−30°)=−37.5
最後に、最初にデフォルト(回転0、ロール0)の基準方向としたワールド座標のY軸が主観的XZ平面(ローカル座標)のZ軸となるように交換し、かつ、音源オブジェクトの座標を主観的XZ平面に垂直に投影するためYpのための座標(Z)を捨象する結果、図中の求めるべきXp及びZpの値は以下のようになる。
Xp=X=13(小数点以下四捨五入)
Zp=Y=45
以下、図6に示すフローチャートに従って、音声出力調整部23eにより実行される処理を説明する。
図6に示すように、ステップS0において、全体制御部23fが、音源からの音量やバランスの更新をもたらす原因となるイベントを検出し、音声出力調整部23eを起動する。このようなイベントとしては、遊技者のコントローラ操作に基づく仮想カメラの基準座標、基準方向、基準ロールの変更のほか、経時的な火山の爆発、敵ジェット機や味方ヘリコプターの出現や移動など音源オブジェクト自体の更新、さらには、所定のタイマー割り込みの発生等がある。
これを受けた音声出力調整部23eが起動し、各音源オブジェクトについてステップS1以降の処理を行う。このとき、音声出力調整部23eは、各音源オブジェクトについて、音源座標記憶部23cに記憶された音源座標のほか縦方向及び横方向における変位の閾値Xr,Zrも取得する。
まず、ステップS1において、上述した方式により、基準座標、基準方向、基準ロールを基準とした各音源オブジェクトの相対的指向性を、縦方向及び横方向における変位Xp及びZpとして求める。
ついでステップS2に遷移し、その音源オブジェクトが基準方向の反対側にないかどうか、すなわちZpが負でないかどうかが検査される。
Zpが負である場合は、ステップS3に遷移して、Zpを大きさが2倍の正の値にする処理が挿入される。これは、仮想カメラの位置に居る遊技者が仮想カメラと同じ方向(基準方向)を向いているとするならば、その遊技者の後ろ側にある音源からの音は小さくなるというリアリティを追求し没入感をより高めたものである。
ついで、ステップS4で、主観的XZ平面の縦(Z)方向の変位Zpが閾値Zr未満であるかを検査し、閾値Zr以上である場合は、可聴範囲外とみなし、ステップS5に遷移して、以降の計算処理を終了する。この結果、その音源オブジェクトからの音声出力はゼロになるように制御される。
Zpが閾値Zr未満である場合は、ステップS6に遷移し、縦(Z)方向と同様横(X)方向についても、Xpが閾値Xr未満であるかが検査され、閾値Xr以上のときは、縦方向と同様に可聴範囲外とみなされて、以降の計算処理を終了し、音声出力がゼロになるように制御される。
ついで、ステップS7では、左右バランスを判断するため変位Xpの正負が判断される。
ここで、Xpが正の場合は、ステップS10に遷移してまずは右バランスRvが以下の式(1)により決定される。
Rv ← 1−(Xp/Xr) 式(1)
右辺を変形すると、(Xr−Xp)/Xrとなり、X軸変位Xpと閾値Xrの差に比例して出力が大きくなることを意味し、Xpの小さな変化を捉えて忠実にリアリティを再現することを可能にしている。
Xpが正の場合はついでステップS11に遷移し、左バランスLvが以下の式(2)により決定される。
Lv ← Rv/2 式(2)
これにより、左側の出力(Lv)についても、Xpの小さな変化を確実に反映し、かつ、右側の出力(Rv)よりも小さな出力を得ることができるので、リアリティを反映した左右バランスを導出することができる。
ステップS7で横方向変位Xpが0以下の場合は、ステップS8に遷移して以下の式(3)により左側の出力(Lv)を先に求める。
Lv ← 1−(−Xp/Xr) 式(3)
ついで、Xpが0でないときは、以下の式(4)により、右側の出力(Rv)を求める。
Rv ← Lv/2 式(4)
ただし、ステップS9では、Xpが0のときは、左右のバランスを等しくするためRvに定数1を格納し、Lvとバランスレベルが等しくなるようにする。
このようにして、Xpが正の場合も負の場合も、それぞれの左右バランスをリアリティを反映させて計算し、ついでステップS12に遷移する。
ステップS12では、既に定義したLv及びRvについて、縦方向変位Zpの値を以下の式(5)、式(6)により反映させる。
Lv ← Lv×(1−(Zp/Zr)) 式(5)
Rv ← Rv×(1−(Zp/Zr)) 式(6)
Xpの場合と同様、左辺を展開するとLv×((Zr−Zp)/Zr)等となり、Z軸変位Zpと閾値Zrの差に比例して出力が大きくなることを意味し、縦方向変位Zpの小さな変化を捉えて忠実にリアリティを再現することを可能にしている。
ついで、ステップS13で音声出力調整部23eの処理が終了し、音源オブジェクト毎のLv及びRvの値が全体制御部23fに与えられ、現在のリアリティを反映する値として、左右のラウドスピーカの音量及びバランスが決定される。
以上、好ましい実施形態に基づいて本発明の説明を行ったが、本発明はこの実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では本発明のコンテンツ再生装置が家庭用ゲーム機により構成される場合について説明したが、アーケードセンターに設置される業務用のゲーム機やパチンコ機、スロットマシンなどの他のハードウェアにより本発明のコンテンツ再生装置を構成することも可能である。
また上記実施形態では、左右2つのスピーカが使用される場合を例として説明したが、上下に2組のステレオスピーカを設置し、4つのラウドスピーカに対応する4つの方向の範囲を関連づけて本発明を実施することもできる。この場合は主観的XZ平面に投影してからその変位により場合分けしてバランスを決定するのではなく、基準座標、基準方向、基準ロールを基準とした主観的なXYZ空間での変位を直接分析してバランスを決定することになる。
また上記実施形態では、プレイヤーの操作によって仮想空間を移動する仮想カメラの座標、方向、ロールに基づいて映像及び音声が変化するゲームに本発明を適用する場合を例として説明したが、予め定められた経路を移動する仮想カメラの座標、方向、ロールに基づいて映像及び音声が変化する映画などのコンテンツにも本発明は同様に適用することができる。
また上記実施形態では、スピーカから音声が出力されることに加え、モニタから仮想カメラにより撮影された仮想モデルの映像が出力されるコンテンツを例として説明したが、映像の出力を伴わない音声のみにより構成されるコンテンツにも本発明を適用することが可能である。この場合における本発明は、仮想カメラに代えて、音源との相対的位置関係を特定することを目的に設定された基準座標、基準方向及び/又は基準ロールを用い、上記実施形態と同様の態様により調整された出力の音声を各スピーカから出力するよう構成することができる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置を備える家庭用ゲーム機の外観構成を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置を備える家庭用ゲーム機に内蔵されるハードウェアの概略構成を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置の主要な機能ブロックを示す説明図。 本発明の一実施形態に係る仮想3次元空間内に配置された仮想カメラの座標等の属性及び各音源オブジェクトの座標等の属性を主記憶に格納した様子を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る仮想カメラと音源オブジェクトの位置関係を、基準座標、基準方向、基準ロールを基準とした仮想カメラの主観的なXZ平面に変換して、位置関係を縦横2つの変位パラメータに分解して分析する様子を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る音声出力調整部の処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 ゲーム機本体
2 アンプ付モニター
3L、3R ステレオ形式のラウドスピーカ
4 ケーブル
21 CPU
22 ROM
23 RAM
23a 基準座標記憶部
23b 基準方向記憶部
23c 音源座標記憶部
23c(1) 火山の音源オブジェクト
23c(2) 敵ジェット機の音源オブジェクト
23c(3) 味方ヘリコプターの音源オブジェクト
23d 基準ロール記憶部
23e 音声出力調整部(プログラム)
23f 全体制御部(プログラム)
24 ハードディスク
25 記憶媒体ドライブ
26 画像合成IC
27 音声合成IC
27L 左側用音声出力ポート
27R 右側用音声出力ポート
28 I/Oポート
51 仮想カメラ
52 音源オブジェクトの投影後の座標

Claims (14)

  1. 仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生装置であって、
    第一及び第二の音声出力手段と、
    仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶手段と、
    仮想空間における基準方向に関する値を記憶する基準方向記憶手段と、
    仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶手段と、
    前記基準座標記憶手段に記憶した前記基準座標に関する値と、前記基準方向記憶手段に記憶した前記基準方向に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値に基づいて、前記音源についての相対的指向性に関する値を計算し、当該相対的指向性に関する値に応じて前記第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整する音声出力調整手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記第一の音声出力手段が右側ステレオシステムであり、前記第二の音声出力手段が左側ステレオシステムであることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 仮想空間に配置された仮想カメラにより撮影した前記仮想モデルの映像を出力する映像出力手段を更に備え、
    前記基準座標が前記仮想カメラの座標であり、前記基準方向が前記仮想カメラの撮影方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 基準方向を回転軸とした基準ロールに関する値を記憶する基準ロール記憶手段を更に備え、
    前記相対的指向性に関する値が、前記基準座標記憶手段に記憶した前記基準座標に関する値と、前記基準方向記憶手段に記憶した前記基準方向に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値と、前記基準ロール記憶手段に記憶した前記基準ロールに関する値に基づいて計算されることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記仮想空間が仮想三次元空間であり、
    前記音声出力調整手段が、前記仮想三次元空間における前記音源の座標を、前記基準座標を通り、前記基準方向に水平であり、前記基準ロールに対応する平面の二次元座標に変換して、前記相対的指向性に関する値を計算することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記音声出力調整手段は、前記相対的指向性に関する値を、前記基準方向に平行な基準方向軸における前記音源の座標と前記基準座標の変位であるZ軸変位及び前記基準方向の垂直な垂直方向軸における前記音源の座標と前記基準座標の変位であるX軸変位として求め、前記X軸変位がプラスの場合には第一又は第二の音声出力手段のいずれか一方の音声出力手段に他方の音声出力手段よりも大きい音声出力を与え、前記X軸変位がマイナスの場合には前記他方の音声出力手段に前記一方の音声出力手段よりも大きい音声出力を与えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 前記音声出力調整手段は、前記Z軸変位及び/又は前記X軸変位がそれぞれの対応する所定の閾値より大きい前記音源についての前記第一及び第二の音声出力手段の音声出力がゼロとなるよう制御することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 前記基準座標の前記基準方向の反対側に前記音源が存在することを前記Z軸変位が示す場合に、前記音声出力調整手段は、前記第一及び第二の音声出力手段の音声出力が小さくなるように制御することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ再生装置。
  9. 前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより大きい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力を、X軸変位及び/又はZ軸変位とそれぞれの対応する前記閾値の差に比例して大きくなるように制御することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  10. 前記音声出力調整手段は、前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより小さい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力が、前記第一又は第二の音声出力手段のうちのより大きい音声出力が与えられた音声出力手段の音声出力の所定割合となるよう制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  11. 仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生装置であって、
    仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶手段と、
    仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶手段と、
    前記基準座標記憶手段に記憶した前記基準座標に関する値と、前記音源座標記憶手段に記憶した前記音源の座標に関する値に基づいて、前記基準座標から前記音源の座標までの距離に関する値を計算し、この値が小さい場合により大きい音声出力を与える音声出力調整手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  12. 前記音源を仮想空間上の不可視のオブジェクトとしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  13. 仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生プログラムであって、
    コンピュータに、
    仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶制御と、
    仮想空間における基準方向に関する値を記憶する基準方向記憶制御と、
    仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶制御と、
    前記基準座標記憶制御により記憶された前記基準座標に関する値と、前記基準方向記憶制御により記憶された前記基準方向に関する値と、前記音源座標記憶制御により記憶された前記音源の座標に関する値に基づいて、前記音源についての相対的指向性に関する値を計算し、当該相対的指向性に関する値に応じて第一、第二の音声出力手段に与える音声出力を調整する音声出力調整制御とを実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
  14. 仮想空間における仮想モデルの状態に応じた音声を出力するコンテンツ再生プログラムであって、
    コンピュータに、
    仮想空間における基準座標に関する値を記憶する基準座標記憶制御と、
    仮想空間における音源の座標に関する値を記憶する音源座標記憶制御と、
    前記基準座標記憶制御により記憶された前記基準座標に関する値と、前記音源座標記憶制御により記憶された前記音源の座標に関する値に基づいて、前記基準座標から前記音源の座標までの距離に関する値を計算し、この値が小さい場合により大きい音声出力を与える音声出力調整制御とを実行させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
JP2006001785A 2006-01-06 2006-01-06 コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム Expired - Fee Related JP4789145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001785A JP4789145B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001785A JP4789145B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007184792A true JP2007184792A (ja) 2007-07-19
JP4789145B2 JP4789145B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38340489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001785A Expired - Fee Related JP4789145B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4789145B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2533552A2 (en) 2011-06-10 2012-12-12 Square Enix Co., Ltd. Game sound field creator
JP2020167629A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本放送協会 受信装置、配信サーバ及び受信プログラム
CN111922785A (zh) * 2020-07-09 2020-11-13 山西汾西重工有限责任公司 一种校正工装、机床虚拟旋转轴补偿方法及系统、五轴机床

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08279055A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Hitachi Ltd 映像生成/表示システム
JP2001273525A (ja) * 2000-01-21 2001-10-05 Sony Computer Entertainment Inc エンタテインメント装置、記憶媒体およびオブジェクト表示方法
JP2002508609A (ja) * 1998-03-23 2002-03-19 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 仮想音響環境において指向性音響を処理する方法およびシステム
WO2002065814A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Sony Corporation Processeur de signaux de localisation d'images sonores
JP2004514359A (ja) * 2000-11-16 2004-05-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自動調整音響システム
JP2005229618A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Texas Instruments Inc 動的音源とリスナーの位置による音声レンダリング

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08279055A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Hitachi Ltd 映像生成/表示システム
JP2002508609A (ja) * 1998-03-23 2002-03-19 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 仮想音響環境において指向性音響を処理する方法およびシステム
JP2001273525A (ja) * 2000-01-21 2001-10-05 Sony Computer Entertainment Inc エンタテインメント装置、記憶媒体およびオブジェクト表示方法
JP2004514359A (ja) * 2000-11-16 2004-05-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 自動調整音響システム
WO2002065814A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Sony Corporation Processeur de signaux de localisation d'images sonores
JP2005229618A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Texas Instruments Inc 動的音源とリスナーの位置による音声レンダリング

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2533552A2 (en) 2011-06-10 2012-12-12 Square Enix Co., Ltd. Game sound field creator
US8696457B2 (en) 2011-06-10 2014-04-15 Square Enix Co., Ltd. Game sound field creator
JP2020167629A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本放送協会 受信装置、配信サーバ及び受信プログラム
JP7236914B2 (ja) 2019-03-29 2023-03-10 日本放送協会 受信装置、配信サーバ及び受信プログラム
CN111922785A (zh) * 2020-07-09 2020-11-13 山西汾西重工有限责任公司 一种校正工装、机床虚拟旋转轴补偿方法及系统、五轴机床
CN111922785B (zh) * 2020-07-09 2022-08-26 山西汾西重工有限责任公司 一种校正工装、机床虚拟旋转轴补偿方法及系统、五轴机床

Also Published As

Publication number Publication date
JP4789145B2 (ja) 2011-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6147486B2 (ja) ゲームシステム、ゲーム処理制御方法、ゲーム装置、および、ゲームプログラム
JP6504157B2 (ja) 体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法
JP6461850B2 (ja) シミュレーションシステム及びプログラム
JP3068205B2 (ja) 画像処理装置、この処理装置を用いたゲーム機及び画像処理方法並びに媒体
JP6243595B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理制御方法、および情報処理装置
JP6055657B2 (ja) ゲームシステム、ゲーム処理制御方法、ゲーム装置、および、ゲームプログラム
US7697015B2 (en) Storage medium and game device storing image generating program
JP6055651B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理制御方法、および情報処理装置
JP2013250838A (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法
JP2017119032A (ja) ゲーム装置及びプログラム
US20130120569A1 (en) Computer-readable storage medium storing information processing program, information processing device, information processing system, and information processing method
JP4688267B2 (ja) ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP3740518B2 (ja) ゲーム装置、コンピュータの制御方法及びプログラム
CN108379842A (zh) 游戏音频处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP2020031303A (ja) 仮想空間における音声生成プログラム、および音声生成装置
US20100303265A1 (en) Enhancing user experience in audio-visual systems employing stereoscopic display and directional audio
JP4789145B2 (ja) コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム
JP2023168544A (ja) 低周波数チャネル間コヒーレンス制御
JP5352628B2 (ja) 近接通過音発生装置
WO2019230567A1 (ja) 情報処理装置および音発生方法
JP2020188435A (ja) オーディオエフェクト制御装置、オーディオエフェクト制御システム、オーディオエフェクト制御方法及びプログラム
JP7053074B1 (ja) 鑑賞システム、鑑賞装置及びプログラム
JP2014057809A (ja) ゲームシステム、ゲーム装置、ゲームプログラム、およびゲーム処理制御方法
JP6737842B2 (ja) ゲームプログラム、およびゲーム装置
JP2022034160A (ja) 音声再生プログラムおよび音声再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

TRDD Decision of grant or rejection written
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110620

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees