JP2007184706A - 光無線伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速且つ高精度にて光軸調整を行うことが可能な光無線伝送装置を提供する。
【解決手段】撮像データに基づいて親機2bからのガイド光の光軸方向を特定し、その光軸方向から、反射板19の反射面19aの移動方向および移動量を第1の移動情報としてそれぞれ取得する第1の方向検出部32と、4分割PD13により受光されたガイド光の受光データから、反射板19の反射面19aの移動方向および移動量を第2の移動情報としてそれぞれ取得する第2の方向検出部38と、第1及び第2の方向検出部32および38により取得された第1及び第2の移動情報に基づいて、ピエゾアクチュエータ20a1、20a2を介して反射板19の反射面19aを移動させることにより、親機2bからのガイド光の光軸方向とコリメートレンズ6(図3参照)の光軸方向とを略一致させる駆動制御部36とを備えた光無線伝送子機1aである。
【選択図】図8

Description

本発明は、データ信号等により変調された光を送受信することによりデータ伝送を行う光無線伝送装置に関する。
従来、光無線を用いた通信方式としては、いわゆるリモートコントロール装置に代表される拡散型通信方式と、高速無線LAN(Local Area Network)に代表される狭ビーム型通信方式とが存在する。
拡散型通信方式においては、受発光部それぞれの指向性を広く設定することにより、通信相手の方向を特定することや受発光部を高精度で通信相手に対向させることなく通信が可能である。また、反射光も利用できるため、通信光の遮蔽による影響を受けにくいという利点も有する。反面、発光部の指向性を広く設定していることから、受光部に達する光量が少なく、周囲のノイズにも影響されやすいという問題点も有しており、この問題点から、拡散型通信方式を高速通信に用いることは困難であると考えられている。
一方、狭ビーム型通信方式では、受発光部の指向性を狭くすることにより、受光面に到達する光の減衰が抑制され、また、受光部では外乱光等のノイズを抑制することができるため、高速無線LANに代表される高速通信に適している。しかしながら、出射光を相手側の受光部に正確に照射する必要があり、これが技術的な課題となっている。
この狭ビーム型通信方式において、出射光を相手側の受光部に向ける手法としては、例えば、下記の特許文献1に記載されている屋内光無線伝送装置のための手法がある。
この屋内光無線伝送装置においては、図16に示すように、一方の装置(親機101)にデータ光送信のための受発光部102とは別に発光手段103を設け、この発光手段103より光軸調整用のガイド光を送出する。そして、他方の光無線伝送子機(子機)104においては、光軸方向を変位させて受光装置105によりガイド光を受信し、このガイド光の受光レベルに基づいて、親子機間の光軸合わせを行っている。
このような光軸調整方法においては、指向性の狭い受光装置105をステッピングモータ等を用いて回転させ、これにより、受光装置指向性を水平及び垂直方向(2次元方向)に走査させ、この2次元方向に対応する2次元座標において最大の受光レベルが得られる点をサーチし、このサーチ点に受光装置105の指向性を合わせている。
また、別の手法としては、2次元撮像素子を用い、相手側装置からのガイド光を撮像し、撮像結果から相手側装置の方向を特定し、これに基づいて出射光を相手側装置の方向に向ける手法がある。この方式においては、2次元的に相手側装置の方向を特定するため、特定動作の迅速化が可能となる。なお、相手側装置の方向を特定するための手段(ガイド光認識する手段)としては、パターン認識法を採用することができるが、相手側装置の形状、距離等を考慮する必要があり、認識処理は複雑なものとなってしまう。
この問題を解決するため、例えば、下記の特許文献2には、相手側装置からのガイド光を点滅させ、この点滅動作に同期したタイミングにおいてガイド光をフレームとして撮像した後、このフレーム間の差分をとるようにした光無線伝送装置の光軸調整方法が記載されている。
この方法における差分データでは、フレーム間において変化のないガイド光の周辺は暗くなり、ガイド光のみが抽出されるため、ガイド光を容易に認識できる。また、サービスエリアを広く確保し、且つ高精度にて相手側装置に出射光を向けるためには、画素数の多い撮像素子を用いるか、ズームレンズを用いて撮像を行うこととし、まず画角を広くして相手側装置の方向に光軸を向ける粗調整を行った後、画角を狭くして相手側装置の方向に光軸を向ける微調整を行うことにより高精度の調整を行うという手法が考えられる。
特許第3059870号公報 特開平9−331295号公報
しかしながら、特許文献1に提案されているような自動的に相手装置からのガイド光を検出する手法の場合、スキャン範囲にもよるが、相手装置を検出するまでに数秒から十数秒の時間を要するのが実情であった。
また、通信相手からのガイド光の受光状態に基づいて行われる光軸調整は、出射光軸および受光軸が一致している場合に出射光が相手側装置の受光部に到達することを前提としている。したがって、両装置の光軸が同軸上にない場合、もしくは極めて近い距離に受光部及び発光部が配置されていない場合には、発光ビームの指向角をより狭くすると相手側装置の受光部に出射光を照射することは困難となる。
一方、特許文献2に記載されている方法において、高精度な検出のために画素数を多くした場合は、撮像したガイド光のフレームを保持するためのフレームバッファが増大し、さらに相手側装置の方向を特定するための演算量も増大することから、高性能な信号処理装置、例えば高性能CPUが必要となり、コストの上昇ならびに光軸調整に要する時間の増大を招く恐れがある。
また、ズームレンズを用いて撮像する場合には、このズームレンズとズームレンズを制御する手段とが必要となることから、コストの上昇や装置の大型化を招く恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、コストの上昇や装置の大型化を防止し、高速且つ高精度にて光軸調整を行うことができる光無線伝送装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、通信相手となる装置に対して指向性の狭い送信光を用いてデータ通信を行うための光無線伝送装置であって、前記通信相手装置から送られた光が入射した際に、その入射光の光軸を偏向させる偏向部位、および該偏向部位を移動させて偏向時の偏向角を変化させる偏向角可変部をそれぞれ有する反射光学系と、前記反射光学系を通過した入射光の一部を反射し、残りを透過させる光制御素子と、前記光制御素子により反射された入射光を受光する受光素子と、送信対象となるデータに基づいて変調された送信光を出射する第1の発光素子と、前記第1の発光素子より出射された送信光を指向角の狭い略平行な送信光に変化させ、この送信光を前記光制御素子及び前記反射光学系を介して所定の光軸方向に沿って出射させる光学素子と、所定の通信可能エリア全体を撮像することが可能であり、前記通信相手装置から送られた光を含む映像を撮像して撮像データとして出力する撮像素子と、任意の周波数で点滅を繰り返すガイド光を所定のエリア内に均等に照射する第2の発光素子と、前記反射光学系、前記光制御素子、前記第1の発光素子、前記光学素子、前記2次元撮像素子及び前記第2の発光素子を一体として回転させることができる回転ステージと、前記撮像素子により撮像された撮像データに基づいて前記通信相手装置からの入射光の光軸方向を特定するとともに、特定された入射光の光軸方向に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させる際の移動方向および移動量を第1の移動情報としてそれぞれ取得する第1の移動情報取得部と、前記受光素子により受光された入射光の受光データに基づいて、前記反射光学系の偏向角変更部位を介して前記偏向部位を移動させる際の移動方向および移動量を第2の移動情報として取得する第2の移動情報取得部と、前記第1及び第2の移動情報取得部により取得された第1及び第2の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを略一致させる移動制御部とを備えたことを要旨とする。
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記反射光学系、前記光制御素子、前記第1の発光素子、前記光学素子、前記2次元撮像素子及び前記第2の発光素子を一体として回転させることができる回転ステージを備え、前記第1の移動情報取得部は、前記特定された入射光の光軸方向に基づいて、前記回転ステージを回転させる際の回転ステージの回転方向および回転移動量を前記第1の移動情報として取得するように構成されており、前記移動制御部は、前記第1の移動情報取得部により取得された第1の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させ、かつ前記回転ステージを回転させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを第1回目の光軸調整として略一致させ、第1回目の光軸調整の後、前記第2の移動情報取得部により取得された第2の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを第2回目の光軸調整として略一致させるように構成されたことを要旨とする。
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記通信相手装置から送られて前記反射光学系に入射された入射光は、任意の周波数で点滅を繰り返すガイド光であり、前記第2の発光素子の所定エリアは、前記回転ステージの回転軸方向側に広く、回転方向側に狭い略楕円型であることを要旨とする。
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記移動制御部により、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とが略一致した光路確立状態において、該光路の遮断が生じた際、前記移動制御部は、前記遮断後に前記第1及び第2の移動情報取得部により取得された第1及び第2の移動情報の内の少なくとも一方を用いて前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを再度略一致させる手段を備えたことを要旨とする。
請求項1乃至4記載の発明によれば、通信相手装置からの送られた光が反射光学系に入射された際に、反射光学系における偏向部位を、その偏向角可変部を介して移動させることにより、その入射光の光軸を偏向させることが可能になっており、さらに、その通信相手装置からの入射光の光軸と光無線伝送装置のデータ光送信用の光軸とが一致していない場合であっても、それぞれの光軸を一致させるために必要な上記偏向部位の移動方向および移動量を第1および第2の移動情報取得部により取得し、取得した移動方向および移動量に基づいて反射光学系の偏向角可変部を介して偏向部位を移動させることにより、通信相手装置からの入射光の光軸方向と光無線伝送装置の光学素子の光軸方向とを略一致させることができる。
したがって、データ通信用に指向性の狭い送信光を用いた場合でも、通信相手装置の受光部に確実に送信光を照射することができる。
また、上記光軸合わせ処理においては、ズームレンズ、およびズームレンズ制御装置等の高価かつ高性能な機器を用いていないため、光無線伝送装置のコストの上昇や大型化を防止し、高速且つ高精度にて光軸調整を行うことが可能となる。
特に、請求項1または3に記載した発明によれば、前記光軸合わせ処理に用いる光として、任意の周波数で点滅を繰り返すガイド光を用いているため、他の外乱光が存在した場合でも、ガイド光を確実に区別して認識することができる。
また、特に、請求項4に記載した発明によれば、通信相手装置からの入射光の光軸方向と光無線伝送装置の光学素子の光軸方向とを一致させて光伝送路を確立させたあとに、この光伝送路が遮断された場合であっても、再度自動的に通信相手装置からの入射光の光軸方向と光無線伝送装置の光学素子の光軸方向とを一致させて光伝送路を確立することができるため、通信相手装置および光無線伝送装置間のデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、適宜、送信対象となるデータにより変調された光をデータ光もしくは送信光と呼称し、これらの光を送信することをデータ送信と呼称する。
図1は、本実施形態に係る光無線伝送システムの全体構成を示す斜視図である。
この光無線伝送システムは、屋内の例えばデスク上などに設置されるとともにパーソナルコンピュータ等の複数の端末に接続可能な複数の光無線伝送子機1a及び1bと、屋内における上記子機1a及び1bに対して上部位置である例えば天井Cに設置される光無線伝送親機2a及び2bとを備えており、これらの光無線伝送子機(以下、単に子機ともいう)1a及び1bと光無線伝送親機(以下、単に親機ともいう)2a及び2bとの間で双方向ビーム伝送を行うシステムである。なお、光無線伝送子機1a及び1bは、光無線伝送親機2a及び2bのそれぞれの通信可能エリア(サービスエリア)ARa及びARb内において複数台配置されるが、1台のみを配置してもよい。
光無線伝送子機1a及び1bの通信相手となる光無線伝送親機2a及び2bは、図1および図9に示すように、その光無線伝送子機1a及び1bと同様の構成をそれぞれ有する複数の光無線伝送モジュール3(3a1、3a2、…、3an)と、光無線伝送子機1a及び1bに自親機2aおよび2bの方向を知らせるためのガイド光をその通信可能エリアARaおよびARb内全体に照射する発光素子群4とを備えている。
なお、本実施形態では、各親機2aおよび2bのサービスエリアARaおよびARbの範囲を、各親機2aおよび2bの発光指向角(画角)として例えば150°と定めている。すなわち、各親機2aおよび2bの発光素子群4の発光指向角(画角)は、図2に示すように、それぞれ150°に設定されている。
また、発光素子群4全体の発光強度特性は、対応する親機2a、2bが天井Cに設置されていることを考慮し、発光素子群4の配置および/またはレンズ特性を調整することにより、発光指向角である150°方向において発光強度が強くなるように設定されることが望ましい。
また、光無線伝送子機1a及び1bと光無線伝送モジュール3との通信可能エリアも、後述する構成により画角として150°に設定されている。
図3は、光無線伝送子機1a及び1b、並びに光無線伝送親機2の光無線伝送モジュール3の構成を概略的に示す一部断面図である。
光無線伝送子機1aは、図3に示すように、略角柱状あるいは円柱状の筐体(ハウジング)Hを有し、このハウジングHの長手方向は、垂直方向に対して傾斜するように後述する回転ステージ44上に固定配置されており、その回転ステージ側端部における該回転ステージ44に対向する一側部には、外部装置(通信相手装置)に対して光信号を送受信するための例えば矩形状や円形状の窓Wが形成されている。
光無線伝送子機1aは、第1の発光素子としてのレーザダイオード(LD)5を有しており、このLD5は、ハウジングH内の上端部に対し、その出射面がハウジングHの下端部に面するように配置されている。このLD5は、送信対象となるデータにより変調されデータ光を出射するようになっている。
また、光無線伝送子機1aは、ハウジングH内におけるLD5からのデータ光の光路上に、そのデータ光の光軸に対して同軸状に配置されたコリメートレンズ6と、ハウジングH内におけるLD5からのデータ光の光路上におけるコリメートレンズ6に対する下流側に、そのデータ光の光軸に対して同軸状かつ所定角度傾斜するようにそれぞれ配置された第1のハーフミラー7及び第2のハーフミラー8を備えている。
さらに、光無線伝送子機1aは、ハウジングH内におけるLD5からのレーザ光の光路上かつ第2のハーフミラー8に対する下流側に配置された反射光学系9を備えている。この反射光学系9は、その例えば矩形状の反射面19aの中心位置がLD5の光軸上に位置している。
そして、光無線伝送子機1aは、第2のハーフミラー8の反射面に対向かつ同軸状に配置された集光レンズ10と、この集光レンズ10により集光された光を受光するためのデータ受信用フォトダイオード(PD)11と、第1のハーフミラー7の反射面に対向かつ同軸状に配置された集光レンズ12と、この集光レンズ12により集光された光を受光するためのデータ受信用の4分割PD13とを備えており、これらの構成要素10〜13は、それぞれハウジングH内に収容されている。
このように構成された光無線伝送子機1aにおいては、図3に示すように、LD5から出射され、コリメートレンズ6を介して平行光束(コリメート光)に近いビームに整形されたデータ光は、第1のハーフミラー7及び第2のハーフミラー8それぞれの透過面を透過する。第1のハーフミラー7及び第2のハーフミラー8を透過したデータ光は、反射光学系9の反射面19aに入射される。
反射光学系9は、その反射面19aが窓Wに対向するように配置されており、その反射面19aにおける入射光に対する偏向角を変更できるように構成されている。したがって、反射面19aにおける入射光に対する偏向角を、その反射面19aにより反射された光が窓Wを通過するように設定しておくことにより、反射面19aに入射したデータ光は、所定の偏向角になるように設定された反射面19aを介して反射され、窓Wを通って外部に送出されるようになっている。
本実施形態において、LD5からの出射光は、ビーム径が細く、さらにコリメートレンズ6により平行に近い光束とされることにより高効率化が実現される。このLD5からの出射光の波長は、近赤外に限らず、さらに長波長であってもよい。
一方、通信相手装置(光無線伝送親機2a、2b)からハウジングHの窓Wを介して入射されてきた光は、その偏向方向がLD5の光軸方向となるように設定された反射面19aを介して反射され、第2のハーフミラー8の反射面に入射される。
第2のハーフミラー8の反射面への入射光のうち、その一部はその反射面により反射され、集光レンズ10を介してPD11により受光される。
一方、第2のハーフミラー8の反射面への入射光の残りは、その反射面および第2のハーフミラー8を透過し、この透過光は、第1のハーフミラー7の反射面に入射してその反射面により反射され、集光レンズ12を介して4分割PD13により受光される。なお、光無線伝送子機1bも、図3に示す光無線伝送子機1aと略同一の構成を有しているため、その説明は省略する。
各光無線伝送子機1a(1b)においては、第1のハーフミラー7及び第2のハーフミラー8のLD5および反射光学系9に対する配置を調整することにより、LD5から出射される送信光の光軸と、相手装置から送信され、4分割PD13及びデータ受信用PD11により受光される光の光軸との略同軸化を実現している。ここで、4分割PD13の受光指向角は±3°程度に調整されている。
また、各光無線伝送子機1a及び1bは、ハウジングHにおける窓W近傍に設置された第2の発光素子である発光ダイオード(LED)群17を備えている。このLED群17を構成する各LEDは、(1)均等な強度、(2)長軸方向におけるビーム振れ角度75°、(3)短軸方向におけるビーム振れ角度10°、および(4)回転ステージ44の回転軸方向側に広く、回転方向側に狭い略楕円型のビーム形状をそれぞれ有する光ビームをガイド光として出力する。
なお、LD5及びLED群17は、別々に運用・制御される。すなわち、LED群17は、そのLED群17から発光されるガイド光と外乱光とを区別するため、そのガイド光が所定の周波数で点滅するように制御される。
さらに、各光無線伝送子機1a及び1bは、その上部に、2次元撮像素子を有する2次元撮像部14を備えている。図4は、この2次元撮像部14の構成を示す側面図である。
2次元撮像部14は、撮像センサとして、例えばマトリクス配列された多数の画素{CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化物半導体)撮像素子}から構成された撮像面15a(後掲図10(a)参照)を介して1秒間に数百フレームの画像を取り込むことが可能なCMOSセンサ15と、このCMOSセンサ15の撮像面15aの中心に対して同軸状かつ離間して配置されており、150°(光軸に対して±75°)の受光指向角(画角)を有する範囲内で入射されてきた光を集光することが可能な撮像レンズ16とを備えている。
本実施形態においては、CMOSセンサ15として、例えば90×90画素の撮像面を有するセンサを用いている。
また、2次元撮像部14は、撮像レンズ16の光軸が垂直となるように、各光無線伝送子機1a及び1b上に設置されている。
撮像レンズ16には、不要な光をカットするため可視光カットフィルタが設けられている。この2次元撮像部14により撮像されたガイド光を含むサービスエリア全体の映像は、撮像データとして出力される。
そして、各光無線伝送子機1a及び1bは、それぞれの構成要素5〜14および17が収容あるいは取り付けられたハウジングHを、垂直方向(2次元撮像部14の光軸方向)を中心として360°方向に回転可能な回転ステージ44と、この回転ステージ44を回転駆動させるためのステッピングモータ45とを備えている。
そして、図3に示す反射光学系9は、第1および第2のハーフミラー7および8を透過して反射面19aに入射される光および通信相手装置(光無線伝送親機2a、2b)から反射面19aに入射される光を偏向させるために、その反射面19aを可動させる可動部9aを有している。
図5は、反射光学系9およびその可動部9aの一例を表す側面図である。
本実施形態における反射光学系9の可能部9aは、ピエゾアクチュエータを備えており、このピエゾアクチュエータは、ピエゾ素子の圧電効果を利用して対象部位を可動させるものである。
すなわち、図5(a)に示すように、反射光学系9は、反射面19aが形成された一方の面を有する例えば矩形状の反射板19と、この反射板19を支持する例えば矩形状の第1の支持板191と、この第1の支持板191に対して所定間隔を空けて平行に配置された例えば矩形状の第2の支持板192と、第1および第2の支持板191および192間に介在して反射板19を開動させる可動部9aとしての一対のピエゾアクチュエータ20a1および20a2とを備えている。
具体的には、ピエゾアクチュエータ20a1および20a2は、図5(a)に示すように、例えば平板状の複数のピエゾ素子が積層されてなるピエゾスタック20b1および20b2をそれぞれ有しており、このピエゾスタック20b1および20b2が、第1の支持板191の背面(内面)におけるLD光軸および窓Wの中心方向を通る平面上に位置する両端部および第2の支持板192の内面(反射板背面に対する対向面)における対応する両端部にそれぞれ介挿されている。
また、各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2は、対応する各ピエゾスタック20b1および20b2における一対の対向する外側面にそれぞれ取り付けられた対向電極18を備えており、この対向電極18間に所定の電圧を印加することにより、各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2は、スタック軸方向に沿って伸張するように構成されている。
すなわち、図5(b)に示すように、ピエゾアクチュエータ20a2の電極板18に印加される電圧をピエゾアクチュエータ20a1の電極板18に印加される電圧より大きくすることにより、第1の支持板191と一体に反射板19(反射面19a)を、反射板19の中心を通り、かつLD光軸方向および窓Wの中心方向を通る平面に直交する軸(X軸とする)を中心として例えば図中反時計回り方向へ回転させることができ、入射光に対する反射面19aの偏向方向を1次元的に変化させることができる。
同様に、図5(c)に示すように、ピエゾアクチュエータ20a1の電極板18に印加される電圧をピエゾアクチュエータ20a2の電極板18に印加される電圧より大きくすることにより、第1の支持板191と一体に反射板19(反射面19a)を、X軸を中心として例えば図中時計回り方向へ回転させることができ、入射光に対する反射面19aの偏向方向を変化させることができる。
なお、反射光学系9の変形例として、4つのピエゾアクチュエータ20a1〜20a4を用意し、それぞれのピエゾスタック20b1〜20b4を、第1の支持板191の背面のコーナー部および第2の支持板192の内面のコーナー部にそれぞれ介挿することにより、反射板19(反射面19a)を、その中心を通る短手方向の軸および長手方向の軸をそれぞれ中心として回転させることができ、入射光に対する反射面19aの偏向方向を2次元的に変化させることができる。
本実施形態では、図3に示すように、反射面9aを介して反射される送信データ光の偏向方向を垂直方向からその垂直方向に対して75°の方向まで設定することができるように、反射光学系9は、上記X軸を中心に少なくとも約37.5°回動可能に構成されている。また、反射板19の中心を通りX軸に直交する軸(Y軸とする)を中心とした回動(可動)範囲は、回転ステージ44において、光軸を通信相手方向に向けることが可能であるため、約10°に設定されている。
なお、本発明における駆動手段は、本実施形態のピエゾアクチュエータ20a1および20a2に限定されるものではなく、電流または電圧等により制御可能なあらゆるアクチュエータを用いることができる。また、反射光学系9の反射面19を曲面とし、この曲面上に凹凸を形成することにより入射光の光軸に対する偏向角を制御する構成としてもよい。
図6は、4分割PD13の受光部を概略的に示す平面図である。
4分割PD13は、図6(a)に示すように、約正方形状の受光領域が4つの独立領域として区画された受光部21a、21b、21c及び21dを有している。
この4分割PD13は、それぞれの受光部21a〜21dの受光面が水平となるように配置されている。そして、受光部21aおよび21bは、受光領域全体において中心を境にして一方の対角線上に、また、受光部21cおよび21dは、他方の対角線上にそれぞれ配置されている。さらに、上記受光部21aおよび21bの配列方向である受光領域全体の一方の対角線方向は、反射光学系9のX軸に平行であり、また、上記受光部21cおよび21cの配列方向である受光領域全体の他方の対角線方向は、反射光学系9のY軸に平行である。
なお、図6(b)に示すように、その中央部分にさらに中央PD21eを設けることも可能である。図6(b)に示す4分割PD13aによれば、中央PD21eを相手装置からのデータ光受信用に使用することが可能であり、この場合においては、第2のハーフミラー8、集光レンズ10及びデータ受信用PD11は不要となる。
上記のとおり4分割PD13の中央に中央PD21eを設け、第2のハーフミラー8、集光レンズ10及びデータ光受信用PD11を不要とした場合には、図7に示すように、LD5から発せられた送信光は、第1のハーフミラー7を透過した後、反射光学系9に入射することとなる。
図8は、各光無線伝送子機1a及び1bの機能構成を示すブロック図である。
図8に示すように、各光無線伝送子機1a及び1bは、2次元撮像部14からの撮像信号に基づいて通信相手装置の方向を特定し、特定した方向に各光無線伝送子機1a及び1bの光軸方向を合わせるために必要な反射板19の第1の移動情報を検出する第1の方向検出部32と、この第1の移動情報を蓄積するための方向情報格納部33と、LED群17をそれぞれ駆動させるためのドライバ35と、このドライバ35の動作を制御するための制御部34とを備えている。
また、各光無線伝送子機1a及び1bは、第1の移動情報に基づいて反射光学系9の各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2を、そのX軸を中心として回転駆動させるための駆動制御部36と、第1の移動情報に基づいてステッピングモータ45を制御することにより、回転ステージ44(図3参照)を、その垂直方向を中心として回転駆動させるためのモータ制御部46とを備えている。
さらに、各光無線伝送子機1a及び1bは、4分割PD13からの出力信号(電気信号)を受信して増幅するレシーバ37と、このレシーバ37を介して受信された出力信号をデジタル形式の出力信号に変換するA/Dコンバータ42と、デジタル形式の出力信号に基づいて通信相手装置の光軸方向を再度特定し、特定した光軸方向と各光無線伝送子機1a及び1bの光軸方向との間を微調整するための反射板19の第2の移動情報(デジタル形式)を検出する第2の方向検出部38と、このデジタル形式の第2の移動情報をアナログ形式の情報に変換するD/Aコンバータ43とを備えており、駆動制御部36は、アナログ形式の第2の移動情報に基づいて反射光学系9の各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2を、そのX軸およびY軸を中心として再度回転駆動させる機能を有している。
一方、各光無線伝送子機1a及び1bは、LD5を駆動させるためのドライバ40と、このドライバ40の動作を制御するための通信制御部39とを備えている。
そして、各光無線伝送子機1a及び1bは、データ光受信用PD11からの出力信号を受信するレシーバ41を備えており、通信制御部39は、レシーバ41を介して受信された出力信号に基づいて、その出力信号に変調されている送信対象データを復調することにより、親機1aあるいは1bから送られた送信対象データを受信する機能を有している。
一方、図9に示すように、各光無線伝送親機2a及び2bは、複数の光無線伝送モジュール3a1、3a2、…、3anおよび発光素子群4をそれぞれ個別に制御可能な親機制御部47を備えている。
親機制御部47は、発光素子群4から発せられたガイド光を外乱光と区別するため、そのガイド光を所定の周波数において点滅させるための制御機能と、全ての送受信モジュール3a1〜3anが光無線伝送子機1aあるいは1bと通信を行っており、空きモジュールがない場合、発光素子群4を全て消灯させるための制御機能とを有している。また、各送受信モジュール3a1〜3anから送信されてきたデータ光を受信するためのインタフェース機能も有している。
各光無線伝送親機2a及び2bにおいては、各光無線伝送子機1a及び1bと同様のハードウェア/機能構成を有する送受信モジュールを利用することができるため、親機制御部47での制御も非常に容易になり、光無線伝送システム全体の製造コストの上昇を抑制することができる。
次に、本実施形態に係わる光無線伝送システムの全体動作について説明する。
図10(a)に示すように、通常、各光無線伝送親機2a及び2bは、発光素子群4より対応するサービスエリアARaおよびARb内全体にそれぞれガイド光を照射している。光無線伝送子機1aは光無線伝送親機2a及び2bの両方のサービスエリアARaおよびARb内に位置するものとする。
次に、図10(b)に示すように、光無線伝送子機1aは、電源投入時またはリンク切断時において、2次元撮像部14により得られる撮像信号に基づいて、通信相手となる光無線伝送親機2aおよび2bを探索する。
すなわち、光無線伝送子機1aによれば、子機1aの上方側(親機2a側)の画像、すなわち、ガイド光を含む画像が2次元撮像部14により撮像され、そのガイド光を含む撮像データは、第1の方向検出部32に送られる。
第1の方向検出部32では、送られた撮像信号に基づいて、光無線伝送子機1aに対してガイド光を照射している親機2aおよび2bの内、特にガイド光の強度の強い親機(例えば、親機2bとする)の方向が特定される。
この第1の方向検出部32による親機2aの方向特定処理の一例について図11を用いて具体的に説明する。
図11は、2次元撮像部14の撮像面14aを示す平面図である。図11においては、上述したように、通信相手装置として親機2aおよび2bそれぞれからガイド光が第1のガイド光および第2のガイド光としてそれぞれ照射されている場合を示している。また、図11に示す撮像面14aにおける1つの升目(区画領域)は、5×5画素から構成されるブロックを示しており、第1の方向検出部32は、ブロック単位で親機方向検出処理を行うようになっている。
例えば、第1の方向検出部32は、図11に示すように、2次元撮像部14の撮像面14aにより撮像された撮像信号の輝度レベル(画素値)をブロック単位で比較し、最も輝度レベルの高いブロックに相当する方向を通信相手装置の方向と判断する。例えば本実施形態において、子機1aは150°のサービスエリアをカバーすることから、分解能は約1.7となる。
なお、集光レンズ10及び12の特性により、各方向についての画素座標の関係はリニアではないため、各ブロックに相当する正確な方向を予め第1の方向検出部32内にテーブルとして保存しておき、このテーブルを適宜参照して通信相手装置の方向を検出することが望ましい。
また、図11(a)に示すように、ガイド光が異なる通信相手装置2aおよび2bから第1のガイド光および第2のガイド光として2次元撮像部14の撮像面15aに入射されている場合でも、それぞれのガイド光毎に上記ブロック単位での輝度比較処理を行うことにより、相手装置2aおよび2bの双方およびどちらか一方の方向を特定することが可能である。ただし、一方のガイド光のパワーと他方のガイド光のパワーとの間に大きな差がある場合、一方のガイド光の周辺ブロックの輝度の方が、他方のガイド光の特定ブロックの輝度よりも高くなってしまうことがあるため、パワーの小さい他方のガイド光に基づいて対応する相手装置の方向を特定する処理を行う場合、撮像面15aにおけるパワーの大きいガイド光を受光する部分の周辺を被覆することが望ましい。
本実施形態では、第1の方向検出部32によるブロック単位での輝度レベル比較処理により、ガイド光のパワーが大きい親機2bの方向が特定される。
本実施形態によれば、子機1aは、上述した第1の方向検出部32を有しているため、広い範囲のサービスエリアから高速に通信相手装置の方向を検出することが可能となる。
なお、本実施形態では、方向を検出するために、単に輝度の高い画素ブロックを利用しているが、画素ブロックを切り出した後に、その画素ブロック内での輝度レベルに基づく重心位置を求める手法や、撮像面15aの列及び行の画素値を各々加算したデータよりピークの画素値を有する画素(その座標)を確定する射影方式等、種々の手法を採用することができる。
このようにして第1の方向検出部32により相手装置2bの方向が特定されると、第1の方向検出部32により、その特定した方向に、反射面9aの偏向方向(反射面9aを介して送信されるデータ光の光軸)を合わせるために必要な反射板19(反射面19a)の回転移動方向および回転移動量を表す第1の移動情報が取得される。取得された第1の移動情報は、方向情報格納部33に蓄積され、さらに、駆動制御部36およびモータ制御部46に送られる。
駆動制御部36においては、第1の移動情報に基づいて、反射光学系9の各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2のX軸を中心とした回転方向および回転移動量がそれぞれ決定される。そして、決定された回転移動方向および回転移動量に基づいて、駆動制御部36により各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2がX軸を中心に回転駆動される。
同様に、モータ制御部46においては、第1の移動情報に基づいて、回転ステージ44(図3参照)の回転移動方向および回転移動量がそれぞれ決定され、決定された回転移動方向および回転移動量に基づいてステッピングモータ46が駆動制御されることにより、回転ステージ44(図3参照)が回転駆動される。
この結果、子機1aの光軸方向は、親機2bの方向に略一致することになる。
この状態において、子機1aの制御部34は、ドライバ35を介してLED群17をそれぞれ駆動させることにより、親機2bに向けてガイド光を出射する。
さらに、子機1aの通信制御部39は、親機2bに対して送信したいデータにより変調した光(データ光)を、ドライバ40を介してLD5から出力する。
このとき、本実施形態では、LED群17それぞれから出力されるガイド光(光ビーム)は、上述したように楕円形状を有しているため、LED群17それぞれから出力される光ビームの短軸方向が親機2b側を向くように、回転ステージ44によりハウジングHを回転させることにより、親機2bに対してLED群17から出力されたガイド光を照射することが可能となる。
続いて、図10(c)に示すように、親機2bにおける例えば光無線伝送モジュール3a1の第1の方向検出部32により、子機1aの第1の方向検出部32と同様の方向検出処理が実行されることにより、通信相手となる子機1aの方向が特定され、子機1aと同様に、回転ステージ44と各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2とにより、親機2bの光軸方向が子機1aの方向に向けられる。この後、親機2bの制御部34は、ドライバ35を介してLED群17をそれぞれ駆動させることにより、子機1aに向けてガイド光を出射するとともに、その通信制御部39は、子機1aに対して送信したいデータにより変調した光(データ光)を、ドライバ40を介してLD5から子機1aに向けて出力する。
互いに通信相手となる子機1aおよび親機2b間においてそれぞれのLD5からデータ光およびガイド光が出力されている状態において、それぞれの4分割PD13により検出されるデータ光およびガイド光に基づいて、それぞれの第2の方向検出部38により微調整が行われることにより、子機1aおよび親機2bそれぞれの光軸が一致され、通信可能状態となる。
ここで、例えば子機1a側の第2の方向検出部38による光軸合わせ処理(微調整処理)の一例について図12〜図14を用いて具体的に説明する。
図12(a)〜(c)は、4分割PD13の受光領域を構成する4つの受光部21a〜21d上におけるガイド光の受光状態を示す図である。
このガイド光は、所定周期で点滅されるスポット光(受光スポット)Sとして示されている。
本実施形態においては、4分割PD13の受光指向角は、例えば±3°に設定されている。このため、最初、第2の方向検出部38により、駆動制御部36を介して各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2をX軸およびY軸を中心に回転駆動させることにより、親機2bの発光素子群4から出力され、反射板19の反射面19a、第2のハーフミラー8、および第1のハーフミラー7等を介して送られてくるガイド光を4分割PD13の受光指向角範囲内に入れる。この結果、例えば、図12(a)または(b)に示すように、親機2bから出力されたガイド光の受光スポッSは、4分割PD13の受光領域上に形成される。
このとき、4分割PD13の受光部21a〜21dそれぞれに受光されたスポット光Sは、図13に示すように、対応する受光部21a〜21dによる光電変換により、受光量に応じた振幅(信号強度)を有する電気信号OSa〜OSdとして、レシーバ(受光アンプ)37に送られる(図14;ステップS10)。
レシーバ37では、送られた電気信号OSa〜OSdそれぞれの信号強度が増幅され(ステップS20)、増幅後の電気信号OSa〜OSdは、それぞれA/Dコンバータ42によりデジタル信号に変換された後、第2の方向検出部38に送信される(ステップS30)。
第2の方向検出部38では、4分割PD13の受光部21a〜21dにおける受光領域の中心を介して、一方の対角線上に位置する一方の受光部21aと他方の受光部21bとの間の信号強度レベルの差Tilt(= OSa − OSb)、および他方の対角線上に位置する他方の受光部21cと21dとの間の信号強度のレベル差Pan(= OSc − OSd)がそれぞれ算出される(ステップS40)。
次いで、第2の方向検出部38では、一方の対角線上に位置する一方の受光部21aと他方の受光部21bとの間の信号強度レベルの差Tiltが0であるか否かが判断され(ステップS50)、この判断の結果YES(Tilt=0)であれば、ステップS90の処理が実行される。一方、ステップS50の判断の結果NO(Tiltが0でない)であれば、ステップS60において、受光レベル差(Tilt)が0となるために必要な、反射光学系9における各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2のY軸を中心としたデジタル形式の回転方向および回転移動量がそれぞれ決定される。
この回転方向および回転移動量は、D/Aコンバータ43によりアナログ形式の情報に変換された後(ステップS70)、駆動制御部36に送られる。この結果、駆動制御部36により、決定した回転移動方向および回転移動量に基づいて、各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2がY軸(水平軸)を中心に回転駆動される(ステップS80)。
続いて、ステップS90において、他方の対角線上に位置する一方の受光部21cと他方の受光部21dとの間の信号強度レベルの差Panが0であるか否かが判断され、この判断の結果YES(Pan=0)であれば、処理が終了される。一方、ステップS9の判断の結果NO(Panが0でない)であれば、ステップS100において、受光レベル差(Pan)が0となるために必要な、反射光学系9における各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2のX軸を中心としたデジタル形式の回転方向および回転移動量がそれぞれ決定される。
この回転方向および回転移動量は、D/Aコンバータ43によりアナログ形式の情報に変換された後(ステップS110)、駆動制御部36に送られる。この結果、駆動制御部36により、決定した回転移動方向および回転移動量に基づいて、各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2がX軸(垂直軸)を中心に回転駆動され(ステップS120)、処理が終了される。
例えば、図12(b)に示すように受光スポットSが4分割PD13の受光部21a〜21d上に形成されている場合、受光部21aおよび21b間の受光レベル差Tiltは略0となるが、受光部21cおよび21c間の受光レベル差Panは0とならず、受光部21cの受光レベルが受光部21dの受光レベルより大きいため、受光部21dの受光レベルを大きくするために、必要な、反射光学系9における各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2のX軸を中心とした回転方向および回転移動量がそれぞれ決定される。
この回転方向および回転移動量は、駆動制御部36に送られる。この結果、駆動制御部36により、決定した回転移動方向および回転移動量に基づいて、各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2がX軸を中心に回転駆動される。
上記4分割PD13の受光信号強度に基づく駆動制御部36および各ピエゾアクチュエータ20a1および20a2を介した反射板19(反射面19a)の回転動作により、図12(c)に示すように、親機2bから送られたガイド光の受光スポットSを、4分割PD13の受光部21a〜21dの略中心に位置させることができ、この結果、親機2bから送られたガイド光の光軸と子機1aの光軸とを高精度で一致させることが可能になる。
なお、親機2b側の第2の方向検出部38による光軸合わせ処理(微調整処理)についても、子機1a側と同様に実行される(図12〜図14参照)。
このようにして、親機2bおよび子機1a間の光軸合わせ処理が終了して通信可能状態になった後、子機1aの制御部34は、ドライバ35を介してLED群17を消灯させる。
上述した説明では、子機1aにおける図10(b)に示した親機方向検出動作の終了時において親機2bにおける光無線伝送モジュール3a1により子機1aの方向検出処理が行われる例を示したが、実際には、親機2bの他の一部または全てのモジュールにより同様の動作が実行される。しかしながら、複数のモジュール3a1〜3anの内の1つのモジュールと子機1aとの間において光軸合わせ処理が終了した場合、残りの他のモジュールは、通信相手である子機1aを見つけることができなくなり、この状態(未検出状態)のまま一定時間が経過すると、残りのモジュールは、それぞれ初期状態(待機状態)に戻ることになる。この点、他の例として、図9に示す親機制御部47は、複数のモジュール3a1〜3an間で優先順位を設定することにより、常に優先順位の高いモジュールのみを動作させることも可能であり、上述した多数のモジュールを未検出状態にすることを回避することができる。
次に、図10(d)に示すように、例えばユーザの移動等により、光軸合わせ後の親機2bおよび子機1a間の通信路が遮蔽された場合、子機1aは、再度図10(b)と同様の親機方向検出動作を行うことにより、親機2aの方向に光軸を移動させることができる。
この遮断時においては、遮断前に通信状態であった親機2bの光無線伝送モジュールは、その2次元撮像部14により通信相手が検出できなくなるため、通信相手装置が存在しないと判断し、待機状態(初期状態)に戻るようになっている。
最後に、図10(e)に示すように、図10(c)に示した場合と同様に、親機2bと子機1aとの間で通信が再開される。
以上述べたように、本実施形態によれば、親機2bと子機1aとの間で、互いに光軸を合わせることが可能となり、双方向データ通信が実現できる。
なお、親機2aと子機1aとの間、親機2aと子機1bとの間、および親機2bと子機2bとの間においても、上述した親機2bと子機1aとの間における光軸合わせ処理により、双方向データ通信が実現できる。
次に、光無線伝送子機1において、光軸及び光路が遮断された場合に新たな光路を確立するための動作について説明する。
図15は、光無線伝送子機1aにおいて、第1の方向検出部32と第2の方法検出部38を独立して駆動させる場合の制御手順を示すフローチャートである。
光軸遮断後、図15に示すステップS210において、上述したように、第2の方向検出部38は、4分割PD13からの出力信号に基づいて、遮断前の通信相手である光無線伝送親機2bからのガイド光の有無を確認する。
ガイド光が光無線伝送親機2bから4分割PD13に照射されている場合には、ステップS220で、第2の方向検出部38は、光軸調整要求を停止し、ステップS230において4分割PD13の受光量に基づいて光軸が一致しているかどうかを判断する。ここで、光軸が一致していれば(ステップS230→YES)、ステップS240において、第2の方向検出部38は、光路(リンク)が依然として確立されているものと判断し、制御部34およびドライバ35を介してLED群17を消灯(OFF)させ、さらに、通信制御部39にデータ送信要求を発し、データ送信を開始する(LED5からのデータ光送信)。
一方、ステップS230で光軸が一致していなければ(ステップS230→NO)、ステップS250において、第2の方向検出部38は、上述した光軸合わせ処理(微調整処理)を行ってステップS210に戻り、ステップS230により光軸が一致したと判断された時点でステップS240に進み、通信制御部39にデータ送信要求を発し、データ送信を開始する
一方、ステップS210でガイド光が4分割PD13に照射されていない場合には、ステップS260に進み、第2の方向検出部38は、通信制御部39に対しデータ送信要求の停止要求を発し、次にステップS270において、第1の方向検出部32に光軸調整要求を発する。第1の方向検出部32は、LED群17が点灯している場合はこれを消灯させる。
第1の方向検出部32は、ステップS280において、2次元撮像部14により撮像された撮像信号を取得し、ステップS290において、撮像信号中にガイド光があるか否かを判断する。ここで、撮像信号中にガイド光があれば、第1の方向検出部32は、撮像信号に基づいて反射光学系9の回転移動方向と回転移動量を取得し、ステップS300において、図11(a)および(b)を用いて説明したように、親機2bおよび子機1a間の光軸の粗調整を行う。次いでステップS310において、制御部34は、ドライバ35を介してLED群17を点灯させることにより、このLED群17からガイド光を光無線伝送親機2に向けて照射する。
第1の方向検出部32は、任意の時間待機し、ステップS210に移行する。ここで、任意の時間待機するのは、後述する光無線伝送親機2の第1の方向検出部32による光軸粗調整終了を待つためである。
なお、ステップS290において、撮像信号中にガイド光がない場合には、サービスエリア内に親機2がないと判断して、第1の方向検出部32は、予め子機1aに取り付けられた図示しない表示用LEDなどを点灯させることにより、ユーザーにエラーを知らせる。
このように、第1の方向検出部32により高速に相手側装置(親機2b)を特定し、続いて第2の方向検出部38により、高精度に相手側装置の方向を特定することができるため、親機2bおよび子機1a間の光軸調整を高速且つ高精度に行うことができる。また、一旦光軸を合わせたせた後も、第2の方向検出部38により光軸のずれをモニタしているため、子機1aが移動した場合でも、その動きに合わせて光軸を追従させることが可能となる。
次に、親機2bにおいて、光軸及び光路が遮断された場合に新たな光路を確立する動作について説明する。
親機2bの動作においては、図15のステップS310において、子機1aから送られてきたガイド光を2次元撮像部14により受光することとなる。以降の動作については、図15に示した子機1aにおける動作と同様であるため、その説明は省略する。
なお、親機2bには、複数の光無線伝送モジュールが配置されているが、上述したように、全てのモジュールが使用されている場合、他の子機との通信は不可能なので、発光素子群4は消灯させることが望ましい。
また、親機2aと子機1aとの間、親機2aと子機1bとの間、および親機2bと子機2bとの間において、通信時に光路が遮断された場合であっても、図15に示す処理により、双方向データ通信を再度実行することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、子機における親機に対する光軸調整(光軸合わせ)およびデータ伝送を、子機自体の製造コストの上昇や装置の大型化を招くことなく、高速且つ高精度にて行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る光無線伝送システムの全体構成を示す斜視図。 ガイド光の発光強度特性を示す図。 図1に示す光無線伝送子機の構成図。 図3に示す2次元撮像部の構成図。 図3に示す反射光学系の構成図。 図3に示す4分割PDの受光面の構成図。 図1に示す無線伝送子機の別構成を示す図。 図1に示す光無線伝送子機のブロック図。 図1に示す光無線伝送親機のブロック図。 本発明の一実施例に係る光無線伝送システム光軸調整動作を示す図。 図3に示す2次元撮像部の撮像面を示す図。 図3に示す4分割PDの受光面上におけるガイド光の受光状態を示す図。 図3に示す4分割PDの動作、および図8に示す第2の方向検出部の動作等を説明するためのブロック図である。 図8に示す第2の方向検出部の動作を示すフローチャート。 図8の第1の方向検出部と第2の方法検出部を独立して駆動させる際のフローチャート。 従来の屋内光無線伝送装置の構成図である。
符号の説明
1a、1b 光無線伝送子機
2a、2b 光無線伝送親機
3 光無線伝送モジュール
4 発光素子群
5 レーザダイオード
6 コリメートレンズ
7 第1のハーフミラー
8 第2のハーフミラー
9 反射光学系
10、12 集光レンズ
11 データ受信用フォトダイオード
13 4分割フォトダイオード
14 2次元撮像部
15 CMOSセンサ
16 撮像レンズ
17 LED群
18 電極
19 反射板
19a 反射面
20a1、20a2 ピエゾアクチュエータ
21a、21b、21c、21d 受光部
21e 中央フォトダイオード
27 受光スポット
32 第1の方向検出部
33 方向情報格納部
34 制御部
35、40 ドライバ
36 駆動制御部
37、41 レシーバ
38 第2の方向検出部
39 通信制御部
42 A/Dコンバータ
43 D/Aコンバータ
44 回転ステージ
45 ステッピングモータ
46 モータ制御部
47 親機制御部

Claims (4)

  1. 通信相手となる装置に対して指向性の狭い送信光を用いてデータ通信を行うための光無線伝送装置であって、
    前記通信相手装置から送られた光が入射した際に、その入射光の光軸を偏向させる偏向部位、および該偏向部位を移動させて偏向時の偏向角を変化させる偏向角可変部をそれぞれ有する反射光学系と、
    前記反射光学系を通過した入射光の一部を反射し、残りを透過させる光制御素子と、
    前記光制御素子により反射された入射光を受光する受光素子と、
    送信対象となるデータに基づいて変調された送信光を出射する第1の発光素子と、
    前記第1の発光素子より出射された送信光を指向角の狭い略平行な送信光に変化させ、この送信光を前記光制御素子及び前記反射光学系を介して所定の光軸方向に沿って出射させる光学素子と、
    所定の通信可能エリア全体を撮像することが可能であり、前記通信相手装置から送られた光を含む映像を撮像して撮像データとして出力する撮像素子と、
    任意の周波数で点滅を繰り返すガイド光を所定のエリア内に均等に照射する第2の発光素子と、
    前記反射光学系、前記光制御素子、前記第1の発光素子、前記光学素子、前記2次元撮像素子及び前記第2の発光素子を一体として回転させることができる回転ステージと、
    前記撮像素子により撮像された撮像データに基づいて前記通信相手装置からの入射光の光軸方向を特定するとともに、特定された入射光の光軸方向に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させる際の移動方向および移動量を第1の移動情報としてそれぞれ取得する第1の移動情報取得部と、
    前記受光素子により受光された入射光の受光データに基づいて、前記反射光学系の偏向角変更部位を介して前記偏向部位を移動させる際の移動方向および移動量を第2の移動情報として取得する第2の移動情報取得部と、
    前記第1及び第2の移動情報取得部により取得された第1及び第2の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを略一致させる移動制御部とを備えたことを特徴とする光無線伝送装置。
  2. 前記反射光学系、前記光制御素子、前記第1の発光素子、前記光学素子、前記2次元撮像素子及び前記第2の発光素子を一体として回転させることができる回転ステージを備え、
    前記第1の移動情報取得部は、
    前記特定された入射光の光軸方向に基づいて、前記回転ステージを回転させる際の回転ステージの回転方向および回転移動量を前記第1の移動情報として取得するように構成されており、
    前記移動制御部は、
    前記第1の移動情報取得部により取得された第1の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させ、かつ前記回転ステージを回転させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを第1回目の光軸調整として略一致させ、
    第1回目の光軸調整の後、前記第2の移動情報取得部により取得された第2の移動情報に基づいて、前記反射光学系の偏向角可変部を介して前記偏向部位を移動させることにより、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを第2回目の光軸調整として略一致させるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の光無線伝送装置。
  3. 前記通信相手装置から送られて前記反射光学系に入射された入射光は、任意の周波数で点滅を繰り返すガイド光であり、前記第2の発光素子の所定エリアは、前記回転ステージの回転軸方向側に広く、回転方向側に狭い略楕円型であることを特徴とする請求項2記載の光無線伝送装置。
  4. 前記移動制御部により、前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とが略一致した光路確立状態において、該光路の遮断が生じた際、前記移動制御部は、前記遮断後に前記第1及び第2の移動情報取得部により取得された第1及び第2の移動情報の内の少なくとも一方を用いて前記通信相手装置からの入射光の光軸方向と前記光学素子の光軸方向とを再度略一致させる手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか1項記載の光無線伝送装置。
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