JPH06224858A - 光無線送受信装置及び光無線装置並びに光無線装置の光軸調整方法 - Google Patents

光無線送受信装置及び光無線装置並びに光無線装置の光軸調整方法

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JPH06224858A
JPH06224858A JP5277854A JP27785493A JPH06224858A JP H06224858 A JPH06224858 A JP H06224858A JP 5277854 A JP5277854 A JP 5277854A JP 27785493 A JP27785493 A JP 27785493A JP H06224858 A JPH06224858 A JP H06224858A
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Teruhiko Shinomiya
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Motoyasu Nagashima
基恭 永島
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道夫 菊田
Hiroshi Ushijima
啓史 牛島
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孝明 武田
Masamichi Sato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDを用いた複数のシステムをパラレルで
用いた場合であっても干渉を防止して長距離伝送を実現
し、また、マンチェスタ符号のような信号を直接無線で
送信する。また、有効かつ便利な光軸調整方法を提供す
る。 【構成】 送信装置10のパラボラリフレクタ11の焦
点位置又はその近傍にはLED12が配置され、LED
12の出射光がパラボラリフレクタ11の反射面により
平行光になるように反射される。受信装置20のパラボ
ラリフレクタ21の焦点位置にはピンフォトダイオード
22が配置され、パラボラリフレクタ21により反射さ
れた光が焦点位置に集束され、ピンフォトダイオード2
2により受光される。また、光レベル検出器を用いた
り、送信装置10や受信装置20より広い指向性の発光
器や受光器を用いたり、送受信用の2つのパラボラリフ
レクタを一体化した構成等を用いる等して光軸調整を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光無線を介して信号を
伝送する光無線送受信装置及び光無線装置並びに光無線
装置の光軸調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光無線を介して信号を伝送する
場合、送光側の発光素子としてLED(発光ダイオー
ド)やレーザダイオードが用いられるが、レーザダイオ
ードは、出射光のビームが細く、長距離を伝送しても広
がらないので、ビル間の伝送や川を隔てた伝送等に用い
られている。しかしながら、ビーム径が極めて細いの
で、人体特に目に入射すると、損傷を招くおそれがある
ので、オフィス等の構内においては用いることができな
い。
【0003】他方、LEDは、図39に示すように指向
性が広く、距離とともに光ビームが広がるので長距離伝
送には向かないが、LEDと集束レンズを一体で形成す
ることにより、伝送距離を延ばすことができる。なお、
照明光等により発生する光雑音は、主に低域の周波数ス
ペクトルを有するので、データは一般に、FMやPM等
の変調によりブロードバンド信号に変換されて送信され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記L
EDにより信号を送信する光無線装置では、レンズによ
りビーム径をある程度絞ることができるが、限度がある
ので長距離を伝送するとビーム径が広がり、受信側で受
信される光パワーが減少する。したがって、ビーム径が
広がると図39に示すように、複数の装置をパラレルで
用いた場合に干渉が発生するという問題点があり、ま
た、受信側の信号品質が劣化するという問題点がある。
【0005】さらに、FMやPM等の変調によりブロー
ドバンド信号に変換するので、送受信側において変復調
回路が必要になり、回路規模が大きくなる。ここで、低
域の周波数スペクトルが低い符号としては「0」、
「1」をそれぞれ図40(a)(b)に示すように表す
マンチェスタ符号が知られているが、この符号でデータ
を伝送した場合、図40(c)に示すように1ビット毎
に必ず変位点を有する。
【0006】また、マンチェスタ符号の周波数スペクト
ルは図41に示すように、NRZ(Non Return-to Zer
o)信号に比べて2倍の帯域となるが、DC成分がな
く、低域成分はある程度含むが少ない。さらに、マンチ
ェスタ符号自体がクロック成分を含むので、同期確立が
容易かつ完全であり、また、符号化回路と復号化回路は
それぞれ図42(a)(b)に示すように、クロック信
号との排他的論理和回路(EX−OR)で簡単に実現す
ることができる。
【0007】このマンチェスタ符号を直接無線で伝送す
ることを考えると、伝送帯域がデータの転送レートに支
配されるので、現状の法規制の点から電波で伝送するこ
とは不可能である。他方、光は現状では、法規制がない
ので可能であるが、受光器の指向性を十分狭く構成する
ことができないので妨害光が混入し、また、妨害光の雑
音スペクトルが低域に集中するので、低域成分をある程
度含むマンチェスタ符号を用いることができない。
【0008】また、光無線を利用して広帯域伝送を行う
場合や、同一空間内において同一の帯域の複数の伝送路
で光通信を行う場合には、発光指向性及び受光指向性を
狭くする必要があるが、指向性が狭くなるほど設置時に
光軸を正確に調整することは困難であり、まら、通信時
には振動等により多少の光軸ずれでエラーが発生する。
【0009】なお、狭い指向性の光を用いた従来の光軸
調整方法としては、例えば特公平2−37997号公報
に示されるように相手側にコーナキューブを設け、自己
から送出された狭い指向性の光が相手側のコーナキュー
ブから反射されて戻った光の受光レベルを最大にする方
法が提案されている。しかしながら、この方法では機構
的にも複雑になり、コストも高くなる。また、常時、自
動で微調整を行うことは困難である。さらに、方向調整
用光が受信端に達するまでの距離が径路となるため、片
路に対し受信レベルが1/4となってしまうという問題
がある。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、LED
を用いた複数の装置をパラレルで用いた場合であっても
干渉を防止して長距離伝送を実現することができ、ま
た、マンチェスタ符号のような信号を直接無線で送信す
ることができる光無線送受信装置と光無線装置を提供す
ることを目的とする。本発明はまた、簡単かつ安価な構
成で光軸調整を自動的に、また微調整を行うことができ
る光無線装置の光軸調整方法を提供することを目的とす
る。なお、本明細書では、送受信装置とは送信装置と受
信装置の両方を有するものを言い、装置とは送信装置と
受信装置の間で通信を行うものや、送受信装置と送受信
装置との間で双方向通信を行うものを言う。また、ブロ
ードバンド信号とはマンチェスタ符号のように直流成分
を実質的に含まない信号を言う。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、送信側では内面に発光素子を光反射面を有
するパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配置
してビームを平行化して送信し、受信側では受光素子で
はパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配置し
てビームを受光すると共に、比較的広い指向性の発光手
段を用いて送受信側の光軸合わせを行うようにしてい
る。すなわち本発明によれば、内面に光反射面を有する
第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された発光素子と、
送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段とを有す
る光無線送信装置と、内面に光反射面を有する第2のパ
ラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフレクタの
焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、前記受光
素子の出力信号から受信情報を取り出す手段とを有する
光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラリフレク
タと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平行になる
よう一体化された第1の光無線送受信装置を少なくとも
一方に用い、第1の光無線送受信装置と第2の光無線送
受信装置により互いに通信する光無線装置の光軸調整方
法において、第2の光無線送受信装置の送信装置を比較
的広い指向性にするか、又は送信装置の近傍に比較的広
い指向性の発光器を設け、第2の光無線送受信装置の前
記送信装置又は発光器から光軸調整用のガイド光を送出
し、第1の光無線送受信装置ではその光軸方向を変位さ
せて受信装置により前記ガイド光を受信し、前記ガイド
光の受光レベルに基づいて光軸合わせを行うことを特徴
とする光無線装置の光軸調整方法が提供される。
【0012】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化された第1、第2の光無線送受信装
置を用いて互いに通信する光無線装置の光軸調整方法に
おいて、前記第1及び第2の光無線送受信装置の各送信
装置の近傍に比較的広い指向性の発光器を設け、第1の
光無線送受信装置の前記広指向性発光器から光軸調整用
の第1のガイド光を送出し、第2の光無線送受信装置の
前記広指向性発光器から前記第1のガイド光とはキャリ
ヤ周波数が異なる光軸調整用の第2のガイド光を送出
し、第1の光無線送受信装置では前記第2のガイド光に
基づいて光軸合わせを行い、第2の光無線送受信装置で
は前記第1のガイド光に基づいて光軸合わせを行うこと
を特徴とする光無線装置の光軸調整方法が提供される。
【0013】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化された第1、第2の光無線送受信装
置を用いて互いに通信する光無線装置の光軸調整方法に
おいて、第2の光無線送受信装置の送信装置の近傍に比
較的広い指向性の発光器を設けるとともに、受信装置の
近傍に比較的広い指向性の受光器を設け、第1の光無線
送受信装置では立ち上げ時に送信装置から光軸調整用の
第1のガイド光を送信するとともにその光軸方向を変位
させ、第2の光無線送受信装置では前記広指向性受光器
により第1のガイド光を受信することにより第1の光無
線送受信装置の光軸が合ったことを認識して前記広指向
性発光器から第2のガイド光を送出し、第1の光無線送
受信装置では受信装置により第2のガイド光を受信する
ことにより自己の光軸が合ったことを認識することによ
り第1の光無線送受信装置の光軸を固定し、第1の光無
線送受信装置では自己の光軸が合ったことを認識すると
送信装置から第3のガイド光を送信するとともに、第2
の光無線送受信装置では第1の光無線送受信装置の光軸
が合ったことを認識するとその光軸方向を変位させて受
信装置により第3のガイド光を受信することにより自己
の光軸が合ったことを認識して光軸を固定することを特
徴とする光無線装置の光軸調整方法が提供される。
【0014】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化された第1、第2の光無線送受信装
置を用いて互いに通信する光無線装置の光軸調整方法に
おいて、第2の光無線送受信装置の送信装置の近傍に比
較的広い指向性の発光器を設けるとともに、受信装置の
近傍に比較的広い指向性の受光器を設け、第2の光無線
送受信装置では未通信時に前記広指向性発光器から第1
のガイド光を送出し、第1の光無線送受信装置では立ち
上げ時にその光軸方向を変位させて受信装置により第1
のガイド光を受信することにより自己の光軸が合ったこ
とを認識してその光軸を固定し、次いで、第1の光無線
送受信装置では送信装置から第2のガイド光を送出する
ことにより自己の光軸が合ったことを第2の光無線送受
信装置に通知し、第2の光無線送受信装置では前記広指
向性受光器により第2のガイド光を受信することにより
第1の光無線送受信装置の光軸が合ったことを認識し、
その光軸方向を変位させて受信装置により第2のガイド
光を受信することにより自己の光軸が合ったことを認識
し、その光軸を固定することを特徴とする光無線装置の
光軸調整方法が提供される。
【0015】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化された第1、第2の光無線送受信装
置を用いて互いに通信する光無線装置において、第1の
光無線送受信装置の第1のパラボラリフレクタと第2の
光無線送受信装置の第2のパラボラリフレクタが対向
し、第1の光無線送受信装置の第2のパラボラリフレク
タと第2の光無線送受信装置の第1のパラボラリフレク
タが対向するように第1、第2の光無線送受信装置では
第1のパラボラリフレクタと第2のパラボラリフレクタ
が逆に配置されていることを特徴とする光無線装置が提
供される。
【0016】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタを前記第2のパラボラリフレクタより小型に
して前記第2のパラボラリフレクタの前面に同軸上に配
置した光無線送受信装置が提供される。
【0017】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化されるとともに、前記光無線送信装
置の指向性が前記光無線受信装置より広い光無線送受信
装置が提供される。
【0018】さらに、本発明によれば、内面に光反射面
を有する第1のパラボラリフレクタと、前記第1のパラ
ボラリフレクタの焦点位置又はその近傍に配された発光
素子と、送信すべき情報で前記発光素子を駆動する手段
とを有する光無線送信装置と、内面に光反射面を有する
第2のパラボラリフレクタと、前記第2のパラボラリフ
レクタの焦点位置又はその近傍に配された受光素子と、
前記受光素子の出力信号から受信情報を取り出す手段と
を有する光無線受信装置とを有し、前記第1のパラボラ
リフレクタと前記第2のパラボラリフレクタの光軸が平
行になるよう一体化されるとともに前記受光素子が分割
され、分割部の各検出信号により光軸補正を行う光無線
送受信装置が提供される。
【0019】
【作用】本発明は上記構成を有するので、発光素子の出
射光をパラボラリフレクタにより平行化することがで
き、したがって、送信ビーム径を絞り、ビーム径の増大
を防止することができるので、LEDを用いた複数の装
置をパラレルで用いた場合であっても干渉を防止して長
距離伝送を実現することができ、また、マンチェスタ符
号のような信号を直接無線で送信することができる。
【0020】また、指向性が狭い光無線送信装置と光無
線送受信装置に対して送信装置の近傍に比較的広い指向
性の発光器が設けられ、また、受信装置の近傍に比較的
広い指向性の受光器が設けられているので、設置時の光
軸合わせを自動的に行うことができ、また、前記受光素
子を分割することにより通信中にも光軸を微調整するこ
とができるので、有効かつ便利な光軸調整ができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係る送信装置の一実施例を示す
構成図、図2は、本発明に係る受信装置の一実施例を示
す構成図、図3は図1の送信装置と図2の受信装置をパ
ラレルで用いた光無線装置を示す構成図、図4は、図1
〜図3の装置において伝送される信号の周波数スペクト
ルを示す説明図である。
【0022】図1において、パラボラリフレクタ11の
焦点位置又はその近傍にはLED12が配置され、LE
D12の出射光が平行光になるようにパラボラリフレク
タ11の反射面により反射される。この場合、パラボラ
リフレクタ11の焦点距離および反射面の大きさ(口
径)と、開口角度は、LED12の出射光が全てパラボ
ラリフレクタ11により反射されるように構成すること
が望ましい。
【0023】反射面の口径としては例えば10cmのも
のを用いることができる。なおパラボラリフレクタ11
は後述の受信用のものも含めて反射面が金属面となるよ
う、例えばアルミブロックを削り出して表面を研磨した
り、または合成樹脂製のパラボラの表面に金属のメッキ
を施したりして作製する。
【0024】したがって、この送信装置10によれば、
パラボラリフレクタ11の口径と等しいビーム径で送信
することができるので、遠距離の受信側におけるビーム
径の広がりと光パワーの減少を最小限に押さえることが
できる。また、ビーム径の広がりを最小限に押さえるこ
とができるので、複数の装置をパラレルで用いた場合に
干渉を防止して長距離伝送を実現することができる。
【0025】つぎに、図2を参照して受信装置20を説
明すると、上記送信装置と同様にパラボラリフレクタ2
1の焦点位置又はその近傍にはピンフォトダイオード
(PD)22が配置され、パラボラリフレクタ21によ
り反射された光が焦点位置又はその近傍に集束され、P
D22により受光される。したがって、この受信装置に
よれば、狭指向性を有するので妨害光の影響を大幅に低
減することができ、また、送信装置10がマンチェスタ
符号のような信号を直接無線で送信しても正常に受信す
ることができる。
【0026】つぎに、図3を参照して上記送信装置10
A〜10Dと受信装置20A〜20Dを用いた装置を説
明する。この装置は4チャネル分の映像信号を伝送する
例を示し、映像信号はFM変調により図4に示すような
スペクトルを有するブロードバンド信号として伝送され
る。なお、このスペクトルは中心周波数が14MHzで
あり、±6MHzの分布を有し、低域成分を含まない。
【0027】したがって、この実施例によれば、各送信
装置10A〜10Dがビーム径を絞って送信するので、
複数の装置をパラレルで用いた場合に干渉を防止して長
距離伝送を実現することができる。なお、この実施例で
は図4に示すようなスペクトルを有するブロードバンド
信号で送信するので、受信装置20A〜20D側では、
ハイパスフィルタにより信号を抽出することができるの
で、受光端で十分な光量を確保できれば必ずしもパラボ
ラリフレクタ21で光を集束する必要はない。
【0028】図5は第2の実施例として、10Mbps
のデータをマンチェスタ符号で2チャネル同時に双方向
で伝送する例を示し、各通信装置が送信装置10A〜1
0Dと受信装置20A〜20Dを備えている。この場
合、2チャネルおよび同一チャネルで同時に双方向で伝
送しても、各送信装置10A〜10Dがパラボラリフレ
クタ11でビーム径を絞って伝送し、また、各受信装置
20A〜20Dがパラボラリフレクタ21で光を集束す
るので、干渉を防止することができ、したがって、マン
チェスタ符号で良好な伝送を実現することができる。
【0029】図6は送信装置10と受信装置20の光軸
調整方法を示している。受信装置20には、比較的広い
指向性を有する受信レベル検出用の受光器23が取り付
けられ、したがって、パラボラリフレクタ21の光軸が
合っていなくてもこの受光器23により送信装置10か
らの光を受光して光レベル検出器24とレベルメータ2
5により検出することができる。
【0030】この光軸調整方法を説明すると、まず送信
装置10側と受信装置20側に一人ずつ配置し、一方が
レベルメータ25が監視して、他方が送信装置10側の
光軸を調整する。この送信装置10側の光軸調整後に
は、光レベル検出器24を受信レベル検出用の受光器2
3からPD22(図2参照)に切り替え、レベルメータ
25が最大値になるように受信装置20側のパラボラリ
フレクタ21の光軸を調整する。なお、この受信装置2
0側の調整は一人でよい。
【0031】図7は送信装置10と受信装置20の他の
光軸調整方法を示している。送信装置10には、比較的
広い指向性を有する光軸調整用送光器13が取り付けら
れ、受信装置20側のPD22(図2参照)には光レベ
ル検出器24とレベルメータ25が接続される。そし
て、まず、受信装置20側においてレベルメータ25が
最大値になるようにパラボラリフレクタ21の光軸を調
整する。調整終了後、送信装置10側の送光器13をオ
フにし、LED12から光を送出する。そして、レベル
メータ25を監視して、受信装置20側の光軸を調整す
る。本調整方法によれば、調整員1名が送受間を移動す
ることによって交互に調整することができる。
【0032】図8は送信装置10と受信装置20の他の
光軸調整方法を示し、この方法では送信装置10側に方
向調整用リモートコントローラ30からの信号を受信す
るための受信器14と、パラボラリフレクタ11の光軸
を移動するための回転機構15が設けられている。他
方、受信装置20側には受光器23とレベルメータ25
が配置される。この場合、一人の調整者が受信装置20
側においてレベルメータ25が最大値になるように、2
つのパラボラリフレクタ21、22を交互に調整するこ
とができる。なお、この場合には図6または図7に示す
方法と組み合わせることにより、容易に光軸を調整する
ことができる。
【0033】図9は第3の実施例を示す。この実施例で
は、双方向伝送を実現するために各光軸が平行になるよ
うに送信装置10Aと受信装置20Aが一体で構成さ
れ、又、送信装置10Bと受信装置20Bが一体に構成
され、2つの送受信装置35、36を各々構成してい
る。すなわち送信用と受信用のパラボラリフレクタの光
軸が平行となるよう組立時に調整される。したがって、
この実施例によれば、送信装置10A、10Bと受信装
置20A、20Bの一方の光軸を調整するのみで他方の
光軸を調整することでき、また、前述した調整方法と組
み合わせることにより一人で光軸を調整することができ
る。
【0034】図10は図9に示す送受信装置35、36
の光軸調整方法を示す。送受信装置35、36には各々
回転機構32、34と回転機構コントローラ31、33
が設けられ、回転機構31、34は光軸を垂直面に対し
て垂直方向の所定の距離毎に水平方向所定の距離毎に移
動可能である。また、各受信装置20A、20Bに受光
レベル検出器が別途設けられる。
【0035】この光軸調整方法を説明すると、まず、図
中左側の一体化された送受信装置35を図示しないマイ
クロコンピュータを有する回転機構コントローラ31に
よって回転機構32を制御し水平・垂直方向にスイング
することにより、走査を行う。この走査は例えば光路の
垂直断面に対して水平方向に左から右へ走査した後、垂
直方向に1段下げて同様に左から右へ走査するというよ
うな、テレビジョンにおける1フィールドの走査と同様
な方法で行うことができる。
【0036】この走査によって図中右側の一体化された
送受信装置36の送信装置10Bから送られている光信
号を走査しつつ図中左側の受信装置20Aにて検出し、
回転機構コントローラ31内に設けられた図7同様の光
レベル検出器(図示省略)により検出されたレベルを走
査ポイントをアドレスとしてマイクロコンピュータのメ
モリに格納する。そして、マイクロコンピュータで最大
レベルが得られた走査ポイントを検索し、その走査ポイ
ントに光軸を合わせるよう回転機構32を制御する。
【0037】次に走査終了後、このようにして図中左側
の送受信装置35の光軸合わせが終了する。その後、図
中右側の送受信装置36においても、上記と全く同様な
操作を行うことによって回転機構コントローラ33と回
転機構34により光軸合わせを行う。本実施例によれば
受信光のレベルを検出して一体化された送受信装置の光
軸合わせを行うことができるので、送信用のパラボラリ
フレクタの光軸合わせを独自に行う必要がない。
【0038】なお、この方法によれば、まず、双方の送
受信装置35、36を予め目視で調整した後の微調整と
して用いることができ、また、設置後の重力の影響や、
地震、掃除等の人為的圧力のような外的要因により日々
微妙にずれる光軸ずれを補正することができる。なお、
補正を目的とする場合には、電源投入毎に動作するよう
に構成することにより、常に良好な通信状態を維持する
ことができる。また、指向性が比較的広い送光器を別途
設けることにより、目視で予め粗調整を行った後、微調
整することができる。
【0039】また、例えば図11(a)に示すように、
第1ステップとして水平方向に2°単位でステップ移動
して合計21ポイント、40°を走査し、垂直方向も同
様に走査して左右上下に40°の垂直面を走査する。つ
いで、図11(b)に示すように第2ステップとして水
平方向に0.1単位でステップ移動して合計21ポイン
ト、2°を走査し、垂直方向も同様に走査して左右上下
に2°の垂直面を走査することにより、引込み範囲を広
く、かつ高精度で光軸を調整することができる。
【0040】次に、図12〜図16を参照してイーサネ
ット網を介した光無線装置の実施例を説明する。図12
に示すように各端末37、38はそれぞれ、図10に示
すような光無線送受信装置35、36とパーソナルコン
ピュータ(以下、パソコン)37A、38Aにより構成
され、この装置では図示左側の端末37と図示右側の端
末38がイーサネット線40を介してデータ伝送を行
う。イーサネット線40ばビルの天井等に張りめぐらさ
れ、その適宜位置には中継のためにトランシーバ41
A、41B、41Cを介してそれぞれ複数の光無線送受
信装置42A、42B、42Cが取り付けられている。
【0041】なお、端末37、38側の送受信装置3
5、36各々においては、図13に示すように送信装置
10と受信装置20はそれぞれのパラボラリフレクタ1
1、21の各光軸が平行になるように基板支持棒16に
より一体化されている。また、送信装置10のLED1
2と受信装置20のフォトダイオード(PD)22はそ
れぞれ発光基板17と受光基板27に実装され、送信装
置10と受信装置20の前面には更にそれぞれIRフィ
ルタ18、28が設けられている。また、この送受信装
置35、36は任意の方向と通信可能なように、図10
に示すような回転機構32、34と回転機構コントロー
ラ31、33により光軸が上下左右に自動的に調整可能
である。
【0042】そして、この装置における中継用の各光無
線送受信装置42(42A、42B、42C)は、図1
4に示すように送信及び受信が無指向性になるように、
比較的広い指向性を有する複数のレンズ付きLED43
とレンズ付きフォトダイオード44が設けられている。
なお、図14に示す光無線送受信装置42は、一例とし
て略半球状の筐体に対して1つのレンズ付きフォトダイ
オード44が下方に向いて配置され、複数のレンズ付き
LED43が回りの斜め下を向くように配置されてい
る。
【0043】ここで、端末側の送受信装置35、36と
中継用の光無線送受信装置42A、42B、42Cの間
の光通信の伝送路を確保するためには、通信に先立って
端末側の送受信装置35、36の光軸を光無線送受信装
置42A、42B、42Cの内、近傍の1つに向ける必
要があるので、本発明の光無線装置では以下の手順で位
置合わせを行う。
【0044】先ず、本発明の光無線装置では、図15に
示すように光無線通信のデータ信号がイーサネット網の
信号形態である10Mbpsマンチェスタ符号で伝送さ
れ、この信号の周波数スペクトルは約20MHzまで必
要とされるので、いずれの端末37、38側の送受信装
置35、36との間で通信路を確保していない送受信装
置42A、42B、42Cは、20MHzより高い単一
の周波数例えば30MHzのキャリヤのガイド光を回り
に送出している。
【0045】他方、例えばパソコン37Aに接続された
送受信装置35は、パソコン37Aを立ち上げるとパソ
コン37Aからの命令により回転機構コントローラ31
と回転機構32により光軸調整動作を開始する。この動
作では例えば 1上下回転機構を駆動して光軸を水平面の
方向から真上の方向まで上方向に90°移動させ、 2左
右回転機構を駆動して光軸を例えば右方向に1ステップ
(例えば2°)移動させ、 3上下回転機構を駆動して真
上の方向から水平面の方向まで下方向に90°移動さ
せ、 4左右回転機構を駆動して例えば右方向に1ステッ
プ(例えば2°)移動させ、この動作 1〜 4を90回繰
り返すことにより光軸が上下方向に90°、左右方向に
360°移動するので、この範囲を走査することができ
る。
【0046】送受信装置35はこの走査中に上記ガイド
光の検出処理を行う。例えば図16に示すように受光基
板27には、フォトダイオード22用のバイアス電源5
1、抵抗R、アンプ52が実装されており、アンプ52
の出力信号をハイパスフィルタ(HPF)53を通過さ
せることによりガイド光を抽出する。次いでHPF53
の出力信号がレベル検出器54によりDC電圧に変換さ
れ、このDC電圧がコンパレータ55により所定値E0
と比較されてガイド光が検出される。
【0047】すなわち、図12において送受信装置35
が走査中に例えば中継用の送受信装置42Bの方向を向
いた場合には、送受信装置35の受信装置10の指向性
が比較的狭いので、上記方向に向いた期間だけコンパレ
ータ55の出力信号がハイレベルになり、送受信装置3
5ではこの信号によりガイド光を検出したものと認識
し、送受信装置42Bとの通信路を確保した状態とな
る。この場合、送受信装置35の送信装置10と受信装
置20はそれぞれのパラボラリフレクタ11、21の各
光軸が平行になるように一体化されているので、送受と
もに通信路が確保される。
【0048】ここで、送受信装置35はガイド光の検出
信号がハイレベルになると光軸走査を停止して光軸を固
定してもよいが、代わりに光軸走査を上記全範囲につい
て行いながらガイド光の検出信号がハイレベルになる位
置を記憶し、全範囲を走査した後最大レベルの記憶位置
に光軸を向けるようにしてもよい。この場合には、ガイ
ド光の検出信号がハイレベルになる複数の位置を通信中
にも記憶し、通信路が遮蔽等により遮断された場合に光
軸を他の位置に向けることにより通信を再開することが
できる。
【0049】このように送受信装置35と例えば送受信
装置42Bとの通信路が確保されると、送受信装置35
から送受信装置42Bに対して信号が送出され、送受信
装置42Bはこの信号を受信すると上記30MHzのガ
イド光の送出を停止し、図15に示すように10Mbp
sのマンチェスタ符号で通信を行う。送受信装置42B
はまた、送受信装置35からの10Mbpsの信号の有
無により通信路の確保か又は非確保かを判断し、非確保
の場合には30MHzのガイド光の送出を再開する。
【0050】ここで、送受信装置35はパソコン37か
らの低速データ信号を10Mbpsの高速信号に変換し
て光で送出しており、このままでは送受信装置35から
光で送出される信号は間欠的となる。したがって、この
間欠的な信号が送出されると、送受信装置42Bが通信
路の確保か又は非確保かの判断を誤るので、送受信装置
35が非信号区間に例えば2.5MHzの信号を送るこ
とにより上記不具合を防止することができる。
【0051】また、このような通信装置では、お互いの
通信相手が不特定になるので受信レベルの変動幅が大き
くなり、このためAGC(自動利得制御)により受信レ
ベルを制御する必要があるが、光信号を間欠的にしない
ことによりAGC時定数を大きくしてAGCを安定化す
ることができる。
【0052】次に、図17〜図20を参照して光無線テ
レビ会議装置の実施例を説明する。この装置における端
末60、61ではそれぞれ、上記実施例とほぼ同様な送
受信装置35A、36Aに対してマイクロホン付きTV
カメラ60A、61AとTVモニタ61A、61Bが接
続され、送受信装置35A、36Aが直接対向するよう
に配置され、画像信号と音声信号を変復調して双方向で
光通信を直接行うことによりテレビ会議が行われる。
【0053】この装置に用いられる送受信装置35A、
36Aは、図18に示すように光軸が上下左右に自動的
に調整可能に構成されているが、図19に示すように光
軸調整のために指向性が比較的広い発光器としてレンズ
付けLED19が追加されている。このレンズ付けLE
D19は発光側が相手側に直接向くように取り付けら
れ、望ましくは信号送信用のLED12とは反対側の発
光基板17上に実装することが望ましい。また、送受信
装置35A、36Aの各送信装置と受信装置は、図19
に示すようにお互いに対向するように上下を逆にして一
体化することが望ましい。
【0054】このような光無線テレビ会議装置において
も同様に、光通信の伝送路を確保するためには通信に先
立って送受信装置35A、36Aの光軸を一致させる必
要があるので、この実施例では、例えば送受信装置35
Aのレンズ付けLED19からは単一の周波数例えば3
0MHzのキャリヤのガイド光が、また、送受信装置3
6Aのレンズ付けLED19からは25MHzのキャリ
ヤのガイド光が常時送出される。なお、お互いのガイド
光の周波数が異なる理由は、自己のガイド光が反射等に
帰還した場合の誤動作を防止するためである。
【0055】そして、位置合わせ用の走査を行う場合に
は、例えば 1上下回転機構を駆動して光軸を−30°か
ら+30°まで上に移動させ、 2左右回転機構により例
えば右方向に1ステップ(例えば2°)移動させ、 3上
下回転機構を駆動して光軸を+30°から−30°まで
下に移動させ、 4左右回転機構により例えば右方向に1
ステップ(例えば2°)移動させ、この動作 1〜 4を1
5回繰り返すことにより上下方向に−30°から+30
°まで、左右方向に60°の範囲を走査することができ
る。
【0056】図20に示すように例えば送受信装置35
Aでは、送受信装置36Aからの25MHzのキャリヤ
のガイド光をバンドパスフィルタ(BPF)56により
抽出しており、BPF56の出力信号がレベル検出器5
4によりDC電圧に変換され、このDC電圧がコンパレ
ータ55により所定値E0と比較されてガイド光が検出
される。
【0057】次に、図21〜図24を参照して光軸調整
を行う他の実施例を説明する。図21(a)、図22
(a)及び図23はそれぞれ第1の送受信装置100A
のブロック図、構成図、動作説明用のフローチャートを
示し、図21(b)、図22(b)及び図24はそれぞ
れ第2の送受信装置100Bのブロック図、構成図、動
作説明用のフローチャートを示している。
【0058】第1の送受信装置100Aは、図21
(a)に示すように前述したようなパラボラリフレクタ
11やLED12等を有する狭角発光部(パラボラ発光
部)101と、狭角発光部101に対して送信信号を与
える送信部102と、パラボラリフレクタ21やPD2
2等を有する狭角受光部(パラボラ受光部)103と、
狭角受光部103から受信信号を取り出す受信部104
と、受光したガイド光をレベルに応じて直流レベルに変
換するRSSI変換部105と、制御部106と、水平
駆動部107H及び垂直駆動部107Vを有する。
【0059】第2の送受信装置100Bは、図21
(b)に示すように第1の送受信装置100Aの構成部
材に加えて広角発光部(LED)108と、この広角発
光部108又は狭角発光部101を選択的に駆動するた
めのスイッチ109と、広角受光部110と、この広角
受光部110と狭角受光部103からの入力を選択的に
切り換えてRSSI変換部105に取り込むためのスイ
ッチ111を有する。すなわち、広角発光部108と広
角受光部110は第2の送受信装置100B側にのみ設
けられ、第1の送受信装置100A側には設けられてい
ない。
【0060】なお、この実施例では、第1の送受信装置
100A及び第2の送受信装置100Bの狭角受光部1
03では、図22(a)(b)に示すようにPD22は
パラボラリフレクタ21の焦点位置近傍に配置されてお
らず、パラボラリフレクタ21の反射光を更に反射する
反射鏡103’からの光を受光する位置に配置されてい
る。
【0061】また、第2の送受信装置100Bにおいて
は、反射鏡103’の正面には広角受光部110が第1
の送受信装置100Aの狭角発光部101からの光を直
接受光するように配置され、また、広角発光部108が
第1の送受信装置100Aの狭角受光部103に対して
直接光を送出するように配置されている。
【0062】また、この実施例では、一例として第1の
送受信装置100A及び第2の送受信装置100Bは、
共に水平駆動部107H及び垂直駆動部107Vにより
支点を中心として上下、左右各々15°回転可能に構成
され、更に狭角発光部101、狭角受光部103、広角
発光部108及び広角受光部110の各光軸を同じ方向
を向いて一体で駆動する。
【0063】なお、狭角発光部101はチップLED1
2の出射光をパラボラリフレクタ11により平行光に近
い角度まで集光して発光し、狭角受光部103はパラボ
ラリフレクタ21により受光部103に対して直交若し
くはそれに近い光のみを集光して受光する。また、この
実施例における第2の送受信装置100B側の広角発光
部108では、指向角が±15°以上で均等な発光特性
を有するLEDが用いられ、広角受光部110において
も指向角が±15°以上で均等な受光特性を有するPD
が用いられている。
【0064】次に、図23、図24を参照して第1、第
2の送受信装置100A、100Bの動作を説明する。
先ず、第2の送受信装置100Bでは電源が投入される
と、受・発光部101、103、108及び110の光
軸を水平及び垂直方向の可動範囲の中心に移動してその
位置を記憶し(ステップS11)、また、広角発光部
(HLED)108と狭角発光部(PLED)101を
オフにし(ステップS12)、広角受光部(HPD)1
10による受光を待つ(ステップS13)。
【0065】他方、第1の送受信装置100Aでは電源
が投入されると、受・発光部101及び103の光軸を
水平及び垂直方向の可動範囲の中心に移動した後(ステ
ップS1)、サーチ開始位置(0,0)に移動し、ま
た、狭角受光部(PPD)103の受光レベルの最大値
PPDmaxを「00H」にリセットしてサーチモード
に移行する。
【0066】ここで、サーチとは、図29に示すように
可動範囲の端(0,0)から1ステップずつ移動し、受
信可能範囲を探す動作をいい、以下に示すように第2の
送受信装置100Bからの光を受光しない場合(PPD
>PPDminでない場合)には1ステップずつ移動す
る(ステップS3→S4→S3)。なお、最終端まで移
動して第2の送受信装置100Bからの光を受光しない
場合にはエラー表示を行う(ステップS5→S6)。
【0067】第2の送受信装置100Bでは第1送受信
装置100Aからの光を広角受光部(HPD)110に
より監視し(ステップS13→S14→S13)、受光
すると(HPD>HPDmin)、広角発光部(HLE
D)108を発光させることによりこの受光をサーチ中
の第1送受信装置100Aに知らせる(ステップS1
5)。
【0068】第1の送受信装置100Aではサーチ中に
この第2の送受信装置100Bからの光を狭角受光部
(PPD)103により受光すると(PPD>PPDm
in)、光軸が第2の送受信装置100Bの方向を向い
たと判断してステップS3〜S5に示すサーチを終了
し、ステップS7以下に進む。ここで、狭角発光部10
1が第2の送受信装置100Bの方向を向いている場合
には、狭角受光部103も同じ方向に向いているので第
2の送受信装置100Bの狭角発光部101からの光を
受光可能状態となる。
【0069】第1の送受信装置100Aでは、次いでサ
ーチ終了時の受光レベルPPDを最大値PPDmaxを
記憶し(ステップS7)、第2の送受信装置100Bに
対してサーチ終了を知らせ、第2の送受信装置100B
の狭角発光部101からの光を待つ。ここで、第2の送
受信装置100Bの狭角発光部101からの光は広角発
光部108からの光よりレベルは確実に高いものとす
る。
【0070】第2の送受信装置100Bでは、広角受光
部(HPD)110により第1送受信装置100Aから
の光を一定時間検知することにより、第1の送受信装置
100Aのサーチ終了を判断し(ステップS16→S1
7)、広角発光部(HLED)108をオフにし(ステ
ップS18)、記憶位置に光軸を移動する(ステップS
19)。次いで第1の送受信装置100Aからの光を狭
角受光部(PPD)103により受光して受光レベルが
通信可能なレベルでない場合には記憶位置をリセット
し、初期位置(0,0)に移動し、また、狭角受光部
(PPD)103の受光レベルの最大値PPDmaxを
「00H」にリセットしてサーチを開始する(ステップ
S21)。
【0071】このサーチでは同様に1ステップずつ移動
しながら受光レベルが通信可能なレベルか否かを判別し
(ステップS22、S23)、最終端まで移動して通信
可能なレベルでない場合にはエラー表示を行う(ステッ
プS24→S25)。そして、このサーチ中に受光レベ
ルが通信可能なレベルになると(ステップS20、S2
2)、狭角発光部(PLED)101をオンにしてサー
チを終了し(ステップS26)、狭角受光部(PPD)
103の受光レベルが通信可能なレベルの場合に通信可
能状態になる(ステップS27)。
【0072】他方、第1の送受信装置100Aでは、ス
テップS8においてこの第2の送受信装置100Bの狭
角発光部(PLED)101からの光を一定時間狭角受
光部(PPD)103により受光すると(PPD>PP
Dmax)、第2の送受信装置100Bのサーチ終了を
判断し、狭角受光部(PPD)103の受光レベルが通
信可能なレベル以上になると通信可能状態になる(ステ
ップS9)。また、通信可能なレベル以下の場合には待
機状態になり(ステップS10)、第2の送受信装置1
00Bのセット時間以上経過するとステップS2に戻
る。
【0073】また、第2の送受信装置100Bでは、狭
角受光部(PPD)103の受光レベルが通信可能なレ
ベル以上の場合に通信可能状態になり(ステップS2
7)、他方、通信可能なレベル以下の場合にはその位置
にセットしてその位置を記憶し(ステップS28)、ス
テップS12に戻って光軸を中心位置に移動する。
【0074】したがって、この実施例によれば、電源投
入時に第1の送受信装置100Aと第2の送受信装置1
00Bが通信可能状態になるが、通信可能状態であって
も常時若しくは間欠的に光軸合わせを行うことにより衝
撃等により光軸がずれた場合にも再調整することができ
る。
【0075】次に図25及び図26を参照して上記実施
例における第1、第2の送受信装置100A、100B
の他の動作例を説明する。なお、この変形例における第
1、第2の送受信装置100A、100Bの構成はそれ
ぞれ図21(a)(b)に示すものと同一であり、した
がって、広角発光部(HLED)108と広角受光部
(HPD)110は第2の送受信装置100B側にのみ
設けられ、第1の送受信装置100A側には設けられて
いない。
【0076】先ず、第2の送受信装置100Bでは電源
が投入されると、受・発光部101、103、108及
び110の光軸を水平及び垂直方向の可動範囲の中心に
移動してその位置を記憶し(ステップS51)、また、
この中心位置において広角発光部(HLED)108を
オンにし、狭角発光部(PLED)101をオフにして
広角受光部(HPD)110による受光を待つ(ステッ
プS52)。
【0077】他方、第1の送受信装置100Aでは電源
が投入されると、受・発光部101及び103の光軸を
水平及び垂直方向の可動範囲の中心に移動した後(ステ
ップS31)、サーチ開始位置(0,0)に移動し、ま
た、狭角受光部(PPD)103の受光レベルの最大値
PPDmaxを「00H」にリセットしてサーチモード
に移行する(ステップS32→S33)。そして、この
変形例のサーチモードでは、狭角受光部(PPD)10
3の受光レベルがそれまでの最大値PPDmaxより大
きい場合にその時の受光レベルを最大値PPDmaxと
して記憶するとともにその位置座標を記憶しながら全範
囲を走査する(ステップS33→S34→S35)。
【0078】そして、全範囲を走査すると最大値PPD
maxの位置に光軸を移動し(ステップS36→S3
7)、PPD>PPDminでない場合にエラー表示し
(ステップS38→S39)、PPD>PPDminの
場合には第2の送受信装置100Bに対してサーチ終了
を通知して第2の送受信装置100Bの狭角受光部(P
LED)103からの光を待つ(ステップS40)。す
なわち、この変形例では、可動範囲の全ポイントをサー
チして受光レベルを検出して最も大きなレベルのポイン
トに向けることにより、サーチ中に光軸が多少振動して
も通信が途絶えず、したがって、光軸をより正確に合わ
せることができる。
【0079】第2の送受信装置100Bでは一定時間広
角受光部(HPD)110により、サーチ終了を第1の
送受信装置100Aからの光を受光することにより識別
すると(ステップS53〜S55)、記憶位置に光軸を
移動し(ステップS56)、狭角受光部(PPD)10
3の受光レベルが通信可能レベルでない場合にサーチを
開始し(ステップS57→S58)、通信可能レベル以
上の場合にはステップS57からステップS66に進
む。
【0080】このサーチでは、第1の送受信装置100
Aと同様に、狭角受光部(PPD)103の受光レベル
がそれまでの最大値PPDmaxより大きい場合にその
時の受光レベルを最大値PPDmaxとして記憶すると
ともにその位置座標を記憶しながら全範囲を走査し(ス
テップS59→S60)、全範囲を走査すると最大値P
PDmaxの位置に移動し(ステップS62→S6
3)、第1の送受信装置100Aに対してサーチ終了を
通知する。
【0081】また、第2の送受信装置100Bでは、狭
角受光部(PPD)103の受光レベルが通信可能なレ
ベル以下の場合にエラー表示して(ステップS64→S
65)この処理を終了し、他方、通信可能なレベル以上
の場合には狭角発光部(PLED)101をオン、広角
発光部(HLED)108をオフにし(ステップS64
→S66)、狭角受光部(PPD)103の受光レベル
が通信可能レベル以上の場合に通信可能状態になり(ス
テップS67)、他方、通信可能なレベル以下の場合に
にはその位置にセットしてその位置を記憶し(ステップ
S68)、ステップS62に戻る。
【0082】第1の送受信装置100Aでは、狭角受光
部(PPD)103の受光レベルが最大値PPDmax
より一定時間連続して大きい場合に第2の送受信装置1
00Bのサーチ終了を識別し(ステップS40)、次い
で狭角受光部(PPD)103の受光レベルが通信可能
レベル以上の場合に通信可能状態になり(ステップS4
1)、他方、通信可能なレベル以下の場合に待機状態に
なり(ステップS42)、ステップS32に戻る。
【0083】次に、図27〜図31を参照して光軸調整
を行う上記実施例の変形例を説明する。図27(a)
(b)はそれぞれ第1の送受信装置100A’、第2の
送受信装置100B’を示し、図28は図27の4分割
狭角受光部103aを詳細に示し、図29は図28の4
分割狭角受光部103aの走査状態を示し、また、図3
5、図36はそれぞれ第1の送受信装置100A’、第
2の送受信装置100B’の動作の一例を示し、図3
7、図38はそれぞれ第1の送受信装置100A’、第
2の送受信装置100B’の動作の他の例を示してい
る。
【0084】この変形例では、第1の送受信装置100
A’、第2の送受信装置100B’共に、図21に示す
構成に対して、狭角受光部103の代わりに図28に詳
しく示すように受光面が2×2(図示「1」〜「4」)
で4分割された狭角受光部103aが用いられ、また、
この4分割狭角受光部103aの各検出信号がスイッチ
111を介して選択的にRSSI変換部105に入力可
能に、また、この4つの信号の合成信号が受信部104
に入力可能に構成され、通信可能状態になった後より正
確に光軸を合わせるとともに、多少の光軸ずれに対して
瞬時に補正(サーボ)することができるように構成され
ている。なお、他の構成部材は図21に示すものと同一
であるのでその詳細な説明を省略する。
【0085】図28及び図29を参照してこの4分割狭
角受光部103aを説明する。図29に示すように走査
を行った場合、先ず、相手側の狭角発光部101からの
受光ビームが図28(a)に示すように中心にある場合
には4つの検出信号レベル「1」〜「4」は同一にな
り、したがって、完全な光軸一致状態である。他方、図
28(b)に示すような受光状態では検出信号レベル
「2」が最大、検出信号レベル「4」が最小となるの
で、検出信号レベル「4」が大きくなるように光軸を合
わせることにより位置合わせを行うことができる。ま
た、図28(c)に示すような受光状態では検出信号レ
ベル「3」より検出信号レベル「1」が大きく、かつ
「2」より「4」が大きいので、「2」と「3」が共に
大きくなるように光軸を合わせることができる。
【0086】したがって、通信可能状態時、常時若しく
は頻繁にこのようにして4分割狭角受光部103aの4
つの信号をモニタし、上と下、右と左の各々の差が小さ
くなるように、又は比が「1」に近づくように光軸を補
正することにより、受光部103aの光軸を常に相手側
の発光部101の中心を向くことになり、したがって、
正確に通信することができる。
【0087】図30、図31にそれぞれ示す第1の送受
信装置100A’、第2の送受信装置100B’の動作
は前述した図23、図24に対応しており、図30に示
すステップS71〜S79、S82は図23と略同一、
また、図31に示すステップS91〜S105、S10
9は図24と同一である。そして、この動作では、通信
可能状態になると図30に示すステップS80におい
て、また、図31に示すステップS106において4分
割狭角受光部103aの4つの信号をモニタし、前述し
たサーボ制御を行っている。
【0088】また、図32、図33にそれぞれ示す第1
の送受信装置100A’、第2の送受信装置100B’
の動作は前述した図25、図26に対応しており、図3
2に示すステップS111〜S121、S124は図2
5と略同一、また、図32に示すステップS131〜S
145、S149は図25と同一である。そして、この
動作では、通信可能状態になると第1の送受信装置10
0A’は図32に示すステップS122において、ま
た、第2の送受信装置100B’は図33に示すステッ
プS146において4分割狭角受光部103aの4つの
信号をモニタし、前述したサーボ制御を行っている。
【0089】次に、図34〜図36を参照して上記第1
の送受信装置100Aと第2の送受信装置100Bの光
軸関係を説明する。先ず、図34に示すように発光部1
01と受光部103が第1の送受信装置100Aと第2
の送受信装置100B共に同一の配置の場合、すなわち
図35に示す例では発光部101の上に受光部103が
配置されている場合、発光部101と受光部103の光
軸は平行にすることができず、交差することになる。
【0090】したがって、仮に第2の送受信装置100
Bが図34に示す破線の位置に近づけた場合には、第2
の送受信装置100Bの受光部103の光軸が第1の送
受信装置100Aの発光部101の光軸に一致したとき
に第2の送受信装置100Bの発光部101の光軸は、
受光部103と一体で移動するので第1の送受信装置1
00Aの受光部103の方向を向かない。
【0091】そこで、本実施例では、図35に示すよう
に第1の送受信装置100Aと第2の送受信装置100
Bの各発光部101と受光部103の配置を逆にして各
光軸を平行に配置することにより、第1の送受信装置1
00Aと第2の送受信装置100Bの間の距離に関係が
なくなり、お互いに受光部103の光軸が相手側の発光
部101に向けば必ず発光部101の光軸は相手側の受
光部103の方向に向けることができる。
【0092】また、上記説明では、発光部101と受光
部103を上下(又は左右でもよい)に配置した例を説
明したが、代わりに図36に示すように発光部101の
パラボラリフレクタ11を受光部103パラボラリフレ
クタ12より小型にして発光部101を受光部103の
前面において同軸に配置するようにしても同様な効果が
得られる。
【0093】次に、図37を参照して発光部101と受
光部103の指向性について説明する。図37(a)は
第1の送受信装置100Aの発光部101より受光部1
03の指向性が広い場合を示し、この場合には第2の送
受信装置100Bが実線位置にあるときにはよいが、点
線位置にあるときには第1の送受信装置100Aの受光
部103が第2の送受信装置100Bの発光部101の
サービスエリア内にあるときであっても第1の送受信装
置100Aの発光部101は第2の送受信装置100B
の受光部103の方向に向かない事態が発生する。
【0094】図37(b)は逆に、第1の送受信装置1
00Aの受光部103より発光部101の指向性が広い
(若しくは同一の)場合を示し、この場合には第1の送
受信装置100Aの受光部103が第2の送受信装置1
00Bの発光部101のサービスエリア内にあるときに
は、第2の送受信装置100Bが点線位置にあるときで
あっても第1の送受信装置100Aの発光部101は必
ず第2の送受信装置100Bの受光部103の方向に向
くことになる。したがって、受光部103より発光部1
01の指向性が広い若しくは同一であることが望まし
い。
【0095】したがって、上記光軸合わせ方法によれ
ば、指向性が狭い光を利用しても、初期の設置時にはお
互いの送受信装置100A、100Bの向きを大まかに
合わせるだけで自動的に光軸を合わせて通信を可能にす
ることができる。また、本発明によれば、同一の室内に
複数の送受信装置100A、100Bを配置しても光の
干渉がなく通信を可能にすることができ、例えば図38
に示すような光無線LAN(ローカルエリアネットワー
ク)等にも好適である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光素子の出射光をパラボラリフレクタにより平行化す
るので、送信ビーム径を絞ることができ、したがって、
LEDを用いた複数の装置をパラレルで用いた場合であ
っても干渉を防止して長距離伝送を実現することがで
き、また、マンチェスタ符号のような信号を直接無線で
送信することができる。
【0097】また、指向性が狭い光無線送信装置と光無
線送受信装置に対して送信装置の近傍に比較的広い指向
性の発光器が設けられ、また、受信装置の近傍に比較的
広い指向性の受光器が設けられているので、設置時の光
軸合わせを自動的に行うことができ、また、前記受光素
子を分割することにより通信中にも光軸を微調整するこ
とができるので、有効かつ便利な光軸調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送信装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】本発明に係る受信装置の一実施例を示す構成図
である。
【図3】図1の送信装置と図2の受信装置をパラレルで
用いた光無線装置を示す構成図である。
【図4】図1〜図3の装置において伝送される信号の周
波数スペクトルを示す説明図である。
【図5】第2の実施例の光無線装置を示す構成図であ
る。
【図6】図3の光無線装置の光軸調整方法を説明するた
めの構成図である。
【図7】図3の光無線装置の他の光軸調整方法を説明す
るための構成図である。
【図8】図3の光無線装置のさらに他の光軸調整方法を
説明するための構成図である。
【図9】第3の実施例の光無線送受信装置と光無線装置
を示す構成図である。
【図10】図9の光無線送受信装置と光無線装置の光軸
調整方法を説明するための構成図である。
【図11】図10の光軸調整方法を詳細に示す説明図で
ある。
【図12】イーサネット網を介した光無線装置の実施例
を示す説明図である。
【図13】図12の光無線装置における端末側の無線送
受信装置を示す図である。
【図14】図12の光無線装置においてガイド光を送出
する中継用の無線送受信装置を示す外観図である。
【図15】図12の光無線装置におけるガイド光とイー
サネット信号の周波数を示す説明図である。
【図16】図12の光無線装置におけるガイド光検出回
路を示すブロック図である。
【図17】光無線テレビ会議装置の実施例を示す説明図
である。
【図18】図17の光無線テレビ会議装置における無線
送受信装置の上下及び左右回転機構を示す説明図であ
る。
【図19】図17の光無線テレビ会議装置における無線
送受信装置を示す説明図である。
【図20】図17の光無線テレビ会議装置におけるガイ
ド光検出回路を示すブロック図である。
【図21】他の実施例の光無線装置における第1及び第
2の無線送受信装置を示すブロック図である。
【図22】図21の第1及び第2の無線送受信装置を示
す構成図である。
【図23】図21の第1の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の一例を示すフローチャートである。
【図24】図21の第2の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の一例を示すフローチャートである。
【図25】図21の第1の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の他の例を示すフローチャートである。
【図26】図21の第2の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の他の例を示すフローチャートである。
【図27】図21の第1及び第2の無線送受信装置の変
形例を示すブロック図である。
【図28】図27の第1及び第2の無線送受信装置の4
分割狭角受光部を示す説明図である。
【図29】4分割狭角受光部による走査を示す説明図で
ある。
【図30】図27の第1の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の一例を示すフローチャートである。
【図31】図27の第2の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の一例を示すフローチャートである。
【図32】図27の第1の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の他の例を示すフローチャートである。
【図33】図27の第2の無線送受信装置の光軸合わせ
動作の他の例を示すフローチャートである。
【図34】光無線装置におけるお互いの送受信装置の各
送信装置と受信装置が同一の配置構成の光軸を示す説明
図である。
【図35】本実施例の第1及び第2の無線送受信装置の
各送信装置と受信装置の光軸を示す説明図である。
【図36】他の実施例の第1及び第2の無線送受信装置
の各送信装置と受信装置の光軸を示す説明図である。
【図37】本実施例の送信装置と受信装置の指向性を示
す説明図である。
【図38】本実施例の光無線LANを示す説明図であ
る。
【図39】従来の光無線装置を示す構成図である。
【図40】マンチェスタ符号を示す説明図である。
【図41】図13のマンチェスタ符号の周波数スペクト
ルを示す説明図である。
【図42】図13のマンチェスタ符号の符号化復号化装
置を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D,101 送信
装置(狭角送光部) 11,21 パラボラリフレクタ 12 LED(発光ダイオード) 13 光軸調整用送光器 14 方向調整用リモコン信号受信器 15,32,34 回転機構 20,20A,20B,20C,20D,103 受信
装置(狭角受光部) 22 PD(ピンフォトダイオード)(受光素子) 23 受光器 24 光レベル検出器 25 レベルメータ 30 方向調整用リモートコントローラ 31,33 回転機構コントローラ 35,36,42A,42B,42C,100A,10
0A’,100B,100B’ 送受信装置 103a 4分割狭角受光部 108,19 広角送光部 111 広角受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂根 学 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 篠宮 輝彦 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 永島 基恭 東京都江東区豊洲3−3−3 エヌ・テ ィ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 菊田 道夫 東京都江東区豊洲3−3−3 エヌ・テ ィ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 牛島 啓史 東京都江東区豊洲3−3−3 エヌ・テ ィ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 武田 孝明 東京都江東区豊洲3−3−3 エヌ・テ ィ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 佐藤 雅道 東京都江東区豊洲3−3−3 エヌ・テ ィ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボ
    ラリフレクタの光軸が平行になるよう一体化された第1
    の光無線送受信装置を少なくとも一方に用い、第1の光
    無線送受信装置と第2の光無線送受信装置により互いに
    通信する光無線装置の光軸調整方法において、 第2の光無線送受信装置の送信装置を比較的広い指向性
    にするか、又は送信装置の近傍に比較的広い指向性の発
    光器を設け、 第2の光無線送受信装置の前記送信装置又は発光器から
    光軸調整用のガイド光を送出し、第1の光無線送受信装
    置ではその光軸方向を変位させて受信装置により前記ガ
    イド光を受信し、前記ガイド光の受光レベルに基づいて
    光軸合わせを行うことを特徴とする光無線装置の光軸調
    整方法。
  2. 【請求項2】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボ
    ラリフレクタの光軸が平行になるよう一体化された第
    1、第2の光無線送受信装置を用いて互いに通信する光
    無線装置の光軸調整方法において、 前記第1及び第2の光無線送受信装置の各送信装置の近
    傍に比較的広い指向性の発光器を設け、 第1の光無線送受信装置の前記広指向性発光器から光軸
    調整用の第1のガイド光を送出し、第2の光無線送受信
    装置の前記広指向性発光器から前記第1のガイド光とは
    キャリヤ周波数が異なる光軸調整用の第2のガイド光を
    送出し、第1の光無線送受信装置では前記第2のガイド
    光に基づいて光軸合わせを行い、第2の光無線送受信装
    置では前記第1のガイド光に基づいて光軸合わせを行う
    ことを特徴とする光無線装置の光軸調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の第1、第2の光無
    線送受信装置を用いて互いに通信する光無線装置。
  4. 【請求項4】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボ
    ラリフレクタの光軸が平行になるよう一体化された第
    1、第2の光無線送受信装置を用いて互いに通信する光
    無線装置の光軸調整方法において、 第2の光無線送受信装置の送信装置の近傍に比較的広い
    指向性の発光器を設けるとともに、受信装置の近傍に比
    較的広い指向性の受光器を設け、 第1の光無線送受信装置では立ち上げ時に送信装置から
    光軸調整用の第1のガイド光を送信するとともにその光
    軸方向を変位させ、第2の光無線送受信装置では前記広
    指向性受光器により第1のガイド光を受信することによ
    り第1の光無線送受信装置の光軸が合ったことを認識し
    て前記広指向性発光器から第2のガイド光を送出し、第
    1の光無線送受信装置では受信装置により第2のガイド
    光を受信することにより自己の光軸が合ったことを認識
    することにより第1の光無線送受信装置の光軸を固定
    し、 第1の光無線送受信装置では自己の光軸が合ったことを
    認識すると送信装置から第3のガイド光を送信するとと
    もに、第2の光無線送受信装置では第1の光無線送受信
    装置の光軸が合ったことを認識するとその光軸方向を変
    位させて受信装置により第3のガイド光を受信すること
    により自己の光軸が合ったことを認識して光軸を固定す
    ることを特徴とする光無線装置の光軸調整方法。
  5. 【請求項5】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボ
    ラリフレクタの光軸が平行になるよう一体化された第
    1、第2の光無線送受信装置を用いて互いに通信する光
    無線装置の光軸調整方法において、 第2の光無線送受信装置の送信装置の近傍に比較的広い
    指向性の発光器を設けるとともに、受信装置の近傍に比
    較的広い指向性の受光器を設け、 第2の光無線送受信装置では未通信時に前記広指向性発
    光器から第1のガイド光を送出し、第1の光無線送受信
    装置では立ち上げ時にその光軸方向を変位させて受信装
    置により第1のガイド光を受信することにより自己の光
    軸が合ったことを認識してその光軸を固定し、 次いで、第1の光無線送受信装置では送信装置から第2
    のガイド光を送出することにより自己の光軸が合ったこ
    とを第2の光無線送受信装置に通知し、第2の光無線送
    受信装置では前記広指向性受光器により第2のガイド光
    を受信することにより第1の光無線送受信装置の光軸が
    合ったことを認識し、その光軸方向を変位させて受信装
    置により第2のガイド光を受信することにより自己の光
    軸が合ったことを認識し、その光軸を固定することを特
    徴とする光無線装置の光軸調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に示す第1の光無
    線送受信装置を1以上設け、第2の光無線送受信装置を
    1以上設けたことを特徴とする光無線装置。
  7. 【請求項7】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボ
    ラリフレクタの光軸が平行になるよう一体化された第
    1、第2の光無線送受信装置を用いて互いに通信する光
    無線装置において、 第1の光無線送受信装置の第1のパラボラリフレクタと
    第2の光無線送受信装置の第2のパラボラリフレクタが
    対向し、第1の光無線送受信装置の第2のパラボラリフ
    レクタと第2の光無線送受信装置の第1のパラボラリフ
    レクタが対向するように第1、第2の光無線送受信装置
    では第1のパラボラリフレクタと第2のパラボラリフレ
    クタが逆に配置されていることを特徴とする光無線装
    置。
  8. 【請求項8】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、前記第1のパラボラリフレクタを前記第2のパラボ
    ラリフレクタより小型にして前記第2のパラボラリフレ
    クタの前面に同軸上に配置した光無線送受信装置。
  9. 【請求項9】 内面に光反射面を有する第1のパラボラ
    リフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点位
    置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情報
    で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信装
    置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、 前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボラリ
    フレクタの光軸が平行になるよう一体化されるととも
    に、前記光無線送信装置の指向性が前記光無線受信装置
    より広い光無線送受信装置。
  10. 【請求項10】 内面に光反射面を有する第1のパラボ
    ラリフレクタと、前記第1のパラボラリフレクタの焦点
    位置又はその近傍に配された発光素子と、送信すべき情
    報で前記発光素子を駆動する手段とを有する光無線送信
    装置と、 内面に光反射面を有する第2のパラボラリフレクタと、
    前記第2のパラボラリフレクタの焦点位置又はその近傍
    に配された受光素子と、前記受光素子の出力信号から受
    信情報を取り出す手段とを有する光無線受信装置とを有
    し、 前記第1のパラボラリフレクタと前記第2のパラボラリ
    フレクタの光軸が平行になるよう一体化されるとともに
    前記受光素子が分割され、分割部の各検出信号により光
    軸補正を行う光無線送受信装置。
JP5277854A 1992-10-16 1993-10-08 光無線送受信装置及び光無線装置並びに光無線装置の光軸調整方法 Expired - Fee Related JP3059870B2 (ja)

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