JP2007184244A - 点灯駆動装置、光源装置、表示装置 - Google Patents

点灯駆動装置、光源装置、表示装置 Download PDF

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好正 橘田
Kenichi Kobayashi
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Abstract

【課題】イグニッション検出のための構成についての各種改善を図る。
【解決手段】バラスト電源部11としての単体部品ユニットにおいて、点灯駆動のための電源回路部と、点灯始動のためのイグニッションパルスを生成して出力するイグニッション回路22に加えて、イグニッション回路22の動作の正常性を検出するためのイグニッション検出回路23を内部に備えるようにする。これにより、イグニッション電流に応じた誘導電圧を検知するための検知部材(簡易アンテナ線51)を、基板においてイグニッション電流が流れる配線パターン部に対して配置することができる。これにより、検知感度の安定化、向上が図られる。また、取り付け部材の省略などによるコストダウン、バラスト電源部11の部品ユニットサイズの縮小などが図られる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばHID(High Intensity Discharged)などのタイプのランプを点灯駆動するための点灯駆動装置と、このような点灯駆動装置を備える光源装置及び表示装置に関わる。
プロジェクタ装置などの画像表示装置では例えば光源を備えて、この光源から発せられる光を液晶パネルなどよりビデオ信号に基づいて変調し、その変調光をスクリーンに拡大投射することで画像表示を行うようにされる。
上記した光源には、HIDランプが広く採用されている。このようなランプを点灯駆動するための駆動回路系は、ランプに対して電力を供給する電源装置としてみることができ、バラスト電源といわれる。
また、HIDランプの点灯を始動させるためには、周知のようにして、キロボルトオーダーのパルス状の高電圧(イグニッションパルス)を印加して、ランプ内部放電を促すようにされる。このようにして、ランプの点灯を開始させるために上記高圧パルスを生成して印加する回路をイグニッション回路ともいい、このイグニッション回路も上記バラスト電源において備えられることになる。
また、このようなHIDランプを光源とする構成においては、始動時におけるイグニッション回路の動作が正常に行われたかどうかを検出する、イグニッション検出を行うようにされる。
例えば、HIDランプを点灯させるためのトリガを与えたのにもかかわらず、HIDランプが点灯しなかったとする。この場合において、HIDランプが点灯しなかった原因は、HIDランプ自体、あるいはイグニッション回路の少なくとも何れか一方にあることになる。
上記したことを考慮すると、例えばHIDランプを点灯開始させるときのイグニッション回路の動作が正常に行われていたかどうかが分かっていれば、HIDランプが点灯しなかったことの原因が、イグニッション回路とHIDランプの何れにあるのかを特定することが容易になり、故障の対応もとりやすくなる。そこで、イグニッション検出の機能を与えることが行われているものである。
例えばバラスト電源は、1つの部品ユニットとしてプロジェクタ装置に組み込まれている。イグニッション検出のための構成としては、或る程度の長さの被覆導線をアンテナ線として備え、このアンテナ線をバラスト電源の部品ユニットの外側において、イグニッション回路が配置されている位置の近傍に沿わせるようにして配置するようにされる。すると、このアンテナ線には、イグニッション回路がイグニッションパルスを出力するのに応じて流れる電流により電圧が誘起(誘導)される。イグニッション検出は、この誘導電圧を検知することで、イグニッション回路が正常に動作しているかどうかを検出することができる。
特開平9−293595号公報
ところで、上記したイグニッション検出のための構成によると、バラスト電源としての部品ユニットの外側に対して、或る程度の長さに引き延ばされたアンテナ線をはわせることが必要になる。アンテナ線としての被覆導線は、相応に細い導線を樹脂などにより被覆したようなものであることから、そのままでは必要な位置にて固定させることが難しい。そこで、アンテナ線を固定配置するための機械的な保持部品などを設けることが必要になり、その分の部品サイズの拡大、コストアップなどが問題になる。また、単純にアンテナ線を配置するような機械的構造によってイグニッションパルスを検出しようとするものであることから、実際には、アンテナ線の配置のずれなどにより誘導電圧検知値などのばらつきが生じてしまい、製品間のイグニッション検出の感度を良好な状態で均一化することが難しい。また、イグニッションパルスに応じた誘導電圧以外のノイズも受信しやすい。このようなことが、例えばイグニッション検出のための回路の設計を困難にしたり、また、イグニッション検出の信頼性を損なったりすることになる。
このようにして、現状におけるイグニッション検出のための構成としては、改善されるべき余地が残っている。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、点灯駆動装置として次のように構成する。
つまり、ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、ランプの点灯を開始させるためにランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、この始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを、1つの単体部品としてまとめるようにして構成することとした。
また、光源装置としては次のように構成する。
つまり、光源を形成するランプと、ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、ランプの点灯を開始させるためにランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、この始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて、始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを備えて、少なくとも、上記点灯駆動回路と、始動回路と、始動動作検出手段とを1つの単体部品としてまとめるようにして構成することとした。
また、表示装置としては、次のように構成することとした。
つまり、光源となるランプと、このランプを点灯駆動する点灯駆動装置と、光源から発せられる光を利用して画像表示を行うようにされた画像表示部とを備えたうえで、点灯駆動装置については、ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、ランプの点灯を開始させるために上記ランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、この始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて、始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを備えることとした。そのうえで、さらに、少なくとも、上記点灯駆動回路と、始動回路と、始動動作検出手段とを1つの単体部品としてまとめるようにして構成することとした。
上記各構成によれば、放電灯を(定常的に)点灯駆動させるための点灯駆動回路と、放電灯の点灯を開始させるための始動回路と、始動回路の動作の正常性を検出する始動動作検出手段とを備える部位が、1つの単体部品のユニットとしてまとめられるようにして構成される。この場合の始動動作検出手段は、検知部材により、始動電圧に応じた始動電流により発生する誘導電圧を検知する構造を採るが、本願発明では、上記のようにして、始動回路と始動動作検出手段とが同じ単体部品の中に納められることで、検知部材も、その単体部品内にて誘導電圧が検知可能なしかるべき位置に設けることが容易に可能になる。
上記のようにして本願発明としては、単体部品内において始動回路とともに検知部材を設けることができるので、検知部材を部品周囲にて固定するための部材灯は必要なくなり、その分のコストダウンや部品サイズの縮小、部品実装効率の向上などが図られる。また、誘導電圧が検知可能な位置に対してより厳密に配置させることも可能となり、検知感度も安定してばらつきが解消され、耐ノイズ性も向上する。これにより、装置としての設計効率の向上、信頼性の向上が得られる。このようにして本発明では、点灯始動のための構成について、多様な面での改善が図られる。
ここで、本願発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明するのに先立ち、本願発明に至った背景について説明する。
図18は、従来としてのプロジェクタ装置1の構成例を示している。この図は、主として、プロジェクタ装置1において、光源であるランプ12を点灯駆動するための構成を示す。
光源であるランプ12は、この場合にはHIDランプが用いられる。このランプ12から出射された光源としての光は、光学ユニット13に入射される。光学ユニット13においては、入射された光をビデオ信号に応じたカラー画像光に変換するように構成されており、このカラー画像光をスクリーン14の背面側に拡大投射する。ユーザは、スクリーン14の前面側から観察することで表示画像を視ることができる。
ランプ12は、バラスト電源部11により電力供給を受けることで点灯駆動されるようになっている。バラスト電源部11は、1つの部品装置(部品ユニット)として扱われる。ここでは、バラスト電源部11内に備えられる機能部位として、バラスト電源用マイクロコンピュータ21と、イグニッション回路22を示している。
バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、バラスト電源部11における所定の動作などを制御するためのマイクロコンピュータとされる。
イグニッション回路22は、ランプ12の点灯を開始(始動)させるための回路部であり、ランプ12に高圧パルス(イグニッションパルス)を印加する。
イグニッション検出回路15は、上記イグニッション回路22による始動のための動作が正常に行われたかどうかを検出するための回路部とされ、その検出信号をセット用マイクロコンピュータ10に対して出力するようにされている。セット用マイクロコンピュータ10は、プロジェクタ装置1全体を統括して制御するためのマイクロコンピュータであり、バラスト電源部11を制御するために、バラスト電源用マイクロコンピュータ21とも通信可能に接続されている。
セット用マイクロコンピュータ10は、上記バラスト電源部11に対する制御結果についての自己診断機能を備えるものとされており、このために、イグニッション検出回路15から出力される検出信号に基づいて、例えばランプ点灯に関する状態通知(障害通知)などを実行するようにされる。
上記イグニッション検出回路15には、図示するようにして、アンテナリード線15aが引き出されるようにして備えられている。このアンテナリード線15aには、例えば所定長の導線を被覆した被覆線が用いられる。
イグニッション回路22は、ランプ12の点灯を始動するためにイグニッションパルスを発生して出力する。このイグニッションパルスの出力に応じては比較的大きな電流が流れ、この電流によって誘導電圧が生じる。アンテナリード線15aは、この誘導電圧を検知するためのものとなる。
バラスト電源部11は、実際には、1つの部品装置(部品ユニット)として構成されるもので、アンテナリード線15aは、例えば図19に示すようにして、部品ユニットとしてのバラスト電源部11の本体の周囲に対して、イグニッションパルスが検出可能な位置状態となるようにして這わせられるようにして設けられる。
上記した従来の構成では、図19に示しているように、イグニッション検出のためのアンテナリード線15aを、バラスト電源部11としての部品ユニットの周囲に這わせるようにして設けることになるが、アンテナリード線15aの実際は、細めの被覆線とされて柔らかく、それ自体が線の形状を固定的に維持しにくいので、そのままの状態では規定の位置に固定することが難しい。このために、図19には示していないが、実際には、取り付け具などの部材を利用して、バラスト電源部11に対して位置規制がされるようにして取り付けることになる。このようにして、実際のアンテナリード線15aの取り付けにあたっては、取り付け用の部材が余分に必要となることで、その分のコストアップが生じたり、また、バラスト電源部11の部品ユニットとしての寸法が大きくなるなどの不都合を生む。また、アンテナリード線15aを取り付け用部材に嵌め込むようにして取り付ける作業工程が必要になるなど、製造効率面での不利点も生じる。
また、上記のようにして取り付け用部材などでアンテナリード線15aの取り付け位置を規制したとしても、アンテナリード線15aのたわみや、バラスト電源部11内のイグニッション回路22とアンテナリード線15aとの距離をどうしても厳密に設定できないことなどが要因となって、イグニッションパルスに応じた誘導電圧の検知感度にばらつきが生じやすい。
さらには、図19に示すようなアンテナリード線15aの取り付け構造となることで、実際には、アンテナリード線15aは、例えばイグニッションパルス以外の他の不要な輻射ノイズなども感知しやすい。
さらに、詳細については後述するが、イグニッション検出回路15の内部構成としては、アンテナリード線15aにより得られた誘導電圧を検波して増幅し、さらにこの増幅出力をラッチして出力する必要があり、そのための実際の回路構成などとしても、比較的複雑で部品点数が多くなるという不利点がある。
そこで、本願発明としては上記したような課題、問題が解消されるようにするためのイグニッション検出に関する構成を提案するものである。以下、本願発明について、実施の形態を挙げて説明する。
図1は、本実施の形態としての表示装置の全体構成を模式的に示している。本実施の形態の表示装置としては、HIDランプを光源として用い、この光源を元とする光を液晶パネルにより変調して得られた変調光をスクリーンに拡大投射することにより画像表示を行う、いわゆる液晶プロジェクタ装置とされる。
図1においては、本実施の形態のプロジェクタ装置1の内部構成として、光源となるHIDのタイプのランプ12を点灯駆動するための構成を主体に示している。
プロジェクタ装置1は、光源であるランプ12から発せられた光を光学ユニット13に入射させる。光学ユニット13には、例えばランプ12を光源として入射された光をR(赤),G(緑),B(青)の各色の成分光に分離して、R,G,B各色に対応する光変調素子である液晶パネルに入射させて、ここで光変調を行う。このようにして変調された光が、R,G,B各色に対応する画像光となる。このようにして得られたR,G,Bごとの画像光を再度合成して、投射レンズにより、スクリーン14の背面側に拡大投射するようにされる。このようにしてスクリーン14にはカラー画像が表示されることになり、プロジェクタ装置1のユーザは、スクリーン14の前面側から観察することで表示画像を視るようにされる。
ランプ12のようなHIDランプを点灯駆動するための装置は、ランプに対して点灯駆動のための電力供給を行う機能を有することから、バラスト電源ともいわれる。本実施の形態としても、図1に示すようにして、プロジェクタ装置1内に備えるバラスト電源部11によりランプ12を点灯駆動するようにされている。
バラスト電源部11についての、より具体的な内部構成例については後述するが、この図1では、バラスト電源部11内に備えられる機能部位として、バラスト電源用マイクロコンピュータ21、及びイグニッション回路22を示している。
バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、バラスト電源部11の内部に備えられるもので、バラスト電源部11における各種動作についての制御を実行する。
HIDのタイプとされるランプ12の点灯を開始(始動)させるためには、周知のようにして、高圧のパルスを印加してランプ内での放電を促す必要がある。イグニッション回路22は、ランプ12の始動のために、この高圧パルス(イグニッションパルス)を発生するように構成される回路である。なお、ここでは図示していないが、イグニッション回路22は、始動後においてランプ12を定常駆動する駆動回路系に組み合わされる形態で設けられる。
そして、本実施の形態としては、イグニッション検出回路23をバラスト電源部11の内部に設けるようにされる。この場合のイグニッション検出回路23も、その機能としては、イグニッション回路22の動作の正常性を検出するために設けられるものである。そして、本実施の形態のバラスト電源部11としても、1つの単体部品装置(部品ユニット)とされる。従って、本実施の形態としては、イグニッション回路22と、このイグニッション回路22の動作の正常性を検知するイグニッション検出回路23とが、同じ部品ユニット内に備えられた物理構造を採っていることになる。この場合、イグニッション検出回路23の検出出力は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21に対して入力されるようになっている。
また、図1においては、セット用マイクロコンピュータ10が示されている。
セット用マイクロコンピュータ10は、プロジェクタ装置1における全体の動作を統括して制御するもので、実際には、ユーザインターフェイス制御、映像音声等の入出力制御、表示制御などを実行する。また、バラスト電源用マイクロコンピュータ21と連携することで、バラスト電源部11に関連した制御動作も実行可能とされている。
なお、上記のセット用マイクロコンピュータ10が実行するものとして挙げた制御のうち、映像の入出力制御については、次のようになる。
先ず、この場合のプロジェクタ装置1は、映像信号入力のために、第1映像入力端子24と第2映像入力端子25との、2系統の映像入力端子を備えることとしている。これらの映像入力端子のそれぞれに入力された映像信号は、切換回路26にて、何れか一方が選択されて映像信号処理回路27に対して出力されるようになっている。セット用マイクロコンピュータ10は、この切換回路26における信号選択の動作を制御するようにされる。つまり、切換回路26は、セット用マイクロコンピュータ10の指令に応じて、第1映像入力端子24から入力される映像信号と、第2映像入力端子25から入力される映像信号の何れか一方を選択して映像信号処理回路27への出力を行うようにされる。
映像信号処理回路27では、入力される映像信号について、例えば圧縮符号化に対する復号処理、あるいは入力映像信号がアナログ信号である場合にはA/D変換処理によりデジタル信号に変換するなど、所要の信号処理を施すようにされる。
ドライバ28は、映像信号処理回路27から入力されてくる映像信号に基づいて、例えば光学ユニット13を形成する液晶パネル(光変調素子)を駆動するようにされる。
ここで、図2〜図3を参照して、ランプ12(HIDランプ)の駆動の概念について説明しておく。
図2は、ランプ12の駆動についてのタイミングチャートを示している。
例えば図2(b)に示すようにして、プロジェクタ装置1の電源がオフの状態からオンに切り換えられたとされると、例えばセット用マイクロコンピュータ10は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21に対して、ランプ12の点灯を指示するようにされる。
この指示に応じて、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、バラスト電源部11により例えば図2(a)に示すようにして、ランプ12への駆動電圧(電力)が供給されるように制御することになる。
図2(a)においては、先ず、イグニッション期間が設けられる。イグニッション期間においてはイグニッションパルスといわれる高圧のパルスをランプ12に対して数回印加するようにされる。
このイグニッションパルスは、例えば図3に示すようにして、6mS程度の間隔で発生され、20kV(ここでは27kVp-pとされている)以上の高いピーク値を有する。また、1つのイグニッションパルスの出力期間を拡大してみると、図4のようにして、例えば2.5MHzの周波数による正弦波形となっている。
上記のようにしてイグニッションパルスが印加されることで、ランプ12内部においては放電が開始されることになる。この放電が開始される状態にあるとされるときに、図2(a)に示すようにしてイグニッション回路22によるイグニッションパルスの印加動作(始動動作)を停止させて、定常駆動期間に移行し、ランプに対して所定周波数の交流電圧による定電力を供給する定常動作に切り換える。
そして、例えばメイン電源がオフとされると、ランプ12への定電力供給を停止させて、その点灯も停止させるようにする。
本実施の形態のプロジェクタ装置1においてイグニッション検出機能を与えることの必要性は、例えば図18、図19に示した従来の場合と同様の理由によるが、ここで改めて説明しておく。
図1に示すようなプロジェクタ装置においては、故障の症状の1つとして、ランプ12が点灯しないという状態を考えておくことが必要になるが、ランプ12が点灯しないことの原因としては、大別して、例えばランプ12自体の原因と、ランプ12を駆動するバラスト電源部11側の原因との2つの可能性を考えることができる。
このことから、実際にランプ12が点灯しないという故障が発生した場合には、その原因がランプ自体にあるのか、あるいはバラスト電源部を含むセット側にあるのかが特定できるようにしておけば、原因の特定が容易になって好ましいことになる。
イグニッション検出機能に対応するイグニッション検出回路23は、上記したことを考慮して、バラスト電源部11(セット)側の動作の正常性を判断するために設けられるものである。
なお、ランプ12が点灯状態にあるか否かの判断は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21が、バラスト電源部11内における所定部位の動作状態を監視して判断するようにされているが、その具体例については後述する。
上記のようにして、バラスト電源用マイクロコンピュータ21では、イグニッション検出回路23の出力によるイグニッション回路22の動作の正常性についての判定と、ランプ12が点灯状態にあるか否かの判定とを行うことができるようになっている。これら2つの判断結果に基づき、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、ランプ12が点灯しないことのおおよその原因を推定することが可能になる。
例えば、イグニッション回路22が正常に動作していることが判定されているのにもかかわらず、ランプ12が点灯状態にないとの判定結果が得られているとすれば、バラスト電源部11(セット)側は正常で、ランプ12が単独で故障しているものとして推定することができる。
また、イグニッション回路22が正常に動作していないことが判定されるとともに、ランプ12が点灯状態にないことが判定されたのであれば、少なくともバラスト電源部11(セット)側が故障していることが推定される。
本実施の形態のバラスト電源用マイクロコンピュータ21は、上記した推定結果に基づいて、セット用マイクロコンピュータ10に対して、ランプ点灯に関する状態を通知するメッセージを出力するようにされている。例えば、上記のようにして、ランプ12が単独で故障しているとの推定結果が得られたのであれば、その旨を示すメッセージを出力し、少なくともバラスト電源部11(セット)側が故障しているとの推定結果が得られたのであれば、その旨を示すメッセージを出力する。さらに、ランプ12もバラスト電源部11(セット)側も故障していないとの推定結果に応じては、正常であることのメッセージを出力する。
セット用マイクロコンピュータ10は、入力されるメッセージの内容に応じて、ユーザにその旨を通知するための表示などが行われるように制御を実行する。このような通知の態様例として、1つには、プロジェクタ装置1の本体における所定位置に対してLED(Light Emitting Diode)などを利用した発光表示部を設けることとしたうえで、この発光表示部を、入力されたメッセージ内容に応じて所定パターンで点灯、点滅などさせることが考えられる。
このようにして、本実施の形態のプロジェクタ装置1は、ランプ12が正常に点灯しているか否かを判定するとともに、ランプの点灯について異常が発生しているとされる場合には、その原因を推定することが可能とされている。即ち、ランプの点灯についての自己診断機能を有するものであり、上記のイグニッション検出機能は、この自己診断機能において、ランプ点灯異常の原因を推定するために使用する機能であるということになる。
続いて、本実施の形態におけるイグニッション検出の機能を実現するための構成例について説明していくこととする。
先ず、イグニッション検出のための第1の構成例について、図5及び図6を参照して説明する。
第1例としては、図5に示すように、簡易アンテナ線51を設け、その一端を、イグニッション検出回路23の検波回路部31に入力させるようにする。
ここでは、本実施の形態のイグニッション検出回路23の内部構成を、上記検波回路部31と増幅遅延回路部32から成るものとして示している。
簡易アンテナ線51は、例えば図6に示すようにして、バラスト電源部11内において配置される。
図6に示される基板(プリント配線基板)61は、バラスト電源部11内に備えられているもので、イグニッション回路22としての回路部近傍の配線パターン部が形成されている部分を抜き出して示している。配線パターン部は、例えば銅箔などとされてエッチング処理などにより形成されるものである。
前述もしたように、イグニッション回路22は、ランプ始動のためにイグニッションパルスを発生させるので、実際に基板に形成される配線パターン部においては、イグニッションパルスに応じた電流(イグニッション電流:始動電流)が流れる部分が在ることになる。図6においては、検出ラインパターン部62が、この始動電流が流れる配線パターン部とされる。
第1例としては、簡易アンテナ線51を、この検出ラインパターン部62に対してまたがせるような状態で配置させることとしている。これにより、イグニッションパルスが発生されるのに応じて検出ラインパターン部62にイグニッション電流が流れたとされると、このイグニッション電流に応じて生じた誘導電圧が簡易アンテナ線51にて検知されることになる。
上記のようにして簡易アンテナ線51にて検知された誘導電圧は、図5に示されるイグニッション検出回路23の検波回路部31にて検波される。増幅遅延回路部32では、検波回路部31にて得られた検波出力を入力して増幅を行うと共に、所定の遅延時間を与えて、イグニッション検出回路23の検出出力として、バラスト電源用マイクロコンピュータ21に出力するようにされる。
上記したイグニッション検出回路23の構成であれば、イグニッション回路22が正常に動作してイグニッションパルスを発生させた場合には、所定電圧値による直流が出力されることになる。これに対してイグニッション回路22にてイグニッションパルスが適正に出力できないような異常動作となった場合には、検波出力が得られないことで、0レベル出力となる。このようにして、イグニッション検出回路23は、イグニッション回路22の動作が正常であるか否かに応じて異なる信号を出力するようにされている。そして、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、この信号を取り込んでその値を検知することで、イグニッション回路が正常であるか異常であるかの判断を行うことが可能になる。
ここで、本実施の形態のイグニッション検出回路23において、増幅遅延回路部32により、その出力を遅延させることの必要性について説明しておく。
バラスト電源用マイクロコンピュータ21からみたランプ始動時の手順としては、先ず、イグニッション回路22の動作開始制御を行い、この後において、自身に設定された所定のタイミングで、イグニッション検出回路23から出力される検出信号の取り込みを行うという手順になる。
つまり、イグニッション回路22の動作が開始されてから、バラスト電源用マイクロコンピュータ21が上記検出信号の取り込みを実行するまでのタイミングには、或る程度のタイムラグが生じることになる。そこで、このタイムラグを考慮して、バラスト電源用マイクロコンピュータ21が適正タイミングでイグニッション検出回路23の検出信号を取り込めるように、検出出力の遅延を行うものである。ただし、このタイムラグは、時間的には相当短いものであることから、その遅延時間としても非常に短い時間を設定すればよい。例えば遅延時間の設定を時定数回路などにより行うこととすれば、その時定数としても小さいもので済む。
なお、図5に示されるイグニッション検出回路としての構成は、以降において説明する、図7、図9、図10、図12についても同様とされる。
そして、ここで図5,図6に示す第1例の構成と、従来とを比較してみると次のようなことがいえる。
本実施の形態としては、図6に示したように、基板61上においてイグニッション電流が流れる検出ラインパターン62に非常に近接させた状態で簡易アンテナ線51を設けることができる。このような設置の仕方であれば、例えば従来のアンテナリード線15aのようにして、長さのある被覆導線を取り付け部材などにより固定するような大がかりな構造を採る必要がない。このことから、本実施の形態としては、例えばコストダウンに寄与でき、また、バラスト電源部11の部品サイズの拡大を招くこともない。また、簡易アンテナ線51は、イグニッション電流が流れる検出ラインパターン62に対応させてほぼ適正な位置に配置させることができるので、誘導電圧の検知感度のばらつきは従来と比較して大幅に抑制される、また、簡易アンテナ線51は、従来のアンテナリード線15aと比較すれば非常に短く、また、バラスト電源部11としての部品ユニット内に備えられることで外部からのノイズシールド効果も生じるために、耐ノイズ性能も格段に向上することになる。
続いて、図7及び図8により、本実施の形態のイグニッション検出のための第2の構成例について説明する。
第2の構成例としては、図7及び図8に示すようにして、検出ラインパターン部62に対して、ジャンパ線63をまたがせるようにして基板61に固定的に取り付けている。そして、このジャンパ線63の一端を、例えばハンダ付けなどによりイグニッション検出回路23の検波回路部31の入力と接続するようにされる。
このようにしても、先の第1の構成例の簡易アンテナ線51と同様にして、ジャンパ線63がアンテナとして機能して、検出ラインパターン部62に流れるイグニッション電流により発生する誘導電圧を検知することができる。
また、ジャンパ線は一般にリード線部品などを使用するので、例えば図7に示すような形態を与えれば、その形態を保つことになる。このために、例えば誘導電圧検知の感度のばらつきなどは、より小さくすることができる。
図9は、本実施の形態のイグニッション検出のための第3の構成例を示している。なお、上記第2例の図7と同一とされる部分については同一符号を付して説明を省略する。また、基板61をジャンパ線63が見える面からみた場合の形態は、図8と同様になる。
この図に示す構成としては、例えば基板61が表裏の両面に配線パターンが形成された両面基板、あるいは多層基板であることを想定している。このような場合には、例えば検出ラインパターン部62が形成されている面を表面として、その裏面側に対して裏面側パターン部62Aを形成するようにされる。そして、この裏面側パターン部62Aと、ジャンパ線63とを例えばハンダ付けなどすることで、両者の電気的な接続状態と物理的な結合固定の状態を得るようにしたうえで、さらに裏面側パターン部62Aと検波回路部31の入力との間を、導線などにより接続するようにされる。
この構成では、例えば検波回路部31の入力とジャンパ線63とを接続するのにあたり、実際の作業としては、検波回路部31の入力から引き出される導線を、裏面側パターン部62Aにハンダ付けすることになる。裏面側パターン部62Aについて或る程度以上の面積を与えれば、ハンダ付け作業が行いやすくなる。
図10及び図11は、本実施の形態のイグニッション検出のための第4の構成例を示している。
これらの図に示す構成としては、基板61において形成されている検出ラインパターン部62の一部分に沿うようにして、アンテナパターン部64が形成されている。このアンテナパターン部64も、基板61に対して配線パターンを形成する工程により検出ラインパターン部62と同様にして形成されるものである。そして、この例では、アンテナパターン部64が、これまでの例における簡易アンテナ線51、あるいはジャンパ線63と同様にして、検出ラインパターン部62に流れるイグニッション電流に応じた誘導電圧を検知することになる。そこで、図10に示しているように、アンテナパターン部64の一端を検波回路部31の入力と接続すれば、これまでの例と同様にして、イグニッション検出回路23によりイグニッション回路22の動作の正常性を検出できることになる。
この構成は、アンテナパターン部64が、既に基板上のプリント配線パターンとして形成されていることから、誘導電圧を検知するための検知部材を別途用意して設ける必要がないために、経済的であり、また、形成も容易である。また、基板に対して平面的に形成されるので、検知部材のための高さ空間を確保する必要もなく、実装スペース設定の自由度も最も高い。
図12及び図13は、本実施の形態のイグニッション検出のための第5の構成例を示している。この図に示す構成も、例えば基板61が表裏の両面に配線パターンが形成された両面基板、あるいは多層基板であることを想定している。
この場合には、基板61において、検出ラインパターン部62が形成されている面の反対側の面に対して、アンテナパターン部64Aを形成している。なお、この場合においては、検出ラインパターン部62とアンテナパターン部64Aの長手方向がほぼ直交するような関係としている。このようにして形成、配置されるアンテナパターン部64Aも、先の例の簡易アンテナ線51やジャンパ線63などと同じようにして、検出ラインパターン部62に流れるイグニッション電流に応じて生じる誘導電圧を検知できる。例えば、検出ラインパターン部62側における基板面の配線パターン部の形成の仕方などによっては、図11の例のようにして、検出ラインパターン部62と同じ基板面にアンテナパターン部64を形成することがスペース上の問題で困難になるような状況もあると考えられるが、このような場合に、第5例を採用することが有用になってくる。
図14は、上記図5〜図13により説明した、イグニッション検出のための第1例〜第5例の何れかの構成を適用した場合に対応する、バラスト電源部11の内部回路構成例を示している。なお、この図では、イグニッション検出のための第1例の構成を適用している。
バラスト電源部11には、200V〜450Vの範囲における規定レベルの直流の入力電圧Vinが入力されるようになっており、この入力電圧Vinは、DC/DCダウンコンバータ101に対して入力される。また、後述するDC/DCコンバータ104にも分岐して入力されるようになっている。
DC/DCダウンコンバータ101は、スイッチングコンバータを備え、入力電圧Vinを入力して直流−直流電力変換を行って、入力電圧Vinよりも低い規定レベルによる直流を出力する。この直流としての電源出力は、インダクタ、コンデンサなどが接続されるラインを経由して、フルブリッジドライバ102に入力される。
フルブリッジドライバ102は、FET(電界効果トランジスタ)などによる4組のスイッチング素子(回路)によりフルブリッジ形式のスイッチングコンバータを形成し、DC/DCダウンコンバータ101から入力される直流を入力してスイッチング動作を行うことで、矩形波の交流を出力するようにされる。
このフルブリッジドライバ102の交流出力は、コモンモードチョークコイルCMCからイグニッション回路22を介してランプ12に印加されるようになっている。つまり、ランプ12は、フルブリッジドライバ102側からの交流の電力供給を受けて点灯駆動されるようになっている。
イグニッション回路22は、これまでにも説明してきたように、ランプ12を始動させるためのイグニッションパルスを生成してランプ12に印加するようにされる。この図に示されるイグニッション回路22によるイグニッションパルス生成のための動作については、後述するが、例えば図6などに示された検出ラインパターン部62は、この図では、放電管(スパークギャップ)H1と、イグナイタ103aの一次巻線L11との間のラインの位置が対応する。図14では、このラインの位置に対して簡易アンテナ線51を配置していることを示している。この図においても、簡易アンテナ線51の一端はイグニッション検出回路23の入力と接続されており、イグニッション検出回路の出力は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21に入力されるようになっている。
後述するように、ランプ12の始動後において定常的に点灯駆動させるときには、ランプ12に対して一定電力を供給する。PWM制御回路103は、このために定電力制御を行うものとして設けられる。
PWM制御回路103には、DC/DCダウンコンバータ101の出力ラインの電圧を検出して得られる検出電圧Svが入力される。また、DC/DCダウンコンバータ101の出力ラインに流れる電流を検出した検出電流Scrと、バラスト電源用マイクロコンピュータ21から出力される電流値信号Ccrを加算器により加算した値が入力される。PWM制御回路103は、これらのフィードバック入力を用いてDC/DCダウンコンバータ101のスイッチング動作についてPWM制御を行って、この結果、ランプ12に定電力を供給するようにされる。
DC/DCコンバータ104は、入力電圧Vinを入力して電力変換を行い、例えば12V程度の直流電源を生成して出力する。この直流電源は、PWM制御回路103及びフルブリッジドライバ102等に対して供給される。また、レギュレータ105により5Vの電圧値に安定化されたうえで、バラスト電源用マイクロコンピュータ21の動作電源として供給される。
バラスト電源用マイクロコンピュータ21には、例えばセット用マイクロコンピュータ10側から出力されるオン/オフ(ON/OFF)信号をフォトカプラ106を介して取り込むことができるようにされている。このオン/オフ信号は、例えばプロジェクタ装置のメイン電源のオン/オフを示す信号である。
例えばこのオン/オフ信号が、オフからオンを示す状態に変化したとすると、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、後述するようにして、イグニッション回路22を動作させてイグニッションパルスを発生させてランプ12に印加し、ランプ12の点灯を開始させる。
また、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、前述もしたように、ランプ点灯に関する状態を通知するメッセージを出力する。このメッセージは、例えばフォトカプラ107を介して出力するようにされる。
図14に示されるイグニッション回路22の動作について説明する。
先ず、例えばバラスト電源用マイクロコンピュータ21は、フォトカプラ106を介して取り込んだ信号により、メイン電源がオフからオンに切り換わったことを検知すると、フルブリッジドライバ102におけるスイッチング周波数について、例えばランプ始動用の100kHz程度を設定するための指令を行う。この指令には、例えば周波数制御信号Sfを用いる。この指令が、イグニッション回路22におけるイグニッションパルス生成動作を促す。つまり、イグニッション回路22を動作させてランプ12を始動開始させるためのトリガとなる。
この指令に応じて、フルブリッジドライバ102は、例えば100kHzのスイッチング周波数によりスイッチングを行って交流電源を出力する。この交流電源は、コモンモードチョークコイルCMCのインダクタL1、L2を経由するようにしてイグニッション回路22に供給される。
イグニッション回路22においては、その入力段において両極ラインに対して並列となるようにしてコンデンサC1が接続されている。フルブリッジドライバ102から出力される交流が上記したイグニッション用の周波数100kHzである場合には、このコンデンサC1と、コモンモードチョークコイルCMCのインダクタL1、L2とにより共振回路が形成される。この共振出力は、コンデンサC3、C4、ダイオードD1、D2から整流回路部によって整流され、コンデンサC2への充電が行われる。
このようにしてコンデンサC2への充電が行われていき、このコンデンサC2の両端電圧が一定以上(例えば800V以上)になると、コンデンサC2と接続されている放電管H1が放電する。放電管H1の放電が生じると、イグナイタ103aにおける一次巻線L11に、放電管H1を介してパルス電流が流れ、これに伴って、イグナイタ103aの二次巻線L21、L22には例えば図3,図4に示したような、20kV以上のパルスが発生しランプ12の電極に印加される。このパルスがイグニッションパルスであり、ランプ12の放電を生じさせることになる。
イグニッション回路22は、このような動作を、フルブリッジドライバ102からの始動用の交流(100kHz)の印加に応じて、例えばランプ12が放電状態となるまで数回繰り返し行うようにされる。つまり、図2との対応では、イグニッション期間としての動作が得られる。
そして、このようにしてイグニッション回路22が動作している期間においては、上記した動作説明から理解されるように、イグニッションパルスの発生と同時とみてよいタイミングで、コンデンサC2から放電管を介してインダクタL11に大きなレベルの放電電流が流れる。この電流が、これまでに説明したイグニッション電流となるものであり、このイグニッション電流を検出すれば、イグニッションパルスが発生しているか否かを判定できることになる。このために、本実施の形態としては、例えばイグニッション電流が流れるとされるラインに相当する基板上の検出ラインパターン部62の近傍に対して、簡易アンテナ線51、ジャンパ線63、アンテナパターン部64などの検知部材を配置し、イグニッション電流が流れることで発生する誘導電圧を検知しようとしているものである。
なお、確認のために述べておくと、図14においては、イグニッション電流が流れるとされるラインに相当する基板上の検出ラインパターン部62と対応する回路部位を、放電管H1とイグナイタ103aの一次巻線L11との間を接続するラインとしており、このラインに対して、例えば簡易アンテナ線51などの検知部材を配置させるようなイメージを示しているが、この例に限定されるものではない。つまり、検知部材を配置させる対象となる基板上の検出ラインパターン部62としては、イグニッション電流が流れるライン部位に対応する配線パターン部であればよい。例えば、図14の回路構成の場合であれば、コンデンサC2と放電管H1との間のラインにもイグニッション電流が同じように流れるので、このラインに対応する配線パターン部を検出ラインパターン部62としたうえで、検知部材を配置するような構成とすることも考えられるものである。
上記した始動の動作によりランプ12において放電状態が得られて点灯を開始したとされるタイミングに応じて、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、周波数制御信号Sfにより、フルブリッジドライバ102のスイッチング周波数を100kHzから、例えば180Hzに切り換えるための指令を行う。
この指令に応じてフルブリッジドライバ102から出力される交流の出力は180Hzとなる。この周波数では、イグニッション回路22では、コンデンサC1とインダクタL1、L2による共振動作は生じないものとなり、例えば上記180Hzの交流出力がランプ12に印加されることになる。この交流電源の印加により、以降、ランプ12内部の放電状態が継続される。つまり、図2との対応では、定常駆動期間によりランプが継続的に点灯駆動される状態となる。
また、この定常駆動を行っている状態では、先に説明したように、PWM制御回路103により、ランプ12に対して供給される電源の電力が一定となるようにして制御が行われる。この定電力制御のためには、例えばバラスト電源用マイクロコンピュータ21が、検出電圧Svを取り込んで、その電圧値に応じた目標電流値を決定し、その電流値を示す信号である電流値信号Ccrを出力する。この電流値信号Ccrを加味したPWM制御がPWM制御回路103により行われることで、ランプ12への供給電力が一定となるようにされる。
また、イグニッション期間においては、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、イグニッション検出回路23の検出出力を取り込むようにされる。これにより、イグニッション回路22が正常に動作したか否かが判定できる。
また、バラスト電源用マイクロコンピュータ21は、例えば検出電圧Svを取り込んでその値を所定の閾値と比較し、閾値以上であればランプ12が点灯していると判定し、閾値未満であれば、ランプ12は点灯していないと判定するようにされる。
そして、これらの判定結果を利用して、先に説明したように、ランプ12の点灯についての状態を推定し、その状態を示すメッセージをセット用マイクロコンピュータ10に出力するようにされる。
図15は、本実施の形態としてのイグニッション検出回路23についての、より具体的な回路構成例を示している。なお、この図においては、検知部材として、上記第4又は第5例に対応するアンテナパターン部64を示しているが、これ以外の検知部材であっても、この図に示すイグニッション検出回路23の構成が採られることについて特に問題は無い。
アンテナパターン部64(検知部材)にてイグニッション電流に応じた誘導電圧を検知すると、イグニッション検出回路23には、その誘導電圧が交番電圧として入力される。イグニッション検出回路23では、この入力された交番電圧をダイオードD11及びコンデンサC11から成る検波回路(整流回路)により検波し、抵抗R11(及びR12)とコンデンサC11の時定数回路を介するようにして、トランジスタQ1のベースに供給する。トランジスタQ1は、一定以上のベース電位が与えられると導通し、コレクタの増幅出力として検出信号を出力する。
このような回路構成とされることで、本実施の形態のイグニッション検出回路23は、検知部材によりイグニッション電流に応じた誘導電圧を検知したとされるタイミングから、上記時定数回路(抵抗R11(及びR12)とコンデンサC11)の時定数に応じた遅延時間により、検出信号を出力するようにされる。このようにして、イグニッション検出回路23は、先の図5などにおいて示したように、検波回路部31としての機能回路部と、増幅遅延回路部としての機能回路部位が組み合わされた構成となっていることが分かる。
なお、イグニッション検出回路23により遅延時間を与えるのは、前述もしたように、バラスト電源用マイクロコンピュータ21側における検出信号の取り込みタイミングに、イグニッション検出回路23の検出信号の出力タイミングを合わせるためである。
ここで、上記のようにして構成される本実施の形態のイグニッション検出回路23と、従来において使用されていたイグニッション検出回路とについて比較を行っておく。
図16は、例えば図18に示した構成において備えられているとされるイグニッション検出回路15の内部構成をブロック的に示している。この図に示すようにして、イグニッション検出回路15は、検波回路部41、増幅回路部42、及びラッチ回路部43とを備える構成とされている。
アンテナリード線15aにより検知されたイグニッション電流に応じた誘導電圧は、検波回路部41により検波され、増幅回路部42により増幅が行われる。そして、増幅回路部42の出力をラッチ回路部43によりラッチして、セット用マイクロコンピュータ10に対して検出信号として出力する。
上記のようにして、従来のイグニッション回路15では、イグニッション電流に応じた誘導電圧を検知すると、その検出信号をラッチすることで、例えばイグニッション期間の終了後においても継続して検出信号が出力されるようにしている。このようにして検出信号をラッチする構成を採るのは、次のような理由による。
図18によると、イグニッション検出回路15は、セット用マイクロコンピュータ10、及びバラスト電源用マイクロコンピュータ21とは別の機能回路ブロックとして示されている。このことは、イグニッション検出回路15が、プロジェクタ装置1において、セット用マイクロコンピュータ10やバラスト電源用マイクロコンピュータ21とは別の独立した単体部品として備えられていることを示している。例えば本実施の形態では、イグニッション検出回路23をバラスト電源部11に備えることとしているので、イグニッション検出回路23の検出信号は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21が取り込むように構成することができる。しかしながら、図18に示すような構成の場合には、イグニッション検出回路15の検出信号は、バラスト電源用マイクロコンピュータ21に対して入力させるよりも、セット用マイクロコンピュータ10に入力させるほうが、回路、部品のセットアップ、組み込みなどが容易になる。また、最終的にランプの点灯状態を外部に通知するための制御は、セット用マイクロコンピュータ10が行うことを考慮しても、イグニッション検出回路15の検出信号をセット用マイクロコンピュータ10に出力させることのほうが好ましいといえる。
但し、このようにして、イグニッション検出回路15の検出信号をセット用マイクロコンピュータ10が取り込むように構成した場合には、次のような不都合が生じる。
ランプを点灯開始させるためにイグニッション回路22を始動させる制御は、セット用マイクロコンピュータ10の指令に応じて、バラスト電源部11内のバラスト電源用マイクロコンピュータ21が行う。この場合において、イグニッション回路22を直接的に始動制御するのは、バラスト電源用マイクロコンピュータ21となるので、セット用マイクロコンピュータ10は、イグニッション回路22が始動されるタイミングを正確に知ることができず、或る程度長い時間幅をもって推測することしかできない。そのうえで、セット用マイクロコンピュータ10がイグニッション検出回路15の検出信号を取り込むタイミングは、セット用マイクロコンピュータ10の処理性能にもよるが、或る程度の時間間隔を持って行われる。従って、例えばイグニッション検出回路15が、単純に、イグニッションパルス(イグニッション電流)の発生に応じたタイミングのみにより検出信号を出力するような構成しかとらないこととすれば、セット用マイクロコンピュータ10が検出信号を取り込むタイミングと、検出信号が出力されるタイミングがずれた場合には、イグニッション回路22が正常であるのに関わらず、異常であるとの判定結果が得られてしまうことになる。
そこで、従来においては、上記しているように検出信号の出力をラッチして継続的に出力させることとして、セット用マイクロコンピュータ10が正常に検出信号を取り込めるようにしているものである。
図17に、従来のイグニッション検出回路15についての、より具体的な構成例を示す。
例えばアンテナリード線15aにより検知されたイグニッション電流に応じた誘導電圧は、交番電圧として入力され、ダイオードD21及びコンデンサC21から成る検波回路により検波される。そして、この検波回路の出力は、抵抗R21、R22及びツェナーダイオードZDにより一定のベース電位が与えられて、トランジスタQ11に印加され、トランジスタQ11が導通することになる。
トランジスタQ11が導通することによっては、トランジスタQ12が導通し、そのコレクタ出力を抵抗R30、R31により分圧して得られる電圧値が検出信号として出力される。
ここで、トランジスタQ12は、例えばアンテナリード線15aからの交番電圧の入力が停止した後も、例えばコンデンサC21と抵抗R21(及びR22)の時定数に応じた或る時間の間は導通状態を維持する。つまり、検出信号のラッチが行われる。
ただし、セット用マイクロコンピュータ10が確実にイグニッション検出回路15の検出信号の取り込みを完了させたとされる以降の期間においてまで、検出信号をラッチした状態で出力させておくことは好ましくない場合もあるので、実際のイグニッション検出回路15としては、リセット回路も備えられている。
この場合のリセット回路は、トランジスタQ13、Q14とその周辺の抵抗素子などにより形成される。
例えばセット用マイクロコンピュータ10が検出信号を取り込んだ後のタイミングで、セット用マイクロコンピュータ10からHレベルのリセット信号が出力される。このリセット信号の入力に応じてトランジスタQ13、Q14が導通すると、トランジスタQ11のベースはアース電位となり、また、トランジスタQ12のコレクタも抵抗R29を介してアースと接地されることになる。これにより、以降はトランジスタQ12がオフとなってそのコレクタ出力は停止され、これに伴って検出信号の出力も停止する。つまり、検出信号出力がリセットされる。
ここで、上記図17に示した従来のイグニッション検出回路15と、先に図15に示した本実施の形態のイグニッション検出回路23とを比較して分かるように、従来のほうが、部品点数が多く、また回路規模も大きいことが分かる。つまり、本実施の形態のイグニッション検出回路23としては、検波出力をラッチする回路と、さらにラッチ出力をリセットする回路は不要であり、、これによる部品点数の大幅な削減、回路規模の縮小が図られているものである。
なお、本願発明としては、これまでに説明した実施の形態としての構成に限定されるものではない。
例えば、イグニッション検出回路23の細部における具体的な回路構成や、イグニッション回路22を含むバラスト電源部11の内部構成、回路構成などの細部は適宜変更されてかまわない。
また、実施の形態では、本願発明に基づいた点灯駆動装置、光源装置を、背面投射型のプロジェクション表示装置に適用しているが、これ以外の表示装置に適用できる。例えば前面投射型のプロジェクション装置の光源装置などにも適用可能とされる。また、一般的な液晶ディスプレイパネルの光源部である、いわゆるバックライトユニットなどに適用することも可能とされる。
また、HIDランプなどの放電灯は、表示装置の光源以外にも、例えば照明などの光源としても使用することが可能であり、本願発明は、このような照明としての光源を駆動する回路、装置として適用することもできる。また、ランプの種類としても、HIDランプに限定されるものではなく、例えば一定以上の電圧値のパルス(交流)を印加させることで点灯が開始できるような種類のものであればよい。
本願発明の実施の形態としての表示装置である、プロジェクタ装置の構成例を示す図である。 ランプの点灯駆動方式例を示すタイミングチャートである。 ランプの点灯を開始させるために印加するイグニッションパルスを示す波形図である。 ランプの点灯を開始させるために印加するイグニッションパルスを示す波形図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第1の構成例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第1の構成例に応じた基板上の検知部材の配置態様例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第2の構成例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第2の構成例に応じた基板上の検知部材の配置態様例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第3の構成例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第4の構成例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第4の構成例に応じた基板上の検知部材の配置態様例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第5の構成例を示す図である。 本実施の形態のイグニッション検出のための第5の構成例に応じた基板上の検知部材の配置態様例を示す図である。 実施の形態におけるバラスト電源部の内部構成例を示す図である。 実施の形態のイグニッション検出回路の内部構成例を示す回路図である。 従来としてのイグニッション検出のための構成例を示す図である。 従来としてのイグニッション検出回路の内部構成例を示す回路図である。 従来におけるプロジェクタ装置の内部構成例を示す図である。 従来におけるバラスト電源部に対するアンテナリード線の配置例を示す図である。
符号の説明
1 プロジェクタ装置、11 バラスト電源部、12 ランプ、13 光学ユニット、14 スクリーン、21 バラスト電源用マイクロコンピュータ、22 イグニッション回路、23 イグニッション検出回路、24 第1映像入力端子、25 第2映像入力端子、26 切換回路、27 映像信号処理回路、28 ドライバ、31 検波回路部、32 増幅遅延回路部、51 簡易アンテナ線、61 基板、62 検出ラインパターン部、62A 裏面側パターン部、63 ジャンパ線、64・64A アンテナパターン部

Claims (9)

  1. ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、
    上記ランプの点灯を開始させるために上記ランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、
    上記始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、上記始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、上記検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて、上記始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを、1つの単体部品としてまとめるようにして構成する、
    ことを特徴とする点灯駆動装置。
  2. 上記始動動作検出手段は、
    アンテナ線としての上記検知部材が、上記回路基板において形成されている上記始動電流が流れる配線パターン部の近傍において、上記誘導電圧を検知可能なようにして配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の点灯駆動装置。
  3. 上記始動動作検出手段は、
    導線としての上記検知部材が、上記回路基板において形成されている上記始動電流が流れる配線パターン部の近傍において上記誘導電圧を検知可能なようにして、上記回路基板に固定的に取り付けられて配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の点灯駆動装置。
  4. 上記回路基板において形成されている上記始動電流が流れる配線パターン部の近傍において上記誘導電圧を検知可能なようにして、上記回路基板に形成される導体パターンとしての上記検知部材が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の点灯駆動装置。
  5. 上記導体パターンとしての検知部材は、
    上記始動電流が流れる配線パターン部と同じ基板面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の点灯駆動装置。
  6. 上記導体パターンとしての検知部材は、
    上記回路基板において、上記始動電流が流れる配線パターン部とは異なる層の基板面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の点灯駆動装置。
  7. 上記始動回路の動作の開始を制御可能とされるとともに、取り込みを行った上記動作状態通知信号を利用して所定の処理を実行するようにされた制御手段、
    を上記単体装置内にさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の点灯駆動装置。
  8. 光源を形成するランプと、
    ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、
    上記ランプの点灯を開始させるために上記ランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、
    上記始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、上記始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、上記検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて、上記始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを備え、
    少なくとも、上記点灯駆動回路と、上記始動回路と、上記始動動作検出手段とを1つの単体部品としてまとめるようにして構成される、
    ことを特徴とする光源装置。
  9. 光源となるランプと、このランプを点灯駆動する点灯駆動装置と、上記光源から発せられる光を利用して画像表示を行うようにされた画像表示部とを備え、
    上記点灯駆動装置は、
    上記ランプを点灯駆動するための点灯駆動回路と、
    上記ランプの点灯を開始させるために上記ランプに印加する始動電圧を生成する始動回路と、
    上記始動回路により生成される始動電圧に応じて流れる始動電流により発生する誘導電圧を検知するための検知部材を、上記始動回路が形成される回路基板においてその検知が可能なようにして設け、上記検知部材により検知される誘導電圧の状態に応じて、上記始動回路が正常に動作したか否かを示す動作状態通知信号を出力する始動動作検出手段とを備え、
    さらに、少なくとも、上記点灯駆動回路と、上記始動回路と、上記始動動作検出手段とを1つの単体部品としてまとめるようにして構成される、
    ことを特徴とする表示装置。
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JP2010003666A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ampower Technology Co Ltd バックライトモジュール

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