JP2007184763A - 信号受信装置、信号受信方法および信号受信プログラム - Google Patents

信号受信装置、信号受信方法および信号受信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】フェージングによって生じる受信信号の復調誤りを低減する。
【解決手段】アンテナ1011から101Nで受信された信号は、自己相関部106およびフーリエ変換部107を経てドップラースペクトルへと変換される。重み係数算出部108は、ドップラースペクトルの重み付け和のスペクトル広がりが、搬送波周波数から搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれだけ離れた周波数を中心とする一定の範囲内に含まれるように重み係数を算出する。重み付け合成部102は、重み係数算出部108で算出された重み係数を用いて、受信信号の重み付け合成を行う。重み付け合成された信号は、AFC部104で搬送波周波数に同期された後、復調部105で、データシンボル系列へ復調される。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号受信装置、信号受信方法および信号受信プログラムに係わり、特にフェージングにより生じる復調誤りを低減することを可能にした信号受信装置、信号受信方法および信号受信プログラムに関する。
高速で移動する複数のアンテナを用いて無線信号を受信する場合、各アンテナにはドップラーシフトを受けた複数の信号が多重化して到来するため、到来した信号の受信強度が時間的に変動する、いわゆるフェージングとよばれる現象が発生する。特に、異なった通路長の経路を経た無線信号の干渉によるフェージングはマルチパスフェージングとよばれ、受信強度の変動のみならず、遅延時間の異なる信号の干渉による信号波形の歪をも引き起こす。そのため、このようなフェージングが発生すると、受信信号の復調誤りが頻発することになる。
この問題を解決するために、例えば、無線信号の送信側と受信側とで既知のパイロット信号の送受信を行い、受信したパイロット信号を用いて、フェージングによる振幅および位相変動を推定し、これを補償する方法が開示されている(例えば、非特許文献1を参照)。しかし、このような方法では、高速移動に対応するためには多くのパイロット信号が必要となり、データ伝送効率を考慮すると現実的ではない、という問題があった。
これに対して、空間的に離れた複数のアンテナで受信された受信信号から、空間補間を行って、フェージングにより生じる受信信号のドップラー広がりを等価的に抑圧する方法が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、このような方法により受信信号の復調誤りを低減するためには、特定のアンテナ間隔やアンテナの配置が必要となり、さらに移動速度の正確な把握が必要となるという問題があった。
また、OFDM信号による通信用として、高速移動フェージングにより発生したドップラーシフトを受けた受信信号に対して合成ビームパターンのヌルを向ける方法が開示されている(例えば、非特許文献2を参照)。この方法によれば、ヌルサブキャリアに漏れこんだキャリア間干渉(ICI:Inter Carrier Interference)成分を除去するようにアダプティブアンテナの適応アルゴリズムが動作するので、キャリア間干渉によって生じる復調誤りを低減することができる。しかし、この方法では、通常の移動伝搬環境のようにドップラーシフト波が多数存在する場合には、ドップラーシフトの影響を完全に除去するために非常に多くのアンテナが必要となるという問題があった。さらに、各アンテナに到来する到来波の到来方向の角度差が小さいときには、ドップラーシフトの影響を十分に除去することができないという問題があった。
特開2002‐152105号公報(3頁、図2) 三瓶誠一:「ディジタルワイヤレス伝送技術」、株式会社ピアソン・エデュケーション(第4章、131から137頁、図4.22) S.Hara,A.Nishikawa and Y.Hara,"A novel OFDM adaptive antenna array for delayed signal and Doppler−shifted signal suppresion," IEEE International Conference on Communication 2001,vol.7,pp.2302−2306,June 2001
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、高速移動しながら無線信号を受信する場合でも、フェージングによって生じる受信信号の復調誤りを低減することを可能とする信号受信装置、信号受信方法および信号受信プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の信号受信装置は、複数のアンテナと、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出する重み係数算出手段と、前記重み係数算出手段で算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成する合成手段と、前記合成手段で合成された信号を復調する復調手段と、前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換する変換手段とを備え、前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出することを特徴とする。
また、本発明の信号受信方法は、複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出し、前記算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成し、前記合成された信号を復調し、前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換し、前記重み係数を算出する場合に、前記受信信号を変換して得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出することを特徴とする。
また、本発明の信号受信プログラムは、コンピュータに、複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出させる機能と、前記算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成させる機能と、前記合成された信号を復調させる機能と、前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換させる機能とを実現させ、前記重み係数を算出させる機能では、前記受信信号を変換して得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出させることを特徴とする。
本発明によれば、複数のアンテナで受信した受信信号のドップラースペクトル領域でのスペクトルの広がりを抑圧することができるので、フェージングにより生じる受信信号の波形の歪みによる復調誤りを低減することが可能となる。
高速で移動する複数のアンテナで無線信号を受信した場合に生じるフェージングは、受信信号の自己相関をフーリエ変換して得られるドップラースペクトル領域においては、搬送波周波数を中心としたスペクトルの広がりとして現れる。図4は、複数の経路(マルチパス)を経てアンテナに到来する各到来波の到来時間差が小さい一様レイリーフェージング環境下における受信信号のドップラースペクトルの広がりの様子を表している。
そこで、本発明に係わる実施形態では、このような受信信号のドップラースペクトル領域でのスペクトルの広がりを低減させることによって、受信信号に対するフェージングの影響を抑圧し、受信信号の波形の歪みによって生じる復調誤りを低減する方法について説明する。より具体的には、複数のアンテナで受信した受信信号のドップラースペクトル領域でのスペクトルの広がりを、あらかじめ定めた一定の範囲内に含まれるように低減させることにより、受信信号の復調誤りを減少させる本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる信号受信装置を示すブロック図である。
この第1の実施形態に係わる信号受信装置は、無線信号を受信するN個のアンテナ1011から101Nと、アンテナ1011から101Nで受信した信号を、後述する重み係数算出部108で算出された重み係数を用いて重み付け合成する重み付け合成部102と、重み付け合成された信号から、アンテナ1011から101Nで受信した信号の搬送波周波数のずれを推定する搬送波周波数ずれ推定部103と、搬送波周波数ずれ推定部103で推定された搬送波周波数のずれを用いて重み付け合成部102で重み付け合成された信号を搬送波周波数に同期させるAFC(Automatic Frequency Control)部104と、AFC部104で搬送波周波数に同期された信号を復調する復調部105と、アンテナ1011から101Nで受信した信号の自己相関を算出する自己相関算出部106と、自己相関算出部106で算出された受信信号の自己相関をフーリエ変換して、受信信号のドップラースペクトルを算出するフーリエ変換部107と、フーリエ変換部107で算出されたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、搬送波周波数から搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれだけ離れた周波数を含む一定の範囲内に含まれるように重み付け合成部102で用いる重み係数を算出する重み係数算出部108とを備える。
なお、ここでアンテナ1011から101Nとして用いるアンテナは、無指向性のものであってもよく、指向性を有するものであってもよい。指向性のアンテナを用いる場合には、例えば、移動体の移動方向に対して前方に指向性のビームが形成されるようにアンテナを配置する。このようにすることで、移動体の移動方向に対して前方以外の方向から到来する信号の影響を低減することができ、ドップラー広がりを小さくすることが可能である。
また、重み係数算出部108は、搬送波周波数ずれ推定部103で推定された搬送波周波数のずれから参照スペクトルを生成する参照スペクトル生成部108aと、参照スペクトル生成部108aで生成された参照スペクトルを用いて重み係数を計算する重み係数計算部108bとを備える。
次に図1、図2および図3を用いて、本発明の第1の実施形態に係わる信号受信装置の動作について説明する。なお、図2および図3は、本発明の第1の実施形態に係わる信号受信装置の動作を示すフローチャートである。
まず、アンテナ1011から101Nで受信した信号が復調されるまでの動作について、図2を用いて説明する。
まず、複数のアンテナ1011から101Nで無線信号が受信され、受信された信号が重み付け合成部102へ送られる(ステップS101)。
重み付け合成部102は、各アンテナ1011から101Nから送信される信号を重み係数算出部108で算出された重み係数を用いて重み付け合成する(ステップS102)。なお、重み係数算出部108の動作の詳細については後述するが、重み付け合成部102は、重み係数算出部108において算出された最新の重み係数を用いて信号の重み付け合成を行うものとする。
このように重み付け合成部102で合成された信号は、次に、搬送波周波数ずれ推定部103とAFC部104に送られる。
搬送波周波数ずれ推定部103は、重み付け合成部102で合成された信号から、アンテナ1011から101Nで受信した信号の搬送波周波数のずれを推定する(ステップS103)。AFC部104は、搬送波周波数ずれ推定部103で推定された搬送波周波数のずれを補正して、重み付け合成部102で合成された信号が搬送波周波数に同期するように、信号の周波数シフトを行う(ステップS104)。
受信信号の搬送波周波数のずれを推定して、周波数シフトにより搬送波周波数同期を行う方法としては、例えば、受信信号に挿入されている既知信号(プリアンブル)の繰り返し波形部分を抽出して相関処理を行い、相関パルスの位相回転量から計算される周波数偏差を用いて搬送波周波数の補正を行う方法がある。また、受信信号がOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号である場合に、OFDMシンボル中にガード区間として繰り返して現れる信号区間から、上記相関処理を行って周波数偏差を求める方法も開示されている(例えば、伊丹誠:「ディジタル放送/移動通信のためのOFDM変調技術」、トリケップス、110ページ、5.2.2節)。さらに、OFDM信号のサブキャリアのうちのいくつかに既知パターン(パイロットキャリア)を挿入し、この既知パターンの位相回転などから、周波数偏差の影響を補償することも可能である。
そして、AFC部104で搬送波周波数同期が行われた信号は、復調部105でデータシンボル系列へと復調される(ステップS105)。
このように、アンテナ1011から101Nで受信される信号の搬送波周波数のずれを推定して搬送波周波数同期を行い、同期後の信号を復調することにより、送受信機間の原振(ローカル発振器)の偏差などによって生じる搬送波周波数のずれを補正して、誤りのない復調を行うことが可能になる。
次に、重み係数算出部108における重み係数の算出方法について説明する。重み係数算出部108における重み係数の算出は、アンテナ1011から101Nで受信された信号を重み付け合成部102で重み付け合成することにより得られる信号のドップラースペクトルの広がりが、搬送波周波数から搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれだけ離れた周波数を含む一定の範囲Fthに含まれるように行われる。
以下、図3を用いて、本発明の第1の実施形態に係わる信号受信装置における重み係数算出動作について説明する。
まず、アンテナ1011から101Nで受信された信号が自己相関部106へ送られる。
自己相関部106は、アンテナ1011から101Nで受信されたそれぞれの信号の自己相関を算出する(ステップS201)。ここで、送信信号をs(t)、伝搬路応答をc(t)、ひとつのアンテナで受信された信号をr(t)とすると、各マルチパスを経由して到来する信号の到来時間差が小さい一様レイリーフェージング環境下では、r(t)は、(1)式で表すことができる。
Figure 2007184763
ここで、アンテナで受信された信号r(t)の自己相関をR(τ)と表すと、R(τ)は、(2)式のように算出することができる。
Figure 2007184763
なお、E[f(t)]は、信号f(t)の集合平均を表し、具体的には、あらかじめ定めた時間長に渡って信号f(t)の時間平均を計算することにより求めることができる。
(2)式において、定包絡線の変調方式(例えば、FM:Frequency ModulationやFSK:Frequency Shift Keyingなど)や、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの受信サンプル時刻において振幅レベルがひとつしかない変調方式を用いた場合など、E[|s(t)|]=1と仮定できる場合には、(2)式で表される受信信号の自己相関R(τ)は、(3)式のように算出することが可能となる。
Figure 2007184763
このようにして自己相関部106で算出された受信信号の自己相関R(τ)は、次に、フーリエ変換部107へ送られる。
フーリエ変換部107は、自己相関部106で受信信号ごとに算出された自己相関R(τ)をFFT(Fast Fourier Transform)する(ステップS202)。
ここで、図4に示すように、レイリーフェージング環境下において、受信信号のドップラースペクトルS(f)が、搬送波周波数fを中心とするf−fからf+fの範囲に広がっているとすると、受信信号の自己相関R(τ)とドップラースペクトルS(f)との間には(4)式の関係が成り立つ(例えば、非特許文献1を参照)。なお、以下では搬送波周波数はfとして説明するが、受信信号をベースバンド帯域にダウンコンバート(周波数変換)して用いる場合には、搬送波周波数fは、f=0とおくことができる。
Figure 2007184763
したがって、自己相関R(τ)と、受信信号のドップラースペクトルS(f)との間には、(5)式の関係が成り立つので、自己相関部106で算出された受信信号の自己相関をフーリエ変換することにより、受信信号のドップラースペクトルを得ることができる。
Figure 2007184763
なお、(5)式における無限積分は、実際には、あらかじめ定めた複数の時間のサンプルを用いたフーリエ積分によって算出することができる。このとき、時間分解能τは、S(f)の周波数分解能Fresの逆数となる。
このようにフーリエ変換部107で得られた受信信号ごとのドップラースペクトルは、次に重み係数算出部108へと送られる。
重み係数算出部108は、フーリエ変換部107から送られた受信信号のドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、搬送波周波数から搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれだけ離れた周波数を含む一定の範囲内に含まれるように重み係数を算出する。
具体的には、まず、参照スペクトル生成部108aが、搬送波周波数fから搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれ(Δf)だけ離れた周波数を中心として、一定の範囲に広がりを有するスペクトルを参照スペクトルSref(f)として生成する(ステップS203)。図5は、参照スペクトルの例であり、周波数f+Δfを中心として、スペクトルの広がりがFthである矩形スペクトルを表している。この場合の参照スペクトルSref(f)は、(6)式のように表すことができる。
Figure 2007184763
ここで、Sconstは、定数であり、例えば、1とすればよい。
また、参照スペクトルの形状は、矩形でなくてもよく、例えば、ロールオフ型やガウスフィルタ型であってもよい。
ここで、スペクトルの広がりFthは、例えば、受信した信号のサブキャリアの周波数間隔やサブキャリアの数、あるいは、受信信号を復調する際の誤り訂正能力などに基づいて定めればよい。具体的には、例えば、本発明の実施形態に係わる信号受信装置に真の搬送波周波数からずれた搬送波周波数で到来する信号を受信させ、その受信信号を復調したときの搬送波周波数のずれとシンボル誤り率との関係を、図6に示すように、あらかじめ調べておく。そして、受信信号装置が利用される状況に応じて定まるシンボル誤り率の許容量から、上述したスペクトルの広がりFthを定めるようにすればよい。
次に、重み係数計算部108bは、参照スペクトル生成部108aで生成された参照スペクトルを用いて重み係数を計算する(ステップS204)。重み係数は、フーリエ変換部107から出力される受信信号ごとのドップラースペクトルS(f)(i=1,...,N)の重み付け和Sobj(f)と、参照スペクトル生成部108aで生成された参照スペクトルSref(f)との間の誤差が小さくなるように定める。なお、Sobj(f)は、(7)式のように求められる。
Figure 2007184763
また、重み係数ベクトルWは、(8)式のように表されるものとする。
Figure 2007184763
具体的には、重み係数計算部108bは、(9)式で定まる評価関数JをWで偏微分した値が0となるように重み係数ベクトルWを求め、重み付け合成されたドップラースペクトルSobj(f)と参照スペクトルSref(f)との間の誤差を最小化する重み係数を求める。
Figure 2007184763
ここで、評価関数Jの集合平均E[・]は、周波数分解能Fresごとに得られた周波数サンプルに対する平均を計算することにより求めることができる。また、誤差最小化アルゴリズムには、最急降下法やclosed−form型の適応アルゴリズムなどを用いることができる。
そして、このようにして重み係数計算部108bで計算された重み係数は、重み付け合成部102に送られ、重み付け合成部102で新たな受信信号に対する重み付け合成に用いられる。
このように、(9)式で定まる評価関数Jを最小化する重み係数を求め、その重み係数を用いて重み付け合成部102で受信信号の重み付け合成をすることにより、アンテナ1011から101Nで受信した受信信号のドップラースペクトルの広がりを、搬送波周波数から搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれだけ離れた周波数(f+Δf)を中心とする一定の範囲(Fth)内に抑えることが可能になり、フェージングの影響を抑圧することができる。そして、このようにして算出された重み係数を用いて重み付け合成部102で重み付け合成を行い、重み付け合成された信号を復調することで、復調誤りの低減を実現することができる。
このように、第1の実施形態に係わる信号受信装置によれば、受信信号のドップラースペクトル領域でのスペクトルの広がりを低減させることにより、受信信号に対するフェージングの影響を抑圧することができるので、フェージングよって生じる復調誤りを低減することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、まず、自己相関部106で、アンテナ1011から101Nで受信した信号の自己相関を求めてから、フーリエ変換部107でフーリエ変換を行っていたが、図7に示すように、自己相関とフーリエ変換の順序を逆としてもよい。これは図8に示すような信号の性質によるものであり、受信信号をフーリエ変換した後の信号を自己相関することによっても、受信信号のドップラースペクトルを得られることによる。
また、上述した実施形態では、参照スペクトル生成部108aで生成される参照スペクトルを(6)式のようにしたが、例えば、(10)式のように、周波数f+ΔfからFthの範囲内では、受信信号のドップラースペクトルをそのまま用い、周波数f+ΔfからFth以上離れた周波数では、スペクトルを「0」とするようにしてもよい。
Figure 2007184763
このようにすることで、重み係数計算部108bでは、周波数f+ΔfからFth以上離れた周波数で、ドップラースペクトルを「0」にするような重み係数を求めることになり、上述したような適応アルゴリズムの拘束条件が緩くなるため、最適解への収束が早くなることが期待できる。
また、上述した実施形態では、搬送波周波数ずれ推定部103で推定された受信信号の搬送波周波数からのずれを用いて参照スペクトルを生成していたが、例えば、受信信号の搬送波周波数からのずれが小さい場合などには、搬送波周波数ずれ推定部103で推定されたずれを用いて参照スペクトルを生成することを行わず、図9に示すように、あらかじめ搬送波周波数fを中心として一定の範囲に広がりを有するスペクトルを参照スペクトルとして生成して記憶部108cに記憶しておき、これを用いて重み係数を算出するようにしてもよい。さらに、この場合、搬送波周波数ずれ推定部103、および、AFC部104を用いずに、重み付け合成部102で合成された信号を、直接、復調部105へ入力するようにしてもよい。
なお、この信号受信装置は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、重み付け合成部102、搬送波周波数ずれ推定部103、AFC部104、復調部105、自己相関部106、フーリエ変換部107および重み係数算出部108は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、信号受信装置は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、図4に示すような、複数の経路(マルチパス)を経てアンテナに到来する各到来波の到来時間差が小さい一様レイリーフェージング環境下において、受信信号の重み付け合成によって、受信信号のドップラースペクトル領域でのスペクトルの広がりを低減させる実施の形態について説明した。
ここで、アンテナの指向性や、アンテナが搭載された移動体の周辺環境、あるいは、送信局との位置関係によっては、受信信号のドップラースペクトルは、図4に示すような搬送波周波数を中心とした広がりとはならず、図10に示すように、周波数軸上で偏りを持つ広がりとなる場合も多い。
そこで第2の実施形態では、ドップラースペクトルがこのような偏りを持つ広がりを有する場合に好適な本発明に係わる信号受信装置の実施の形態について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係わる信号受信装置を示すブロック図である。
この第2の実施形態に係わる信号受信装置は、無線信号を受信するN個のアンテナ2011〜201Nと、アンテナ2011〜201Nで受信した信号を、後述する重み係数算出部208で算出された重み係数を用いて重み付け合成する重み付け合成部202と、重み付け合成された信号から、アンテナ2011〜201Nで受信した信号の搬送波周波数のずれを推定する搬送波周波数ずれ推定部203と、搬送波周波数ずれ推定部203で推定された搬送波周波数のずれを用いて重み付け合成部202で重み付け合成された信号を搬送波周波数に同期させるAFC部204と、AFC部204で搬送波周波数に同期された信号を復調する復調部205と、アンテナ2011〜201Nで受信した信号の自己相関を算出する自己相関算出部206と、自己相関算出部206で算出された受信信号の自己相関をフーリエ変換して、受信信号のドップラースペクトルを算出するフーリエ変換部207と、フーリエ変換部207で算出されたドップラースペクトルから重み付け合成部202で用いる重み係数を算出する重み係数算出部208とを備える。
また、重み係数算出部208は、フーリエ変換部207から送られるドップラースペクトルから、参照スペクトルの中心周波数を定める周波数掃引部208aと、周波数掃引部208aで定められた中心周波数から参照スペクトルを生成する参照スペクトル生成部208bと、参照スペクトル生成部208bで生成された参照スペクトルを用いて重み係数を計算する重み係数計算部208cとを備える。
すなわち、上述した第1の実施形態とは、重み係数算出部208の構成が異なる。そこで、重み係数算出部208以外の部分(アンテナ2011から201N、重み付け合成部202、搬送波周波数ずれ推定部203、AFC部204、復調部205、自己相関部206、フーリエ変換部207)についての詳細な説明は省略する。
フーリエ変換部207でドップラースペクトルへ変換された受信信号は、重み係数算出部208の周波数掃引部208aへと送られ、参照スペクトルの中心周波数が決定される。具体的には、フーリエ変換部207から入力されるドップラースペクトルを、それぞれ、あらかじめ定めた周波数幅(例えば、Fth)を有する窓関数と掛け合わせ、そのスペクトルの積分値を求める。このようにして得られた積分値は、上述した窓関数でドップラースペクトルをフィルタリングした場合のスペクトルの電力(エネルギー)値を表すので、その値が最大となる周波数を、周波数掃引を行って求める。なお、このようにして求められた周波数は、各アンテナで受信された受信信号ごとに異なるが、例えば、アンテナ間で上記電力値が最大となるアンテナにおける周波数を、参照スペクトルの中心周波数fcntとして決定すればよい。あるいは、すべてのアンテナの受信信号から得られる周波数を平均したものを中心周波数fcntとして決定してもよい。そしてこのようにして求められた、周波数掃引後の中心周波数fcntは、次に、参照スペクトル生成部208bに送られる。
参照スペクトル生成部208bは、周波数掃引部208aから送られた中心周波数fcntを用いて、その周波数を中心として一定の範囲に広がりを有するスペクトルを参照スペクトルとして生成する。参照スペクトルの形状は、上述した第1の実施形態の場合と同様に、fcntを中心とする矩形スペクトルであってもよく、ロールオフ型であってもよく、ガウスフィルタ型であってもよい。
そして、重み係数計算部208cは、参照スペクトル生成部208bで生成された参照スペクトルとフーリエ変換部207で得られたドップラースペクトルを重み付け合成したスペクトルとの間の誤差が最小となるように、重み係数を定める。重み係数の計算方法は、上述した第1の実施形態の場合と同様であるので、ここでは省略する。
このように、本発明の第2の実施形態に係わる信号受信装置によれば、アンテナの指向性や、移動体の周辺環境、あるいは、送信局との位置関係によって、ドップラースペクトルが、図10に示すように周波数軸上で偏りをもつような場合にも、多重ドップラーシフト波のうち多くの電力(エネルギー)をとりこむように周波数掃引を行って参照スペクトルの中心周波数を決定することができる。その結果、受信誤りに寄与するドップラーシフト波をなるべく少なくするように窓関数を設定し、窓関数の外のドップラーシフト成分を除去するように重み係数を決定することが可能になるので、ドップラースペクトルの広がりに偏りがある場合にも、そのドップラー広がりの影響を低減し、復調誤りを抑えることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係わる信号受信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態の受信信号の復調に係わる動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態の重み係数算出に係わる動作を示すフローチャート。 レイリーフェージング環境下における受信信号のドップラースペクトルを示す図。 本発明の第1の実施形態の参照スペクトルの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態の参照スペクトルの幅の決定方法の一例を示す図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係わる信号受信装置の構成を示すブロック図。 受信信号とドップラースペクトルとの間の関係を示す図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係わる信号受信装置の構成を示すブロック図。 フェージングによって生じるドップラースペクトルの広がりの一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係わる信号受信装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
1011〜101N、2011〜201N・・・アンテナ
102、202・・・重み付け合成部
103、203・・・搬送波周波数ずれ推定部
104、204・・・AFC部
105、205・・・復調部
106、206・・・自己相関部
107、207・・・フーリエ変換部
108、208・・・重み係数算出部
108a、208b・・・参照スペクトル生成部
108b、208c・・・重み係数計算部
108c・・・記憶部
208c・・・周波数掃引部

Claims (13)

  1. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出する重み係数算出手段と、
    前記重み係数算出手段で算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成する合成手段と、
    前記合成手段で合成された信号を復調する復調手段と、
    前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換する変換手段とを備え、
    前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする信号受信装置。
  2. 前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた周波数を中心とする一定の範囲内に含まれるように前記重み係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  3. 前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルと、あらかじめ定めた周波数を中心とする一定の範囲に広がりを有する参照スペクトルとの間の誤差が最小となるように前記重み係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  4. 前記参照スペクトの形状が、矩形スペクトル、ロールオフ型スペクトル、もしくは、ガウスフィルタ型スペクトルのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の信号受信装置。
  5. 前記合成手段で合成された信号から前記受信信号の搬送波周波数のずれを推定する推定手段と、
    前記推定された搬送波周波数のずれを用いて前記合成手段で合成された信号を搬送波周波数に同期させる同期手段とをさらに備え、
    前記復調手段は、前記同期手段で搬送波周波数に同期された信号を復調する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  6. 前記合成手段で合成された信号から前記受信信号の搬送波周波数のずれを推定する推定手段と、
    前記推定された搬送波周波数のずれを用いて前記合成手段で合成された信号を搬送波周波数に同期させる同期手段とをさらに備え、
    前記復調手段は、前記同期手段で搬送波周波数に同期された信号を復調し、
    前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、搬送波周波数から前記推定手段で推定されたずれだけ離れた周波数を含む一定の範囲内に含まれるように前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  7. 前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルと、搬送波周波数から前記推定手段で推定されたずれだけ離れた周波数を含む一定の範囲に広がりを有する参照スペクトルとの間の誤差が最小となるように前記重み係数を算出することを特徴とする請求項6に記載の信号受信装置。
  8. 前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、前記変換手段で得られたドップラースペクトルから周波数掃引を行って得た周波数を含む一定の範囲内に含まれるように前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  9. 前記重み係数算出手段は、前記変換手段で得られたドップラースペクトルごとに、それらのドップラースペクトルと、あらかじめ定めた周波数幅を有する窓関数との積を周波数掃引して得られる値が最大となる周波数を求め、それらの周波数からひとつの周波数を得、その得られた周波数を中心とする一定の範囲に広がりを有する参照スペクトルと前記ドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルとの間の誤差が最小となるように前記重み係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  10. 前記変換手段は、前記アンテナで受信された受信信号の自己相関をフーリエ変換してドップラースペクトルを算出することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  11. 前記変換手段は、前記アンテナで受信された受信信号をフーリエ変換した信号の自己相関を求めることによりドップラースペクトルを算出することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  12. 複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出し、
    前記算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成し、
    前記合成された信号を復調し、
    前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換し、
    前記重み係数を算出する場合に、前記受信信号を変換して得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする信号受信方法。
  13. コンピュータに、
    複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成するための重み係数を算出させる機能と、
    前記算出された重み係数を用いて、前記複数のアンテナで受信した受信信号を重み付け合成させる機能と、
    前記合成された信号を復調させる機能と、
    前記複数のアンテナで受信した受信信号をそれぞれドップラースペクトルに変換させる機能とを実現させ、
    前記重み係数を算出させる機能では、前記受信信号を変換して得られたドップラースペクトルを重み付け合成して得られるスペクトルの広がりが、あらかじめ定めた範囲内に含まれるように前記重み係数を算出させる
    ことを特徴とする信号受信プログラム。
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